JP6937080B2 - ウェザストリップ - Google Patents

ウェザストリップ Download PDF

Info

Publication number
JP6937080B2
JP6937080B2 JP2018013240A JP2018013240A JP6937080B2 JP 6937080 B2 JP6937080 B2 JP 6937080B2 JP 2018013240 A JP2018013240 A JP 2018013240A JP 2018013240 A JP2018013240 A JP 2018013240A JP 6937080 B2 JP6937080 B2 JP 6937080B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface pressure
lip
window glass
door window
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018013240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019130966A (ja
Inventor
一平 大澤
一平 大澤
祥平 松村
祥平 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP2018013240A priority Critical patent/JP6937080B2/ja
Publication of JP2019130966A publication Critical patent/JP2019130966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6937080B2 publication Critical patent/JP6937080B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車両のドアのベルトラインと昇降自在なドアウインドウガラスとの間を封止するウェザストリップに関する。特に、リップの耐久性に優れ、ドアウインドウガラスの昇降時において、リップとドアウインドウガラスとの摺接に伴う異音の発生を抑制できるウェザストリップに関する。
自動車のサイドドアのベルトラインと昇降式のドアウインドウガラスとの間に取り付けられて車内への雨風の侵入などを防止するウェザストリップとして、特許文献1のシールストリップが知られている。このシールストリップは、ドアに固定される取付部と、取付部に一体に形成されて窓板の表面に摺接するシールリップとを備える。シールリップは、その先端側に下向きに開口する溝状分離部が形成されている。シールリップにおける溝状分離部よりも先端は、溝状分離部により形成される薄肉部を中心にして、上昇時には窓板に摺接することで溝状分離部の開口が開くように上向きに回動し、下降時には窓板に摺接することで溝状分離部の開口が閉じるように下向きに回動する。そうして、窓板に対して、上昇時にはシールリップの下側先端部を所定の角度で摺接させ、下降時にはシールリップの上側先端部を所定の角度で摺接させている。それにより、窓板が昇降時に上・下側先端部に対してスムーズに移動することができ、スティックスリップ音を防止している。
特開2011−183856号公報
リップやドアウインドウガラスの経年変化や環境下によっては、リップとドアウインドウガラスとの摩擦力が増大することがある。上記摩擦力が増大すると、ドアウインドウガラスが下降した際、リップがドアウインドウガラスに対して摺接せずドアウインドウガラスの下降に追従する。そうすると、リップがその長手方向に圧縮され、リップのドアウインドウガラスへの面圧が増大する。上記面圧が所定の面圧よりも高くなると、リップとドアウインドウガラスとが摺接してリップの上記圧縮が開放される。このときの摺接に伴って、異音が発生する。異音を防止するために、特許文献1では、上述のように上昇時と下降時とでリップの先端を上下反転するように回動させている。しかし、リップの先端の回動範囲が広いため薄肉部の負荷が大きく、リップの耐久性の点で難がある。
本発明の目的の一つは、リップの耐久性に優れ、ドアウインドウガラスの昇降時において、リップとドアウインドウガラスとの摺接に伴う異音の発生を抑制できるウェザストリップを提供することにある。
本発明の一態様に係るウェザストリップは、
車両のドアのベルトラインと昇降自在なドアウインドウガラスとの間を封止するウェザストリップであって、
前記ドアに固定される本体部と、
前記ドアウインドウガラスの表面に摺接する先端部と、前記本体部に一体に形成される根元部とを有するリップとを備え、
前記リップは、前記根元部側でかつ下方側に開口する凹部により局所的に薄肉状に形成されて、前記ドアウインドウガラスの下降時に前記先端部により前記ドアウインドウガラスに対して所定の面圧が作用した際、上方側に屈曲するように弾性変形することで前記面圧を緩和する面圧緩和部を有する。
