JP7061880B2 - 自動車用ルーフウエザストリップ - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体ルーフに設けられた車体ルーフ開口部を覆うように取付けられるルーフパネルと車体ルーフ開口部の間をシールする自動車用ルーフウエザストリップに関するものである。
従来、図3に示すように、自動車の車体ルーフ1に形成された車体ルーフ開口部2とその車体ルーフ開口部2を開閉するルーフパネルにおいては、ルーフパネルの先端に設けられたホルダ部110に、車体ルーフ開口部2との間をシールするルーフウエザストリップ120が取付けられている。ルーフウエザストリップ120は、ルーフパネルのホルダ部110に取付けるための取付基部130と中空シール部140とから形成されている。
この場合において、ルーフウエザストリップ120と車体ルーフ1には、雨水や高圧洗車水が直撃するため、ルーフウエザストリップ120と車体ルーフ1との間の止水がむつかしく、ルーフウエザストリップ120と車体ルーフ1の間から入る水に対しては、その下部に排水構造を設けている。
しかしながら、ルーフパネルのホルダ部110とルーフウエザストリップ120との間から水が入る場合には、排水構造エリアから外れるため、シール性の向上が必要であった。図3に示すように、ルーフパネルのホルダ部110とルーフウエザストリップ120のシール性を向上させるために、ホルダ部110の断面形状がT字形の係合部111の上端をルーフウエザストリップ120の取付基部130の上側取付部131と、係合部111の下端をルーフウエザストリップ120の取付基部130の下側取付部132とで挟持するものがある(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、この場合でも、雨水や高圧洗車水に対しては、より高いシール性が望まれている。
特開2014-136456号公報
そこで本発明は、ルーフウエザストリップとルーフパネルのホルダ部との間のシール性を向上させた自動車用ルーフウエザストリップを提供することを目的とする。
請求項1の本発明は、車体のルーフパネルが車体ルーフの車体ルーフ開口部を覆うように車体ルーフに取付けられ、ルーフパネルと車体ルーフとの間をシールする自動車用ルーフウエザストリップであって、
ルーフウエザストリップは、ルーフパネルの先端部に設けられたホルダ部に取付けられる取付基部と、ルーフパネルに当接する中空シール部とを有し、
ホルダ部は、ルーフパネルに取付けられるホルダ取付部とルーフウエザストリップを取付けるホルダ先端部を有し、
取付基部は、ホルダ先端部に当接する取付基部本体部と、取付基部本体部の上端からホルダ部側に延設する第1脚部と、取付基部本体部の下端からホルダ部側に延設する第2脚部と、第1脚部から延設する第1係合爪部と第2脚部からに延設する第2係合爪部とでホルダ先端部を挟持し、
取付基部本体部、第1脚部及び第1係合爪部により取付基部第1凹部を形成し、取付基部本体部、第2脚部及び第2係合爪部により取付基部第2凹部を形成し、取付基部第1凹部と取付基部第2凹部にホルダ先端部を保持し、
取付基部本体部の中央部のホルダ先端部に当接する本体当接面に取付基部付勢リブを形成するとともに、第1係合爪部の取付基部第1凹部側の面の先端に、ホルダ先端部に当接する取付基部シールリブを設け,取付基部付勢リブの変形剛性が、取付基部シールリブの変形剛性よりも高く形成したことを特徴とする自動車用ルーフウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ルーフウエザストリップは、ルーフパネルの先端部に設けられたホルダ部に取付けられる取付基部と、ルーフパネルに当接する中空シール部とを有する。このため、取付基部を、ルーフパネルのホルダ部に取付けると、中空シール部が車体ルーフ開口部に当接することができ、車体ルーフ開口部とルーフパネルの間をシールすることができる。
ホルダ部は、ルーフパネルに取付けられるホルダ取付部とルーフウエザストリップを取付けるホルダ先端部を有する。このため、ホルダ取付基部をルーフパネルの先端に取付けると、ホルダ先端部が車体ルーフ開口部に対向して、ホルダ先端部に車体ルーフ開口部に当接するルーフウエザストリップを取付けることができ、車体ルーフ開口部とルーフパネルの間をシールすることができる。
