JPH1197446A - 縦型熱処理装置 - Google Patents

縦型熱処理装置

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JPH1197446A
JPH1197446A JP9272072A JP27207297A JPH1197446A JP H1197446 A JPH1197446 A JP H1197446A JP 9272072 A JP9272072 A JP 9272072A JP 27207297 A JP27207297 A JP 27207297A JP H1197446 A JPH1197446 A JP H1197446A
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JP
Japan
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heat treatment
heat
treatment apparatus
temperature
vertical heat
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JP9272072A
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Satoru Osawa
哲 大沢
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Tokyo Electron Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67005Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/67011Apparatus for manufacture or treatment
    • H01L21/67098Apparatus for thermal treatment
    • H01L21/67109Apparatus for thermal treatment mainly by convection

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエハボート(保持台)の下段に位置する被
処理体に対してその下方より熱を投入することによって
温度が安定するまでに要する時間を短縮させることがで
きる縦型熱処理装置を提供する。 【解決手段】 外周に加熱ヒータ12を配置した円筒体
状の処理容器8内に、その下方の開口部24より複数の
被処理体Wを多段に保持したウエハボート42を収容し
て前記被処理体に所定の熱処理を施す縦型熱処理装置に
おいて、前記開口部を開閉する蓋体46の下方に、前記
ウエハボートの下段の被処理体に対して熱を投入するた
めの加熱手段64を設けるように構成する。これによ
り、加熱手段からの熱線をウエハボートの下段の被処理
体に投入して、この部分における昇温を迅速に行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の半導体ウエ
ハを一度に熱処理する縦型熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多数の半導体ウエハに対して、
一度に所定の熱処理を施す装置として縦型熱処理装置が
知られている。この縦型熱処理装置は、石英製のウエハ
ボートに多段に半導体ウエハを載置させて支持し、これ
を縦型の処理容器内へ導入することによって半導体ウエ
ハに対して所定の熱処理を施すようになっている。この
場合、各半導体ウエハを高温のプロセス温度に維持させ
る必要があるため、このウエハボートは断熱機能を有す
る石英製の保温筒上に載置された状態で処理容器内に収
容されている。
【0003】ここで従来の一般的な縦型熱処理装置につ
いて図8を参照して説明する。この縦型熱処理装置2
は、石英により有天井の円筒体状に成形された外筒4
と、その内側に同心円状に配置された石英よりなる円筒
体状の内筒6とよりなる処理容器8を有している。この
処理容器8の外周は断熱材10に覆われており、この内
側に加熱ヒータ12を配置して内部の半導体ウエハWを
加熱し得るようになっている。
【0004】上記処理容器8の下部には、例えばOリン
グ等よりなるシール部材16を介して例えばステンレス
スチール製のマニホールド14が連結されており、この
マニホールド14の内壁より内側に延在させて設けた支
