JP4529882B2 - ケース締結構造 - Google Patents

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本発明は、複数に分割された箱体を嵌合して構成されるケースの両側嵌合部に一体で形成された係止枠と係止突起とを用いて係止する締結構造に関するものであり、特に、本嵌合し易いように仮嵌合状態を保持できるようにした締結構造に関するものであり、例えば車両用空調装置のケースに適用して好適なものである。
従来、車両用空調装置における送風機ユニットやクーラ・ヒータユニットなどのケースは、通常、複数に分割されたケース(分割箱体)を嵌合させて構成されている。そして、この分割ケースの締結構造として、種々のものが考案されて実用化されている。図7の(a)〜(c)とも、それぞれ異なる従来の締結部構造を示す部分断面図である。
(a)は、2つの樹脂製ケース1・2の結合端面1a・2aの両側に、外方へ突出した係止部51を一体成形し、この係止部51相互に弾性を有する金属製でC型形状のクリップ52を嵌めて一体に結合するものである。(b)は、締結手段として上記クリップ52の代わりにタッピングスクリュ43を用い、ケース1・2に設けた突出部41・42を螺子締めにて一体に結合するものである(後述する図1中の締結部T1に相当)。
(c)は、上記のような別体の締結部品(43、52)を用いずに、ケース1・2に係止手段を一体成形したもので、ケース1に係止爪形状を持った係止突起203を一体成形すると共に、ケース2にこの係止突起203を受入れて係止する係止枠103を一体成形し、この両者103・203の嵌合係止によりケース1・2を一体に結合するものである。なお、これらの図中の12・13は、ケース嵌合部に設けられた嵌合凹凸溝である。
また図8は、別のケース係止部の一構造例(後述する図1中の係止部T2)を示す部分斜視図であり、(a)は嵌合前、(b)は嵌合後である。図9は、図8のケース係止部の中央を縦に切った部分断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は嵌合途中、(c)は嵌合後、(d)は嵌合したケース1・2に開こうとする力Fが加わった状態を示している。図7(c)に示した係止部では、係止突起203を他方のケース側へ延長して形成しているが、この例は係止枠10を他方のケース側へ延長して形成したものである。
そして、図9(d)に示すように、嵌合したケース1・2に開こうとする力Fが加わっても、隙間S(通常0.3mm程度)以上は開かない構造となっている。また、このようなケース係止部の従来技術としては下記特許文献1に示されるものなどがあり、下記特許文献1は、ケース嵌合後の嵌合面に隙間が生じないようにしたものである。なお、図9中で説明していない符号は、後述の本発明の実施形態中で説明する符号と対応するものである。
特開2003−335124号公報
車両用空調装置においては、ケースの内部に何らかの空調機能部品を収めて嵌合する。例えば、図1に示すクーラーユニットの例では、ケース1・2の中に空気冷却用のエバポレータ(熱交換器)30が収められている。また、エバポレータ30の外周には、図示しない風洩れシール用のパッキンが貼られている。
しかしながら、パッキンの圧縮による反発力がケースの嵌合に作用し、この反発力が大きいとケースを嵌合させて締結するときの作業性が悪化してしまう。これは例えば係止部の場合、嵌合後にケースの合せ面から風洩れしないよう係止部の係止枠と係止突起との間の隙間Sを極力小さく設定しているためである。
また、クリップ留めや螺子(タッピングスクリュ)締めの場合においても同様に、クリップ留めや螺子締めのときにケースの合せ面に隙間が発生し、この隙間がクリップの弾性変形範囲を超えていたり、螺子長さに対して大きかったりするとクリップ留めも螺子締めも困難となる。本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みて成されたものであり、その目的は、本嵌合し易いように仮嵌合状態を保持できるようにしたケース締結構造を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項7に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、開口端周縁に形成された結合端面(1a)と、開口端周縁に形成され嵌合凹凸溝(12、13)を構成する凹部または凸部の一方とを有して樹脂にて形成した第1の分割箱体(1)と、
