JPH0534328Y2 - - Google Patents

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JPH0534328Y2
JPH0534328Y2 JP1987131095U JP13109587U JPH0534328Y2 JP H0534328 Y2 JPH0534328 Y2 JP H0534328Y2 JP 1987131095 U JP1987131095 U JP 1987131095U JP 13109587 U JP13109587 U JP 13109587U JP H0534328 Y2 JPH0534328 Y2 JP H0534328Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は両側部品と中央部品とが所定間隔で
取付けられる車両用部品取付構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
車両用外装部品、特に合成樹脂製の車両用部品
には3部品が1組となり、両側部品と中央部品と
が所定間隔で車体に取付けられるものがある。こ
のような3部品が1組として取付けられる例とし
ては、フロントグリルと左右のヘツドランプベゼ
ルの組合せ、3分割されたエプロン、リアフイニ
ツシヤ、バンパー用サイトシールドなどがある。
第12図は特開昭60−113746号において、リア
フイニツシヤに適用された従来の部品取付構造の
取付中の状態を示す断面図である。図において、
1は車体パネル、2,3は両側部品、4は中央部
品で、それぞれ合成樹脂成形品からなり、所定間
隔l1,l2をおいて一列に隣接して車体パネル1に
取付けられる。両側部品2,3には裏面に突出す
るように取付ボルト2a,3aが埋込まれている
とともに、中央部品4の裏面に延びる延長部2
b,3bが形成されている。中央部品4には、延
長部2b,3bと重合した状態で延長部2b,3
bを通して車体パネル1に取付けられるように、
裏面に突出する取付ボルト4aが埋込まれてい
る。
両側部品2,3には、延長部2b,3bの中央
部品4に対する対向面に、弾性変形可能な突片2
c,3cが、外表面端部2d,3dから所定の距
離で一体的に形成されている。2e,3eは長穴
状の挿通孔、1aは取付孔である。また中央部品
4の取付ボルト4aのボス部には、リブ4bが突
出し、このリブ4bは突片2c,3cに接触して
弾性変形させる傾斜面を外表面端部4cから所定
の距離に有している。
以上のように構成された車両用部品取付構造に
おいては、両側部品2,3を取付ボルト2a,3
aにより車体パネル1に取付けた後、その中間に
中央部品4を取付ける。このとき、中央部品4を
リブ4bの傾斜面が突片2c,3cに接触する状
態で両側部品2,3間に挿入すると、リブ4bは
突片2c,3cを押しながら挿入されるため、突
片2c,3cは弾性変形する。リブ4bが偏つて
入ると、突片2c,3cの一方が大きく変形する
ことになるが、突片2c,3cの弾発力はその変
形量に比例するため、弾発力が均衡するまで中央
部品4が移動し、中央部品4は弾発力が均衡する
位置、すなわち間隔l1,l2が等しくなる位置で取
付ボルト4aが挿通孔2e,3eおよび取付孔1
aに挿入され、ナツト5により車体パネル1に取
付けられる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の取付構造にお
いては、中央部品4と両側部品2,3との間隔を
等間隔に保つて取付けるためには中央部品4の両
端部を押付けたままの状態で、両側の取付ボルト
4aを同時に締付けなければならない。従つて従
来の取付構造では中央部品4を仮止めできないた
め、所定位置に取付ける作業が困難であるという
問題点があつた。
この考案は上記問題点を解決するためのもの
で、中央部品を両側部品から等距離を保つた位置
で仮止めでき、これにより中央部品を所定位置に
用に取付けることができる車両用部品取付構造を
得ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、一列に隣接して車体に取付けられ
る3部品が1組となり、かつ両側に配置される1
対の両側部品との間に所定間隔を保つて中央部品
を取付けるための車両用部品取付構造において、 両側部品の外表面端部から所定の距離となるよ
うに両側部品に設けられた係止部材と、 中央部品の外表面両端部から所定の距離を保つ
ように中央部品の両端部に設けられ、かつ前記係
