JPH0384571A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0384571A
JPH0384571A JP1220456A JP22045689A JPH0384571A JP H0384571 A JPH0384571 A JP H0384571A JP 1220456 A JP1220456 A JP 1220456A JP 22045689 A JP22045689 A JP 22045689A JP H0384571 A JPH0384571 A JP H0384571A
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JP1220456A
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Hatsuo Tajima
田嶋 初雄
Katsuaki Kobayashi
克彰 小林
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は乾式現像剤を用いて現像を行なう現像装置に関
する。
[従来の技術] 従来、乾式−成分現像装置としては各種装置が提案され
また実用化されている。しかし、いずれの現像方式にお
いても乾式−成分現像剤の薄層を形成することは、極め
て難しい。しかるに現像画像の鮮明度、解像力、などの
向上が求められてる現在、乾式−成分現像剤の薄層形成
力式及びその装置に関する開発は必須となっており、ま
たこれに応えていくつかの方策が提案されている。
例えば、特開昭54−43038に示されるような装置
か挙げられる。この装置は、現像剤規制手段たるゴムも
しくは金属の弾性ブレードを現像剤担持体たる現像スリ
ーブに当接させ、その当接部から現像剤(以下トナーと
する)を進入通過させることによって現像スリーブ上に
トナー薄層を形成し、かつ当接部において摩擦帯電によ
る電荷(以下トリボとする)をトナーに付与するもので
ある。
このような装置において、磁性トナーを使用する場合に
は、現像スリーブ内に磁石を設ければ磁石の磁力によっ
て現像スリーブ上にトナーを供給することができる。し
かしながら、非磁性トナーを使用するには新たに機械的
な供給手段を必要とするという問題があった。そこで本
出願人は第8図に示す現像装置(特開昭58−1165
59)を提案している。かかる装置では弾性プレートと
現像スリーブの当接部よりも現像スリーブ回転方向上流
側に、現像剤供給手段たる供給ローラな現像スリーブと
接触するように配置し、現像スリーブへのトナー供給及
び現像スリーブ上の未現像トナーの剥ぎ取りを行なって
いる。このように簡単な構成によって、高濃度、広面積
のべた黒画像を忠実に再現し、常に安定な画像を提供す
ることが可能となった。
また、現像スリーブ−回転台だけの画像濃度か濃くて二
回目以降の画像濃度が薄くなる、いわゆるスリーブゴー
ストも防止することかできた。
[発明が解決しようとする課8] しかしながら、最近の複写画像の高画質化に伴う現像剤
の小粒径化及び現像装置の薄型・小型化に伴う現像スリ
ーブの小径化傾向においては、上述した従来装置によっ
ても、必ずしも十分な良画像を得られなくなっている。
つまり、−成分系絶縁トナーにおけるトリボ付与は現像
スリーブ表面との摩擦によって行なわれるため、現像ス
リーブ表面の特性に大きく依存する。したがって、小径
の現像スリーブを適用すると、現像スリーブ表面積が減
少し、現像スリーブ表面とトナーとの接触度合いが低下
し、トナーの帯電量が不十分になりやすいのである。特
に弾性ブレードで現像スリーブ上にトナーを塗布する場
合、現像スリーブの小径化によって弾性ブレードと現像
スリーブとの当接部における面積が減少し、トナーへの
摩擦帯電の低下及び不均一化が生じやすくなる。また、
小粒径トナーは、通常の粒径のトナーに比べて帯電しや
