JPH1152710A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH1152710A
JPH1152710A JP9220715A JP22071597A JPH1152710A JP H1152710 A JPH1152710 A JP H1152710A JP 9220715 A JP9220715 A JP 9220715A JP 22071597 A JP22071597 A JP 22071597A JP H1152710 A JPH1152710 A JP H1152710A
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roller
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正英 木下
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哲也 小林
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益朗 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤(トナー)劣化や現像剤担持体へのト
ナー融着及び現像剤担持体の損傷を招くことなく、トナ
ー供給性を維持しつつ、安定、且つ十分なトナー剥ぎ取
りを確実に行うことにより、安定して均一で良好な画像
を得られる現像装置を提供する。 【解決手段】 現像装置4は、一成分現像剤を収容する
現像容器14と、現像容器の開口部に延在する回動する
現像剤担持体5と、現像剤担持体5上への現像剤の供給
及び剥ぎ取りを行なうトナー供給剥ぎ取りローラ6と、
を有する。トナー供給剥ぎ取りローラ6は、回転軸22
と回転軸周囲に設けられた発泡弾性体21とを有し、発
泡弾性体21の外周面は周方向に凹凸形状をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等とされる電子写真画像形成装置の現像装置に関するも
のであり、特に一成分現像剤を使用した現像装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の現像装置は、現像剤(トナー)
を担持した現像剤担持体としての現像スリーブを回転す
ることによって、現像スリーブに対向して配置された像
担持体としての感光ドラム対向部へとトナーを搬送し、
感光ドラム上の静電潜像に対し現像を行うものである。
【0003】画像の解像力、鮮明度などの向上が求めら
れている現在、この現像スリーブ上へのトナーの薄層形
成が重要であり、トナー薄層形成方法及びその装置に関
する開発は必須となっており、これに対していくつかの
方策が提案されている。
【0004】例えば特開昭54−43038号公報に示
されるように、現像スリーブ上にゴム又は金属製等の弾
性ブレードを当接させ、この弾性ブレードと現像スリー
ブとの当接部の間をトナーを通過させて規制することに
より、現像スリーブ上にトナーの薄層を形成し、且つ当
接部で十分なトリボを付与させるものである。
【0005】この場合、上記の弾性ブレードにより非磁
性トナーを規制するときは、現像スリーブ上にトナーを
供給するトナー供給部材が別途必要となる。これは磁性
トナーの場合には、現像スリーブ内に設けられた磁石の
磁力により現像スリーブ上にトナーを供給することがで
きるが、非磁性トナーの場合には磁力によるトナー供給
が行われないためである。
【0006】そこで、現像スリーブへのトナーの供給を
行うために、従来からソリッドゴム材、ブラシ材、発泡
ゴム材等を用いたローラ部材を現像スリーブに当接させ
る提案が数多くなされている。
【0007】このローラ部材の機能として、前述した現
像スリーブへのトナーの供給は無論必要であるが、それ
とともに、感光ドラムへ現像されなかった現像スリーブ
上の未現像トナーの剥ぎ取り機能が要求される。これが
不十分になると、現像容器内において、未現像トナーと
新たに供給されたトナーとが現像スリーブ上で混在する
ことになり、次に弾性ブレード規制部を通過し感光ドラ
ム対向部に送られた際に、これらのトナーで現像性の違
いが生じるといった、所謂「ゴースト画像」の発生を招
くこととなり、好ましくない。
【0008】従って、ローラ部材としては、トナー供給
機能とトナー剥ぎ取り機能の両者が要求される。
【0009】先ず、1つ目のトナー供給機能に着目する
と、前述した各種ローラのうちソリッドゴム材は、表面
が平滑であるために十分なトナー搬送性が得られ難く、
現像スリーブへの供給の点で不十分である。ブラシ材
は、トナー供給能は優れているが、ブラシ繊維の抜けや
切断及び倒れ等の問題があり、好ましくない。これに対
し、発泡ゴム材は、表面に形成された発泡孔により、ト
ナー搬送性がソリッドゴム材に比べ大幅に向上し、現像
スリーブへのトナー供給ローラとしては好適であり、広
範に用いられている。
【0010】次に、2つ目のトナー剥ぎ取り機能に着目
すると、発泡弾性体ローラを被当接部材に当接させてト
ナーを力学的に掻き取る方法や、特開平2−19197
4号公報に開示されているように、発泡弾性体ローラに
バイアスを印加し、被当接部材から静電気的な力でトナ
ーを掻き取る方法が知られている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年更
なる高画質化が望まれ、そのために現像装置に用いるト
ナーとしては、その粒径を更に小さくしていく必要があ
るが、このトナーは通常粒径のトナーに比べて掻き取ら
れにくい傾向がある。
【0012】従って、前述したゴースト画像の発生を防
止するために、更に掻き取り性能を向上させる必要があ
る。そこで、トナー供給に十分な性能を有する発泡弾性
ローラを用い、現像スリーブへの侵入量を増やす、当接
幅(以下、「ニップ幅」という。)を増やす、回転数を
増やす等の手法により、機械的な力を更に加える方法が
考えられる。
【0013】しかし、これらの手法では、トナー及び現
像スリーブへのストレスが増加してしまい、トナー劣化
による帯電不良や現像スリーブへのトナー融着、固化、
又、現像スリーブ表面の損傷、更には発泡弾性体自体の
損傷といった問題を招いてしまう。
【0014】又、上述したような静電気的な力を利用す
る場合は、発泡弾性ローラを導電化しなければならず、
導電物の添加により発泡弾性体としての必要な物性が疎
外されやすい。また、バイアス電源などが必要となり、
構成が複雑で且つ高コストとなってしまう。
【0015】従って、本発明の目的は、現像剤(トナ
ー)劣化や現像剤担持体へのトナー融着及び現像剤担持
体の損傷を招くことなく、トナー供給性を維持しつつ、
安定、且つ十分なトナー剥ぎ取りを確実に行うことによ
り、安定して均一で良好な画像を得られる現像装置を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば、本発明は、一成
分現像剤を収容する現像容器と、該現像容器の開口部に
延在する回動する現像剤担持体と、該現像剤担持体上へ
の現像剤の供給及び剥ぎ取りを行なうトナー供給剥ぎ取
りローラと、を有する現像装置において、前記トナー供
給剥ぎ取りローラは、回転軸と該回転軸周囲に設けられ
た発泡弾性体とを有し、前記発泡弾性体の外周面が周方
向に凹凸形状をなすことを特徴とする現像装置である。
【0017】本発明の一実施態様によると、前記トナー
供給剥ぎ取りローラは、前記現像剤担持体に所定ニップ
幅wにて接して用いられ、前記発泡弾性体のセル径を
a、凸部外周面の長さをb、凸部外周面の周方向中心点
から隣接凸部外周面の周方向中心点までの周方向の距離
をd、凹部の外周面から凸部の外周面までの半径方向の
距離をc、凸部の根元部分の周方向の長さをeとする
