JPH0520886Y2 - - Google Patents

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JPH0520886Y2
JPH0520886Y2 JP5586188U JP5586188U JPH0520886Y2 JP H0520886 Y2 JPH0520886 Y2 JP H0520886Y2 JP 5586188 U JP5586188 U JP 5586188U JP 5586188 U JP5586188 U JP 5586188U JP H0520886 Y2 JPH0520886 Y2 JP H0520886Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は板材等を重ね合せて固定する止具であ
つて止着が容易であり、しかも板材等の固定が確
実で、外観も良好であるようにした止具に関する
ものである。
(従来技術) 従来、パネルあるいはダンボール等の板材を重
ね合せて固定する場合や自動車のボンネツトにダ
クトを取付ける場合等において種々の止具が用い
られていた。特に組付け作業を容易になす意図か
ら第5図で示されるような樹脂製のクリツプが用
いられることが多かつた。この第5図で示される
クリツプハは、挿入脚部11の一方に鍔12が、
他方の側に、この鍔12に向けて斜めに突き出さ
れた係合片13が設けられており、該係合片13
が前記の脚部11の側に撓み状に弾性変形される
形状とされている。そして、係合片13の自由端
部には板ロの穴縁に弾発状に係当する面14が形
成されるように該部が肉厚状とされている。
そこで、重ね合せた板イ,ロの取付け穴イ′,
ロ′を揃えて、この穴イ′,ロ′にクリツプハの脚
部11を挿入することにより、該脚部11の係合
片13が内方に撓みこまれ、穴イ′を通過した時
点で外方に弾み出し前記の面14が穴ロ′の穴縁
に係当されて板イ,ロが重ね合せ状態で固定され
る。
次いで第6図と第7図とで示される止具は雄具
ニと、雌具ホの2部品で構成され、雌具ホは筒部
15と、この筒部15に連通している穴を有する
鍔部16とからなつており、筒部15には、その
筒縁から鍔部16に向けて割溝17,17が設け
られていると共に該筒縁の内側には鍔部16の側
に向けて傾斜し、鍔部16の側に係当段部18a
を有する係合鍔18が周回状に設けてある。又、
雄具ニは前記雌具ホの筒部15内に収まる脚部1
9と、この脚部19を有する鍔部20とからなつ
ており、脚部19には、順次鍔部20の側を太径
とし、自由端側を細径として該鍔部20の側に係
合段部19a…19aを多段状に設けてある。そ
して、段ボール等の板イ,ロに設けた取付け穴
イ′,ロ′の一方の側から雌具ホの筒部15を挿入
すると共に該穴イ′,ロ′の反対の側から、この挿
入された雌具ホの筒部15に雄具ニの脚部19を
挿入することにより、雄具ニの係合段部19aが
雌具ホの係合鍔18の段部18aに係止されて板
イ,ロが重ね合せ状で固定される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら前記の第5図で示されるクリツプ
は板ロの側に脚部11が突き出されたまゝの状態
とされていることから見栄えが悪く、特に自動車
のボンネツトにダクトを取付けた場合、このダク
ト取付け側に前記の脚部11が露出してしまう不
都合があつた。又、この種のクリツプでは板イ,
ロの取付け穴イ′,ロ′に対する引抜き方向に向け
た係止力が充分であるにも拘らず板イ,ロが相互
に擦れ合う方向に向けた荷重を充分に支えきれな
い不都合があつた。
又、前記の第6図並びに第7図で示される止具
では、雄具の脚部19が雌具の筒部15内に収め
られることから叙上の第5図で示されるクリツプ
におけるような見映えの悪さや、擦れ方向に向け
た耐荷重の見劣りが無い特長を有しているも
のゝ、板イ,ロを重ね合せて取付け穴イ′,ロ′が
連通するように位置決めをし、この状態で板イ,
ロの両面から雌雄の止具を同時に前記の取付け穴
イ′,ロ′に挿入する必要があつた。このため、板
イ,ロが重量物であつたり、幅広で取付け穴イ′,
ロ′まで手が届き難いような場合に、板イ,ロの
取付け固定に多くの人手を要する不都合があつ
た。又、この止具では、雌雄の止具の鍔16及び
20の面で板イ,ロを単に挟持していることから