上記ウェザストリップは、リップの先端部とドアウインドウガラスとの摩擦力が増大しても、ドアウインドウガラスの昇降時において、リップとドアウインドウガラスとの摺接に伴う異音の発生を抑制できる。下降時に異音の発生を抑制できるのは、リップがその長手方向に圧縮されて先端部によりドアウインドウガラスに所定の面圧が作用すると、面圧緩和部が所定の方向に屈曲することで、上記面圧を緩和できるからである。それにより、上記面圧が所定の面圧よりも高まることを抑制できる。そのため、リップの圧縮状態から非圧縮状態に復帰しようとする反発力を小さくでき、上記復帰時のリップとドアウインドウガラスとの摺接に伴う異音の発生を軽減する。一方、上昇時に異音の発生を抑制できるのは、リップがその長手方向に圧縮されないため、上記面圧の上昇を防止できるからである。
また、リップの耐久性を向上できる。面圧緩和部が根元部側に設けられることで、先端部側に設けられる場合に比較して面圧緩和部とドアウインドウガラスとの間の長さが長いため、上記面圧を緩和するために作用する面圧緩和部の負荷を小さくできるからである。その上、上記異音の発生を抑制するために面圧緩和部を中心にリップの先端部を上下に回動させるほど面圧緩和部を弾性変形させなくてもよいため、上記面圧を緩和するために作用する面圧緩和部の負荷を小さくできるからである。
更に、コストを低減できる。上記面圧緩和部により上述のように上記異音の発生を抑制できるため、ウェザストリップやドアウインドウガラスの材質を耐摩耗性に優れた材質で構成しなくてもよいからである。
実施形態1に係るウェザストリップが設けられる車両のドアの概略を示す側面図である。 図1の(II)−(II)切断線で切断した状態の概略であって、実施形態1に係るウェザストリップの概略を示す断面図である。 実施形態1に係るウェザストリップにおいて、ドアウインドウガラスの下降時にリップの先端部に所定の面圧が作用した状態を示す断面図である。
本発明のウェザストリップの実施形態1を、図1〜図3を参照しつつ以下に説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。図1中の「FR」は車両の前方、「UP」は車両の上方を示す。図1の紙面手前側と図2、図3の紙面左側は車外側、図1の紙面奥側と図2、図3紙面右側は車内側であり、図2、図3の紙面上側は車両の上方側、図2、図3の紙面下側は車両の下方側である。
ウェザストリップは、通常、ゴムなどの弾性材料で構成され、自動車のドア10(サイドドア)における車外側(アウタパネル12)のベルトライン14(図1)、及び車内側(インナパネルやドアトリム)のベルトライン(図示略)とドアウインドウガラス100とのそれぞれの間の全長に亘る領域に設けられる。以下の実施形態1では、車外側(アウタパネル12)とドアウインドウガラス100との間に本発明の実施形態に係るウェザストリップ1を設けた場合を例に説明する。図示及び説明を省略するが、車内側とドアウインドウガラスとの間のウェザストリップは、車外側と同様、本発明の実施形態に係るウェザストリップ1を設けることや、車外側と異なるウェザストリップを設けることができる。
《実施形態1》
〔ウェザストリップ〕
実施形態1に係るウェザストリップ1は、車両(自動車)のドア10(サイドドア)のベルトライン14と、ウインドウレギュレーター(図示略)により昇降自在なドアウインドウガラス100との間を封止する(図1)。ウェザストリップ1は、ドア10に固定される本体部2と、ドアウインドウガラス100の表面に摺接する先端部31及び本体部2に一体に形成される根元部32を有するリップ3とを備える(図2)。ウェザストリップ1の特徴の一つは、リップ3の特定位置に特定形状に形成されて、ドアウインドウガラス100の昇降時にリップ3の先端部31によりドアウインドウガラス100に対して所定の面圧が作用した際、特定の方向に屈曲するように弾性変形することで上記面圧を緩和する面圧緩和部33を備える点にある。以下、各構成を詳細に説明する。
[本体部]
本体部2は、ドア10に固定される。本例の本体部2は、ドア10のアウタパネル12にベルトライン14の全長に亘って固定されている。本体部2の形状は断面逆U字状であり、本体部2は断面逆U字状に屈曲して形成されるアウタパネル12の上縁部121に装着されている。本体部2の内周面には、上縁部121に圧接又は係合される複数の圧接部22a,22bが形成されている。本体部2におけるドアウインドウガラス100側の下端部は、ドアウインドウガラス100側に突出するように湾曲して形成される上縁部121の係止爪部122に係合するフック21を有する。圧接部22a,22bによる上縁部121への圧接と、フック21と係止爪部122との係合とにより、本体部2を上縁部121から抜け難くしている。
[リップ]
