JPS5917253B2 - 単列多シリンダ−内燃機関 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特許請求の範囲第１項の前提部分に記載した
単列多シリンダー内燃ａに関する。

ドイツ特許明細書９５６３８４号により公知な内燃機関
は、２シリンダー２サイクルエンジンとして構成され、
しかもシリンダー冷却するための空気案内ケーシングを
備え、走行方向に対して平行であって偏心して位置する
クランク軸がスターターのカウリングの内側に設けられ
ている。

オート］バイのカウリングないしはカバーがほとんどな
い場合、又は装置郡が固定されている場合に、これを自
由に用いるためには、上記エンジンを使用することは適
当でない。

この場合、エンジンの補助装置が非常に不規則に配置さ
れ、特にオートバイ、用のエンジンの場合に邪魔となっ
てしまう外部形態を有していて、これが一般に対称的に
配置することに対する障害となる。

また、ドイツ公開公報第１９６２５３９号に開示され、
冒頭に記載した構造形式を持つ内燃機関についても同様
なことが言え、この内燃機関は、横位置にカバーされた
状態で自動車に組付けられるように構成されている。

この内燃機関の縦側は、著しい裂目のある状態でしかも
完全に非対称的な形態を有している。

この場合、吸排気装置及び変速機は別として、他の補助
装置の有利な配置に関して何ら考慮されていない。

本発明の課題は、冒頭に記載した内燃機関であって、特
に、オートバイに露出した状態で組付けられ、しかもク
ランク軸が縦方向に配置される内燃機関を次のように、
即ち、内燃機関の補助装置が規則的な外部形態を有して
いるにもかかわらず、エンジン部分と補助装置への接近
性が良好であるように構成することである。

さらに本発明の課題は、オートバイの傾斜角を大きくで
きしかも良好な運転特性が得られるように構造幅を小さ
くし、重心位置を低くし、さらに排気装置を好ましいも
のとし、騒音を低減し、構造コスト及び重量を仰えるこ
とのできる内燃機関を提供することである。

多方面に亘る上記課題を解決するため、本発明では特許
請求の範囲第１項の特徴部分に記載した構成を提案する
。

この構成により、上記課題は好ましい形態で解決される
。

エンジンを、非常に表面溝らかにしかも著しく対称的に
構成すれば、両側のケーシングカバーを除去した後に、
はとんど全てのエンジン部分に手を届かすことができ、
しかもエンジンの上側、端側、下側に配置された全ての
補助装置に接近到達することができる。

特に部分的にカウリングによりカバーされているオート
バイの場合に、正面側の冷却装置と側部のケーシングカ
バーとに接続している取り外し可能なカウリング部材が
、上に位置しているタンク又は、サドル或いはフレーム
部分にまで上方に延びていれば、補助装置への上記接近
性は本質的に害されることはない。

サーマルリアクター又は触媒リアクターとして構成され
た排気装置は、シリンダヘッドからの排気路の、下部に
位置する開口に、直接接続することができ、このように
すれば、排気ガスの後処理の機能にとって有利な条件が
得られる。

これによって、消音器にまで長く突出する排気管の放出
面も全く実際的なものとなつ、これにより騒音の放出を
著しく減少させることができる。

そして、冷却装置を比較的高い位置に配置したため、オ
ートバイの走行中に生ずる冷却装置の汚れを少なくする
ことができる。

特許請求の範囲第２項乃至第１２項には、本発明の有利
な実施態様が記載されている。

特許請求の範囲第２項に記載した構成により、基本構造
部分が本来非対称形態を有しているにもかかわらず、エ
ンジンの外部形態が非常に対称的に形成される。

特許請求の範囲第３項の構成によれば、クランク室から
油溜めへと潤滑油を戻す戻し案内を有効なものとし、し
かもその構造を範単にできる。

特許請求の範囲第４項には、幅の広い基部にエンジンを
支承するための接続部分が示されている。

特許請求の範囲第５項乃至第７項の構成によれば、ケー
シング部分と補助装置との対応した寸法と配置状態とに
よって、外側形態を、丸味を持たせて仕上げることが可
能となる。

その場合、特許請求の範囲第７項の構成によれば、流体
冷却により得られる良好な騒音絶縁性のほかに、汚れを
抑えることができ、しかも補助装置の過熱を防止し、そ
の上好ましい空気流状態の得られる冷却空気案内手段を
得ることができる。

