JPS6240167Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6240167Y2
JPS6240167Y2 JP1982046591U JP4659182U JPS6240167Y2 JP S6240167 Y2 JPS6240167 Y2 JP S6240167Y2 JP 1982046591 U JP1982046591 U JP 1982046591U JP 4659182 U JP4659182 U JP 4659182U JP S6240167 Y2 JPS6240167 Y2 JP S6240167Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
clip
piece
pressing
flange portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982046591U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58148309U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4659182U priority Critical patent/JPS58148309U/ja
Publication of JPS58148309U publication Critical patent/JPS58148309U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6240167Y2 publication Critical patent/JPS6240167Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車のモールデイング用クリツ
プ(以下、モールクリツプと略称する。)に関す
るものである。
例えば、自動車の前後のウインドガラスにおけ
る装飾モールのためのモールクリツプとしては、
第1図に示すようなものが開発されている。この
ものは、自動車のボデイB側に取付けられる樹脂
製のクリツプC1と、モールM側に取付けられ、
上記樹脂クリツプC1に係止される金属製のクリ
ツプC2とからなり、第2図に示すようにして組
付けられる。つまり、モールMの取付けには2種
のクリツプC1,C2を必要とするものである。
したがつて当然ながら、コスト高さらには組付け
作業の遅延を招くものであつた。
本考案は、上記従来事情を勘案して案出された
ものである。本考案は、クリツプとしての保持機
能を劣化させることなく、上記した両種クリツプ
の一体化を図り、コスト的にも安化でまた組付け
作業の容易なモールクリツプを提供することを目
的とする。
次いで本考案を、自動車のウインドガラスの周
縁に付設されるモールデイングに適用した実施例
について、図面にしたがつて説明する。
まず、本例モールクリツプCが付設されるボデ
イBとウインドガラスGとの関係を第3図により
説明する。ウインドガラスG周縁の内面(ルーム
側の面)には弾性材よりなるダム1が接着されて
いる。また、このダム1の外周縁にはウインドガ
ラスGとボデイBとの間をシールするシーラ材2
が塗布されており、これによりウインドガラスG
がボデイBに対して接着されている。
なお、ダム1およびシーラ材2の両弾性によ
り、ウインドガラスGとボデイBとの間隔は、ウ
インドガラスGの取付けの際の圧着力等に応じて
若干の変動を生ずる。
以下、本例モールクリツプCの構成を説明す
る。図面においてCはモールクリツプ全体であ
り、該モールクリツプCは適度の弾力性を有する
列えば合成樹脂等にて形成されている。そして、
本例モールクリツプCは概略、ボデイB側および
モールMの外側フランジ部F1に係合される本体
3と、モールMの内側フランジ部F2と係合され
る一対の押圧片12,12とから形成されてい
る。
本体3には基板4中央部が外方へ折り返されて
抱持片5が形成されており、これにより両間には
ボデイBの取付け片6に対するU字状の差込み溝
部7が拡開方向への弾性変形可能に形成されてい
る。また、基板4および抱持片5の内面には、前
記取付け片6の所定部位に貫通された取付け孔8
に対し、該取付け孔8上縁に係脱可能に係合しう
る係止爪9,9がそれぞれ突出形成されており、
本例では両係止爪9,9は取付け孔8に対する係
止位置が互い違いとなる位置に形成されている。
さらに、抱持片5の外面中央部にはその折り返し
方向に沿つて補強用リブ10が形成される一方、
基板4の外面中央部には補強を兼ねかつモールM
の外側フランジ部F1に係脱可能に係合される爪
片11が形成されている。
両押圧片12,12は、基板4の上縁両側部か
ら外方へほぼ平行にかつやや下向きに延出形成さ
れ、さらにその各先端部は相互が拡開する方向へ
折り曲げ形成され、モールMの内側フランジ部F
2に係脱可能に係合しうる。そして、両押圧片1
2,12には拡開方向(第5図に示すX方向)お
よび押下げ方向(同図Z方向)のそれぞれ両方向
への弾性変形が許容されている。但し、両押圧片
12,12の各脚長さは、モールMの折り曲げ縁
から内側フランジ部F2までの長さより若干大き
めとされている。また、両押圧片12,12のそ
れぞれの先端は鉤状に切り欠かれて当り面12a
が形成されている。この当り面12aはモールM
を係着させる一方で、内側フランジ部F2の厚み
よりやや高く設定してあり、モールMを取外す際
の押圧操作面としての機能をも果すものである。
次に、上記のように構成された本例モールクリ
ツプCを用いたモールMの取付け作業を説明す
る。
まず、モールクリツプCの爪片11をモールM
の外側フランジ部F1の所定部位に係入させ、こ
の下で両押圧片12,12を押し拡げながらそれ
ぞれを内側フランジ部F2に係止させる(第5図
参照)。これにより、両押圧片12,12はそれ
自体の弾発力を利用して内側フランジ部F2に弾
性係着される結果、モールクリツプCがモールM
に対してがた付きなく強固に止着される。
こうして、モールクリツプCをモールMに組付
けセツトした後、モールMのボデイB側への組付
け作業が行なわれる。すなわち、ボデイBの取付
け片6に対しモールクリツプCの差込み溝部7の
下部を適合させながらモールMを強く押し込んで
やると、抱持片5は弾性変形しながら押し拡げら
れる。そして、両係止爪9,9が取付け片6の取
付け孔8に同時に係入されると、抱持片5は基板
4と共に取付け片6を弾性挟着する。一方、両押
圧片12,12の先端は、上記押し込み操作の際
において、ウインドガラスGの外面側から押し上
げ方向の力を受承するため、モールMの取付け後
