JPH0455872A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0455872A
JPH0455872A JP16729590A JP16729590A JPH0455872A JP H0455872 A JPH0455872 A JP H0455872A JP 16729590 A JP16729590 A JP 16729590A JP 16729590 A JP16729590 A JP 16729590A JP H0455872 A JPH0455872 A JP H0455872A
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JP
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toner
developing sleeve
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elastic
developing
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JP16729590A
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Masahide Kinoshita
正英 木下
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 の1 本発明は、複写装置、画像記録装置、プリンター、ファ
クシミリ等の画像形成装置において、電子写真感光体や
静電記録誘電体などからなる像担持体上に形成した静電
潜像を現像して可視化するのに使用する現像装置に関し
、特にキャリアを含まない一成分現像剤を用いて現像す
る現像装置に関する。
【1立亘I 複写装置や画像記録装置、プリンター ファクシミリ等
の画像形成装置においては、電子写真感光体や静電記録
誘電体などからなる像担持体上に形成した静電潜像を、
現像装置により現像してトナー像として可視化すること
を行なっている。
このような現像装置の一つとして、乾式−成分現像装置
が種々提案され又実用化されている。しかし、いずれの
現像装置でも、現像剤担持体上に−成分現像剤であるト
ナーの薄層を形成することは困難である。
然るに、画像の解像力、鮮明度などの向上が求められて
いる現在、トナーの薄層形成方法及びその装置に関する
開発は必須となっており、又これに対してい(つかの方
策が提案されている。
例えば特開昭54−43038号に示されるように、現
像剤担持体の現像スリーブにゴム又は金属製の弾性ブレ
ードを当接させ、この弾性ブレードと現像スリーブとの
当接部の間をトナーを通過させて規制することにより、
現像スリーブ上にトナーの薄層を形成し、且つ当接部で
の摩擦でトナーに十分なトリボを付与させるものである
この場合、上記の弾性ブレードにより非磁性トナーを規
制するときには、現像スリーブ上にトナーを供給するト
ナー供給部材が別途必要となる。これは、磁性トナーの
場合には現像スリーブ内の磁石の磁力により現像スリー
ブ上にトナーを供給することができるが、非磁性トナー
の場合には磁力によるトナーの供給が行なえないためで
ある。
そこで、本出願人は、特開昭58−116559号で第
6図に示す現像装置を提案した。
上記提案の従来の現像装置では、−成分現像剤として非
磁性トナー6を収容した現像容器2内に、弾性ブレード
4よりも現像スリーブ3の回転方向上流側の位置で現像
スリーブ3に当接するファーブラシ構造の弾性ローラ1
5を設置して、現像スリーブ3上の現像に消費されずに
残存したトナー6を弾性ローラ15により剥取ると共に
、現像スリーブ3上に新たなトナー6を供給するように
している。
これによれば、現像スリーブ3上に非磁性トナー6の薄
層を良好に形成することができ、感光体1上の静電潜像
を良好に現像することができ、現像により高濃度、広面
積のベタ黒画像を忠実に再現して、常に安定した画像を
得ることが可能になった。
が ゛ しよ と る しかしながら、最近の複写画像の高画質化に伴なう現像
