JP3463272B2 - 部品取付用クリップ - Google Patents

部品取付用クリップ

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JP3463272B2
JP3463272B2 JP34583697A JP34583697A JP3463272B2 JP 3463272 B2 JP3463272 B2 JP 3463272B2 JP 34583697 A JP34583697 A JP 34583697A JP 34583697 A JP34583697 A JP 34583697A JP 3463272 B2 JP3463272 B2 JP 3463272B2
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靖則 坂本
重夫 岡田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のインスト
ルメントパネル等の被取付物に取付部品を取り付ける際
に使用する部品取付用クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、インストルメントパ
ネルAの取付穴A1に取付部品Bの樹脂製突起部B1を
挿入して取付部品Bを取り付ける場合には、取付部品用
クリップCを使用している。従来、この部品取付用クリ
ップCは、ばね板を折返して略V字状に形成したクリッ
プ本体の一対の対向片C1、C1の開放端寄りの部分に
夫々抜止め部C2、C2を形成すると共に、一対の対向
片C1、C1の開放端と折返し端との中間部に係止部C
3、C3を形成して成るものに構成されている。対向す
る係止部C3、C3は、折返し端側から開放端側に向っ
てV字状に相互に広がって形成され、突起部B1に形成
した係止穴B2内に係合する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の部品取付用
クリップを用いる場合は、取付部品の突起部に係止穴を
開設する必要があった。この突起部の製造には金型を使
用するが、係止穴を開設するためにはスライド機構が必
要であり、金型が複雑になり、金型の製作費が高くなる
不具合があった。あるいは、係止穴を用いないとすれ
ば、突起部と係止部との間の係止力が不十分となる恐れ
があった。
【0004】本発明は、以上の点に鑑み、突起部に係止
穴を設けなくても被取付物に取付部品を取り付けられ、
しかも、突起部と係止部との間の係止力を十分に高く確
保することが出来るようにした、部品取付用クリップを
提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明では、取付部品の樹脂製突起部
を被取付物に形成した取付穴に係止する部品取付用クリ
ップであって、ばね板を折返して略V字状に形成して上
記取付穴に弾性的に圧入可能なクリップ本体は、ばね板
の折返した部分に形成されるU字形部と該U字形部から
連続する一対の対向片とを備え、該一対の対向片の開放
端寄りの部分に取付穴に係合可能な抜止め部を形成する
と共に、両対向片の夫々に、開放端と折返し端との中間
部に位置させて両対向片間に挿入される上記樹脂製突起
部を係止する係止部を形成して、各係止部を樹脂製突起
部に食い込み可能な先鋭な形状となし、一方の対向片に
形成する係止部と他方の対向片に形成する係止部との位
置を両対向片の幅方向にオフセットし、両係止部を自由
状態において両者の先端部が両対向片の対向方向にオー
バーラップするように形成する一方、U字形部の両側部
に組付時の対向片の外方への膨出変形を防止するリブを
U字形部の底面部を除いて形成し、係止部はU字形部と
対向片との間に位置してU字形部及び対向片の幅方向の
両側縁に臨んで形成する構成を採用した。
【0006】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の構成に加えて、U字形部の幅寸法を一対の対向片
のそれよりも狭くする構成を採用した。
【0007】請求項3記載の発明では、請求項1乃至請
求項2のいずれかに記載の発明の構成に加えて、係止部
と対向片の接続部で、係止部を折返し端側に向かって内
方に傾斜させる構成を採用した。
【0008】
【0009】
【0010】請求項1記載の発明では、次の作用効果を
奏し得る。 (1) 係止部が先鋭に形成されていることにより、突起部
に係止部の先端部が食い込み、取付部品の突起部が部品
取付用クリップに係止され、突起部に係止穴を開設せず
に済む。 (2) 一対の係止部が夫々対応する対向片の幅方向にオフ