取付基部は、ホルダ先端部に当接する取付基部本体部と、取付基部本体部の上端からホルダ部側に延設する第1脚部と、取付基部本体部の下端からホルダ部側に延設する第2脚部と、第1脚部から延設する第1係合爪部と、第2脚部から延設する第2係合爪部とでホルダ先端部を挟持する。このため、取付基部は、第1脚部、第2脚部、第1係合爪部及び第2係合爪部でホルダ先端部を保持することができる。
取付基部本体部、第1脚部及び第1係合爪部により取付基部第1凹部を形成し、取付基部本体部、第2脚部及び第2係合爪部により取付基部第2凹部を形成し、取付基部第1凹部と取付基部第2凹部にホルダ先端部を保持している。このため、取付基部第1凹部と取付基部第2凹部でホルダ先端部を包むように確実に保持することができる。
取付基部本体部の中央部のホルダ先端部に当接する本体当接面に取付基部付勢リブを形成するとともに、第1係合爪部の取付基部第1凹部側の面の先端に、ホルダ先端部に当接する取付基部シールリブを設けている。このため、ホルダ先端部に取付基部を取付けたときに、取付基部付勢リブがホルダ先端部のホルダ当接面を押して、取付基部シールリブがその反力でホルダ先端部に押圧されるため、ホルダ先端部と取付基部の間のシール性を向上させることができる。
取付基部付勢リブの変形剛性が、取付基部シールリブの変形剛性よりも高く形成している。このため、取付基部付勢リブの変形量が抑制され、取付基部本体部全体が車体ルーフ開口部に中空シール部が強く当接する方向に付勢される。このため、第1係合爪部も同様にルーフ開口部に中空シール部が強く当接する方向に付勢され、取付基部付勢リブの変形量が抑制される分より一層、取付基部シールリブはホルダ第1係合部に対して強く付勢されシール性を向上させることができる。
請求項2の本発明は、第2係合爪部の取付基部第2凹部側の面の先端に、ホルダ先端部に当接する取付基部補助付勢部を設けた自動車用ルーフウエザストリップである。
請求項2の本発明では、第2係合爪部の取付基部第2凹部側の面の先端に、ホルダ先端部に当接する取付基部補助付勢部を設けている。このため、取付基部シールリブのシール力は、取付基部付勢リブとホルダ当接面とが当接する点を中心として、ルーフウエザストリップの断面に反時計周りの回転力を発生させるが、先細り形状で形成されている第1係合爪部の変形で反時計周りの回転力を吸収する。しかし吸収しきれない場合には、取付基部補助付勢部による時計周りの回転力を発生させてバランスをとることができる。このため、取付基部シールリブはシール性をより一層向上することができる。
請求項3の本発明は、取付基部付勢リブは、取付基部本体溝部に近接した位置に形成した自動車用ルーフウエザストリップである。
請求項3の本発明では、取付基部付勢リブは、取付基部本体溝部に近接した位置に形成されている。取付基部付勢リブの位置は、取付基部本体部の変形の中心と極力近い位置であることが好ましいため、取付基部本体溝部に近接・隣接した位置に形成されている。このような配置とすることで、応力が加わる取付基部付勢リブと取付基部シールリブや取付基部補助付勢部との間に位置して形成された、取付基部本体溝部(取付基部本体部の変形の中心)における変形の影響を受けることを抑制することができる。このため、取付基部付勢リブおよび取付基部シールリブ、取付基部補助付勢部のシール性や付勢効果を安定して得ることができる。
請求項4の本発明は、取付基部本体部の中央部に形成された取付基部本体溝部は、取付基部をホルダ先端部に取付けるときに、第1脚部と第2脚部を開くための取付基部本体部の変形の中心である自動車用ルーフウエザストリップである。
請求項4の本発明では、取付基部本体部の中央部に形成された取付基部本体溝部は、取付基部をホルダ先端部に取付けるときに、第1脚部と第2脚部を開くための取付基部本体部の変形の中心である。このため、取付基部本体部の中央部が取付基部補助付勢部、取付基部シールリブと取付基部付勢リブの押圧力のバランスの中心となることができ、取付基部補助付勢部、取付基部シールリブと取付基部付勢リブにより、ホルダ先端部と取付基部の間のシール性を一層向上させることができる。また、取付基部本体部の中央部を中心に取付基部本体部が撓んで、取付基部をホルダ先端部に容易に組付けることができる。
取付基部本体部、第1脚部及び第1係合爪部により取付基部第1凹部を形成し、取付基部本体部、第2脚部及び第2係合爪部により取付基部第2凹部を形成し、取付基部第1凹部と取付基部第2凹部にホルダ先端部を保持しているため、取付基部第1凹部と取付基部第2凹部でホルダ先端部を包むように確実に保持することができる。