剤の小粒径化及び現像装置の薄型、小型化に伴なう現像
スリーブの小型化の傾向があるが、これらを上記提案の
現像装置に実現させようとした場合、必ずしも十分に良
好な画像を得ることができない。
これは、−成分現像剤としてのトナー6の場合、トナー
6へのトリボの付与は現像スリーブ3の表面で行なわれ
るので、現像スリーブ3表面の特性が太き(影響し、現
像スリーブ3を小径化すると、現像スリーブ3の表面積
が減少して、トナー6との接触度合いが低下し、このた
めトナー6の帯電量が不十分になり易いからである。又
トナー6が小粒径の場合、通常の粒径のトナーよりも流
動性が悪く、このため現像スリーブ3表面でのトナー6
へのトリボの付与が不均一になることも原因する。
このようなことから、現像スリーブ3上のトナー6の薄
層を感光体lに接触させずに現像を行なう非接触現像の
場合、特に現像スリーブ3と感光体1との間に形成した
交互電界下での非接触現像の場合、画質劣化が目立ち易
かった。
従って本発明の目的は、現像剤担持体上に適正な層厚で
且つトリボが均一化した一成分現像剤の薄層を形成でき
、画質向上のために現像剤を小粒径化した場合や、装置
の小型化のために現像剤担持体を小型化した場合、更に
環境に変動があった場合でも、常に安定して濃度ムラの
ない画像を得ることができる現像装置を提供することで
ある。
を   るための 上記目的は本発明に係る現像装置にて達成される。要約
すれば本発明は、現像容器内に収容された一成分現像剤
を回動する現像剤担持体上に担持して、前記現像剤担持
体に当接した弾性規制部材により前記現像剤を薄層に形
成しながら、前記現像剤担持体により前記現像剤を像担
持体と対向した現像部へと搬送し、前記像担持体上に形
成された潜像を現像する現像装置において、前記弾性規
制部材の前記現像剤担持体との当接部の表面粗さを、前
記現像剤担持体の回転方向上流側りに対し上流寄りで粗
(したことを特徴とする現像装置である。好ましくは、
前記現像容器内に、前記現像剤担持体と当接して回転す
る弾性ローラが更に設けられる。
及り忽 以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
第1図は、本発明の現像装置の一実施例を示す概略構成
図である。
第1図において、2は一成分現像剤として非磁性トナー
6を収容した現像容器で、本現像装置は、現像容器2内
に現像剤担持体として、図中矢印a方向に回転する像担
持体の感光体1と対向設置した現像スリーブ3を備え、
感光体1上の静電潜像を現像してトナー像として可視化
するようになっている。
上記感光体1としては、例えばカールソンプロセスによ
り静電潜像を形成する所謂ゼログラフ感光体、特開昭4
2−23910号に記載のNPプロセスにより静電潜像
を形成する表面に絶縁層を有した感光体、静電記録法に
より静電潜像を形成する絶縁体、転写法により静電潜像
を形成する絶縁体、その他適宜の方法により静電潜像(
電位潜像を含む)を形成する部材が使用される。
上記現像容器2は、現像装置の長手方向(紙面に直角方
向)に延在する開口部を有し、その開口部に上述した現
像スリーブ3が設けられる。
現像スリーブ3は、例えばアルミニウム、SUS等の材
料からなる。現像スリーブ3は、上記開口部の図で見て
右略半周面を現像容器2内に突入し、左略半周面を現像
容器2外へ露出して、感光体1に対向するようにして、
回転自在に横設されている。現像スリーブ3と感光体1
との間には僅かな微小間隙が設けられる。現像スリーブ
3は、感光体1の回転方向aに対し、矢印す方向に回転
駆動される。
尚、現像剤担持体は、上記現像スリーブ3のような円筒
体(スリーブ)に限られず、回転駆動される無端ベルト
の形態にしてもよい。又導電性のゴムローラーを用いて
もよい。
更に上記現像容器2内には、現像スリーブ3の上方位置
に弾性規制部材として弾性ブレード14が設けられ、又
弾性ブレード14よりも現像スリーブ3の回転方向上流
側の位置に弾性ローラ5が設けられる。
弾性ブレード14は、現像スリーブ3の回転方向上流側
に向けて下がる向きに傾斜して設けられ、現像スリーブ
3の上部外周面に回転方向に対向して、当接されている
弾性ローラ5は、現像スリーブ3の感光体1と反対側の