結合端面(1a)に対応して開口端周縁に形成された結合端面(2a)と、開口端周縁に形成され嵌合凹凸溝(12、13)を構成する凹部または凸部の他方とを有して樹脂にて形成した第2の分割箱体(2)と、
両分割箱体(1、2)の両結合端面(1a、2a)同士が接合して嵌合凹凸溝(12、13)の凹部と凸部が嵌り合う本嵌合状態を保持する本嵌合保持機構(T1、T2)を両分割箱体(1、2)の外周縁に複数有するケース締結構造において、
第1の分割箱体(1)の開口端の外周縁に設けられた仮嵌合用係止枠(10、101、102)と、
第2の分割箱体(2)の開口端の外周縁に設けられ仮嵌合用係止枠(10、101、102)と係止可能な仮嵌合用係止突起(20、201、202)とから構成され、
両結合端面(1a、2a)が本嵌合状態の隙間(S)よりも大きな隙間(S1)が開いた仮嵌合状態にて、仮嵌合用係止枠(10、101、102)と仮嵌合用係止突起(20、201、202)とが係止する仮嵌合係止部(T3)を設けたことを特徴としている。
これは、上記した従来の問題に対し、係止部の形状はそのままで係止位置だけ変更した仮嵌合係止部(T3)を設けたものである。この請求項1に記載の発明によれば、この仮嵌合係止部(T3)は、通常の締結部(T1)や係止部(T2)より先に係止するようになっており、通常の螺子締めや係止部掛けなどの本嵌合の作業が困難であった場合にケース嵌合状態を仮嵌合状態で一旦保持させることで、ケース嵌合面のずれを防ぎ、本来の螺子締めや係止部掛けなどの本嵌合作業を楽にすることができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のケース締結構造において、本嵌合保持機構(T1、T2)は、第1の分割箱体(1)に設けられ第2の分割箱体(2)側に向かって延長する本嵌合用係止枠に対して、第2の分割箱体(2)に突設された本嵌合用係止突起が入り込むことにより本嵌合の状態を保持する係止機構を含んで構成され、
仮嵌合用係止枠(10、101、102)は、第2の分割箱体(2)側に向かって延長するように第1の分割箱体(1)に設けられ、
仮嵌合用係止突起(20、201、202)は、仮嵌合用係止枠(10、101、102)内に入り込むことで係止するように第2の分割箱体(2)に突設され、
仮嵌合係止部(T3)の仮嵌合用係止枠(101)を本嵌合用係止枠よりも第2の分割箱体(2)側に向かって延長して形成したことを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載のケース締結構造において、本嵌合保持機構(T1、T2)は、第1の分割箱体(1)に設けられ第2の分割箱体(2)側に向かって延長する本嵌合用係止枠に対して、第2の分割箱体(2)に突設された本嵌合用係止突起が入り込むことにより本嵌合の状態を保持する係止機構を含んで構成され、
仮嵌合用係止枠(10、101、102)は、第2の分割箱体(2)側に向かって延長するように第1の分割箱体(1)に設けられ、
仮嵌合用係止突起(20、201、202)は、仮嵌合用係止枠(10、101、102)内に入り込むことで係止するように第2の分割箱体(2)に突設され、
仮嵌合係止部(T3)の仮嵌合用係止突起(201)を本嵌合用係止突起よりも第1の分割箱体(1)側に寄せて形成したことを特徴としている。
これらは、より具体的に仮嵌合係止部(T3)を、通常の本嵌合用の係止部(T2)に対して仮嵌合用係止枠(101)を他方の分割箱体(1、2)側に延長させて、もしくは係止突起(201)を第2の分割箱体(1、2)側に寄せて形成することによって形成したものである。これら請求項2もしくは請求項3に記載の発明によれば、通常の本嵌合用の係止部(T2)と形状が同様であるため、仮嵌合係止部(T3)を設けるためのコストを抑えることができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項1に記載のケース締結構造において、仮嵌合係止部(T3)において仮嵌合用係止枠(102)は、仮嵌合状態で仮嵌合用係止突起(201)と係止する仮嵌合用係止面(102a)と、本嵌合状態となったときに仮嵌合用係止突起(201)と係止する本嵌合用係止面(102b)とを有することを特徴としている。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1に記載のケース締結構造において、仮嵌合係止部(T3)において仮嵌合用係止突起(202)は、仮嵌合状態で仮嵌合用係止枠(10)と係止する仮嵌合用係止面(202a)と、本嵌合状態となったときに仮嵌合用係止枠(10)と係止する本嵌合用係止面(202b)とを有することを特徴としている。
