JPH1159490A - 自動車のルーフ構造 - Google Patents

自動車のルーフ構造

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JPH1159490A
JPH1159490A JP22839097A JP22839097A JPH1159490A JP H1159490 A JPH1159490 A JP H1159490A JP 22839097 A JP22839097 A JP 22839097A JP 22839097 A JP22839097 A JP 22839097A JP H1159490 A JPH1159490 A JP H1159490A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフパネルのフランジ周辺に成形歪が発生
せず、切除する立上げ部が短くて済む自動車のルーフ構
造を提供する。 【解決手段】 サイドパネル2の接合フランジ10に、
ルーフレールの各脚部に対応して前後方向に並んだ複数
個づつの取付孔13を形成すると共に、ルーフパネル1
のフランジ11に、取付孔13の間に中間フランジ15
を残した状態で、該各取付孔13を露出させる切欠部1
4を、立上げ部12ごと切欠いて形成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動車のルーフ構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のルーフ構造として、ルーフパネ
ルの左右両側に前後方向に沿う溝部を形成し、その溝部
内にルーフモールだけを取付けたものや、そのルーフモ
ールに追加してルーフレールを取付けた構造のものが知
られている(類似技術として、特開平8−225045
号公報参照)。
【0003】ルーフモールはルーフパネルの上面と略同
じ高さで、装飾用として取付けられるものである。ルー
フレールはルーフパネルの上面よりも上方に突出するも
ので、単なる装飾用のファンションレールと、荷物を載
せる機能を有するルーフラックの2種類がある。このル
ーフレールは前後方向に複数の脚部を有し、その脚部を
前記ルーフモールの途中部分に設けられた切除部に取付
けている。
【0004】ルーフパネルの溝部は、ルーフパネルの左
右両側にあるサイドパネルの接合フランジ、すなわちサ
イドパネルを構成するサイドパネルアウタとサイドパネ
ルインナとの各フランジを接合した接合フランジ上に、
ルーフパネルのフランジを接合して形成される。フラン
ジの縁部には、溝部内で立設した状態となる立上げ部が
上向きに形成されており、該立上げ部に溝部内のルーフ
モールが係合される。
【0005】そして、この溝部の底面には、希望によ
り、ルーフレールの脚部が取付けられるように、予め全
ての車体に取付孔が形成されている。ルーフモールだけ
を取付ける場合は、この取付孔は塞がれて使用され、ル
ーフレールを取付ける場合は、この取付孔にルーフレー
ルの脚部を取付けるためのボルトが挿通される。
【0006】ルーフパネルのフランジのうち、取付孔を
形成する部分は、他の部分よりもサイドパネル側へ部分
的に延設されている。これは、ルーフレールの脚部を取
付けるための取付孔を確実に開けるためである。つま
り、ルーフパネルのフランジは、溝部の全幅よりも狭
く、フランジの縁部が溝部の途中に位置しているため、
その部分をサイドパネル側へ延設しないと、フランジに
完全な取付孔を形成することができないからである。従
って、ルーフパネルのフランジにおけるルーフレールの
脚部を取付ける部分は、いったん立上げ部ごとサイドパ
ネル側へ延設した状態で成形し、その後、立上げ部のみ
を切除して部分的に延設されたフランジを残し、そこに
取付孔を形成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、ルーフパネルのフランジに
おけるルーフレールの取付部分を、いったん立上げ部ご
とサイドパネル側へ延設した状態で成形するため、その
延設部分の周辺に成形歪が生じ易くなっている。また、
このような成形歪の発生を抑制するために、延設部分を
ゆるやかな曲線で徐々に形成するため、延設部分が長く
なり、切除される立上げ部も長くなる。そのため、ルー
フモールの立上げ部と係合しない部分が長くなり、ルー
フモールが部分的に浮き上がるおそれがある。
