JP2020083132A - ドアウェザーストリップ - Google Patents
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Abstract
Description
ペイントシーラー50はその形状にバラツキが大きくしかも金属のような剛体物でないことから通常、背面リップ部15のシール面には設定されない。
このような状態で図8に示すようなタイプの背面リップ部15が立設面2bに弾接すると、図9に示すように、背面リップ部15が立設面2bの端部から飛び出して、あるいは飛び出さないまでも立設面2bに対する押圧力が弱くなりシール機能が劣るとともに外観も悪いといった問題が発生する。特にバラツキによって、ドアウェザーストリップ10を取付けるクリップCの位置がずれることによりドアウェザーストリップ10が車外側にずれたり、あるいは立設面2bの位置が車内側にずれたり、あるいは背面リップ部15の長さが伸びたりした場合に背面リップ部15の飛び出しは顕著である。
また、シールリップ部23と背面リップ部25の間に排水用のドレインスペースが形成されないといった問題もある。
前記シールリップ部(33)は、前記取付基部(31)の車外側から立設した車外側支柱部(34)の頂部車内側から、断面略「く」字状に車内側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側上方に延び、
前記背面リップ部(35)は、前記車外側支柱部(34)の頂部付近の車外側から、断面略「へ」字状に車外側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側下方に延び、前記立設面(2b)の車内側に対して、前記断面略「へ」字状の凹部(36)が狭くなる方向に撓んだ状態で弾接することを特徴とする。
これによれば、背面リップ部は、立設面の車内側に対して、引っ掛かりが大きくなる方向に撓んで弾接しているので、ドアウェザーストリップの取付位置や背面リップ部の長さに多少のバラツキがあったとしても、従来例で示したように、背面リップ部が立設面の端部から外側に容易に飛び出すことはなく、シール機能が十分発揮される。
また、シール部32の中空形状は、図1に示すような円形状でも良いし、図8に示すようなタマゴ形状(ベンディングタイプ形状)でも良いし、図10に示すような三角形状(コンプレッションタイプ形状)でも良く、これらに限定はされない。
また、図示は省略するが、シール部32を中空状にするかわりに、シールリップ部33のように断面舌状にしてもよい。
シールリップ部33は、より具体的には、取付基部31の車外側から立設した車外側支柱部34の頂部車内側から、断面略「く」字状に延びている。すなわち、車外側支柱部34の頂部車内側から車内側上方に延びて屈曲した後、車外側上方に向かって延びている。
背面リップ部35は、より具体的には、車外側支柱部34の頂部付近の車外側から、断面略「へ」字状に延びている。すなわち、車外側支柱部34の頂部車外側から車外側上方に延びて屈曲した後、車外側下方に向かって延びている。
そして、立設面2bの車内側に対して、断面略「へ」字状の凹部36が狭くなる方向に撓んだ状態で弾接するようになっている。
これにより、シールリップ部33の付け根部33bと背面リップ部35の付け根部35bとの間には排水用の溝37が形成されるとともに、背面リップ部35が立設面2bに弾接する際にその背面リップ部35が撓む空間も確保される。溝37はV字状に形成され、排水用の溝としてより深いものを確保している。
基準線Xは、窓枠2の立設面2bの車内側を上方に延長した線Lに平行して背面リップ部35の先端(至端)35apに位置するものであり、その基準線Xに対して中心線Mの上側の角度θが90度よりも小さくなっている。よって、中心線Mは、基準線Xと、その基準線Xに垂直に車内側に延びしかも背面リップ部35の先端35apを通る垂線Yとの間で、かつ垂線Y寄りに延びるものである。
本実施形態では、中心線Mの基準線Xからの角度θを78度とした。この角度θとしては背面リップ部35の異常な撓みを防止するといった点から90度以下であることが好ましい。
また、このとき背面リップ部35の付け根部35bの最上位点Pは、中心線Mよりも下方でかつ垂線Yよりも上方に位置するようにして、背面リップ部35を大きく撓ませるとともに排水用の溝37もより深いものが形成されるようにしている。
さらに、背面リップ部35の屈曲した部位Q,Rから背面リップ部35の付け根部35bまで徐々に厚さが大きくなるようにしてあるため、背面リップ部35の付け根部35bが安定し、上方に動きにくくすることで、背面リップ部35の先端部35aの弾接位置を一層安定させるようにしている。
背面リップ部35の先端35apは、その一定間隔Bの区間内に設けられしかもペイントシーラー50の上面50aに接触することなく立設面2bに弾接して、背面リップ部35がペイントシーラー50の上面50aに接触して異常に撓むような危険性を排除している。
ゴムの場合はEPDMを、熱可塑性エラストマー(TPE)の場合は、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)を、それぞれあげることができるが、これらに限定はされない。また、材料は、断面形状全体を発泡剤(スポンジ材)を使用する事が好ましいが、断面形状の一部分に非発泡材(ソリッド材)を使用してもよい。
なお、本実施形態では断面形状全体をEPDMスポンジとした。
したがって、背面リップ部35のシール機能は十分発揮される。