セットしており、かつ、両対向片の対向方向にオーバー
ラップしているため、突起部に係止部を深く確実に食い
込ますことが出来る。 (3) U字形部にリブを形成したことにより、組付時の対
向片の外方への膨出変形を有効に防止し、係止部を強固
に挟持して係止部の突起部への食い込み力をさらに高
め、抜けを確実に防ぐことが出来る。 (4) 一対の対向片を各々く字形に形成したものに適用す
ることも可能で、この場合には、組付後に取付部品を取
り外して内部を点検する際等に、取付部品の突起部を被
取付物の取付穴から外す方向に力を加えると、部品取付
用クリップが取付部品の突起部に強固に噛み付いてい
て、確実に突起部と一緒に外れるため、取外し作業の作
業性を向上させた使い方が出来る。 (5) リブをU字形部の底面部を除いて、該U字形部の両
側部に形成してあるため、U字形部の剛性は、両側部で
高く底面部では通常のものとなる。よって、取付部品の
突起部を部品取付用クリップ内に押圧、嵌挿した際に、
突起部の先端は通常の剛性の底面部に当圧するから、当
該突起部先端のつぶれ変形等を防止しうる。 (6) リブをU字形部の底面部を除いて、該U字形部の両
側部に形成してあるため、突起部を部品取付用クリップ
内に押圧、嵌挿する際に、当該突起部は、剛性の高い両
側部で嵌挿方向を規制され、正確な位置に嵌挿すること
が出来、組付時の位置精度を格段に高めることが可能と
なる。 (7) 係止部が、U字形部と対向片との間に位置し、U字
形部及び対向片の幅方向の両側縁に臨んで形成されてい
るため、一対の対向片毎に幅方向に対向する各係止部間
の距離を最大限にとることが出来、よって、広く離れて
突起部を挟持することになるから、部品取付用クリップ
全体が比較的小型のものであっても、組付時に突起部が
傾いたりしないで正確な位置に押圧、嵌挿が可能で、組
付後の安定性が増大する。
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面により説明する。図1及び図2は本発明の第1実施
形態を示しており、1は被取付物たるインストルメント
であり、取付穴11が開設されている。取付穴11に
は、内装材等の取付部品2が部品取付用クリップ3(以
下、単にクリップと言う)を用いて取り付けられる。
【0016】取付部品2には樹脂製の板状の突起部21
が設けられており、突起部21がクリップ3を介して取
付穴11に係止される。クリップ3の本体は、ばね板を
折返して略V字状に形成されており、クリップ本体の一
対の対向片31、31の開放端寄りの部分に夫々内方に
傾斜した抜止め部32、32を形成すると共に、対向片
31、31の夫々の開放端側と折返し端側との中間部に
係止部33を一対宛計2対形成している。各係止部33
は、折返し端側へ向って内方に傾斜し、突起部21に食
い込み可能な先鋭な形状に形成されている。
【0017】また、一方の対向片31に形成する係止部
33と他方の対向片31に形成する係止部33とは、図
1(B)に示すように対向片31、31の幅方向にオフ
セットされており、更に、図1(A)に示すように両係
止部33、33の先端が自由状態において両対向片3
1、31の対向方向にオーバーラップしている。
【0018】また、図1(B)に示すように、本実施形
態では、一方の対向片31の幅方向の両側縁に各々形成
された一対の係止部33、33は、片方の係止部33が
対向片31の幅方向(図1(B)の左右方向)の内方側
に、また、他方の係止部33は対向片31の幅方向の外
方側に形成されており、もう一方の対向片31では、前
記一方の対向片31の幅方向の両側縁に各々形成された
一対の係止部33、33と夫々対称となるように設定さ
れている場合を例示している。
【0019】なお、突起部21は、取付部品20の裏面
側に所定間隔で複数個形成されており、この形成個数に
対応した数のクリップ3が使用されるように設定されて
いる。また、インストルメントパネル1に形成される取
付穴11は、突起部21及び部品取付用クリップ3の設
定個数に対応してあらかじめ穿設、形成されているもの
である。
【0020】クリップ3には、図1(A)及び図1
(B)に示すように、ばね板を折返した部分にU字形部
34が形成されている。U字形部34は、断面略U字形
に折曲形成されており、本実施形態では、U字形部34
に組付時の対向片31の外方への膨出変形を防止するリ
ブ37が一体に突出形成されている。このリブ37は、
組付時の対向片31の外方への膨出変形を防止するよう
に機能する。また、図1に示すように、本実施形態では
リブ37は、U字形部34の底面部35を除いて、該U
字形部34の両側部36、36に夫々形成されている。