と、 a≦b≦e<d≦w、a≦c の関係式を満たす。更に好ましくは、前記凸部外周面の
周方向中心点から隣接凸部外周面の周方向中心点までの
周方向の距離d、前記凹部の外周面から凸部の外周面ま
での半径方向の距離cとの関係が、 c≦d とされる。
【0018】本発明の他の実施態様によると、前記発泡
弾性体の凸部1個当たりの半径方向断面積をS1、凹部
1個当たりの半径方向断面積をS2とするとき、 S1≦S2 とされる。
【0019】本発明の他の実施態様によると、前記発泡
弾性体の凸部外周面の長さをb、凸部外周面の周方向中
心点から隣接凸部外周面の周方向中心点までの周方向の
距離をd、凸部の根元部分の周方向の長さをc、凹部の
谷部分の周方向の長さをfとするとき、 2b+c−f≦d とされる。
【0020】本発明の他の実施態様によると、前記発泡
弾性体の前記凸部の断面形状は、上底よりも下底が大き
い台形であり、前記凸部の前記現像剤担持体に先に当接
する角部の角度∠aと、後から当接する角部の角度∠b
が、∠a≦∠b、 ただし、90°≦∠bの関係を満た
す。
【0021】本発明の他の実施態様によると、前記発泡
弾性体の前記凸部の断面形状は、上底よりも下底が大き
い台形であり、前記凸部の断面の大きさが、前記ローラ
の周方向に周期的に変化する。好ましくは、前記断面の
大きさが周期的に変化する凸部は、相対的に高さが高い
凸部と低い凸部とが交互に繰り返される。
【0022】本発明の更に他の実施態様によると、前記
発泡弾性体の前記凸部の断面形状は、上底よりも下底が
大きい台形であり、前記ローラの端部から中央部方向に
見て、前記凸部をローラの軸線に対しローラの回転方向
と逆側に45°以下の角度で傾斜する。好ましくは、前
記凸部の傾斜角度は、前記ローラの端部で45°で中央
部で0°である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置を図
面に則して更に詳しく説明する。
【0024】実施例1 図1〜図4を参照して本発明の現像装置の一実施例を説
明する。図1には、本発明を具現化した現像装置を適用
した画像形成装置の一実施例を示す。又、図2には、本
実施例の現像装置を拡大して示す。
【0025】図1において、潜像担持体としての感光ド
ラム1は、矢印A方向に回転し、帯電装置2によって一
様に帯電され、露光手段であるレーザー光3により、そ
の表面に静電潜像が形成される。
【0026】この静電潜像は、感光ドラム1に対して近
接配置され、プロセスカートリッジとして画像形成装置
に対して着脱可能な現像装置4によって現像され、トナ
ー像として可視化される。なお、本実施例では、露光部
にトナー像を形成する反転現像を採用している。
【0027】感光ドラム1上の可視化されたトナー像
は、転写ローラ9によって記録媒体である紙13に転写
され、一方、転写されずに感光ドラム1上に残存した転
写残トナーは、クリーニング装置11のクリーニングブ
レード10により掻き取られ、廃トナー容器11aに収
納される。クリーニングされた感光ドラム1は、画像形
成に供され、上述作用を繰り返して画像形成を行なう。
【0028】一方、トナー像を転写された紙13は、定
着装置12に搬送されてトナー像が定着され、装置外に
排紙され、プリント動作が終了する。
【0029】次に、図2を参照して、現像装置4につい
て更に説明する。
【0030】図2において、現像装置4は、一成分現像
剤として非磁性トナー8を収容した現像容器14と、現
像容器14内の長手方向に延在する開口部に位置し感光
ドラム1と対向設置された現像剤担持体としての現像ス
リーブ5とを備え、感光ドラム1上の静電潜像を現像し
て可視化する。
【0031】上記現像装置4において、現像スリーブ5
は、上記開口部にて図に示す右略半周面を現像容器14
内に突入し、左略半周面を現像容器14外に露出して横
設されている。この現像容器14外へ露出した面は、現
像装置4の図中左方に位置する感光ドラム1にわずかな
微小間隔を有して対向している。現像スリーブ5は矢印
B方向に回転駆動され、その表面は、トナー8との摺擦
確率を高くし、かつ、トナー8の搬送を良好に行なうた
めの適度な凹凸を有している。この凸部粗面形成のため
にアランダム砥粒やガラスビーズによるブラスト処理を
行なったり、凹部形成に、例えば金属酸化物の粒子、グ
ラファイト、カーボン等の導電性粒子と、この粒子を結
着するためのフェノール樹脂とを用いると好適である。
【0032】また、現像スリーブ5の上方位置には、弾
性ブレード7が、押え板金15に支持され自由端側の先
端近傍を現像スリーブ5の外周面に面接触にて当接され
るよう設けられており、当接方向としては、当接部に対
して先端側が現像スリーブ5の回転方向上流側に位置す
る、所謂、カウンター方向になっている。
【0033】弾性ブレード7は、バネ弾性を有するSU
Sまたはリン青銅の金属薄板17上に弾性体16として
ウレタン、シリコーン等のゴム材料や各種エラストマー
を射出成型して設けたものであり、本実施例において
は、特に負極性トナーに対する帯電付与性に優れ且つ適
度な弾性を有するポリアミドエラストマーを用いた。
【0034】現像スリーブ5への現像剤(トナー)8の
供給及び剥ぎ取りを行なうトナー供給剥ぎ取りローラ、
即ち、弾性ローラ6は、弾性ブレード7の現像スリーブ
5表面との当接部に対し現像スリーブ5の回転方向上流
側に当接され、且つ回転可能に支持されている。この弾
性ローラ6に関しては後に詳述する。
【0035】以上のような現像装置4において、現像動
作時に、現像容器14内のトナー8は、撹拌部材18の
矢印C方向の回転に伴い、弾性ローラ6方向に送られ
る。
【0036】さらにトナー8は弾性ローラ6が矢印D方
向に回転することにより、現像スリーブ5近傍に運ば
れ、現像スリーブ5と弾性ローラ6との当接部におい
て、弾性ローラ6上に担持されたトナー8が、現像スリ
ーブ5と摺擦されることによって摩擦帯電をうけ、現像
スリーブ5上に付着する。
【0037】その後、現像スリーブ5の矢印B方向の回
転に伴い、弾性ブレード7の圧接下に送られ、ここで適
正なトリボ(摩擦帯電量)をうけるとともに現像スリー
ブ5上に薄層形成された後感光ドラム1との対向部であ
る現像部へ搬送される。
【0038】現像部において消費されなかった未現像ト
ナーは、現像スリーブ5の回転とともに現像スリーブ5
の下部より回収される。この回収部分にはシール部材1
9が設けられ、未現像トナーの現像容器14への通過を
許容するとともに、現像容器14内のトナーが現像スリ
ーブ5の下部から漏出するのを防止する。
【0039】この回収された現像スリーブ5上の未現像
トナーは、弾性ローラ6と現像スリーブ5との当接部に
おいて、現像スリーブ5表面から剥ぎ取られる。この剥
ぎ取られたトナーの大部分は、弾性ローラ6の回転に伴
い搬送され現像容器14内のトナー8と混ざりあい、ト
ナーの帯電電荷が分散される。同時に弾性ローラ6の回
転により現像スリーブ5上に新たなトナーが供給され、
前述の作用を繰り返す。
【0040】上記現像部において、感光ドラム1上の潜
像は、現像スリーブ5と感光ドラム1の両者間に電源2
0によって直流電圧を重畳した交流電圧(現像ACバイ
アス)が印加されることにより、トナー像として現像さ
れる。
【0041】次に、本実施例の現像装置4における各構
成要素の具体例について以下に述べる。
【0042】現像スリーブ5は、直径16mmのアルミ
ニウム製スリーブ表面にガラスビーズ(#600)によ
る定形ブラスト処理を施し、表面粗さRzが約3μmと
したものを用い、感光ドラム1との間隙を300μmに
なるように対向し、感光ドラム1の周速50mm/sに
対して若干早めた周速80mm/sで回転させた。
【0043】トナー8は、非磁性一成分現像剤であり、
平均粒径8μmのものを用いた。
【0044】弾性ブレード7は、バネ弾性を有する厚さ