持凸部18に上記内筒6の下端を載置してこれを支持し
ている。このマニホールド14には、これを貫通して上
記内筒6の内側に延びたガス導入ノズル20が設けられ
ると共に、上記内筒6と外筒4との間の間隙に連通され
た排気口22が設けられており、これに図示しない真空
ポンプ等を連結することによって処理容器8内を、例え
ば真空引き可能としている。
【0005】一方、上記マニホールド14の下端は開放
されて開口部24として構成されており、この開口部2
4には、ボートエレベータのような昇降機構26から延
びるアーム28に取り付けられた、例えばステンレスス
チール製の蓋体30が開閉可能に取り付けられている。
この蓋体30の周縁部にも、上記開口部24の閉塞時に
処理容器8内の気密性を保持するためにOリング等のシ
ール部材32が設けられている。そして、この蓋体30
の中心部には、載置皿38が設けられており、この載置
皿38上に断熱機能を有する石英製の筒体状の保温筒4
0を載置し、この保温筒40上に、多数の半導体ウエハ
Wを所定の間隔で上下に多段に保持したウエハボート4
2が載置されている。
【0006】従って、昇降機構26を昇降させることに
よって、ウエハボート42は、保温筒40上に載置され
た状態で、蓋体30と共に一体的に昇降することにな
る。すなわち、半導体ウエハを処理容器8内へロードす
る場合には、ウエハボート42に多数のウエハWを多段
に支持させて、ウエハボート42を保温筒40上に載置
した状態で、昇降機構26を駆動させることによって処
理容器8内にウエハボート42を上昇させ、開口部24
を蓋体30で密閉する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ウエハボー
ト42に支持された半導体ウエハWは、処理容器8の外
周に設けた加熱ヒータ12により所定のプロセス温度に
昇温されて維持されるが、ウエハボート42を挿入する
開口部24は温度を高くできないことから、上記したよ
うにウエハボート42を断熱性の保温筒40上に載置さ
せて、これに温度勾配を持たせ、プロセス温度から開口
部24の温度まで徐々に下げている。しかしながら、こ
の保温筒40は、比較的熱容量が大きいためにこの温度
が昇温して安定するまでにかなりの時間を要してしま
い、この保温筒40の温度が安定するまで、プロセスが
開始できず、スループットを低下させる原因となってい
た。尚、容器内温度が設定した温度に安定するまでに要
する時間を温度リカバリー時間と称している。
【0008】また、プロセス中は、保温筒40は、プロ
セス温度と開口部24の温度との間の温度で安定してい
るが、この保温筒40は、ウエハWと比較して熱容量が
かなり大きいのに対して、保温筒40に対しては加熱ヒ
ータ12はほとんど対向して設けられていないことから
これに流入する熱量は、ウエハWに流入する熱量よりも
少ない。このため、保温筒40や下段のウエハが熱的に
安定するまでに更に大きな時間を要してしまうのみなら
ず、保温筒40のために、下段のウエハが熱影響を大き
く受けてしまうという問題があった。そこで、ウエハボ
ートの下段に製品ウエハとは異なるダミーウエハを数枚
載置させることも行なっているが、依然として熱的安定
までに時間を要する点及びウエハボートの下段のウエハ
の温度に影響を与えてしまう問題点は解決することはで
きない。
【0009】図9は温度的な安定が得られた時点の装置
内部の温度の分布を断面図に表したものである。粗い温
度範囲のデータと、拡大して細かくした温度の分布を表
したデータと2つ記載している。なお、図では略最適に
制御パラメータが設定されている。細かい温度分布に表
れたウエハが存在する領域の温度の差を面間の温度均一
性と称し、面間温度均一性を向上させるために色々な試
みがなされている。図中のA領域はその周辺より温度が
高くなるように制御パラメータが設定されている。A領
域の温度を高く設定する事により、温度が低いB領域の
影響がC領域に及ぶ事をおさえている。A領域の温度
は、A領域とC領域との温度差と熱伝達率によって決ま
る上方からの流入熱量、側面から受ける輻射熱量、A領
域とB領域との温度差と熱伝達率によって決まる下方へ
の流出熱量、及びA領域の熱容量によってきまる。この
中でB領域の温度が低く支配因子になる。逆に考えると
A領域の制御パラメータは温度差が小さいC領域への影
響を最少に抑えた状態で大きな温度差を持つB領域への
流出熱量を補うよう設定する必要がある。B領域の温度
はC領域と比べ圧倒的に低いため大きな熱量をA領域に