特許請求の範囲第８項の構成によれば、潤滑油ポンプと
冷却媒体ポンプとを、スペースの無駄がでないようにエ
ンジンケーシングに配置することができる。

特許請求の範囲第９項の構成によれば、はぼエンジンの
縦方向中央平面に、エンジンの出力装置をスペース上好
ましい状態で配置でき、しかも副駆動軸をもスペース上
好ましい状態で配置できる。

特許請求の範囲第１０項の構成によれば、２シリンダ又
は３シリンダのエンジンの場合に、エンジンの振動を抑
えることができるという点で、特許請求の範囲第９項の
構成を一層改良することができる。

特許請求の範囲第１１項及び第１２項に記載した構成に
よると、ポンプ駆動の構成と装置に関連した特許請求の
範囲第８項及び第９項の構成を、スペース上だけでなく
駆動上においても望ましいものにすることができる。

図面は、横たわった状態に配置されたシリンダを有する
単列３シリンダ一４サイクル内燃機関として本発明を構
成した実施例を示す。

この実施例における内燃機関は、特に、クランク軸が走
行方向に位置するように、オートバイに縦方向に組付け
ることができるように構成されちまいるが、他の乗物や
、運搬可能な機械や、或いは固定設置さた機械等にも組
付けることができるようになっている。

以下に、この実施例を詳細に説明する。

内燃機関１には、フランジ接続された変速機２が設けら
れ、しかもこの内燃機関は前部と後部の上側の隔部分に
それぞれ懸架耳３を有し、との懸架耳は図示していない
車輌フレームないしは機械フレームに連結されている。

第１図乃至第３図から明らかなように、内燃機関１はそ
の基本的な構造部分がシリンダークランクケース４と、
シリンダーヘッド５と、シリンダークランクケース４の
下に接続されたゲージング部分６とから構成されている
。

これらの構造部分は、両側に位置するケーシングカバー
７及び８と、前部に位置する制御カバー９と、後部に位
置するフランジカバー１０と共に内燃機関１のエンジン
ブロックを構成している。

両方のケーシングカバー７と８はそれぞれ同じ寸法の開
口部を介してその高さもその長さも対称状に延在してい
る。

したがって凹凸のない洗浄の容易なそして対称な外形の
外に又ケーシングカバーＴと８を取外した場合機関の内
部に手を届けやすくなる。

シリンダークランクケース４は水平に配置された３つの
シリンダー１１を有し、これらシリンダー内にピストン
１４が配置され、しかもこれらシリンダーは流体冷却（
液冷）用の７リンダー冷却ジヤケツト１５を有している
。

上記ピストン１４は連接棒１３を介してクランク軸１２
に連結されている。

シリンダーヘッド５は、吸気路及び排気路１８．１９の
制御するための一対の吸気弁と排気弁１６．１７を、各
シリンダー１１に対して有している。

この目的のためのシリンダーヘッド５は、ケーシングカ
バー８によって閉鎖された弁室２０内に、カム軸２１に
よって駆動される弁制御部材、即ちロンカアーム２１′
を有している。

又、シリンダーヘッド５は冷却通路を有し、該冷却通路
はシリンダーヘッド冷却ジャケット１５′を形成してい
ると共にシリンダー冷却ジャケット１５と連通している
。

正面側に設けられた冷却媒体ポンプ２２へ冷却媒体を案
内し、しかもこのポンプから冷却媒体を導き出すために
、ケースと、制御カバー９と、シリンダーヘッド５とに
は、冷却媒体通路２３及び２４が設けられている。

ケーシング部分６は、同様に正面側で、冷却媒体ポンプ
２２の隣りに、オイルフィルターケーシング２５を担持
している。

ケーシング６には排水口、冷却媒体ポンプ２２のポンプ
渦形室を形成する部分、ポンプ軸に対するシールリング
、ポンプカバーを形成スる部分及びポンプ軸を軸受する
部分とを有する。

ケーシング部分６の下部は、リブの設けられた取り外し
可能な油受２６として形成されている。

潤滑剤がクランク軸１２０回転領域から油受２６へと戻
り流れるように、補強リブにより分割されているスリッ
ト状の油戻し開口４′がシリンダークランクケース４に
形成され、この油戻し開口は、クランク室用のケーシン
グカバー１の下縁に対して平行な油かき縁４″を有して
いる。

