JPS60244949A - カラ−写真感光材料の処理方法 - Google Patents

カラ−写真感光材料の処理方法

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JPS60244949A
JPS60244949A JP10235484A JP10235484A JPS60244949A JP S60244949 A JPS60244949 A JP S60244949A JP 10235484 A JP10235484 A JP 10235484A JP 10235484 A JP10235484 A JP 10235484A JP S60244949 A JPS60244949 A JP S60244949A
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JP
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group
general formula
bleaching
silver
color
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JP10235484A
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English (en)
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Shinzo Kishimoto
伸三 岸本
Akira Abe
安倍 章
Shigeru Ono
茂 大野
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/42Bleach-fixing or agents therefor ; Desilvering processes
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/34Couplers containing phenols
    • G03C7/346Phenolic couplers

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、カラー写真感光材料の処理方法に関するもの
であり、特に漂白時間を短縮しても写真性が悪化しない
改良されたカラー写真処理方法に関するものである。
(従来技術) 一般に、ハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理の基本
工程は、発色現像工程と脱銀工程である。
すなわち、露光されたハロゲン化銀カラー写真材料を、
発色現像工程に入れる。ここでは発色現像主薬によジハ
ロゲン化銀が還元されて銀を生ずるととも忙、酸化され
た発色現像主薬は発色剤と反応して色素の画像を与える
。しかるのちに、カラー写真材料を脱銀工程に入れる。
ここでは、酸化剤(漂白剤と通称する)の作用により前
の工程で生じた銀が酸化されたのち、定着剤と通称され
る銀イオンの錯化剤によって溶解され、除かれる。
したがって、これらの工程を経た写真材料には色素画像
のみが出来上がる。実際の現像処理は、上記の発色現像
および脱銀と云う二つの基本工程のほかに、画像の写真
的、物理的品質を保つため、あるいは画像の保存性を良
くするため等の補助的な工程を含んでもよい。たとえば
、処理中の感光層の過度の軟化を防ぐための硬膜浴、現
像反応を効果的に停止させる停止浴、画像を安定化させ
る画像安定浴あるいは支持体のバッキノグ層を除くため
の脱膜浴などが挙げられる。
一般に、漂白液には酸化剤として赤血塩が使用されてい
る。しかし、赤血塩を使用した漂白液の欠点は、疲労し
た漂白液を交換しなければならないこと、処理中のオー
バーフロー及び漂白後水洗水への持ち込みなどで排出さ
れるフェリシアンイオン及びその還元形のフェロシアン
イオンが光化学酸化を受けてシアン化合物を生成するこ
とである。これらのシアン化合物は毒性が強く、大きな
害を与える。
他方、従来から赤血塩以外の漂白剤としては重クロム酸
カリウム、第2鉄塩、過硫酸塩、キノン、銅塩などが使
用されているが、酸化力が弱いこと及び取り扱いにくい
という欠点を有している。
近年カラー写真感光材料において、処理の迅速簡略化と
環境汚染防止が要請されている観点から第λ鉄イオン錯
塩(例えば、アミノポリカルボン酸第二鉄イオン錯塩等
とくにEDTA−鉄(III )錯塩)を主体とした漂
白処理方法が主に利用されている。
しかし、第λ鉄イオン錯塩の漂白浴の欠点は漂白刃が弱
いために、漂白するのに長時間を要することである。
このため種々の漂白促進剤を漂白液に添加することが提
案されている。なかでも後述する一般式(II−a)ま
たは(11−b)で示される化合物を漂白液に添加して
用いると漂白処理に要する時間を著しく短縮でき、2分
30秒以下とすることもできる。
このことは処理の迅速化といった観点において非常に有
用なことである。
しかしながら、これらの化合物を用いて漂白処理の時間
を短縮すると、写真特性の悪化、特にシアンの階調が軟
調化するといった問題が生じる。
このような問題は、漂白処理後水洗を行なわないで直接
定着処理を行なう方法において特に問題となっていた。
(発明の目的) 本発明の第一の目的は、漂白処理を非常に短時間に行な
っても写真性が悪化することがない改良されたカラー写
真感光材料の処理方法を提供することにある。また特に
、漂白処理の後、水洗を行なわないで直接定着処理をす
る処理方法においても、漂白処理を非常に短時間に行な
っても、写真性が悪化することがない改良されたハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料の処理方法を提供することに
ある。
(発明の構成) 本発明の上記諸口的は、露光されたノ・ロダン化銀撮影
用カラー写真感光材料を発色現像後、漂白液で処理し、
更に定着処理する方法において、該ハロゲン化銀撮影用
カラー写真感光材料が下記の一般式(1−a)または(
I−b)で示されるシアン色素形成カプラーを含有し、
該漂白液が下記の一般式([−a)tたは(II−b)
で示される化合物を含有し、かつ漂白液による処理時間
が実質的に2分30秒以下とすることによって達成する
ことができた。
一般式C7−8) 1 一般式(1−b) 2 〔式中H,1、B 2およびR4は置換もしくは無置換
の脂肪族基、アリール基または複素環基を表わし R3
およびR6は水素原子、)・ロゲン原子、置換もしくは
無置換の脂肪族基、アリール基、アシャアミノ基、また
はR3は几2と共に含窒素の!ないし6員環を形成する
非金属原子群を表わし、R5は置換していてもよいアル
キル基(好ましくは総炭素数2以上)を表わし、zlお
よびz2は水素原子もしくは現像主薬との酸化カップリ
ング反応時に離脱可能々基を表わし、nはO又はlを表
わす。) 一般式(II−a) 一般式(II−b) (式中lL7、R8、Ro及びRlGは同一でも異なっ
てもよく、水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキ
ル基又はアシル基を表わす。m及びlは7〜3の整数で
ある。R7とR8及びR9と”ioは互いに連結して猿
