JPH0712682U - 締付バンド - Google Patents

締付バンド

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JPH0712682U
JPH0712682U JP4640293U JP4640293U JPH0712682U JP H0712682 U JPH0712682 U JP H0712682U JP 4640293 U JP4640293 U JP 4640293U JP 4640293 U JP4640293 U JP 4640293U JP H0712682 U JPH0712682 U JP H0712682U
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JP
Japan
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buckle
belt member
tightening
hose
fixed
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Withdrawn
Application number
JP4640293U
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English (en)
Inventor
隆明 青木
Original Assignee
株式会社アンクラフト
株式会社大洋発條製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじを用いることなく、ホース等を容易に締
付け固定することができ、しかも、一度締付けた後の増
締めを容易に行うことができ、再使用が可能な締付バン
ドを提供する。 【構成】 ベルト部材2の一端部2aに固定されたバッ
クル3を介してベルト部材2の開口端2a,2bを重ね
合わせ、バックル3のスプリング5a,5bをベルト部
材2に設けたラチェット6a,6bに係合させることに
より、ホース等を容易、かつ、確実に締付け固定するこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のラジエターホースや燃料ホース、ガスや水道ホース、空調 機器のダクト、等速ジョイント用ブーツ類を締付け固定するための締付バンドに 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のホースバンドにおいては、円環状のホースベルトをねじ締めす ることにより、ベルト径を小さくしてホースを締付けるものが一般に用いられて いた。ところが、このような従来のホースバンドでは、ねじを用いているためコ スト高となるばかりか、締付け作業に手間と時間がかかり、また、一部のベルト が重なっているため、円周面に関して段差が生じて真円度を出しにくい。そこで 、このような問題を解消するものとして、特開昭64−26089号公報に示さ れているように、円環状で一部が開口し、その一方の開口端を他方の端部に対し て重ね合わせるようにしたベルト部材を用いた締付けバンドがある。このベルト 部材には、その内側に位置させる重ね合わせ部に複数のフックが設けられ、外側 に位置させる重ね合わせ部に前記フックが嵌合される複数の開口部が設けられて おり、締付け用に外側に位置させる重ね合わせ部に変形可能な耳部が形成されて いる。このような締付バンドでは、ねじ締めすることなく、フックと開口部との 係合位置を移動させることにより、ベルト部材の内径を変えることができ、耳部 を変形させることにより、ホース等を締付け固定することができる。
【0003】 また、本出願人は、ベルト部材の両端の突き合わせ部間に跨って馬蹄形状をし た締付用のテンション付与部材を設け、これをカシメることにより締付けるバン ドを提案している(実開昭3−92582号)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような締付バンドでは、ホース等を一度締付けた後で締 付け強度を変更したい場合、ある程度の変更は耳部の変形又はテンション付与部 材のカシメ量を変えることにより行うことができるが、それ以上に変更したい場 合は、耳部の変形を元に戻して、フックと開口部との係合位置を移動させたりし なければならず面倒である。また、一度、耳部を変形させ、又はテンション付与 部材をカシメると、それらの復元力が弱くなるので、締付け強度を変更して再度 使用するには適しておらず、多くの場合は一回きりの使用となる。しかも、上記 公報に示されるものは、ベルト部材と耳部とが一体に形成されているため、締直 しをするには、ベルト部材全体を新しいものと交換しなければならずコスト高と なる。 本考案は、上述した問題点を解決するもので、ねじを用いることなく、ホース 等を容易に締付け固定することができ、しかも、一度締付けた後の増締めを容易 に行うことができ、しかも、再使用が可能な締付バンドを提供することを目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案は、ホース等の被締付部材を締付ける締付バ ンドであって、円環状で一部が開口すると共に、その一端部にラチェット部を有 するベルト部材と、そのベルト部材の他端部に固定され、前記ラチェット部と係 合するためのスプリングを有するバックルとから成り、前記バックルを介して前 記ベルト部材の開口端を重ね合わせ、前記バックルのスプリングを前記ラチェッ ト部に係合させることにより、締付け固定するものである。
【0006】
【作用】