止部材に係合する係合部材と、 中央部品の両端部または両側部品に、折返えさ
れたたわみ片によつて形成され、かつ弾性変形に
より前記係止部材と係合部材が係合するように押
圧して、両側部品と中央部品の両側の間隔を等間
隔に保つた状態で仮止めする仮止め部材と、 仮止め部材の弾性変形により仮止めした状態で
中央部品を車体に固着する固着部材と を有すことを特徴とする車両用部品取付構造であ
る。
〔作用〕
この考案の車両用部品取付構造においては、車
体に取付けられた両側部品の係止部材に、中央部
品の係合部材を、仮止め部材を弾性変形させて係
合させ、中央部品を仮止めした状態で、固着部材
により中央部品を車体に固着して取付ける。この
とき両側部品の係止部材は両側部品の外表面端部
から所定の距離を保ち、かつ中央部品の両端部の
係合部材が中央部品の外表面両端部から所定距離
を保つため、仮止め部材の押圧によつて両側部品
の係止部材と中央部品の係合部が係合することに
より、両側部品の外表面端部と中央部品の外表面
両端部との距離は等距離となる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例に基づいて説明
する。第1図はこの考案の一実施例によりリアフ
イニツシヤの取付状態を示す正面図、第2図はそ
のA−A断面図、第3図はその一部の拡大図、第
4図は取付中の状態を示す断面図、第5図は第1
図のB−B断面図、第6図は固着部材を示す第4
図のC方向矢視図、第7図は両側部材の端部を示
す斜視図、第8図は中央部材の端部を示す斜視図
であり、第12図と同一符号は同一または相当部
品を示す。
リアエンドは2個のコンビネーシヨンランプ
(以下、単に両側部品という)2,3の間にはさ
まれるようにリアフイニツシヤ(以下、単に中央
部品という)4が位置するように取付けられてい
る。両側部品2,3は、車体パネル1に取付けら
れたハウジング11,ハウジング11に取付けら
れたバルブ12、およびハウジング11の外表面
側を覆うようにシール材13を介して取付けられ
たレンズ14からなる。両側部品2,3の端部に
は中央部品4側に突出する係止部材15が設けら
れ、その先端側から凹状の切欠部16が形成され
て、基部に係止部17が形成されている。係止部
17は両側部材2、3の外表面側の端部2d,3
dから所定距離となるように形成されている。
中央部品4は、車体パネル1に取付けられる取
付部材18、および取付部材18の外表面側を覆
うように一体化された装飾部材19からなる。取
付部材18の両端部には、切欠部16に挿入され
るように、弾性変形可能に折返えされたU字状な
いしJ字状のたわみ片からなる仮止め部材20が
設けられ、その先端部には仮止め部材20が弾性
変形した状態で係止部17と係合する突起部21
を有する係合部材22が形成されている。仮止め
部材20の折曲部には両側に切欠部23が形成さ
れて幅は狭くなり、たわみ易くなつている。仮止
め部材20の幅は切欠部16の幅とほぼ同じかま
たは若干小さくなつており、これにより仮止め部
材20は係止部材15をガイドとして切欠部16
に挿入され、係合部材22が係止部17に係合し
たときに幅方向の移動も阻止できるようになつて
いる。取付部材18の両端部近傍には、車体パネ
ル1に当接する袋状の保持部24が設けられ、そ
の底壁25の片側から挿入溝26が形成され、固
着部材としてのボルト27が挿入されるようにな
つている。
上記の取付構造において、車体パネル1の所定
位置に両側部品2,3を取付けた後、第4図に示
すように、係止部材15の切欠部16に中央部品
4の仮止め部材20を矢印R方向に挿入し、装飾
部材19を矢印S方向に押付けると、係合部材2
2の突起部21が係止部17に当接する。さらに
押込むと仮止め部材20は矢印T方向にたわみ、
突起部21が係止部17を乗り越えると、第3図
に示すように、スプリングバツクにより係合部材
22が係止部17に係合して仮止めされる。この
とき仮止め部材20の弾性変形による復元力が左
右均等に働くため、両側部品2、3と中央部品4
の間隔l1,l2は等間隔になる。この状態でボルト
27を挿入溝26から取付孔1aに挿入し、図示
しないナツトにより締付けて固着し、中央部品4
を車体パネル1に取付ける。
取付状態では、仮止め時における間隔l1,l2
等間隔状態で固着されるため、従来のように両側
を同時に締付ける必要はなく、中央部品4を所定
位置に容易に取付けることができる。
第9図および第10図は他の実施例における仮
止め部材を示す斜視図であり、突起部21および
