JPH1024777A - ルーフモール - Google Patents

ルーフモール

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JPH1024777A
JPH1024777A JP20117396A JP20117396A JPH1024777A JP H1024777 A JPH1024777 A JP H1024777A JP 20117396 A JP20117396 A JP 20117396A JP 20117396 A JP20117396 A JP 20117396A JP H1024777 A JPH1024777 A JP H1024777A
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JP
Japan
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groove
roof molding
section
roof
fitted
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JP20117396A
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Makoto Seki
真琴 瀬木
Haruo Wakano
晴生 若野
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Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルーフモールを、組付け作業性が良好で、嵌
合力の高いものとする。 【解決手段】 車両のメインルーフパネル1の左右の側
端縁とサイドルーフパネル2との結合部に形成した溝3
に嵌着する合成樹脂のルーフモールであって、本体部の
下部側面から突出するひれ部44を溝3の内側面32に
押し付けて係止せしめるルーフモール4Aにおいて、ひ
れ部44の先端部441を断面ほぼ円形状に形成すると
ともに、先端部441と根元部442の間に屈曲変形容
易でルーフモール4Aを溝3に嵌入するときにV字状に
屈曲する薄肉の首部443を形成し、先端部441の径
と根元部442の突出長は、ルーフモール4Aが溝3に
嵌着されたときに相対向する先端部441と本体部側面
45との隙間幅が根元部442の突出長よりも小さくな
るように設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のメインルー
フパネルの側端縁とサイドルーフパネルの内側端縁との
結合部に形成した溝に嵌着するルーフモールに関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すように、車両のルーフRとし
て、メインルーフパネル1の側端縁に沿ってサイドルー
フパネル2を結合して雨垂れ防止用の溝3を形成したも
のがある。この場合、見栄え向上のために溝3に合成樹
脂製のルーフモールを嵌め込むことが行われている。
【0003】図4は、この種のルーフモールの代表的な
一例を示すもので、メインルーフパネル1とサイドルー
フパネル2との結合部には溝3が形成され、この溝3に
ルーフモール4Cが嵌着されている。ルーフモール4C
は、上部には一方の側面に突起41を備え、かつ下部に
は他方の側面に突起42を備えている。また下部には一
方の側面に先細りリップ状に突出するひれ部43を備え
ている。
【0004】ルーフモール4Cは、溝3にその上から嵌
入され、上記突起41がサイドルーフパネル2の段部に
押し付けられ、上記突起42およびひれ部43がそれぞ
れ溝3の両内側面に係止された状態で溝3に嵌着され
る。
【0005】なお、ルーフモール4Cは三層構造として
あり、中央部4C2は硬質合成樹脂よりなり芯金5が埋
没されており、上記突起41を含む上層部4C1と上記
突起42およびひれ部43を含む下層部4C3とは軟質
合成樹脂からなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このルーフ
モール4Cは、溝3への嵌合力が必ずしも充分ではな
く、洗車時などにおいて作業者がこれに手をかけたりす
ると浮き上がりや抜けが生じるおそれがある。そこで、
ひれ部43を長くしたり、厚くしたりすることで嵌合力
は強化されるが、逆にルーフモール4Cの溝3への取付
け作業性が悪くなる。
【0007】そこで本発明は、取付け作業性が良好で、
かつ、溝への嵌合力が高く浮き上がりや抜けが生じない
ルーフモールを実現することを課題としてなされたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車両のメイン
ルーフパネルの左右の側端縁とサイドルーフパネルの内
側端縁との結合部に形成した溝に嵌着する合成樹脂のル
ーフモールであって、本体部の下部側面から突出するひ
れ部を上記溝の内側面に押し付けて係止せしめるルーフ
モールにおいて、溝の内側面に押し付けられるひれ部の
先端部を断面ほぼ円形状に形成するとともに、先端部と
根元部の間に屈曲変形容易でルーフモールを上記溝に嵌
入するときにV字状に屈曲する薄肉の首部を形成する。
ルーフモールが上記溝に嵌着されたときに相対向する上
記先端部と本体部側面との隙間幅が上記根元部の突出長
よりも小さくなるようにする。
【0009】ルーフモールを溝に嵌入する場合は、ひれ
部の首部が屈曲変形するので容易に嵌入できる。また、
ルーフモールは嵌合状態で、上方に向かって抜け荷重が
作用して先端部が反転しようとすると、本体部と先端部
との間に根元部が入り込んで先端部を溝の内側面に強く
押し付けるため、浮き上がりや抜けが生じない。
【0010】
【発明の実施の形態】図1(A)はルーフモール4Aの
