JPH0537716Y2 - - Google Patents

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JPH0537716Y2
JPH0537716Y2 JP1987054747U JP5474787U JPH0537716Y2 JP H0537716 Y2 JPH0537716 Y2 JP H0537716Y2 JP 1987054747 U JP1987054747 U JP 1987054747U JP 5474787 U JP5474787 U JP 5474787U JP H0537716 Y2 JPH0537716 Y2 JP H0537716Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は自動車の窓ガラスの縁を抑えたり、
屋根を構成する複数のパネルの継なぎ目をかくし
たりするモールの取付け装置に関する。
〈従来の技術〉 実開昭60−145919号公報によりモールを被着す
る被着部と、上記被着部から垂下する脚を備えた
一体のモール取付け具と、上記モール取付け具の
脚を前後から挟んで保持する対向保持部を備えた
車体に固定されるクリツプとからなる自動車のモ
ール取付け装置が公知である。
上記従来装置ではモール取付け具の脚は前面に
斜面を下に向けた鋸歯形の爪を上下方向に一定の
ピツチで複数段連続して有し、クリツプの対向保
持部のうち上記脚の前面に対向する部分は左右の
二片からなり、左片と右片には前記爪のピツチの
半分の量だけ上下方向に喰違わせて係止爪が設け
てあり、これによりモール取付け具の脚を対向保
持部の間に上から押込み、脚の前面の上下方向に
連続した爪のどれかを左片の係止爪に係合させる
か、右片の係止爪に係合させるかによつて爪のピ
ツチの半分宛、取付け状態を調節することができ
る。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、モール取付け具とクリツプの取付け強
度は、モール取付け具の脚の前面の爪と、クリツ
プの対向保持部にある左又は右のどちらか一方の
片の係止爪に依存するので、余り高くない。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は取付け状態をモール取付け具に
ある爪のピツチの半分宛に調節可能でありなが
ら、それでいて取付け強度を頗る強力に改善する
ことを目的として、モール取付け具の脚の前面と
後面に夫々斜面を下に向けた鋸歯形の爪を上下方
向に一定のピツチで複数段連続して設け、又、ク
リツプの前記対向保持部は上記爪を引掛ける前後
の係止爪を対向して有し、上記モール取付け具の
脚の前面の爪と後面の爪、又は、クリツプの前の
係止爪と後の係止爪のどちらか一方を他方に対し
て前記爪のピツチの半分の量だけ上下方向に喰違
わせたことを特徴とする。
〈作用〉 モール取付け具の脚を車体に固定したクリツプ
の対向保持部の間に押込み、脚の前面の爪を対向
保持部の前の係止爪、後面の爪を対向保持部の後
の係止爪に引掛けてモール取付け具をクリツプに
対し固定する。そして、脚の前面の爪と後面の
爪、又は対向保持部の前の係止爪と後の係止爪の
どちらか一方が他方に対して前記爪のピツチの半
分の量だけ上下方向に喰違つているのでクリツプ
に対するモール取付け具の取付け状態、ひいては
車体に対するモールの取付け状態を前記脚の爪の
ピツチの半分宛の量で調節できる。
〈実施例〉 図示の各実施例において、1はモール、2は被
着部3と脚4を一体に備えた取付け具、5はクリ
ツプを示し、モール取付け具とクリツプは夫々プ
ラスチツクで成形してある。この各実施例は、第
1図に示す様に自動車の屋根を構成する二枚のパ
ネルA,Bの接合部をかくすためのモール1の取
付け用であつて、屋根の中央部のパネルAは両側
にU字形の溝a1を有し、溝の外側片a2はほぼ直角
な外向き折返し部a3を有す。又、他方のパネルB
は段状に曲げ、その先端部b1を前記パネルAの溝
a1の下に重ねて溶接などで固定し、防水のために
溝の外側片a2と段b2の間にはシーラントSを充填
する。
モール1はプラスチツクで長尺に成形されたも
のを車体の屋根の長さに合わせて切断した切断片
であり、前記パネルAの溝a1の内側片a4上に当接
する後端部と、前記パネルBの段b2の上に当接す
る前端部に夫々折り返状の係合溝6と7を有す
る。
モール取付け具2の被着部3はモールの前後各
端部の係合溝6,7内に突入する各端部8,9
と、上記端部8,9と協同してモールの前後各端
の折り返した端部を咬える凹部10,11を、前
記端部8,9の下に設けられた凸部8′,9′によ
つて備えている。
そして脚4は左右方向に或る程度の長さを有す
る板状で、その前面と後面に夫々斜面を下に向け
た鋸歯形の爪12と13を上下方向に一定のピツ
チPで複数段、連続して有し、この実施例では前
面の爪12と、後面の爪13は同レベルになつて
いる。
又、クリツプ5は上記脚4を前後から挟むU字
形断面状の対向保持部14を有し、上記対向保持
部14を構成する前面片15の内面には前記爪1
2と噛合う前の係止爪16、後面爪17の内面に
は前記爪13と噛合う後の係止爪18が夫々一体
に設けてある。そして、爪12と13は一定のピ
ツチPで、同レベルにあるため、この実施例では
係止爪16と18のレベルを前記ピツチPの1/2
量だけ上下方向に喰違わせてある。上記後面片1
7は、取付け具の脚4よりも左右方向に幅狭な板
状であるのに対し、前面片15は第4図に示す様
に上記後面片17の左右各端部にL形に一体に接
合して設けられ、前の係止爪16,16は左右の
前面片15が後面片17と対向する面に設けられ
ているが、後の係止爪18は左右の前面片15,