を形成してもよい。)次に一般式(I−a)及びCI−
b )について詳しく説明する。
本発明の一般式(1−a)または()−b)で示される
シアン色素形成カプラーにおいて、R% 、RおよびR
4は炭素数l〜32の脂肪族基(例えば、メチル基、ブ
チル基、トリデシル基、シクロヘキシル基、アリル基な
ど)、アリール基(例えば、フェニル基、ナフチル基な
ど)、又は複素環(例えば、コーピリジル基、λ−イミ
ダゾリル基、コーフリル基、t−キノリル基など)を表
わし、これらは、アルキル基、アリール基、複素環基、
アルコキシ基(例えば、メトキシ基、2−メトキシエト
キシ基など)、アリールオキシ基(例えば、コ、≠−ジ
ーtert−アミルフェノキシ基、λ−クロロフェノキ
シ基、μmシアノフェノキ7基など)、アルケニルオキ
7基(例えば、コープロベニルオキシ基など)、アシル
基(例えば、アセチル基、ベンゾイル基など)、エステ
ル基(例えば、ブトキシカルボニル基、フェノキシカル
ボニル基、アセトキシ基、ベンゾイルオキシ基、フトキ
シスルホニル基、トvエンスヤホニルオキシ基など)、
アミド基(例えば、アシルアミノ基、エチルカA//Z
モイル基、ジメチυカルバモイル基、メタンスルホンア
ミド基、ブチ髪スセファモイル基など)、スルファミド
基(例えば、ジプロピルスセファモイルアミノ基など)
、イミド基(例えば、サクシンイミド基、ヒダントイニ
ル基など)、ウレイド基(例えばフェニルウレイド基、
ジメチシウレイド基など)、脂肪族もしくは芳香族スル
ホニル基(例えば、メタンスルホニジ基、フェニルスル
ホニル基など)、脂肪族もしくは芳香族チオ基(例えば
、エチルチオ基、フエニvfオ基など)、ヒドロキシ基
、シアノ基、カヤボキシ基、ニトロ基、スヤホ基、ハロ
ゲン原子などから選ばれた基で置換していてもよい。
一般式CI−a)においてRは水素原子、ハロゲン原子
、脂肪族基、アリール基、アシルアミノ基もしくはRと
共に含窒素のjないしt員環を形成する非金属原子群を
表わす。ここで置換可能な置換基にはRで述べた置換し
てもよい置換基で置換していてもよい。
一般式CI−a)においてnはO又はlを表わす。
WZ式(I−b)においてR5は炭素数が少なくとも2
以上の置換していてもよいアシキル基(例えば、エチル
基、プロピル基、メチル基、べ、ンタデシ々基、ter
t−メチル基、シクロヘキシシ基、シクロヘキシルメチ
ル基、フェニルチオメチル基、ドデシルオキシフエニャ
チオメチル基、ブタンアミトメチャ基、メトキシメチυ
基など)を表わす。
一般式(1−b )においてRは水素原子、ノ・ロゲン
原子、脂肪族基、アリール基、アシルアミノ基を表わす
一般式(I−a)および一般式(T−b )においてZ
 およびz2はそれぞれ水素原子又はカッシリング離脱
基を表わし、その例を挙げると、ノ・ロゲン原子(例え
ば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子など)、アルコキ
シ基(例えば、エトキシ基、ドデシルオキ7基、メトキ
シエチルカルバモイルメトキシ基、カルボキシプロピル
オキシ基、メチルスルホニセエトキシ基など)、アリー
ルオキシ基(例えば、≠−クロロフェノキシ基、a−メ
トキシフェノキシ基、≠−カルボキシフェノキシ基など
)、アセトキシ基(例えば、アセトキシ基、テトラゾカ
ッイルオキシ基、ベンゾイルオキシ基など)、スルホニ
ヤオキシ基(例えば、メタンスルホニルオキシ基、トル
エンスルホニルオキシ基など)、アミド基(例えば、ジ
クロロアセチルアミノ基、ヘプタフルオロブチリシアミ
ノ基、メタンスルホンアミド基、トルエンスルホニルア
ミノ基など)、アヤコキシカルポニルオキシ基(例えば
、エトキシカルボニルオキシ基、ベンジルオキシカルボ
ニルオキシ基など)、アリールオキ7カルボニヤオキシ
基(例えば、フェノキシカルボニルオキシ基など)、脂
肪族もしくは芳香族チオ基(例えば、エチルチオ基、フ
ェニルチオ基、テトラゾリルチオ基など)、イミド基(
例えば、スクシンイミド基、ヒダントイニシ基など)、
芳香族アゾ基(例えば、フェニルアゾ基など)などがあ
る。これらの離脱基は写真的に有用な基を含んでいても
よい。
一般式(I −a )において好ましいR1はアリール
基、複素環基であり、ハロゲン原子、アシキル基、アル
コキシ基、アリ−ジオキシ基、アシルアミノ基、アシル
基、カルバモイル基、スジホンアミド基、スルファモイ
ル基、スルホニ9基、スルファミド基、オキシカルボニ
ジ基、シアノ基で置換された了り一ヤ基であることが更
に好ましい。
一般式([−a)においてR3とfL2で環を形成しな
い場合、R2は好ましくは置換もしくは無置換のアシキ
レ基、アリール基であり、特に好ましくは置換アリール
オキシ置換のアルキル基であり、Rは好ましくは水素原
子である。
一般式((−b)において好ましいR4は置換もしくは
無置換のアシキル基、アリール基であり特に好ましくは
置換アリールオキシ置換のアルキル基である。
一般式(j−b)において好ましいR5は炭素数2から
/jのアシキル基および炭素数1以上の置換基を有する
メチル基であり、置換基としてはアリールチオ基、アシ
キルチオ基、アシルアミノ基、アリールオキシ基、アシ
キルオキシ基が好ましい。
一般式(1−b)においてRは炭素数1からisのアセ
キャ基であることが更に好ましく炭素数2から≠のアル
キル基であることが特に好ましい。
一般式CI−b)において好ましい几 は水素原子、ハ
ロゲン原子であり塩素原子およびフッ素原子が特に好ま
しい。
一般式(I−a)および(1−b)において好ましいZ
lおよびZ2はそれぞれ水素原子、ノ・ロゲン原子、ア
ヤコキシ基、アリールオキシ基、アシルオキシ基、スル
ホンアミド基である。
一般式CI−b)においてZ2はノ・ロゲン原子である
ことが好ましく塩素原子、フッ素原子が特に好ましい。
一般式(I−a)においてn=oの場合、z2はハロゲ
ン原子であることが更に好ましく、塩素原子、フッ素原
子が特に好ましい。
以下に一般式(1−a)およびCI−t))で表わされ
る具体的化合物を列挙するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
(C−/) H (t)C5H□、 (C3H7)2NS02NH (C−≠ ) α (C−A) (C−7) (c−1r ) (C−タ ) α (C−//) α (C−/J) (c−/J) (C−/グ ) (c−is) (C−/7) QC,H8 ((−77) C6H13 CH3 (t)C5H11 (C−コO) (t)C5H、、 (C−27) (C−,2,2) α ((:’−、23 ) (C−λ≠) (C−23) α (C−、ZA ) (C−17) (C−2g ) tC5H,、 (C−λり) (t)C8H17 ((−30) (t)C8H17 (C−J/) (t)C5H11 (c−3,2) H (t)C5H□1 (C−JJ) (C−3亭) OH (t)C5H工□ (C−3t) (t)C8H□7 CH3 (C−J7) C8H17 α (C−3り) (t)C5)11゜ (C−≠O) 一般式(1−a)または(I−b)で示されるシアン色
素形成カプラーは通常ハロゲン化銀乳剤層(特に、赤感
性乳剤層)に用いられる。添加量としてはコX10 −
jXlOモル/モジ−Ag、好ましくは/x10 〜!