投入しなければならないが、A領域はなるべく狭くした
い。
【0010】この為、A領域の入力が過大になる問題点
がある。また、制御パラメータの設定は熟練を要する微
妙な設定になる。又、制御パラメータを最適に設定した
としても重要なC領域への影響が残ってしまう。これら
は、B領域の温度が低い事に起因している。装置の重要
な性能として各々のウエハの中の温度の均一性として定
義される面内均一性がある。装置は前記の面間均一性と
面内均一性との両面からその性能を保証しなければなら
ない。前記の面間均一性を保証しにくいウエハボートの
両端においてもその面内均一性を保証しなければならな
いし、向上させる事が必要である。ウエハボートの両端
における面内均一性はその直近の物体の面内均一性に大
きく影響される。従来の装置では保温筒が使用されてい
るため保温筒上部の温度分布がウエハボートの下部のウ
エハの面内均一性を決定している。ところが保温筒の温
度は外周から与えられる熱量と下方に流出する熱量によ
ってきまる。従来の装置では均一性を保証する手段を持
っていないといえる。
【0011】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明
は、ウエハボート(保持台)の下段に位置する熱容量の
小さい被処理体あるいは被処理体の下部に設けた薄い板
を直接加熱する事によって、温度が安定するまでに要す
る時間を短縮する事と、安定する温度自体を従来より高
い温度に維持させて面間均一性を向上させることを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、外周に加熱ヒータを配置した円筒体状
の処理容器内に、その下方の開口部より複数の被処理体
を多段に保持したウエハボートを収容して前記被処理体
に所定の熱処理を施す縦型熱処理装置において、前記開
口部を開閉する蓋体の下方に、前記ウエハボートの下段
の被処理体に対して熱を投入するための加熱手段を設
け、被処理体やウエハボート支持台の上部に設けた薄い
板を加熱するように構成したものである。
【0013】これにより、ウエハボートに載置支持され
た被処理体は、主に加熱ヒータによって加熱されるが、
下段に設けられた被処理体、或いは被処理体の下部に設
けた薄い板は、蓋体の下方に設けた加熱手段によっても
加熱される。これにより迅速に所定の温度まで昇温し安
定させることができ、スループットを向上させる事がで
きるだけでなく、安定する温度自体を高くする事ができ
るので最も重要な面間均一性を向上させる事ができる。
また、保温筒に替えて、複数の支持脚を有する支持台に
より支持させることにより、この部分における熱容量を
大幅に小さくすることができる。従って、スループット
を更に向上させることができる。
【0014】また、この加熱手段を個々に発熱量が制御
可能な複数の加熱ランプと各ランプに設けた反射ミラー
により構成することにより、温度分布に対応させて局部
的に集中的に熱を投入して加熱することができ、薄い板
の温度の面内均一性を高く維持することができる。特
に、この反射ミラーを回転させて反射方向を揺動回転さ
せることにより、薄い板の温度の面内均一性を一層向上
させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る縦型熱処理
装置の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は
本発明に係る縦型熱処理装置を示す断面構成図、図2は
支持台を支持する支持脚を示す斜視図、図3は図1に示
す縦型熱処理装置の下部の主要部を示す概略構成図、図
4は図3中の加熱手段の加熱ランプの配列状態を示す側
断面図、図5は加熱ランプと反射ミラーの構成を示す拡
大断面図、図6は加熱手段の加熱ランプの配列状態を示
す概略平面図である。尚、図8に示す構成と同一部分に
ついては同一符号を付して説明する。
【0016】この縦型熱処理装置44は、石英により有
天井の円筒体状に成形された外筒4と、その内側に同心
円状に配置された石英よりなる円筒体状の内筒6とより
なる処理容器8を有している。この処理容器8の外周は
断熱材10に覆われており、この内側に加熱ヒータ12
を配置して内部の半導体ウエハWを加熱し得るようにな
っている。上記処理容器8の下部には、例えばOリング
等よりなるシール部材16を介して例えばステンレスス
チール製のマニホールド14が連結されており、このマ
ニホールド14の内壁より内側に延在させて設けた支持