これらはいずれも、仮嵌合係止部(T3)に、仮嵌合用係止面(102a、202a)と本嵌合用係止面(102b、202b)との2つの係止位置を設けたものである。これら請求項4もしくは請求項5に記載の発明によれば、1箇所の係止部(T3)で仮嵌合係止も本嵌合係止もできるため、ケース嵌合面に新たなスペースを確保する必要がないうえ、通常の本嵌合用の係止部(T2)に仮嵌合係止用の形状を一部追加するような形状であるため、仮嵌合係止部(T3)を設けるためのコストを抑えることができる。
また、請求項6に記載の発明では、開口端周縁に形成された結合端面(1a)と、開口端周縁に形成され嵌合凹凸溝(12、13)を構成する凹部または凸部の一方とを有して樹脂にて形成した第1の分割箱体(1)と、
結合端面(1a)に対応して開口端周縁に形成された結合端面(2a)と、開口端周縁に形成され嵌合凹凸溝(12、13)を構成する凹部または凸部の他方とを有して樹脂にて形成した第2の分割箱体(2)と、
両分割箱体(1、2)の両結合端面(1a、2a)同士が接合して嵌合凹凸溝(12、13)の凹部と凸部が嵌り合う本嵌合状態を保持する本嵌合保持機構(T1、T2)を両分割箱体(1、2)の外周縁に複数有するケース締結構造において、
第1の分割箱体(1)の開口端の外周縁に設けられた仮嵌合用係止突起(203)と、
第2の分割箱体(2)の開口端の外周縁に設けられ、仮嵌合用係止突起(203)と係止可能な仮嵌合用係止枠(103)とから構成され、
両結合端面(1a、2a)が本嵌合状態の隙間(S)よりも大きな隙間(S1)が開いた仮嵌合状態にて、仮嵌合用係止突起(203)と仮嵌合用係止枠(103)とが係止する仮嵌合係止部(T3)を設け、
仮嵌合用係止突起(203)は、第1の分割箱体(1)から第2の分割箱体(2)側に向かって延出し、その先端は外方に向かって屈曲して形成され、仮嵌合用係止枠(103)は、仮嵌合用係止突起(203)を受入れて係止可能なように第2の分割箱体(2)から外方に向かって突設させたことを特徴としている。
の請求項6に記載の発明によれば、仮嵌合係止部(T3)は、通常の締結部(T1)や係止部(T2)より先に係止するようになっており、通常の螺子締めや係止部掛けなどの本嵌合の作業が困難であった場合にケース嵌合状態を仮嵌合状態で一旦保持させることで、ケース嵌合面のずれを防ぎ、本来の螺子締めや係止部掛けなどの本嵌合作業を楽にすることができる。また、仮嵌合係止部(T3)は、仮嵌合用係止枠(103)内に仮嵌合用係止突起(203)を挿入して係止する係止部構造として構成できる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の仮嵌合係止部(T3)を、車両用空調装置のケース締結部に設けたことを特徴としている。この請求項7に記載の発明によれば、前述したように、シール用パッキンなどでケース嵌合時に反発力があっても、仮嵌合状態で保持させることができるため、本来の螺子締めや係止部掛けなどの本嵌合作業を楽にすることができる。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1形態(請求項1、2、7に対応)について添付した図1〜3を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態におけるケース1・2の全体構造を示す斜視図である。また図2は、本発明の第1実施形態における仮嵌合係止部T3の構造を示す斜視図であり、(a)は嵌合前、(b)は本嵌合後である。また図3は、図2の仮嵌合係止部T3の中央を縦に切った断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は仮嵌合状態、(c)は本嵌合後を示す。
まず、ケースの概略構造を、図1を用いて説明する。図1において1・2は、車両用空調装置(クーラーユニット)の空調用通風路を形成するケースであり、本発明で言う分割箱体である。図1の例では、図中横に走る分割面で上下に2つの第1・第2ケース1・2に分割されている。そして、それぞれの第1・第2ケース1・2は、ポリプロピレンのような弾性を有する樹脂で略U字形状に成形されている。
そして、そのU字形状の両端部分が相互の結合端面1a・2a(図2参照)として形成されており、その結合端面1a・2aの外方に複数の締結部T1や係止部T2(もしくは図示しないクリップ留め部)などが一体に形成されている。締結部T1は、図7(b)に示すように、締結手段としてタッピングスクリュ43を用い、第1・第2ケース1・2に設けた突出部41・42を螺子締めにて一体に結合するものである。