X10 −v−ル1モル−Ag用いられる。
また一般式(1−a)及び(1−b)で示されるシアン
色素形成カプラーの合成方法は米国特許3.77コ、0
02号、同≠、33.11.Ol1号、同弘、3コア、
173号、同グ護−7.7&7号等の明細書に記載され
た方法に基づいて容易に合成することができる。
(C−≠l) α (C−弘一) (C−グ3) (C−ダ弘) α (C−≠! ) α (C−≠6 ) (C−ぴ7 ) (c−sr) α (C−≠2) (C−jO) 本発明の一般式(U−a)または(II−b)で示され
る化合物の合成法は一般式(n−a)の化合物について
は、特開昭j3−タ143o号公報、一般式(It−b
)の化合物については、米国特許4! 、2g! 、り
rp号明細書、G 、Schwarzenbac’et
 al、、He1v、Chim、Acta、、31 、
//177(/り!33 )、R,0、C11nton
 etalo、J 、Am 、Chem、80C0,7
0,910(/りμr)に記載されている。
一般式(II−a)または(It−b)で示される化合
物の具体的化合物を次に示すが、本発明はこれらの例示
化合物に限定されるものではない。
([−a ) −(1) (IF−8)−(2) ([−a ) −(3) ([−a) −(4) (II−a ) −(5) (II−a) −J6) H H (I[−a) −(7) (n−a)−(8) (II−b) −(1) (II−b) −(2) (t[−b ) −<3) (II−b) −(4) ([−b ) −(5) (u−b)−(6) (u−b)−(7) 本発明で用いる([−a)または(II−b)で示され
る漂白促進剤を漂白液中に含有せしめる際の添加量は処
理液の種類、処理する写真材料の種類、処理温度等によ
って相違するが、処理液IC当り、/X10−5〜Ix
10−”モルが好ましく、/’X10 ’ 〜jx10
 ”−E−ルがより好ましい。
本発明の漂白促進剤を処理液中に添加するには水、ア髪
カリ、有機酸、有機溶媒等に予め溶解して添加するのが
一般的であるが、粉末のまま直接漂白液に添加しても、
その漂白促進効果には、なんら影響はない。
本発明を構成する漂白液においては、漂白剤として第2
鉄イオン錯体が用いられる。その例のひ。
とっである第2鉄イオン錯体は第2鉄イオンとアミノポ
リカシボン酸、アミノポリホスホン酸あるいはそれらの
塩などのキレート剤との錯体である。
アミツボリカ少ボン酸塩あるいはアミノポリホスホン酸
塩はアミノポリカルボン酸あるいはアミノポリホスホン
酸のアルカリ金属、アンモニウム、水溶性アミンとの塩
である。アルカリ金属としてはナトリウム、カリウム、
リチウムなどであり、水溶性アミンとしてはメチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、ブチルアミン
の如きア々キャアミン、シクロヘキシルアミンの如き指
環式アミン、アニリン、m−)ルイジンの如きアリール
アミン、及びピリジン、モルホリン、ピペリジンの如き
複素環アミンである。
これらのアミノポリカルボン酸及びアミノポリホスホン
酸あるいはそれらの塩などのキレート剤の代表例として
は、 エチレンジアミンテトラ酢酸 エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム塩エチレンジ
アミンテトラ酢酸シア/モニウノ・塩エチレンジアミン
テトラ酢酸テトラ(トリメチルアンモニウム)塩 エチレンジアミ/テトラ酢酸テトラカリウム塩エチレン
ジアミンテトラ酢酸テトラナトリウム塩 エチレンジアミンテトラ酢酸トリナトリウム塩ジエチレ
ントリアミンペンタ酢酸 ジエチレントリアミンペンタ酢酸ペンタナトリウム塩 エチレンジアミン−N−(β−オキシエチャ)−N、N
/ 、N’−)り酢酸 エチレンジアミン−N−(β−オキシエチャ)−N、N
’、N’−トリ酢酸トリナトリウム塩 エチレンジアミン−N−(β−オキシエチ髪)−N、N
’ 、N’−)り酢酸トリアンモニウム塩 プロピレンジアミンテトラ酢酸 プロピレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム塩ニトリロ
トリ酢酸 ニトリロトリ酢酸トリナトリウム塩 シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸 シクロヘキサンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム塩 イミノジ酢酸 ジヒドロキシエチνグリシン エチルエーテルジアミンテトラ酢酸 グリコールエーテルジアミンテト2酢酸エチレンジアミ
ンテトラプロピオン酸 フェニレンジアミンテトラ酢酸 i、s−ジアミノゾロパノール−N、N、N/。
N′−テトラメチレンホスホン酸 エチレンジアミン−N、N、N’ 、N’−テトラメチ
レンホスホン酸 1.3−プロピノンジアミン−N、N、N’ 。
N′−テトラメチレンホスホン酸 などを挙げることができるが、もちろんこれらの例示化
合物に限定されない。
第2鉄イオン錯塩は錯塩の形で使用しても良いし、第コ
鉄塩、例えば硫酸第1鉄、塩化第λ鉄、硝酸第2鉄、硫
酸第2鉄アンモニウム、燐酸第2鉄などとアミノポリカ
ルボン酸、アミノポリホスホン酸、ホスホノカルボン酸
などのキレート剤とを用いて溶液中で第2鉄イオン錯塩
を形成させてもよい。錯塩の形で使用する場合は、1種
類の錯塩を用いてもよいし、又2種類以上の錯塩を用い
てもよい。一方、第2鉄塩とキレート剤を用いて溶液中
で錯塩を形成する場合は第コ鉄塩を1種類又は2種類以
上使用してもよい。更にキレート剤を1種類又は2種類
