JP2578383Y2 - モール保持具 - Google Patents

モール保持具

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JP2578383Y2
JP2578383Y2 JP1992078485U JP7848592U JP2578383Y2 JP 2578383 Y2 JP2578383 Y2 JP 2578383Y2 JP 1992078485 U JP1992078485 U JP 1992078485U JP 7848592 U JP7848592 U JP 7848592U JP 2578383 Y2 JP2578383 Y2 JP 2578383Y2
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JP
Japan
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molding
clip
retainer
fixing
piece
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JP1992078485U
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Inventor
茂雄 大井
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Togo Seisakusho Corp
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車のボデーパネル
にモールを保持するためのモール保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図8に斜視図で示されるように、
バックドア2を有するタイプの自動車1においては、ボ
デーのクオータドリップ部にクオータドリップモール
(単に、モールともいう)3が設けられる。このような
モール3は、従来、図9にその組付状態がまた図10に
その組付前の状態がそれぞれ断面図で示されるモール保
持具によって、自動車1のボデーパネル(自動車パネル
ともいう)10に組付けられている。
【0003】図9及び図10において、前記クオータド
リップ部を形成する自動車パネル10は、縦壁11及び
横壁12をもつ段差状をなしている。この自動車パネル
10の横壁12には取付孔13が形成されている。また
モール3は、両側部に一対をなすフランジ溝30をもつ
略C字状断面の長尺体をなしており、かつその両折り返
し端縁部に一対のフランジ31が形成されている。
【0004】モール保持具は、前記自動車パネル10に
取り付けられるプロテクター8と、前記モール3に配置
されるクリップ9とからなる。クリップ9は、モール3
に所定ピッチ毎に先付けされるもので、平行をなす係合
片91をもちその係合片91の間を係合溝92としてい
る。
【0005】またプロテクター8は図11に斜視図でも
示されている。図9〜図11において、プロテクター8
は前記自動車パネル10の取付孔13に挿入されるはか
ま状の脚片81と、その脚片81の間に連通する固定ね
じ孔82とを有している。プロテクター8は、その上面
が傾斜状に形成されており、その上面に平行をなす突片
状のクリップ部83をもつとともに、両突片の先端外側
には前記クリップ9の係合片91と係合する係止突起8
4が形成されている。
【0006】前記モール保持具によるモール3の組付手
順について図9を参照して述べる。まず、自動車パネル
10の取付孔13にプロテクター8の脚片81を挿入さ
せ、固定ねじ孔82に取付用スクリュー80をねじ込む
ことによって、プロテクター8が自動車パネル10に固
定させられる。次に、モール3に先付けしたクリップ9
の係合片91とプロテクター8のクリップ部83とをそ
の弾性作用を利用して係合させることによって、自動車
パネル10に対するモール3の保持、いわゆる固定が完
了する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】従来のモール保持具に
よると、図10に示されるようにモール3の取り付け方
向(図中、白抜き矢印参照)が制約を受けるため、その
取り付け方向がクリップ部83の突出方向(図中、一点
鎖線L参照)よりやや傾斜している。このため、プロテ
クター8のクリップ部83、及びクリップ9の係合片9
1が撓みにくく、その取付作業性が悪い。また、クリッ
プ9の係合溝92の幅もモール3の大きさにより制約を
うけるため、プロテクター8のクリップ部83との係合
による保持力を大きくとることができず、その保持力が
不足することがある。
【0008】そこで本考案は、前記した問題点を解決す
るためになされたものであり、その目的は取付作業性が
良く、モールを大きな保持力をもって保持することので