【0008】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、ルーフパネルのフランジ周辺に
成形歪が発生せず、切除する立上げ部が短くて済む自動
車のルーフ構造を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
サイドパネルの端部に一段低く形成された接合フランジ
上に、ルーフパネルの端部に一段低く形成されたフラン
ジを接合して前後方向に沿う溝部を形成すると共に、フ
ランジの縁部から溝部内で立設した状態となる立上げ部
を形成し、該溝部内にルーフパネルの上面に略相応する
高さのルーフモールだけを立上げ部に係合させた状態で
取付けるか、又は溝部内に取付けたルーフモールの途中
部分に形成した切除部にルーフモールよりも上方へ突出
するルーフレールの脚部を取付ける自動車のルーフ構造
において、前記サイドパネルの接合フランジに、ルーフ
レールの各脚部に対応して前後方向に並んだ複数個づつ
の取付孔を形成すると共に、ルーフパネルのフランジ
に、取付孔の間に中間フランジを残した状態で、該各取
付孔を露出させる切欠部を、立上げ部ごと切欠いて形成
したものである。
【0010】請求項1記載の発明によれば、取付孔をサ
イドパネルの接合フランジだけに形成し、ルーフパネル
のフランジには、その取付孔を露出させるための切欠部
を形成した。つまり、従来のようにルーフパネルのフラ
ンジを部分的に延設するのではなく、逆にフランジを切
欠いて、接合フランジの取付孔だけを利用するようにし
たものである。従って、ルーフパネルのフランジを立上
げ部ごと部分的に延設する必要がなくなるため、フラン
ジの周辺に成形歪が生じることがない。また、切除され
る立上げ部の長さも最小限で済み、ルーフモールの部分
的な浮き上がりを防止することができる。更に、フラン
ジに切欠部を形成したものでありながら、中間フランジ
が残されるため、その中間フランジに接合点を設定する
ことができ、フランジにおける接合点の間隔が開き過ぎ
るのを防ぐことができる。
【0011】請求項2記載の発明は、各切欠部の縁部
が、中間フランジも含めて、連続した湾曲線で形成され
ている。
【0012】請求項2記載の発明によれば、切欠部の縁
部が、中間フランジも含めて、連続した湾曲線で形成さ
れているため、切欠部の縁部に防水用のシール材を塗布
する作業が容易である。
【0013】請求項3記載の発明は、ルーフモールとル
ーフパネルとの間にドリップ溝が形成されている。
【0014】請求項3記載の発明によれば、ルーフモー
ルとルーフパネルとの間にドリップ溝が形成されている
ため、ルーフパネル上の雨水等を排水し易い。
【0015】請求項4記載の発明は、ルーフパネルのフ
ランジに、取付孔に対応する挿通孔を有し且つ下面に切
欠部に合致する形状の段部が形成されたスペーサを接合
すると共に、該スペーサの周縁に防水用のシール材を塗
布し、該スペーサに対してルーフレールの脚部を挿通孔
及び取付孔を貫通するボルトにより取付けたものであ
る。
【0016】請求項4記載の発明によれば、ルーフレー
ルの脚部を取付ける場合に使用されるスペーサの下面
に、切欠部に合致する形状の段部が形成されているた
め、切欠部の縁部と段部との当接により、該スペーサの
位置決めを行うことができる。また、スペーサの下面が
取付孔に密着するため、スペーサの周縁に施される防水
用のシール材が取付孔に達することはない。
【0017】請求項5記載の発明は、スペーサが複数個
づつの取付孔を覆えるサイズで、周縁が湾曲状に形成さ
れている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、スペーサが
複数個づつの取付孔を覆えるサイズで、周縁が湾曲状に
形成されているため、ルーフレールの各脚部に1つのス
ペーサを設置するだけで済み、且つスペーサの周縁にシ
ール材を塗布する作業が容易である。
【0019】請求項6記載の発明は、スペーサがルーフ
パネルのフランジに対して予め接合されている。
【0020】請求項6記載の発明によれば、スペーサが
ルーフパネルのフランジに対して予め接合されているた
め、ルーフパネルのフランジをサイドパネルの接合フラ
ンジに接合した後にスペーサを接合するよりも、該スペ
ーサの接合作業が容易である。
【0021】請求項7記載の発明は、スペーサとルーフ
レールの脚部との間に水密用のワッシャが介装されてい
る。
【0022】請求項7記載の発明によれば、スペーサと
ルーフレールの脚部との間に水密用のワッシャが介装さ