以上使用してもよい。また、いずれの場合にも、キレー
ト剤を第2鉄イオン錯塩を形成する以上に過剰に用いて
もよい。
また上記の第2鉄イオン錯体を含む漂白液には鉄以外の
コバルト、銅等の金属イオン錯塩あるいは過酸化水素が
入っていてもよい。
本発明を構成する漂白液には、第2鉄イオン錯塩などの
漂白剤及び上記化合物の他に、臭化物、例えば臭化カリ
ウム、臭化ナトリウム、臭化アンモニウム又は塩化物例
えば塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化アンモニウム
などの再ハロゲン化・剤を含むことができる。他に、硼
酸、硼砂、メタ硼酸ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウム
、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、亜燐酸、燐酸、燐酸
ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、酒石酸な
どのpH緩衝能を有する1種以上の無機酸、有機酸及び
これらの塩など通常漂白液に用いることが公知の添加剤
を添加することができる。 ・また本発明を構成する漂
白液には、カラー感光材料を連続的に処理した場合に漂
白液中に沈澱が生成することを防止するため、下記一般
式(III−a)または(In−b)で示される化合物
を含むことができる。
一般式(m−a) 一般式(III−b) 式中、Mは水素原子、ア髪カリ金属原子またはアンモニ
ウムイオンを表わし、几は水素原子または置換もしくは
無置換のアシキル基、so3M′、−COOM/を表わ
し、R□は一8o3M′または一〇〇〇M’を表わし、
M′は水素原子、アル゛カリ金属原子またはアンモニウ
ムイオンヲ表わす。
nFi/〜tの整数を表わす。nが2以上のときはRは
互いに異なっても良い。
一般式(ト1)、(II−b)で示される化合物の具体
例を示す。
(In−a) −(1) (III−a)−(2) (1ll−8) −(3) (11−b ) −(1) 漂白液i1当りの漂白剤の量は0./−2モにであり1
漂白液のp)(は、使用に際して、第2鉄イオン錯塩の
場合、3.0〜1.0.特に≠、θ〜7.OKなること
が望ましい。
また本発明における漂白時間は実質的に2分30秒以下
であり、本発明以外のシアン色素形成カプラーを用いた
場合には、写真性が非常に悪化する。
また本発明の一般式(I[−a)iたは(lI−b)で
示される化合物を漂白液に含まない漂白液を用い2分3
0秒以下で処理した場合には、脱銀が不完全で現像銀が
色像と共に感材中に残り写真性が悪化する。
すなわち、本発明においては、一般式(n−a)または
CI[−b)で示される化合物を含有する漂白液を用い
て、実質的にコ分30秒以下の時間で処理する際、シア
ン色素形成カプラーとして本発明の一般式([−a )
または(I −b )で示される化合物を用いた場合に
のみ脱銀も完全で、写真性にもなんら問題がないカラー
写真画像が得られるものである。
また本発明でいう“実質的にコ分30秒”とは、カラー
感材が漂白液に接触してから、次の処理液に接触するま
での時間を意味し、漂白液中の時間と、漂白液から次の
液へ入るまでの空中時間との合計時間を意味するもので
ある。
漂白処理の時間としては好ましくは30秒から2分30
秒である。
また温度としては、2!〜!00Cの間で通常行−なわ
れる。
本発明において発色現像液で使用される第7芳香族アミ
ノ系発色現像剤は種々のカラー写真プロセスにおいて広
範に使用されている公知のものが包含される。これらの
現像剤はアミノフエノーヤ系およびp−フェニレンジア
ミン系誘導体が含まれる。これらの化合物は遊離状態よ
)安定のため一般に塩の形、例えば塩酸塩または硫酸塩
の形で使用される。また、これらの化合物は、一般に発
色現像液/lについて約o、iy−約3Ofの濃度、更
に好ましくは、発色現像液11について約7f−約is
yの濃度で使用する。
アミノフエノーヤ系現像剤としては例えば、0−アミノ
フェノ−髪、p−アミノフェノ−ν、j−アミノ−λ−
オキシートセエン、コーアミノー3−オキシートルエン
、ツーオキシ−3−アミノー/、≠−ジメチヤーベンゼ
ンなどが含まれる。
特に有用な第1芳香族アミノ系発色現像剤はN。
N−シア髪キャーp−7二二レンジアミン系化合物であ
りアシキル基およびフエニャ基は置換されていてもよく
あるいは置換されていなくてもよい。
その中でも特に有用な化合物例としては、N、N−ジエ
チルーp−フェニレンジアミン塩酸塩、N−メチル−p
−7二二レンジアミン塩酸塩、N。
N−ジメチル−p−フェニレンジアミン塩酸塩、λ−ア
ミノーj−(N−エチャーN−ドデシVアミノ)−)ル
エン、N−エチル−N−β−メタンスルホンアミドエチ
ル−3−メチル−参−アミノアニリン硫酸塩、N−エチ
ル−N−β−ヒドロキシエチャアミノアニリン、弘−ア
ミノ−3−メチル−N、N−ジエチνアニリン、≠−ア
ミノーN−(−2−メトキシエチ&)−N−エチル−3
−メチルアニリン−p−)+エンスνホネートなトラ挙
げることができる。
本発明において使用されるアシカリ性発色現偉液は、前
記第1芳香族アミン系発色現像剤に加えて、・更に、発
色現像液に通常添加されている株々の成分、例えば水酸
化ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのア
ルカリ剤、アルカリ金属亜硫酸塩、アルカリ金属重亜硫
酸塩、アルカリ−金属チオシアン酸塩、アルカリ金属ハ
ロゲン化物、ベンジシアlコール、水軟化剤および濃厚
