JP3680376B2 - ケース組付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の分割された箱体を締結して構成されるケースの組付構造に関するもので、例えば自動車用空調装置のケースに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、実開昭60−30806号公報に開示される自動車用空調装置のクーラユニット、ヒータユニット、送風機ユニット等のケースは、図16(a)、(b)に示すように上下2つの分割された箱体1、2を締結して構成されている。そして、この分割箱体1、2の締結構造は、その一例として図17(a)に示すように、2つの樹脂製分割箱体1、2の結合端面に外側に突出した帯状突出部1a、2aを一体成形し、この突出部1a、2aを複数箇所において弾性を有する金属製のバネクリップ3(図16(a)にも図示してある)によって一体に結合するものがある。
【0003】
また、他の例として図17(b)に示すように、締結手段として上記バネクリップ3の代わりにタッピングスクリュ4を用いて分割箱体1、2の突出部1a、2aを一体に結合するものがある。
また、他の例として図17(c)に示すように、上記のような別体の締結部品3、4を用いずに、分割箱体1、2の突出部1a、2aの複数箇所に締結手段を一体成形し、一方の箱体1に引っ掛け形状を持った係止片5を一体成形するとともに、他方の箱体2にこの係止片5を受入れ係止する係止受け穴部6を一体成形し、この両者5、6の嵌合係止により箱体1、2を一体に締結するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図17(a)、(b)のものは、別体の締結部品3、4を用いているので、締結部品製造費用が別途必要になるとともに、別体の締結部品を使用するため組付工数も増大するという欠点がある。
これに対し、図17(c)のものは、別体の締結部品を使用せずにすみ、かつワンタッチ操作で締結作業を行うことができる利点を有している反面、係止片5と係止受け穴部6との係止を確実に行うことができず、係止片5が係止受け穴部6から外れてしまう場合があった。
【0005】
すなわち、図17(c)のものは、係止片5が箱体1および箱体2の壁面に対して略垂直方向(図中左右方向)へ撓む構成になっているので、係止片5の端部に形成された係合部5aと係止受け穴部6との係合部位における、図17(c)中左右方向における係合幅tを広くとると、図17(d)のように係止片5を係止受け穴部6内に嵌合させる際に、上記係合部5aが係止受け穴部6の内壁面に押されて図17(d)中右側に大きく変形することになるので、この大きな変形を許容するために係止片5の剛性を小さくする必要がある。
【0006】
そして、係止片5の剛性を小さくするためには、係止片5の厚さ(図17(c、d)の左右方向の厚さ)を薄くしなければならず、このように薄くすると、例えば箱体1と箱体2とを組付ける前の状態のときとか、箱体1と箱体2とを組付けるときなどに、係止片5に何らかの理由で過大な衝撃力が加わると、この係止片5が簡単に損傷してしまう恐れがある。
【0007】
その結果、上記係合幅tは実用上、1〜2(mm)程度の小さな寸法に設定せざるを得ない。しかも、箱体1、2は材料費低減のため薄肉部材で構成され、その剛性が低いので、箱体1、2が図中左右方向へ変形しやすい。それ故、空調装置を自動車の内部に組付ける際等に、組付作業者がこの箱体1、2を図17(c)中左右方向に押圧すると、この力によって箱体1、2が左右方向に変形し、これによって係合部5aの位置が係止受け穴部6に対してずれ、係止片5が係止受け穴部6から外れてしまうことが判明した。
【0008】
そこで、本発明は上記判明した結果に基づき、第1の分割箱体と第2の分割箱体とをワンタッチ操作の係止構造で締結できるケース組付構造において、第1の分割箱体と第2の分割箱体とを確実に係止でき、両分割箱体が外れにくいケース組付構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1記載の発明では、第1、第2の分割箱体(10、11)のいずれか一方に一体成形された第1の係止片(15、25)と、他方に一体成形され第2の係止片(16、26)のうち、第2の係止片(16、26)を、第1の係止片(15、25)に押されて撓むことができる撓み側係止片として構成する。かつ、この第2の係止片(16、26)の撓み方向を、前記第1、第2の分割箱体(10、11)の壁面に対して略平行な方向に設定する。また、第2の係止片(16、26)には、第1、第2の分割箱体(10、11)の一方側へ向かって伸びる部分(16a、26b)と、前記部分(16a、26b)の先端から前記部分(16a、26b)に対し鋭角となる角度で折れ曲がり前記壁面と略平行な方向に延びる細長状の可撓部分(16b、26c)とが形成され、第1の係止片(15、25)の先端部には、前記可撓部分(16b、26c)の先端部である係合端面(160b、260b)と係合する傾斜部(150c、25c)を有する係合部(15c、25b)が形成されている。
