JPH068925Y2 - 屈曲モール - Google Patents

屈曲モール

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JPH068925Y2
JPH068925Y2 JP1986190319U JP19031986U JPH068925Y2 JP H068925 Y2 JPH068925 Y2 JP H068925Y2 JP 1986190319 U JP1986190319 U JP 1986190319U JP 19031986 U JP19031986 U JP 19031986U JP H068925 Y2 JPH068925 Y2 JP H068925Y2
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JP
Japan
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shaft portion
mounting surface
clip
molding
vehicle body
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JP1986190319U
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English (en)
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JPS6394309U (ja
Inventor
康博 岡部
卓二 永田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は自動車のサイドモール等に関し、詳しくは屈曲
形状のモールの構造に関する。
[従来の技術] 従来より、自動車のサイドモールは、モール裏面側に設
けられたクリップにより車体に装着されている。このモ
ール用のクリップとしては例えば第5図に示すようなも
のが知られている。このクリップはサイドモールに固定
される座部100と、座部100より突出し車体の取付
穴に挿入される軸部101と、軸部101に設けられ軸
部101とともに取付穴に嵌入されて取付穴に係止する
弾性変形自在な一対の係合部102とから構成されてい
る。そして取付穴に嵌入する際には、係合部102は軸
部101と係合部102との間の間隙を狭める方向に弾
性変形し、第7図に示すように係合部102の先端部外
表面が取付穴200周縁部に圧接した状態で取付けが完
了する。
[考案が解決しようとする課題] 近年意匠性、高級感等を付与するために、自動車のサイ
ドモールには幅が広い大型形状のものが用いられてい
る。これらの大型のサイドモールにおいては、車体の側
面の形状に沿うように、サイドモールの取付表面は中間
部で曲折した形状、あるいは曲面形状となる場合が多
い。そしてこのようなサイドモールを車体に取付けるに
は、サイドモール表面形状に沿うような治具を用い、一
方向に押圧することでクリップを取付穴に嵌入してい
た。
ところで従来より用いられているクリップにおいては、
軸部101は座部100より垂直に突出した形状であ
る。このようなクリップを用いて上記した屈曲形状のサ
イドモールを車体に取付けようとすると、第6図に示す
ようにクリップの軸方向とサイドモールの押圧方向とが
角度θだけズレることとなり、一対の係合部102に均
等な力が加わらず一方のみに過大な力が作用するため
に、取付穴200への挿入作業性が悪くなるという不具
合が生じていた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
容易にかつ強固に装着できる屈曲モールとすることを目
的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案の屈曲モールは、第1取付表面と、第1取付表面
に対して所定角度傾斜した第2取付表面とをもち、第1
取付表面から突出する第1クリップ及び第2取付表面か
ら突出する第2クリップがそれぞれ車体に設けられた取
付穴に嵌入され車体の屈曲表面に沿って装着されるモー
ルであって、 第1クリップは第1取付表面に対して垂直に突出する第
1軸部と第1軸部に設けられ第1軸部に近接する方向及
び遠ざかる方向へ弾性変形可能で車体の取付穴と係合す
る第1係合部とからなり、第2クリップは第2取付表面
に対して垂直に延びる垂直軸部と垂直軸部先端から傾斜
して第1軸部と平行に伸びる傾斜軸部とよりなる略くの
字状の第2軸部と第2軸部に設けられ第2軸部に近接す
