JPH06102748A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH06102748A
JPH06102748A JP4254757A JP25475792A JPH06102748A JP H06102748 A JPH06102748 A JP H06102748A JP 4254757 A JP4254757 A JP 4254757A JP 25475792 A JP25475792 A JP 25475792A JP H06102748 A JPH06102748 A JP H06102748A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1成分現像剤収容容器内で現像ローラに弾性
ローラを当接して、現像剤を現像ローラから除去すると
ともに、新たに供給するに際し、現像剤の現像ローラへ
の融着や現像剤の劣化、また現像ローラへの弾性体低分
子量成分の滲出付着、及び弾性ローラ内への現像剤詰ま
りによる硬化を防止すること。 【構成】 容器2内で現像ローラ3に当接して回転する
弾性ローラ5は、軸体51に、アスカーC硬度が8乃至
15度の単泡性発泡弾性体ロール52を被覆したもの
で、現像ローラ3に半径方向変形量が0.5乃至1.5
mmとなるように圧接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真装置等の画像形
成装置に使用される現像装置、特に乾式1成分現像剤に
より静電潜像を現像する現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】乾式1成分現像装置では、現像剤担持部
材が現像部へ担持搬送する現像剤層の厚みを規制する規
制部材の、現像剤担持部材回転方向に関して、上流側の
位置で、現像部を通過した後の現像剤担持部材表面から
現像剤を除去するとともに、規制部材に向けて進行して
行く現像剤担持部材表面に現像剤を供給する、現像剤除
去・供給部材を設けることが好ましい。
【0003】そして、上記現像剤除去・供給部材として
は、現像剤担持部材に容器内で当接している連泡性の発
泡ゴムローラが知られている。
【0004】そして弾性ローラを比較的低硬度のポリウ
レタンフォーム等の連泡性の発泡体(各セルが互いに連
通した発泡体)で構成することにより、現像剤担持部材
に対し軽圧で当接させ現像剤に対して過大な圧を加える
ことなく発泡体表面の適度な凹凸で現像剤担持部材上へ
の現像剤の供給及び現像に消費されずに残存した現像剤
の剥取りを行うことが可能となった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな現像装置では弾性ローラが比較的低密度の連泡性の
発泡体から形成されているため、特に小粒径の現像剤を
高湿度環境下で用いた場合、現像動作を多数回繰り返す
うちに次第に弾性ローラの深部にまで現像剤が入り込ん
でいく。このような現像剤侵入が弾性ローラの発泡体全
体に達すると弾性ローラが硬質化し現像剤担持部材に対
する弾性ローラの当接圧が過大となり現像剤担持部材及
び弾性ローラの駆動トルクの増大を招いたり現像剤担持
部材に対する弾性ローラの現像剤の塗布及び剥取りにむ
らが生じ現像剤担持部材上の現像剤層厚むらが発生し好
ましくなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では如上の弾性ロ
ーラとして、単泡性の発泡弾性体(個々のセルが互いに
連通していないもの)を使用するが、但し、この弾性ロ
ーラは、アスカーC硬度が8〜15度の単泡性発泡弾性
体ローラを軸体で支持したものであり、そして現像剤担
持部材との当接部に於ける半径方向変形量は0.5〜
1.5mmであるものである。
【0007】
【実施例】図1において、2は一成分現像剤として非磁
性トナー6を収容した現像容器であり、本現像装置20
は、図示矢印a方向に回転する電子写真感光ドラム1に
対向して設置される現像スリーブ(現像ローラ)3を現