0.1mmのリン青銅製の金属薄板17上に厚さ1mm
となるように弾性体16としてポリアミドエラストマー
を接着もしくは成型したものを用いた。
【0045】次に、トナー供給剥ぎ取りローラとしての
弾性ローラ6に関して詳述する。
【0046】弾性ローラ6は、図3に示すように、回転
軸である芯金22上にポリウレタンフォームやシリコン
などの発泡体21をローラ形状となるように接着し、外
表面周方向に凹凸を設けた構成とされる。
【0047】凹凸を設ける手段としては、(1)第一に
は、金型内面に凹凸を設けその形状に倣うように発泡さ
せる、(2)第二には、凹凸形状を設けた切断用の型に
発泡体を押し出して外周面を凹凸形状にする、(3)第
三には、ニクロム線等を熱した熱線を用い表面を凹凸に
する等の方法がある。このうち、第三の方法は、熱線で
カットした際に、当然発泡体表面に熱を加えることにな
るためセル壁が溶解し、局所的な硬度アップを招く。こ
れにより、現像スリーブ5に当接した際に、トナーに対
しダメージを与えやすくなるために好ましくない。又、
第二の方法は、細かい凹凸を設けるのが困難であるの
と、表面凹凸形成時に内部のセル壁を切断しやすい等の
不都合がある。従って、凹凸を設ける手段としては、上
記第一の方法が好ましく、本実施例においても、この方
法を用いた。
【0048】発泡体のセル数に関しては、1インチ当た
りのセル数が50〜200個程度がトナー供給の点で好
ましく、本実施例においては75個であるポリウレタン
フォームを用いた。
【0049】この弾性ローラ6の表面には、図4に示す
ように、周方向に凹凸が形成される。図4は、光学顕微
鏡等で弾性ローラ6の断面の凹凸部分を観察したもので
あり、図中斜線部がセル壁を示す。実際の凹凸は、図4
に示したようにセル壁が部分的に切れているため、その
形状を定義するのは困難であるが、図4において凸部2
1A及び凹部21Bの外周を概略なぞった点線部分23
によって凹凸形状を定義することとする。
【0050】本発明によれば、弾性ローラ6には、要は
周方向に凹凸が連続して設けられていれば良い。ただ、
凸部21は、当然剥ぎ取りに寄与させるためには現像ス
リーブ5との当接ニップ内に少なくとも一つ存在させる
必要がある。
【0051】本実施例においては、具体的には外径15
mmの弾性ローラ6を用い、現像スリーブ5に対して当
接ニップ幅が5mmとなるように現像装置内に装着し
た。そして凹凸部の長さ、即ち、凹凸ピッチ(図4中の
「a」)を2mmとし、当接ニップ部内に2から3個の
凸部が存在するようにしている。又、凸部高さは0.8
mmとした。
【0052】本発明者らは、この凹凸を設けた効果を調
べるために上記弾性ローラ6を装着した現像装置を用い
て実験を行った。
【0053】弾性ローラ6は、現像スリーブ5と同一方
向に60mm/sで、不図示の駆動手段により回転駆動
させ、3000枚のプリント動作を行った。この際、現
像動作時に電源20から現像スリーブ5に印加する現像
バイアスとして周波数2000Hz、ピーク・ピーク間
電圧2000Vの交流電圧に−400Vの直流電圧を重
畳させ、感光ドラム1上の潜像の表面電位を非露光部−
600V、露光部−150Vとし、露光部に反転現像を
行った。
【0054】同時に比較例として、凹凸形状のない円柱
状の弾性ローラで外径15.0mmのものを現像装置内
に装着し、比較例1として現像スリーブ5とのニップ幅
5mm、比較例2としてニップ幅7mmとなるようにし
て、他の条件を同じにして、画像形成動作を行った。結
果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】本実施例の弾性ローラ6は、ゴースト画像
(あるパターンで現像した際に、トナーが消費された部
分と未消費部分のそれぞれの次の現像スリーブ5の1周
での現像濃度に差が生じる現象)、耐久後半のトナー劣
化によるカブリ、及び濃度に関して、すべて良好な結果
を示した。
【0057】これに対し、比較例1は、耐久後半のトナ
ー劣化によるカブリに関しては良好であったが、トナー
剥ぎ取り性が不十分なためゴースト画像が悪いレベルで
あった。又、比較例2は、ニップ幅が広いことから、剥
ぎ取り性が改善されゴースト画像が良好であったが、今
度は、トナーへのストレスが高すぎたために耐久後半の
トナー劣化によるカブリが発生してしまい、好ましくな
かった。
【0058】つまり、本実施例のように凹凸形状を規定
することで、従来の円筒状の発泡体からなる弾性ローラ
に比べ、ローラ表面に立体的なセル骨格が形成され、こ
の凸部がある程度の自由度をもって被当接部材に当接す
ることで、当接時における接触頻度を増す。言い換える
と、本実施例の構成とすることでセル同士の外周方向の
連続性の絶たれた凸部の発泡セルは柔軟性に富んでいる
ことから被当接部材への接触頻度を増すことができる。
【0059】又、凸部において掻き取ったトナーをセル
内部のみならず凹部においても保持し搬送できる。ま
た、この凸部がローラの回転に伴い現像スリーブ5との
当接ニップを抜け出す際に弾性的に振動し、現像スリー
ブ5上のトナーを掃くかの如き動きをし、剥ぎ取り性の
向上が得られる。
【0060】その結果、トナーや現像スリーブ5に過大
なストレスを与えることなく、トナー搬送性を維持しつ
つ、安定、且つ十分なトナー掻き取り性能が得られる。
【0061】本実施例において、現像装置は、画像形成
装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジを構成する
ものと説明したが、画像形成装置本体内に固定され、ト
ナーのみを補給するような構成の現像装置として用いて
もよく、更には、現像装置と感光ドラム、クリーニング
ブレード、廃トナー収容容器、帯電装置を一体で形成
し、画像形成装置本体に対し着脱可能なプロセスカート
リッジとして用いても良い。
【0062】以上説明したように、本発明の現像装置
は、現像スリーブのような現像剤担持体上へのトナーの
供給及び剥ぎ取りを行うトナー供給剥ぎ取りローラを、
回転軸と該回転軸周囲に設けられた発泡弾性体とを有す
る構成とし、前記発泡弾性体の外周面が周方向に凹凸形
状を設けたことにより、従来の円筒状の発泡体からなる
トナー供給剥ぎ取りローラに比べ、ローラ表面に立体的
なセル骨格が形成され、この凸部がある程度の自由度を
もって現像剤担持体に当接することで、当接時における
接触頻度を増す。つまり、この構成とすることでセル同
士の外周方向の連続性の絶たれた凸部の発泡セルは、柔
軟性に富んでいることから現像剤担持体への接触頻度を
増すことができる。そして凸部において掻き取ったトナ
ーをセル内部のみならず凹部においても保持し搬送でき
ることから、剥ぎ取りトナーの搬送性をも向上できる。
又この凸部がローラの回転に伴い現像剤担持体との当接
ニップを抜け出す際に弾性的に振動し、現像剤担持体上
のトナーを掃くかの如き動きをし、剥ぎ取り性の向上が
得られる。
【0063】その結果、トナーや現像剤担持体に大きな
ストレスを与えることなく、トナー供給性を維持しつ
つ、安定、且つ十分なトナーの剥ぎ取りを行うことが可
能となり、ゴースト、カブリのない画像を安定して得る
ことができる現像装置を供給できる。
【0064】実施例2 図5を参照して、本発明の現像装置に使用される弾性ロ
ーラ6の一実施例について説明する。本実施例において
も弾性ローラ6は、実施例1にて図3及び図4を参照し
て説明したように、回転軸である芯金22上にポリウレ
タンフォームやシリコン等の発泡体21をローラ形状に
なるように接着し、外表面周方向に凹凸が形成される。
本実施例においては発泡体材料として1インチ当たりの
セル数が75個のポリウレタンフォームを用いた。
【0065】この弾性ローラ6の凹凸部分の長さに関し
てここで述べる。弾性ローラ6の断面の凹凸部分の拡大
図は、先に図4に示し説明した通りである。つまり、図