例えば、図3では、背面リップ部35の付け根部35bの最上位点Pを、中心線Mよりも下方でかつ垂線Yよりも上方に位置するようにしたが、図4に示すように、背面リップ部35の付け根部35bの最上位点Pを、中心線Mよりも下方でさらに垂線Yよりも下方に位置するように背面リップ部35の曲がりを大きくしてもよい。
特に、図6に示しように、立設面2bの先端から立設面2bの車内側に設けられた突出部2cまでの距離が短いといったように、背面リップ部35が立設面2bに対して弾接することのできるシール面の生存空間が狭い場合に、背面リップ部35が様々なバラツキに起因して立設面2bから車外側に飛び出すことを抑制することができる点で有効的である。図6では、背面リップ部35の先端部35aを突出部2cの上面に接触しないようにしたが、突出部2cは上述したペイントシーラー50と異なり金属製であるので突出部2cの上面に接触させるようにしてもよい。
2 窓枠
2a 取付面
2b 立設面
2bL 立設面の突出長
2c 突出部
3 ボディ
10 ドアウェザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
13 シールリップ部
15 背面リップ部
20 ドアウェザーストリップ
21 取付基部
22 中空シール部
23 シールリップ部
23a 屈曲点
25 背面リップ部
30 ドアウェザーストリップ
31 取付基部
32 中空シール部
33 シールリップ部
33a 先端部
33b 付け根部
34 車外側支柱部
35 背面リップ部
35a 先端部
35ap 先端
35b 付け根部
36 凹部
37 V字状溝
50 ペイントシーラー
50a 上面
50L ペイントシーラーの上下方向の長さ
C クリップ
M 中心線
P 付け根部の最上位点
Q 上側屈曲点
R 下側屈曲点
X 基準線
Y 垂線
Claims (6)
- 自動車ドアの窓枠上辺部に形成され車内外方向に延びる取付面に取付けられる取付基部と、前記取付基部に一体成形されドア閉時にボディのドア開口縁の車内側及び車外側にそれぞれ弾接するシール部及び断面舌状のシールリップ部と、前記シールリップ部の車外側に設けられ車外側に延びて前記取付面の車外側から立設した立設面の車内側に弾接する断面舌状の背面リップ部を備えるドアウェザーストリップであって、
前記シールリップ部は、前記取付基部の車外側から立設した車外側支柱部の頂部車内側から、断面略「く」字状に車内側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側上方に延び、
前記背面リップ部は、前記車外側支柱部の頂部付近の車外側から、断面略「へ」字状に車外側上方に延びて湾曲又は屈曲して車外側下方に延び、前記立設面の車内側に対して、前記断面略「へ」字状の凹部が狭くなる方向に撓んだ状態で弾接することを特徴とするドアウェザーストリップ。 - 前記立設面の車内側を上方に延長した線に平行して前記背面リップ部の先端に位置する基準線に対して、前記背面リップ部の先端部側を断面形状において二等分する中心線の上側の角度は90度よりも小さく、前記背面リップ部の付け根部の最上位点は、前記中心線よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載のドアウェザーストリップ。
- 前記背面リップ部は、その先端部から前記湾曲又は屈曲した部位まで徐々に厚さが大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載のドアウェザーストリップ。
- 前記背面リップ部は、前記湾曲又は屈曲した部位からその付け根部まで徐々に厚さが大きくなるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップ。
- 前記シールリップ部の付け根部と前記背面リップ部の付け根部の間にV字状溝を形成したことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップ。
- 前記立設面の車内側には前記立設面の端部から一定間隔をあけてペイントシーラーが設けられ、前記背面リップ部の先端部は、前記一定間隔の区間内に設けられしかも前記ペイントシーラーの上面に接触することなく前記立設面に弾接することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一つに記載のドアウェザーストリップ。
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JP2007022320A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Toyota Motor Corp | ドアシール構造 |
JP2007535441A (ja) * | 2004-04-30 | 2007-12-06 | 豊田合成株式会社 | シーリングストリップ及び車両フレームアッセンブリ |
KR20100048166A (ko) * | 2008-10-30 | 2010-05-11 | 현대자동차주식회사 | 체결형 워터댐을 구비한 도어 사이드 웨더스트립 |
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- 2018-11-28 JP JP2018222212A patent/JP7201410B2/ja active Active
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2019
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