【0021】さらに、一対の係止部33、33は、U字
形部34と、対向片31との間に位置し、また、U字形
部34及び対向片31の幅方向の両側縁に臨んで形成さ
れている。
【0022】図3は、本実施形態に係る突起部21の具
体的構成例を示すものであり、本例では突起部21は断
面略H形状に取付部品2から突出形成されており、突起
部本体22の幅方向(板厚と直交方向)の両端に一対の
側壁23、23が一体形成されてなる。本例では、突起
部21が断面略H形状に形成されているため、突起部2
1全体としての断面二次モーメントが大で、よって剛性
が高くなるため突起部21を被取付物25の取付穴11
に組み付ける際に、取付基準位置から突起部21が外れ
る恐れが少なくなり、組付精度が向上する。
【0023】次に、上記の実施形態の組付手順と作用を
説明する。先ず、取付部品2の突起部21をクリップ3
の開放端側から折返し端側へ圧入するが、これによれば
係止部33、33が突起部21の両側からこれに食い込
んで、突起部21がクリップ3に保持される。
【0024】次に、インストルメントパネル1の取付穴
11内へクリップ3を圧入するが、これによれば、一対
の対向片31、31の間隔が狭められ、係止部33、3
3が突起部21に、より深く食い込む、そして、抜止め
部32、32が取付穴11から抜け出たところで対向片
31、31の間隔が広がり、抜止め部32、32が取付
穴11の開口縁に係合して、クリップ3が取付穴11に
対し抜止めされる。この際、係止部33、33が一対の
対向片31、31の対向方向外方に多少動くが、係止部
33、33は自由状態において両者の先端部が対向片3
1、31の対向方向にオーバーラップするように形成さ
れているため、係止部33、33は突起部21に食い込
んだ状態に確実に維持される。かくて、突起部21はク
リップ3を介して取付穴11に確実に係止される。ま
た、取付部品2の組付誤差は、対向片31、31の撓み
による係止部33、33を支点とするクリップ3の図2
の矢印方向への傾動で吸収される。
【0025】また、取付部品2をインストルメントパネ
ル1に組付固定後に、例えば、取付部品2を取り外して
内部を点検する際等には、取付部品2を把持してインス
トルメントパネル1の取付穴11から突起部21を引き
抜く方向に力を加えれば、突起部21と一体となったク
リップ3は、その対向片31が組付時とは反対に弾性変
形して取付穴11を通過することにより、取付部品2を
インストルメントパネル1から簡単に取り外すことが出
来る。そして、取付部品2の取り外し後に、各突起部2
1からクリップ3を取り外す必要がある場合には、クリ
ップ3の一対の対向片31、31の上端を突起部21に
当接するまで押圧、変形させれば、突起部21と係止部
33との係合が解除されて、クリップ3を突起部21か
ら取り外すことが出来る。
【0026】また、本実施形態では、上記の如く一対の
対向片31、31に各々形成された一対の係止部33、
33が上記の如く相互に対称に配設されているため、ク
リップ1を突起部21に対してどちら向きに組み付けて
も、各係止部33は常に同じ位置となるため、突起部2
1に食い込ませる際に、クリップ1の向きを気にするこ
となく組み付けることが出来、突起部21に対する組付
作業性が向上する利点がある。
【0027】また、インストルメントパネル1の取付穴
11に対向片31、31が圧入される際には、取付穴1
1で一対の対向片31が挟み込まれることにより、一対
の係止部33を支点としてクリップ3のU字形部34及
び一対の対向片31が外方に膨らむように作用する外力
が加わる。しかしながら、本実施形態では、U字形部3
4にリブ37を形成したことにより、組付時の一対の対
向片31の外方への膨出変形を有効に防止し、係止部3
3を強固に挟持して係止部33の突起部21への食い込
み力をさらに高め、抜けを確実に防ぐことが出来る。
【0028】また、本実施形態ではリブ37をU字形部
34の底面部35を除いて、該U字形部34の両側部3
6に形成してあるため、U字形部36の剛性は、両側部
36で高く底面部35では通常のものとなる。よって、
取付部品2の突起部21をクリップ3内に押圧、嵌挿し
た際に、突起部21の先端は通常の剛性の底面部35に
当圧するから、当該突起部21の先端のつぶれ変形等を
防止しうる。
【0029】さらに、突起部21をクリップ3内に押
圧、嵌挿する際に、当該突起部21は、剛性の高い両側
部36で嵌挿方向を規制され、正確な位置に嵌挿するこ
とが出来、組付時の位置精度を格段に高めることが可能
となる。
【0030】また、本実施形態では係止部33が、U字
形部34と、対向片31との間に位置し、U字形部34
