JP4541231B2 - ルーフモールディング - Google Patents

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Description

本発明は、車両用のルーフモールディングに関するものである。
図7に示すように、自動車等の車両1では、ルーフパネル2とボディサイドパネル3との接合部に溝部4が形成され、その溝部4を覆うようにルーフモールディング10が取付けられている。
図8は、従来技術に係るルーフモールディングの側面断面図である。
図8(a)に示すルーフモールディング510は、硬質樹脂からなる上半部511および軟質樹脂からなる下半部520を一体的に押出成形したものである。上半部511は、溝部4を覆う頂面部512と、頂面部512の幅方向中央から下方に突出する胴部514とを備えている。その胴部514の下端に接続された下半部520は、両側方に延びるリップ522,532を備えている。このルーフモールディング510を溝部4に取付けるには、下半部520のリップ522,532を撓ませつつ溝部4に挿入して、両リップ522,532の側面を側壁2a,3aに圧接係止させる。
一般にルーフモールディングには、取付け容易性および取付け安定性の両立が求められる。しかしながら、上述したルーフモールディング510は、下半部520が軟質樹脂で構成されているので、取付け容易性は確保できても、取付け安定性が確保できないという問題があった。
そこで特許文献1には、図8(b)に示すルーフモールディングが提案されている。このルーフモールディング610は、下端部まで延長形成された胴部614の両側面に、軟質樹脂からなるリップ622,632を備えている。そして、両リップ622,632の先端部を薄肉化して撓み易くすることにより、取付け容易性の確保を図っている。また両リップ622,632の根元部を厚肉化して剛性を高めることにより、取付け安定性の確保を図っている。
特開2003−127797号公報
ところで、ルーフモールディング610には、ルーフパネル2から溝部4に流入する雨水等を車両の前後方向に案内するためのドリップチャンネルが、頂面部610と張出部642との間に形成されている。このようにドリップチャンネルを形成したルーフモールディング610では、車両外側から車両内側のルーフパネル2の上に腕を伸ばして洗車などを行う際に、ルーフモールディング610における頂面部612の車両内側の端部に手指が引っ掛かることがある。この場合、頂面部612とボディサイドパネル3との当接部8をこじり中心として、ルーフモールディング610に矢印8a方向のこじり力が作用する。これにより、ルーフモールディング610が溝部4から離脱するという問題がある。なお図8(b)に示すルーフモールディング610では、両リップ622,632の根元部を厚肉化して取付け安定性の確保を図っているが、上述したこじり力に対する取付け安定性は不十分である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、こじり力に対する取付け安定性を確保することが可能なルーフモールディングを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るルーフモールディングは、車両のルーフパネルとボディサイドパネルとの接合部に形成された溝部に取付けられるルーフモールディングであって、前記溝部を覆う頂面部と、前記頂面部から前記溝部の底面に向けて延びる胴部と、前記胴部から側方に突出する足部と、前記足部の先端から前記溝部の側壁に向けて延び、前記足部より軟質材料で構成されたリップと、前記頂面部の車両外側に形成されて前記ボディサイドパネルに当接する突出部と、を有し、前記リップのうち、車両内側の第1リップには、前記足部の先端を中心に屈曲可能に延在する本体部、前記本体部の先端から下側方に突出して前記溝部の側壁に接触する先端凸部及び前記本体部の根元から下側方に突出する根元凸部が形成され、前記根元凸部は、前記溝部が設計基準値から寸法公差の下限幅に形成され、かつ、前記突出部が前記ボディサイドパネルに当接する当接部を中心として回動した場合に、前記溝部の側壁に接触することを特徴とする。
この構成によれば、先端凸部と溝部の側壁とが点接触するので、側壁からリップに対して、こじり力に対抗する大きな摩擦力を作用させることができる。したがって、こじり力に対する取付け安定性を向上させることができる。
また、こじり力によりルーフモールディングが回動しても、根元凸部が溝部の側壁に当接するので、ルーフモールディングが溝部から離脱するのを防止することができる。したがって、こじり力に対する取付け安定性を確保することができる。
また、前記溝部が寸法公差の上限幅から設計基準値までに形成された場合に、前記当接部から前記第1リップの根元を結ぶ仮想直線と前記本体部の延在方向がなす角度が鈍角となることを特徴とする。