像容器2内に備えている。
【0008】現像部に搬送されるトナー層厚を規制する
弾性ブレード4は、現像スリーブ3の回転方向(矢印
b)上流側に向けて下がる向きに傾斜して設けられ、現
像スリーブ3の上部外周面にスリーブ回転方向に対しカ
ウンター方向に当接されている。
【0009】又、弾性ローラ5は、現像スリーブ3回転
方向に関しブレード4の上流側で、容器2内でスリーブ
3に当接され、且つ、回転自在に支持されている。
【0010】而して、弾性ローラ5が矢印C方向に回転
して容器2内のトナー6を担持してこれを現像スリーブ
3の近傍に供給し、現像スリーブ3と弾性ローラ5とが
当接する当接部(ニップ部)において、弾性ローラ5上
のトナー6が現像スリーブ3と摺擦されることにより、
該トナー6が現像スリーブ3上に付着する。
【0011】その後、現像スリーブ3の回転に伴い、該
現像スリーブ3上に付着したトナー6は弾性ブレード4
と現像スリーブ3との当接部でこれらの間に侵入し、こ
こを通過する際に現像スリーブ3の表面と弾性ブレード
4の両者により摺擦されて、十分に摩擦帯電を受ける。
【0012】以上のようにして帯電されたトナー6は、
現像スリーブ3上に薄層を形成し、現像部へと搬送され
る。そして、現像スリーブ3に電源8から現像バイアス
電圧として直流に交流を重畳した振動電圧を印加するこ
とにより、現像部に於いて現像スリーブ3上のトナー6
が感光ドラム1の静電潜像に対応して移転し、該静電潜
像をトナー像として現像して可視化する。
【0013】ところで、現像部において現像に消費され
ないで現像スリーブ3上に残存したトナー6は、現像ス
リーブ3の回転に伴って現像容器2内に回収される。こ
の現像容器2のトナー回収部分にはシール部材7が設け
られている。シール部材7は、現像スリーブ3上に残存
するトナー6の現像容器2内への通過を許容するととも
に、現像容器2内のトナー6が容器2の下部から漏出す
るのを防止する。
【0014】而して、現像容器2内に回収されたトナー
6は、弾性ローラ5によって現像スリーブ3との当接部
で現像スリーブ3から剥ぎ取られる。同時に、弾性ロー
ラ5の回転により現像スリーブ3上に新たなトナー6が
供給され、この新たなトナー6は、再び現像スリーブ3
の回転に伴って現像スリーブ3と弾性ブレード4との当
接部へ搬送される。
【0015】一方、剥ぎ取られたトナー6の大部分は、
弾性ローラ5の回転に伴って現像容器2内のトナー6中
に搬送されて混ざり合い、剥ぎ取られたトナー6の帯電
電荷が分散される。
【0016】ところで、現像スリーブ3の表面には適度
な凹凸粗面が形成されており、これにより現像スリーブ
3の表面とトナー6との摺擦確率が高められ、且つ、ト
ナー6の搬送性が高められている。
【0017】現像スリーブ3表面の凹凸粗面は、表面粗
さRzが1μm〜10μmとなるように現像スリーブ3
の表面に不定形のアランダム砥粒によりサンドブラスト
処理を施すか、定形(球形)のガラスビーズによるサン
ドブラスト処理を施すかによって形成される。或いは、
例えば金属酸化物の粒子、グラファイト、カーボン等の
導電性粒子をフェノール樹脂、フッ素樹脂等の結着樹脂
で結着してスリーブ基体の表面にコートしこれにより現
像スリーブ3の表面に凹凸粗面を形成するようにしても
良い。
【0018】本実施例では、現像スリーブ3としては、
例えば直径16mmのアルミニウムスリーブを用い、こ
れの表面に定形のガラスビーズ(#600)によるブラ
スト処理を施して表面粗さRzを約3μmとしたものを
用いることができる。
【0019】弾性ブレード4は現像スリーブ3に圧接さ
れており、両者の間に侵入したトナー6は現像スリーブ
3上に塗布されて薄層を形成する。
【0020】又、弾性ブレード4は、例えばシリコンゴ
ム、ウレタンゴム等のゴム部材(JISAに規定の硬度
が40°〜90°のもの)から形成されており、該弾性
ブレード4の現像スリーブ3との対抗面の一部が面接触
で当接して現像スリーブ3を圧接している。