凸部18に上記内筒6の下端を載置してこれを支持して
いる。このマニホールド14には、これを貫通して上記
内筒6の内側に延びたガス導入ノズル20が設けられる
と共に、上記内筒6と外筒4との間の間隙に連通された
排気口22が設けられており、これに図示しない真空ポ
ンプ等を連結することによって処理容器8内を、例えば
真空引き可能としている。
【0017】一方、上記マニホールド14の下端は開放
されて開口部24として構成されており、この開口部2
4には、ボートエレベータのような昇降機構26から延
びるアーム28に取り付けられた、例えばステンレスス
チール製の蓋体46が開閉可能に取り付けられている。
この蓋体46の周縁部にも、上記開口部24の閉塞時に
処理容器8内の気密性を保持するためにOリング等のシ
ール部材32が設けられている。具体的には、上記蓋体
46は、例えば矩形状に組み付けた支持フレーム48を
介して昇降機構26のアーム28に連結されている。そ
して、上記蓋体46の中央部には、例えばウエハ径と同
等か、これよりも僅かに大きくなされた円形の透過口5
0が形成されており、この透過口50に例えばOリング
等のシール部材52を介して例えば石英製の熱線透過窓
54を気密に取り付けている。
【0018】また、この蓋体46上には、図2も示すよ
うに、起立された複数、例えば4本の石英製の支持脚5
6と、この支持脚56の下端部に接続した石英製の下部
リング58と、支持脚56の上端部に接続した石英製の
上部リング60とよりなる支持台62を設け、この上部
リング60上に多数のウエハWを多段に載置保持するウ
エハボート42を載置している。尚、上記支持脚56の
数は、3本或いは5本以上でもよい。上記下部リング5
8の内径は、上記蓋体46に設けた透過口50の直径と
同等か、それよりも少し大きく形成されており、この下
部リング58の荷重を熱線透過窓54ではなく蓋体46
の部分で受けるようになっている。上記支持脚56の上
段には溝が設けられており、この溝に面内温度均一性を
確保するために例えば石英板よりなる薄い板55が取り
付けられている。また、薄い板55の中央部には温度検
出用の温度計57が取り付けられており、加熱手段64
の制御系(図示せず)に温度のデータを与える。
【0019】そして、この熱線透過窓54の下方の位置
には、本発明の特徴とする加熱手段64を支持フレーム
48に取り付けて設けられている。具体的には、この加
熱手段64は、中心部とその周囲にリング状に配置した
複数、例えば7個の加熱ランプ66(図6参照)を有し
ており、各加熱ランプ66には、断面楕円形状の、或い
は断面放物線形状の反射ミラー68を設けている。これ
により、各加熱ランプ66からの熱線70を、熱線透過
窓54を透過させて薄い板55の裏面に投入するように
なっている。この場合、加熱ランプ66に設けた各反射
ミラー68はそれぞれ回転軸に対して傾けて取り付けら
れており、その反射方向は、薄い板55の裏面の異なっ
た位置に向けられて、全体として均等に分散されてい
る。また、反射ミラー68による集光点は、照射対象物
である薄い板55よりも少し手前に設定している。図3
及び図4には各加熱ランプ66から放射される熱線70
の状態を併せて記載している。尚、加熱ランプ66とし
ては、例えばハロゲンランプを用いることができる。
【0020】上記各加熱ランプ66は、支持フレーム4
8側に取り付けられる固定ベース72から起立させた固
定軸74の上端に設けられている。また、各加熱ランプ
66は、個別に発熱量を制御できるようになされてい
る。そして、各反射ミラー68の基部は、それぞれ軸受
76を介して上記各固定軸74に回転自在に支持されて
いる(図4及び図5参照)。また、各反射ミラー68の
基部には、図5及び図6にも示すように大口径の回転歯
車78が設けられており、これらの各回転歯車78間に
は、小口径の補助歯車80が歯合させて配置されてい
る。そして、複数の補助歯車80の内の1つの補助歯車
80Aには、図5に示すように駆動モータ82の駆動軸
84に取り付けた駆動歯車86が歯合されている。従っ
て、この駆動歯車86を回転することによって、この回
転力は補助歯車80と回転歯車78に交互に伝達され
て、全ての反射ミラー68を同期させて回転できるよう
になっている。
【0021】次に、以上のように構成された装置の動作
について説明する。まず、昇降機構26によりアーム2
8及びこれに直接、或いは間接的に支持される蓋体46
やウエハボート42等を降下させてこれを処理容器8の
下方にアンロードした状態において、ウエハボート42
