JPH0214991Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0214991Y2
JPH0214991Y2 JP1983135308U JP13530883U JPH0214991Y2 JP H0214991 Y2 JPH0214991 Y2 JP H0214991Y2 JP 1983135308 U JP1983135308 U JP 1983135308U JP 13530883 U JP13530883 U JP 13530883U JP H0214991 Y2 JPH0214991 Y2 JP H0214991Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
groove
flange
roof molding
clip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983135308U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6045156U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13530883U priority Critical patent/JPS6045156U/ja
Publication of JPS6045156U publication Critical patent/JPS6045156U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0214991Y2 publication Critical patent/JPH0214991Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車のルーフの幅方向両側端部
近傍位置で、該ルーフ上面に前後方向に形成され
た溝に取付けられるルーフモールおよびその近傍
部分の構造の改良に関する。
〔従来技術〕
従来の自動車、例えば乗用車における、ルーフ
の幅方向両側端部近傍位置で、該ルーフ上面に前
後方向に形成された溝に取付けられるルーフモー
ルは、該溝を埋めて、外観を向上させると共に、
自動車走行中の風切り音を低減させるものであ
り、一般的に、接着剤によつて取付けられるもの
である。
このような接着式のルーフモールは、溝への組
付け状態が不完全でこれを手直ししなければなら
ない時、その取脱しに多大の手間および時間を要
するとともに、取脱されたルーフモールは損傷が
大きいために再使用できないという問題点があ
る。
これに対して、溝部にクリツプ等によつてルー
フモールを取付けることも考えられるが、この場
合は、溝にクリツプ取付け用の孔等を形成しなけ
ればならず、この取付け用孔からの水の浸入を防
止するためのシール手段、等が必要となり、コス
トが増大してしまうとともに、クリツプが溝から
脱れてしまう恐れがあるという新たな問題点を生
じる。
又、ルーフモールにより溝を被うと、外観向上
及び風切り音の低減を図ることができるが、溝の
雨樋としての機構が消失してしまうという問題点
を生じる。
〔考案の目的〕 この考案は上記問題点に鑑みてなされたもので
あつて、溝にシール等の手段を要することなく、
且つ、脱落する恐れがないようにクリツプを取付
け、このクリツプにルーフモールを取脱し可能に
取付けることができるようにすると共に、雨樋と
しての機能を果すようにした自動車のルーフモー
ル部構造を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
この考案は、ルーフの幅方向両側端部近傍位置
で、該ルーフ上面に前後方向の溝を形成し、該溝
にルーフモールを取付けてなる自動車のルーフモ
ール部構造において、前記溝内で、該溝の長手方
向に沿つて、立設されたフランジと、このフラン
ジに、長手方向適宜間隔で形成された切欠き又は
孔に係合されることにより前記溝内で前記フラン
ジに取付けられる複数のクリツプと、を設け、且
つ、前記ルーフモールを該クリツプに、これを被
うようにして、取脱し可能に嵌合すると共に、該
ルーフモールのルーフ中央側の上端角部に切欠き
を形成し、ルーフモールの取付け状態でルーフの
立壁との間に雨樋溝を形成したことにより上記目
的を達成するものである。
〔考案の作用〕
この考案においては、溝内にフランジを突出さ
せ、このフランジにクリツプを係合させることに
よつて、シール不要で、且つ脱落しないようにク
リツプが取付けられ、このクリツプに取脱し自在
にルーフモールが嵌合取付けされるものである。
又、ルーフモールのルーフ立壁側の上端角部に
は切欠きが形成され、クリツプへの取付け時には
該切欠き部とルーフ立壁との間に雨樋溝が形成さ
れる。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
この実施例は、第1図および第2図に示される
ように、ルーフ10の幅方向両側端部近傍位置
で、該ルーフ10上面に前後方向の溝12を形成
し、該溝12にルーフモール14を取付けてなる
自動車のルーフモール部構造において、前記溝1
2内で、該溝12の長手方向に沿つて、立設され
たフランジ16と、このフランジ16に、長手方
向適宜間隔で係合されることにより前記溝12内
で前記フランジ16に取付けられるとともに、取
付け状態で前記溝12内周に弾力的に接触して、
前記フランジ16に係合する押し付け力を形成す
る爪部18,19を備えた複数のクリツプ20
と、を設け、且つ、前記ルーフモール14を該ク