また、係止部T2は、図8に示すように、第1ケース1に設けられて第2ケース2側に向かって延長する本嵌合用係止枠10に対して、第2ケース2に突設された本嵌合用係止突起20が入り込むことによって本嵌合の状態を保持する係止機構である。そして、内部に空気冷却用のエバポレータ(熱交換器)30などの空調用機器を収容した後にいずれかの締結方法で一体に結合される。
この分割箱体からなる第1・第2ケース1・2の図1左右両端には、通風路接続用の開口部(図1では右側の開口部のみ図示)が設けられており、この開口部にはシール用のパッキン31が貼着されている。図1の図示しない左側の開口部は、図示しない送風機ユニットに接続され、図1の右側開口部は図示しないヒーターユニットに接続される。
図1中のT3は、本発明の仮嵌合係止部である。以下、図2・図3を用いて、この仮嵌合係止部T3について詳細に説明する。結合端面1a・2aには、その全域にわたって嵌合凹凸溝12・13が形成されている。本実施形態では結合端面1a側に嵌合凸溝12が形成され、結合端面2a側に嵌合凹溝13が一体成形されているが、逆であっても良い。
更に第1ケース1には、結合端面1aから第2ケース2側へ突出した仮嵌合用係止枠101が形成され、その仮嵌合用係止枠101に対応して第2ケース2には、結合端面2aから仮嵌合用係止枠101を係止する仮嵌合用係止突起20がケース外方へ突出して形成されている。
更に第1ケース1には、開口端の外周縁から第2ケース2側へ突出した仮嵌合用係止枠101が形成されている。仮嵌合用係止枠101は、結合端面1aに対して垂直方向に延びる2つの垂直部101bと、結合端面1aに対して水平方向に延びる水平部101cとから略コの字形状に形成されている。そして、仮嵌合用係止枠101の水平部101cにおける第1ケース1側の面は、結合端面1aと平行な係止面101aとされている。
一方、第2ケース2において、仮嵌合用係止枠101に対向した位置には開口端の外周縁に仮嵌合用係止枠101を係止する仮嵌合用係止突起20がケース外方へ突出して形成されている。仮嵌合用係止突起20には、結合端面2aの近傍から外方に向かって傾斜して形成された傾斜部20bと第2ケース2の外面から外方へ垂直方向に延びる水平部20cとが形成されている。
傾斜部20bと水平部20cとが交わる先端部には、仮嵌合用係止突起20が仮嵌合用係止枠101に対して入り込み易いように面取りが施された面取り部20dが形成されている。そして、仮嵌合用突起20の水平部20cにおける第2ケース2側の面は結合端面2aと平行な係止面20aとされている。
なお、仮嵌合係止部T3は、両結合端面1a・2a間が隙間S以下となったときに本嵌合用係止枠10と本嵌合用係止突起20とが係止する本嵌合用の係止部T2と形状が同様であり、仮嵌合用係止枠101を第2ケース2側に向かって長く延長させて形成したものである。そして、第1ケース1に一体成形された仮嵌合用係止枠101を第2ケース2に一体成形された仮嵌合用係止突起20に係止させて第1・第2ケース1・2の仮嵌合状態を保持するようにしている。
なお、結合端面1aから仮嵌合用係止枠101の係止面101aまでの高さ寸法H3は、結合端面2aから仮嵌合用係止突起20の係止面20aまでの高さ寸法H2よりも大きくなっている。これにより、図3(b)に示すように、嵌合凹凸溝12・13が軽く嵌合し始める仮嵌合状態にて仮嵌合用係止枠101と仮嵌合用係止突起20とが係止され、ケース内部の反発力によって結合端面1a・2a間には大きな隙間S1(例えば2.3mm程度)が開いた状態で保持されることとなる。
この仮嵌合状態から、隣接する締結部T1の螺子締めや、係止部T2の係止部掛けなどの作業を行う。つまり、図7(b)の締結部T1ならば、上側の突出部42側から下側の突出部41内に向けてドライバーを用いてタッピングスクリュ43をねじ込んで両突出部41・42を密着させる。また、係止部T2ならば、近傍の嵌合凹凸溝12・13をしっかり嵌合させて結合端面1a・2a間の隙間を所定のS以下とすることにより、本嵌合用係止枠10が本嵌合用係止突起20を乗り越えて係止される(図9参照)。
これらの作業によって第1・第2ケース1・2の本嵌合が成されて、その状態が保持される。これにより、仮嵌合係止部T3部分は図3(c)に示すように、結合端面1a・2a間が密着して両係止面20a・101a間に両高さ寸法H2・H3で設定した寸法差だけ隙間S1が開くこととなる。
