JP7201410B2 - ドアウェザーストリップ - Google Patents

ドアウェザーストリップ Download PDF

Info

Publication number
JP7201410B2
JP7201410B2 JP2018222212A JP2018222212A JP7201410B2 JP 7201410 B2 JP7201410 B2 JP 7201410B2 JP 2018222212 A JP2018222212 A JP 2018222212A JP 2018222212 A JP2018222212 A JP 2018222212A JP 7201410 B2 JP7201410 B2 JP 7201410B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
lip portion
door
rear lip
exterior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018222212A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020083132A (ja
Inventor
寛和 村上
利文 松浦
良太 瀬野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority to JP2018222212A priority Critical patent/JP7201410B2/ja
Priority to CN201921930016.7U priority patent/CN211416924U/zh
Publication of JP2020083132A publication Critical patent/JP2020083132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7201410B2 publication Critical patent/JP7201410B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、自動車用ドアの窓枠上辺部に取付けられ、ドア閉時にボディのドア開口縁に弾接するドアウェザーストリップに関するものである。
図7及び図8(a),(b)に示すように、自動車用ドア1の窓枠2の上辺部にはドアウェザーストリップ10が取付けられ、ドア1の閉時にボディ3のドア開口縁に弾接して車内外をシールしている(例えば特許文献1参照)。
ドアウェザーストリップ10は、窓枠2に取付けられる取付基部11と、取付基部11に一体成形され、ボディ3のドア開口縁の車内側と車外側にそれぞれ弾接する中空シール部12とシールリップ部13を有し、さらにシールリップ部13の車外側に設けられ車外側に延びる背面リップ部15を有している。
このうち背面リップ部15は、ドア1の閉時には、取付基部11が取付けられる窓枠2の取付面2aの車外側から立設した立設面2bの車内側上部に弾接するが、図8(a)に示すように、立設面2bに対して背面リップ部15の延びる角度θ1は90度よりも大きい、すなわち背面リップ部15は立設面2bに対して下方(取付面2a側)から上方(ボディ3側)に延びるものであるため、図8(b)に示すように、ドア1閉時には背面リップ部15の先端は上方を向き略中央部は下方に膨出して湾曲するように撓む。
一方、図9に示すように、ヘミング加工した立設面2bの折り返し端部の錆止め防止として立設面2bの車内側にペイントシーラー50が設けられる場合がある。
ペイントシーラー50はその形状にバラツキが大きくしかも金属のような剛体物でないことから通常、背面リップ部15のシール面には設定されない。
そのため、車両によってはペイントシーラー50の形状が大きくなり、背面リップ部15の弾接時のシール面の生存空間が狭くなることがある。例えば、図9に示すように、立設面2bの延びる上下方向の幅Sでは2.6mm,立設面2bの延びる上下方向に垂直な方向(車内外方向)の幅Tでは3.0mm程度になることがある。
このような状態で図8に示すようなタイプの背面リップ部15が立設面2bに弾接すると、図9に示すように、背面リップ部15が立設面2bの端部から飛び出して、あるいは飛び出さないまでも立設面2bに対する押圧力が弱くなりシール機能が劣るとともに外観も悪いといった問題が発生する。特にバラツキによって、ドアウェザーストリップ10を取付けるクリップCの位置がずれることによりドアウェザーストリップ10が車外側にずれたり、あるいは立設面2bの位置が車内側にずれたり、あるいは背面リップ部15の長さが伸びたりした場合に背面リップ部15の飛び出しは顕著である。
これに対して、図10に示すように、立設面2bに対して背面リップ部25の延びる角度θ2を90度よりも小さく、すなわち背面リップ部25は立設面2bに対して上方(ボディ3側)から下方(取付面2a側)に延びるようにしたドアウェザーストリップ20が開示されている(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、背面リップ部25はシールリップ部23の屈曲点23aに直接繋がっていて付根部が太く、屈曲点23aから真っ直ぐ下降するように延びるものであるため、立設面2bに弾接する際に背面リップ部25が撓みにくく、また撓む空間も確保されていない。そのため、背面リップ部25によるシール機能が十分に発揮されない。
また、シールリップ部23と背面リップ部25の間に排水用のドレインスペースが形成されないといった問題もある。