【0010】
これにより、第1の分割箱体(10)と第2の分割箱体(11)とを組付ける途中で、前記第2の係止片(16、26)の可撓部分(16b、26c)が前記第1の係止片(15、25)の係合部(15c、25b)に押されて前記壁面と略平行な方向に撓み、前記両分割箱体(10、11)の組付完了時に、前記第2の係止片(16、26)の可撓部分(16b、26c)が前記第1の係止片(15、25)の係合部(15c、25b)を乗り越え、可撓部分(16b、26c)の係合端面(160b、260b)が係合部(15c、25b)の傾斜部(150c、25c)に沿うようにして可撓部分(16b、26c)が元の形に復元することによって可撓部分(16b、26c)の係合端面(160b、260b)と係合部(15c、25b)の傾斜部(150c、25c)とが係合し、これによって前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)とが締結されるようにしたことを特徴としている。
【0011】
請求項2記載の発明では、第1の係止片(15、25)を、ほとんど撓まない程度の大きな剛性を有する固定側係止片として構成することを特徴としている。請求項4記載の発明では、第1の係止片(15)は、第1の分割箱体(10)に一体成形され、第2の係止片(16)は、第2の分割箱体(11)に一体成形されており、第2の係止片(16)は、第2の分割箱体(11)の壁面の範囲内に形成されていることを特徴としている。
【0012】
請求項6記載の発明では、第1の係止片(15、25)の係合部(15c、25b)および第2の係止片(16、26)の可撓部分(16b、26c)は、それぞれ左右対称に2個形成され、それぞれの係合部(15c、25b)と可撓部分(16b、26c)とが係合されるようになっていることを特徴としている。
【0013】
請求項7記載の発明では、第1、第2の分割箱体(10、11)の結合端面近傍には、組付け後において第1の分割箱体(10)と第2の分割箱体(11)とを引き離す方向に働く外力により生じる第1、第2の係止片(15、25)、(16、26)のいずれか一方の撓みを抑制する撓み抑制手段(22、27、28、29)を備えていることを特徴としている。
【0014】
請求項1ないし8記載の発明では、上記したように、第1の分割箱体と第2の分割箱体とを、互いの結合端面が対向するようにして組付けるときに、第2の係止片が第1および第2の分割箱体の壁面に対して略平行な方向に撓むことにより、両係止片を互いに係合させることができる。
そのため、両係止片が係合する部位のうち、前記両分割箱体の壁面と略垂直方向における幅寸法を、第2の係止片の撓み量を大きくしなくても、所定の必要長さ以上設定できる。
【0015】
その結果、両分割箱体を組み付けた後に、組付作業者が、この組付体を例えば自動車室内に組付けるときにこの両分割箱体の壁面を略垂直方向に押圧して両分割箱体の壁面が略垂直方向に変形しても、前記両係止片の係合状態を保つことができ、両分割箱体の係合外れを防止できる。
また、本発明では、上記のように撓み側係止片をなす第2の係止片の撓み量を大きくしなくても、両分割箱体の壁面の略垂直方向への変形による係合外れを防止できるため、第2の係止片の剛性をある程度大きくすることができる。そのため、第2の係止片に何らかの外部負荷がかかっても、簡単に損傷することはない。
【0016】
特に、請求項2記載の発明では、第1の係止片を、ほとんど撓まない程度の大きな剛性を有する固定側係止片として構成しているから、第1の係止片を、分割箱体の結合端面から突出する形状としても、第1の係止片の剛性が十分大きいので、第1の係止片は外部負荷を受けても損傷しにくい。また、請求項4記載の発明では、第2の係止片を、第2の分割箱体の壁面の範囲内に形成しているから、第2の係止片は第2の分割箱体の結合端面から第1の分割箱体側に突出していない。従って、撓み側係止片をなす第2の係止片が外部負荷を受けにくい構造となり、第2の係止片の損傷をより一層確実に防止できる。
【0017】
また、請求項6記載の発明では、第1の係止片の係合部および第2の係止片の可撓部分は、それぞれ左右対称に2個形成され、それぞれの係合部と可撓部分とが係合されるようになっているから、両係止片の係止をこの2箇所の係止部で行うことができる。それ故、係止部が1箇所のみである場合に比較して、同一の締結強度を得るためには、両係止片の係合幅寸法を半分に減らすことが可能となり、箱体からの出っ張り高さを小さくすることができ、箱体の小型化を図ることができる。