リップ3は、ドアウインドウガラス100とアウタパネル12との間をシールするもので、ベルトライン14の全長に亘って設けられている。リップ3は、ドアウインドウガラス100の車外側面(図2紙面左側)に摺接する先端部31と、本体部2に一体に形成される根元部32と、先端部31と根元部32との間で、根元部32側に形成される面圧緩和部33とを備える。この面圧緩和部33を有するリップ3の数は、本例では単数であるが、複数としてもよい。先端部31は、本例のようにその表面に設けられる植毛部311を有していてもよい。根元部32は、本体部2の上部に一体に形成されている。この根元部32とは、リップ3の後述する凹部34よりも本体部2側であって、厚みが最も薄い箇所である。根元部32の厚さは、例えば、リップ3の最大厚さの0.5倍以上0.67倍以下程度が挙げられる。リップ3の最大厚さとは、リップ3の長手方向に直交する方向に沿った長さが最も長い長さとする。リップ3の長手方向とは、リップ3の根元部32における厚さの中心とリップ3の先端とを結ぶ方向である。リップ3の最大厚さの部分は、リップ3の長手方向の中央よりも先端部31側に設けられる。即ち、リップ3の最大厚さの部分は、面圧緩和部33(凹部34)よりも先端部31側にある。リップ3は、先端部31、上記最大厚さの部分、面圧緩和部33、根元部32の順に並んでいる。
リップ3の先端部31とドアウインドウガラス100とが接触した際、リップ3はドアウインドウガラス100に対して傾斜しており、先端部31は上方に位置し、根元部32は下方で先端部31よりも車外側に位置する(図2)。即ち、リップ3のドアウインドウガラス100に対する傾斜角θは、鋭角である。上記傾斜角θとは、リップ3の長手方向に沿った仮想線Lとドアウインドウガラス100の車外側面とのなす角のうち、車両下方側の角である。上記傾斜角は、例えば、20度以上45度以下が好ましく、更に25度以上40度以下が好ましい。そうすれば、リップ3によりドアウインドウガラス100とアウタパネル12との間を十分にシールし易い。また、詳しくは後述するが、面圧緩和部33が所定の方向に屈曲するように弾性変形してドアウインドウガラス100の昇降時に先端部31のドアウインドウガラス100に対する面圧を緩和する際、面圧緩和部33の屈曲範囲(リップ3の回動範囲)を小さくできる。そのため、面圧緩和部33への負荷が過度に大きくなり難いので、リップ3の耐久性を向上し易い。
面圧緩和部33は、局所的に薄肉状に形成され、ドアウインドウガラス100の昇降時に先端部31によりドアウインドウガラス100に対して所定の面圧が作用した際、上方側(車外側)に屈曲する(上方側に凸となる)ように弾性変形することで、上記面圧を緩和する。上記面圧は、一般に、リップ3やドアウインドウガラス100の経年変化や特異環境下によってリップ3とドアウインドウガラス100との摩擦力が増大することで大きくなる。上記摩擦力が増大すると、ドアウインドウガラス100の昇降時(特に下降時)、リップ3の先端部31がドアウインドウガラス100に対して摺接せずドアウインドウガラス100の昇降(特に下降)に追従することで、リップ3がその長手方向に圧縮されるからである。上記面圧が所定の面圧よりも高くなると、ドアウインドウガラス100の昇降に追従していたリップ3がドアウインドウガラス100の昇降方向と反対側にずれる。このときのリップ3とドアウインドウガラス100との摺接に伴い、リップ3の上記圧縮が開放されると共に異音が発生する。上記摩擦力が増大しても、面圧緩和部33により上記面圧を緩和できることで、リップ3の先端部31とドアウインドウガラス100とをスムーズに摺接させられるため、リップ3とドアウインドウガラス100との摺接に伴う異音の発生を抑制できる。
面圧緩和部33は、リップ3のドアウインドウガラス100側でかつ車両下方側(車内側)に開口する凹部34を形成することで形成されている。このようにドアウインドウガラス100側に凹部34を形成することで、リップ3を車両上方側(ドアウインドウガラス100の反対側)に膨らむように面圧緩和部33を屈曲させ易い。そのため、上記面圧を緩和し易い。その上、凹部34が車外側から見えないので、見栄えがよい。この凹部34の開口側の幅は、底部側よりも広いことが好ましい。そうすれば、面圧緩和部33を中心として、先端部31の回動範囲を大きくし易い。この凹部34の断面輪郭形状は、例えば、本例のような三角形状や底部側よりも開口側の幅の広い台形状などが挙げられる。
面圧緩和部33の形成位置は、非圧縮時のリップ3の長手方向の中央よりも根元部32側である。但し、根元部32自体を除く位置とする。そのため、リップ3を車両上方側(ドアウインドウガラス100の反対側)に膨らむように面圧緩和部33を屈曲させ易いので、上記面圧を緩和し易い。この面圧緩和部33の形成位置は、例えば、根元部32と上記中央との中間位置付近が挙げられる。
面圧緩和部33の厚さは、上記所定の面圧などに応じて適宜選択できる。面圧緩和部33の厚さとは、凹部34が形成される箇所のうち、リップ3の最も薄い箇所の厚さである。面圧緩和部33の厚さは、根元部32よりも薄い。即ち、リップ3の厚さの関係は、上記最大厚さの部分、根元部32、面圧緩和部33の順に薄くなっている。この厚さの関係を満たすことで、リップ3を車両上方側(ドアウインドウガラス100の反対側)に膨らむように面圧緩和部33を屈曲させ易い。面圧緩和部33の厚さは、例えば、根元部32の厚さの0.5倍以上0.9倍以下程度が挙げられる。面圧緩和部33の厚さが根元部32の厚さの0.5倍以上であれば、所定の面圧未満のとき、面圧緩和部33の屈曲を抑制して、リップ3によりドアウインドウガラス100とアウタパネル12との間を十分にシールし易い。面圧緩和部33の厚さが根元部32の厚さの0.9倍以下であれば、上記所定の面圧が作用した際、面圧緩和部33を屈曲するように弾性変形させ易い。