特開2009-67195号公報 特開2002-337550号公報
そこで、本発明の目的とするところは、特に背面リップ部のシール機能を十分に発揮させるとともに排水性にも優れるドアウェザーストリップを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のドアウェザーストリップは、自動車ドア(1)の窓枠(2)上辺部に形成され車内外方向に延びる取付面(2a)に取付けられる取付基部(31)と、前記取付基部(31)に一体成形されドア(1)閉時にボディ(3)のドア開口縁の車内側及び車外側にそれぞれ弾接するシール部(32)及び断面舌状のシールリップ部(33)と、前記シールリップ部(33)の車外側に設けられ車外側に延びて前記取付面(2a)の車外側から立設した立設面(2b)の車内側に弾接する断面舌状の背面リップ部(35)を備えるドアウェザーストリップ(30)であって、
前記シールリップ部(33)は、前記取付基部(31)の車外側から立設した車外側支柱部(34)の頂部車内側から、断面略「く」字状に車内側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側上方に延び、
前記背面リップ部(35)は、前記車外側支柱部(34)の頂部付近の車外側から、断面略「へ」字状に車外側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側下方に延び、前記立設面(2b)の車内側に対して、前記断面略「へ」字状の凹部(36)が狭くなる方向に撓んだ状態で弾接するもので、
前記立設面(2b)の車内側には前記立設面(2b)の端部から一定間隔(B)をあけてペイントシーラー(50)が設けられ、前記背面リップ部(35)の先端部(35a)は、前記一定間隔(B)の区間内に設けられしかも前記ペイントシーラー(50)の上面(50a)に接触することなく前記立設面(2b)に弾接することを特徴とする。
また本発明は、前記立設面(2b)の車内側を上方に延長した線(L)に平行して前記背面リップ部(35)の先端(35ap)に位置する基準線(X)に対して、前記背面リップ部(35)の先端部(35a)側を断面形状において二等分する中心線(M)の上側の角度は90度よりも小さく、前記背面リップ部(35)の付け根部(35b)の最上位点(P)は、前記中心線(M)よりも下方に位置することを特徴とする。
また本発明は、前記背面リップ部(35)は、その先端部(35a)から前記湾曲又は屈曲した部位(Q,R)まで徐々に厚さが大きくなるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記背面リップ部(35)は、前記湾曲又は屈曲した部位(Q,R)からその付け根部(35b)まで徐々に厚さが大きくなるようにしたことを特徴とする。
また本発明は、前記シールリップ部(33)の付け根部(33b)と前記背面リップ部(35)の付け根部(35b)の間にV字状溝(37)を形成したことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明のドアウェザーストリップでは、ドア閉時にボディのドア開口縁に弾接する断面舌状のシールリップ部は、取付基部の車外側から立設した車外側支柱部の頂部車内側から、断面略「く」字状に車内側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側上方に延びている。また、立設面の車内側に弾接する断面舌状の背面リップ部は、車外側支柱部の頂部付近の車外側から、断面略「へ」字状に車外側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側下方に延び、立設面の車内側に対して、断面略「へ」字状の凹部が狭くなる方向に撓んだ状態で弾接する。
これによれば、背面リップ部は、立設面の車内側に対して、引っ掛かりが大きくなる方向に撓んで弾接しているので、ドアウェザーストリップの取付位置や背面リップ部の長さに多少のバラツキがあったとしても、従来例で示したように、背面リップ部が立設面の端部から外側に容易に飛び出すことはなく、シール機能が十分発揮される。
このとき、シールリップ部は、車外側支柱部の頂部車内側から、断面略「く」字状に車内側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側上方に延びていて、背面リップ部は、車外側支柱部の頂部付近の車外側から断面略「へ」字状に延びるものであるので、シールリップ部の付け根部と背面リップ部の付け根部との間には排水用の溝が形成されるとともに、背面リップ部が立設面に弾接する際にその背面リップ部が撓む空間も確保される。
また、本発明によれば、立設面の車内側を上方に延長した線に対して、背面リップ部の先端部側を断面形状において二等分する中心線の角度は90度よりも小さく、背面リップ部の付け根部の最上位点は、中心線よりも下方に位置するように背面リップ部の形状をより具体的にしたものであるので、背面リップ部を大きく撓ませることができ排水用の溝もより深いものが形成される。
また、本発明によれば、背面リップ部は、その先端部から湾曲又は屈曲した部位まで徐々に厚さが大きくなるようにしたので、背面リップ部の湾曲又は屈曲した部位は安定し先端部に応力が集中し、立設面に対する背面リップ部の先端部の圧着力は向上する。
また、本発明によれば、背面リップ部は、湾曲又は屈曲した部位からその付け根部まで徐々に厚さが大きくなるようにしたので、背面リップ部の付け根部は安定して上方に動きにくく先端部の弾接位置を一層安定させる。