取付基部本体部の中央部のホルダ先端部に当接する面に取付基部付勢リブを形成するとともに、第1係合爪部の取付基部第1凹部側の面の先端に、ホルダ先端部に当接する取付基部シールリブを設けているため、取付基部付勢リブがホルダ先端部の当接面を押して、取付基部シールリブがその反力でホルダ先端部に押圧されるため、ホルダ先端部と取付基部の間のシール性を向上させることができる。
本発明の実施の形態を示すもので、図2のA-A線に沿った断面図であり、ルーフウエザストリップの断面図である。 本発明の実施の形態を示すもので、車体ルーフ開口部にルーフパネルを取付けた状態の平面図である。 従来のルーフウエザストリップの断面図である。
本発明の実施の形態を図1~図2に基づき説明する。
本発明の実施の形態では、1枚のルーフパネル4に取付けられる自動車用のルーフウエザストリップ20について説明するが、2分割や3分割されたルーフパネルについても使用することができる。
図2は、車体ルーフ1に車体ルーフ開口部2が形成されて、ルーフパネル4が車体ルーフ開口部2をスライド可能に取り付けられた状態を示す平面図であり、ルーフパネル4が車体ルーフ開口部2を閉じた状態である。
図1は、本発明の実施の形態のルーフパネル4に設けられたホルダ部10に取付けられたルーフウエザストリップ20を示し、図2のA-A線に沿った断面図である。
まず、ホルダ部10について説明し、その後、ルーフウエザストリップ20について説明する。
ホルダ部10は、ルーフパネル4に固着されるパネル取付部11とルーフウエザストリップ20を取付けるホルダ先端部17を有する。
パネル取付部11の上部は、ルーフパネル4の先端部分に接着等で固着されている。ルーフパネル4の下部は、ルーフパネル4の下面に取付けられたベースパネル5の先端部5aが埋設されたベース取付部12を有している。ベース取付部12には、ルーフパネル4の先端の下面側を覆うように固着されている。
ホルダ先端部17は、パネル取付部11の先端から延設されて、上方に延設されるホルダ第1係合部15と、下方に延設されるホルダ第2係合部16とを有している。ホルダ第1係合部15とホルダ第2係合部16は、一体的に形成されている。
ホルダ先端部17とパネル取付部11の間はくびれており、ホルダ第1係合部15とパネル取付部11の先端部との間は、ホルダ第1凹部13が形成され、ホルダ第2係合部16とベース取付部12の先端部との間は、ホルダ第2凹部14が形成されている。
ホルダ第1凹部13には、後述する第1脚部32と第1係合爪部34が係合され、ホルダ第2凹部14には、後述する第2脚部33と第2係合爪部35が係合される。
ホルダ第1係合部15とホルダ第2係合部16のルーフウエザストリップ20の取付基部30の後述する本体当接面38と当接する面は、ホルダ当接面18を形成している。
ホルダ部10は、合成樹脂で形成されている。合成樹脂としては例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の耐候性の合成樹脂を使用することができる。合成樹脂を使用するため、剛性が大きく、強固にルーフウエザストリップ20の取付基部30を保持することができる。
次に、ルーフウエザストリップ20について説明する。
ルーフウエザストリップ20は押出成形により形成されて略直線状をなし、その長手方向に連続して形成されたのちに、ルーフパネル4の外周に沿って取付けられる。ルーフウエザストリップ20は、中空シール部40と取付基部30を有する。取付基部30を、ルーフパネル4に取付けられたホルダ部10に取付けると、中空シール部40は、車体ルーフ1に形成された車体ルーフ開口部2に当接して、車体ルーフ開口部2とルーフパネル4の間をシールすることができる。
中空シール部40は、スポンジ材で円弧状に形成され、後述する取付基部30から延設されている。中空シール部40は、湾曲した広い面積で車体ルーフ開口部2に当接するため、車体ルーフ開口部2とルーフパネルの間の隙間がばらついても、柔軟に当接して、確実にシールすることができる。
中空シール部40は、合成ゴムであるEPDMのスポンジ材で形成され、取付基部30は、合成ゴムであるEPDMのソリッド材で形成されている。EPDMのソリッド材は、IRHDの硬度85~95のものが使用される。なお、後述する取付基部カバーリップ32aは、中空シール部40から連続してスポンジ材で形成されている。
次に、取付基部30について説明する。
取付基部30は、ホルダ部10のホルダ先端部17に当接する取付基部本体部31と、取付基部本体部31の上端からホルダ部10側(図1における右方向)に延設する第1脚部32と、取付基部本体部31の下端からホルダ部10側(図1における右方向)に延設する第2脚部33を有する。