4は光学顕微鏡等で観察したものであり、図中斜線部が
セル壁を示している。実際の凹凸は図4に示したように
セル壁が部分的に切れているため、その長さ関係を定義
するのは困難であるが、図4の点線部分23で示したよ
うに、凹凸の外周を概略なぞることで凹凸の形状を定
め、その長さ関係を図5に記したように定義する。
【0066】図5において、bは凸部21A外周面の幅
で、cは凹部21Bの外周面から凸部21Aの外周面ま
での半径方向の距離つまり凸部高さを示し、dは凸部2
1A外周面の周方向中心点から隣接凸部21A外周面の
周方向中心点までの周方向の距離、即ち、ピッチを示
し、eは凸部の根元部分の周方向の長さを示す。また、
この他に定義する発泡体のセル径については、図4で示
した断面中に存在する各セルの径を少なくとも10個以
上測定し、これらを平均したものをセル径aとした。
【0067】本発明者らは、この凹凸の最適形状を見出
すために各種の形状の弾性ローラ6を試作し実験を行な
った。
【0068】まず、凸部21Aの最小の大きさに関して
は、発泡体のセルの大きさに関係があることが判明し
た。つまり、凸部21Aの外周面の長さbを少なくとも
セル径aより長くし、かつ凹部21Bの外周面から凸部
21Aの外周面までの半径方向の距離cすなわち凸部2
1Aの高さをも少なくともセル径aより長くすることが
必要である。これによって凸部表面と側面に少なくとも
セル壁を一つ以上形成せしめ、更に凸部表面もしくは側
面でセル開口を1つ以上形成せしめ、凸部の安定形成及
び凸部内(表面及び側面)でのトナーの剥ぎ取り性及び
搬送性を良好にすることが可能となる。一方、凸部外周
面の長さbと凸部の高さcをセル径aよりそれぞれ短い
ものを試作したところ、凸部がない場所がところどころ
できてしまい、凸部の安定形成が困難になり好ましくな
かった。
【0069】更に、凸部21Aの根元部分の周方向の長
さeについても少なくともセル径aより長くし、凸部外
周面の長さb以上とする。これにより凸部21Aの根元
部分の安定化を図ることが可能となる。
【0070】このようにして凸部21Aとして必要な最
小の大きさが定まったが、凸部21Aの最大値に関して
は、現像スリーブ5との当接ニップ幅との関係で定まる
ことが判明した。つまり、凹凸形状の効果を出すために
は、当接ニップ部内に少なくとも一つ以上の凸部21A
と凹部21Bが必要である。これによって弾性ローラ6
と同方向に回転する現像スリーブ5表面上の任意の点は
回転に伴いニップ部内を通過する際に凸部21Aからの
剥ぎ取りを必ず受けることが可能となる。
【0071】従って、凸部外周面の周方向中心点から隣
接凸部外周面の周方向中心点までの周方向の距離dすな
わちピッチをニップ幅w以下とし、凸部21Aと凹部2
1Bが弾性ローラ6の被当接部材とのニップ幅w内に必
ず存在するようにすることで凸部での剥ぎ取り及び凹部
でのトナー搬送を確実に行なえるようにすることが重要
である。
【0072】以上の結果をまとめると、a≦b≦e<d
≦w、a≦cの条件を満たすことで、凸部の安定化を図
り、被当接部材への確実な当接を行なうことが可能とな
る。
【0073】この結果から凹凸の各長さの上下限が定ま
ったことになる。
【0074】但し、凸部高さcに関しては上限が定まっ
ていない。そこで本発明者らはその上限を調べるために
試作検討を行なったところ、凸部高さcの上限はピッチ
dに応じて定められることが判明した。
【0075】具体的には、c≦dとすることで凹凸を設
けた効果が発揮され、良好なトナーの剥ぎ取り性及び搬
送性が達成できることが判明した。この理由としては、
c>dの場合において、ある凸部が当接状態で倒れた際
に隣接する凸部にぶつかる場合があるためと考えられ
る。この状態が起こると、隣接した凸部の現像スリーブ
5に対する当接が不安定になり摺擦確率が減ってしまっ
たり、且つ凹部が凸部が倒れた際に覆われることになり
凹部のトナー搬送性を犠牲にする場合がある。従って、
これらの不都合を防止するために、c≦dとすることが
好ましい。
【0076】本発明者らは上記条件であるa≦b≦e<
d≦w、a≦c≦dを満たす弾性ローラ5として以下の
値のものを試作した。
【0077】すなわち、a=0.3mm、b=0.5m
m、c=0.5mm、d=1.5mm、e=0.8mm
で、芯金径5.0mm、外径15.0mmのものを試作
した。
【0078】そして、この弾性ローラ6の効果を調べる
ために、この弾性ローラ6を、現像スリーブ5に対して
当接ニップ幅5mmになるように現像装置内に装着し
た。そして現像スリーブ5と同一方向に60mm/sで
不図示の駆動手段により回転駆動させ、3000枚のプ
リント動作を行なった。この際現像動作時に電源20か
ら現像スリーブ5に印加する現像バイアスとして周波数
2000HZ、ピーク・ピーク間電圧2000Vの交流
電圧に−400Vの直流電圧を重畳させ、感光ドラム1
上の潜像の表面電位を非露光部−600V、露光部−1
50Vとし露光部に反転現像を行なった。
【0079】同時に比較例として、凹凸形状のない円柱
状の弾性ローラで外径15.0mmのものを現像装置内
に装着し、比較例3として現像スリーブ5とのニップ幅
5mm、比較例4としてニップ幅7mmとなるようにし
て、他の条件を上記と同じにして、画像形成動作を行な
った。その結果を下記の表2に説明する。
【0080】
【表2】
【0081】本実施例の弾性ローラ6は、ゴースト画像
(あるパターンで現像した際に、トナーが消費された部
分と未消費部分のそれぞれの次の現像スリーブ5の1周
での現像濃度に差が生じる現象)、耐久後半のトナー劣
化によるカブリ、および濃度に関してすべて良好な結果
を示した。
【0082】これに対し、比較例3は耐久後半のトナー
劣化によるカブリに関しては良好であったが、トナーの
剥ぎ取り性が不十分なためゴースト画像が悪いレベルで
あった。また比較例4はニップ幅が広いことから、剥ぎ
取り性が改善されゴースト画像は良好であったが今度
は、トナーへのストレスが高過ぎたために耐久後半のト
ナー劣化によるカブリが発生してしまい好ましくなかっ
た。
【0083】つまり、本実施例のトナー搬送ローラは上
記のように凹凸形状を規定することで、ローラ表面に立
体的なセル骨格が形成され、この凸部がある程度の自由
度をもって被当接部材に当接することにより、従来の円
筒状の発泡体からなるトナー搬送ローラに比べ、当接時
における接触頻度を増す。言い換えると、この構成とす
ることで、セル同士の外周方向の連続性の絶たれた凸部
の発泡セルは、柔軟性が増すことから被当接部材への接
触頻度を増すことができる。
【0084】その結果、トナーや現像スリーブ5に過大
なストレスを与えることなく、良好なトナー搬送性を維
持しつつ、安定し且つ十分なトナー剥ぎ取り性能が得ら
れる。
【0085】つまり、本実施例の弾性ローラは、発泡弾
性体の周面に周方向に凹部と凸部とを有し、表面にトナ
ーを担持する部材に所定ニップ幅wにて接して用いら
れ、前記発泡弾性体のセル径をa、凸部外周面の長さを
b、凸部外周面の周方向中心点から隣接凸部外周面の周
方向中心点までの周方向の距離をd、凹部の外周面から
凸部の外周面までの半径方向の距離をc、凸部の根元部
分の周方向の長さをeとすると、 a≦b≦e<d≦w、a≦c の関係式を満たす構成とされ、それによって、静電的な
力を利用せず、トナー劣化及び現像剤担持体の劣化や損
傷を招くことなく、トナー搬送性を維持しつつ、安定か
つ十分なトナー剥ぎ取り性能を得ることができる。
【0086】実施例3 本実施例にて、本発明の現像装置4における各構成要素
の具体的構成は次のようにされた。
【0087】現像スリーブ5は、直径16mmのアルミ
ニウム製スリーブ表面にカーボンを分散させたフェノー
ル樹脂を厚さ約10μmで塗覆し、表面粗さRaが約
0.9μmとしたものを用い、感光ドラム1との間隙が