係合段部19aを狭い間隔で多段状に設けてない
と板イ,ロの締込み状の合着には不向きとされ
る。更に、雌雄の止具の鍔16及び20の面が板
イ,ロの面に密着する構成とされていることから
雨水が鍔及び板の構成する密着面に添つて毛細管
現象により内部に浸透する不都合があつた。
本考案は、かゝる従来のクリツプあるいは止具
における不都合を解消し、取扱い操作が容易でし
かも重ね合された板相互が確実に固定されると共
に、取付け部の外観が良好な止具の提供を目的と
している。
(課題を解決するための手段) 本考案に係る止具は板と板相互、あるいはパネ
ル等の板状物に他の物品を取付けるために用いら
れるものであつて、椀状をなす頭部1の内側の略
中央部に脚桿2を一体に備えてなる雄具Aと、板
状の頭部3の略中央部に前記雄具Aの脚桿2を嵌
め入れるための筒体4が一体に設けられてなる雄
具Bとよりなる。そして、この止具を構成する前
記雄具Aの脚桿2の外周面には周回凸条5が設け
られ、前記雌具Bの筒体4の内周面には前記雄具
Aの凸条5に係合する凹溝6又は凸条6′が設け
られ、且つ該筒体4の自由端4aの外周面には係
止爪7が突設され、しかも該筒体4の自由端4a
から頭部3に向けて縦割溝8が設けられて、雌雄
の止具が構成されている。
(作用) 上記の構成とされた止具は、先ず合着される二
枚の板体C,Dに略筒体4の外径に等しく開けら
れた穴Eに対し雌具Bにおける筒体4を、その自
由端4aの側から挿入することにより、雌具Bの
筒体4が縦割溝8により内方に撓みこみ、係止爪
7が外周面に突設されているにも拘らず前記の穴
Eの内壁に圧接されてながら該、穴Eへ容易に挿
入される。
そして自由端4a及び係止爪7が穴Eから突出
されることに伴つて筒体4の撓みは元に復し頭部
3と係止爪7とにより板体C,Dが仮止め状態と
される。
次いで、穴Eに対し前記と逆の側から雄具Aに
おける脚桿2を、その自由端2aの側から前記雌
具Bの筒体4内へ押入れることにより、該脚桿2
の凸条5が筒体4の凹溝6又は凸条6′と係合さ
れ、板体D面より突出していた筒体4の自由端4
a及び係止爪7が雄具Aの頭部1の椀状部内に収
められた状態で、該雄具Aと雌具Bとで板体C,
Dが挟持固定される。そして、該板体C,Dの挾
持固定に際して該雄具Aにおける頭部1の椀状部
周縁が板体Dの面に圧接されて該板体Dの面を弾
性的に支承する。
(実施例) 以下本考案に係る止具の典型的な実施例を図面
に従つて説明する。A,Bは対をなす雄具と雌具
であり、雄具Aは椀状をなす頭部1の内側の略中
央部に脚桿2が一体に設けられており、この脚桿
2の外周面には脚桿2を一周する略半円形断面の
周回凸条5が頭部1との間に所定間隔をおいて設
けられている。又脚桿2には自由端2aから軸線
方向に肉逃がし用の穴2bが設けられて、自由端
2aは外周面側を面取りされている。又、前記頭
部1の周縁部1aが立上り縁状とされ頭部1に深
さのある椀状凹部がもたらされる形状とされてい
る。
又、雌具Bは稍凹面状とされた板状頭部3の内
面の略中央部に前記雄具Aの脚桿2の外径と略同
一の内径を有する筒体4が一体に設けられ、この
筒体4の内周面には前記頭部3と所定間隔をおい
て前記雄具Aの凸条5に係合する形状の凹溝6が
設けられている。この凹溝6の位置は、この止具
により挾着される板体C,D等の厚さにより決定
されるものであり、前記雄具Aの凸条5と係合し
た状態で雄具A、雌具Bの相対向している各頭部
1,3の周縁が板体C及びDの面と圧接する位置
に設けられている。
又、筒体4は自由端4aの側から頭部3の側に
向けて縦割溝8,8が軸線を挾んで対向して設け
られており、この割溝8,8によつて分割された
両部分の自由端4a,4aの外周面には係止爪7
が夫々の外方に膨れ出すように設けられ、且つ筒
体4の自由端4aから該係止爪7にかけての外周
面が該自由端4aの側へ先細りとなる連続傾斜面
とされ板体C,Dの穴Eへ挿入し易くされている
と共に、該係止爪7の前記頭部1の側に係当段部
7aが設けられている。
又、前記筒体4の内面に凹溝6を設けず、この
凹溝6位置より筒体4の自由端4aの側に偏つた
位置に凸条6′を設け該凸条6′を前記雄具Aの凸
条5に係合させる場合もある。
更に凸条5と凹溝6、又は凸条5と凸条6′は
夫々脚桿2ないしは筒体4に多段状に設けられて
も良く、図示例のように一個であつても良い。
(効果) 上記のように構成された止具では雌具Bの筒体