【0018】
また、請求項6記載の発明では、第1の係止片の係合部および第2の係止片の可撓部分をそれぞれ2箇所左右対称に形成しているため、撓み側の第2の係止片を固定側の第1の係止片に係合するとき、その係合作業が安定する。また、請求項7記載の発明では、上記撓み抑制手段を備えているため、組付け後において第1の分割箱体(10)と第2の分割箱体(11)とを引き離す方向に外力が働いても、第1、第2の係止片(15、25)、(16、26)のいずれか一方の撓みが抑制されるので、第1、第2の係止片(15、25)、(16、26)の係止状態が維持され、第1の分割箱体(10)と第2の分割箱体(11)との締結状態を維持することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1ないし図7は、第1実施形態を示すもので、図1において、10、11は自動車用空調装置のクーリングユニットのケースを構成する第1および第2の分割箱体で、PP(ポリプロピレン)のような弾性を有する樹脂で、断面が概略U形状に成形されており、このU形状の両端部分が相互の結合端面10a、11aとして形成されている。この結合端面10a、11aにはそれぞれ箱体外方へ突出した帯状突出部10b、11bが一体成形されている。
【0020】
この分割箱体10、11は後述の締結構造により一体に結合され、その内部空間には、冷却器である冷凍サイクルの冷媒蒸発器、冷媒減圧手段である膨張弁等の空調用機器(それぞれ図示しない)が収容され、空調用通風路を形成する。この分割箱体10、11からなるケース12の図1(a)左右両端には、通風路接続用の開口部(図1(a)では右側の開口部13のみ図示)が設けられており、これらの開口部にはシール用パッキン(図1(a)では右側のパッキン14のみ図示)が貼着されている。この右側開口部13は自動車用空調装置のヒータユニットに接続され、図示しない左側の開口部は自動車用空調装置の送風機ユニットに接続される。
【0021】
また、第1の分割箱体10の帯状突出部10bには、第1の係止片15がこの突出部10b上を適当な間隔をもって複数個設けられている。この第1の係止片15は、第1の分割箱体10側から第2の分割箱体11側へ向かって延長するように、第1の箱体10と一体成形されている。
また、第2の分割箱体11の帯状突出部11bのうち、上記第1の係止片15に対応した位置には、第1の係止片15を係止するための第2の係止片16が設けられている。この第2の係止片16は、第2の分割箱体11の壁面の範囲内に一体成形されているため、第2の分割箱体11の結合端面11aから第1の分割箱体10側に突出しないようになっている。
【0022】
次に、本発明の要部である上記第1の係止片15と第2の係止片16との係合構造について説明するために、まず第1の係止片15の構造について図2を用いて説明する。ここで図2(a)は第1の係止片15の正面図であり、図2(b)は図2(a)のA−A矢視断面図である。
図2(b)に示すように、第1の分割箱体10の結合端面10aには、その全周にわたって凹状溝17が一体成形されている。この凹状溝17は、分割箱体11の結合端面11aに形成された凸部18(後述する)と嵌合するためのものである。
【0023】
そして、結合端面10a近辺における分割箱体10の外側側面には、この側面から外側に伸びる部分15aと、この部分15aから図2下方(上記でいう分割箱体11側へ向かって延長する方向)に伸びる部分15bと、この部分15bの先端部に形成された係合部15cとからなる第1の係止片15が成形されている。係合部15cは、分割箱体10の壁面と略平行な方向(図2(a)の左右方向)で、第2の係止片16に向かって突出した鉤状に形成されている。
この第1の係止片15は所定の型によって分割箱体10と一体に成形される。
【0024】
ここで、分割箱体10の壁面に対して平行な方向における上記部分15bの幅t1 は本例では約5(mm)であり、部分15bはこの方向にほとんど撓まない程度の剛性を有している。
また、分割箱体10の壁面に対して垂直方向における、帯状突出部10bの端面から上記部分15aの端面までの幅t2 に対して、この方向における上記部分15bの幅t3 の方が小さく構成され、本例ではt3 は約5(mm)であり、部分15bはこの方向においてもほとんど撓まない程度の剛性を有している。従って、本例では、第1の係止片15は、ほとんど撓まない程度の大きな剛性を有する固定側係止片として構成されている。
【0025】
次に、上記第2の係止片16の構造について図3を用いて説明する。ここで図3(a)は第2の係止片16の正面図であり、図3(b)は図3(a)のB−B矢視断面図である。
図3(b)に示すように、第2の分割箱体11の結合端面11aには、その全周にわたって上記凸部18が一体成形されている。
【0026】