ケーシング部分６及び油受２６の側方にはこれと並んで
ケーシング状の排気装置２γが配置され、この排気装置
はシリンダーヘッド５の下部で、ここに開口している排
気路１９に接続されている。

排気装置２７の側部外側輪郭は、対称的な構造を得るた
めに、ケーシング部分６及び油受２６における反対側の
外側輪郭にほぼ対応して形成されている。

両側の外側輪郭は、同様に互いに対応した輪郭を備えた
ケーシングカバー１及び８へと上方に連続しており、こ
れにより全体として一致したもしくは対称的な内燃機関
の両外側輪郭が得られる。

ケーシング部分６と排気装置２７はモータブロックの両
方の長手側部にほぼ全長にわたって延びている。

ケーシング部分６と排気装置２７は幅方向の両側の拡が
りがケーシングカバー７．８の分割面により定まるモー
タブロックの限界と一致する。

内燃機関１の上部に補助装置部の主要部分が配置されて
いる。

即ちここには シリンダー内ド５の吸気路１８に、吸気
導管２８として構成された吸気通路を介して気化器２９
が接続され且つ固定されている（第１図）。

補助装置群は内燃機関の上側にも又下部ケーシングの正
面側にも配置されている。

すなわち潤滑オイルフィルター２５、潤滑オイルポンプ
６０と冷却媒体ポンプ２２が内燃機関１の外側に組付け
、組外し及び保守作業のために手を届かすことが好都合
な状態で配置されている。

シリンダーヘッド５の上側にはサーモスタットケーシン
グ３０が配置され、このサーモスタットケーシングは、
サーモスタンド要素（挿入体）３０′と、冷却媒体導管
３２及び３３として構成された冷却媒体路用の接続部３
１とを有している。

（第３図及び第１０図）。

上記冷却媒体導管３２又は３３は、ラジェータ３４から
又はラジェータ３４へと通じている。

シリンダーヘッド冷却ジャケット１５′は、バイパス路
１５″ として、シリンダーヘッド５における開口１５
“、２３′及び３１′を介してサーモスタットケーシン
グ３０の混合室３０″に連通可能であり、またこの混合
室は冷却媒体通路２３を介して冷却媒体ポンプ２２に連
通し、或いはシリンダーヘッド冷却ジャケット１５′が
その接続部３１を通し且つ冷却媒体導管３３を介してラ
ジェータ３４に連通ずる。

ラジェータ３４は、内燃機関１の前部上縁の近くでその
上部に接続されている。

ラジェータはエンジンに対してやや傾斜して配置され、
これによってラジェータはおおむね同様に傾斜して配置
されたオートバイのフレームパイプ３５に適合される。

上記フレームパイプはエンジンブロックの半体に、例え
ばクランクケース４とシリンダーヘッド５０部分に形成
された懸架耳３に連結されている。

したがってエンジンブロック支持力は大きなてこ腕によ
りフレームに伝達されるようになる。

ラジェータ３４はその幅方向において内燃機関１のほぼ
全幅に亘って延在し、しかもその高さ方向において内燃
機関１の上部に配置された気化器２９の高さにまでほぼ
達しており、この気化器２９は最も高く突出した補助装
置である。

オートバイを組立てる際にラジェータ３４をシリンダヘ
ッドの近くにまで延ばすことができる。

ラジェータ３４と気化器２９との間には、冷却ファン３
６と冷却空気案内面３γとが位置しており、この案内面
３１はラジェータ３４から出た暖められた冷却空気がそ
の後方に位置する補助装置に悪影響を与えることを防止
する（第１図）。

内燃機関１の上側には他の補助装置として点火装置３８
とスターター（始動装置）３９が配置されている（第１
図乃至第３図）。

このスターターはスペースを節約するように、部分的な
くぼみである凹部４０に位置しており、この四部はシリ
ンダークランクケース４とシリンダヘッド５のケーシン
グ壁によって縁取られるように区画形成されている。

スターター３９は、フランジ壁４１に固定され、このフ
ランジ壁はシリンダークランクケース４の後部におげろ
上縁に形成されている。

このフランジ壁４１には後部のフランジカバー１０が接
続し、このフランジカバーは、スターター３９に対して
側方に位置をずらし後方に突出した状態でダイナモ４２
を担持している。