化剤などを任意に含有することもできる。この発色現像
液のpH値は、通常7以上であり、最も一般的には約2
〜約73である。
本発明の方法はカラー反転処理にも用すうる。
本発明ではこのときに用いる黒白現像液として通常知ら
れているカラー写真感光材料の反転処理に用いられる黒
白第1現像液と呼ばれるものもしくは、黒白感光材料の
処理に用いられるものが使用〒きる。また一般に黒白現
像液に添加されるよく知られた各種の添加剤を含有せし
めることができる。
代表的な添加剤としては、l−フェニル−3−ピラゾリ
ドン、メトー髪およびハイドロキノンのような現像主薬
、亜硫酸塩のような保恒剤、水酸化ナトリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム等のアルカリから成る保進剤、
臭化カリウムや、コーメチルベンツイミダゾール、メチ
ルベンツチアゾール等の無機性もしくは、有機性の抑制
剤、ポリリン酸塩のような硬水軟化剤、微量のヨウ化物
や、メルカプト化合物から成る現像抑制剤をあけること
ができる。
本発明の処理方法は、前述した発色現像、漂白の他定着
などの処理工程からなっている。ここで、定着工程の後
には、水洗及び安定化といった処理工程を行なうことが
一般的に行なわれるが、定着工程後、実質的な水洗を行
なわず安定化処理を行なう簡便な処理方法を用いること
もできる。
本発明に従って、本発明の化合物を存在させて処理され
るハロゲン化銀カラー写真感光材料は、公知のカラー写
真感光材料であり、好ましくはカプラーを含有した多層
のネガ型カラー写真感光材料を処理する場合に、あるい
は反転カラー処理用に作られたカラー写真感光材料を処
理する場合に特に有利に使用することができ、さらにカ
ラーX−レイ写真感光材料、単層特殊カラー写真感光材
料、また米国特許27!/2り7号明細書、3り0−2
05号明細書、特開昭jA−4≠332号5公報、特開
昭74−117441号公報、特開昭54−1174L
り号公報に記載されている3−ピラゾリドン類の如き黒
白現像主薬及び、米国特許第2117riAOO号明細
書、第J3u2!97号明細書、第33442jタタ号
明細書、第37/P弘り2号明細書、第4A、214L
0≠7号明細書、特開昭13−/3162を号公報に記
載されている発色現像主薬の前駆体を感材中に内蔵した
カラー写真感光材料も処理することができる。あるいは
カプラーを現像液中に存在させて処理してもなんらさし
つかえない。
本発明で用いるカラー感光材料の写真乳剤鳩にはハロゲ
ン化銀として臭化銀、沃臭化銀、沃塩臭化錯、塩臭化銀
および塩化銀のいずれを用いてもよい。
本発明に用いられる写真乳剤はP、Glafkldes
著Chimie et Pbysique Photo
graphique(Paul Monte1社刊、7
967年)、G、F。
Duffin著Photographic Emuls
ionChemistr’y (The Focal 
Press刊、 lり66年)、V 、 L 、Zel
ikman et al 著Making and C
oating PhotographicEmulsi
on (The Focal Press刊、/り6μ
年)などに記載された方法を用いて調製することができ
る。
ハロゲン化銀粒子形成または物理熟成の過程において、
カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリウム塩、イリジウム
塩またはその錯塩、ロジウム塩またはその錯塩、鉄塩ま
たは鉄錯塩などを共存させてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、化学増感を行なわないで、いわゆ
る未後熟(Primitive)乳剤のまま用いること
もできるが、通常は化学増感される。化学増感のために
は、前記Glafkidesまたは(Akademis
che Verlagsgesellschaft。
lりtr>に記載の方法を用いることができる。
すなわち、銀イオンと反応し得る硫黄を含む化合物や活
性ゼラチンを用いる硫黄増感法、還元性物質を用いる還
元増感法、金その他の貴金属化合物を用いる貴金属増感
法などを単独または組合せて用いることができる。硫黄
増感剤としては、チオ硫酸塩、チオ尿素類、チアゾーシ
類、ローダニン類、その他の化合物を用いることができ
る。
還元増感剤としては第一すず塩、アミン類、ヒドラジン
誘導体、ホルムアミジンスジフィン酸、シラン化合物な
どを用いることができる。
貴金属増感のためには全錯塩のほか、白金、イリジウム
、パラジウム等の周期律表■族の金属の錯塩を用いるこ
とができる。
写真乳剤は、メチン色素類その他によって分光増感され
てよい。用いられる色素には、シアニン色素、メロシア
ニン色素、複合シアニン色素、複合メロシアニン色素、
ホロポーラ−シアニン色素、ヘミシアニン色素、スチリ
ル色素、およびヘミオキソノ−ν色素が包含される。特
に有用な色素はシアニン色素、メロシアニン色素および
複合メロシアニン色素に属する色素である。
上記の如き感光性を有するハロゲン化銀乳剤の層の他に
実質的に非感光性の微粒子ハロゲン化銀乳剤の層を粒状
性や鮮鋭度を向上させるためまたはその他の目的で設け
てもよい。かかる実質的に非感光性の微粒子乳剤層は感
光性ハロゲン化銀乳剤漸の上部または感光性ハロゲン化
銀乳剤層とコロイド銀層(黄色フィルター層やハレーシ
ョン防止層)の間に設けることができる。
本発明の感光材料には感度上昇、コントラスト上昇、ま
たは現像促進の目的で、例えばポリアルキレンオキサイ