れているため、スペーサの挿通孔を若干大きめに形成し
ても防水性は確保される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な一実施形
態を図1〜図8に基づいて説明する。
【0024】図1中、1はルーフパネルで、その左右両
側にはサイドパネル2が設けられており、ルーフパネル
1と左右両側のサイドパネル2との間には、前後方向に
沿う溝部3が形成されている(尚、図1では左側の構造
だけを代表して示している)。この溝部3内には、ルー
フモール4だけが取付けられる場合(図1参照)と、ル
ーフモール4に形成した3カ所の切除部5に、ルーフレ
ール6の脚部7がそれぞれ取付けられる場合(図2参
照)がある。
【0025】サイドパネル2は、ルーフパネル1の上面
に相当する高さを有するサイドパネルアウタ8と、その
下側に接合されるサイドパネルインナ9とから成り、そ
のルーフパネル1側には互いのフランジを接合した一段
低い接合フランジ10が形成されている。ルーフパネル
1のフランジ11も一段低く形成されており、該フラン
ジ11を前記接合フランジ10上に接合することによ
り、溝部3が形成されている。
【0026】溝部3のサイドパネル2寄りの途中位置に
あるフランジ11の縁部からは、上向きの立上げ部12
が形成されており、該立上げ部12の上端12aはサイ
ドパネル2側に折れ曲がった状態になっている。
【0027】サイドパネル2の接合フランジ10には、
ルーフレール6の脚部7に対応して、2個づつの取付孔
13が前後方向に並んで形成されている。また、この取
付孔13に対応する部分のフランジ11には、それぞれ
切欠部14が形成されている。この切欠部14は、立上
げ部12ごと切欠いて形成したものであり、各切欠部1
4の間に中間フランジ15が残された状態になってい
る。この切欠部14の縁部は、この中間フランジ15も
含めて、連続した湾曲線で形成されている。
【0028】このように、取付孔13をサイドパネル2
の接合フランジ10だけに形成し、ルーフパネル1のフ
ランジ11には、その取付孔13を露出させるための切
欠部14を形成するようにした。つまり、従来のように
ルーフパネル1のフランジ11を部分的に延設するので
はなく、逆にフランジ11を切欠いて、接合フランジ1
0の取付孔13だけを利用するようにしたものである。
従って、ルーフパネル1のフランジ11を立上げ部12
ごと部分的に延設する必要がなくなるため、フランジ1
1の周辺に成形歪が生じることがない。また、切除され
る立上げ部12の長さLも最小限で済む。
【0029】次に、ルーフモール4だけを取付ける場合
の構造と、ルーフレール6も取付ける場合の構造を説明
する。
【0030】ルーフモール4だけを取付ける場合(図3
〜図5参照) ルーフモール4だけを取付ける場合は、中間フランジ1
5と接合フランジ10とがスポット点S1 で溶接され
る。切欠部14の前後にも、スポット点S2 、S 3 が設
けられている。従って、各取付孔13に対応して切欠部
14を形成したものでありながら、各スポット点S1
2 、S3 の間隔が開き過ぎるのを防止することができ
る。
【0031】そして、ルーフモール4だけを取付ける場
合は、切欠部14の縁部に「防水用シール材」としての
ペイントシールPを塗布し、フランジ11と接合フラン
ジ10との間に隙間に水が侵入しないようにする。この
ペイントシールPを塗布する作業は、切欠部14の縁部
が、中間フランジ15も含めて、連続した湾曲線で形成
されているため作業性が良い。尚、切欠部14以外の部
分におけるフランジ11と接合フランジ10との間にも
ペイントシールPが施される(図4参照)。
【0032】取付孔13はキャップ16で塞いだ状態に
して、溝部3内にルーフモール4を押し込む。押し込ま
れたルーフモール4は立上げ部12の上端12aに係合
し、溝部3内で保持された状態となる。ルーフモール4
を溝部3内に設けた状態では、切除される立上げ部12
の長さLが最小限で短いため、ルーフモール4が部分的
に浮き上がったりすることはない。
【0033】更に、ルーフモール4とルーフパネル1と
の間にドリップ溝Dが形成されるため、ルーフパネル1
上の雨水等を排水し易くなる。
【0034】ルーフレール6も取付ける場合(図6〜図
8参照) ルーフレール6を取付ける場合は、スペーサ17が使用
される。このスペーサ17は、2つの取付孔13を覆う
サイズの概略楕円形状をしている。従って、ルーフレー
ル6の各脚部7に対して、2つの切欠部14を形成した