に多数枚の未処理の半導体ウエハWを多段に載置保持さ
せる。そして、昇降機構26を上昇駆動させることによ
って、アーム28を上昇させ、ウエハボート42を処理
容器8の下部に設けたマニホールド14の開口部24か
ら処理容器8内にロードする。そして、この開口部24
を蓋体46によって気密に密閉し、真空引きする。
【0022】上記のロードと平行して処理容器8の外側
に設けた加熱ヒータ12及び蓋体46の下方に設けた本
発明の特徴とする加熱手段64は目標の温度になるよう
自動制御されている。なお、制御系を構成する温度系と
制御系は図示されていない。各部の温度と容器内部の圧
力があらかじめ決められた条件を満たせば、プロセスが
開始される。
【0023】ここで薄い板55は熱容量が小さく、且つ
蓋体46の下方に配置した加熱手段64からの熱線 7
0(図3参照)が熱線透過窓54を透過して投入されて
いるので、従来よりも高い温度に迅速に昇温し安定す
る。
【0024】また、加熱手段64を構成する各加熱ラン
プ66からの熱線70は、各反射ミラー68により薄い
板55の裏面のそれぞれ異なった部位に入射させて、全
体とし略均一に分散させるようになっているので、薄い
板55の温度面内均一性が向上し、ひいてはウエハ温度
の面内均一性が向上する。
【0025】特に、本実施例では、各反射ミラー68の
反射方向88(図5参照)を、対応する固定軸74に対
して角度θだけ傾けて設けているので、各反射ミラー6
8の回転に従って、各光スポットは小さな円に沿って揺
動回転することになり、従って、下段のウエハの面内温
度の均一性を一層向上させることができる。図7は最下
段のウエハの裏面の光スポットの状態の一例を示す図で
ある。図中、90はある時点での各加熱ランプ66から
の光スポットを示しており、各反射ミラー68の回転に
従って、各光スポット90の中心は、小さな円で示され
る軌跡92に沿って移動することになる。図示するよう
に、各光スポット90はそれぞれの円形の軌跡92に沿
って移動することにより、ウエハWの裏面の略全域に亘
って熱線を投入することができ、従って、前述のように
ウエハの温度の面内均一性を高めることができる。
【0026】また、ウエハWの周縁部は、中心部に対し
て放熱量が多くなる傾向にあることから、薄い板55の
周縁部に投入される光スポットの熱量を中心部よりも多
く設定することにより、温度の面内均一性を更に向上さ
せることが可能となる。ここでは、温度計57を薄い板
55の中央に1つ設け、ランプ全体のパワーを制御する
構成例で説明を行ったが、例えば、中央部と周縁部とに
相当する位置に温度計を設け、中央部と周縁部とで与え
るパワーを変え面内均一性を向上させる事も可能であ
る。さらに温度計の数を増やして個別のランプのパワー
を制御する事も可能である。図示例においては、加熱ラ
ンプ66を7個設けた場合について説明したが、この数
量や配列はこれに限定されない。また、反射ミラーの回
転駆動機構も上述したものに限定されない。
【0027】ここまでは、薄い板55を設け、最終的な
加熱対象のウエハを間接的に加熱する構造として説明を
行ってきたが、ウエハボートの最下段のウエハを直接加
熱する事も可能である。但し、この場合にはウエハボー
ト42を長くして従来の保温筒の一部がウエハボートと
して構成されたと考える事ができる。また、ウエハボー
ト42の下部からの放熱に対する処置について説明を行
っているが、ウエハボートは上部からも放熱している。
ウエハボートの上部に対して本発明の加熱手段を設ける
事も可能であり、均一性の向上が同じように可能であ
る。更には、ここでは処理容器8が外筒4と内筒6より
なる2重管構造のもので真空引きを行うプロセスを例に
とって説明したが、1重管構造のものでもよく、真空引
きを行わないプロセスにも適用できる。縦型のいわゆる
バッチ式の熱処理装置ならば、どのような形式のもので
も本発明を適用し得る。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の縦型熱処
理装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮する
ことができる。処理容器の下部の開口部を密閉する蓋体
の下方に、加熱手段を設けてウエハボートの下段の被処
理体に対して熱を投入するようにしたので、下段の被処
理体の昇温を、他の部分に設けた被処理体と同様に迅速
に行なうことができ、熱的に迅速に安定化させることが
できる。従って、その分、早く熱処理を開始することが
