JPS6011642Y2 - 半導体装置の樹脂モ−ルド装置 - Google Patents

半導体装置の樹脂モ−ルド装置

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JPS6011642Y2
JPS6011642Y2 JP8918479U JP8918479U JPS6011642Y2 JP S6011642 Y2 JPS6011642 Y2 JP S6011642Y2 JP 8918479 U JP8918479 U JP 8918479U JP 8918479 U JP8918479 U JP 8918479U JP S6011642 Y2 JPS6011642 Y2 JP S6011642Y2
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JP
Japan
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heat sink
upper mold
mold
resin molding
semiconductor device
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JP8918479U
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JPS567340U (ja
Inventor
正志 垂井
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本案は半導体装置の樹脂モールド装置の改良に関するも
のである。
一般に半導体装置は例えば第1図〜第3図に示すように
金属部材よりなる放熱板Aにリード片b1〜トよりなる
リードBを、リード片b1.b7が放熱板Aの突出部C
によってかしめ固定されかつリード片鳥〜へが放熱板A
の表面に離隔位置するように配設すると共に、放熱板A
のほぼ中央部に固定された半導体素子りの電極とリード
片b2〜b6とを金属細線Eにて接続し、然る後、放熱
板Aにおける半導体素子りの固定側を樹脂材Fにてモー
ルド被覆して構成される。
ところで、放熱板Aにおける主要部分の樹脂材Fによる
モールド被覆は例えば第4図〜第5図に示すように、放
熱板Aにおける半導体素子りの非固定側が上部金型G1
の上部内壁面に密着されるようにリードBを上部金型G
□及び下部金型G2にて挟持し、この状態で上部金型G
1と下部金型G2とによって構成されるキャビティに樹
脂材Fを注入することによって行われている。
しかし乍ら、この放熱板Aは金属素材を半導体素子りの
非固定側より固定側に向けて所望形状に打抜き加工され
ている関係で、非固定側の陵線部には丸味を帯びた変形
部Hが形成されており、特にそれの板厚が厚くなるほど
大きくなる傾向にある。
従って、樹脂材Fのモールド被覆に先立って、放熱板A
における半導体素子りの非固定側を上部金型G□の上部
内壁面に密着させても、その周縁部分は変形部Hのため
に密着させることができない。
これがために、樹脂材Fのモールド被覆。時に変形部H
と上部金型G1の上部内壁面との間の空隙部に樹脂材F
が流れ込む上、特にエポキシ樹脂のように流動性に優れ
たものにあっては変形部Hよりさらに内側の放熱板Aと
上部金型G1の上部内壁面との接触面に、放熱板Aの加
工時における変形などに起因して0.02mm程度の隙
間が形成されていても、その隙間に樹脂材Fが流れ込ん
で第6図に示すようにバリKが形成される。
このバIJKは放熱板Aの変形量に応じて形成されるた
めに、その形状は一定化せず、外観が著しく損なわれる
のみならず、放熱板Aを放熱器に固定する場合、取付面
が密着しないために、放熱効果が著しく阻害される。
また放熱板A素材が始めから撓み変形あるいは捩れ変形
していたり、厚みが不均一であると樹脂モールド時に金
型と放熱板Aとが密着せず、パリが放熱板中央部にまで
及ぶことがあった。
従って、従来においては、ブラツシ法、サンドブラスト
法などを用いてパリKを除去することが試みられている
が、除去の際に放熱板Aの側面と樹脂材Fとの接触境界
部分に剥離や樹脂クラックが生じたりして耐湿性が損な
われ易いという欠点がある。
また機械的にバIJKを除去するため放熱板Aを傷つけ
、外観を損うという問題もあった。
本案はこのような点に鑑み、簡単な構成にて放熱板の露
出面への樹脂材によるパリの発生を抑制しうる半導体装
置の樹脂モールド装置を提供するもので、以下実施例に
ついて説明する。
第7図〜第8図において、1は例えば上下動自在に構成
された上部金型であって、それの下面には凹部2が形成
されている。
尚、凹部2は図示例では1個であるが、複数個形成する
こともできる。
そして、それの凹部2の上部内壁面2aには後述する半
導体装置構成体の放熱板の所望周縁部に当接しうる突起
部3が形成されている。
この突起部3の高さは放熱板の成形時に形成される変形
部の長さや、放熱板の変形に応じて例えば0,04TI
r!Itに設定され、また放熱板の外周より0.5mm
程度の位置に環状に形成され衣。
4は上部金型1に対向して配設された下部金型であって
、それの上面には上部金型1の凹部2に対応するように
凹部5が形成されている。
次のこの樹脂モールド装置による半導体装置の樹脂モー
ルド方法につい□て第9図〜第14図を参照して説明す
る。
まず、第9図〜第10図に示すように、放熱板6にリー
ド片7□〜77よりなるリード7を、リード片7□、7
7が放熱板6の突出部によってかしめ固定され、かつリ
ード片7□〜76が放熱板6の表面6aに離隔位置する
ように配設すると共に、放熱・板6の表面中央部分に半
導体素子8を固定し、然る後、半導体素子8の電極とリ
ード片7□〜76とを金属細線9にて接続して半導体装
置構成体を得る。
次に第11図に示すように、゛放熱板6の裏面6b′に
おける周縁部に上部金型1の突起部3が若干喰い込むよ
うに、リード7を上部金型1及び下部金型4によって挟
持して半導体装置構成体を凹部2,5よりなるキャビテ