及び対向片31の幅方向の両側縁に臨んで形成されてい
るため、一対の対向片31、31毎に幅方向に対向する
各係止部33、33間の距離を最大限にとることが出
来、よって、広く離れて突起部21を挟持することにな
るから、クリップ3全体が比較的小型のものであって
も、組付時に突起部21が傾いたりしないで正確な位置
に押圧、嵌挿が可能で、組付後の安定性が増大する。
【0031】次に、図4乃至図6は本発明の第2実施形
態を示している。本実施形態でも基本的な構成は上記第
1実施形態と同様であり、同一構成要素には同一符号を
付して説明を省略する。
【0032】本実施形態では、U字形部34と対向片3
1との幅方向(図4における左右方向)の幅寸法が同一
に形成された例を示している。また、本実施形態では、
図4に示すようにU字形部34の幅方向に一対のリブ3
7、37が設けられた場合を例示している。
【0033】また、本実施形態では、各係止部33は、
図5に示すように、一対の対向片31、31のU字形部
34側、即ち傾斜部38、38と同一斜面上となるよう
に内方に延設、形成されていることが特徴である。な
お、傾斜部38と同一斜面上の各係止部33は、U字形
部34の側部36に対して最適の鋭角状に設定すること
により、突起部21への食い込み力を高めるようにして
いる。
【0034】さらに、本実施形態では、図4及び図5に
示すように、一方の対向片31の幅方向の両側縁に各々
形成された一対の係止部33、33は、夫々対向片31
の幅方向の内方側に配設され、また、他方の対向片31
の一対の係止部33、33は夫々対向片31の幅方向の
外方側に形成された場合を例示している。
【0035】上記のように、本実施形態では各係止部3
3が傾斜部38と同一斜面上となるように延設、形成さ
れているため、成形時に各係止部33を別個に折曲形成
する作業が不要となり、クリップ3の成形作業性が向上
する。また、各係止部33が傾斜部38と同一斜面上と
なるように最適の鋭角状に設定されているため、突起部
21の所定位置にさらに強固に食い込むことが出来、確
実に係合して外れるのを有効に防止しうる。
【0036】また、本実施形態では、上記の如く各係止
部33が配設されているため以下のような作用効果を奏
する。即ち、組付時に一度突起部21に各係止部33が
食い込んで固定された後、取付部品2内部の点検時等
に、まず被取付物1の取付穴11から突起部21に固定
された状態でクリップ3を一緒に取外し、さらに、突起
部21からクリップ3を取り外しておき、点検後に同じ
取付部品2を再度組付ける際に、同じクリップ3を突起
部21に再利用するにあたって、突起部21に対してク
リップ3を前回とは、回転軸中心の回りに180度回転
して使用することにより、前回突起部21に各係止部3
3が残した食い込み跡を避けて、傷跡の無い位置に各係
止部33を食い込ませることが可能であるため、再利用
可能であり、各係止部33の食い込み強度を前回と同様
に確保することが出来るという利点がある。
【0037】さらに、本実施形態ではU字形部34の幅
方向に一対のリブ37、37が設けられているため、組
付時の一対の対向片31の外方への膨出変形を有効に防
止し、係止部33を強固に挟持して係止部33の突起部
21への食い込み力を高め、抜けを確実に防ぐ作用効果
をさらに高めることができる。
【0038】その他の構成は上記第1実施形態と同様で
あるため、上記実施形態と同様の作用効果を奏しうるな
お、上記第1施形態では、リブ37をU字形部34の幅
方向に1個所形成した例を示し、上記第2実施形態で
は、リブ37をU字形部34の幅方向に2個所形成した
例を示したが、本発明はこれに限定されず、被取付物1
の取付穴11に組み付ける際に、U字形部34が外方に
膨出変形するのを有効に防止しうる範囲内で、U字形部
34の幅方向の幅寸法に応じて適宜個数のリブ37を設
けることが可能である。
【0039】また、上記第1実施形態では、U字形部3
4の幅寸法が対向片31の幅寸法の約半分の場合を例示
し、第2実施形態では、U字形部34と対向片31との
幅方向の幅寸法が同一の場合を例示したが、U字形部3
4と対向片31との幅方向の幅寸法は相対的に自由に設
定することが可能である。
【0040】また、一対の対向片毎の各係止部33の配
設位置については、上記第1実施形態で示したものと上
記第2実施形態で示したものとで相互に置換することが
可能である。
【0041】さらに、係止部33の形状についても、上
記各実施形態のように三角形状のものに限定されず、突
起部21への食い込みが確実な範囲内で、例えば、鋸歯
状あるいはくさび形等、適宜な形状に設定することが出