断面を示し、図1(B)はルーフモール4Aの装着状態
の断面を示す。車両のルーフRは、メインルーフパネル
1とサイドルーフパネル2からなる分割構造としてあ
り、メインルーフパネル1の側端縁に沿ってサイドルー
フパネル2の内側端縁を重ね合わせて溶接結合し、結合
部に雨垂れ防止用の溝3が形成してある。溝3には、メ
インルーフパネル1側の内側面31の下部に凹部311
が形成してあり、サイドルーフパネル2側の内側面32
の上部に段部33が形成してある。そして、溝3には、
上記結合部を覆い隠すようにルーフモール4Aが上方よ
り嵌着される。
【0011】図1(A)に示すように、上記ルーフモー
ル4Aは、芯金5を埋没した硬質塩化ビニルよりなる中
央部4A2と、これを上下に挟み込むように軟質塩化ビ
ニルよりなる上層部4A1および下層部4A3とを一体
成形した三層構造としてある。上層部4A1には一方の
側面45に突出した突起41が形成してあり、下層部4
A3には他方の側面46に突出した突起42が形成して
ある。また下層部4A3には側面45に突出したひれ部
44が形成してある。ルーフモール4Aは溝3とほぼ同
長の一体押出成形体である。
【0012】上記ひれ部44は、その先端部441が長
円形の断面形状としてある。根元部442は、厚肉から
次第に先細りとなり先端部441に連なる部分が屈曲変
形容易な薄肉の首部443を形成している。上記先端部
441の径と根元部442の突出長は、ルーフモール4
Aを溝3に嵌着して、ひれ部44を溝3の内側面32に
沿って屈曲せしめた状態のときに、先端部441とこれ
に対向するルーフモール4Aの本体部側面45との間の
隙間が上記根元部442の突出長よりも小さくなるよう
に設定してある。
【0013】ルーフモール4Aを溝3に嵌着するには、
先ずルーフモール4Aの突起42を溝3の一方の内側面
31の上記凹部311に当接せしめ、次に、突起41側
を溝3内に押し込んで、ひれ部44を溝3の内側面32
に沿って首部443でV字形に屈曲せしめながら、突起
41が段部33と当接するまで押し込む。この状態でル
ーフモール4Aは、ひれ部44の弾発力により、突起4
2およびひれ部44の先端部441がそれぞれ溝3の両
内側面31,32に押し付けられて係止され溝3に嵌着
される。
【0014】ルーフモール4Aは、溝3に押し込む場
合、ひれ部44は首部443で容易に屈曲変形するとと
もに、先端部441の外周は曲面であって溝3との当接
面積が小さいからスムーズに押し込むことができ、取付
け作業性が良好である。また、ルーフモール4Aは嵌着
状態で、上方に向かって抜け荷重が作用した場合、持ち
上げられようとするひれ部44の根元部442が本体部
側面45と先端部441との間の隙間に入り込んで先端
部441を溝3の内側面32に強く押し付ける。従っ
て、ルーフモール4Aの浮き上がりや抜けが防止される
のである。
【0015】本発明の他の実施の形態として図2に示す
ように、左右対称な構造のルーフモール4Bに適用する
こともできる。ルーフモール4Bは、先の実施の形態同
様に、芯金5を埋没した硬質塩化ビニルよりなる中央部
4B2と、これを上下に挟み込むように軟質塩化ビニル
よりなる上層部4B1および下層部4B3とを一体成形
した三層構造としてある。上層部4B1には左右両側面
にリップ状に突出した突起47が形成してあり、ルーフ
モール4Bを溝3に嵌着したとき、上記両突起47の先
端が溝3の左右両内側面31,32の上縁に当接する。
一方、下層部4B3には左右両側面にそれぞれひれ部4
4が形成してある。上記ひれ部44は、図1に示すもの
と同一構造で、同一符号で示す。
【0016】上記ルーフモール4Bは、溝3にその上か
ら嵌入され、左右の両突起47がそれぞれ溝3の両内側
面31,32の上縁に押し付けられ、左右の両ひれ部4
4がそれぞれV字形に屈曲して溝3の両内側面31,3
2に押し付けられた状態で溝3に嵌着される。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、ルーフモールは、ルー
フの溝への取付け作業性が良好で、かつ溝との嵌合力が
高く、抜け荷重に対してルーフモールの浮き上がりや抜
けが起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明のルーフモールの断面図、
図1(B)はルーフモールの溝への取付け状態断面図で
ある。
【図2】本発明の他のルーフモールの溝への取付け状態
断面図である。
【図3】本発明のルーフモールが適用される車両のルー
フを示す斜視図である。
【図4】従来のルーフモールの断面図である。
【符号の説明】
1 メインルーフパネル 2 サイドルーフパネル 3 溝 31,32 内側面 4A,4B ルーフモール 44 ひれ部 441 先端部 442 根元部 443 首部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のメインルーフパネルの左右の側端
    縁とサイドルーフパネルの内側端縁との結合部に形成し
    た溝に嵌着する合成樹脂のルーフモールであって、本体
    部の下部側面から突出するひれ部を上記溝の内側面に押
    し付けて係止せしめるルーフモールにおいて、上記溝の
    内側面に押し付けられる上記ひれ部の先端部を断面ほぼ
    円形状に形成するとともに、先端部と根元部の間に屈曲
    変形容易でルーフモールを上記溝に嵌入するときにV字
    状に屈曲する薄肉の首部を形成し、かつ、ルーフモール
    が上記溝に嵌着されたときに相対向する上記先端部と本
    体部側面との隙間幅が上記根元部の突出長よりも小さく
    なるようにしたことを特徴とするルーフモール。
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