ドまたはそのエーテセ、エステルアミンなどの誘導体、
チオエーテル化合物、チオ七〜フオリ/類、四級アンモ
ニウム塩化合物、ウレタン誘導体、尿素誘導体、イミダ
ゾール誘導体、3−ピラゾリドン類等を含んでもよい。
写真乳剤層または他の構成層の結合剤としては、ゼラチ
ンを用いるのが有利であるが、それ以外の親水性コロイ
ドも用いることができる。
本発明の感光材料にはカブリ防止剤または安定剤として
種々の化合物を含有させることができる。
すなわちアゾール類たとえばベンゾチアゾリウム塩、ニ
トロインダゾーシ類、トリアシー々類、ベンゾトリアゾ
ール類、ベンズイミダゾ−々類(特にニトロ−またはハ
ロゲン置換体);ヘテロ環メ々カプト化合物類たとえば
メルカプトチアゾール類、メルカプトベンゾチアゾール
類、メ々カプトベンズイミダゾー髪類、メルカプトテア
ジアゾール類、メルカプトチアゾール類(%にl−)二
ニジ−よ一メルカゾトテトラゾール)、メルカゾトピリ
ミジン類;カルボキシル基やスジホン基などの水溶性基
を有する上記のへテロ項メルカゾト化合物類;チオケト
化合物たとえばオキサゾリンチオン;アザインデン類た
とえばテトラアザインデン類(%にt−ヒドロキシ置換
(/、3.3a。
7)テトラアザインデン類);ベンゼンチオスルホン酸
類;ベンゼンスルフィン類;などのようなカブリ防止剤
または安定剤として知られた多くの化合物を加えること
ができる。
本発明の写真感光材料には、写真乳剤層その他の構成層
に無機または有機の硬膜剤を含有してよい。例えば(ク
ロム明ばん、酢酸クロムなど)、アルデヒド類(ホルム
アルデヒド、グリオキサール、グルターνアヤデヒドな
ど)、N−メチロール化合物(ジメチロール尿素、メチ
ロ−ヤシメチルヒダントインなど)、ジオキサン誘導体
(コ。
3−ジヒドロキシジオキサンなど)、活性ビニル化合物
(1,3,!−トリアクリロイルーへキサヒドロ−8−
)リアジン、1.3−ビニルスルホニル−コニプロパツ
ールなど)、活性ハロゲン化合物(コ、弘−ジクロヤ−
6−ヒドロキシーS −トリアジンなト)、ムコハロゲ
ン酸類(ムコクロに酸、ムコフェノキシクロル酸など)
、などを単独または組合わせて用いることができる。
本発明の感光材料の写真乳剤層または他の構成層には塗
布助剤、帯電防止、スベリ性改良、乳化分散、接着防止
および写真特性改良(たとえば現像促進、硬調化、増感
)など種々の目的で種々の界面活性剤を含んでもよい。
本発明の感光材料の写真乳剤層には色形成カプラー、す
なわち発色現像処理において芳香族1級アミン現像薬(
例えば、フェニレンジアミン誘導体や、アミノフエノー
ヤ誘導体など)との酸化カップリングによって発色しう
る化合物として、本発明のシアンカプラーの他にマゼン
タカプラーとして、j−ビラゾロンカプラー、ピラゾロ
ベンツイミダゾールカプラー、シアノアセチにクマロン
カブ2−1開鎖アシヤアセトニトリルカゾラー等があり
、イエローカプラーとして、アシルアセトアミドカプラ
ー(例えばペンシイにアセトアニリド類、ピパロイルア
セトアニリド類)、等がある。
また、本発明の一般式CI−a )、CI−b)で示さ
れるシアン色素形成カプラーには公知のフェノール又は
ナフトールシアンカプラーを混合して用いてもよく、更
にこれらのカプラーはポリマー化されていてもよい。こ
れらのカプラーは分子中にパラスト基とよばれる疎水基
を有する非拡散のものが望ましい。カプラーは銀イオン
に対し≠当量性あるいは2当量性のどちらでもよい。ま
た色補正の効果をもつカラードカプラー、あるいは現像
にともなって現像抑制剤を放出するカブ2−(いわゆる
DIRカプラー)であってもよい。またDIRカゾラー
以外にも、カップリング反応の生成物が無色であって、
現像抑制剤を放出する無呈色DIRカップリング化合物
やDIRレドックス化合物を含んでもよい。
本発明の感光材料は現像主薬を含有しうる。現像主薬と
して、リサーチ・ディスクロージャー、第171.巻P
29の[Developing agentsjの項に
記載されているものが用いられうる。
本発明によりつくられる感光材料には、写真乳剤層その
他の構成層にフィルター染料として、あふいはイラ・ジ
エーション訪「l−七の楠種々の目的で、染料を含有し
てよい。このような染料として、リサーチ・ディスクロ
ージャー、第171.巻P2j〜2乙の[Absorp
ing and filter dyesJの項に記載
されているものが用いられる。
本発明の感光材料は、またリサーチ・ディスクロージャ
ー第170巻(lり7を年)のPココ〜Pコアに記載さ
れた帯電防止剤、可塑剤、マット剤、潤滑剤、紫外線吸
収剤、螢光増白剤、空気カブリ防止剤などを含有しつる
ハロゲン化銀乳剤層および/または他の・構成層は支持
体上に塗布される。塗布方法はリサーチ・ディスクロー
ジャー、第77G巻P47〜2tの[Coating 
ProceduresJの項に記載されている方法を用
いうる。
以下に実施例を掲げ本発明を更に詳細に説明する。
実施例 1 ポリエチレンテレフタレートフィルム支持体上に、下記
に示すような組成の各層よシなる多層カラー感光材料試
料を作製した。
第1層;ハレーション防止層 黒色コロイド銀を含むゼラチン層 第2層;中間層 21よ一ジーt−オクチルハイドロキ7ノの乳化分散物
を含むゼラチン層 第3層;低感度赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀:j七〜%)・・・・銀塗布量 
/、4f/m” 増感色素I・・・・銀1モルに対して Axlo モル 増感色素■・・・・銀1モルに対して /、jX/θ モル 表1に記載のカプラー・銀1モルに対してo、o4!モ