上記の構成によれば、ベルト部材の一端部に固定されたバックルを介してベル ト部材の開口端を重ね合わせ、バックルのスプリングをラチェット部に係合させ ることにより、ベルト部材の内径を調節し、ホース等を確実に締付け固定するこ とができる。しかも、バックルのスプリングをラチェット部に係合させたまま、 増締めすることができ、また、スプリングのラチェット部への係合を解除するこ とにより、締付けを解除することができる。ラチェット部をベルト部材の上面、 両側面などに必要に応じて複数箇所設け、かつ、それらに対応してバックルにス プリングを設けることで、これら複数箇所での係合を図ることができるので、締 付けを確実なものとすることができる。また、ベルト部材の両端結合を、バック ルによるラチェット結合としているので、ホース等の途中にバンドをはめ込むこ とも容易である。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例について図面を参照して説明する。図1は 締付けバンドの全体斜視図、図2はその要部分解斜視図、図3は要部側面図であ る。締付けバンド1は、円環状で一部が開口するベルト部材2と、そのベルト部 材2の一端部2aに固定されるバックル3とから成り、それぞれ金属もしくは金 属に樹脂被膜を施した材料で構成されている。ベルト部材2において、その一端 部2aにはバックル固定部4が設けられ、バックル3が固定されたときに締付け バンド1の内径面がほぼ同一円周面上に位置するように打出し成形されている。 このバックル固定部4の平面には、バックル3を前後方向に固定するための穴4 aが設けられており、また、固定部4の四隅には、バックル3を上下方向に固定 するための爪部4bが形成されている。
【0008】 ベルト部材2の他端部2bの上面及び両側面には、バックル3の上面及び両側 面に形成されたスプリング5a,5bと係合するラチェット6a,6bが形成さ れている。さらに、ベルト部材2の一端部2aの上面でバックル固定部4の後方 、及び、ベルト部材2の他端部2bの上面でラチェット6a,6bの後方にはそ れぞれ、締付けバンド1の締付け作業が容易に行われるように把手となるフック 8a,8bが設けられている。
【0009】 バックル3は1枚の金属板を折曲して成形されており、金属板の両端部を突き 合わせることにより、ベルト部材2を挿通させる挿通孔7をその断面がロ字形に 形成されると共に、ベルト部材2のバックル固定部4の穴4aとに嵌め合わせる 凸部3aが形成されている。また、バックル3において、その凸部3aをベルト 部材2の穴4aに嵌合させた状態でベルト部材2の爪部4bに対応する位置には 、切欠き部3bが形成されており、この切欠き部3bに爪部4bが係合すること で、バックル3がバックル固定部4に確実に固定される。さらに、バックル3の 上面には、締付け用のフック9が設けられている。
【0010】 上記構成において、バックル3の挿通孔7にベルト部材2の一端部2aを挿通 させ、ベルト部材2の穴4aにバックル3の凸部3aを嵌合させると共に、ベル ト部材2の爪部4bとバックル3の切欠き部3bとを係合させることにより、ベ ルト部材2のバックル固定部4にバックル3を前後及び上下方向において固定す ることができる。そして、ベルト部材2の一端部2aに固定されたバックル3の 挿通孔7にベルト部材2の他端部2bを挿通させ、両開口端2a,2bを重ね合 わせることにより締付け作業が行われる。なお、ベルト部材2の他端部2bの径 は、一端部2aの径に対して該部材の板厚分だけ大きくなるように打出し成形さ れており、両開口端2a,2bを重ね合わせても、締付けバンド1の内径面がほ ぼ同一円周(真円)面上に位置するようになっている。
【0011】 締付けバンド1は、ベルト部材2のラチェット6a,6bとバックル3のスプ リング5a,5bとの係合位置により、その内径が変化する。この締付けバンド 1の締付け作業において、ベルト部材2の両開口端2a,2bを重ね合わせ、バ ックル3の挿通孔7にベルト部材2の端部2bを挿通させると、スプリング5a ,5bが、ラチェット6a,6bとそれぞれ係合され、これにより、締付けバン ド1の内径が大きくなる方向にはストッパー機能が働き、ホース等を締付け固定 することができる。なお、この締付け作業時には、何等の特別の治具を用いるこ となく締付バンド1が締まる方向にフック8a,8b間又はフック9,8b間に 力を加えることにより、両開口端2a,2bの重ね合わせ量を増やし、増締めす ることができる。また、内側へ折り込んだスプリング5a,5bを治具などを用 いて外側へ広げてスプリング5a,5bとラチェット6a,6bとの係合を外し てやることにより、締付けバンド1の締付けを解除することができる。
【0012】 上記のように3箇所のラチェット6a,6b,6bでもってベルト部材2の締 付けがなされるので、締付けは確実に行われる。また、バックル3のスプリング 5bがラチェット6bに係合することで、スプリング5bの反作用力がバックル 3に働き、板部材を折曲げ形成したバックル3は拡がろうとするが、穴4aに凸 部3aが嵌合しているので、バックル3の板部材が拡がることは防止される。
【0013】 図4は他の実施例による締付けバンドの全体斜視図である。この例では、前述 した実施例でのバックル3の凸部3aとバックル固定部4の穴4aに代えて、バ ックル3には、その底面前後方向に突出した耳片3cを、ベルト部材2のバック ル固定部4には、上記耳片3cが嵌合されるプレスによる打出し凹部4cを設け ており、この打出し凹部4cに耳片3cを嵌合させることにより、バックル3を 前後方向に固定すると共に、バックル3の開き防止を図っている。