300μmになるように対向し、感光ドラムの周速11
7mm/sに対して若干早めた周速199mm/sで回
転させた。
【0088】トナー8は、非磁性一成分現像剤であり、
平均粒径6μmのものを用いた。
【0089】弾性ブレード7は、バネ弾性を有する厚さ
0.1mmのリン青銅製の金属薄板17上に厚さ1mm
となるように弾性体16としてポリアミドエラストマー
を成型したものを用いた。
【0090】次に、本発明の現像装置に使用したトナー
供給剥ぎ取りローラ、即ち、弾性ローラ6について詳述
する。
【0091】本実施例において、弾性ローラ6は、図3
に示すように、直径5mmの金属製の芯金22の周囲に
最外径が17mmとなるようにフォームローラ21を囲
繞したものでである。フォームローラ21はその表面に
多数の凸部21A及び凹部21Bを均一な分布で有して
いる。この凸部21A及び凹部21Bはいずれも芯金2
2と平行に、且つ交互に形成されている。
【0092】弾性ローラ6は、被当接部材でもある現像
スリーブ5に対して当接させ、更に現像スリーブ5と同
一方向に不図示の駆動手段により周速158mm/sで
回転駆動させた。
【0093】フォームローラ21は連続発泡性のポリウ
レタンフォームから形成されており、セルサイズの均一
性及び耐変形性からエステル系のポリウレタンが好まし
い。フォームローラ21は、上記のように、その表面に
多数の凸部21A及び凹部21Bを均一な分布で有し、
凸部21A及び凹部21Bはフォーム部長手全域に亙り
いずれも芯金22と平行に、且つ交互に形成されてい
る。
【0094】ここで、フォームローラ21の凹凸形状に
ついて詳しく述べる。
【0095】先ず、凹凸形状の測定は、図6に示すよう
に、フォームローラ21の半径方向断面を光学顕微鏡等
で観察し写真等に写し取り、凹凸部の稜線に沿って概略
線23を描くことにより行なった。
【0096】また、凸部21A及び凹部21Bの断面積
についても同様な手法により求め、図7に示すように、
凸部断面積S1は凸部稜線23aと、隣接する凹部にお
いて最も径が小さくなる場所(以下「内径部」という)
同士を結んだ補助線23bとで囲まれた部分の面積であ
り、凹部断面積S2は凹部を形成する凸部稜線23a
と、隣接する凸部の頂点(以下「外径部」という)同士
を結んだ補助線23cとで囲まれた部分の面積とした。
【0097】図8に本実施例における弾性ローラ6の外
周面部の部分断面図を示し、図9にその拡大図を示す。
【0098】図8に示すように弾性ローラ6は、外径部
径がr1 =17.0mm、内径部径がr2 =16.4m
mである。また、図9に示される凸部断面積S1と凹部
断面積S2は図示の如く略同面積であり、それぞれS1
=0.158mm2 、S2=0.162mm2 である。
【0099】この実施例の弾性ローラ6を図2に示す現
像装置に搭載し、図1に示す画像形成装置にて5000
枚のプリント動作を行なったが画像上何ら不具合も無
く、また5000枚プリント動作終了後における弾性ロ
ーラ6の変形、欠損、破断等の異常も無かった。
【0100】この際、現像動作時には高圧電源20から
現像スリーブ5に印加する現像バイアスとして周波数2
000Hz、ピーク・ピーク間電圧1600Vの交流電
圧に−400Vの直流電圧を重畳させ、感光ドラム1上
の潜像を表面電位を非露光部−600V、露光部−15
0Vとし露光部へ反転現像を行なった。
【0101】ここで、上記本実施例の弾性ローラ6(以
下、「形状A」という。)の比較例として同材質からな
る図10及び図11に示される各弾性ローラを作製し、
本実施例の弾性ローラ6に対する比較検討を行った。
【0102】ちなみに、図10に示される弾性ローラ
(以下、「形状B」という。)の凸部断面積S1は0.
150mm2 、凹部断面積S2は0.092mm2 であ
り、図11に示される弾性ローラ(以下、「形状C」と
いう。)の凸部断面積S1は0.165mm2 、凹部断
面積S2は0.314mm2 である。
【0103】評価方法は、上記弾性ローラを図2に示す
現像装置に搭載し、図1に示す画像形成装置にて、低温
低湿環境下(15℃/10%RH)で5000枚プリン
ト動作を行ない、カブリ、ゴースト画像等を特に観察し
評価した。
【0104】ゴースト画像とは図12に示されるような
画像であり、これは現像工程において現像スリーブ5上
の現像されずに残ったトナーが、発泡弾性体ローラ(弾
性ローラ)6で剥ぎ落とされず、現像パターン(トナー
が消費された部分と未消費部分との痕跡)が次ぎなる現
像スリーブ5の回転で画像上に発生する現象であり、剥
ぎ取り性能が劣ると発生するものである。そして、低温
低湿環境ではトナーが帯電しやすくなるので、その鏡映
力によりトナーは現像スリーブから離れ難くなるためこ
のゴースト画像は顕著となる。
【0105】上記各ローラの評価結果を下記の表3に示
す。
【0106】
【表3】
【0107】上記の如く、形状Aは、画像上問題もな
く、使用後のローラも何ら不具合はなかった。
【0108】形状Bは、初期においては画像上問題はな
かったが、5000枚プリント時にはカブリ、ゴースト
の画像上不具合が発生した。
【0109】更に、使用後ローラを観察してみると一部
の凸部が破断しており、また破断していない凸部部分は
トナーが高密度でつまり硬くなっていた。剥ぎ取られた
トナーが凸部に侵入するとき、凸部から押出されたトナ
ーが続く凹部へスムーズに流出することで、トナーの滞
留を凸部内で招かず、剥ぎ取り性能が維持できるのだ
が、形状Bにおいては初期の剥ぎ取り性能は得られるも
のの、トナーの流出部である凹部断面積S2が凸部断面
積S1に比べて小さいため、凸部内トナーを十分に流出
できず凸部に一部残留してしまう。そして剥ぎ取りが連
続すると残留したトナーが増し、次第に凸部トナーは密
度が高くなってしまうため凸部内トナーの流れは鈍化
し、掻き取り性能が劣ってしまいゴースト画像が発生し
てしまった。またトナーが高密度状態となった凸部は硬
化するため、トナーに与えるストレスが増すのでトナー
劣化を招きトナーの安定帯電が達成できずカブリ画像が
発生してしまった。また硬化した凸部は機械的にもろく
なり、破断してしまった。
【0110】一方、形状Cは、形状Aと同様、画像上問
題もなく、使用後のローラも何等不具合はなかった。こ
れは、形状Bとは逆に凹部が十分な広さであるため、形
状Aと同様、凸部から凹部へのトナー流出がスムーズに
行なわれるので、剥ぎ取り性能が安定して維持できるも
のである。
【0111】以上説明したように、フォームローラ外周
に均一な凹凸分布を有する弾性ローラ6において、凸部
断面積S1と凹部断面積S2とが、S1≦S2なる関係
を満足することにより、安定したトナー剥ぎ取り性能と
トナー搬送性能が得られる。
【0112】実施例4 次に、本発明の現像装置に使用し得る弾性ローラ6の他
の実施例について図13〜図16により説明する。
【0113】図13及び図14は、本実施例の弾性ロー
ラ6の外周面部の部分断面図とその拡大図をそれぞれ示
す。
【0114】本実施例における弾性ローラ6は、凸部2
1Aを外周側に向って小さくなる略台形とし、凸部21
Aを補強し剥ぎ取り性能を向上させるものである。ま
た、S1≦S2なる関係を満足するように凹凸形状を設
計するにあたり形状構成要素の関係式を導くことで設
計、製作を容易にするものである。
【0115】図15に示すように、実施例3と同様、フ
ォームローラ21の半径方向断面を光学顕微鏡等で観察
し写真等に写し取り、凹凸部の稜線に沿って概略線24
を描くことにより凹凸形状の測定を行なった。
【0116】図16には、概略線24に基づく凹凸形状
の各構成要素が示されている。図16において、bは凸
部上底幅、cは凸部下底幅、eは凸部高さ、fは凹部下
底幅、gは凹部上底幅であり、dはピッチで凸部の間隔
周期を示すものである。