ル カブツーE’X−j−fa1モルに対して0.003モ
ル カプラーEX−7・銀1モルに対して o 、oootモル 第参層;高感度赤感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀;10モルチ)・・・・銀塗布量
 1,44t/m” 増感色素■・・・・銀lモヤに対して 3XlO’モル 増感色素■・・・・銀1モルに対して 1.2×10 モル カシ、?−EX−コ・銀lモジに対して0.0コモル カプラーEX−3・銀lモジに対して o、ooit4:〜 第j層:中間層 第2層と同じ 第6層:低感度緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀;参モル−)・・・1塗布銀量 
1.コ2/m2 増感色素■・・・・銀1モルに対して 3×lOモル 増感色素■・・・・銀lモジに対して lX10 ’モル カプラーEX−参・銀1モルに対して 0.0!モル カプラーEX−r・銀1モルに対して o、oorモル カプラーEX−A・銀1モルに対して o、ooisモル 第7層;高感度緑感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀Hioモνチ)・・・・塗布銀量
 /、3f/m2 増感色素■・・・・銀1モルに対して コ、jXIOモジ 増感色素■・・・・銀7モルに対して 0、lX10 −T:〜 カプラーEK−3・銀1モルに対して 0.0/7モル カゾラーEX−A’−銀7モルに対して0.003モル カプラーEK−10・銀1モルに対して0.003モル 第1JfJ:イエローフイシタ一層 ゼラチン水溶液中に黄色コロイド銀とコ、j−・9−t
ナク手ルノ1イト0口弗ノンのqイI/l;+借物シを
含むゼラチン層 第り層;低感度青感乳剤層 沃臭化銀乳剤(沃化銀;tモルチ)・・・・塗布銀量 
0.797m” カプラーEX−タ・銀l七ヤに対して 06.23モル カプラーEX−4−@/−v:yに対して0.0/jモ
ル 第1O層;高感度青感乳剤層 沃臭化銀(沃化銀;4モルチン・・・・塗布銀量 o、
ty7m2 カゾラーEK−タ1銀1モルに対して 0.06モシ 第1/層;第1保護層 沃臭化銀〔沃化銀1モルチ、平均粒径0.07μ) ・
・・・塗布銀量 0.19 紫外線吸収剤UV−/の乳化分散物を含むゼラチン層 第1コ層;第2保護層 トリメチlメタノアクリレート粒子(直径約1、jμ)
を含むゼラチン層を塗布。
各層には上記組成物の他に、ゼラチン硬化剤H−7や界
面活性剤を添加した。
試料を作るのに用いた化合物 増感色素I:アンヒドローs−s’−ジクロロ−3@3
′−ジー(γ−スルホプロピ/I/)−ターエチル−チ
アカルボシアニンヒドロキサイド・ピリジニウム塩 増g色in :アンヒドローターエチルー3拳3′−ジ
ー(r−スルホプロピル)−≠・j−4!’3/−ジベ
ンゾチアカルボシアニンヒドロキサイド・トリエチャア
ミン塩 増感色素■:アンヒドローターエチllz −j・!′
−ジクロロー3・3/−ジー(r−スルホゾロ 。
ピ〜)オキサカnttiシアニン・ナトリウム塩増感色
素■:アンヒドローj−A−j’・6/−テトラクロロ
−i争i’ −ジエf ルーj・31−シー(β−〔β
−(r−スルホプロピル)エトキシ〕エチルイミダゾロ
カA/ポジアニンヒドロキサイドナトリウム塩  K−J OCR2CH2SCf(COOH C12H25(’) X−J EK−ダ 分子量 約弘0,0QQ Rk’ j EX−g EK−r EK−2 H−/ CH2=CH−802−CH2−CONH−CCH2)
2NHCOCH2802CH=CH2UV −/ この写真要素にタングステン光源を用い、フィルターで
色温度管utoo 0Kに調整したコ!c m sのウ
ェッジ露光を与えた後、下記の処理工程に従って3r 
0Cで現像処理を行なった。
カラー現像 3分is秒 漂 白 表1に記載 定 着 1分コO秒 水 洗 3分is秒 安 定 30秒 1に用いた処理液組成は下記の通シであり現像液 リコトリ酢酸三ナトリウム 1、り2 酸ナトリウム ≠、oy 炭酸カリウム 30 、Of 臭化カリウム 1.グ2 沃化カリウム /、3■ ヒトojジルアミ/硫酸塩 J 、Iffグー(N−エ
チャーN−β−ヒ ドロキシエチャアミノ)−2 −メチルアニリン硫酸塩 μ、sy 水を加えて i、ol pHlo、0 漂白液 エチレンジアミン四酢酸第二鉄 アンモニウム塩 10θ、Of エチレンジアミン四酢酸二ナト リウム塩 r、oり 臭化アンモニウム /!0.Of 一般式(■−a)または(Il− b)で示される化合物(表1 に記載) jXIO−3モジ 水を加えて / 、01 pH&、0 定着液 テトラポリリン酸ナトリウム 2.02亜硫酸ナトリウ
ム ≠、oy チオ硫酸アンモニウム水溶液 (70チ) 17j、0w1 重亜硫酸ナトリウム ≠、61 水を加えて /・04 p)(& 、& 安定液 ホルマリン(≠Oチ) r、0wl 水を加えて 1.01 上記の処理を施した各試料についてその最低濃度、階調
、感度を調べ、更に最高発色濃度部に残存している銀量
をX線螢光分析により測定した。
また同じ各試料につき、富士写真フィルム株式会社のフ
ジカラープロセスCN−/A処理(発色現像3分l!秒
、漂白を分30秒、水洗2分i。
秒、定着参会20秒、水洗3分is秒、安定処理1f+
j秒の各処理を順次行った後、乾燥する。各処理は、3
g、otho、コ ’c)を行ない、得ら′れた色素画
像の最低濃度、階調、感度を調べ、実施例/の処理工程
で得られた値と比較して、その差を表7に示した。表1
の残留銀量を除く各特性値は(実施例1の処理で処理し