すく、電荷量が過剰になる場合がある。すると、現像ス
リーブとの付着力が強くなって、現像に供せず残存した
トナーは剥ぎ取りにくくなりさらに電荷量が増えていく
。一方、新しく供給されたトナーは、現像スリーブに付
着したトナーと接触することになるので十分なトリボを
付与されない。このように、トリボの付与が不均一なも
のとなっていた。
以上のようにトリボの低下及び不均一によって非接触現
像、特に交互電界下で非接触現像する場合、画像劣化が
問題となっていた。
本発明は上記問題を解決し、小径の現像スリーブ及び小
粒径のトナーを使用してもトナーに均一で十分なトリボ
を付与し、安定した画像を得ることができる現像装置を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば上記目的は、 前方に開口部を有する現像剤供給容器と、上記開口部に
回転自在に配設され現像剤を担持搬送せしめる現像剤担
持体と、該現像剤担持体の後方で該現像剤担持体に摺接
回転するように配設され上記現像剤担持体と同方向に回
転して上記現像剤を上記現像剤担持体へと供給せしめる
現像剤供給手段と、上記現像剤担持体に当接した当接部
で該現像剤担持体上の現像剤の通過を規制する弾性体の
現像剤規制手段とを備えた現像装置において、上記現像
剤規制手段は、上記現像剤供給手段に近接あるいは当接
して上記現像剤供給手段上の現像剤の通過をも規制せし
める規制部を形成している、 ことによって遠戚される。
[作用] 本発明の現像剤規制手段は、現像剤供給手段に近接ある
いは当接して上記現像剤供給手段上の現像剤の通過を規
制するので、現像剤担持体と現像剤供給手段との摺接部
及びその周辺に搬送する現像剤の量を適量にする。した
がって、現像剤が摩擦帯電によって得る電荷量は過剰に
増加することなく適切な量となり、現像剤担持体に担持
される現像剤も適量となる。
また、上記現像剤規制手段は、上記現像剤供給手段上の
現像剤の通過を規制する際に現像剤からの力を受け、ま
た微細な振動を起こす、この現像剤から受けた力及び微
細な振動は、現像剤担持体上の現像剤の通過を規制する
当接部に伝わり、該当接部において、トナーの凝集を防
止し、かつトリボ付与を行なう。
[実施例] 以下、添付図面の第1図及び第2図にもとづいて本発明
の第一実施例を説明する。
、第1図においてlは矢印へ方向に回転する潜像担持体
としての感光ドラムである。感光トラムlとしては1例
えばカールソンプロセスにより静電潜像を形成したいわ
ゆるゼログラフ感光体、特公昭42−23910号公報
に記載のNPプロセスにより静電潜像をM成した表面に
絶縁層を有する感光体、静電記録法により潜像を形成し
た絶縁体、転写法により静電潜像を転写した絶縁体、そ
の他適宜の方法により静電潜像(あるいは電位潜像)あ
るいは磁気潜像を形成保持させた部材である。
上記感光ドラムlには現像装置が対向配設されており、
該現像装置は、現像剤供給容器(以下単に容器と記す)
2と5.現像剤担持体としての現像スリーブ3と、現像
剤規制手段たる弾性ブレード4と、現像剤供給手段たる
供給ローラ5とを備えている。
容器2は現像装置の長手方向(紙面に直角な方向)に延
在する開口部を有し、該開口部には上記現像スリーブ3
か配設されている。該現像スリーブ3は、アルミニウム
等の非磁性材料製である。
該現像スリーブ3は第1図において上記開口部に、右略
半周面を容器2内へ突入させ、左略半周面を容器2外へ
露出させて回転自在に軸受させて横設してあり、矢印B
方向に回転駆動される。上記現像スリーブ3は円筒体(
スリーブ)に限らず、回転駆動される無端ベルト形態等
にしてもよい、また導電性ゴムローラを用いてもよい、
上記現像スリーブ3の容器外露出面は、感光ドラムlの
表面に帰掛な隙間を存して対面している。
上記現像スリーブ3の後方には、供給0声う5が上記現
像スリーブ3の容器内突入面に摺接部Sで摺接回転する