さらに、第1脚部32からホルダ先端部17のホルダ第1係合部15を挟持するようにホルダ第1凹部13内に入る方向(図1における下方)に延設する第1係合爪部34と、第2脚部33からホルダ先端部17のホルダ第2係合部16を挟持するようにホルダ第2凹部14内に入る方向(図1における上方)に延設する第2係合爪部35を有する。
取付基部本体部31、第1脚部32及び第1係合爪部34により取付基部第1凹部36を形成する。また、取付基部本体部31、第2脚部33及び第2係合爪部35により取付基部第2凹部37を形成する。
ホルダ部10に取付基部30を取付けると、取付基部第1凹部36にホルダ部10のホルダ第1係合部15が係合して、取付基部第2凹部37にホルダ部10のホルダ第2係合部16が係合して、取付基部第1凹部36と取付基部第2凹部37でホルダ先端部17を包むように、ホルダ部10に取付基部30を取付けることができる。
取付基部本体部31の中央部における、ホルダ先端部17のホルダ当接面18に当接する面である本体当接面38に取付基部付勢リブ38bを形成している。また、本体当接面38に取付基部付勢リブ38bは、取付基部本体部31の中央部に形成された取付基部本体溝部38aに近接して成されている、
さらに、第1係合爪部34の取付基部第1凹部36側の面の先端に、ホルダ先端部17のホルダ第1係合部15に当接する取付基部シールリブ34aを設けている。このため、ホルダ先端部17に取付基部30を取付けたときに、取付基部付勢リブ38bがホルダ先端部17のホルダ当接面18を押して、取付基部シールリブ34aがその反力でホルダ先端部17のホルダ第1係合部15に押圧される。このため、取付基部シールリブ34aと取付基部付勢リブ38bがホルダ先端部17に密着して、ホルダ先端部17と取付基部30の間のシール性を向上させることができる。
なお、取付基部本体部31の本体当接面38から突出する取付基部付勢リブ38bの変形剛性が、第1係合爪部34の取付基部第1凹部36の面から突出する取付基部シールリブ34aの変形剛性よりも高く形成している。
このため、取付基部付勢リブ38bの変形量が抑制され、取付基部本体部31全体が車体ルーフ開口部2に中空シール部40が強く当接する方向に付勢される。このため、第1係合爪部34も同様に車体ルーフ開口部2に中空シール部40が強く当接する方向に付勢され、取付基部付勢リブ38bの変形量が抑制される分より一層、取付基部シールリブ34aはホルダ第1係合部15に対して強く付勢されシール性を向上させることができる。
上記のように、取付基部シールリブ34aに一層強い付勢力を要求するために、取付基部付勢リブ38bと取付基部シールリブ34aの変形剛性に差をつけたい場合には、取付基部付勢リブ38bの形状を、例えば、半円形状としたりリブ先端から根元部へ向けたテーパー角度を大きく形成したり、先端部に平坦部を形成して変形剛性を増大させる等の方法を用いて実現することができる。
さらに、第2係合爪部35の取付基部第2凹部37側の面の先端に、ホルダ先端部17のホルダ第2係合部16に当接する取付基部補助付勢部35aを設けることが好ましい。この場合には、取付基部付勢リブ38bがホルダ先端部17のホルダ当接面18を押して、取付基部補助付勢部35aがホルダ先端部17のホルダ第2係合部16を押すとともに、取付基部シールリブ34aがホルダ第1係合部15を押して、バランスをとることができる。
取付基部シールリブ34aのシール力は、取付基部付勢リブ38bとホルダ当接面18とが当接する点を中心として、ルーフウエザストリップ20の断面に反時計周りの回転力を発生させるが、先細り形状で形成されている第1係合爪部34の変形で反時計周りの回転力を吸収する。しかし吸収しきれない場合には、取付基部補助付勢部35aによる時計周りの回転力を発生させてバランスをとることができる。このため、取付基部シールリブ34aはシール性をより一層向上することができる。
また、上述のように、取付基部本体部31の本体当接面38に形成された取付基部本体溝部38aに近接する位置に取付基部付勢リブ38bを形成している。
取付基部本体部31の中央部には、取付基部付勢リブ38bが形成されており、取付基部30をホルダ先端部17に取付けるときに、第1脚部32と第2脚部33を開くための取付基部本体部31の変形の中心31aがこの範囲内にある。即ち、取付基部30をホルダ先端部17に取付けるときに、取付基部本体部31の中心31aを起点として、取付基部本体部31を撓ませて、第1脚部32の第1係合爪部34と、第2脚部33の第2係合爪部35の先端の間を開いて、その間にホルダ先端部17を挿入させる。