ものでありながら、1つのスペーサ17を用意するだけ
で良い。このスペーサ17には取付孔13に対応する挿
通孔18が形成されている。また、このスペーサ17の
下面には、切欠部14に合致する形状の段部19が形成
されている。
【0035】このスペーサ17は、ルーフパネル1のフ
ランジ11における中間フランジ15に対して、スポッ
ト点S4 により予め接合されている。このスペーサ17
の接合は、スペーサ17の下面に形成した段部19を、
切欠部14の縁部に当接させることにより、フランジ1
1に対する位置決めを行うことができる。スペーサ17
を、接合フランジ10に接合される前のフランジ11に
接合するため、該スペーサ17の接合作業が容易であ
る。
【0036】次に、スペーサ17を接合した状態のフラ
ンジ11を、サイドパネル2の接合フランジ10に対し
て、その他のスポット点S2 、S3 で接合する。フラン
ジ11に対するスペーサ17の位置決めがなされている
ため、該フランジ11を接合フランジ10上に正確に接
合するだけで、スペーサ17の挿通孔18と、接合フラ
ンジ10の取付孔13とが一致する。
【0037】次に、スペーサ17の周縁にペイントシー
ルPを塗布する。スペーサ17の周縁が湾曲状に形成さ
れているため、ペイントシールPを塗布する作業が容易
である。また、スペーサ17の下面が取付孔13に密着
するため、前記ペイントシールPが取付孔13まで達し
ない。
【0038】溝部3内には、ルーフモール4が取付けら
れており、該ルーフモール4のスペーサ17に対応する
箇所のみ部分的に切除された切除部5となっている。そ
して、このスペーサ17の上に水密用のワッシャ21を
介して、ルーフレール6の脚部7が載置される。脚部7
の底面には、だるま形状の係合孔22が形成されてお
り、該係合孔22にボルト23の頭部が固定されてい
る。このボルト23は、スペーサ17の挿通孔18と、
接合フランジ10の取付孔13を貫通して下方へ突出
し、下側からナット24により固定される。
【0039】このようにして、溝部3には、ルーフパネ
ル1の上面よりも上方に突出するルーフレール6が取付
けられると共に、ルーフレール6の脚部7以外の部分に
は、ルーフモール4が取付けられた状態となる。スペー
サ17の周縁にペイントシールPが塗布されていると共
に、スペーサ17とルーフレール6の脚部7との間に水
密用のワッシャ21が介装されているため、スペーサ1
7の挿通孔18が若干大きめでも、脚部7とスペーサ1
7との間から水が侵入することはない。
【0040】尚、以上の実施形態では、ルーフレール6
の脚部7に対応して2個づつの取付孔13を形成した
が、3個以上の取付孔13を前後方向に並べて形成して
も良い。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、取付孔を
サイドパネルの接合フランジだけに形成し、ルーフパネ
ルのフランジには、その取付孔を露出させるための切欠
部を形成した。つまり、従来のようにルーフパネルのフ
ランジを部分的に延設するのではなく、逆にフランジを
切欠いて、接合フランジの取付孔だけを利用するように
したものである。従って、ルーフパネルのフランジを立
上げ部ごと部分的に延設する必要がなくなるため、フラ
ンジの周辺に成形歪が生じることがない。また、切除さ
れる立上げ部の長さも最小限で済み、ルーフモールの部
分的な浮き上がりを防止することができる。更に、フラ
ンジに切欠部を形成したものでありながら、中間フラン
ジが残されるため、その中間フランジに接合点を設定す
ることができ、フランジにおける接合点の間隔が開き過
ぎるのを防ぐことができる。
【0042】請求項2記載の発明によれば、切欠部の縁
部が、中間フランジも含めて、連続した湾曲線で形成さ
れているため、切欠部の縁部に防水用のシール材を塗布
する作業が容易である。
【0043】請求項3記載の発明によれば、ルーフモー
ルとルーフパネルとの間にドリップ溝が形成されている
ため、ルーフパネル上の雨水等を排水し易い。
【0044】請求項4記載の発明によれば、ルーフレー
ルの脚部を取付ける場合に使用されるスペーサの下面
に、切欠部に合致する形状の段部が形成されているた
め、切欠部の縁部と段部との当接により、該スペーサの
位置決めを行うことができる。また、スペーサの下面が
取付孔に密着するため、スペーサの周縁に施される防水
用のシール材が取付孔に達することはない。
【0045】請求項5記載の発明によれば、スペーサが