できるので、スループットを向上させることができる。
また、支持台の上段に薄い板を設けて、この薄い板の温
度を従来よりも高く且つ均一にするので被処理体温度の
面間均一性と面内均一性を向上することができる。
【0029】更に、加熱手段として、個々に発熱量が制
御可能な加熱ランプを用いることにより、投入する熱量
を部分的に制御することができ、従って、被処理体の温
度分布に応じて投入熱量を部分的に変えることにより、
被処理体温度の面内均一性を向上させることができる。
更には、加熱ランプに設けた反射ミラーを回転可能とし
て反射方向を揺動回転させることにより、薄い板の裏面
の略全域に亘って熱を投入することができ、従って、被
処理体温度の面内均一性を一層向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る縦型熱処理装置を示す断面構成図
である。
【図2】支持台を支持する支持脚を示す斜視図である。
【図3】図1に示す縦型熱処理装置の下部の主要部を示
す概略構成図である。
【図4】図3中の加熱手段の加熱ランプの配列状態を示
す側断面図である
【図5】加熱ランプと反射ミラーの構成を示す拡大断面
図である。
【図6】加熱手段の加熱ランプの配列状態を示す概略平
面図である。
【図7】ウエハボートの最下段の半導体ウエハの裏面の
光スポットの状態を示す図である。
【図8】従来の一般的な縦型熱処理装置を示す構成図で
ある。
【図9】従来の一般的な縦型熱処理装置の温度分布を示
す図である。
【符号の説明】
4 外筒 6 内筒 8 処理容器 12 加熱ヒータ 14 マニホールド 24 開口部 26 昇降機構 28 アーム 42 ウエハボート 44 縦型熱処理装置 46 蓋体 48 支持フレーム 54 熱線透過窓 55 薄い板 56 支持脚 57 温度計 58 下部リング 60 上部リング 62 支持台 64 加熱手段 66 加熱ランプ 68 反射ミラー 70 熱線 74 固定軸 76 軸受 78 回転歯車 80 補助歯車 88 反射方向 W 半導体ウエハ(被処理体)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に加熱ヒータを配置した円筒体状の
    処理容器内に、その下方の開口部より複数の被処理体を
    多段に保持したウエハボートを収容して前記被処理体に
    所定の熱処理を施す縦型熱処理装置において、前記開口
    部を開閉する蓋体の下方に、前記ウエハボートの下段の
    被処理体に対して熱を投入するための加熱手段を設ける
    ように構成したことを特徴とする縦型熱処理装置。
  2. 【請求項2】 前記ウエハボートは、前記蓋体より起立
    させて設けた複数の支持脚を有する支持台により支持さ
    れることを特徴とする請求項1記載の縦型熱処理装置。
  3. 【請求項3】 前記支持台には、薄い板が着脱可能に取
    り付けられたことを特徴とする請求項1または2記載の
    縦型熱処理装置。
  4. 【請求項4】 前記支持台には、温度計が取り付けられ
    たことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    縦型熱処理装置。
  5. 【請求項5】 前記蓋体には、前記加熱手段からの熱を
    透過するための熱線透過窓が設けられていることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれかに記載の縦型熱処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記加熱手段は、個々に発熱量が制御可
    能になされた複数の加熱ランプと、各加熱ランプに設け
    た複数の反射ミラーとよりなることを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれかに記載の縦型熱処理装置。
  7. 【請求項7】 前記反射ミラーは、回転可能になされ
    て、その反射方向を揺動回転させることを特徴とする請
    求項6記載の縦型熱処理装置。
  8. 【請求項8】 前記ウエハボートの上段の被処理体に対
    して熱を投入するための加熱ヒータを設けるように構成
    したことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載
    の縦型熱処理装置。
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