JPH0144370Y2 - - Google Patents

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JPH0144370Y2
JPH0144370Y2 JP1982136398U JP13639882U JPH0144370Y2 JP H0144370 Y2 JPH0144370 Y2 JP H0144370Y2 JP 1982136398 U JP1982136398 U JP 1982136398U JP 13639882 U JP13639882 U JP 13639882U JP H0144370 Y2 JPH0144370 Y2 JP H0144370Y2
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JP
Japan
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resin
clip
clamping piece
opening
vehicle body
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JP1982136398U
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JPS5939247U (ja
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の分野 この考案は自動車用内装材における樹脂部品の
取付構造の改良に関する。
(2) 従来技術とその問題点 車体パネルに樹脂部品からなる内装材を取り付
ける構造としては、第1図または第2図に示すよ
うな構造が従来より良く知られている。
まず第1図に示すものは、鋼板製の車体パネル
1の係止フランジ部1aに、適宜の断面形状を有
する樹脂部品を対向せしめ、この樹脂部品2の内
部に立設されたリブ2aを上記係止フランジ部1
aに対向せしめるとともに、これを断面略S字形
の鋼製の鉄クリツプによつて固定したものであ
る。
上記クリツプ3は、そのS字形の一方のU字形
挟持片を上記フランジ部1aに嵌合せしめるとと
もに、他方のU字形挟持片を上記リブ2aに係合
せしめたものであつて、それぞれの挟持片の端部
には爪3a,3aが上記フランジ部1aおよびリ
ブ2aに対しその抜け方向に対し喰い込むような
形で両者間を保持するようにしている。
また、車体パネル側に上記のような係止フラン
ジ部1aを設定できないような場合、例えばその
車体パネルが平板状であるような場合には第2図
に示すような取付構造を用いている。
この第2図に示すものは車体パネル4の一部に
クリツプ取付用開口4aを形成するとともに、内
装材を構成する樹脂部品5の裏面に上記取付用開
口4aと対向するリブ5bを突設し、更に上記開
口4a内に一端を嵌合される鋼製のクリツプ6を
介して両者間を所定離間距離をもつて固定するよ
うにしている。
このクリツプ6は略Ω状に弾撥的に上記開口4
a内に弾装される取付基部6aとこの取付基部6
aの下部に一体に延設された一対の挟持片6b,
6bと、この挟持片の先端部に曲折形成された一
対の爪6c,6cを備えてなり、かつこの爪は上
記リブ5bの外周に喰い込んで、樹脂部品5の抜
け方向に対して喰い込むような構成となつてい
る。
すなわち、上記従来の取付構造にあつては、樹
脂部品に対し挟持片の爪部が喰い込むような形で
車体パネル側に固着している。
しかして、このような取付構造においては、鋼
製のクリツプの強度が樹脂部品側より大きく、ま
た車体パネルに対する保持力も大となる。しかし
その反面樹脂製品の側に結合している爪部を外し
た場合には、クリツプの爪部により樹脂が削り取
られ、この樹脂部品を再度車体側に取り付けるこ
とは不可能であり、従つて車体パネルに対する上
記のような樹脂部品の脱着を2回以上するような
内装部品に使用する場合には問題があつた。
またこのような取付構造にあつては、上記鋼製
のクリツプが樹脂部品に対して強固に結合してい
るために、これら樹脂部品の熱サイクル時に樹脂
の収縮を吸収することが難しく、これに伴う変形
あるいは破壊等の虞れがあつた。
(3) 考案の目的 この考案は上述のような構成のクリツプによる
樹脂部品の車体パネルに対する脱着時における傷
付きを防止し、脱着による耐久性を増すととも
に、樹脂部品の熱サイクル時における膨脹、収縮
をこのクリツプと樹脂部品との結合部分で吸収
し、これに伴う歪みあるいは破壊等を未然に防止
し得るようにするにある。
(4) 考案の構成と効果 本考案は車体パネルの係止フランジ部を挟持す
る一方側の挟持片と、樹脂部品の裏面に形成され
るリブを挟持する他方側の挟持片とを対向状に設
けた断面略S字状の構成のクリツプを介して、樹
脂部品を車体パネルに取り付ける樹脂部品の取付
構造において、 前記一方側の挟持片の先端には車体パネルに食
い込む抜け止め用の爪部が形成されているととも
に、上記リブの挟持面には開口が形成され、この
開口に対向して他方側の挟持片には円弧状凸部が
設けられ、この円弧状凸部が上記開口内に弾発的
に嵌合することを特徴とする。
上記構成により、リブと挟持片の結合部分は、
弾性および摩擦嵌合となり、これによつて樹脂部
品の脱着に際し、クリツプを弾性拡開させて脱着
できるために、従来のような抜き方向に対して爪
が喰い込むことや、この喰い込むことによる樹脂
の削り込みがなく、従つて、着脱を頻繁に行なつ
てもその取付用のリブが破壊されたり結合力が弱
くなつたりすることはない。
また開口と挟持片側に形成された突起との嵌合
であるために樹脂部品が熱サイクルによつて膨
脹、収縮を繰り返した場合には、この結合部分が
滑動してその膨脹収縮時における寸法差分の滑り
を与えるために、熱サイクルによる歪みあるいは
これに伴う破壊等が全くない。
(5) 実施例の説明 第3図および第4図はこの考案の一実施例を示
すものである。
各図において、車体パネル20の縁部に形成さ
れた一対の係止フランジ部22に対し、適宜の内
装部品の形状に合せて成形された樹脂部品24の
裏面には一方の係止フランジ部22と重ね合せら
れるべくその裏面に斜めにリブ26を一体に突設
してあるとともに、その適宜の位置には係止用の
開口28が形成されている。
鋼製のクリツプ30は上記取付部形状に合せて
S字形に形成されてなるもので、その中央片32
の表、裏を挟持片としてこれからU字形に延長さ
れた一方の挟持片34の先端部に爪部36を一体