複数個づつの取付孔を覆えるサイズで、周縁が湾曲状に
形成されているため、ルーフレールの各脚部に1つのス
ペーサを設置するだけで済み、且つスペーサの周縁にシ
ール材を塗布する作業が容易である。
【0046】請求項6記載の発明によれば、スペーサが
ルーフパネルのフランジに対して予め接合されているた
め、ルーフパネルのフランジをサイドパネルの接合フラ
ンジに接合した後にスペーサを接合するよりも、該スペ
ーサの接合作業が容易である。
【0047】請求項7記載の発明によれば、スペーサと
ルーフレールの脚部との間に水密用のワッシャが介装さ
れているため、スペーサの挿通孔を若干大きめに形成し
ても防水性は確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係るルーフモールだけ
を取付けたルーフ構造を示す斜視図。
【図2】ルーフレールも取付けたルーフ構造を示す斜視
図。
【図3】ルーフモールだけを取付ける場合のスペーサ周
辺の構造を示す斜視図。
【図4】図3中矢示SA−SA線に沿うルーフモールを
取付けた状態における断面図。
【図5】図3中矢示SB−SB線に沿うルーフモールを
取付けた状態における断面図。
【図6】ルーフレールも取付ける場合のスペーサ周辺の
構造を示す斜視図。
【図7】図6中矢示SC−SC線に沿うルーフレールを
取付けた状態における断面図。
【図8】図6中矢示SD−SD線に沿うルーフレールを
取付けた状態における断面図。
【符号の説明】
1 ルーフパネル 2 サイドパネル 3 溝部 4 ルーフモール 6 ルーフレール 7 脚部 10 接合フランジ 11 フランジ 12 立上げ部 13 取付孔 14 切欠部 15 中間フランジ 17 スペーサ 18 挿通孔 19 段部 21 ワッシャ 23 ボルト D ドリップ溝 P ペイントシール(シール材)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドパネルの端部に一段低く形成され
    た接合フランジ上に、ルーフパネルの端部に一段低く形
    成されたフランジを接合して前後方向に沿う溝部を形成
    すると共に、フランジの縁部から溝部内で立設した状態
    となる立上げ部を形成し、 該溝部内にルーフパネルの上面に略相応する高さのルー
    フモールだけを立上げ部に係合させた状態で取付ける
    か、又は溝部内に取付けたルーフモールの途中部分に形
    成した切除部にルーフモールよりも上方へ突出するルー
    フレールの脚部を取付ける自動車のルーフ構造におい
    て、 前記サイドパネルの接合フランジに、ルーフレールの各
    脚部に対応して前後方向に並んだ複数個づつの取付孔を
    形成すると共に、ルーフパネルのフランジに、取付孔の
    間に中間フランジを残した状態で、該各取付孔を露出さ
    せる切欠部を、立上げ部ごと切欠いて形成したことを特
    徴とする自動車のルーフ構造。
  2. 【請求項2】 各切欠部の縁部が、中間フランジも含め
    て、連続した湾曲線で形成されている請求項1記載の自
    動車のルーフ構造。
  3. 【請求項3】 ルーフモールとルーフパネルとの間にド
    リップ溝が形成されている請求項1又は請求項2記載の
    自動車のルーフ構造。
  4. 【請求項4】 ルーフパネルのフランジに、取付孔に対
    応する挿通孔を有し且つ下面に切欠部に合致する形状の
    段部が形成されたスペーサを接合すると共に、該スペー
    サの周縁に防水用のシール材を塗布し、該スペーサに対
    してルーフレールの脚部を挿通孔及び取付孔を貫通する
    ボルトにより取付けた請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の自動車のルーフ構造。
  5. 【請求項5】 スペーサが複数個づつの取付孔を覆える
    サイズで、周縁が湾曲状に形成されている請求項4記載
    の自動車のルーフ構造。
  6. 【請求項6】 スペーサがルーフパネルのフランジに対
    して予め接合されている請求項4又は請求項5記載の自
    動車のルーフ構造。
  7. 【請求項7】 スペーサとルーフレールの脚部との間に
    水密用のワッシャが介装されている請求項4〜6のいず
    れか1項に記載の自動車のルーフ構造。
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