このダイナモもスペースを節約すべく部分的に、変速機
２用のケーシングの上側の四部４３に配置されている。

ダイナモ４２の上方には、空気フィルターと吸気消音器
４４とが位置し、この消音器は導管４５を通して気化器
２９に連結されている。

内燃機関１０内部構造を特に第４図及び第５図に明示す
る。

クランク軸１２は、チェーン又は歯付ベルト４６を介し
てカム軸２１に駆動連結されている。

この伝動装置は端面側の制御ケーシング９（第１図乃至
第３図）の内側に位置している。

シリンダーヘッド５０反対側には通気ケーシング４１が
配置され、この通気ケーシングは部分的に、後部のフラ
ンジカバー１０と一体に形成されている（第１図）。

クランク軸１２はその伝動側端部に平歯車４８を担持し
、この歯車４８には、他の歯車４９が速比ｌ：１で噛み
合うと共に歯車５０カ速比１．５：１で噛み合っている
。

これらの歯車４９及び５０によって、一方では副駆動軸
５１が、他方では副軸５２が、クランク軸１２とは反対
の回転方向に駆動される。

副駆動軸５１は、釣合錘５３と、変速機２に駆動連結す
るための出力フランジ５４と、ポンプ軸５６用の平歯車
装置の出力歯車５５とを担持しており、上記釣合錘は、
３シリンダーの構成によって生ぜしめられる慣性モーメ
ントを釣合わせる用をなし５、上記出力フランジ５４は
歯車４９よりも変速機２に近い部分に位置□し、しかも
上記出力歯車５５は変速機２とは反対側の端に位置して
いる。

ポンプ軸５６は、その一端に平歯車装置の構成要素とし
て駆動歯車５７を担持し、しかもその他端に冷却媒体ポ
ンプ２２のポンプインペラー（ポンプホイール）５８を
担持している。

更にこのポンプ軸５６は、その両軸受の中間位置に、潤
滑油用歯車ポンプの両歯車５９及び６０の一方を担持し
ている。

この方法で潤滑油用歯車ポンプのためと冷却媒体ポンプ
２２のための減速駆動部としての平歯車駆動部の配置の
空間が節約される。

副駆動軸５とそれに内燃機関従動部を出力フランジ５４
により連結する駆動連結部との配置は一方では当機関の
ための場所を節約し、他方では従動部への力伝達による
副駆動軸５１の負荷を少なくする。

２気筒又は３気筒の内燃機関の形状及び副駆動軸５１の
釣合錘装置の配置が同時に非常に円滑に稼動するエンジ
ンをそしてシリンダーと釣合錘装置のための場所を非常
に節約した配置を得る原因となる。

副駆動軸を介してポンプ軸を駆動することにより空間は
別に有利に利用される。

ポンプ軸５６と潤滑油ポンプ５９．６０と冷却媒体ポン
プ２２の平歯車伝動装置５５，５７をケーシング部分６
の壁の範囲に配置することにより、この補助装置群を非
常に空間を節約した状態で配置することができ、同時に
冷却媒体ポンプの可能な洩れを考慮し、簡単な方法での
冷却媒体ポンプの必要な接続及び油ポンプのオイルフィ
ルターケーシング２５との連結を可能にするという機能
の確実な構成を生ずる。

副軸５２はカム軸２１の駆動部側での端部に軸受６１と
、３点ディストリビュータとして形成された点火装置３
８用の１：３で伝動される角度駆動装置６２例えば傘歯
車装置の駆動歯車とを担持している。

副軸５２は、第２の軸受６３の外側でこの副軸５２に固
定された歯車５０よりも更に外側であって、駆動側延長
部６４に、スターターの歯車ないしは歯付きリム６５を
担持し、この歯車ないし歯付リム６５はスターターのピ
ニオン６６と噛み合うようになっている。

更に点火パルス発生器６７が、スターターの歯付きリム
６５の歯に作用連結し、このパルス発生器はスターター
の歯付きリム６５に対し半径方向に配置されている。

又、スターターの歯付きリム６５には、ダイナモ４２が
滑りクランチロ８によって連結されている。

図面に例示ししかも上述した本発明の実施例にかかる内
燃機関の構造により多数の利点が得られる。

特にこの内燃機関を、カウリングを持ったオートバイに
使用しても、またカウリングを持たないオートバイに使
用しても、外側面が滑らかで対称的な構造が得られると
共に、重心位置を低くでき、その上、すべての主装置と
補助装置を好ましい状態で配置できると共にこれらに容
易に接近できるように構成することができる。