このように、仮嵌合係止部T3は、第1・第2ケース1・2間を結合させる係止部とはならないが、他に形成されている本嵌合用の締結部の結合作業をやり易くする効果がある。なお、この効果を有効に得るためには、仮嵌合係止部T3を2つの締結部T1や係止部T2の間、もしくは連続する嵌合凹凸溝12・13範囲の略中央部、もしくは第1・第2ケース1・2を開こうとする反力を最も支え易い嵌合部分に設けることが望ましい。
次に、本実施形態での特徴と、その効果について述べる。まず、第1ケース1の開口端の外周縁に設けられた仮嵌合用係止枠101と、第2ケース2の開口端の外周縁に設けられ仮嵌合用係止枠101と係止可能な仮嵌合用係止突起20とから構成され、両結合端面1a・2aが本嵌合状態の隙間Sよりも大きな隙間S1が開いた仮嵌合状態にて、仮嵌合用係止枠101と仮嵌合用係止突起20とが係止する仮嵌合係止部T3を設けている。
これは、前記した従来の問題に対し、係止部の形状はそのままで係止位置だけ変更した仮嵌合係止部T3を設けたものである。これによれば、この仮嵌合係止部T3は、通常の締結部T1や係止部T2より先に係止するようになっており、通常の螺子締めや係止部掛けなどの本嵌合の作業が困難であった場合にケース嵌合状態を仮嵌合状態で一旦保持させることで、ケース嵌合面のずれを防ぎ、本来の螺子締めや係止部掛けなどの本嵌合作業を楽にすることができる。
また、本嵌合保持機構T1・T2は、第1ケース1に設けられ第2ケース2側に向かって延長する本嵌合用係止枠に対して、第2ケース2に突設された本嵌合用係止突起が入り込むことにより本嵌合の状態を保持する係止機構を含んで構成され、仮嵌合用係止枠101は、第2ケース2側に向かって延長するように第1ケース1に設けられ、仮嵌合用係止突起20は、仮嵌合用係止枠101内に入り込むことで係止するように第2ケース2に突設され、仮嵌合係止部T3の仮嵌合用係止枠101を本嵌合用係止枠よりも第2ケース2側に向かって延長して形成している。
これらは、より具体的に仮嵌合係止部T3を、通常の本嵌合用の係止部T2に対して仮嵌合用係止枠101を第2ケース2側に延長させて形成することによって形成したものである。これによれば、通常の本嵌合用の係止部T2と形状が同様であるため、仮嵌合係止部T3を設けるためのコストを抑えることができる。
また、この仮嵌合係止部T3を、車両用空調装置のケース締結部に設けている。これによれば、前述したように、シール用パッキンなどでケース嵌合時に反発力があっても、仮嵌合状態で保持させることができるため、本来の螺子締めや係止部掛けなどの本嵌合作業を楽にすることができる。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態(請求項3に対応)における仮嵌合係止部T3の中央を縦に切った部分断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は仮嵌合状態、(c)は本嵌合後を示す。上述した第1実施形態と異なる特徴部分を説明する。
本実施形態で本嵌合保持機構T1・T2は、第1ケース1に設けられ第2ケース2側に向かって延長する本嵌合用係止枠に対して、第2ケース2に突設された本嵌合用係止突起が入り込むことにより本嵌合の状態を保持する係止機構を含んで構成され、仮嵌合用係止枠10は、第2ケース2側に向かって延長するように第1ケース1に設けられ、仮嵌合用係止突起201は、仮嵌合用係止枠10内に入り込むことで係止するように第2ケース2に突設され、仮嵌合係止部T3の仮嵌合用係止突起201を本嵌合用係止突起よりも第1ケース1側に寄せて形成している。
つまり、結合端面1aから仮嵌合用係止枠10の係止面10aまでの高さ寸法H1に対して、結合端面2aから仮嵌合用係止突起201の係止面201aまでの高さ寸法H4を小さくしている。これにより、図4(b)に示すように、嵌合凹凸溝12・13が軽く嵌合し始める仮嵌合状態にて仮嵌合用係止枠10と仮嵌合用係止突起201とが係止され、ケース内部の反発力によって結合端面1a・2a間には大きな隙間S1(例えば2.3mm程度)が開いた状態で保持されることとなる。
この仮嵌合状態から、隣接する締結部T1の螺子締めや、係止部T2の係止部掛けなどの作業を行う。つまり、締結部T1ならば、図7(b)のように、上側の突出部42側から下側の突出部41内に向けてドライバーを用いてタッピングスクリュ43をねじ込んで両突出部41・42を密着させる。また、係止部T2ならば、近傍の嵌合凹凸溝12・13をしっかり嵌合させて結合端面1a・2a間の隙間を所定のS以下とすることにより、本嵌合用係止枠10が本嵌合用係止突起20を乗り越えて係止される(図9参照)。