また、本発明によれば、シールリップ部の付け根部と背面リップ部の付け根部の間にV字状溝を形成したので、排水用の溝としてより深いものを確保することができ、排水性を向上させることができる。
また、本発明によれば、立設面の車内側には一定間隔をあけてペイントシーラーが設けられ、背面リップ部の先端部は、ペイントシーラーの上面に接触することなく立設面に弾接するようにしたので、背面リップ部がペイントシーラーの上面に接触して異常に撓むような危険性を排除することができる。
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップを示す図7のA-A線拡大断面図であり、ドアが閉じられる前の状態を示す。 本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップを示す図7のA-A線拡大断面図であり、ドアが閉じられた後の状態を示す。 本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップの要部を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別のドアウェザーストリップの要部を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るさらに別のドアウェザーストリップの要部を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップがサッシュドアに取付けられた状態を示す、図7のA-A線拡大断面図である。 自動車の外観側面図である。 従来例に係るドアウェザーストリップを示す図7のA-A線拡大断面図であり、(a)はドアが閉じられる前の状態,(b)はドアが閉じられた後の状態を示す。 図8に示すドアウェザーストリップが、車内側にペイントシーラーが設けられたドアの立設面に弾接した状態を示す図7のA-A線拡大断面図である。 従来例に係る別のドアウェザーストリップを示す図7のA-A線拡大断面図である。
図面を参照して、本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップ30について説明する。なお、従来例で示したものと同一部分には同一記号を付した。
本発明の実施形態に係るドアウェザーストリップ30は、図1及び図7に示すように、自動車ドア1の窓枠2上辺部に取付けられる取付基部31と、取付基部31に一体成形された中空シール部32及びシールリップ部33と、シールリップ部33の車外側に設けられた背面リップ部35を備えている。
取付基部31は板状であり、窓枠2の上辺部に形成され車内外方向に延びる取付面2aの上面に取付けられている。
シール部32は中空状で、取付基部31の車内側に設けられ、ドア1の閉時には対向するボディ3のドア開口縁の車内側に弾接する。
また、シール部32の中空形状は、図1に示すような円形状でも良いし、図8に示すようなタマゴ形状(ベンディングタイプ形状)でも良いし、図10に示すような三角形状(コンプレッションタイプ形状)でも良く、これらに限定はされない。
また、図示は省略するが、シール部32を中空状にするかわりに、シールリップ部33のように断面舌状にしてもよい。
一方、シールリップ部33は、断面舌状で、ドア1の閉時に対向するボディ3のドア開口縁の車外側に弾接する。
シールリップ部33は、より具体的には、取付基部31の車外側から立設した車外側支柱部34の頂部車内側から、断面略「く」字状に延びている。すなわち、車外側支柱部34の頂部車内側から車内側上方に延びて屈曲した後、車外側上方に向かって延びている。
背面リップ部35は、断面舌状で、取付面2aの車外側から立設した立設面2bの車内側に弾接する。
背面リップ部35は、より具体的には、車外側支柱部34の頂部付近の車外側から、断面略「へ」字状に延びている。すなわち、車外側支柱部34の頂部車外側から車外側上方に延びて屈曲した後、車外側下方に向かって延びている。
そして、立設面2bの車内側に対して、断面略「へ」字状の凹部36が狭くなる方向に撓んだ状態で弾接するようになっている。
これにより、シールリップ部33の付け根部33bと背面リップ部35の付け根部35bとの間には排水用の溝37が形成されるとともに、背面リップ部35が立設面2bに弾接する際にその背面リップ部35が撓む空間も確保される。溝37はV字状に形成され、排水用の溝としてより深いものを確保している。
また、背面リップ部35は、図3に示すように、背面リップ部35の先端部35a側を断面形状において二等分する中心線Mは、基準線Xに対して鋭角な角度θで延びている。
基準線Xは、窓枠2の立設面2bの車内側を上方に延長した線Lに平行して背面リップ部35の先端(至端)35apに位置するものであり、その基準線Xに対して中心線Mの上側の角度θが90度よりも小さくなっている。よって、中心線Mは、基準線Xと、その基準線Xに垂直に車内側に延びしかも背面リップ部35の先端35apを通る垂線Yとの間で、かつ垂線Y寄りに延びるものである。
本実施形態では、中心線Mの基準線Xからの角度θを78度とした。この角度θとしては背面リップ部35の異常な撓みを防止するといった点から90度以下であることが好ましい。
これにより、背面リップ部35の上側屈曲点Qは中心線Mよりも上方で、下側屈曲点Rは中心線Mよりも下方に位置している。
また、このとき背面リップ部35の付け根部35bの最上位点Pは、中心線Mよりも下方でかつ垂線Yよりも上方に位置するようにして、背面リップ部35を大きく撓ませるとともに排水用の溝37もより深いものが形成されるようにしている。