来る。
【0042】また、突起部21の板厚に対する取付部品
2の相対的な板厚は、設計条件に応じて任意に設定可能
であり、また、取付部品2と被取付物1との相対的な板
厚や、被取付物1に対する取付部品2の組付時の配設位
置も適宜変更可能である。また、被取付物1としては上
記の如く自動車のインストルメントパネルに適用するの
が最も好適であるが、これに限定されず他の適宜用途に
も適用可能である等、本発明の要旨を逸脱しない範囲内
で種々の変形例が可能なことは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】本発明は上述した如く構成されており、
突起部に係止穴を設けなくても被取付物に取付部品を取
り付けられ、しかも、突起部と係止部との間の係止力を
十分に高く確保することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の第1実施形態に係る部品取付用
クリップの構成を示す正面図である。
【図1】(B)第1実施形態に係る部品取付用クリップ
の側面図である。
【図2】第1実施形態に係る部品取付用クリップを介し
て、取付部品を係止した状態を示す一部破断説明図であ
る。
【図3】第1実施形態に係る突起部の構成例を示す要部
斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る部品取付用クリッ
プの構成を示す側面図である。
【図5】第2実施形態に係る部品取付用クリップの正面
図である。
【図6】第2実施形態に係る部品取付用クリップを介し
て、取付部品を係止した状態を示す要部説明図である。
【図7】従来の部品取付用クリップの構成を示す要部説
明図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル(被取付物) 11 取付穴 2 取付部品 21 突起部 22 突起部本体 23 突起部側壁 3 部品取付用クリップ 31 対向片 32 抜止め部 33 係止部 34 U字形部 35 U字形部の底面部 36 U字形部の側部 37 リブ 38 傾斜部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−173511(JP,U) 実開 平5−1007(JP,U) 実開 昭62−158209(JP,U) 実開 平2−46306(JP,U) 実開 昭63−196807(JP,U) 実開 昭55−120874(JP,U) 実開 平1−93149(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 19/00 F16B 2/20

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付部品の樹脂製突起部を被取付物に形
    成した取付穴に係止する部品取付用クリップであって、
    ばね板を折返して略V字状に形成して上記取付穴に弾性
    的に圧入可能なクリップ本体は、ばね板の折返した部分
    に形成されるU字形部と該U字形部から連続する一対の
    対向片とを備え、該一対の対向片の開放端寄りの部分に
    取付穴に係合可能な抜止め部を形成すると共に、両対向
    片の夫々に、開放端と折返し端との中間部に位置させて
    両対向片間に挿入される上記樹脂製突起部を係止する係
    止部を形成して、各係止部を樹脂製突起部に食い込み可
    能な先鋭な形状となし、一方の対向片に形成する係止部
    と他方の対向片に形成する係止部との位置を両対向片の
    幅方向にオフセットし、両係止部を自由状態において両
    者の先端部が両対向片の対向方向にオーバーラップする
    ように形成する一方、U字形部の両側部に組付時の対向
    片の外方への膨出変形を防止するリブをU字形部の底面
    部を除いて形成し、係止部はU字形部と対向片との間に
    位置してU字形部及び対向片の幅方向の両側縁に臨んで
    形成されていることを特徴とする部品取付用クリップ。
  2. 【請求項2】 U字形部の幅寸法を一対の対向片のそれ
    よりも狭くしたことを特徴とする請求項1記載の部品取
    付用クリップ。
  3. 【請求項3】 係止部と対向片の接続部で、係止部を折
    返し端側に向かって内方に傾斜させたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の部品取付用ク
    リップ。
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