た値−〇N−#処理した値)で示されており、値が大き
いほど標準処理(ON−/4処理)からのズレが大きく
、写真性が悪いことを示す。
なお比較化合物Aとしては下記のものを用いた。
表/から明らかなように1本発明の漂白促進剤を漂白液
中に含まない試料は、漂白時間が2分30秒以上では脱
銀も問題がなく写真性も良好である(試料113)。し
かし、漂白時間がコ分30秒以下では、脱銀が不完全で
写真性にも悪影響があることがわかる(試料λ、4’)
また本発明以外のシアン色素形成カプラーを使用し、本
発明の漂白促進剤を添加した漂白液で処理しfc場合、
漂白時間が2分30秒以上では、標準処理試料(ON−
/4処理)と脱銀性、写真性とも同等であり、良好な写
真性が得られるが(試料7)、漂白時間が2分30秒以
下では脱銀性は問題がないが、特に几の階調、感度が標
準処理試料に比べ大きく低下し、写真性が悪化すること
がわかる。(試料j、4) これに対し、本発明のシアン色素形成カプラーを使用し
、漂白液中に本発明の漂白促進剤を使用した試料1r−
/Gは、標準処理試料に比較して脱銀性も同等以上であ
シ、写真性もなんらかわらないすぐれた写真画像を得る
ことができる。
実施例 2 実施例1の処理工程において、漂白処理と定着処理の間
に水洗処31(7分3秒)を行なう以外は実施例1と同
様の実験を行なった。結果を表2に示す。
なお、比較化合物Bとしては下記のものを用いた。
表2かられかるように、漂白処理と定着処理の間に水洗
を処理を行なう処理方法でも、本発明のシアン色素形成
カプラーを使用し、漂白液中に本発明の漂白促進剤を使
用した場合には、漂白処理を2分30秒以下で処理して
も標準処理試料(CN−/4処理)に比較して脱銀性も
同等以上であり、写真性もなんらかわらないすぐれた写
真画像を得ることができる。
特許出願人 富士写真フィルム株式会社手続補正書 昭和!2年7)坤叱日 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和!2年特願第10コJilt号2
6発明の名称 カラー写真感光材料の処理方法3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 性 所 神奈川県南足柄市中沼210番地名 称(52
0)富士写真フィルム株式会社4、補正の対象 明細書
の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 明細書の「発明の詳細な説明」の項の記載を下記の通シ
補正する。
(1)第7頁末行の後に次の説明を挿入する。
「 すなわち、下記の一般式(II−a)または(n−
b)で表わされる化合物を含有した漂白液を用いて一分
30秒以下で処理した場合においても、シアン色素形成
カプラーとして下記の一般式(I−a)または(I−b
)で表わされるカプラーを用いることによって写真性の
悪化の防止等を行なうができた。」 (2)第62頁3行目の 「4A分20秒」を 13分/j秒」 と補正する。
(31ggs頁l!行目の [(実施例1の処理で処理した値−CN−/を処理した
値)Jt− r(CN−#処理で処理した時の値)−(実施例1の処
理で処理した時の値)」と補正する。
(4)第6P頁j行目の次に別紙の実施例を追加する。
「実施例3 実施例1の試料g〜/7において、第4層の高感度赤感
乳剤層に用いたカプラーEX−2の代りに表1に記載の
カプラーを各試料について銀7モルに対して0.02モ
ル用いて、他は実施例と同様に試料33〜4t/1作成
した。
これらの試料ヲ笑施例1と同様の現像処理全行なった。
ここで、漂白促進剤としては1表7に示したものを各々
1更用した。
処理後得られた各試料は、実施例1で得られた試料g〜
/lとほぼ同様に脱銀性、写真性とも良好であった。」

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 露光されたハロゲン化銀撮影用カラー写真感光材料を発
    色現像後、漂白液で処理し、更に定着処理する方法にお
    いて、該ハロゲン化銀カラー写真感光材料が下記の一般
    式CI−a)または(1−b)で示されるシアン色素形
    成カゾラーを含有し、該漂白液が下記の一般式(II−
    a)ま九は(ll−b)で示される化合物を含有し、か
    つ漂白液による処理時間が実質的に2分30秒以下であ
    ることを特徴とする撮影用カラー写真感光材料の処理方
    法。 一般式CI−a) 一般式(1−b ) 2 (式中B 1 、B 2およびR4は置換もしくは無置
    換の脂肪族基、アリール基または複素環基を表わし R
    3およびR6は水素原子、・・ロゲン原子、置換もしく
    は無置換の脂肪族基、アリール基、アシルアミノ基、ま
    たはRはRと共に含窒素の!ないしt員環を形成する非
    金属原子群を表わし、R5は置換していてもよいアルキ
    ル基(好ましくは総炭素数2以上)を表わし、Z□およ
    びZ2は水素原子もしくは現像主薬との酸化カップリン
    グ反応時に離脱可能な基を表わし、nはO又はlを表わ
    す。) 一般式(II−a) 一般式(II−b) (式中R7、R8、R8及びR□。は同一でも異なって
    もよく、水素原子、置換もしくは無置換の低級アルキル
    基又はアシル基を表わす。m及びlは7〜3の整数であ
    る。R7とR8及びR8と”ioは互いに連結して環を
    形成してもよい。)
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