これにより、こじり力によりルーフモールディングが回動するとともに、先端凸部が溝部の側壁を押圧する力が増加する。これにより、こじり力に対抗する摩擦力が増加するので、ルーフモールディングが溝部から離脱するのを防止することができる。したがって、こじり力に対する取付け安定性を確保することができる。
また、前記リップのうち、車両外側の第2リップには、屈曲点となる薄肉部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、第1リップの屈曲位置が一定になるので、第1リップの根元から根元凸部までの距離を一定にすることができる。これにより、根元凸部を側壁に対して確実に当接させることが可能になり、ルーフモールディングが溝部から離脱するのを確実に防止することができる。したがって、こじり力に対する取付け安定性を確保することができる。
また、前記胴部は、前記頂面部の車両内側端部から前記溝部の底面に向けて延びていることが望ましい。
この構成によれば、頂面部に手指の引っ掛かる部分がなくなり、ルーフモールディングに作用するこじり力を減少させることができる。したがって、取付け安定性を確保することができる。
また前記ルーフパネルの表面より低い位置に、前記頂面部または前記胴部から前記溝部の側壁に向けて延びる張出部を有していることが望ましい。
この構成によれば、ルーフパネルの表面に沿って手指を移動させても張出部に引っ掛かることがなくなり、ルーフモールディングに作用するこじり力を減少させることができる。したがって、取付け安定性を確保することができる。
また前記張出部は、前記頂面部または前記胴部より軟質材料で構成されていることが望ましい。
この構成によれば、張出部が可撓性を示すので、ルーフモールディングに作用するこじり力を減少させることができる。したがって、取付け安定性を確保することができる。
本発明によれば、ルーフモールディングに作用するこじり力を減少させることができる。仮に大きなこじり力が作用しても、こじり力に対抗する大きな摩擦力を作用させることが可能になり、またルーフモールディングが溝部から離脱するのを防止することができる。したがって、ルーフモールディングの取付け安定性を確保することができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。
(ルーフモールディング)
図1は、本実施形態に係るルーフモールディングの長手方向に直交する断面図である。なお以下の各図では、ルーフモールディング10が取付けられる溝部4を2点鎖線で示している。この溝部4はルーフパネル2とボディサイドパネル3との接合部に形成され、溝部底面のボディサイドパネル3側にはペイントシール5が貼付けられている。以下には、ルーフモールディング10のルーフパネル2側を車両内側、ボディサイドパネル3側を車両外側という。
本実施形態に係るルーフモールディング10は、溝部4の開口を覆う頂面部12と、頂面部12を覆う表皮層40と、頂面部12から下方に延びる胴部14と、胴部14の下端から両側方に突出する足部21,31と、足部21,31の先端からそれぞれ側方に延びるリップ22,32とを備えている。頂面部12、胴部14および足部21,31は硬質樹脂で構成され、表皮層40およびリップ22,32は軟質樹脂で構成されている。例えば、硬質樹脂として硬度90〜100°程度の塩化ビニル等が採用され、軟質樹脂として硬度60〜70°程度の塩化ビニル等が採用されている。これらの硬質樹脂部および軟質樹脂部は一体的に押出成形されて相互に接続されている。なお胴部14、胴部14より車両内側に延びる第1足部21および第1リップ22により、ドリップチャンネルが構成されている。このドリップチャンネルは、ルーフパネル2から溝部4に流入する雨水等を車両の前後方向に案内するものである。
本実施形態に係るルーフモールディング10は、短冊状の頂面部12を備えている。この頂面部12は溝部4の底面とほぼ平行に配置され、溝部4の開口部の車両外側を覆うようになっている。
その頂面部12の上面から側面を覆うように、表皮層40が形成されている。頂面部12の車両内側には、表皮層40の張出部42が形成されている。この張出部42はルーフパネル2より低い位置に形成され、張出部42により溝部4の開口部の車両内側が覆われるようになっている。また頂面部12の車両外側には、表皮層40の突出部43が形成されている。この突出部43において、ルーフモールディング10がボディサイドパネル3と当接するようになっている。
頂面部12の車両内側の端部から下方に向かって、胴部14が延設されている。その胴部14の中心には、金属材料からなる芯材16が埋設されている。また胴部14の両側面には、ルーフエンドキャップ(不図示)を支持するための突出部15が形成されている。