そして、結合端面11a近辺における分割箱体11の外側側面には、この側面から外側に隙間なく一体に伸びる固定部分16aと、この固定部分16aの結合端面11a側端部160aから、分割箱体11の壁面に対して平行な方向(図3(a)左方向)に伸びる可撓部分16bとからなる第2の係止片16が成形されている。この第2の係止片16は可撓性を有する撓み側の係止片を構成するものであって、所定の型によって分割箱体11と一体に成形されている。
【0027】
上記可撓部分16bは、分割箱体11の壁面との間に所定の隙間を介在させて非接触状態であるとともに図3(a)に示す幅t4 を約2(mm)と小さくした細長形状に成形することにより、分割箱体10、11の壁面と平行な平面上で上記端部160aを中心として撓むように構成されている。また、分割箱体11の壁面に対し垂直方向における上記可撓部分16bの幅t5 は上記幅t3 と等しく、本例では約5(mm)である。
【0028】
次に、分割箱体10と分割箱体11との締結方法について説明する。図4(a)に示すように、凹状溝17(図2参照)と凸部18とが対向するようにして分割箱体10と分割箱体11とを向かい合わせ、両者を接近させる。そして図4(a)の状態からさらに両者を接近させると、図4(b)に示すように、第1の係止片15の係合部15cが第2の係止片16の可撓部分16bを押し、可撓部分16bは固定部分16aの端部160aを中心として分割箱体10、11の壁面と平行な平面上で撓む。
【0029】
そして、さらに両者を接近させると、第2の係止片16の可撓部分16bが第1の係止片15の係合部15cを乗り越え、可撓部分16bの先端部である係合端面160bが鉤状係合部15cの傾斜部150cの傾斜に沿うようにして可撓部分16bが元の形に復元し、最終的には図5に示すように傾斜部150cと係合端面160bとが隙間なく係合する。このようにして傾斜部150cと係合端面160bとが係合することによって、図5および図6に示すように分割箱体10と分割箱体11とが一体に締結される。ここで図6(a)は図5のC−C矢視断面図、図6(b)は図5のD矢視図である。
【0030】
また、このように締結された分割箱体10、11を外す場合は、図7に示すように、例えば金属のような剛性の高い材料で構成されたU形状の専用治具19を第2の係止片16の図中上方から嵌合させて可撓部分16bを固定部分16a側に変形させることによって、分割箱体10と分割箱体11とを容易に脱離させることができる。
【0031】
以上のように本実施形態では、係合部15cの傾斜部150cと可撓部分16bの係合端面160bとが係合する部位のうち、分割箱体10、11の壁面に対して平行方向における幅、つまり上記幅t4 を約2(mm)の小さい値に設定して、分割箱体10と分割箱体11との締結時における可撓部分16bの撓みやすさを確保しているが、第2の係止片16の可撓部分16bの撓む方向を、分割箱体10、11の壁面に対して平行方向としているから、第2の係止片16の撓み量を大きくしなくても、傾斜部150cと係合端面160bとが係合する部位のうち、上記両分割箱体10、11の壁面に対して垂直方向における幅(=t3 ,t5 )を約5(mm)と大きくとることができる。
【0032】
従って、組付作業者が分割箱体10、11を自動車室内に組付けるときなどに両箱体10、11がその壁面と垂直な方向に変形しても、第1の係止片15と第2の係止片16との係合状態が外れにくくなり、両箱体10、11の締結状態を確実に保持できる。また、分割箱体10、11を組付けるときにおける第2の係止片20の撓み量を大きくしなくても、上記理由から両箱体10、11の締結状態を保持できるので、第2の係止片20の撓み量を小さくして、第2の係止片20の剛性をある程度以上とすることができ、その結果第2の係止片20が外部負荷による損傷を受けにくいものとなる。
【0033】
また、本実施形態では、第1の係止片15をほとんど撓まない程度の大きな剛性を有する固定側係止片として構成しているから、この第1の係止片15が結合端面10aより突出していて外部負荷を受け易くても、第1の係止片15が外部負荷による損傷を受けにくい。
一方、第1の係止片15に対して剛性の小さい第2の係止片16は、第2の箱体11の壁面の範囲内に形成して、結合端面11aから突出しないように構成したので、第2の係止片16が外部負荷を受けにくくすることができ、第2の係止片16の損傷をより一層確実に防止できる。
(第2実施形態)
図8は本発明の第2実施形態を示すもので、可撓性を有する撓み側の係止片である第2の係止片20が本例では第1の分割箱体10側に成形されている。すなわち、第1の分割箱体10の結合端面10a近辺における外側側面から外側に伸びる部分20aと、この部分20aから結合端面10aを越えて図8(a)下方に伸びる細長形状の可撓部分20bと、この部分20bの先端部に形成された鉤状係合部20cとにより第2の係止片20が形成されている。なお、この第2の係止片20も所定の型によって分割箱体10と一体に成形される。