4が縦割溝8,8によつて分割されていることか
ら、その分割された筒体4の部分が内方に撓みこ
まれることにより合着固定される板体C及びDの
穴Eに挿通された筒体4の係止爪7が該穴Eを抜
けた時点で外方に再度弾性的に復帰し、この外方
に撓み出された係止爪7と前記雌具Bの頭部3と
の間に板体C及びDを仮止めすることができる。
このようにして仮止めされた雌具Bに前記の雄具
Aの脚桿2を単に挿入することのみにより両者が
係合され、目的とする板体C及びDを固定するこ
とができるので作業性が良好とされる。又、板体
C及びDの両面から同時に雌雄の止具を挿入する
ことが困難な状況の場合にもこれに容易に対応
し、使用可能とされる。
又、雄具Aの頭部1が椀状をなし、立上り縁状
の周縁部1aを有していることから板体C及びD
の面より突き出している雌具Bの筒体4の自由端
4aと係止爪7との部分が前記の雄具Aの椀状を
なす頭部1の凹部内に収まるので外観が良好とさ
れる。更に、該頭部1の椀状をなす周縁部1aの
立上り縁が板体C及びDの面に弾性的に密着し、
これらの板体C及びDを弾性的に支承すると共に
頭部1が板体C及びDの面に水密性をもつて止着
される。又、この頭部1と板体C及びDとの間に
は椀状部による空間が残されることから毛細管現
象による液水の浸潤が防止される。
又、板体C及びDに取付けられた雌具Bは、雄
具Aを引き抜かない限り穴Eから抜け出すことが
無い。従つて、雌具Bが止着される板体C及びD
の下側に位置するように取付けることにより、板
体C及びDに激しい振動が継続的に付加されても
雌雄をなす止具が離脱する虞れは全くないことゝ
なる。
更に、止着されていた板体C及びDを分離する
必要のある場合には、雄具Aの椀状をなす頭部1
内にドライバーを挿入して該雄具Aを雌具Bから
浮上らせて分離する。この雄具Aの取り外しによ
つても板体C及びDが落下することなく雌具Bが
板体C及びDをそのまゝ保持していることから、
雄具Aの取り外しを容易になし得る特長を有して
いる。
又、雄具Aの脚桿2が雌具Bの筒体4内に収ま
つており、板体C及びDの穴Eの内部を該脚桿2
と筒体4とで満たすようにしていることから板体
C及びDに生ずるスラスト方向の荷重にも強い特
長を有している。
叙上の点から、一般的な板体の合着固定の他特
に自動車のボンネツトフードへの空気取入口の部
品取付等に最適とされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る止具の実施例を示す斜視
図、第2図は使用方法を示す断面図、第3図は係
合状態の同断面図、第4図は他の実施例を係合状
態で示す同断面図、第5図は従来例を示す断面
図、第6図は更に他の従来例である一部切欠き斜
視図、第7図は同取付け状態の断面図である。 A……雄具、B……雌具、C,D……板体、E
……穴、1……頭部、2……脚桿、3……頭部、
4……筒体、5……凸条、6……凹溝、6′……
凸条、7……係止爪、8……割溝、11……脚
部、12……鍔、13……係合片、14……面、
15……筒部、16……鍔部、17……割溝、1
8……係合鍔、19……脚部、20……鍔部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 椀状をなす頭部の内側略中央部に脚桿を一体に
    設けてなる雄具と、板状頭部の略中央部に前記雄
    具の脚桿が嵌入される筒体を一体に設けてなる雌
    具とよりなり、 前記雄具の脚桿の外周面には周回凸条が設けら
    れ、前記雌具の筒体の内周面には前記雄具の凸条
    に係合する凹溝又は凸条が設けられ、且つ該筒体
    の自由端外周面には係止爪が突設されていると共
    に該筒体の自由端から頭部に向けて縦割溝が設け
    られていることを特徴とする止具。
JP5586188U 1988-04-27 1988-04-27 Expired - Lifetime JPH0520886Y2 (ja)

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JP6723467B2 (ja) * 2017-09-19 2020-07-15 三菱電機株式会社 かご室の鏡取付構造及び鏡取付方法

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