また特に、騒音を軽減するために流体冷却装置を使用す
ると共に排気ガス中の有害物質の割合を軽減させること
もできるコンパクトな排気装置を用いた場合には、将来
起こり得るこの点に関しての厳しい要請にも対処できる
望ましい前提を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、組付けられた伝動装置としてフランジ接続さ
れた変速機を有し、しかも補助装置を有する内燃機関の
側面図、第２図は吸気装置を省略して示し第１図の矢印
■方向に見た平面図、第３図は第１図の矢印■方向に見
た図、第４図は軸の配置状態を示した内燃機関の伝動系
統の配置図、第５図は第３図と同じ側から見た内燃機関
の伝動系統を示す説明図、第６図は第３図におけるＶＩ
−５■線に沿った垂直断面図であって変速機を省略して
示す図、第７図は第６図の■−■線に沿った水平断面図
、第８図は第６図における■−■線に沿った垂直断面図
、第９図は第１図に示した内燃機関の冷却系統を示す説
明図、第１０図はサーモスタットの領域を示す第９図の
冷却系統の部分図である。 １・・・内燃機関、２・・・変速機、計・・接続部分、
４・・・シリンダークランクケース、４′・・・油戻し
開口、４′・・・油かきｉ、４，５・・・エンジンブロ
ック、５・・・シリンターヘッド、６・・・ケーシング
部分、γ、８・・・ゲージングカバー、９・・・ケーシ
ング部分、１１・・・シリンダー、１２・・・クランク
軸、１５・−・シリンダー冷却ジャケット、１５′・・
・シリンダーヘッド冷却ジャケット、１５′ら・・エン
ジン出口、開口、１８・・・吸気路、２０・・・弁室、
２２・・・冷却媒体ポンプ、２３．２４・・・冷却通路
、冷却媒体通路、２３′・・・開口、２５・・・フィル
ター、オイルフィルターケーシング、２６・・・油受、
２Ｔ・・・排気装置、２８，２９，４４．４５・・候気
装置、３０−−・サーモスタットケーシング、３０’・
・・サーモスタット要素、３０″・・・混合室、内部、
３１・・・接続部、３１′・・・開口、３２・・・ラジ
ェータ帰路、冷却媒体路、３３・・・ラジェータ往路、
冷却媒体路、３４・・・ラジェータ、３６・・・冷却フ
ァン、３７・・・冷却空気案内面、３８・・・点火装置
、３９・・・スターター、４０・・・凹部、４１・・・
フランジ壁、４２・・・ダイナモ、５０・・・歯車、５
１．５２・・・軸、５３・・・釣合装置、釣合錘、５４
・・・出力手段、５５’、５７・・・伝動装置、５６・
・・ポンプ軸、５８・・・ホイール、５９．６０・・・
ポンプ、歯車、６２・・・角度駆動装置、−傘歯車、６
４・・・延長部、６５・・・歯付きリム、構造部分、６
６・・・駆動部、６７・・・インパルス発生器。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ クランク軸とシリンダーとがほぼ水平に配置され、
   吸気装置や変速機のような補助装置が、一部は上側に配
   置され、一部はシリンダークランクケースの下部に接続
   されたケーシング部分に配置され、クランク室と弁室と
   がそれぞれケーシングカバーを有し、その場合、排気装
   置の部分がケーシング部分に並んで延在しており、排気
   装置はンリングーヘッドの下側から始まっている。 単列多シリンダー内燃機関において、ケーシングカバー
   ７及び８が、はぼ表面の滑らかなりランク軸１２の縦方
   向に見て側方の外部ケーシング壁を形成していること、 ７Ｊにおいて、シリング−クランクケース４とシリンダ
   ーヘンド５とから成るエンジンブロックの上側前縁の上
   に、冷却空気入口、流体ラジェータ３４、冷却空気ファ
   ン３６及び冷却空気案内面３７のような冷却装置が接続
   されていること、エンジンブロックの上側であって冷却
   装置の後方に、ダイナモ４２、スターター３９、点火装
   置３８及び吸気装置２Ｂ、２９．４４及び４５を含む補
   助装置の一部が配設されていること、ケーシング部分６
   が、潤滑油受けの外、補助装置の一部である副駆動軸５