面圧緩和部33の形成位置や厚さ、リップ3の上記傾斜角などによっては、上記所定の面圧が作用した際、面圧緩和部33だけでなく根元部32をも屈曲するように弾性変形させられる。即ち、リップ3の回動中心は、面圧緩和部33だけでなく、面圧緩和部33と根元部32との2箇所とすることができる。そうすれば、上記面圧を緩和する際の面圧緩和部33への負荷をより低減できるため、リップ3の耐久性により優れる。
(挙動)
リップ3の先端部31(植毛部311)とドアウインドウガラス100との摩擦力が増大したときのドアウインドウガラス100の下降に対するリップ3の挙動(図3)と、ドアウインドウガラス100の上昇に対するリップ3の挙動(図示略)とを順に説明する。図3の二点鎖線は、ウェザストリップ1における上記摩擦力の増大前の状態、即ちリップ3の上記面圧が所定の面圧未満の状態を示し、図3の実線は、ウェザストリップ1における上記摩擦力の増大後の状態、即ちリップ3の上記面圧が所定の面圧に達した状態を示す。
〈下降時〉
図3の二点鎖線に示す状態において、上記摩擦力が増大してドアウインドウガラス100が下降したときに、先端部31がドアウインドウガラス100の下降に対して追従すると、リップ3がその長手方向に圧縮されて先端部31の上記面圧が高まる。上記面圧が所定の面圧にまで達すると、図3の実線で示すように、リップ3の面圧緩和部33が車両上方側に屈曲するように弾性変形する。本例では、面圧緩和部33を中心にして、先端部31が車両下方側(ドアウインドウガラス100側)へ回動するように、面圧緩和部33が屈曲する。即ち、凹部34のドアウインドウガラス100側の開口が閉じるように面圧緩和部33が屈曲する。このとき、根元部32は、面圧緩和部33ほど弾性変形しないものの、リップ3の長手方向に対して交差する方向に少し屈曲するように弾性変形する。それにより、リップ3の長手方向の圧縮が緩和されて、上記面圧が緩和されることで、上記面圧が所定の面圧よりも高まることを抑制する。そうして、ドアウインドウガラス100の下降に対して先端部31とドアウインドウガラス100とをスムーズに摺接させる。この下降時における上記傾斜角θは、鋭角のままである。
〈上昇時〉
上記摩擦力が増大してドアウインドウガラス100が上昇したときは、下降時とは異なり、リップ3がその長手方向に圧縮されないため、上記面圧が上昇しない。このとき、面圧緩和部33を中心にして、先端部31が車両上方側(ドアウインドウガラス100とは反対側)へ回動するように、面圧緩和部33が屈曲(弾性変形)し易い。即ち、凹部34のドアウインドウガラス100側の開口が開くように面圧緩和部33が屈曲し易い。そうして、上記摩擦力を低減して、ドアウインドウガラス100の上昇に対して先端部31とドアウインドウガラス100とをスムーズに摺接させる。この上昇時における上記傾斜角θは、鋭角のままである。即ち、下降時と上昇時のいずれにおいても、上記傾斜角θは鋭角のままであり、上昇時と下降時とが切り替わっても上記傾斜角θは鋭角のままである。
〔作用効果〕
実施形態1に係るウェザストリップ1は、以下の効果を奏することができる。
(1)リップ3の先端部31とドアウインドウガラス100との摩擦力が増大しても、ドアウインドウガラス100の昇降時において、リップ3とドアウインドウガラス100との摺接に伴う異音の発生を抑制できる。下降時に異音の発生を抑制できるのは、リップ3がその長手方向に圧縮されて先端部31によりドアウインドウガラス100に所定の面圧が作用すると、面圧緩和部33がリップ3の上方側に屈曲するため、上記面圧を緩和できるからである。それにより、上記面圧が所定の面圧よりも高まることを抑制できる。そのため、リップ3の圧縮状態から非圧縮状態に復帰しようとする反発力を小さくでき、上記復帰時のリップ3とドアウインドウガラス100との摺接に伴う異音の発生を軽減する。一方、上昇時に異音の発生を抑制できるのは、リップ3がその長手方向に圧縮されないため、上記面圧の上昇を防止できるからである。
(2)リップ3の耐久性を向上できる。面圧緩和部33が根元部32側に設けられることで、先端部31側に設けられる場合に比較して面圧緩和部33とドアウインドウガラス100との間の長さが長いため、上記面圧を緩和するために作用する面圧緩和部33の負荷を小さくできるからである。その上、上記異音の発生を抑制するために面圧緩和部33を中心にリップ3の先端部31を上下に回動させるほど面圧緩和部33を弾性変形させなくてもよいため、上記面圧を緩和するために作用する面圧緩和部33の負荷を小さくできるからである。
(3)コストを低減できる。面圧緩和部33により上述のように上記異音の発生を抑制できるため、ウェザストリップ1やドアウインドウガラス100の材質を耐摩耗性に優れた材質で構成しなくてもよいからである。
本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ウェザストリップ
2 本体部
21 フック
22a,22b 圧接部
3 リップ
31 先端部
311 植毛部
32 根元部
33 面圧緩和部
34 凹部
10 ドア
12 アウタパネル
121 上縁部
122 係止爪部
14 ベルトライン
100 ドアウインドウガラス