ィに収納配置する。
次にこの状態において、第12図に示すように、キャビ
ティ内にゲート(図示せず)より溶融状態の樹脂材10
′を注入する。
そして、キャビティが樹脂材10′に□て完全に充実さ
れると、樹脂材10′は上部金型1の上部内壁面2aと
放熱板6との接触部分より裏面6bに流出しようとする
が、突起部3が放熱板6の変形部の長さや撓み、捩れに
よる変形量より長く設定され放熱板6の裏面6bに喰い
込んでいる関係で、殆んど流出しない。
次に樹脂材10′の硬化後、上部金型1及び下部金型4
からノックアウトピン(図示せず)を用いて取り出すこ
とによって第13図〜第14図に示す半導体装置が得ら
れる。
このように上部金型1の上部内壁面2aには突起部3が
形成されており、半導体装置構成体の上部金型1及び下
部金型4へのセット時に、放熱板6の裏面周縁部に突起
部3が若干喰い込む関係で、樹脂モールドの際に樹脂材
10′が放熱板6の裏面に殆んど流出しない。
従って、樹脂材による薄膜状のパリの発生を効果的に減
少できる。
又、突起部3の放熱板6の裏面6bに当接する位置が端
縁部より内方の場合には突起部3より外方に位置する周
縁部分には薄膜状のパリが形成されるのであるが、それ
が定形化されるので外観が損なわれることはないし、突
起部3の放熱板6への当接位置を周縁外方にずらせば定
形化されたパリの巾をも小さくできる。
第15図は本案の他の実施例を示すものであって、上部
金型1の上部内壁面2aには上記実施例より大きい突起
部31が形成されており、この突起部31は半導体装置
構成体の放熱板6の段部12に当接されている。
この実施例によれば、放熱板6の放熱器などへの取付は
面以外の部分に突起部31を当接させているので、樹脂
材の取付は面(裏面6b)への流出を皆無にできるし、
取付は面を全体に亘って面一に構成でき、放熱器などに
対する密着性を改善できる。
第16図は本案の他の実施例を示すものであって、上部
金型1の上部内壁面には凹部13が形成されており、そ
れの上部内壁面には突起部3゜が、それの先端が上部内
壁面2aより若干下方に突出するように形成されている
この実施例によれば、第7図〜第8図に示す実施例と同
様の効果が得られる。
尚、本案において、上部金型における突起部は樹脂パリ
の発生を防止したい部所にのみ形成することもできる。
以上のように本案によれば、簡単な構成にて半導体装置
構成体の放熱板の露出面への樹脂材によるパリの発生を
効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は半導体装置の要部破断平面図、第2図は第1図
のI−I断面図、第3図は第1図の■−■断面図、第4
図は樹脂モールド方法を説明するための側断面図、第5
図は第4図のX部拡大図、第6図は第1図の下面図、第
7図は本案の一実施例を示す側断面図、第8図は第7図
における上部金型の下面図、第9図〜第14図は樹脂モ
ールド方法の説明図であって、第9図は半導体装置構成
体の平面図、第10図は第9図の■−■断面図、第11
図は半導体装置構成体の上部金型及び下部金型へのセッ
ト状態を示す側断面図、第12図は樹脂材の注入状態を
示す側断面図、第13図は樹脂モールド終了状態の半導
体装置の下面図、第14図は第13図のIV−IV断面
図、第15図〜第16図は本案の他のそれぞれ異った実
施例を示す側断断面図である。 図中、1は上部金型、2,5は凹部、3,3□、32は
突起部、4は下部金型、6は放熱板、6aは表面、6b
は裏面、7はリード、8は半導体素子である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下面に凹部を有する上部金型と、上部金型に対向し、上
    面に凹部を有する下部金型とを具備し、上記上部金型の
    凹部の上部内壁面に、少なくとも放熱板に半導体素子を
    固定すると共にそれの電極とリードとを電気的に接続し
    てなる半導体装置構成体の放熱板の所望周縁部に当接す
    る突起部を形成したことを特徴とする半導体装置の樹脂
    モールド装置。
JP8918479U 1979-06-27 1979-06-27 半導体装置の樹脂モ−ルド装置 Expired JPS6011642Y2 (ja)

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JP8918479U JPS6011642Y2 (ja) 1979-06-27 1979-06-27 半導体装置の樹脂モ−ルド装置

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JP8918479U JPS6011642Y2 (ja) 1979-06-27 1979-06-27 半導体装置の樹脂モ−ルド装置

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JPS567340U JPS567340U (ja) 1981-01-22
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FR2627460B1 (fr) * 1988-02-19 1990-06-29 Cebal Distributeur pour produit pateux comprenant un poussoir axial a distribution laterale et un element de masquage de son orifice de sortie
JP4534839B2 (ja) * 2005-03-30 2010-09-01 株式会社デンソー ボルト締結用フランジおよびその製造方法

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JPS567340U (ja) 1981-01-22

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