【0021】本発明においては、弾性ブレード4の現像
スリーブ3への当接圧としては、現像スリーブ3の母線
方向の線圧で5g/cm〜200g/cmが好ましく、
本実施例では弾性ブレード4として硬度65°、厚さ
1.2mmのウレタンゴム製のブレードを使用し、これ
を50g/cmの線圧で現像スリーブ3に当接した。
【0022】尚、線圧の測定方法は摩擦係数が既知の薄
板を三枚重ねにして弾性ブレード4とスリーブ3の当接
部に挿入し、中央の薄板をバネ秤で引き抜き、そのとき
の引き抜き力と、摩擦係数から線圧を換算する。
【0023】非磁性トナー6は、非磁性一成分現像剤と
して使用されるもので、スチレン樹脂やアクリル樹脂、
ポリエチレン樹脂等の各種熱可塑性樹脂中にカーボン等
の顔料を分散して構成されている。本実施例ではトナー
6として、スチレン/アクリル樹脂とスチレン・ブタジ
エン樹脂の共重合体及び顔料から成る平均粒径8μmの
トナー粉体に、コロイダルシリカ1.0%を外添したも
のを用いた。
【0024】次に、本実施例における弾性ローラ5につ
いて詳しく説明する。
【0025】弾性ローラ5は、前述のように現像スリー
ブ3上に残存したトナー6の剥ぎ取り及び新たなトナー
6の供給を行なっている。
【0026】図1に示すようにこの弾性ローラ5とし
て、金属の芯金51を支軸とし、その外側にシリコンゴ
ム、EPDMゴム、CRゴム等、その気泡部の壁面が隣
合う気泡部と連通していない単泡性の発泡体52をロー
ラ状にしたものを接着したものを用いることができる。
【0027】本実施例においては、弾性ローラ5として
外径5mmの金属芯金51に肉厚5mmでシリコンゴム
発泡体52をローラ状に被覆した外径15mmのものを
用いている。そして、外径現像スリーブ3に対し、弾性
ローラ5の回転中心Aがこれと現像スリーブ3の回転中
心Bとを結ぶ直線上を移動可能にし、現像スリーブ3及
び弾性ローラ5の軸間距離xを変えられる構成としてい
る。
【0028】ところで、単泡性の発泡体でローラ5を形
成することにより、ローラ表面の適度な凹凸により現像
スリーブへのトナーの塗布、剥ぎ取りを良好に行い、か
つローラ内へのトナー詰まりによる硬質化を防止するこ
とが可能となる。
【0029】しかし、ゴム硬度が高すぎる単泡性発泡体
で弾性ローラを構成すると、現像スリーブ3に対して弾
性ローラを確実に当接させるような配置をとると、現像
スリーブ及びトナーへの当接圧が過大となり従来の連泡
性の発泡体を用いたローラが硬質化した場合と同様のト
ルク増や、現像スリーブへのトナー融着及びトナー劣化
に伴なうカブリ増大現象を引き起こす。
【0030】一方、ゴム硬度が低すぎる単泡性発泡体で
弾性ローラを構成すると、発泡体内にゴムの低分子量成
分が多く含まれることになり、現像動作やトナー補給を
繰り返すにつれてゴムの低分子量成分が現像スリーブ上
に滲み出し付着したり、弾力性が著しく低下する。ゴム
の低分子量成分の現像スリーブへの付着(汚染)によ
り、新たに現像スリーブ上に供給されたトナーが適正で
充分な摩擦帯電を付与されずにカブリを発生したり、弾
力性が低下することで、現像スリーブへの弾性ローラの
当接不良が発生し、トナーの供給及び剥ぎ取り不足によ
るベタ黒画像の再現性不良を招く。
【0031】更に、弾性ローラの硬度とともに、弾性ロ
ーラ現像スリーブへの圧接による半径方向変形量δも、
現像画像の画質に影響を与えることが判った。
【0032】即ち、弾性ローラの半径方向変形量δが大
き過ぎる場合は、連泡性の発泡体から成る弾性ローラを
用いた場合の変形量δの適正範囲内であっても、単泡性
の発泡体は連泡性の発泡体に比べて硬度が高いため、弾
性ローラの現像スリーブ及びトナーへの当接圧が過大と
なり、現像スリーブ上へトナーを擦り付ける働きが強過
ぎ、現像スリーブ上へのトナー融着やトナーの物性変化
(劣化)に伴うカブリ増を招いたり、現像スリーブ及び
弾性ローラの駆動トルクが著しく増す。
【0033】又、変形量δが小さ過ぎる場合は、長手方
向で現像スリーブに対する弾性ローラの当接が不均一に