リツプ20に、これを被うようにして、取脱し可
能に嵌合したものである。
前記ルーフモール14のルーフ10側の上端角
部には、切欠きが形成され、これによつて、ルー
フモール14のクリツプ20への取付け状態で、
該ルーフモール14と溝12におけるルーフ10
側の立壁12Bとの間に雨樋溝26を形成するよ
うにされている。
前記溝12は、ルーフ10の幅方向側端部とこ
の外側に接続されるクオータパネル22の幅方向
内側端部の重ね合わせ部分に形成され、前記フラ
ンジ16は、ルーフ10の側端部を溝12内で上
方に屈曲延在させることにより形成されている。
このフランジ16の上端は前記クオータパネル
22方向に屈曲され水平部17とされている。
又、フランジ16の長手方向の適宜個所には、前
記水平部17から溝12の底部に至る範囲で切欠
き24が形成されている。
前記クリツプ20は、前記フランジ16の切欠
き24に溝12の幅方向から嵌合される嵌合部2
0Aと、この嵌合部20Aが切欠き24に嵌合さ
れた時に、フランジ16のルーフ10側に突出し
て切欠き24の長手方向両側位置におけるフラン
ジ16に係合することにより嵌合部20Aの抜け
止めを構成する一対の係合爪20Bと、嵌合部2
0Aが切欠き24に嵌合された時、フランジ16
の上端における水平部17に下方から係合してク
リツプ20の上方への抜け止めを構成する抜け止
め突起20Cと、上端部且つ前記フランジ16を
間にしてルーフ10側およびクオータパネル22
側にそれぞれ突出した係合突起20Dおよび20
Eと、前記一対の爪部18および19とを備えて
いる。
前記一方の爪部18は、前記嵌合部20Aおよ
び係合爪20Bから更にルーフ10方向に突出し
て、嵌合部20Aが切欠き24に嵌合された状態
で、その先端部が弾力的に溝12の底部12Aを
押圧するようにされてる。
又、他方の爪部19は、前記一方の爪部18と
反対方向に突出延在され、嵌合部20Aが切欠き
24に嵌合された時、溝12におけるクオータパ
ネル22側の傾斜壁23を弾力的に押圧するよう
にされている。
前記ルーフモール14は、前記クリツプ20の
上端の幅方向両端に形成された前記一対の係合突
起20Dおよび20Eを抱込むようにされた一対
の係合爪14A,14Bを備え、クオータパネル
22側の係合爪14Aを前記係合突起20Dに係
合させた後にルーフ10側の端部を押込んだ時、
他方の係合爪14Bが係合突起20Eに係合され
得るようになつている。
又、ルーフモール14は、その上面15が、ル
ーフモール14をクリツプ20に嵌合させた状態
で、ルーフ10からクオータパネル22に至る車
体外側面と略面一となるように形成されている。
前記クリツプ20は、溝12に沿つて、即ち、
自動車の長手方向にルーフ10の側端部に沿つて
適宜個所形成された切欠き24にそれぞれ嵌合し
て取付けられ、前記ルーフモール14はフランジ
16に取付けられた状態のクリツプ20にその外
側からこれを被うように嵌合されることによつて
溝12をカバーするものである。
この実施例においは、クリツプ20が取付けら
れるフランジ16は、溝12内においてルーフ1
0の幅方向側端部を延長屈曲して立設したもので
あるために、クリツプ20の取付け用切欠き24
を設けても漏水等の恐れがなく、従つて、シール
が不要である。
又、クリツプ20は、フランジ16の切欠き2
4部分に嵌合された状態で、係合爪20Bによつ
て溝12の幅方向の抜け止めがなされるととも
に、抜け止め突起20Cがフランジ16の水平部
17に下方から係合し、且つ、一対の爪部18お
よび19が溝12の底部に弾力的に圧接して、ク
リツプ20全体を上方に付勢しているので、該ク
リツプ20は抜け止め突起20Cを介して強固に
フランジ16に係合され、従つて、クリツプ20
がフランジ16から脱落することがない。
又、ルーフモール14は、前記クリツプ20に
対して取脱し自在に嵌合して取付けられているの
で、組付けの手直し作業も容易であるとともに、
ルーフモール14を何等損傷することなく取脱し
て、これを再使用することができる。
更に、ルーフモール14は、組付け状態で、ル
ーフ立壁12Bとの間に、ルーフ10の端部に連
続する雨樋溝26を形成するので、雨樋としての
機能を果すことができる。しかも、雨樋溝26
は、ルーフモール14の車体幅方向内端とルーフ
10の車体幅方向外端の間に形成されているの
で、自動車走行中に風切り音を発生することが少
なく、又、目立たず、外観低下がない。
尚、上記実施例は、フランジ16に水平部17
および切欠き24を設け、該水平部17によつて
クリツプ20の上方への抜け止めを、又、切欠き
24によつて溝12の幅方向および長手方向の抜
け止めをそれぞれ形成するようにしているが、本
考案はこれに限定されるものでなく、クリツプ2
0は溝12内に立設されるフランジ16に固定取
付けられるものであればよい。
従つて、例えば、切欠き24の代わりにフラン
ジ16に孔を設け、この孔に係合爪20Bを備え
た嵌合部20Aを挿入嵌合するようにしてもよ
い。
この場合は孔の上端にクリツプ20が係合する
ことによつて該クリツプ20の上方への抜け止め
がなされる。
又、上記実施例は、係合爪20Bによつてクリ
ツプ20の、フランジ16から溝12の幅方向の
抜け止めを形成するようにしているが、これは、
例えば、クリツプ20の爪部18および19を溝
12の幅方向両側端部にまで延在させてこれに接
触させることにより溝12の幅方向の抜け止めを
構成するようにしてもよい。
〔考案の効果〕
本考案は上記のように構成したので、溝にシー
ル等を施すことなく、且つ、脱落することなく確
実にクリツプを取付けることができ、従つて、こ