【0034】
また、第1の係止片21はほとんど撓まない程度の大きな剛性を有する固定側係止片を構成するものであって、この第1の係止片21は、本例では第2の分割箱体11側に成形されている。すなわち、第2の分割箱体11の結合端面11a近辺における外側側面から外側に一体に伸びる略直方体形状に第1の係止片21が成形されている。なお、この第1の係止片21は所定の型によって分割箱体11と一体に分割箱体11の壁面の範囲内に成形されている。
【0035】
上記第2の係止片20の係合部20cと第1の係止片21とが係合する部位のうち、両分割箱体10、11の壁面に対して垂直方向における幅t6 は約5(mm)である。また、両分割箱体10、11の壁面に対して平行方向における上記係止片20の幅t7 は約3(mm)の小さい値に設定して、第2の係止片20は分割箱体10、11と平行な平面上で上記部分20aを中心として撓むことができるように構成されている。
【0036】
従って、分割箱体10と分割箱体11とを締結するときには、まず第2の係止片20の係合部20cの傾斜部200cが第1の係止片21に当たり、そして第1の係止片21に押されるようにして第2の係止片20が上記平行方向に撓む。その後、係合部20cが第1の係止片21を乗り越えて第2の係止片20が元の形に復元することによって、係合部20cと第1の係止片21とが係合する。 このように第2実施形態では、撓み側の第2の係止片20を第1の分割箱体10側に成形し、そして固定側の第1の係止片21を第2の分割箱体11側に成形しているが、この第2実施形態においても、第2の係止片20の撓む方向を前記壁面に対して平行方向としたので、第2の係止片20の撓み量を大きくしなくても、上記幅t6 を所定の長さ(本実施例では5(mm))以上とすることができる。従って、組付作業者が分割箱体10、11を自動車室内に組付けるときなどに両箱体10、11がその壁面と垂直な方向に変形しても、第1の係止片15と第2の係止片16との係合状態が外れにくくなり、両箱体10、11の締結状態を確実に保持できる。
【0037】
また、本例でも、第2の係止片20の撓み量は小さくてよいので、第2の係止片20の剛性をある程度以上とすることができ、第2の係止片20が外部負荷により損傷しにくいものとなる。
(第3実施形態)
図9は本発明の第3実施形態を示すもので、第1実施形態に対して、バックストッパ22を追加した点が相違している。このバックストッパ22は、第2の分割箱体11において、固定側係止片である第1の係止片15を真ん中にして、第2の係止片16とは反対側の部位で、かつ第1の係止片15から少し離れた位置に、分割箱体11と一体成形されている。
【0038】
このバックストッパ22は第2の分割箱体11から直方体状に突出するように形成されている。
このバックストッパ22を設けることによって、分割箱体10と11とを引き離す方向に外力が働いて第1の係止片15が図中左側に撓もうとしても、バックストッパ22によってこの撓みが抑制されるので、傾斜部150cと係合端面160bとの係合状態が維持され、分割箱体10と11との締結状態を維持することができる。つまり、バックストッパ22は第1の係止片15の撓み抑制手段をなす。
【0039】
また、バックストッパ22は第1の係止片15から少し離れた位置に形成されているので、分割箱体10と11との締結を、第1の係止片15とバックストッパ22とを互いに干渉させることなくスムースに行うことができる。
(第4実施形態)
図10は本発明の第4実施形態を示すもので、第1実施形態に対して、各係止片毎に、係止箇所を左右対称に2箇所形成して、係止部を2つ掛け構造としたものである。すなわち、本例では、固定側の第1の係止片15を、中心線Hを中心として左右対称に2箇所形成するとともに、撓み側の第2の係止片16の可撓部分16bも中心線Hを中心として左右対称に2箇所形成してある。
【0040】
これにより、係止片15、16の係止部が各2箇所となり、この2箇所の係止部で係止片15、16の係止を行うことができる。それ故、係止部が1箇所のみである第1実施形態に比較して、同一の締結強度を得るためには、係止片15、16の係合幅寸法t6(実質爪高さ)を半分に減らすことが可能となり、箱体10、11からの出っ張り高さhを小さくすることができ、箱体10、11の小型化を図ることができる。
【0041】
また、係止片15、16の係止部を左右対称に2箇所形成しているため、撓み側の第2の係止片16が固定側の第1の係止片15、15の間に挿入されるとき、その挿入作業が安定するという利点もある。
(第5実施形態)