にはこの反力にてウインドガラスGに適確に圧接
される。
なお、前述の如く、ウインドガラスGはその圧
着力等の差異にてボデイBからの取付け高さが変
動されるが、両押圧片12,12の上記変形に
て、この取付け高さの誤差変動は充分に吸収しう
る。
こうしてモールMのボデイBへの取付け作業が
完了すれば、モールクリツプCはモールMに対し
外側フランジ部F1が爪片11に係止されるとと
もに内側フランジ部F2が両押圧片12,12に
て弾性係着されることにより、安定した係着力を
付与することができ、しかもボデイBの定位置に
位置決め固定されるため、モールMを長期に亘つ
てがた付きなく正姿状態で固定保持することがで
きる。また、従来と異なり、単一の部材にてモー
ルMを止着することができるため、コストの低減
さらには組付け工程の簡易化が図られるととも
に、モールクリツプCは合成樹脂にて形成されて
いるため、錆の発生がない等、多くの特長を有す
るものである。
一方、モールMの取外しは、第7図に示すよう
に、モールMの内側フランジ部F2とガラスGと
の間に適当な治具を差込んで、押圧片12の当り
面12aを押せば、押圧片12が相互に拡開する
方向へ弾性変形するため、モールMとの係合が解
除されてその取外しが可能となる。
なお、本例ではモールMの取付け作業におい
て、モールクリツプCをモールMへ先付けする作
業例を示したが、これとは逆に、モールクリツプ
CをボデイB側に取付けた後、モールMを後で付
ける作業を行うことも勿論可能である。また、本
例クリツプCの両押圧片12,12は、第8図に
示すように、その先端相互を連結片13にて一体
に接続し、該連結片13を図示X方向の弾性変形
を付与するとともに押圧片12全体を図示Y方向
への弾性変形を付与したものであつてもよい。さ
らに、係止爪9は、例えば抱持片5側のみの片側
に設ける形式であつてもよい。
以上の説明から明らかなように、本考案は自動
車のフロント、リアの両ウインドガラスの窓枠部
に形成された取付け片を弾性的に挟着しうるU字
状のクリツプ本体には、このU字状部分のそれぞ
れの対向壁面において内向きに対設され前記取付
け片の適所に開口された取付け孔に対し向き合つ
た状態で同時に係合しうる左右一対の係止爪と、
前記本体から外向きに突出されモールの外側フラ
ンジ部に係止可能な爪片と、この爪片とは逆方向
へ延出されかつモールの内側フランジ部との係合
のために、その先端と本体との間の距離が縮まる
方向へ弾性変形しうる押圧片とを備えてなり、さ
らに両押圧片の先端側にはここへ係着される内側
フランジ部の厚みよりもやや高くなるように、鉤
状に切り欠き形成されたモールの取外し用の操作
面を兼ねた当り面が設けられていることを要旨と
するものである。
したがつて、本考案によれば次の効果が得られ
る。
取付け孔に対し係止爪を左右両側から同時に
係合させるようにしたため、ボデイに対する係
着が確実となる。これは、クリツプ本体に対し
一方側の係止爪を解離させる方向の外力が作用
した場合にも、他方の係止爪は依然として係合
状態が保持されているからである。したがつ
て、いずれの方向からの外力に対してもクリツ
プ本体が外れにくくなつていることになる。
モールの取外しが簡単である。すなわち、モ
ールに取外しの必要が生じた場合に、当り面を
押圧操作すれば押圧片による係合状態が容易に
解離できる。この場合、押圧片の先端側はここ
へ係着される内側フランジ部の厚みよりも、や
や高くなるように鉤状に切り欠き形成されてお
り、逆に言えばこの切り欠かれた部分におい
て、外部から押圧操作するための操作面(露出
面)が確保されている。したがつて、この部分
を適当な治具で押圧操作してやれば、両押圧片
をそれぞれ拡開方向へ撓ませてモールとの係合
状態を容易に解離させうるのである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示すものであつ
て、第1図は従来のクリツプを示す斜視図、第2
図は従来のクリツプを用いたモールの取付け状態
を示す断面図、第3図はボデイとウインドガラス
との関係を示す断面図、第4図は本例クリツプの
斜視図、第5図は本例クリツプのモールへの取付
けを示す説明図、第6図イ,ロはそれぞれ本例ク
リツプをモールへ取付けた後のボデイ側への取付
けを示す説明図、第7図はモールの取外し作業を
示す説明図、第8図は本例クリツプの他例を示す
斜視図である。 3……本体、9……係止爪、11……爪片、1
2……押圧片、C……クリツプ、M……モール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車のフロント、リアの両ウインドガラスの
    窓枠部に形成された取付け片を弾性的に挟着しう
    るU字状のクリツプ本体には、このU字状部分の
    それぞれの対向壁面において内向きに対設され前
    記取付け片の適所に開口された取付け孔に対し向
    き合つた状態で同時に係合しうる左右一対の係止
    爪と、前記本体から外向きに突出されモールの外
    側フランジ部に係止可能な爪片と、この爪片とは
    逆方向へ延出されかつモールの内側フランジ部と
    の係合のために、その先端と本体との間の距離が
    縮まる方向へ弾性変形しうる押圧片とを備えてな
    り、さらに両押圧片の先端側にはここへ係着され
    る内側フランジ部の厚みよりもやや高くなるよう
    に、鉤状に切り欠き形成されたモールの取外し用
    の操作面を兼ねた当り面が設けられていることを
    特徴とする自動車のモールデイング用クリツプ。
JP4659182U 1982-03-30 1982-03-30 自動車のモ−ルデイング用クリツプ Granted JPS58148309U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4659182U JPS58148309U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 自動車のモ−ルデイング用クリツプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4659182U JPS58148309U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 自動車のモ−ルデイング用クリツプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58148309U JPS58148309U (ja) 1983-10-05
JPS6240167Y2 true JPS6240167Y2 (ja) 1987-10-14