なり易く、弾性ローラの現像スリーブへのトナーの塗
布、剥ぎ取りにムラを生じ、画像上に長手方向の濃度ム
ラを招き好ましくなかった。
【0034】尚、本明細書で、弾性ローラの半径方向変
形量δ(mm)は以下の式で定義される。(図2参照) δ=(1/2)×(δ+β)−x ここでδ(mm)は現像スリーブの直径,β(mm)は
弾性ローラの直径,x(mm)は現像スリーブと弾性ロ
ーラの軸間距離である。
【0035】而して、単泡性発泡体ローラのゴム硬度
は、アスカーC硬度で8°〜15°がよく、半径方向変
形量δは0.5mm〜1.5mmであることがよいこと
が判明した。以下これにつき説明する。
【0036】ゴム硬度(アスカーC)が5°、6°、8
°、15°、17°、20°のシリコンゴム発泡体を用
い、外径5mmの金属芯体61に肉厚5mmでローラ状
に被覆した外径15mmの弾性ローラ5を製作し、直径
16mmのアルミニウムスリーブを持つ現像装置内に組
み込み、この現像装置をキヤノン(株)製複写機FC−
2に設置した。他の条件は感光体1上の静電潜像の表面
電位を暗部−600V、明部−150Vとし、感光体1
と現像スリーブ3との間に印加する現像バイアスを周波
数1800Hz、ピーク・ピーク電圧1200Vの交流
電圧に−250Vの直流電圧を重畳させたものとし、更
に感光体1の周速を50mm/sに対し、現像スリーブ
3の周速を70mm/sとし、スリーブ3と感光体1と
の間の空隙を約250μmに設定した。弾性ローラ5の
周速を50mm/sとした。
【0037】また、前記軸間距離xを変化させて、前記
ゴム硬度の各々に対して変形量δ(mm)を0.2,
0.3,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5と変
化させた。
【0038】そして、A4紙で2000枚分の複写を行
った時点で、表1,表2に示す結果が得られた。
【0039】表1はゴム硬度をパラメータにした表であ
り、表2は半径方向変形量δをパラメータにした表であ
る。
【0040】尚、表1,表2で○は良、△は可、×は不
可を意味する。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】表1を見れば明らかなように、ゴム硬度5
°(アスカーC)の発泡体を使用すると、現像スリーブ
2上へゴムの低分子量成分が付着し、カブリを引き起こ
し、ゴム硬度20°(アスカーC)の発泡体を使用する
と、トナー6への当接圧が過大となり、トナーの耐久劣
化を招き、カブリが発生し、好ましくなかった。
【0044】従って、供給ローラ6を形成する単泡性の
発泡体ゴムのゴム硬度の使用可能範囲は、6°〜17°
(アスカーC)であり、最適範囲は、8°〜15°(ア
スカーC)であり、この範囲内においてはゴムの低分子
量成分の付着やトナーの劣化によるカブリの発生が全く
生じず、現像スリーブ2上のトナー6の供給及び、未現
像トナー6の剥ぎ取りを安定して良好に行ない、感光体
1上の静電潜像に忠実な画像を得ることができる。
【0045】尚、表1において、2000枚時のカブリ
がトナー6の劣化によるものか、現像スリーブ3への低
分子量成分の付着によるものかは、2000枚後に現像
スリーブ3をMEKで清掃した後に画出しを行ない、カ
ブリが相変わらず発生しているものは、トナー6の劣化
と判断し、カブリが消えたものは、現像スリーブ3への
発泡体ゴム低分子量成分の付着(汚染)と判断した。
【0046】一方、表2から明らかなように、弾性ロー
ラ5の半径方向変形量δを0.2mmに設定すると弾性
ローラ5による現像スリーブ3へのトナー6の塗布及び
剥ぎ取りに長手方向でムラが生じ、画像に濃度ムラを引
き起こして好ましくなかった。
【0047】又、逆に変形量δを2.5mmに設定する
と、トナー6の劣化や現像スリーブ3へのトナー6の融
着を招き、カブリが生じて好ましくなかった。
【0048】従って、単泡性の発泡体で構成した弾性ロ
ーラ5の半径方向変形量δの適正範囲は0.3mm〜
2.0mmであり、より好ましくは、0.5mm〜1.