【0117】ここで凸部及び凹部を台形と近似したと
き、凸部断面積S1はS1=(1/2)×(b+c)×
e、凹部断面積S2はS2=(1/2)×(f+g)×
eで表される。またピッチdは凸部上底面積bと凹部上
底幅gの和であり、d=b+gとなる。
【0118】実施例3で説明したように剥ぎ取り性能を
安定的に維持するためには、S1≦S2を満たせばよ
く、これはb+c≦f+gの関係となる。ここでd=b
+gの関係から2b+c−f≦dが導かれ、この関係を
満たすときS1≦S2なる関係も満たされ剥ぎ取り性能
の安定維持が得られる。
【0119】本実施例において、b=0.33mm、c
=0.90mm、d=1.34mm、f=0.39m
m、そしてe=0.26mmとし、外径17.0mmの
弾性ローラを試作し、実施例3で説明した現像装置4に
搭載し、5000枚プリントを実施したが画像上の問題
点もなく、且つ使用後ローラにも何等不具合がなかっ
た。
【0120】以上、説明したように、凹凸形状の構成要
素において2b+c−f≦dなる関係を満たすことで安
定した剥ぎ取り性能が得られる。更には凸部と凹部の各
断面積を求めずして形状を決めることが可能であるた
め、形状設計及び製作が容易となる利点がある。
【0121】以上の説明から明らかなように、上記実施
例3、4の弾性ローラによれば、発泡弾性体の外周面に
形成された凹部と凸部とが、凸部1個当たりの半径方向
断面積をS1、凹部1個当たりの半径方向断面積をS2
とするとき、S1≦S2であることにより、静電的な力
を利用せず、トナー劣化及び被当接部材の劣化や損傷を
招くことなく、トナー搬送性を維持しつつ、安定かつ十
分なトナー剥ぎ取り性能を得ることができる。
【0122】また、発泡弾性体の外周面に形成された凹
部と凸部とが、凸部外周面の長さをb、凸部外周面の周
方向中心点から隣接凸部外周面の周方向中心点までの周
方向の距離をd、凸部の根元部分の周方向の長さをc、
凹部の谷部分の周方向の長さをfとするとき、2b+c
−f≦dとすることによっても、上記同様の効果を得る
ことができると共に、形状設計及び製作を容易にするこ
とができる。
【0123】実施例5 図17〜図20に本発明の現像装置に使用し得るトナー
供給剥ぎ取りローラ、即ち、弾性ローラ6の他の実施例
を示す。
【0124】図17は、本発明の一実施例に係る一成分
現像剤の非磁性トナーを使用する現像装置4を備えた画
像形成装置の概略構成図である。
【0125】この画像形成装置の画像形成プロセスを示
せば、まず、静電潜像担持体としての感光ドラム1の表
面が一次帯電器2によって暗部電位VD =−700Vに
一様帯電され、ついでレーザを光源とする露光装置から
の画像情報に基づいたレーザビーム3により画像露光が
なされ、感光ドラム1の表面に明部電位VL =−50V
で静電潜像が形成される。つぎに、この潜像は現像装置
4により非磁性トナーを用いて反転現像され、トナー像
として可視化される。
【0126】感光ドラム1上に形成されたトナー像は、
感光ドラム1に供給された転写材13に転写ローラ9の
作用により転写される。トナー像が転写された転写材1
3は、図示しない定着器に搬送されて、トナー像が永久
像として定着される。感光ドラム1上に残留した転写残
りのトナーは、クリーニング装置11によりクリーニン
グされる。
【0127】本実施例において、現像装置4はトナー室
4Aと現像室4Bとを備える。現像装置4の未使用新品
時、このトナー室4Aと現像室4Bとの間にはシール4
Cが設けられており、使用時にシート4Cが取り除かれ
る。トナー室4A内にはトナー搬送部材が設置され、ま
た一成分現像剤の負極性の非磁性トナーが収容されてい
る。トナー搬送部材は回転することによって、トナー室
4A内の非磁性トナーを撹拌しながら現像室4Bに搬送
する。
【0128】現像室4Aには、感光ドラム1と対面した
開口部に導電性の現像スリーブ5が回転可能に設置さ
れ、感光ドラム1とは反対側の現像スリーブ5の背面側
に、弾性ローラ6が回転可能に設置されている。
【0129】この弾性ローラ6は、B方向に回転する現
像スリーブ5に対して、相対速度を有するようにD方向
に回転して、現像スリーブ5上に残留した現像残りのト
ナーをはぎ取るとともに、トナー搬送部材により現像室
4Bに搬送された新たなトナーを現像スリーブ5に搬送
して塗布する。本実施例では、弾性ローラ6は、芯金2
2の直径を5mmとし、外径を17mmに形成した。
【0130】現像スリーブ5上に塗布された非磁性トナ
ーは、現像スリーブ5の回転により感光ドラム1と対向
した現像領域へと向けて搬送され、その搬送途上で、現
像スリーブ5の表面に弾性当接した規制ブレード7によ
り所定の層厚に規制される。規制ブレード7は、ウレタ
ンゴム等の弾性を有する部材単体か、リン青銅等の弾性
を有する部材にウレタンゴム等のシート上の部材が貼り
付けて構成されている。現像領域に搬送されたトナー
は、バイアス電源20により現像スリーブ5に印加した
現像バイアスにより、感光ドラム1の潜像を現像する。
【0131】本実施例では、画像形成装置は、プロセス
スピード120mm/秒として、A4サイズのプリント
を毎分16枚出力できるように構成されている。現像ス
リーブ5は、直径を16mmとして、十分な画像濃度を
達成すべく、プロセススピードとされる感光ドラム1の
周速度に対し約180%の周速度で回転するように、毎
分250回転の回転数で回転させた。
【0132】図18は、本実施例の弾性ローラ6を示す
斜視図である。弾性ローラ6は、図3に示すように、回
転軸(芯金)22の周囲に発泡弾性体層、本例では発泡
ウレタンスポンジ層21をローラ状に被覆したスポンジ
(発泡弾性体)ローラからなり、そのスポンジ層21の
外周面には、供給ローラ4の軸線方向に沿った凹凸を形
成している。
【0133】上記の弾性ローラ6は、高離型性を有する
ローラの金型内に、芯金(回転軸22)とウレタン原料
を入れ、加熱によりウレタンを発泡してローラ状に成型
後、得られたスポンジローラを金型から取り出し、スポ
ンジローラ外周面に除膜処理を施して、外周面の発泡セ
ルを開孔させることにより製造した。
【0134】上述したように、従来、スポンジローラの
表面加工には、赤熱したニクロム線が用いられている
が、表面のスポンジの溶融度合が大きいために、製造し
たトナー供給ローラは、表面に薄膜が形成されてトナー
搬送性が低下したり、あるいは表面加工時、溶融物がニ
クロム線にからまって切断能力が低下したり、切断抵抗
が大きいためにローラ外径の寸法精度を著しく悪るいと
いった不具合があった。このため、セル数が多く高密度
のスポンジ材料を用いる場合には、研削により外径加工
を行なうことが一般的であるが、ローラを回転させなが
ら切削を行なう方式では、表面に凹凸形状を付けること
ができない。
【0135】そこで、本実施例では、ローラの金型に予
め凹凸を形成しておき、その凹凸を転写してスポンジ層
21の表面に形成するようにした。これにより、図3の
ように、弾性ローラ6が、スポンジ層21の外周面に凸
部21A及び凹部21Bを有する複雑な形状であって
も、高精度で表面のウレタン溶融物等の存在もないロー
ラを製造することができる。
【0136】図18は、本実施例の弾性ローラ6と現像
スリーブ5のニップ部近傍を示す説明図である。図18
に示すように、弾性ローラ6のスポンジ層21に設けた
凹部21Bはトナーを収容して搬送する。凸部21A
は、上底よりも下底が大きい台形状の断面を有してい
る。現像スリーブ5は矢印B方向に回転し、弾性ローラ
6はそれと逆方向の矢印D方向に回転し、その過程で先
に現像スリーブ5に当接するのが、弾性ローラ6の回転
方向に関して凸部21Aの下流側の角部aで、それに追
随して当接するのが上流側の角部bである。下流側の角
部aはその回転方向上流側の部分でトナーを搬送すると
ともに、現像スリーブ5に当接した際には、現像スリー