【0014】 なお、本考案は上記実施例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範 囲において種々の変形が可能である。例えば、本実施例においては、バックル3 のベルト部材2への固定は、ベルト部材2に設けられた穴4aにバックル3の凸 部3aを嵌合させ、爪部4bと切欠き部3bとを係合させることにより行われる が、これらに代えて溶接によって行ってもよい。また、バックル3のスプリング 5a,5bは、締付け作業前にはラチェット6a,6bと係合し得る姿勢になく 、所定の締付け位置にてスプリング5a,5bを内側へ折り込むことにより、ラ チェット6a,6bと係合するものであってもよい。さらには、締付け用のフッ ク8aは省略することが可能で、その場合は、フック9とフック8bを用いて締 付ければよい。
【0015】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、ベルト部材の一端部に固定されたバックルを介 してベルト部材の開口端を重ね合わせ、バックルのスプリングをベルト部材のラ チェット部に係合させることにより、ベルト部材の内径を調節し、ホース等を確 実、かつ、容易に締付け固定することができる。しかも、この締付け作業を行う ために特別な治具を必要としない。また、ラチェット部を複数箇所設けることが 可能で、これにより確実な締付けを行うことができる。
【0016】 さらには、締付け強度を増加させる場合、バックルのスプリングをラチェット 部に係合させたまま、締まる方向に力を加えることにより容易に行うことができ 、しかも、締付け状態を変更し、または、締め直しをしても、締付バンドの締付 け強度が弱まってしまうようなことがないので再使用が可能となり、ベルト部材 の一部または全部を交換したりする必要がなくコスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による締付けバンドの全体斜
視図である。
【図2】(a)は本実施例による締付けバンドの要部分
解斜視図、(b)はバックルの裏側斜視図である。
【図3】本実施例による締付けバンドの要部側面図であ
る。
【図4】他の実施例による締付けバンドの全体斜視図で
ある。
【符号の説明】
2 ベルト部材 2a ベルト部材の一端部 2a ベルト部材の他端部 3 バックル 5a,5b スプリング 6a,6b ラチェット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース等の被締付部材を締付ける締付バ
    ンドであって、 円環状で一部が開口すると共に、その一端部にラチェッ
    ト部を有するベルト部材と、 そのベルト部材の他端部に固定され、前記ラチェット部
    と係合するためのスプリングを有するバックルとから成
    り、 前記バックルを介して前記ベルト部材の開口端を重ね合
    わせ、前記バックルのスプリングを前記ラチェット部に
    係合させることにより、締付け固定することを特徴とす
    る締付バンド。
JP4640293U 1993-08-02 1993-08-02 締付バンド Withdrawn JPH0712682U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4640293U JPH0712682U (ja) 1993-08-02 1993-08-02 締付バンド

Applications Claiming Priority (1)

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JP4640293U JPH0712682U (ja) 1993-08-02 1993-08-02 締付バンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0712682U true JPH0712682U (ja) 1995-03-03

Family

ID=12746168

Family Applications (1)

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JP4640293U Withdrawn JPH0712682U (ja) 1993-08-02 1993-08-02 締付バンド

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JP (1) JPH0712682U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53158004U (ja) * 1977-05-18 1978-12-11
WO2007119979A1 (en) * 2006-04-13 2007-10-25 Jeong Hyun Seo Binding tool
JP2013534995A (ja) * 2010-06-23 2013-09-09 エタブリスマン カジョー 締付固定具
KR101633590B1 (ko) * 2015-10-28 2016-07-08 장태돈 덕트 결속용 클립밴드

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JP2013534995A (ja) * 2010-06-23 2013-09-09 エタブリスマン カジョー 締付固定具
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19971106