また、背面リップ部35は、その先端部35aから屈曲した部位、すなわち上側屈曲点Qと下側屈曲点Rまで徐々に厚さが大きくなるようにしてあるため、背面リップ部35の屈曲した部位がさらに屈曲し、その反力により、先端部35aに応力が集中し、立設面2bに対する背面リップ部35の先端部35aの圧着力が向上するようにしている。
さらに、背面リップ部35の屈曲した部位Q,Rから背面リップ部35の付け根部35bまで徐々に厚さが大きくなるようにしてあるため、背面リップ部35の付け根部35bが安定し、上方に動きにくくすることで、背面リップ部35の先端部35aの弾接位置を一層安定させるようにしている。
また、背面リップ部35の先端部35aは、図1に示すように、ドア1が閉じられる前の状態では、立設面2bの断面形状において幅方向の略半分までラップするように設定していて、その後、ドア1が閉じられると、図2に示すような状態となり、立設面2bの下方に引っ掛かるようにしている。そのため、背面リップ部35の先端部35aは、立設面2bからの反力を受けて、立設面2bに対して突っ張りながら、断面略「へ」字状の凹部36が狭くなる方向に全体が撓むため、先端部35aが上方を向いて立設面2bから飛び出すことが防止される。
また図2に示すように、窓枠2の立設面2bの車内側には立設面2bの上端部から一定間隔Bをあけてペイントシーラー50が設けられている。ペイントシーラー50は、ヘミング加工した立設面2bの折り返し端部を覆って錆止め防止を図るもので、ここではペイントシーラー50の上下方向の長さ50Lを立設面2bの突出長2bLの半分以上の長さに設定している。
背面リップ部35の先端35apは、その一定間隔Bの区間内に設けられしかもペイントシーラー50の上面50aに接触することなく立設面2bに弾接して、背面リップ部35がペイントシーラー50の上面50aに接触して異常に撓むような危険性を排除している。
なお、ドアウェザーストリップ30の適用可能な材料としては、ゴム様弾性体であれば、特に限定されない。
ゴムの場合はEPDMを、熱可塑性エラストマー(TPE)の場合は、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)を、それぞれあげることができるが、これらに限定はされない。また、材料は、断面形状全体を発泡剤(スポンジ材)を使用する事が好ましいが、断面形状の一部分に非発泡材(ソリッド材)を使用してもよい。
なお、本実施形態では断面形状全体をEPDMスポンジとした。
このように構成されたドアウェザーストリップ30によれば、背面リップ部35は、立設面2bの車内側に対して、断面略「へ」字状の凹部36が狭くなる方向に撓んだ状態で弾接するので、立設面2bに引っ掛かりが大きくなり、ドアウェザーストリップ30の取付位置や背面リップ部35の長さに多少のバラツキがあったとしても、従来例で示したように、背面リップ部35が立設面2bの先端部から外側に容易に飛び出すことはない。
したがって、背面リップ部35のシール機能は十分発揮される。
なお、本実施形態における背面リップ部35は、断面略「へ」字状で下方の凹部36が狭くなる方向に撓んだ状態で立設面2bに弾接する態様であればよく、図1乃至図3で示したものに形状が限定されるものではない。
例えば、図3では、背面リップ部35の付け根部35bの最上位点Pを、中心線Mよりも下方でかつ垂線Yよりも上方に位置するようにしたが、図4に示すように、背面リップ部35の付け根部35bの最上位点Pを、中心線Mよりも下方でさらに垂線Yよりも下方に位置するように背面リップ部35の曲がりを大きくしてもよい。
また、本実施形態における背面リップ部35では、その先端部35aと付け根部35bの間に、屈曲した部位(上側屈曲点Qと下側屈曲点R)を設けたが、図5に示すように、背面リップ部35に対して屈曲点を特に設けることなく上方に向けて突出(膨出)するように湾曲させるようにしてもよい。
さらには、本実施形態では、パネルドアタイプの窓枠2に適用した例で説明したが、図6に示すように、サッシュドアタイプの窓枠2に適用することもできる。
特に、図6に示しように、立設面2bの先端から立設面2bの車内側に設けられた突出部2cまでの距離が短いといったように、背面リップ部35が立設面2bに対して弾接することのできるシール面の生存空間が狭い場合に、背面リップ部35が様々なバラツキに起因して立設面2bから車外側に飛び出すことを抑制することができる点で有効的である。図6では、背面リップ部35の先端部35aを突出部2cの上面に接触しないようにしたが、突出部2cは上述したペイントシーラー50と異なり金属製であるので突出部2cの上面に接触させるようにしてもよい。
1 ドア
2 窓枠
2a 取付面
2b 立設面
2bL 立設面の突出長
2c 突出部
3 ボディ
10 ドアウェザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
13 シールリップ部
15 背面リップ部
20 ドアウェザーストリップ
21 取付基部
22 中空シール部
23 シールリップ部
23a 屈曲点
25 背面リップ部
30 ドアウェザーストリップ
31 取付基部
32 中空シール部
33 シールリップ部
33a 先端部
33b 付け根部
34 車外側支柱部
35 背面リップ部
35a 先端部
35ap 先端
35b 付け根部
36 凹部
37 V字状溝
50 ペイントシーラー
50a 上面
50L ペイントシーラーの上下方向の長さ
C クリップ
M 中心線
P 付け根部の最上位点
Q 上側屈曲点
R 下側屈曲点
X 基準線
Y 垂線