部分に当接され、且つ回転可能に支持されている。
現像装置は、上記構成にて、弾性ローラ5が矢印C方向
に回転し、弾性ローラ5の回転によりトナー6を担持し
て現像スリーブ3の近傍に供給し、現像スリーブ3と弾
性ローラ5とが当接する当接部にツブ部)において、弾
性ローラ5上に担持されたトナー6が現像スリーブ3と
摺擦されることにより、現像スリーブ3上に付着する。
その後現像スリーブ3の回転に伴い、現像スリーブ3上
のトナー6は、弾性ブレード14と現像スリーブ3との
当接部でこれらの間に侵入し、ここを通過する際に現像
スリーブ3の表面と弾性ブレード14の両者により摺擦
されて、十分に摩擦帯電を受ける。この弾性ブレード1
4の詳細については後述する。
以上のようにして帯電されたトナー6は、上記の弾性ブ
レード14と現像スリーブ3との間を抜は出して、現像
スリーブ3上にトナー6の薄層を形成し、感光体lと対
向した現像部へと搬送される。そして現像部において、
トナー6の一部は現像により消費され、トナー6の残り
は現像スリーブ3の回転と共に現像スリーブ3の下部よ
り現像容器2内に回収される。
この現像容器2のトナー回収部分にはシール部材7が設
けられる。シール部材7は、現像で消費されなかったト
ナー6の現像容器2内への通過を許容すると共に、現像
容器2内のトナー6が容器2の下部から漏出するのを防
止する。
上記の現像容器2内に回収されたトナー6は、弾性ロー
ラ5によって現像スリーブ3との当接部で現像スリーブ
3から剥取られる。同時に弾性ローラ5の回転により現
像スリーブ3上に新たなトナー6が供給され、新たなト
ナー6は、再び現像スリーブ3の回転に伴ない、現像ス
リーブ3と弾性ブレード14との当接部へ搬送される。
一方、上記の剥取られたトナー6の大部分は、弾性ロー
ラ5の回転に伴ない現像容器2内のトナー6中に搬送さ
れて混ざり合い、剥取られたトナー6の帯電電荷が分散
される。
以上のように、本発明では、現像スリーブ3上の現像に
消費されずに残存したトナー6を、弾性ローラ5で剥取
っているので、現像スリーブ3上のトナー6が入れ替わ
り、トナー6の過剰帯電、即ちチャージアップが防止さ
れる。
上記の感光体1の静電潜像の現像法としては、例えば特
公昭5B−32375号に記載の方法、即ち現像部に微
小間隙を設けて対向された感光体1と現像スリーブ3と
の間に、現像バイアスとして交流電圧に直流電圧を重畳
した交互電圧を印加して、現像スリーブ3上の薄層状の
トナー6を感光体1上の静電潜像に転移し、現像する現
像法を用いることができるが、直流電圧のみを印加する
現像法やその他の接触現像法を利用することもできる。
次に、弾性ブレード14の現像スリーブ3との当接部で
の作用について詳説する。
先ず、現像スリーブ3について説明する。
現像スリーブ3には、第2図に示すように、その表面に
適度な凹凸粗面が形成されており、これにより現像スリ
ーブ3の表面とトナー6との摺擦確率を高くし、且つト
ナー6の搬送性を向上させている。
この凹凸粗面ば、表面粗さRzが1−10μmとなるよ
うに、現像スリーブ30表面に不定形のアランダム砥粒
によりサンドブラスト処理を施すか、定形のガラスピー
ズによるサンドブラスト処理を施すかによって得ている
。或いは、単独で凸部を形成し得る例えば金属酸化物の
粒子、グラファイト、カーボン等の導電性粒子を用いて
、現像スリーブ3の表面に凸部粗面を形成し、この凸部
粗面を形成する粒子を結lW樹脂で結着して、結着樹脂
表面が凹部を形成し、これにより現像スリーブ3の表面
に凹凸粗面を得るようにしてもよい。
上記の結着樹脂としては、現像スリーブ3表面の凹凸粗
面凹部でのトナー6へのトリボの付与を積極的に行なわ
せるために、トナー6と帯電摩擦列が相違する物質を含
有させた樹脂であることが好ましい。
トナー6を正極性に帯電し易くするには、フッ素樹脂、
塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、クロルスチレン
樹脂、エポキシ樹脂等の電子吸弓性の強い樹脂を用いる
とよい。逆に負極性に帯電し易くするためには、ポリア
ミド樹脂、メラミン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル
樹脂等の電子供与性の強い樹脂を用いるとよい。
本実施例では、現像スリーブ3は、小径の現像スリーブ
構成とするために、基体として直径16mmのアルミニ
ウムスリーブを用い、これの表面に定形のガラスピーズ
によるブラスト処理を施して、表面粗さRzが約4μm
としたものを用いた。
次に、弾性ブレード14について説明する。
弾性ブレード14は、前述したように、現像スリーブ3
に圧接して当接されており、圧接下にこれらの間に侵入
したトナー6を現像スリーブ3上に塗布して、トナー6
の薄層を形成させる。
この弾性ブレード14は、例えばシリコーン、ウレタン
等のゴム部材(JISAに規定の硬度が401〜90@
)から形成されており、第2図に示すように、弾性ブレ
ード14の現像スリーブ3との対向面の一部が面接触で
当接して、現像スリーブ3を圧接している。
本発明によれば、第2図に示すように、弾性ブレード1
4の現像スリーブ3への当接部dの表面粗さが、現像ス
リーブ3の回転方向下流帯りに対し上流寄りの部分で粗
くなっている。本実施例では、弾性ブレード14の現像
スリーブ3への当接部dは、上流寄りが粗面14aに、
それに続く下流寄りで滑面14bになっており、粗面1
4aの表面粗さがRz3〜20μmとされ、滑面14b
はRzl、5μm以下とされている。
上記のような粗面14aを弾性ブレード14に持たせる
には、粗面処理を施せばよく、具体的には、ゴム材料を
注入するブレードの型の所要箇所に予め粗面化処理を施
してお(か、或いはゴム材料としてシリコーンゴム等を
使用する場合は、ゴム材料でブレードを形成後に所要箇
所にサンドブラスト処理、パフ処理仕上げ等を行なえば
よい。
次に、弾性ブレード14の作用効果を説明する。
弾性ローラ5により現像スリーブ3へ供給されて来たト
ナー6ば、現像スリーブ3の回転に伴ない搬送されて、
現像スリーブ3と弾性ブレード14との当接部でこれら
の間に侵入し、弾性ブレード14の圧接下にトナー6へ
のトリボの付与が行なわれる。
この当接部を抜は出して、現像部へ運ばれるトナー6の
トリボ分布を均一化させるためには、弾性ブレード14
の圧接下において、トナー6の粒子1つ1つの現像スリ
ーブ3表面への摺擦確率を向上させる必要がある。トナ
ー粒子1つ1つの現像スリーブ3表面への摺擦確率を向
上させるためには、現像スリーブ3表面に形成させるト
ナー6の薄層を単層にするのがよいと考えられるが、以
下のような理由から採用できない。
即ち、現像スリーブ3表面にトナー6の薄層を単層に形
成するためには、弾性ブレード14の現像スリーブ3へ
の圧接力を高く設定し、且つ現像スリーブ3の表面粗さ
を細かくすることによって、トナー6の搬送力を低下さ
せなければならず、このためトナー6の帯電量が増加し
て、トナー6の現像スリーブ3に対する鏡映力が大きく
なる。特に低湿環境やトナー6を小粒径化(平均粒径8
μm以下)した場合に鏡映力の増大は顕著となり、トナ
ー6の現像スリーブ3への付着力が増加して、前述した
ような現像スリーブ3上の現像で消費されずに残存した
トナー6の弾性ローラ5による剥取りが不十分になる場
合が生じてくる。
現像スリーブ3上の残存したトナー6の剥取りが不十分
であると、その剥取られなかったトナー6が弾性ブレー
ド14の圧接下での帯電を再び受けるので、トナー6の
過剰帯電を招く。この過剰に帯電したトナー6は、現像
スリーブ3に供給された新たなトナー6に比べ鏡映力が
大きいため、現像スリーブ3に強固に付着し、現像時に
感光体lに転移して現像に寄与することをせず、現像に
より得られた画像は、全体として濃度ムラを引き起こす
そこでトナー6の過剰帯電を極力発生させないようにす
ることが必要になって来、そのために、現像スリーブ3
上の現像で消費されずに残存したトナー6の弾性ローラ
5による剥取り力を増大させようとして、弾性ローラ5
と現像スリーブ3との当接圧を高め又相対速度を高める
と、弾性ローラ5によるトナー6の剥取り能力は向上す
るものの、弾性ローラ5の回転トルクの増大、弾性ロー
ラ5や現像スリーブ3の摩耗の増大を招(。
このように、現像スリーブ3表面に形成させるトナー6
の薄層を単層にすることは簡単でない。