これらの作業によって第1・第2ケース1・2の本嵌合が成されて、その状態が保持される。これにより、仮嵌合係止部T3部分は図4(c)に示すように、結合端面1a・2a間が密着して両係止面10a・201a間に両高さ寸法H1・H4で設定した寸法差だけ隙間S1が開くこととなる。
これは、より具体的に仮嵌合係止部T3を、通常の本嵌合用の係止部T2に対して仮嵌合用係止突起201を第ケース1側に寄せて形成することによって形成したものである。これによれば、通常の本嵌合用の係止部T2と形状が同様であるため、仮嵌合係止部T3を設けるためのコストを抑えることができる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態(請求項4に対応)における仮嵌合係止部T3の中央を縦に切った部分断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は仮嵌合状態、(c)は本嵌合後を示す。上述した各実施形態と異なる特徴部分を説明する。本実施形態では、仮嵌合係止部T3において仮嵌合用係止枠102は、仮嵌合状態で仮嵌合用係止突起201と係止する仮嵌合用係止面102a(高さ寸法H3)と、本嵌合状態となったときに仮嵌合用係止突起201と係止する本嵌合用係止面102b(高さ寸法H1)とを有している。
これは、仮嵌合係止部T3に、仮嵌合用係止面102aと本嵌合用係止面102bとの2つの係止位置を設けたものである。つまり、第1・第2ケース1・2を軽く嵌合させれば仮嵌合状態とすることができ、第1・第2ケース1・2を強く嵌合させれば本嵌合状態とすることができる。これによれば、1箇所の係止部T3で仮嵌合係止も本嵌合係止もできるため、ケース嵌合面に新たなスペースを確保する必要がないうえ、通常の本嵌合用の係止部T2に仮嵌合係止用の形状を一部追加するような形状であるため、仮嵌合係止部T3を設けるためのコストを抑えることができる。
(第4実施形態)
図6は、本発明の第4実施形態(請求項5に対応)における仮嵌合係止部T3の中央を縦に切った部分断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は仮嵌合状態、(c)は本嵌合後を示す。上述した各実施形態と異なる特徴部分を説明する。本実施形態では、仮嵌合係止部T3において仮嵌合用係止突起202は、仮嵌合状態で仮嵌合用係止枠10と係止する仮嵌合用係止面202a(高さ寸法H4)と、本嵌合状態となったときに仮嵌合用係止枠10と係止する本嵌合用係止面202b(高さ寸法H2)とを有している。
これは、仮嵌合係止部T3に、仮嵌合用係止面202aと本嵌合用係止面202bとの2つの係止位置を設けたものである。つまり、第1・第2ケース1・2を軽く嵌合させれば仮嵌合状態とすることができ、第1・第2ケース1・2を強く嵌合させれば本嵌合状態とすることができる。これによれば、1箇所の係止部T3で仮嵌合係止も本嵌合係止もできるため、ケース嵌合面に新たなスペースを確保する必要がないうえ、通常の本嵌合用の係止部T2に仮嵌合係止用の形状を一部追加するような形状であるため、仮嵌合係止部T3を設けるためのコストを抑えることができる。
(その他の実施形態)
図10は、本発明のその他の実施形態(請求項6に対応)における仮嵌合係止部T3の構造を示す部分斜視図である。上述した各実施形態では、仮嵌合用係止枠101を第2ケース2側へ延長し、仮嵌合用係止突起20を外方へ突設した構成に本発明を適用しているが、図10に示したような形態に本発明を適用しても良い。即ち、図10においては、仮嵌合用係止突起203は第1ケース1から第2ケース2に向かって延出して形成されている。そして、その先端は第2ケース2の外方に向かって屈曲して形成されている。
一方、仮嵌合用係止枠103は、仮嵌合用係止突起203を受入れて係止可能なように第2ケース2の外面から垂直方向で外方へ向かって突設されている。このように仮嵌合用係止突起203および仮嵌合用係止枠103を構成して、仮嵌合用係止枠103と仮嵌合用係止突起203との寸法差で仮嵌合状態にて係止するようにしても良いし、仮嵌合用係止枠103もしくは仮嵌合用係止突起203に図示しない仮嵌合用係止面と本嵌合用係止面とを設けるようにしても良い。
また、上述の実施形態では、仮嵌合係止部の仮嵌合用係止枠を本嵌合用係止枠よりも第2ケース2側に向かって延長した例、または仮嵌合係止部の仮嵌合用係止突起を本嵌合用係止突起よりも第1ケース1側に寄せて形成した例について説明したが、仮嵌合用係止枠を本嵌合用係止枠よりも第2ケース2側に向かって延長し、且つ仮嵌合用係止突起を本嵌合用係止突起よりも第1ケース1側に寄せて形成しても良い。