ように配設されている。上記供給ローラ5は上記現像ス
リーブ3と同方向に回転して現像剤を該現像スリーブ3
へと供給すると共に該現像スリーブ3と弾性接触するこ
とによって該現像スリーブ3上のトナーを剥離する。上
記供給ローラ5は発泡度の低い(密度の大きい)ウレタ
ン発泡体等を巻きつけたものや、スポンジの上にゴムの
スキン層をかぶせたもの、また、ゴムスキン層の青赤に
凹凸を設けたものなどの弾性体であることが好ましい。
上記供給ローラ5と上記現像スリーブ3との摺接部Sよ
りも該現像スリーブ3の回転方向下流側には、弾性ブレ
ード4が上記現像スリーブ3に当接部Tで当接配設され
ており、該当接部Tにおいて上記現像スリーブ3上の現
像剤の通過を規制している。上記弾性ブレード4は、上
記当接部Tから上記現像スリーブ3の回転方向と逆方向
へ延長した方向に自由端6を有する板状部材で戊り、該
自由端6が上記供給ローラ5に近接または当接して該供
給ローラ5上の補給トナー7の通過を規制せしめる規制
部Kを形成している。
上記補給トナー7は、上記供給ローラ5の後方であって
上記容器2内に配設されたトナー送り部材8によって供
給される。該トナー送り部材8は矢印り方向に回転する
ように配設され、先端にはマイラー(デュポン社製商品
名。以下マイラーに関して同様である。)等の可撓性シ
ート9が取り付けられている。
本実施例における現像方法としては例えば特公昭58−
32375に記載の方法、すなわち感光トラムlと現像
スリーブ3との間に直流を重畳した交番電流を印加して
、現像スリーブ3上の薄層トナーを感光ドラムl上の静
電潜像に画像状に転移させるいわゆる非接触現像法を用
いることができるか、その他、接触現像法を用いてもよ
い。
次に以上のような本実施例装置における動作について説
明する。
第2図は弾性ブレード4の自由端6の近傍を拡大した図
である。第2図において、供給ローラ5は矢印C方向に
回転し、供給ローラ5上に搬送された補給トナー7を自
由端6との対向位置である規制部Kにおいて一定量に均
一に規制する。該規制部Kにおいても供給ローラ5上の
トナーは一部摩擦帯電される。次いで現像スリーブ3と
供給ローラ5との摺接部Sにおいて、供給ローラ5上の
補給トナー7は、現像スリーブ3と摺接されることによ
って摩擦帯電を受けると共に現像スリーブ3へと供給さ
れる。なお、自由端6はトナーの規制量を制御するため
に現像スリーブ3側に斜めカット面を有するように厚さ
を先端程薄くしである。さらに、補給トナー7は弾性ブ
レード4と現像スリーブ3との当接部Tを通過するとき
に、現像スリーブ3表面と弾性ブレート4によって摺接
され、さらに摩擦帯電を受ける。このようにして補給ト
ナー7は十分な摩擦帯電を受けることができる。この結
果、現像像において画像濃度を確保し、さらに地かぶり
を減少させることができる。
このようにして十分な摩擦帯電を受けた補給トナー7は
上記当接部Tを通過して現像スリーブ3上のトナー薄層
として形成され、現像スリーブ3上を感光ドラムlと対
向する現像部Pへ運ばれる。現像部Pにおいて、一部の
トナーは現像動作により消費され、他のトナーは現像ス
リーブ3の回転と共に現像スリーブ3の下部より回収さ
れる。この回収部分にはシール部材lOが設けられ現像
で消費されなかったトナーの容器2内への通過を許容す
ると共に、容器2内の補給トナー7が容器2の下部から
漏出することを防止する0回収された現像スリーブ3上
のトナーは供給ローラ5と現像スリーブ3との摺接部S
で弾性接触によって掻き落とされる。ところが、トナー
が小粒径の場合、通常粒径のものより電荷量が増加(以
下チャージアップと記す)しやすく、その結果、現像ス
リーブとの付着力が強くなって上記摺接部Sで完全に掻
き落とせない場合が生ずる。これは、従来例のように供
給ローラ5と現像スリーブ3との摺接部Sに搬送される
トナーか多量である場合に顕著に発生する。つまり、上