又トナー6の薄層を単層にすることは、トリボ分布の均
一化の点ではよいが、現像スリーブ3によって現像部へ
搬送されるトナー6の量が不足するため、現像により十
分な画像濃度を得るためには、現像スリーブ3の周速を
かなり速くしなければならず、又弾性ブレード14の現
像スリーブ3への圧接力を高く設定しなければらないの
で、現像スリーブ3の回転トルクの増大を招き、現像装
置の駆動力を得る画像形成装置本体の駆動モータの負荷
の増大を招来して好ましくない。
このようなことから、トナー粒子1つ1つの現像スリー
ブ3表面への摺擦確率を向上させるために、現像スリー
ブ3表面に形成させるトナー6の薄層を単層にしようと
するのは、現実的でなく採用できない。
他方、弾性ブレード14の現像スリーブ3への圧接力を
弱めることにより、上記と逆に現像スリーブ3表面にト
ナー6の薄層を多層に形成するようにすると、今度は現
像スリーブ3と弾性ブレード14との当接部において、
鏡映力によりトナーが現像スリーブ3の表面に強固に付
着したトす−層と、その上の、トナーの現像スリーブ3
との接触の接金が少ないトナー層とが形成され、これら
上下のトナー層の接触により両層のトナー同士の摩擦帯
電が生じ、所望の極性と逆極性に帯電するトナーが増加
して、所謂反転カブリが生じてしまう。この現象は特に
トナーを平均粒径8μm以下に小粒径化した場合や、低
湿環境下の場合にH著になる。
以上のようなことから1本発明では、現像スリーブ3に
よって現像部へ搬送されるトナー6の薄層が単層であっ
ても、多層であっても、そのトナー6の薄層の帯電量を
適量且つ分布が均一でシャープなものとするもので、本
発明によれば次のように実現されるのである。
上述したように、本実施例では、第2図に示すように、
弾性ブレード14の現像スリーブ3への当接部dの、現
像スリーブ3の回転方向上流寄りの面を表面粗さRz3
〜20μmの粗面14aとしているが、このように粗面
化してお(と、現像スリーブ3の回転により弾性ブレー
ド14との当接部の間に侵入して来たトナー6が、先ず
弾性ブレード4の粗面14aに接触したときに、粗面1
4aにより比較的大きな抵抗力を受けて現像スリーブ3
上で揺動、撹乱される。その後にトナー6は、弾性ブレ
ード14の粗面14aに続くRzl、5μm以下の平滑
な滑面14bにより、現像スリーブ3上で均一な薄層に
形成され、その薄層化されたトナー6がブレード14の
圧接下を抜は出して、現像スリーブ3と感光体1とが対
向した現像部へと搬送され、そこで現像に供される。
このとき本発明では、上記のように、弾性ブレード14
の粗面14aでトナー6に対する揺動、撹乱を行なって
いるので、上述した弾性ローラ5により剥取られなかっ
たトナーが現像スリープ3上に強固に付着したり、弾性
ブレード14との当接部で過帯電される現象がなくなり
、又現像スリーブ3表面の下層のトナー層とその上の上
層のトナー層とが接触することによるトナー6の逆極性
の摩擦帯電も防止される。
即ち、トナー6の薄層を単層に形成する場合は、弾性ブ
レード14の粗面14aでの揺動により、現像スリーブ
3上に強固に付着しているトナー6がほぐされて、新た
に供給されて来たトナー6と混ざり合い、これら両トナ
ー6が現像スリーブ3の表面で同じように摺擦してトリ
ボを付与され、最終的に弾性ブレード14の滑面14b
により均一に薄層に形成され且つトリボが付与される。
トナー6の薄層を多層に形成する場合は、弾性ブレード
14の粗面14aでの揺動、撹拌により、現像スリーブ
3上の上層、下層のトナー層を構成するトナー粒子1つ
1つが現像スリーブ3の表面で摺擦してトリボを付与さ
れ、これにより均一化を図ったトリボ付与がなされ、最
終的に弾性ブレード14の滑面14bにより均一に薄層
に形成され且つトリボが付与される。
従ってトナー6の薄層が単層でも多層でも、弾性ブレー
ド14の滑面のみを現像スリーブ3に当接させることに
なる従来と比べ、帯電が適量且つその分布が均一、シャ
ープで厚みも均一なトナー6の薄層を得ることができる
本発明における弾性ブレード14の現像スリーブ3への
当接圧は、現像スリーブ3の母線方向の線圧で5〜20
0 g / c mが有効で、本実施例ではxoog/