図11は本発明の第5実施形態を示すもので、上記第4実施形態における撓み側の第2の係止片16を2つに分割して左右対称に形成したものであり、他の点は第4実施形態と同じである。
(第6実施形態)
図12は本発明の第6実施形態を示すもので、固定側の第1の係止片15を中心線H上に配置するとともに、この第1の係止片15の先端部に、鉤状の係合部15cを左右対称に形成している。
【0042】
一方、撓み側の第2の係止片16は中心線Hを中心として左右対称に2個形成してある。また、第2の係止片16の可撓部分16bは互いに対抗するように中心線H側に向いている。
この構成により、固定側の第1の係止片15を真ん中にして、その両側に位置する撓み側の第2の係止片16、16に第1の係止片15を係止させるようにしたものである。
(第7実施形態)
図13は本発明の第7実施形態を示すもので、図5に示す上記第1実施形態の構造を変形させたものである。つまり、可撓性を有する撓み側の係止片である第2の係止片26が本例では第1の分割箱体10側に成形されている。
【0043】
この第2の係止片26は、結合端面10a近辺における分割箱体10の外側側面から外側に伸びる部分26aと、この部分26aから図13中下方(上記でいう分割箱体11側へ向かって延長する方向)に伸びる部分26bと、この部分26bの先端から、分割箱体11の壁面に対して平行な方向(図13(a)中右方向)に伸びる可撓部分26cとからなる。
【0044】
そして、第1の係止片25は第2の分割箱体11側に成形され、この第1の係止片25は、結合断面11a近辺における分割箱体11の外側側面から外側に隙間なく一体に伸びる部分25aと、この部分25aの先端部に形成された係合部25bとからなる。
この構成により、第1実施形態と同様に傾斜部25cに係合端面260bが係止することによって、図13に示すように分割箱体10と分割箱体11とが一体に締結される。
【0045】
この第7実施形態について、上記第3実施形態のように、第2の係止片26の図中左側に第2の係止片25の撓み抑制手段であるバックストッパ22(図9参照)を設けてもよい。また、上記第4〜6実施形態のように、傾斜部25cと係合端面260bからなる係止部を2つ設けて、係止部を2つ掛け構造としてもよい。
(第8実施形態)
図14、15は本発明の第8実施形態を示すもので、上記第7実施形態において、バックストッパ22(図9参照)に代わる撓み抑制手段を備えている。この撓み抑制手段は、分割箱体11側に一体成形された位置決め軸27と、第2の係止片26に形成された軸受孔28からなる。そして、図15(a)、(c)に示すように、軸受孔28は、第2の係止片26の部分26a、26bの内部に納まるような直径の円筒形状としてある。本実施形態では、部分26aの幅t8 は約9mm、軸受孔28の直径d1 は約4mmである。さらに、第2の係止片26の部分26bの分割箱体11側辺26dには、分割箱体10の結合端面10a側面から図15(a)中下方に向かって細長に開口した溝部28aが設けられている。
【0046】
そして、図14に示すように、位置決め軸27は、第2の係止片26の軸受孔28に対応する位置に形成されており、軸受孔28の内直径よりもわずかに小さい直径の円筒形状としている。本実施形態では、位置決め軸27の直径d2 は約3.8mmとしている。また、位置決め軸27の先端27aは円錐形状となっている。そして、この位置決め軸27は、結合断面11a近辺における分割箱体11の外側側面から外側に隙間なく一体に伸びる薄肉な支持部29を介して分割箱体11に一体成形されている。
【0047】
そして、図14のように分割箱体10、11を組付けた後、分割箱体10と11とを引き離す方向に外力が働いて第2の係止片26が図14(a)中左側に撓もうとしても、位置決め軸27が軸受け孔28に嵌合しているため、この撓みは抑制される。さらに、位置決め軸27の直径が、軸受孔28の内直径よりもわずかに小さくなるように形成されているので、位置決め軸27の図14(a)中左右方向のがたつきが確実に防止され、より確実に撓みを抑制できる。また、位置決め軸27の先端27aは円錐形状となっているので、分割箱体10と11とを組付ける際、軸受孔28に位置決め軸27をスムースに挿嵌することができる。(変形例)
上記各実施形態では、撓み側の第2の係止片16、20の撓み方向を、両分割箱体10、11の壁面に対してきっちり平行方向となるようにしたが、多少これとずれていても良い。
【0048】
また、上記各実施形態では、両分割箱体10、11の壁面に対して垂直方向における、第1の係止片15の係合部15cと第2の係止片16とが係合する部位、および第2の係止片20の係合部20cと第1の係止片21とが係合する部位は、それぞれ前記壁面に対してきっちり垂直方向であったが、多少これとずれても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明第1実施形態のケースの全体形状を示す斜視図、(b)は同ケースの断面図である。