15の間隔内に位置して後面片17の前面に設け
てある。
さて、第2〜5図の実施例では、モール取付け
具2の断面形状は、脚4が被着部3の後部から垂
下したほゞ倒L形である。これに伴い、クリツプ
5が後面片17の下端を溝a1の底に当接して溝の
内側片a4に両面粘着テープ19で固定してある。
パネルAに対し固定したクリツプに対するモール
取付具2及びモール1の相対関係は第2図の様に
なつているから、モール1を被着したモール取付
具2の脚4をクリツプの対向保持部14に上から
押込むと、脚4の前面と後面の爪12,13は各
前面片15を反らせて対向保持部14内に割込
み、爪12と13の上下方向のピツチPの1/2だ
けずれた前の係止爪16と後の係止爪18のうち
上位に位置する係止爪(この実施例では16)に
脚の前面の爪12の最下段が逆止係合する。更に
押込むと爪12の最下段と係止爪16が係合した
まゝ他方の係止爪18に後面の爪13の最下段が
逆止係合し、次に押込むと係止爪18と爪13の
最下段が係合したまゝ係止爪16に爪12の下か
ら2段目が逆止係合する(第5図)。
こうして爪12と爪13が交互に下の段から係
止爪16と18に逆止係合し、最終状態ではモー
ル1の前縁をパネルBの段b2上に、後縁をパネル
Aの溝の内側片a4上に夫々当接させた状態に固定
する。この状態でモール取付け具の被着部3は凹
部10に突入したモール1の前端の折返し端部に
より弾性的に少し引き上げられ、凸部8′の裏に
形成した係合段部20はパネルAの溝の外側片の
折返し部a3と係合し、これによつてモール取付け
具2をパネルAに対し確実に装着し、ひいてはモ
ール1をパネルA−Bに確実に装着する効果があ
る。第6図の実施例が上述の第2図の実施例と異
なる主な点は、モール取付け具2の脚4が被着部
3からT形に垂下し、脚4の付け根は被着部3の
後部から少し前に離れ、これに伴いクリツプ5の
対向保持部14はパネルAの溝a1の底に載る台2
1の上に音叉状に起立して設けられ、クリツプ5
は上記台21の下面にある粘着テープ19で溝a1
の底に固定される様になつている。
この実施例でも爪12や13の上下方向のピツ
チに対して対向保持部の係止爪16と18は上下
方向に上記ピツチの1/2だけ喰違つているので前
述の実施例と同様にモール1の取付け状態を爪1
2や13の上下方向のピツチの1/2量宛調節でき
る。
以上、図示の実施例を説明したが、本考案はこ
の実施例に限定されることなく実施することがで
きる。
例えば図示の各実施例では爪12や13の上下
方向のピツチの1/2だけ係止爪16と18を上下
方向に喰違わせたが、逆に係止爪16と18を同
一レベルにするか、1ピツチ上下方向に喰違わ
せ、上下方向に同一ピツチの脚4の前面の爪12
…と、後面の爪13…を1/2だけ上下方向にずら
しても同じ作用効果が得られる。
また、モール取付け具の被着部3の前端部8は
モールの前端の係合溝6に突入して溝の底に当接
する様にし、この場合、該前端部8の左右に斜め
前向きに突出する角(つの)形の弾性突出片8″,
8″を設け、この突出片8″,8″を弾性的に撓め
て係合溝6の底に当接させ、該突出片の弾性力で
後端の凹部11が強固にモールの折り返した端部
を咬える様にするとよい。
〈考案の効果〉 本考案によればモールを被着したモール取付け
具2の脚4を、車体に固定したクリツプ5の対向
保持部14で前後から挟み、該脚4の前面にある
複数段の爪12を該対向保持部の前の係止爪16
で、後面にある複数段の爪13を同じく後の係止
爪18で夫々逆止係合し、強力にモールを被着し
たモール取付け具を固定でき、しかもモールの取
付け状態を前記爪12や13のピツチ1/2の量で
調節できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はルーフモールを取付けた自動車の斜視
図、第2図は本考案のモール取付け装置の一実施
例のモールと、モール取付け具とクリツプの相対
関係を示すルーフパネルを断面にした説明図、第
3図は第2図のモール取付け具の斜視図、第4図
は第2図のクリツプの斜視図、第5図はモール取
付けた実際の状態の第2図の断面図、第6図は本
考案のモール取付け装置の他の一実施例の第5図
と同様な断面図で、図中、1はモール、2はモー
ル取付け具、3はその被着部、4は脚、5はクリ
ツプ、12は脚の前面の爪、13は同じく後面の
爪、14は対向保持部、16と18は前後の係止
爪、AとBは車体パネル、Pは爪12と13の上
下方向のピツチを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 モールを被着する被着部と、上記被着部から垂
    下する脚を備えた一体のモール取付け具と、上記
    モール取付け具の脚を前後から挟んで保持する対
    向保持部を備えた車体に固定されるクリツプとか
    らなる自動車のモール取付け装置において、 上記モール取付け具の脚の前面と後面に夫々斜
    面を下に向けた鋸歯形の爪を上下方向に一定のピ
    ツチで複数段連続して設け、又、クリツプの前記
    対向保持部は上記爪を引掛ける前後の係止爪を対
    向して有し、上記モール取付け具の脚の前面の爪
    と後面の爪、又は、クリツプの前の係止爪と後の
    係止爪のどちらか一方を他方に対して前記爪のピ
    ツチの半分の量だけ上下方向に喰違わせたことを
    特徴とする自動車のモール取付け装置。
JP1987054747U 1987-04-13 1987-04-13 Expired - Lifetime JPH0537716Y2 (ja)

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