る方向及び遠ざかる方向へ弾性変形可能で車体の取付穴
と係合する第2係合部とからなり、第2係合部は第2取
付表面側の端部が垂直軸部に対向して設けられている。
モール本体は屈曲形状をなし、互いに交差する第1取付
表面と第2取付表面とをもつ。そして第1取付表面から
は第1クリップが、第2取付表面からは第2クリップが
突出している。
それぞれのクリップは軸部と係合部とより構成される。
その材質は特に制限されず従来と同様の硬質樹脂等を用
いることができ、モール本体から直接突出するように構
成してもよいし、別部品として形成しモール本体に機械
的に、あるいは接着などで固定してもよい。
第1クリップは従来のモール用クリップと同様の構成と
することができる。一方第2クリップは、垂直軸部と傾
斜軸部とよりなる略くの字状の第2軸部と、第2軸部に
設けられた第2係合部とから構成される。傾斜軸部は第
1クリップの第1軸部と平行であり、これにより屈曲モ
ールであっても押圧方向と各クリップの軸方向とが略平
行となるようにしたものである。
第2係合部は、第2軸部の周方向で全体に均一に弾性変
形することが望ましい。したがって、第2取付表面に対
する角度が鈍角側の第2係合部の長さを鋭角側のそれよ
りも長くし、第2係合部の全端部が垂直軸部に対向する
ように構成する。これにより装着時に取付穴より押圧さ
れて変形する量を同等とすることができる。
ここで第2軸部を傾斜軸部のみから構成した場合には、
車体の取付表面に対して第2軸部が傾斜しているため、
第2係合部のうち第2取付表面に対する角度が鈍角側の
方が第2軸部と干渉する恐れがある。したがって第2軸
部の根元部分を第2取付方面に対して垂直な垂直軸部と
することにより、干渉が防止され、第2係合部の変形量
を均等とすることができ、十分な撓みしろを有するよう
になるので、車体に対する係合力を高くすることができ
る。
[作用] 本考案の屈曲モールでは、屈曲している車体表面に、対
応する第1取付表面と第2取付表面が対向するようにモ
ール本体を配置する。そして全体を第1軸部及び第2軸
部の傾斜軸部の軸方向へ押圧する。すると第1係合部及
び第2係合部がそれぞれ第1軸部及び第2軸部に近接す
る方向へ弾性変形しながら取付穴に嵌入され、第1係合
部及び第2係合部が取付穴と係止されてモール本体は車
体に装着される。このとき第2係合部は先端が垂直軸部
の位置にあるので、変形時に傾斜軸部と干渉することな
く、十分な撓みしろをもって変形する。
[考案の効果] したがって本考案の屈曲モールによれば、それぞれのク
リップの軸部の軸方向がその押圧方向と略平行となる。
したがって挿入作業が容易となり、かつクリップに無理
な力が作用っするような不具合が防止される。さらにそ
れぞれの係合部は十分な撓みしろをもって変形できるの
で。車体との高い係合力が得られ、取付後の強度を高く
することができる。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。
第3図及び第4図に示すモール本体4は長尺状であり、
幅方向の中央部で折れ曲った断面略くの字形状をなして
いる。即ちこのモール本体4は第1取付表面41と第2
取付表面42とを有し、第1取付表面41と第2取付表
面42とは鈍角的に交差している。そして第1取付表面
41には、第1クリップ5が長手方向に間隔を隔てて複
数個設けられている。また第2取付表面42には、第2
クリップ1が長手方向に間隔を隔てて複数個設けられて
いる。なお各クリップのモール本体4への固定方法は、
モール本体4裏面に接着等により固定された保持部材4
3内に、各クリップの座部が嵌合して固定されている。
第1クリップ5は、第5図に示す従来のクリップと同様
の構成であるので、第5図に基づいて説明する。この第
1クリップ5はポリアミド樹脂から形成され、第1座部
100と、第1座部100より垂直に突出する第1軸部
101と、第1軸部101の両側に伸び中央部が膨出し
て弾性変形可能で左右対称な一対の第1係合部102と
から構成されている。
一方第2クリップ1は、第1図及び第2図に示すよう
に、ポリアミド樹脂より射出成形により形成され、第2
座部10と、第2座部10より突出する第2軸部2と、
第2軸部2の両側に伸び中央部が膨出した左右不対称な
一対の第2係合部3とより構成される。第2軸部2は座
部10に対して垂直な垂直軸部21と、垂直軸部21よ
り伸び、垂直軸部21に対して所定角度傾いた傾斜軸部
22とより成る。
第2座部10には2個のモール係合突部11が設けられ
ている。
第2係合部3は、傾斜軸部22の先端より第2座部10