【図2】(a)は第1実施形態の分割箱体10の要部拡大図、(b)は(a)のA−A矢視断面図である。
【図3】(a)は第1実施形態の分割箱体11の要部拡大図、(b)は(a)のB−B矢視断面図である。
【図4】(a)、(b)は上記分割箱体10と分割箱体11との締結方法を説明するための正面図である。
【図5】上記分割箱体10と分割箱体11との締結完了時における正面図である。
【図6】(a)は図5のC−C矢視断面図、(b)は図5のD矢視図である。
【図7】第1実施形態の分割箱体の取り外し方を説明するための正面図である。
【図8】(a)は本発明の第2実施形態の分割箱体の締結状態を示すための断面図で、(b)のE−E矢視断面を示す。(b)は(a)の正面図、および(c)は(b)のF矢視図である。
【図9】(a)は本発明の第3実施形態の分割箱体の締結完了時における正面図、(b)は(a)のG矢視図である。
【図10】(a)は本発明の第4実施形態の分割箱体の締結構造を示す正面図、(b)は(a)の側面図である。
【図11】本発明の第5実施形態の分割箱体の締結構造を示すための断面図である。
【図12】本発明の第6実施形態の分割箱体の締結構造を示すための断面図である。
【図13】(a)は本発明の第7実施形態の分割箱体の締結構造を示すための断面図で、(b)は(a)のI−I矢視断面図、(c)は(a)のJ矢視図である。
【図14】(a)は本発明の第8実施形態の分割箱体の締結構造を示すための断面図で、(b)は(a)のK−K矢視断面図、(c)は(a)のL矢視図である。
【図15】(a)、(b)は図14(b)の部分図、(c)は(a)のM矢視図、(d)は(b)のN矢視図である。
【図16】(a)は従来のケースの全体形状を示す斜視図、(b)は同ケースの断面図である。
【図17】(a)〜(c)は図9のケースのそれぞれ異なる締結構造を示す断面図、および(d)は(c)の組付時の状態を示す図である。
【符号の説明】
10……第1の分割箱体、10a……結合端面、11……第2の分割箱体、
11a……結合端面、15……第1の係止片、15c……鉤状係合部、
16、20……第2の係止片、16b、20b……可撓部分、
160b……係合端面、20c……係合部、21……第1の係止片。
Claims (8)
- 結合端面(10a)を有する第1の分割箱体(10)と、
この第1の分割箱体(10)の結合端面(10a)に対応する結合端面(11a)を有する第2の分割箱体(11)と、
前記第1、第2の分割箱体(10、11)の一方の結合端面近傍に一体成形された第1の係止片(15、25)と、
前記第1、第2の分割箱体(10、11)の他方の結合端面近傍に一体成形され、かつ前記第1の係止片(15、25)と係合するように構成された第2の係止片(16、26)とを備え、
前記第2の係止片(16、26)は、前記第1の係止片(15、25)に押されて撓むことができる撓み側係止片として構成され、かつこの第2の係止片(16、26)の撓み方向は、前記第1、第2の分割箱体(10、11)の壁面に対して略平行な方向に設定されており、
前記第2の係止片(16、26)には、前記第1、第2の分割箱体(10、11)の一方側へ向かって伸びる部分(16a、26b)と、前記部分(16a、26b)の先端から前記部分(16a、26b)に対し鋭角となる角度で折れ曲がり前記壁面と略平行な方向に延びる細長状の可撓部分(16b、26c)とが形成されており、
前記第1の係止片(15、25)の先端部には、前記可撓部分(16b、26c)の先端部である係合端面(160b、260b)と係合する傾斜部(150c、25c)を有する係合部(15c、25b)が形成されており、
前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)とを組付ける途中で、前記第2の係止片(16、26)の可撓部分(16b、26c)が前記第1の係止片(15、25)の係合部(15c、25b)に押されて前記壁面と略平行な方向に撓み、前記両分割箱体(10、11)の組付完了時に、前記第2の係止片(16、26)の可撓部分(16b、26c)が前記第1の係止片(15、25)の係合部(15c、25b)を乗り越え、前記可撓部分(16b、26c)の係合端面(160b、260b)が前記係合部(15c、25b)の傾斜部(150c、25c)に沿うようにして前記可撓部分(16b、26c)が元の形に復元することによって前記可撓部分(16b、26c)の係合端面(160b、260b)と前記係合部(15c、25b)の傾斜部(150c、25c)とが係合し、これによって前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)とが締結されるようにしたことを特徴とするケース組付構造。 - 前記第1の係止片(15、25)は、ほとんど撓まない程度の大きな剛性を有する固定側係止片として構成されていることを特徴とする請求項1に記載のケース組付構造。