Claims (5)

  1. 自動車ドアの窓枠上辺部に形成され車内外方向に延びる取付面に取付けられる取付基部と、前記取付基部に一体成形されドア閉時にボディのドア開口縁の車内側及び車外側にそれぞれ弾接するシール部及び断面舌状のシールリップ部と、前記シールリップ部の車外側に設けられ車外側に延びて前記取付面の車外側から立設した立設面の車内側に弾接する断面舌状の背面リップ部を備えるドアウェザーストリップであって、
    前記シールリップ部は、前記取付基部の車外側から立設した車外側支柱部の頂部車内側から、断面略「く」字状に車内側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側上方に延び、
    前記背面リップ部は、前記車外側支柱部の頂部付近の車外側から、断面略「へ」字状に車外側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側下方に延び、前記立設面の車内側に対して、前記断面略「へ」字状の凹部が狭くなる方向に撓んだ状態で弾接するもので、
    前記立設面の車内側には前記立設面の端部から一定間隔をあけてペイントシーラーが設けられ、前記背面リップ部の先端部は、前記一定間隔の区間内に設けられしかも前記ペイントシーラーの上面に接触することなく前記立設面に弾接することを特徴とするドアウェザーストリップ。
  2. 前記立設面の車内側を上方に延長した線に平行して前記背面リップ部の先端に位置する基準線に対して、前記背面リップ部の先端部側を断面形状において二等分する中心線の上側の角度は90度よりも小さく、前記背面リップ部の付け根部の最上位点は、前記中心線よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップ。
  3. 前記背面リップ部は、その先端部から前記湾曲又は屈曲した部位まで徐々に厚さが大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のドアウェザーストリップ。
  4. 前記背面リップ部は、前記湾曲又は屈曲した部位からその付け根部まで徐々に厚さが大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップ。
  5. 前記シールリップ部の付け根部と前記背面リップ部の付け根部の間にV字状溝を形成したことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップ。
JP2018222212A 2018-11-28 2018-11-28 ドアウェザーストリップ Active JP7201410B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018222212A JP7201410B2 (ja) 2018-11-28 2018-11-28 ドアウェザーストリップ
CN201921930016.7U CN211416924U (zh) 2018-11-28 2019-11-11 车门密封条