   １、釣合装置５３、変速機、潤滑油フィルター、潤滑油
   ポンプ６０及び冷却媒体ポンプ２２を支持していること
   、及び排気装置２１の部分が、シリンダーヘンド５の下
   部でしかもケーシング部分６に並んでケーシング状に形
   成されていることを特徴とする前記内燃機関。 ２ 両方の側部ケーシングがカバー７及び８が、はぼ、
   クランク室及び弁室２０と等しい高さに延びている特許
   請求の範囲第１項に記載の内燃機関３ シリンダ−クラ
   ンクケース４には、クランク′室のためのケーシングカ
   バー１用の下部シール面に対して平行に、油かき縁４″
   が形成され、シール面と油かき縁４″ との間には補強
   リプによって分割されたスリット状の油戻し開は４′が
   設けられている特許請求の範囲第１項に記載の内燃機関
   。 ４ エンジンブロック４及び５には、両側のケーシング
   カバー１及び８にそれぞれ直接隣接する前部の上部隅部
   の領域に、支持フレームないしはオートバイフレームと
   の連結のための接続部分３が形成されている特許請求の
   範囲第１項に記載の内燃機関。 ５ シリング−クランクケース４の下部に接続されたゲ
   ージング部分６と、これに並んで位置する排気装置２１
   ０部分とが共に、ケーシングカバー１及び８０分割面に
   よって限定されて、エンジンブロック４及び５のほぼ全
   表に且つ全幅に延在している特許請求の範囲第１項に記
   載の内燃機関。 ６ 下部ケーシング部分６が、その前部端に、補助装置
   の一部である潤滑油フィルター２５、潤滑油ポンプ６０
   、及び冷却媒体ポンプ２２を有している特許請求の範囲
   第１項に記載の内燃機関。 ７ 流体冷却方式であり、冷却ファン３６及び冷却空気
   案内３Ｔを備えた流体ラジェータ３４を有し、これらは
   、内燃機関１の上側に配置されていると共に、この上側
   に配置された他の補助装置の前でしかも両側で配置され
   ている特許請求の範囲第１項に記載の内燃機関。 ８ 歯車ポンプとして構成された潤滑油ポンプ５９及び
   ６０のポンプ歯車５９と、回転ポンプとして構成された
   冷却媒体ポンプ２２のホイール５８とが、共通のポンプ
   軸５６に配設され、該ポンプ軸５６は、ケーシング部分
   ６の内部に位置する、クランク軸１２への駆動連結手段
   を有し、潤滑油ポンプ５９及び６０はケーシング部分６
   内に配置され、冷却媒体ポンプ２２は、ケーシング部分
   ６の前面壁の外側に配置されている特許請求の範囲第６
   項又は第１項に記載の内燃ｍ。 ９ シリンダー１１の直下であって、ここに接続された
   ケーシング部分６内に、副駆動軸５１が配置され、クラ
   ンク軸１２の一端と駆動連結している、副駆動軸５１の
   端部が内燃機関１の出力手段５４を構成している特許請
   求の範囲第１項に記載の内燃機関。 １０２つ又は３つのシリンダー１１と、釣合装置とが設
   けられ、該釣合装置は副駆動軸５１に設けられた釣合錘
   ５３を有し、その場合、クランク軸１２と副駆動軸５１
   とが、その回転方向が互に逆になるように１：１の害拾
   で駆動連結されている特許請求の範囲第９項に記載の内
   燃機関。 １１ 副駆動軸５１がポンプ軸５６と駆動連結してい
   る特許請求の範囲第８項又は第９項に記載の内燃機関。 １２ポンプ軸５６が平歯車伝動装置５５及び５Ｔを介し
   て駆動され、該伝動装置の歯車５５．５７が、副駆動軸
   ５１とポンプ軸５６の各軸受を含む、ケーシング部分６
   の壁の内側に配置され、この壁の外側に潤滑油ポンプ５
   ９及び６０が設けられていると共に冷却媒体ポンプ２２
   のケーシングが接続されており、該ケーシングが排水口
   、軸シールリング、ポンプ軸５６の他の軸受、ポンプ渦
   形室、ポンプホイール５８、及びポンプカバーとオイル
   フィルターケーシング２５のため接続部を有している特
   許請求の範囲第１０項に記載の内燃機関。