- 前記第1の係止片(15、25)の係合部(15c、25c)は、前記壁面と略平行な方向で、前記第2の係止片(16、26)に向かって突出した鉤状のものとなっていることを特徴とする請求項1または2に記載のケース組付構造。
- 前記第1の係止片(15)は、前記第1の分割箱体(10)に一体成形され、前記第2の係止片(16)は、前記第2の分割箱体(11)に一体成形されており、前記第2の係止片(16)は、前記第2の分割箱体(11)の壁面の範囲内に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載のケース組付構造。
- 前記第1の係止片(15)は、前記第1の分割箱体(10)に一体成形され、前記第2の係止片(16)は、前記第2の分割箱体(11)に一体成形されており、前記部分(16a)は、前記第2の分割箱体(11)の側面から外側に隙間なく一体に伸びる固定部分であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載のケース組付構造。
- 前記第1の係止片(15、25)の係合部(15c、25b)および前記第2の係止片(16、26)の可撓部分(16b、26c)は、それぞれ左右対称に2個形成され、それぞれの係合部(15c、25b)と可撓部分(16b、26c)とが係合されるようになっていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のケース組付構造。
- 前記第1、第2の分割箱体(10、11)の結合端面(10a、11a)近傍には、組付け後において前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)とを引き離す方向に働く外力により生じる前記第1、第2の係止片(15、25)、(16、26)のいずれか一方の撓みを抑制する撓み抑制手段(22、27、28、29)を備えていることを特徴とする請求項1ないし6に記載のケース組付構造。
- 結合端面(10a)を有する第1の分割箱体(10)と、
この第1の分割箱体(10)の結合端面(10a)に対応する結合端面(11a)を有する第2の分割箱体(11)と、
前記第2の分割箱体(11)の結合端面近傍に一体成形された第1の係止片(25)と、
前記第1の分割箱体(10)の結合端面近傍に一体成形され、かつ前記第1の係止片(25)と係合するように構成された第2の係止片(26)とを備え、
前記第2の係止片(26)は、前記第1の係止片(25)に押されて撓むことができる撓み側係止片として構成され、かつこの第2の係止片(26)の撓み方向は、前記第1、第2の分割箱体(10、11)の壁面に対して略平行な方向に設定されており、
前記第2の係止片(26)には、前記第2の分割箱体(11)側へ向かって伸びる部分(26b)と、前記部分(26b)の先端から前記部分(26b)に対し鋭角となる角度で折れ曲がり前記壁面と略平行な方向に延びる細長状の可撓部分(26c)とが形成されており、
前記第1の係止片(25)の先端部には、前記可撓部分(26c)の先端部である係合端面(260b)と係合する傾斜部(25c)を有する係合部(25b)が形成されており、
前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)とを組付ける途中で、前記第2の係止片(26)の可撓部分(26c)が前記第1の係止片(25)の係合部(25b)に押されて前記壁面と略平行な方向に撓み、前記両分割箱体(10、11)の組付完了時に、前記第2の係止片(26)の可撓部分(26c)が前記第1の係止片(25)の係合部(25b)を乗り越え、前記可撓部分(26c)の係合端面(260b)が前記係合部(25b)の傾斜部(25c)に沿うようにして前記可撓部分(16b、26c)が元の形に復元することによって前記可撓部分(26c)の係合端面(260b)と前記係合部(25b)の傾斜部(25c)とが係合し、これによって前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)とが締結されるようになっており、
さらに、前記分割箱体(11)側に位置決め軸(27)が一体成形され、前記第2の係止片(26)に軸受孔(28)が形成されており、前記位置決め軸(27)が前記軸受け孔(28)に嵌合して、前記第1の分割箱体(10)と前記第2の分割箱体(11)とを引き離す方向に働く外力により生じる前記第2の係止片(26)の撓みを抑制するようになっていることを特徴とするケース組付構造。
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