ブ5上の現像残りのトナーを機械的にはぎ取る役目を担
う。また上流側の角部bはその付け根とともに、下流側
の角部aにかかる力を支える役目を担う。
【0137】従って、図19のように、凸部21Aの上
流側の角部bが小さい場合、下流側の角部aが現像スリ
ーブに当接することによって角部bに生じる力Fによ
り、凸部21Aが倒れてしまう。このため、上流側の角
部bの角度∠bは90°以上で、かつ下流側の角部aの
角度∠aよりも大きいことが好ましい。すなわち、∠a
≦∠b ただし、90°≦∠bである。
【0138】一方、下流側の角部aの角度は、トナーの
はぎ取り力の一層の向上を狙って、図20に示すよう
に、90°以下にしても、上流側の角部bの角度が上記
の式を満たしていれば、凸部が潰れることがないので、
これにより、トナーのはぎ取り性能をさらに向上するこ
とができる。
【0139】本実施例において、図17に示した現像装
置4に上記した弾性ローラ6を組込んで現像に供し、ト
ナーの搬送性の目安となるベタ黒画像を連続出力する画
像形成試験を行なったところ、1枚目から最後の50枚
目まで、濃度が均一な良好な画像を得ることができた。
【0140】また、同様にしてハーフトーン画像を出力
する画像形成試験を行なった。ハーフトーン画像の場
合、低温低湿環境下において、現像スリーブ5上の現像
残りのトナーをはぎ取る力が不足すると、現像スリーブ
上に残存したトナーが電荷を蓄積してしまうため、現像
効率が低下して画像濃度が低下する現象が発生するが、
本実施例の弾性ローラ6を用いることにより、常に安定
した濃度のハーフトーン画像を得ることができた。
【0141】実施例6 図21は、弾性ローラ6の他の実施例を示す断面図であ
る。本実施例は、図21に示すように、弾性ローラ6の
スポンジ層21の外周面に、高さが高い大きい凸部21
Aaと、その凸部21Aa同士の間の高さが低い小さい
凸部21Abを設けて、トナー搬送とトナーはぎ取りの
機能を分離することにより、これらの性能向上を図った
ことが特徴である。
【0142】弾性ローラ6によって現像スリーブ5上に
より多くのトナーを供給したい場合、凸部21Aa同士
の間隔を広げ、かつ凸部21Aaを高く大きくして、凸
部21Aa同士の間の凹部に多量のトナーを保持して搬
送できるようにすれば、現像スリーブ5に凸部21Aa
が当接したときに、ローラ4の回転方向に関して、接触
した凸部21Aaとその上流側の凸部21Aaとの間の
凹部に保持した多量のトナーを現像スリーブ5に供給で
きる。
【0143】一方、トナー供給ローラ、即ち、弾性ロー
ラ6による現像スリーブ5上のトナーをはぎ取る力を高
くするためには、高さが高い大きい凸部21Aaと凸部
21Aaとの間の凹部に、高さが低い小さい凸部21A
bを設けて、現像スリーブ5に接触する凸部の回数を増
せばよい。
【0144】本実施例は、上記したように弾性ローラ6
を構成したので、トナーの搬送性が高まり、たとえばベ
タ黒画像を連続して出力する際にも、濃度が均一な画像
を安定して得ることができる。またトナーのはぎ取り力
を十分に持たせることできるので、現像スリーブ5上の
トナーを常に新しいトナーに入れ替えることができ、ト
ナーの使用による劣化を防止し、かぶり等の発生を防止
できる。
【0145】さらに、大きな凸部21Aaの間に小さな
凸部21Abを配置したので、大きな凸部21Abが現
像スリーブ5に当接する跡が画像にピッチむらとして現
れるのを防止することができる。
【0146】以上の実施例では、大小の凸部21Aa、
23Abを繰り返す配置としたが、人間の目が繰り返し
模様に敏感であることから、大きさや形の異なる凸部を
ランダムに組合せて繰りことによっても、ピッチむらと
して目立たないようにすることが可能である。
【0147】実施例7 弾性ローラ6のさらに他の実施例を示す。
【0148】本実施例では、図24に示すように、弾性
ローラ6のスポンジ層21の外周面の凹凸、従って凸部
21Aを、ローラ4の端部から中央部方向に見て、ロー
ラの軸線に対しローラの回転方向Dと逆方向に45°以
下の角度で傾斜し、その傾斜をローラの端部で最大と
し、中央部に向けて連続的に減少して、ローラの中央部
で最小にしたことが特徴である。
【0149】具体的には、凸部21Aの傾斜は、弾性ロ
ーラ6の端部で逆側に10°の角度を持ち、ローラ端部
から中央部に向けて連続的に減少して、ローラの中央部
で角度0°にした。
【0150】図17に示した現像装置4内において、弾
性ローラ6の端部と内壁との間に大きな隙間があると、
その部分でトナーが滞留し、その滞留したトナーの内圧
が高まると、弾性ローラ6端部のシール部等からトナー
が漏れたり、滞留したトナーが凝集塊となって、規制ブ
レード7と現像スリーブ5のニップ部に挟まり、画像の
白抜けの原因となったりする。
【0151】一方、弾性ローラ6が現像装置4の内壁に
対して進入する配置を採ると、内壁との摺擦により弾性
ローラ6のスポンジ層21がちぎれてしまうので、弾性
ローラ6の端部を内壁と接触または数mmの小間隔を開
けるように配置している。
【0152】しかしながら、弾性ローラ6を内壁と接触
または小間隔で配置しても、図22のように、現像スリ
ーブ5とのニップから弾性ローラ6を正面に見て、スポ
ンジ層21外周面の凸部21Aが端部に向けて、矢印E
に示す如く上昇するように傾斜している場合は、弾性ロ
ーラ6のD方向の回転により、トナーが凸部21A同士
の間、すなわち凹部21Bを通って端部に向けて矢印E
方向に上昇し、現像装置4の内壁4a方向に押出されて
しまう。従って、これを防ぐためには、凸部21Aは弾
性ローラ6の端部に向けて上昇しないことが好ましい。
【0153】図23に示すように、現像スリーブ5との
ニップから弾性ローラ6を正面に見て、弾性ローラ6の
凸部21Aが中央部に向けて、矢印Fに示す如く上昇す
るように傾斜をしている場合は、弾性ローラ6のD方向
の回転により、トナーが凹部24を通って中央部に向け
て矢印F方向に下降するので、トナーが現像装置4の内
壁4a方向に押出されることはない。
【0154】しかし、弾性ローラ6の軸線に対する凸部
21Aの傾斜角度が大きすぎると、弾性ローラ6の本来
の機能の1つである現像スリーブ5上のトナーをはぎ取
る力が損なわれる。弾性ローラ6のトナーのはぎ取り能
力および搬送能力を維持するためには、この凸部21A
のローラ軸線に対する傾斜角度は、45°以内にするの
が適正である。
【0155】本実施例では、弾性ローラ6を上記したよ
うに構成したので、弾性ローラ4のトナーのはぎ取り能
力および搬送能力を良好に発揮することができる。
【0156】本実施例および実施例5の弾性ローラ6を
図17の現像装置4に搭載して、それぞれ現像装置4を
5時間空回転する加速試験を行ない、各弾性ローラ6の
端部シール部からのトナー漏れを調べた。その結果、実
施例5の弾性ローラ6を用いた場合には、端部シール部
からトナーが漏れたのに対し、本実施例のトナー供給ロ
ーラを用いた場合には、端部シール部からのトナーの漏
れ等がなく、良好な結果を得ることができた。
【0157】以上では、凸部21Aは、弾性ローラ6の
軸線に対する角度が端部から中央部に向けて連続的に減
少するように傾斜させたが、端部のみで凸部21Aを傾
斜させる等、その凹部23の配置形状は自由に設定でき
ることは言うまでもなく、本発明の効果を得ることがで
きる。
【0158】以上説明したように、上記実施例5〜7に
よれば、トナー搬送ローラの発泡体弾性層の外周面にロ
ーラ軸方向に沿う凹凸を設けて、その凸部の断面形状を
上底よりも下底が大きい台形にするとともに、凸部の現
像スリーブ等の被当接物に先に当接する角部の角度∠a
と、後から当接する角部の角度∠bを、∠a≦∠b(た
だし、90°≦∠b)と規定したので、被当接部材上の
トナーを機械的な力により、トナーの劣化や被当接部材