のクリツプに取付けられるルーフモールの組付け
手直しが容易となるとともに、ルーフモールの再
使用も可能とすることができ、且つ、ルーフモー
ル取付け状態で雨樋の機能を果すことができると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車のルーフモール部
構造の実施例を示す断面図、第2図は同実施例の
要部を示す分解斜視図である。 10……ルーフ、12……溝、12B……立
壁、14……ルーフモール、16……フランジ、
20……クリツプ、24……切欠き、26……雨
樋溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ルーフの幅方向両側部近傍位置で、該ルーフ上
    面に前後方向の溝を形成し、該溝にルーフモール
    を取付けてなる自動車のルーフモール部構造にお
    いて、前記溝内で、該溝の長手方向に沿つて、立
    設されたフランジと、このフランジに、長手方向
    適宜間隔で形成された切欠き又は孔に係合される
    ことにより前記溝内で前記フランジに取付けられ
    る複数のクリツプと、を設け、且つ、前記ルーフ
    モールを該クリツプに、これを被うようにして、
    取脱し可能に嵌合すると共に、該ルーフモールの
    ルーフ中央側の上端角部に切欠きを形成し、ルー
    フモールの取付け状態でルーフの立壁との間に雨
    樋溝を形成したことを特徴とする自動車のルーフ
    モール部構造。
JP13530883U 1983-08-31 1983-08-31 自動車のル−フモ−ル部構造 Granted JPS6045156U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13530883U JPS6045156U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 自動車のル−フモ−ル部構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13530883U JPS6045156U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 自動車のル−フモ−ル部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6045156U JPS6045156U (ja) 1985-03-29
JPH0214991Y2 true JPH0214991Y2 (ja) 1990-04-23

Family

ID=30304597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13530883U Granted JPS6045156U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 自動車のル−フモ−ル部構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6045156U (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525336Y2 (ja) * 1986-07-25 1993-06-25
JPH048044Y2 (ja) * 1987-01-23 1992-03-02
JPH0537716Y2 (ja) * 1987-04-13 1993-09-24
JPH085871Y2 (ja) * 1988-12-16 1996-02-21 三菱自動車工業株式会社 モール固定用クリップ
JP4541231B2 (ja) * 2005-05-20 2010-09-08 株式会社ファルテック ルーフモールディング

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5921085Y2 (ja) * 1979-03-27 1984-06-20 ダイハツ工業株式会社 自動車用樹脂製モ−ル

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6045156U (ja) 1985-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0214991Y2 (ja)
JPH0214990Y2 (ja)
JPS5921085Y2 (ja) 自動車用樹脂製モ−ル
JP3198851B2 (ja) サイドシルスカッフの取付構造
JPH0132567Y2 (ja)
JPH0326981Y2 (ja)
JPS5816948Y2 (ja) バントラック等の壁構造
JPH0129166Y2 (ja)
JPH041236Y2 (ja)
JPH027088Y2 (ja)
JPH023964Y2 (ja)
JPH0315371Y2 (ja)
JPH0214967Y2 (ja)
JPH0111534Y2 (ja)
JPH11139220A (ja) 自動車のルーフモール
JPS6236646Y2 (ja)
JPS6113377Y2 (ja)
JPS6116168Y2 (ja)
JPH0426307Y2 (ja)
JPH0541113Y2 (ja)
JPS6116164Y2 (ja)
JPH0343077Y2 (ja)
JPS5939051Y2 (ja) 接着ウインドの水洩れ防止構造
JPH0629154Y2 (ja) 車両のル−フサイド構造
JPS5846886Y2 (ja) ウインドガラスの落下防止組付構造