取付基部付勢リブ38bの位置は、取付基部本体部31の変形の中心31aと極力近い位置であることが好ましいため、取付基部本体溝部38aに近接・隣接した位置に形成されている。このような配置とすることで、応力が加わる取付基部付勢リブ38bと取付基部シールリブ34aや取付基部補助付勢部35aとの間に位置して形成された、取付基部本体溝部38a(取付基部本体部31の変形の中心31a)における変形の影響を受けることを抑制することができる。このため、取付基部付勢リブ38bおよび取付基部シールリブ34a、取付基部補助付勢部35aのシール性や付勢効果を安定して得ることができる。
なお、取付基部付勢リブ38bを取付基部本体部31の中央部の中心31aに近接させることで、取付基部付勢リブ38bがホルダ先端部17のホルダ当接面18を押しても、取付基部本体部31に働く回転モーメントを少なくすることができ、取付基部シールリブ34aや取付基部補助付勢部35aの押圧力のバランスを取りやすくなる。
また、第1脚部32に、ホルダ部10のパネル取付部11と第1脚部の間を覆う取付基部カバーリップ32aを設けられており、取付基部カバーリップ32aが、ホルダ部10と第1脚部32の間の隙間を覆い、シール性を向上させるとともに見栄えを向上させている。
なお、取付基部シールリブ34aのシール力が、取付基部付勢リブ38bとホルダ当接面18とが当接する点を中心として、ルーフウエザストリップ20の断面に反時計周りの回転力を発生させるような場合には、取付基部カバーリップ32aを浮き上がらせる方向への動きが生じるが、取付基部補助付勢部35aによる時計周り方向の回転力を用いて、この動きを相殺することができる。
1 車体ルーフ
2 車体ルーフ開口部
10 ホルダ部
17 ホルダ先端部
20 ルーフウエザストリップ
30 取付基部
31 取付基部本体部
32 第1脚部
33 第2脚部
34 第1係合爪部
34a 取付基部シールリブ
35 第2係合爪部
35a 取付基部補助付勢部
38 本体当接面
38a 取付基部本体溝部
38b 取付基部付勢リブ

Claims (4)

  1. 車体のルーフパネルが車体ルーフの車体ルーフ開口部を覆うように上記車体ルーフに取付けられ、上記ルーフパネルと上記車体ルーフとの間をシールする自動車用ルーフウエザストリップであって、
    上記ルーフウエザストリップは、上記ルーフパネルの先端部に設けられたホルダ部に取付けられる取付基部と、上記ルーフパネルに当接する中空シール部とを有し、
    上記ホルダ部は、上記ルーフパネルに取付けられるホルダ取付部と上記ルーフウエザストリップを取付けるホルダ先端部を有し、
    上記取付基部は、上記ホルダ先端部に当接する取付基部本体部と、該取付基部本体部の上端から上記ホルダ部側に延設する第1脚部と、上記取付基部本体部の下端から上記ホルダ部側に延設する第2脚部と、上記第1脚部から延設する第1係合爪部と上記第2脚部から延設する第2係合爪部とで上記ホルダ先端部を挟持し、
    上記取付基部本体部、上記第1脚部及び上記第1係合爪部により取付基部第1凹部を形成し、上記取付基部本体部、上記第2脚部及び上記第2係合爪部により取付基部第2凹部を形成し、上記取付基部第1凹部と上記取付基部第2凹部に上記ホルダ先端部を保持し、
    上記取付基部本体部の中央部の上記ホルダ先端部に当接する本体当接面に取付基部付勢リブを形成するとともに、上記第1係合爪部の上記取付基部第1凹部側の面の先端に、上記ホルダ先端部に当接する取付基部シールリブを設け、上記取付基部付勢リブの変形剛性が、上記取付基部シールリブの変形剛性よりも高く形成したことを特徴とする自動車用ルーフウエザストリップ。
  2. 上記第2係合爪部の上記取付基部第2凹部側の面の先端に、上記ホルダ先端部に当接する取付基部補助付勢部を設けた請求項1に記載の自動車用ルーフウエザストリップ。
  3. 上記取付基部付勢リブは、取付基部本体溝部に近接した位置に形成した請求項1又は請求項2に記載の自動車用ルーフウエザストリップ。
  4. 上記取付基部本体部の中央部に形成された上記取付基部本体溝部は、上記取付基部を上記ホルダ先端部に取付けるときに、上記第1脚部と上記第2脚部を開くための上記取付基部本体部の変形の中心である請求項3に記載の自動車用ルーフウエザストリップ。
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