また、上述の実施形態では、図中上側の第1ケース1に嵌合凸溝12と係止枠10・101・102とを設け、図中下側の第2ケース2に嵌合凹溝13と係止突起20・201・202とを設けているが、本発明は嵌合凹凸溝12・13の上下方向と、係止枠10・101・102と係止突起20・201・202とによる係止部分の上下方向には関連は無く、例えば、第1ケース1に嵌合凹溝13、第2ケース2に嵌合凸溝12を設けても良いし、第1ケース1に係止突起20・201・202、第2ケース2に係止枠10・101・102を設けても良い。
また、本発明は車両用空調装置のケースに限るものではなく、分割されたケース同士を結合して用いるものに適用しても良い。なお、図1の実施形態では、本嵌合保持機構として図7(b)に示す締結部T1、および図8に示す係止部T2を用いているが、図7(a)に示すクリップ52を用いるものや、図7(c)に示す係止枠103内に係止突起203を挿入する係止部構造であっても良いし、これら以外の本嵌合保持機構であっても良い。
本発明の一実施形態におけるケース1・2の全体構造を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における仮嵌合係止部T3の構造を示す部分斜視図であり、(a)は嵌合前、(b)は本嵌合後である。 図2の仮嵌合係止部T3の中央を縦に切った部分断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は仮嵌合状態、(c)は本嵌合後を示す。 本発明の第2実施形態における仮嵌合係止部T3の中央を縦に切った部分断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は仮嵌合状態、(c)は本嵌合後を示す。 本発明の第3実施形態における仮嵌合係止部T3の中央を縦に切った部分断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は仮嵌合状態、(c)は本嵌合後を示す。 本発明の第4実施形態における仮嵌合係止部T3の中央を縦に切った部分断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は仮嵌合状態、(c)は本嵌合後を示す。 (a)〜(c)とも、それぞれ異なる従来の締結部構造を示す部分断面図である。 別のケース係止部の一構造例を示す部分斜視図であり、(a)は嵌合前、(b)は嵌合後である。 図8のケース係止部の中央を縦に切った部分断面図であり、(a)は嵌合前、(b)は嵌合途中、(c)は嵌合後、(d)は嵌合したケース1・2に開こうとする力Fが加わった状態を示す。 本発明のその他の実施形態における仮嵌合係止部T3の構造を示す部分斜視図である。
符号の説明
1…第1ケース(分割箱体)
1a…結合端面
2…第2ケース(分割箱体)
2a…結合端面
10…仮嵌合用係止枠
12…嵌合凸溝(嵌合凹凸溝)
13…嵌合凹溝(嵌合凹凸溝)
20…仮嵌合用係止突起
101…仮嵌合用係止枠
102…仮嵌合用係止枠
102a…仮嵌合用係止面
102b…本嵌合用係止面
103…仮嵌合用係止枠
201…仮嵌合用係止突起
202…仮嵌合用係止突起
202a…仮嵌合用係止面
202b…本嵌合用係止面
203…仮嵌合用係止突起
S…隙間
S1…大きな隙間
T1…締結部
T2…係止部
T3…仮嵌合係止部

Claims (7)

  1. 開口端周縁に形成された結合端面(1a)と、開口端周縁に形成され嵌合凹凸溝(12、13)を構成する凹部または凸部の一方とを有して樹脂にて形成した第1の分割箱体(1)と、
    前記結合端面(1a)に対応して開口端周縁に形成された結合端面(2a)と、開口端周縁に形成され前記嵌合凹凸溝(12、13)を構成する凹部または凸部の他方とを有して樹脂にて形成した第2の分割箱体(2)と、
    前記両分割箱体(1、2)の前記両結合端面(1a、2a)同士が接合して前記嵌合凹凸溝(12、13)の凹部と凸部が嵌り合う本嵌合状態を保持する本嵌合保持機構(T1、T2)を前記両分割箱体(1、2)の外周縁に複数有するケース締結構造において、
    前記第1の分割箱体(1)の開口端の外周縁に設けられた仮嵌合用係止枠(10、101、102)と、
    前記第2の分割箱体(2)の開口端の外周縁に設けられ前記仮嵌合用係止枠(10、101、102)と係止可能な仮嵌合用係止突起(20、201、202)とから構成され、
    前記両結合端面(1a、2a)が前記本嵌合状態の隙間(S)よりも大きな隙間(S1)が開いた仮嵌合状態にて、前記仮嵌合用係止枠(10、101、102)と前記仮嵌合用係止突起(20、201、202)とが係止する仮嵌合係止部(T3)を設けたことを特徴とするケース締結構造。