係合部材22は、第9図では切欠部28によつて
形成されたたわみ片29に設けられ、第10図で
は別体からなるカバー30に設けられており、前
記とほぼ同様の効果を奏する。
第11図は別の実施例を示す一部の断面図であ
り、この実施例では仮止め部材20は前記実施例
とは逆方向、すなわち逆U字状に折返えされて形
成されており、ほぼ同様の効果を奏する。
なお、前記実施例では、挿入溝26は両側とも
内側から外向に形成されているが、外側から内向
に形成されていてもよい。また前記実施例では、
仮止め部材20を中央部品4に設けた例を示した
が、両側部品2,3に設けてもよい。さらに固着
部材としてはボルト27に限らず、クリツプその
他の手段でもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、所定位置に設けられた両側部
品の係止部材と中央部品の係合部材を、仮止め部
材の弾性変形により係合させて仮止めした状態
で、固着部材により固着するようにしたため、中
央部品を両側部品から等距離を保つたままの位置
で仮止めでき、これにおり以降の押付けが不要の
ままで、中央部品を所定位置に容易に取付けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例によるリアフイニ
ツシヤの取付状態を示す正面図、第2図はそのA
−A断面図、第3図はその一部の拡大図、第4図
は取付中の状態を示す断面図、第5図は第1図の
B−B断面図、第6図は固着部材を示す第4図の
C方向矢視図、第7図は両側部材の端部を示す斜
視図、第8図は中央部材の端部を示す斜視図、第
9図および第10図は他の実施例の仮止め部材を
示す斜視図、第11図は別の実施例を示す一部の
断面図、第12図は従来の取付構造を示す断面図
である。 各図中、同一符号は同一または相当部品を示
し、1は車体パネル、2,3は両側部品、4は中
央部品、11はハウジング、14はレンズ、15
は係止部材、16,23は切欠部、17は係止
部、18は取付部材、19は装飾部材、20は仮
止め部材、21は突起部、22は係合部材、24
は保持部、26は挿入溝、27はボルトである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一列に隣接して車体に取付けられる3部品が
    1組となり、かつ両側に配置される1対の両側
    部品との間に所定間隔を保つて中央部品を取付
    けるための車両用部品取付構造において、 両側部品の外表面端部から所定の距離となる
    ように両側部品に設けられた係止部材と、 中央部品の外表面両端部から所定の距離を保
    つように中央部品の両端部に設けられ、かつ前
    記係止部材に係合する係合部材と、 中央部品の両端部または両側部品に、折返え
    されたたわみ片によつて形成され、かつ弾性変
    形により前記係止部材と係合部材が係合するよ
    うに押圧して、両側部品と中央部品の両側の間
    隔を等間隔に保つた状態で仮止めする仮止め部
    材と、 仮止め部材の弾性変形により仮止めした状態
    で中央部品を車体に固着する固着部材と を有することを特徴とする車両用部品取付構
    造。 (2) 係止部材は切欠部の基部に係合部材と係合す
    る係止部を有する実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の車両用部品取付構造。
JP1987131095U 1987-08-28 1987-08-28 Expired - Lifetime JPH0534328Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60113746A (ja) * 1983-11-25 1985-06-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用部品取付構造

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JPS60113746A (ja) * 1983-11-25 1985-06-20 Nissan Motor Co Ltd 車両用部品取付構造

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JPS6436708U (ja) 1989-03-06

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