に形成するとともに、中央片32より逆側にU字
形に形成された他方の挟持片38の先端には拡開
片40を形成して上記リブ26に対し、その嵌め
込み時における導入を容易にしているとともに、
上記係止用開口28に対向して、半円孤状の突起
42が形成されている。
また上記リブ26に形成された開口28の幅は
上記クリツプ30の幅をAとするとその幅Aより
やや大きな値(図においてA+αで示す)に形成
されており、これによつて熱サイクルにおける結
合部の横方向の膨脹収縮を吸収するようにしてい
る(第3図参照)。
従つて、以上のように構成されたクリツプ30
を用いて車体パネル20と樹脂部品24とを結合
するには、まずクリツプ30の挟持片34と中央
片32との裏面を係止フランジ部22に挟み込
む。この状態においては挟持片34に形成された
爪部36が係止フランジ部22に喰い込む形で抜
け止めされ、クリツプ30の一端を固定できる。
次いで樹脂部品24のリブ26を、中央片32
と他方の挟持片38との間に差込めば、リブ26
はその導入片40により導入されつつ中央片32
と挟持片38間に挿通され、その対向面に形成さ
れた突起42が弾性歪曲されつつ挟持片38を拡
開せしめ、次いでこの突起42と上記開口28が
一致すると、挟持片38はそのバネ圧によつて弾
撥的に元状態に縮形するとともに、その対向端の
突起42を上記係止用開口28内に弾撥的に突出
せしめ、これによつて樹脂部品24をパネルに対
向して固定する(第4図参照)。
しかして、このように取り付けられた状態にお
いては、上記突起42が円弧面として上記開口2
8内に挿通されているために、このような装着状
態から樹脂部品24を引つ張つて抜く場合には、
リブ26の開口縁との間に突起との間が滑かに滑
動し、上記係止片36のバネ弾性に抗してこれを
拡開せしめながら抜くことができ、従つて喰い付
きがなく、この結合による着脱時の傷付きあるい
は損耗は全くないものとなる。
また、このように滑動できるために、その着脱
に際し、例えば上記樹脂部品24が熱サイクルに
より膨脹、収縮した場合においてもこの結合部分
によつてその膨脹、収縮分を吸収できるととも
に、上記実施例によれば開口28の幅方向の長さ
はクリツプ30の幅方向の長さよりも若干長めに
形成されているために、その幅方向の動きもこの
部分で吸収されることとなり、熱サイクル時にお
ける樹脂の収縮に起因する製品の反りや変形を無
くすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来のクリツプによる樹脂部
品の取付構造を示す断面図、第3図はこの考案に
係る樹脂部品の取付構造を示す分解斜視図、第4
図は同装着状態における断面図である。 20……車体パネル、22……係止フランジ
部、24……樹脂部品、26……リブ、28……
開口、30……クリツプ、32,36……挟持
片、32……中央片、42……突起。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体パネルの係止フランジ部を挟持する一方側
    の挟持片と、樹脂部品の裏面に形成されるリブを
    挟持する他方側の挟持片とを対向状に設けた断面
    略S字状の構成のクリツプを介して、樹脂部品を
    車体パネルに取り付ける樹脂部品の取付構造にお
    いて、 前記一方側の挟持片の先端には車体パネルに食
    い込む抜け止め用の爪部が形成されているととも
    に、上記リブの挟持面には開口が形成され、この
    開口に対向して他方側の挟持片には円弧状凸部が
    設けられ、この円弧状凸部が上記開口内に弾発的
    に嵌合することを特徴とする自動車用内装材にお
    ける樹脂部品の取付構造。
JP13639882U 1982-09-08 1982-09-08 自動車用内装材における樹脂部品の取付構造 Granted JPS5939247U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13639882U JPS5939247U (ja) 1982-09-08 1982-09-08 自動車用内装材における樹脂部品の取付構造

Applications Claiming Priority (1)

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JP13639882U JPS5939247U (ja) 1982-09-08 1982-09-08 自動車用内装材における樹脂部品の取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5939247U JPS5939247U (ja) 1984-03-13
JPH0144370Y2 true JPH0144370Y2 (ja) 1989-12-21

Family

ID=30306705

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JP13639882U Granted JPS5939247U (ja) 1982-09-08 1982-09-08 自動車用内装材における樹脂部品の取付構造

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001261273A (ja) * 2000-03-22 2001-09-26 Toshiba Elevator Products Kk マンコンベアの欄干

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5136760B2 (ja) * 1972-06-14 1976-10-12

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JPS5136760U (ja) * 1974-09-12 1976-03-18

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JPS5136760B2 (ja) * 1972-06-14 1976-10-12

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JPS5939247U (ja) 1984-03-13

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