5mmであった。
【0049】上記範囲においては、弾性ローラ5の現像
スリーブ3への当接ムラによる濃度ムラや現像スリーブ
3への当接圧過大によるトナー6の劣化に伴うカブリの
発生が生じず、弾性ローラ5は現像スリーブ3へのトナ
ー6の供給及び未現像トナー6の剥ぎ取りを安定して良
好に行なうことができ、感光ドラム1上の静電潜像に忠
実な画像を得ることが可能となった。
【0050】図3は、本発明の他の実施例に係る現像装
置を示す。本実施例においては、感光体1としてフレキ
シブルなベルト感光体を用いたものであり、図1と異な
り現像スリーブ3をベルト感光体1に接触させている。
このベルト感光体1は、表層にアルミニウムを蒸着した
ポリエチレンテレフタレート(商品名マイラー)等のベ
ルト基層の表面に例えばOPC感光層を形成したもので
あり、矢印a方向に移動駆動される。本実施例において
ベルト感光体1の周速は約50mm/sであり、現像ス
リーブ3はこれより速く、周速約100mm/sとし、
ベルト感光体1との相対速度をもって現像スリーブ3上
のトナー薄層を摺擦させ、両面の当接部分においても、
トナー6へのトリボ付与を積極的に行なっている。
【0051】本実施例にて、現像スリーブ3へ印加する
バイアス電圧は、DC(直流)成分のみとし、ベルト感
光体1との電位差により現像を行なう。
【0052】この実施例では、低硬度の発泡ゴムローラ
を使用すると現像スリーブ3へゴムの低分子量成分が付
着し、更に感光体1上へ移るために感光体1上の潜像が
乱れたり、感光体1上の感光層が汚染し、ひび割れを生
じる等のカブリ以外の新たな弊害が発生した。
【0053】また、この実施例ではトナーは感光体1と
スリーブ3のニップ部でも圧力を受ける為、弾性ローラ
5のゴム硬度が高く、変形量δを大きくすると、トナー
の劣化やスリーブ3への融着が促進されやすいことが判
った。
【0054】しかし、ゴム硬度がアスカーCで8°〜1
5°、半径方向変形量が0.5mm〜1.5mmでは上
記不都合は見られず、良好な現像画像が得られた。
【0055】尚、以上では1成分非磁性現像剤を使用す
る現像装置の説明を行ったが、本発明は1成分磁性現像
剤を使用する現像装置にも適用できる。その場合、現像
スリーブ内に磁石を設ける。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、現像剤担持部材に弾性
体の低分子量成分が滲出することなく、また長期の使用
においても、現像剤担持部材及び該現像剤担持部材上の
現像剤に対して過大な圧力を加えることなく、現像剤担
持部材上への現像剤の供給及び剥取りを良好に行うこと
のできる弾性ローラを備えた現像装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図。
【図2】弾性ローラの半径方向変形量の説明図。
【図3】本発明の他の実施例の説明図。
【符号の説明】
3 現像スリーブ 5 弾性ローラ 51 芯金 52 単泡性発泡ゴムローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1成分現像剤を収容する容器と、 上記容器から1成分現像剤を搬出し、静電潜像担持体に
    現像剤を付与する現像部に搬送する可回転現像剤担持部
    材と、 上記現像材担持部材が現像部に搬送する1成分現像剤の
    層厚を規制する規制部材と、 現像剤担持部材の回転方向に関して上記規制部材の上流
    の位置で上記容器内に配置されていて、上記現像剤担持
    部材に当接しており、現像部を通過して容器内に戻って
    来た現像剤担持部材表面から現像剤を除去し、上記規制
    部材に向って進行して行く現像剤担持部材表面に現像剤
    を付与する可回転弾性ローラと、 を備えており、上記弾性ローラはアスカーC硬度が8〜
    15度の単泡性発泡弾性体ローラを軸体で支持したもの
    であり、そして現像剤担持部材との当接部に於ける半径
    方向変形量は0.5〜1.5mmであることを特徴とす
    る現像装置。
  2. 【請求項2】 1成分現像剤は非磁性1成分現像剤であ
    る請求項1の現像装置。
  3. 【請求項3】 現像剤担持部材に振動バイアス電圧を印
    加する請求項1又は2の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002006619A (ja) * 2000-06-26 2002-01-11 Canon Inc 現像装置と該装置に使用する現像剤担持体の製造方法
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