Claims (1)

  1. 車両のドアのベルトラインと昇降自在なドアウインドウガラスとの間を封止するウェザストリップであって、
    前記ドアに固定される本体部と、
    前記ドアウインドウガラスの表面に摺接する先端部と、前記本体部に一体に形成される根元部とを有するリップとを備え、
    前記リップは、前記根元部側でかつ下方側に開口する凹部により局所的に薄肉状に形成されて、前記ドアウインドウガラスの下降時に前記先端部により前記ドアウインドウガラスに対して所定の面圧が作用した際、上方側に屈曲するように弾性変形することで前記面圧を緩和する面圧緩和部を有するウェザストリップ。
JP2018013240A 2018-01-30 2018-01-30 ウェザストリップ Active JP6937080B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018013240A JP6937080B2 (ja) 2018-01-30 2018-01-30 ウェザストリップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018013240A JP6937080B2 (ja) 2018-01-30 2018-01-30 ウェザストリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019130966A JP2019130966A (ja) 2019-08-08
JP6937080B2 true JP6937080B2 (ja) 2021-09-22

Family

ID=67545417

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018013240A Active JP6937080B2 (ja) 2018-01-30 2018-01-30 ウェザストリップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6937080B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019130966A (ja) 2019-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4489631B2 (ja) 車両用長尺トリム材とその装着方法
JP2597299Y2 (ja) 自動車用ウエザストリップ
EP1849638A1 (en) Glass run
JP4873992B2 (ja) 車両用グラスラン
JP2018514444A5 (ja)
JP6566745B2 (ja) 自動車用ドアのシール材
JPH08253037A (ja) 車両のスライドルーフ用の風転向部材
JP5500099B2 (ja) 自動車用ウエストモールディング
JP2004067091A (ja) 自動車窓用摺動路を形成するウェザーストリップ
JP3713547B2 (ja) 自動車用ガラスラン
JP6062746B2 (ja) 車両ドアのベルトラインモール
CN104364106B (zh) 密封型材
JP6059925B2 (ja) ドアウエザストリップ
JP6937080B2 (ja) ウェザストリップ
US20140020302A1 (en) Profiled sealing section, in particular for sealing a movable vehicle window pane
JP2007083916A (ja) 自動車のフードシール構造
US20140197665A1 (en) Panel structure for vehicle roof device and weather strip for vehicle roof device
EP3741599A1 (en) Outer waist seal assembly for a vehicle
JP2006290199A (ja) ベルトモール
EP3674118B1 (en) Open roof construction for use in a vehicle
JP4541231B2 (ja) ルーフモールディング
JPH0528086Y2 (ja)
JP3198871B2 (ja) 自動車のサンルーフ用ウエザストリップ
JP6098204B2 (ja) 自動車用オープニングトリムウエザストリップ
JP6620876B2 (ja) 車両のウェザストリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210827

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6937080

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250