きるモール保持具を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本考
案のモール保持具は、一対のフランジ溝をもつ略C字状
断面のモールを自動車パネルに保持するモール保持具で
あって、前記自動車パネルに取り付けられるクリップ
と、前記クリップにスクリューでねじ込まれるリテーナ
とを備え、前記クリップには前記モールの一方のフラン
ジ溝と係合する基準片が設けられ、またリテーナには前
記スクリューのねじ込みによって前記モールの他方のフ
ランジ溝と係合するフランジ固定片が設けられている。
【0010】
【作用】前記手段によるモール保持具は、例えばクリッ
プにリテーナをスクリューで仮付けしてアッシー化させ
ておき、このクリップを自動車パネルに取り付けた後、
そのクリップの基準片にモールの一方のフランジ溝を係
合させた状態で、前記スクリューをねじ込む。すると、
そのねじ込みによってリテーナが移動し、そのリテーナ
のフランジ固定片がモールの他方のフランジ溝に係合す
ることによって、モールが保持される。
【0011】
【実施例】本考案の一実施例を図面にしたがって説明す
る。なおモール3及び自動車パネル10については、従
来例と同一もしくは均等構成と考えられる部分に同一符
号を付すことによって重複する説明は省略する。図1に
モール保持具が斜視図で示されている。モール保持具
は、自動車パネル10に取り付けられるクリップ4と、
前記クリップ4にモール固定用スクリュー7でねじ込ま
れるリテーナ6とからなる。
【0012】クリップ4について述べる。クリップ4の
説明図が図2に示されている。なお図2において、
(a)は正面図、(b)は平面図、(c)は(b)のA
−A線断面図、(d)は(a)のB−B線矢視図であ
る。クリップ4は、合成樹脂製成形品であって、ほぼ山
形ブロック状をなすモール固定部41を主体として形成
され、そのモール固定部41の一側にグロメット部5が
並設されている。このグロメット部5は、モール固定部
41と同一底面をなす基板部51と、その基板部51の
底面に設けられかつ前記自動車パネル10の取付孔13
に挿入されるはかま状の脚片52と、前記基板部51に
両脚片52の間に位置して形成された固定ねじ孔53と
で形成されている。
【0013】モール固定部41の一方の斜面(図2
(a)において左側斜面)はモール取付側斜面42とさ
れ、また他方の斜面はリテーナ取付側斜面43とされて
いる。モール取付側斜面42の頂部には、ほぼ逆L字状
をなす一対の基準片44が突出されている。またモール
取付側斜面42の下部には突出段部45が形成されてい
る。
【0014】リテーナ取付側斜面43には、その中央部
に円形の固定孔46が形成されているとともに、その固
定孔46の両側に一対をなす縦長形のガイド孔47が形
成されている。固定孔46は、図3に断面図で示されて
いるようにモール取付側斜面42にほぼ平行する軸線上
に形成されている。ガイド孔47は、図4に断面図で示
されているようにモール取付側斜面42にほぼ平行する
軸線に沿って形成されているとともに、その固定孔46
側の側壁にはリブ48がその軸線に平行して形成されて
いる。このリブ48の始端はそのガイド孔47のリテー
ナ取付側開口よりやや奥まった位置にあり、その孔の側
壁とで段差を形成している。
【0015】また図1において、リテーナ6は、金属製
プレス成形品であって、中央部に設けられたねじ挿入孔
61と、左右両端より平行に延出されたガイド片62
と、上端よりガイド片62と同方向へ延出されその先端
部がほぼ逆L字状に折曲されたフランジ固定片63とを
有している。
【0016】次に、前記モール保持具によるモール3の
組付手順の一例について述べる。まず、クリップ4にリ
テーナ6をモール固定用スクリュー7で次のようにアッ
シー化させておく。図2(a)に二点鎖線で示されるよ
うにリテーナ6のフランジ固定片63をクリップ4の基
準片44の間よりモール取付側斜面42に当てがうよう
にして、図5(a)に断面図で示されるようにリテーナ
6のガイド片62をクリップ4のガイド孔47に差込む
とともに、モール固定用スクリュー7をリテーナ6のね
じ挿入孔61を通してクリップ4の固定孔46にねじ付
け、ガイド片62の先端をガイド孔47のリブ48の段
差に当てた状態とする。これによって、クリップ4にリ
テーナ6ががたつくことなくかつ脱落することなくアッ
シー化される。
【0017】前記リテーナ6をアッシー化したクリップ
4のグロメット部5の脚片52を自動車パネル10の取
付孔13に挿入させ、その固定ねじ孔53に取付用スク
リュー50をねじ込む。この状態が図6(a)に側面図
で示されている。この取付用スクリュー50のねじ込み
により、両脚片52が押し開かれることによって、クリ
ップ4が自動車パネル10に固定される。なお、このと
きクリップ4のモール固定部41は自動車パネル10の