  2. 前記本嵌合保持機構(T1、T2)は、前記第1の分割箱体(1)に設けられ前記第2の分割箱体(2)側に向かって延長する本嵌合用係止枠に対して、前記第2の分割箱体(2)に突設された本嵌合用係止突起が入り込むことにより前記本嵌合の状態を保持する係止機構を含んで構成され、
    前記仮嵌合用係止枠(10、101、102)は、前記第2の分割箱体(2)側に向かって延長するように前記第1の分割箱体(1)に設けられ、
    前記仮嵌合用係止突起(20、201、202)は、前記仮嵌合用係止枠(10、101、102)内に入り込むことで係止するように前記第2の分割箱体(2)に突設され、
    前記仮嵌合係止部(T3)の前記仮嵌合用係止枠(101)を前記本嵌合用係止枠よりも前記第2の分割箱体(2)側に向かって延長して形成したことを特徴とする請求項1に記載のケース締結構造。
  3. 前記本嵌合保持機構(T1、T2)は、前記第1の分割箱体(1)に設けられ前記第2の分割箱体(2)側に向かって延長する本嵌合用係止枠に対して、前記第2の分割箱体(2)に突設された本嵌合用係止突起が入り込むことにより前記本嵌合の状態を保持する係止機構を含んで構成され、
    前記仮嵌合用係止枠(10、101、102)は、前記第2の分割箱体(2)側に向かって延長するように前記第1の分割箱体(1)に設けられ、
    前記仮嵌合用係止突起(20、201、202)は、前記仮嵌合用係止枠(10、101、102)内に入り込むことで係止するように前記第2の分割箱体(2)に突設され、
    前記仮嵌合係止部(T3)の前記仮嵌合用係止突起(201)を前記本嵌合用係止突起よりも前記第1の分割箱体(1)側に寄せて形成したことを特徴とする請求項1に記載のケース締結構造。
  4. 前記仮嵌合係止部(T3)において前記仮嵌合用係止枠(102)は、前記仮嵌合状態で前記仮嵌合用係止突起(201)と係止する仮嵌合用係止面(102a)と、前記本嵌合状態となったときに前記仮嵌合用係止突起(201)と係止する本嵌合用係止面(102b)とを有することを特徴とする請求項1に記載のケース締結構造。
  5. 前記仮嵌合係止部(T3)において前記仮嵌合用係止突起(202)は、前記仮嵌合状態で前記仮嵌合用係止枠(10)と係止する仮嵌合用係止面(202a)と、前記本嵌合状態となったときに前記仮嵌合用係止枠(10)と係止する本嵌合用係止面(202b)とを有することを特徴とする請求項1に記載のケース締結構造。
  6. 開口端周縁に形成された結合端面(1a)と、開口端周縁に形成され嵌合凹凸溝(12、13)を構成する凹部または凸部の一方とを有して樹脂にて形成した第1の分割箱体(1)と、
    前記結合端面(1a)に対応して開口端周縁に形成された結合端面(2a)と、開口端周縁に形成され前記嵌合凹凸溝(12、13)を構成する凹部または凸部の他方とを有して樹脂にて形成した第2の分割箱体(2)と、
    前記両分割箱体(1、2)の前記両結合端面(1a、2a)同士が接合して前記嵌合凹凸溝(12、13)の凹部と凸部が嵌り合う本嵌合状態を保持する本嵌合保持機構(T1、T2)を前記両分割箱体(1、2)の外周縁に複数有するケース締結構造において、
    前記第1の分割箱体(1)の開口端の外周縁に設けられた仮嵌合用係止突起(203)と、
    前記第2の分割箱体(2)の開口端の外周縁に設けられ、前記仮嵌合用係止突起(203)と係止可能な仮嵌合用係止枠(103)とから構成され、
    前記両結合端面(1a、2a)が前記本嵌合状態の隙間(S)よりも大きな隙間(S1)が開いた仮嵌合状態にて、前記仮嵌合用係止突起(203)と前記仮嵌合用係止枠(103)とが係止する仮嵌合係止部(T3)を設け、
    前記仮嵌合用係止突起(203)は、前記第1の分割箱体(1)から前記第2の分割箱体(2)側に向かって延出し、その先端は外方に向かって屈曲して形成され、前記仮嵌合用係止枠(103)は、前記仮嵌合用係止突起(203)を受入れて係止可能なように前記第2の分割箱体(2)から外方に向かって突設させたことを特徴とするケース締結構造。
  7. 請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の仮嵌合係止部(T3)を、車両用空調装置のケース締結部に設けたことを特徴とするケース締結構造。
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