胴部14の下端から車両内側に向かって、第1足部21が突出形成されている。溝部底面の車両内側にはペイントシール5が配置されていないので、第1足部21は胴部14の下端から斜め下方に延びている。
また胴部14の下端から車両外側に向かって、第2足部31が突出形成されている。溝部底面の車両外側に貼付けられたペイントシール5との干渉を避けるため、第2足部31は胴部14の下端から略水平に延びている。
第1足部21の先端から車両内側に向かって、第1リップ22が延設されている。第1リップ22は、第1足部21の先端から略水平ないし斜め上方に延び、第1足部21の延設方向と鈍角をなしている。
第1リップ22の先端には、車両内側ないし下側に向かって先端凸部26が突出形成されている。この先端凸部26は、ルーフモールディング10を溝部4に取付けた状態で、溝部4の側壁2aと(断面図において)点接触するものである。
また第1リップ22の根元には、車両内側ないし下側に向かって根元凸部24が突出形成されている。この根元凸部24は、ルーフモールディング10に矢印8a方向のこじり力が作用した場合に、溝部4の側壁2aと当接するものである。
また第2足部31の先端から車両外側に向かって、第2リップ32が延設されている。第2リップ32は、第2足部31の先端から略水平ないし斜め上方に延びている。この第2リップ32の延設方向の中間部には薄肉部35が形成され、この薄肉部35が第2リップ32の屈曲点となっている。
(ルーフモールディングの取付け方法)
次に、ルーフモールディングの取付け方法につき図2および図3を用いて説明する。
図2は、基準幅の溝部に対するルーフモールディングの取付け方法の説明図である。溝部4は、ルーフパネル2とボディサイドパネル3との接合部に形成されている。溝部4の底面では、ボディサイドパネル3の端部が下側にルーフパネル2の端部が上側に重ねて配置されている。そのルーフパネル2の端部を覆うように、溝部4の底面の車両外側にペイントシール5が貼付けられて、両パネルの接合部が封止されている。またルーフモールディング10の取付け安定性を確保するため、溝部4の側壁の中段には溝部4の内側に向かって突出した喉部6が形成されている。ルーフパネル2側における喉部6およびボディサイドパネル3における喉部6は、同等の高さに形成されている。図2には、喉部6間の幅W1が設計基準値に形成された場合を示している。
この溝部4の上方から垂直にルーフモールディング10を押し込む。すると、車両内側の第1リップ22が根元から上方に折り畳まれて、喉部6を通過する。また車両外側の第2リップ32が薄肉部35において屈曲し、喉部6を通過する。第1リップ22および第2リップ32は軟質樹脂で構成されているので、いずれも小さな力で変形させることができる。しかも、第1足部21および第1リップ22は斜め下方に延設され、第2足部31および第2リップ32は水平方向に延設されているので、第1リップ22および第2リップ32が同時に喉部6を通過することはない。したがって、非常に小さな力でルーフモールディング10を押し込むことが可能であり、取付け作業の容易性に優れている。
図3は、狭幅の溝部に対するルーフモールディングの取付け方法の説明図である。ルーフパネル2および/またはボディサイドパネル3の寸法ばらつきにより、溝部4が設計基準値よりも狭幅に形成される場合がある。図3に示すように、溝部4が寸法公差の下限幅に形成された場合には、ルーフモールディング10の取付け容易性が問題になる。
この場合、溝部4の上方から垂直にルーフモールディング10を押し込むより、溝部4の車両内側の側壁2aに沿って斜めに押し込むことが望ましい。この場合、第1リップ22は側壁2aと平行に折り畳まれて喉部6を通過し、第2リップ32は薄肉部35ないしその車両内側で屈曲して喉部6を通過する。なお第1リップ22の根元凸部24は軟質樹脂で構成されているので、小さな力で圧縮変形させることができる。しかも斜めに押し込むことにより、第1リップ22が喉部6を通過するタイミングと第2リップ32が喉部6を通過するタイミングとの差が大きくなるので、小さな力でルーフモールディング10を押し込むことが可能である。したがって、取付け作業の容易性を確保することができる。
図2および図3のいずれの場合でも、喉部6を通過したルーフモールディング10は、根元凸部24または第1足部21の先端が溝部4の底面に当接し、表皮層の突出部43がボディサイドパネル3の棚部に当接した時点で静止する。本実施形態のルーフモールディング10では、胴部の下端から車両内側に向かって硬質の第1足部21が突出形成され、その第1足部21の先端に第1リップ22が形成され、その第1リップ22の先端凸部26が溝部4の側壁2aを押圧している。また胴部の下端から車両外側に向かって硬質の第2足部31が突出形成され、その第2足部31の先端に第2リップ32が形成され、その第2リップ32の先端部が溝部4の側壁3aを押圧している。これにより、ルーフモールディング10を取付けた状態での安定性が確保されている。