側へ伸び、垂直軸部21の両側で垂直軸部21との間に
所定の間隙をなすように構成されている。すなわち傾斜
軸部22と第2取付表面42とがなす角度が鈍角側の一
方の第2係合部3aが、他方の第2係合部3bより長く
構成されている。
この第2クリップ1と第1クリップ5とは、第3図に示
すように屈曲モール4に取付けられる。このとき第1軸
部101と第2軸部2の傾斜軸部22とは、互いに平行
となるように構成される。
上記のように構成された屈曲モールを車体6に装着する
には、モール本体4表面を治具で覆い、その治具を第1
取付表面41に対して垂直方向に、即ち第1クリップ5
の第1軸部101の軸方向と同じ方向(矢印A方向)へ
押圧する。すると第1係合部102は取付穴61の内周
表面から第1軸部101に近接する方向へ押圧され、均
等に弾性変形しながら嵌入される。
一方第2クリップ1は、傾斜軸部22の軸方向と押圧方
向(矢印A方向)とが平行となるので、第2係合部3は
取付穴61の内周表面から押圧され無理な力が作用する
ことなく、第2軸部2に近接する方向へほぼ均等に弾性
変形して容易に嵌入される。また傾斜軸部22は曲折し
て垂直軸部21となり、かつ第2係合部3の端部は垂直
軸部21に対向する位置にあるので、嵌入時に第2係合
部3の端部が傾斜軸部22と干渉するのが防止されてい
る。したがって第2係合部3は十分な撓みしろを有し、
強力な弾性力で取付穴61内周面と係合して装着が終了
する。
即ち本実施例の屈曲モールによれば、車体への装着作業
性に優れ、かつ高い装着強度が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本考案の一実施例の屈曲モールに用い
られた第2クリップに係わる図であり第1図はその斜視
図、第2図はその縦断面図である。第3図は本考案の一
実施例の屈曲モールの裏面側斜視図である。第4図は本
考案の一実施例の屈曲モールの取付構造を示す断面図で
ある。第5図〜第7図は従来の屈曲モールに係わる図で
あり、第5図は従来用いられているクリップの斜視図、
第6図は従来の屈曲モールの取付構造の断面図、第7図
は第6図の要部拡大断面図である。 1…第2クリップ、2…第2軸部 3…第2係合部、4…モール本体 5…第1クリップ、6…車体 10…第2座部、11…モール係合突部 21…垂直軸部、22…傾斜軸部 41…第1取付表面、42…第2取付表面 43…保持部材、61…取付穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1取付表面と、該第1取付表面に対して
    所定角度傾斜した第2取付表面とをもち、該第1取付表
    面から突出する第1クリップ及び該第2取付表面から突
    出する第2クリップがそれぞれ車体に設けられた取付穴
    に嵌入され該車体の屈曲表面に沿って装着されるモール
    であって、 前記第1クリップは前記第1取付表面に対して垂直に突
    出する第1軸部と該第1軸部に設けられ該第1軸部に近
    接する方向及び遠ざかる方向へ弾性変形可能で前記車体
    の取付穴と係合する第1係合部とからなり、前記第2ク
    リップは前記第2取付表面に対して垂直に延びる垂直軸
    部と該垂直軸部先端から傾斜して該第1軸部と平行に伸
    びる傾斜軸部とよりなる略くの字状の第2軸部と該第2
    軸部に設けられ該第2軸部に近接する方向及び遠ざかる
    方向へ弾性変形可能で前記車体の取付穴と係合する第2
    係合部とからなり、該第2係合部は該第2取付表面側の
    端部が該垂直軸部に対向して設けられている屈曲モー
    ル。
JP1986190319U 1986-12-10 1986-12-10 屈曲モール Expired - Lifetime JPH068925Y2 (ja)

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JPS6394309U JPS6394309U (ja) 1988-06-17
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JPS58100870U (ja) * 1981-12-29 1983-07-08 豊田合成株式会社 合成樹脂製取付け部品の取付け構造

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JPS6394309U (ja) 1988-06-17

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