Family

ID=30057581

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4659182U Granted JPS58148309U (ja) 1982-03-30 1982-03-30 自動車のモ−ルデイング用クリツプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58148309U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6018470B2 (ja) * 2012-10-04 2016-11-02 西川ゴム工業株式会社 デビジョンバー構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1237500A (en) * 1968-11-27 1971-06-30 Raymond A A resilient clip
JPS512114B2 (ja) * 1971-08-18 1976-01-23
JPS5725020B2 (ja) * 1976-04-09 1982-05-27

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS512114U (ja) * 1974-06-22 1976-01-09
JPS5725020U (ja) * 1980-07-21 1982-02-09

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1237500A (en) * 1968-11-27 1971-06-30 Raymond A A resilient clip
JPS512114B2 (ja) * 1971-08-18 1976-01-23
JPS5725020B2 (ja) * 1976-04-09 1982-05-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58148309U (ja) 1983-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6240167Y2 (ja)
JP3779656B2 (ja) モール装着用クリップ
JPH0218725Y2 (ja)
JPH0211210Y2 (ja)
JP4659261B2 (ja) サイドバイザー取付構造
JP3297629B2 (ja) 自動車用ウインドシールドパネルの位置決め構造
JPH0349070Y2 (ja)
JPH0249163Y2 (ja)
JPH0336442Y2 (ja)
JP3879450B2 (ja) インナーウエザーストリップの組付体
JPH0647129Y2 (ja) T形スタッド用クリップ
JPH0647130Y2 (ja) T形スタッド用クリップ
JPH0530968Y2 (ja)
JP2558531Y2 (ja) 車体ルーフ用モールの取付けクリップ
JPH0454041Y2 (ja)
JP3082581B2 (ja) 自動車ウインドシールドガラスの位置決め構造
JPH0649928Y2 (ja) クリップ
JPS6116418Y2 (ja)
JPH0752966Y2 (ja) Tスタッド用クリップ
JPS6143612Y2 (ja)
JPS59223535A (ja) ガ−ニツシユの取付構造
JPS5918916Y2 (ja) モ−ル用の取着保持具
JPH0144370Y2 (ja)
JPH0732194Y2 (ja) 自動車用ウインドーモールの保持装置
JPS6122006Y2 (ja)