(ルーフモールディングの離脱防止作用)
次に、ルーフモールディングの離脱防止作用につき図4ないし図6を用いて説明する。
図4は、基準幅の溝部におけるルーフモールディングの離脱防止作用の説明図である。車両外側から車両内側のルーフパネル2の上に腕を伸ばして洗車などを行う際に、ルーフモールディング10に手指が引っ掛かることがある。この場合、突出部43とボディサイドパネル3との当接部8を中心として、ルーフモールディング10に矢印8a方向のこじり力が作用する。そこで、このこじり力によるルーフモールディング10の溝部4からの離脱が問題になる。
本実施形態では、頂面部12の車両内側の端部に胴部14が接続されているので、頂面部12には手指の引っ掛かる部分がない。なお胴部14の車両内側には張出部42が形成されているが、その張出部42はルーフパネル2より低い位置に形成されているので、ルーフパネル2の表面に沿って手指を移動させても張出部42に引っ掛かる可能性は少ない。仮に手指が引っ掛かっても、軟質樹脂で構成された張出部42は可撓性を示すので、ルーフモールディングに作用するこじり力を減少させることができる。
仮に、ルーフモールディング10に大きなこじり力が作用しても、本実施形態によればルーフモールディング10が溝部4から離脱するのを防止することが可能である。本実施形態では、第1リップ22に先端凸部26を形成したので、先端凸部26と溝部4の側壁2aとが(断面図において)点接触する。これにより、側壁2aから第1リップ22に対して、こじり力に対抗する大きな摩擦力を作用させることができるからである。なお従来技術に係るルーフモールディングでは、溝部の側壁とリップとが面接触するように設計されていたので、こじり力に対抗する大きな摩擦力を得ることは困難であった。
また、こじり力により矢印8a方向にルーフモールディング10が回動しても、本実施形態では根元凸部24および/または第1足部21が溝部4の側壁2aに当接するので、ルーフモールディング10が溝部4から離脱するのを防止することができる。したがって、こじり力に対する取付け安定性を確保することができる。
図5は、狭幅の溝部におけるルーフモールディングの離脱防止作用の説明図である。図5に示すように、寸法公差の下限幅に形成された溝部4にルーフモールディングが取付けられた場合でも、上記と同様に先端凸部26と溝部4の側壁2aとが点接触するので、こじり力に対抗する大きな摩擦力を作用させることが可能である。また、こじり力により矢印8a方向にルーフモールディング10が回動しても、上記と同様に根元凸部24が溝部4の側壁2aに当接するので、ルーフモールディング10が溝部4から離脱するのを防止することができる。したがって、こじり力に対する取付け安定性を確保することができる。
図6は、広幅の溝部におけるルーフモールディングの離脱防止作用の説明図である。図6に示すように、溝部4が寸法公差の上限幅に形成された場合には、溝部4からルーフモールディング10が最も離脱しやすくなる。なお上記と同様に根元凸部24を溝部4の側壁2aに当接させるには、足部21を長く形成する必要がある。ところが足部21を長く形成すると、溝部4が寸法公差の下限幅に形成された場合に、ルーフモールディング10の取り付けができなくなるという問題がある。
しかしながら、寸法公差の上限幅に形成された溝部4にルーフモールディングが取付けられた場合でも、上記と同様に先端凸部26と溝部4の側壁2aとが点接触するので、こじり力に対抗する大きな摩擦力を作用させることが可能である。また本実施形態では、上限幅の溝部4にルーフモールディング10が取付けられた状態において、こじり中心となる当接部8と第1リップ22の回動中心22aとを結ぶ仮想直線51と、第1リップ22の延在方向52とのなす角度αが、鈍角となるように設計されている。この構成によれば、矢印8a方向にルーフモールディング10が回動すると、角度αが大きくなって、先端凸部26が側壁2aを押圧する力が増加する。これにより、こじり力に対抗する摩擦力が増加するので、こじり力との釣り合いを取ることができる。したがって、ルーフモールディング10が溝部4から離脱するのを防止することが可能になり、こじり力に対する取付け安定性を確保することができる。
なお、溝部4の幅寸法が上限値より小さくなると、角度αが直角に近くなる。その角度αが直角を下回ると、ルーフモールディング10の回動とともに第1リップ22が側壁2aに沿って溝部4から滑り出るようになり、ルーフモールディングの離脱を防止することができなくなる。そこで、角度αが直角となる幅寸法の溝部4においてルーフモールディング10が回動した場合に、第1リップの根元凸部24が側壁2aに当接するように設計することが望ましい。この場合、角度αが直角を下回れば、根元凸部24は側壁2aに対してより厚く当接することになる。これにより、溝部4の幅寸法が寸法公差内のいずれの値をとっても、溝部4からルーフモールディング10が離脱するのを防止することが可能になる。したがって、こじり力に対する取付け安定性を確保することができる。