cmとした。又弾性ブレード14の当接部dの幅は約1
.5mmであり、粗面14a、滑面14bの幅は良好な
トリボ付与の観点からそれぞれ0.5mm必要で、本実
施例ではそれぞれ約0.75mmとした。
弾性ブレード14の粗面14aの粗さは、上述したよう
にRz3〜20μmが有効であり、粗面14aの粗さが
Rz3μm未満になると、現像スリーブ3上のトナー6
の十分な撹乱効果が得られず、トナー6として小粒径の
トナーを低湿環境下で用いた場合に、トナー6の過剰帯
電が起こり濃度ムラが生じて好ましくない。逆に、弾性
ブレード14の粗面14aの粗さがRz20μmを超え
ると、粗面14aの凹部にトナー6が詰まって現像スリ
ーブ3上のトナー6に撹乱効果が得られず、反対に粗面
14aの凹部に詰まったトナー6と、弾性ブレード14
の圧接下に搬送されて来るトナー6との間で摩擦帯電が
起き、画像にカブリが生じるため、好ましくない。
本発明において、弾性ローラ5としては、セル数が20
〜100個/インチの発泡骨格状スポンジ構造の弾性ロ
ーラが好ましく、本実施例では、直径5mmのステンレ
ス製の芯金の周囲に、密度0.030 g / c m
 ”のウレタン発泡体を被覆したスポンジ構造の弾性ロ
ーラを用いた。
弾性ローラ5が上記のスポンジ構造からなるとき、現像
スリーブ3にソフトに当接するが、その当接幅としては
1〜10mmが有効で、本実施例では、弾性ローラ5の
当接幅は4mmとした。
現像スリーブ3上の現像に消費されずに残存したトナー
6の弾性ローラ5による剥取り効果を向上させるために
は、弾性ローラ5と現像スリーブ3の周速にはある範囲
の相対速度を持たせることが好ましく、その相対速度の
範囲は5〜600mm/秒が有効で、本実施例では12
0mm/秒とした。
本実施例では、−成分現像剤として非磁性トナー6を使
用したが、そのトナー6としては、スチレン/アクリル
樹脂とスチレン・ブタジェン樹脂の共重合体及び顔料か
らなる平均粒径12μmのトナー粉体に、コロイダルシ
リカ1.0%を外添したトナーを用いた。これを上述の
ようにして現像スリーブ3上に塗布してトナーの薄層を
形成したところ、約30μm厚の薄層を均一に形成する
ことができた。上記のトナーの薄層の帯電量をブローオ
フ法で測定したところ、電荷量は+14μC/gであり
、十分な値が得られた。
又本実施例では、現像法として、上述した特公昭58−
32375号に記載の方法が好ましいので、これを使用
した。
本実施例の現像装置をキャノン(株)製複写機FC5に
組み込んで、有機光導電体からなる感光体1上の静電潜
像の表面電位を暗部−600■、明部−150Vとし、
感光体1と現像スリーブ3との間の間隙を250μmと
し、感光体1と現像スリーブ3との間に印加する現像バ
イアスを周波数1800Hz、ピーク・ピーク電圧 1200Vの交流電圧に一250vの直流電圧を重畳さ
せたものとして、現像を行なって画像形成したところ、
反射濃度1.3の良好な画像を得ることができた。
更に1500枚の画像形成を連続的に行なったところ、
トナーの電荷量も+14〜+20uC/gを維持し続け
、スリーブゴースト及び濃度低下のない良好な画像を最
後まで得ることができた。
又低湿環境下でトナー6として平均粒径約8μmの小粒
径のトナーを用いて、上記と同じようにして連続的に1
500枚の画像形成を行なったが、トナーの電荷量とし
て+16〜+24μC/gが維持され、はぼ良好な画像
が得られた。
以上の実施例では、弾性ブレード14の現像スリーブ3
への当接部dに、現像スリーブ3の回転方向上流寄りの
粗面14aとそれに続(下流寄りの滑面14bの2段階
に粗面を形成したが、第3図に示すように、上記当接部
dの表面粗さを、現像スリーブ3の回転方向上流寄りで
大で下流に行くに従って小となるように連続的に形成し
てもよく、2段階に粗面を形成したときと同様な作用効
果が得られる。
又規制部材として一層構造の弾性ブレード14を示した
が、規制部材は弾性を有すれば一層構造でなくともよく
、例えば第4図に示す多層構造の弾性ブレード24を用
いることもできる。
本多層構造の弾性ブレード24は、厚み0゜5mmのウ
レタンシート41を弾性スポンジ42を介して厚み0.