縦壁11に当接する。
【0018】次に、モール3を図6(a)に二点鎖線で
示されるようにモール固定部41のモール取付側斜面4
2の上に載せるとともに、そのモール3の一方(図示右
方)のフランジ溝30にモール固定部41の基準片44
の先端部を差込んで係合させる。なおこの時、基準片4
4の先端とモール固定部41の先端との間の間隔W
1は、モール3の開口幅Wm より小さくなっている。
【0019】次に、モール固定用スクリュー7をクリッ
プ4の固定孔46にねじ込む。すると、リテーナ6のフ
ランジ固定片63がモール固定部41のモール取付側斜
面42に沿って基準片44から離れる方向へ移動すると
ともに、ガイド片62の先端がガイド孔47にリブ48
の段差を乗り越えるように拡開して進入する。これに伴
い、図6(b)の側面図に示されるようにリテーナ6の
フランジ固定片63の先端部がモール3の他方のフラン
ジ溝30に係合し、これによってモール3が保持され
る。このとき前記基準片44の先端とモール固定部41
の先端との間の間隔W1 は、間隔W2 まで大きくなる。
またモール3のフランジ31は、モール固定部41の突
出段部45にあたって位置決めされる。
【0020】なお自動車パネル10にモール固定部41
を固定させるには、実施例のグロメット部5に代えて、
図7(a)に斜視図で示されるように自動車パネル10
に接着可能な熱硬化性テープ100をモール固定部41
に設けることが考えられる。このとき、熱硬化性テープ
100は、図に示されるようにモール固定部41の底面
にその底面よりも大きな面積のテープ取付用基板101
を設けて、そのテープ100の接着面を大きくするとよ
い。
【0021】また、図7(b)に斜視図で示されるよう
に自動車パネル10の取付孔13に弾性を利用して係合
する弾性係合片111をもつ取付用クリップ110をモ
ール固定部41に設けることも考えられる。
【0022】
【考案の効果】本考案のモール保持具によれば、スクリ
ューのねじ込みという簡単な作業によって、モールを大
きな保持力をもって確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】モール保持具を示す斜視図である。
【図2】クリップの説明図である。
【図3】図2(d)のC−C線断面図である。
【図4】図2(d)のD−D線断面図である。
【図5】クリップとリテーナとの組付関係を示す説明図
である。
【図6】モールの組付手順を示す説明図である。
【図7】クリップの変更例を示す説明図である。
【図8】自動車の後部外観を示す斜視図である。
【図9】従来例のモール保持具の組付状態を示す断面図
である。
【図10】従来例のモール保持具を示す断面図である。
【図11】プロテクターの斜視図である。
【符号の説明】
3 モール 4 クリップ 6 リテーナ 7 スクリュー 10 自動車パネル 30 フランジ溝 44 基準片 63 フランジ固定片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−244812(JP,A) 実開 昭56−12109(JP,U) 実開 平3−40112(JP,U) 実開 昭57−88651(JP,U) 実開 平3−13248(JP,U) 実開 平4−109210(JP,U) 実開 平4−35911(JP,U) 実開 平4−22609(JP,U) 実開 平4−13812(JP,U) 実開 平3−45314(JP,U) 実開 平3−59509(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16B 19/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のフランジ溝をもつ略C字状断面の
    モールを自動車パネルに保持するモール保持具であっ
    て、前記自動車パネルに取り付けられるクリップと、前
    記クリップにスクリューでねじ込まれるリテーナとを備
    え、前記クリップには前記モールの一方のフランジ溝と
    係合する基準片が設けられ、またリテーナには前記スク
    リューのねじ込みによって前記モールの他方のフランジ
    溝と係合するフランジ固定片が設けられたモール保持
    具。
JP1992078485U 1992-10-16 1992-10-16 モール保持具 Expired - Lifetime JP2578383Y2 (ja)

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JPH0635625U JPH0635625U (ja) 1994-05-13
JP2578383Y2 true JP2578383Y2 (ja) 1998-08-13

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