なお本実施形態では、こじり中心とは反対側の第1リップ22に根元凸部24を形成し、こじり中心側の第2リップ32には屈曲点となる薄肉部35を形成した。この構成によれば、第2リップ32の屈曲位置が一定になるので、こじり中心となる当接部8から第1リップ22の根元凸部24までの距離を一定にすることができる。これにより、根元凸部24を側壁2aに対して確実に当接させることが可能になり、ルーフモールディング10が溝部4から離脱するのを防止することができる。したがって、こじり力に対する取付け安定性を確保することができる。
また、ルーフモールディング10に対するこじり力は、車両外側を中心として矢印8a方向に作用するのが一般的である。本実施形態では、この方向のこじり力によりルーフモールディング10が離脱するのを防止する構成について説明した。しかしながら、ルーフモールディング10に対して車両内側を中心とした反対方向のこじり力が作用する場合には、本実施形態の構成を左右反転させたルーフモールディングを採用すればよい。この場合でも、本実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、各実施形態で挙げた具体的な材料や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
実施形態に係るルーフモールディングの側面断面図である。 基準幅の溝部に対するルーフモールディングの取付け方法の説明図である。 狭幅の溝部に対するルーフモールディングの取付け方法の説明図である。 基準幅の溝部におけるルーフモールディングの離脱防止作用の説明図である。 狭幅の溝部におけるルーフモールディングの離脱防止作用の説明図である。 広幅の溝部におけるルーフモールディングの離脱防止作用の説明図である。 ルーフモールディングを備えた自動車の斜視図である。 従来技術に係るルーフモールディングの側面断面図である。
符号の説明
2‥ルーフパネル 3‥ボディサイドパネル 4‥溝部 10‥ルーフモールディング 12‥頂面部 14‥胴部 21‥第1足部 22‥第1リップ 24‥根元凸部 26‥先端凸部

Claims (6)

  1. 車両のルーフパネルとボディサイドパネルとの接合部に形成された溝部に取付けられるルーフモールディングであって、
    前記溝部を覆う頂面部と、
    前記頂面部から前記溝部の底面に向けて延びる胴部と、
    前記胴部から側方に突出する足部と、
    前記足部の先端から前記溝部の側壁に向けて延び、前記足部より軟質材料で構成されたリップと、
    前記頂面部の車両外側に形成されて前記ボディサイドパネルに当接する突出部と、
    を有し、
    前記リップのうち、車両内側の第1リップには、
    前記足部の先端を中心に屈曲可能に延在する本体部、前記本体部の先端から下側方に突出して前記溝部の側壁に接触する先端凸部及び前記本体部の根元から下側方に突出する根元凸部が形成され、
    前記根元凸部は、前記溝部が設計基準値から寸法公差の下限幅に形成され、かつ、前記突出部が前記ボディサイドパネルに当接する当接部を中心として回動した場合に、前記溝部の側壁に接触する
    ことを特徴とするルーフモールディング。
  2. 前記溝部が寸法公差の上限幅から設計基準値までに形成された場合に、
    前記当接部から前記第1リップの根元を結ぶ仮想直線と前記本体部の延在方向がなす角度が鈍角となる
    ことを特徴とする請求項1に記載のルーフモールディング。
  3. 前記リップのうち、車両外側の第2リップには、屈曲点となる薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のルーフモールディング。
  4. 前記胴部は、前記頂面部の車両内側端部から前記溝部の底面に向けて延びていることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載のルーフモールディング。
  5. 前記ルーフパネルの表面より低い位置に、前記頂面部または前記胴部から前記溝部の側壁に向けて延びる張出部を有していることを特徴とする請求項に記載のルーフモールディング。
  6. 前記張出部は、前記頂面部または前記胴部より軟質材料で構成されていることを特徴とする請求項に記載のルーフモールディング。
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