2mmのSUS等の金属弾性体43に設けてなっており
、−層構造の弾性ブレード14に準じ同様に、弾性ブレ
ード24の現像スリーブ3と当接する当接部24dのウ
レタンシート41は、現像スリーブ3回転方向上流寄り
が粗面41aに形成され、それに続く下流寄りが滑面4
1bに形成されている。
以上のような弾性ブレード24によれば、現像スリーブ
3への当接部dの幅を広(とることができ、弾性ブレー
ド24の圧接下でのトナー6の撹乱を更に向上し、現像
スリーブ3とトナー粒子1つ1つの摺擦の機会を増して
、トナー6へのトリボ付与の均一化をより図ることがで
きる。
又弾性ローラ5は発泡骨格状のスポンジ構造の弾性ロー
ラを示したが、ファーブラシ構造の弾性ローラ、例えば
第5図に示すように、回転軸状にレーヨン、ナイロン等
の繊維16を植毛した弾性ローラ15を用いても同様な
効果が得られる。
但し、この場合、ファーブラシ構造の弾性ローラ15の
現像スリーブ3との当接幅を余り広く取フて、当接圧を
高くし過ぎると、経時的な繊維16のへたつが生じるた
め、スポンジ構造のときよりもソフトタッチにした方が
好ましい。
更に一成分現像剤のトナー6として非磁性トナーを使用
したが、磁性トナーを使用することもできる。またポジ
トナーとしたが、ネガトナーとしてもよい。上記のトナ
ー6を磁性トナーとする場合、第5図に示すように、現
像スリーブ3内にマグネットローラ8を保持、固定させ
、そのマグネットローラ8の磁気力を利用して磁性トナ
ー6を搬送し、又現像部でトナー6を現像に供させるよ
うにすればよい。
1肛二豆1 以上説明したように、本発明の現像装置では、弾性規制
部材の現像剤担持体との当接部の表面粗さを、現像剤担
持体の回動方向下流寄りに対し上流寄りで粗くして、弾
性規制部材の当接部に粗面と比較的滑らかな滑面とを形
成することにより、その弾性規制部材の当接部粗面で現
像剤担持体による搬送で当接部の間に侵入して来た一成
分現像剤を撹乱して、現像剤担持体と現像剤粒子1つ1
つの摺擦確率を向上し、現像剤のトリボ均一化を図ると
共に、弾性規制部材の当接部滑面で最終的な現像剤の層
厚規制とトリボ付与を行なうようにしたので、現像剤担
持体上に適正な層厚で且つトリボが均一化した現像剤の
薄層を形成することができ、画質向上のために現像剤を
小粒径化した場合や、装置の小型化のために現像剤担持
体を小型化した場合、更に環境に変動があった場合でも
、常に安定して濃度ムラのない画像を得ることができる
又弾性ローラを設けて、弾性ローラによる現像剤担持体
からの現像剤の剥取りと新たな現像剤の供給とを、弾性
規制部材での規制と組み合わせて行なわせることにより
、スリーブゴースト等の解消を一段と確実にすることが
でき、画像品質を一層向上することができる。
第5図は、第1図の現像装置でのスポンジ構造の弾性ロ
ーラに代えてファーブラシ構造の弾性ローラを使用し、
更に現像スリーブ内にマグネットローラを設置した現像
装置を示す概略構成図である。
第6図は、従来の現像装置を示す概略構成図である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の現像装置の一実施例を示す概略構成
図である。 第2図は、第1図の現像装置に設けられた弾性ブレード
と現像スリーブとの当接部を示す説明図である。 第3図は、本発明における弾性ブレードの他の例での現
像スリーブとの当接部の粗面化の仕方を示す説明図であ
る。 第4図は、本発明における弾性ブレードの更に他の例で
の現像スリーブとの当接部を示す説明図である。 :感光体 :現像容器 :現像スリーブ :弾性ローラ :トナー :現像スリーブ 二弾性ブレード 第 図 第4図 第2図 第3図 第5図 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)現像容器内に収容された一成分現像剤を回動する現
    像剤担持体上に担持して、前記現像剤担持体に当接した
    弾性規制部材により前記現像剤を薄層に形成しながら、
    前記現像剤担持体により前記現像剤を像担持体と対向し
    た現像部へと搬送し、前記像担持体上に形成された潜像
    を現像する現像装置において、前記弾性規制部材の前記
    現像剤担持体との当接部の表面粗さを、前記現像剤担持
    体の回動方向下流寄りに対し上流寄りで粗くしたことを
    特徴とする現像装置。 2)前記現像容器内に、前記現像剤担持体と当接して回
    転する弾性ローラを設けた請求項1記載の現像装置。
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