の劣化、損傷を招くことなくはぎ取ることができ、トナ
ーのはぎ取り性能を、トナーの搬送性を維持しつつ安定
かつ十分に発揮させることができる。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
は、現像スリーブのような現像剤担持体上へのトナーの
供給及び剥ぎ取りを行うトナー供給剥ぎ取りローラを、
回転軸と該回転軸周囲に設けられた発泡弾性体とを有す
る構成とし、前記発泡弾性体の外周面が周方向に凹凸形
状を設けたことにより、従来の円筒状の発泡体からなる
トナー供給剥ぎ取りローラに比べ、ローラ表面に立体的
なセル骨格が形成され、この凸部がある程度の自由度を
もって現像剤担持体に当接することで、当接時における
接触頻度を増す。つまり、この構成とすることでセル同
士の外周方向の連続性の絶たれた凸部の発泡セルは、柔
軟性に富んでいることから現像剤担持体への接触頻度を
増すことができる。そして凸部において掻き取ったトナ
ーをセル内部のみならず凹部においても保持し搬送でき
ることから、剥ぎ取りトナーの搬送性をも向上できる。
又この凸部がローラの回転に伴い現像剤担持体との当接
ニップを抜け出す際に弾性的に振動し、現像剤担持体上
のトナーを掃くかの如き動きをし、剥ぎ取り性の向上が
得られる。
【0160】その結果、トナーや現像剤担持体に大きな
ストレスを与えることなく、トナー供給性を維持しつ
つ、安定、且つ十分なトナーの剥ぎ取りを行うことが可
能となり、ゴースト、カブリのない画像を安定して得る
ことができる現像装置を供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る現像装置を使用した画像形成装置
の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の現像装置の一実施例を示す概略構成図
である。
【図3】本発明の現像装置に使用されるトナー供給剥ぎ
取りローラの概略斜視図である。
【図4】図3のトナー供給剥ぎ取りローラの凹凸部の拡
大図である。
【図5】トナー供給剥ぎ取りローラの凹凸部の各部長さ
の名称を定義するための説明図である。
【図6】図4と同様のトナー供給剥ぎ取りローラの凹凸
部の拡大図である。
【図7】図6に示すトナー供給剥ぎ取りローラの凹凸部
の各部長さの名称を定義するための説明図である。
【図8】トナー供給剥ぎ取りローラの外周部部分断面図
である。
【図9】図8のトナー供給剥ぎ取りローラの拡大図であ
る。
【図10】実施例3の実験に用いた比較例の外周部拡大
図である。
【図11】実施例3の実験に用いた比較例の外周部拡大
図である。
【図12】ゴースト画像の一例を示す説明図である。
【図13】トナー供給剥ぎ取りローラの外周部部分断面
図である。
【図14】図13のトナー供給剥ぎ取りローラの拡大図
である。
【図15】実施例4のトナー供給剥ぎ取りローラの外周
部模式図である。
【図16】実施例4のトナー供給剥ぎ取りローラの凹凸
部における各部長さを定義するための説明図である。
【図17】本発明のトナー供給剥ぎ取りローラを利用し
た現像装置を備える画像形成装置を示す概略構成図であ
る。
【図18】トナー供給剥ぎ取りローラと現像スリーブと
のニップ部近傍を示す説明図である。
【図19】トナー供給剥ぎ取りローラ外周面の凸部の上
流側の角部が小さい状態を示す説明図である。
【図20】トナー供給剥ぎ取りローラ外周面の凸部の下
流側の角部が90°以下の状態を示す説明図である。
【図21】トナー供給剥ぎ取りローラの他の実施例を示
す断面図である。
【図22】トナー供給剥ぎ取りローラ外周面の凸部のロ
ーラ軸線に対する不適正な傾斜を示す説明図である。
【図23】トナー供給剥ぎ取りローラ外周面の凸部のロ
ーラ軸線に対する適正な傾斜を示す説明図である。
【図24】本発明のさらに他の実施例におけるトナー供
給剥ぎ取りローラを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 潜像担持体(感光ドラム) 4 現像装置 5 現像剤担持体(現像スリーブ) 6 トナー供給剥ぎ取りローラ(弾性ロ
ーラ) 14 現像容器 21 発泡弾性体 22 回転軸(芯金)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一成分現像剤を収容する現像容器と、該
    現像容器の開口部に延在する回動する現像剤担持体と、
    該現像剤担持体上への現像剤の供給及び剥ぎ取りを行な
    うトナー供給剥ぎ取りローラと、を有する現像装置にお
    いて、 前記トナー供給剥ぎ取りローラは、回転軸と該回転軸周
    囲に設けられた発泡弾性体とを有し、前記発泡弾性体の
    外周面が周方向に凹凸形状をなすことを特徴とする現像
    装置。
  2. 【請求項2】 前記トナー供給剥ぎ取りローラは、前記
    現像剤担持体に所定ニップ幅wにて接して用いられ、前
    記発泡弾性体のセル径をa、凸部外周面の長さをb、凸
    部外周面の周方向中心点から隣接凸部外周面の周方向中
    心点までの周方向の距離をd、凹部の外周面から凸部の
    外周面までの半径方向の距離をc、凸部の根元部分の周
    方向の長さをeとすると、 a≦b≦e<d≦w、a≦c の関係式を満たすことを特徴とする請求項1の現像装
    置。
  3. 【請求項3】 前記凸部外周面の周方向中心点から隣接
    凸部外周面の周方向中心点までの周方向の距離d、前記
    凹部の外周面から凸部の外周面までの半径方向の距離c
    との関係が、 c≦d であることを特徴とする請求項2の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記発泡弾性体の凸部1個当たりの半径
    方向断面積をS1、凹部1個当たりの半径方向断面積を
    S2とするとき、 S1≦S2 であることを特徴とする請求項1の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記発泡弾性体の凸部外周面の長さを
    b、凸部外周面の周方向中心点から隣接凸部外周面の周
    方向中心点までの周方向の距離をd、凸部の根元部分の
    周方向の長さをc、凹部の谷部分の周方向の長さをfと
    するとき、 2b+c−f≦d であることを特徴とする請求項1の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記発泡弾性体の前記凸部の断面形状
    は、上底よりも下底が大きい台形であり、前記凸部の前
    記現像剤担持体に先に当接する角部の角度∠aと、後か
    ら当接する角部の角度∠bが、 ∠a≦∠b、 ただし、90°≦∠bの関係を満たすこ
    とを特徴とする請求項1の現像装置。
  7. 【請求項7】 前記発泡弾性体の前記凸部の断面形状
    は、上底よりも下底が大きい台形であり、前記凸部の断
    面の大きさが、前記ローラの周方向に周期的に変化する
    ことを特徴とする請求項1の現像装置。
  8. 【請求項8】 前記断面の大きさが周期的に変化する凸
    部は、相対的に高さが高い凸部と低い凸部とが交互に繰
    り返される請求項7の現像装置。
  9. 【請求項9】 前記発泡弾性体の前記凸部の断面形状
    は、上底よりも下底が大きい台形であり、前記ローラの
    端部から中央部方向に見て、前記凸部をローラの軸線に
    対しローラの回転方向と逆側に45°以下の角度で傾斜
    したことを特徴とする請求項1の現像装置。
  10. 【請求項10】 前記凸部の傾斜角度は、前記ローラの
    端部で45°で中央部で0°である請求項9の現像装
    置。
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