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018222212A JP7201410B2 (ja) 2018-11-28 2018-11-28 ドアウェザーストリップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020083132A JP2020083132A (ja) 2020-06-04
JP7201410B2 true JP7201410B2 (ja) 2023-01-10

Family

ID=70905944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018222212A Active JP7201410B2 (ja) 2018-11-28 2018-11-28 ドアウェザーストリップ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP7201410B2 (ja)
CN (1) CN211416924U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007022320A (ja) 2005-07-15 2007-02-01 Toyota Motor Corp ドアシール構造
JP2007535441A (ja) 2004-04-30 2007-12-06 豊田合成株式会社 シーリングストリップ及び車両フレームアッセンブリ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100974558B1 (ko) * 2008-10-30 2010-08-09 현대자동차주식회사 체결형 워터댐을 구비한 도어 사이드 웨더스트립

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007535441A (ja) 2004-04-30 2007-12-06 豊田合成株式会社 シーリングストリップ及び車両フレームアッセンブリ
JP2007022320A (ja) 2005-07-15 2007-02-01 Toyota Motor Corp ドアシール構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020083132A (ja) 2020-06-04
CN211416924U (zh) 2020-09-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7166286B2 (ja) ウェザーストリップ及びその組付け構造
CN107089123B (zh) 内密封条和使用该内密封条的车用门的密封构造
US10035410B2 (en) Parting seal and sealing structure of parting portion
JP4360284B2 (ja) ウエザストリップ
JP6059925B2 (ja) ドアウエザストリップ
JP7201410B2 (ja) ドアウェザーストリップ
JP6237390B2 (ja) センターピラーウエザストリップ
US8667740B1 (en) Weather strip
JP6595837B2 (ja) ドアウェザーストリップ
JP6429524B2 (ja) ドアウエザーストリップ
JP2007083916A (ja) 自動車のフードシール構造
JP7301729B2 (ja) グラスラン
US20140197665A1 (en) Panel structure for vehicle roof device and weather strip for vehicle roof device
JP6051918B2 (ja) 車両用ドアサッシュ構造
JP5660828B2 (ja) ウェザーストリップの取付構造
JP4541231B2 (ja) ルーフモールディング
JP4572765B2 (ja) ドアシール構造
JP3888087B2 (ja) ドアランチャンネルの取付構造
JP6912949B2 (ja) パーティングシール
JP6189174B2 (ja) 車両ドア用モール
WO2017002721A1 (ja) フロントパネルのシール構造
JP2010173443A (ja) ドアウエザストリップの取付構造
WO2017002709A1 (ja) フロントパネルのシール構造
JP2004322984A (ja) ドリップウエザーストリップ
JP3695599B2 (ja) 自動車用ドアウエザストリップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220915

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220920

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221213

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7201410

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150