記摺接部Sもしくはその近傍におけるトナー同士の接触
頻度が増加しチャージアップ度合いが強くなるからであ
る。
このように過剰にチャージアップしたトナーが多量に現
像スリーブ3に付着するために上記摺接部Sにおいて掻
き落としにくくなるのである。したがって、掻き落とさ
れなかったトナーは再び現像スリーブ3と弾性ブレード
4との当接部Tを通過し、通過の際にさらにチャージア
ップするという悪循環を生ずる。このように強固に付着
したトナーは感光ドラムlへ容易には転移しなくなる。
特に本実施例のような非接触現像を用いた場合に顕著で
ある。他にも、弾性プレー)−4と現像スリーブ3の当
接部T近傍において、高湿環境下のときにトナー同士が
固まりゃすくなる。いわゆるブロッキングを生ずる場合
もあった。このブロッキングによって画像濃度が薄くな
ったり、トナーの塗布むらか生じたりしていた。しかも
上記従来例においては、E記摺接部Sに搬送されるトナ
ーは多量であるばかりでなく不均一であるため、上述し
た強固に付着したトナーの量及びトリボの量が現像スリ
ーブ3上でばらつきを生じ1画像に悪影響を与えていた
。さらに、新たに供給されるトナーは、上述したような
現像スリーブ3に付着し続けているトナーのために、現
像スリーブ3の表面との摩擦ができずに付着したトナー
との摩擦が行なわれる。その結果、極性が反転したり、
トリボが十分に付与されなくなる。したがって、画像濃
度が薄くなったり、かぶりゃトナーの飛散を生ずるとい
う問題があった。
しかしながら、本実施例装置においては、弾性ブレード
4の自由端6が規制部にを形威しており、供給ローラ5
へ供給する補給トナー7の量を過剰なチャージアップを
起こさない程度であり、かつ鮮明な画像を提供できる程
度の量に規制し、供給量も均一なものとする。
したがって、現像スリーブ3と供給ローラ5の摺接部S
Cおけるトリボも適切な量となり、現像スリーブ3と弾
性ブレード4との当接部Tにおいて、現像剤の通過を適
切に規制する。その結果、現像スリーブ3上のトナー層
は均一の厚さとなり、かつトリボの量も適切な量となり
、非接触現像を用いても良好な画像が得られ、いわゆる
ブロッキングの発生も防止する。さらに、現像によって
消費されなかったトナーも、供給ローラ5によって容易
に掻き落とされるので、常に古いトナーと新しいトナー
の入れ替えが行なわれて、いわゆるスリーブゴーストの
無い良好な画像が得られる。
また、供給ローラ5によるトナーの掻き落としが容易な
ので、供給ローラ5の取付位置の精度にも幅をもたせる
ことかできる。
さらに、弾性ブレード4の自由端6周辺をトナーか通過
する際に微細な振動を生じ、その振動が弾性ブレード4
と現像スリーブ3との当接部Tに伝わり、現像スリーブ
3上のトナーを撹乱させる。したかって、凝集したトナ
ーをほぐし、均一なトリボ付与及び均一な厚さのトナー
層が得られる。
さらにまた、上記自由端6には第2図に矢印fで示す力
か働き、現像スリーブ3と弾性プレート4との当接部T
における接触面積を広げて、トリボ付与効果を向上させ
る。したがっ゛C1小径の現像スリーブ3を用いた場合
にも、十分なトリボ付与か行なわれる。
上述したように第1図に示した本実施例装置によっても
、十分なトリボ付与を行なうことができるが、さらに積
極的にトリボ付与能力を向上させるには、現像スリーブ
3の表面に微小な凹凸を設ければよい、これは、現像ス
リーブ3とトナーとの摺擦頻度が高くなり、かつトナー
の搬送性が向上するためである。
本発明では最も好ましい構成として凸部粗面形成に単独
で凸部を形威し得る導電性粒子を用い。
凹部形成にこの粒子を結着するための樹脂を用いて平滑
面とした。なお、表面層全体として導電性を維持するた
めに、表面凹凸構造に影響を与えないように微粉性の高
い導電粉を樹脂に混在させた。このようにすることによ
って、凹部の平滑面でトナーを捕獲するので現像スリー
ブとトナーとの摺擦頻度が高くなりトリボ付与能力が向
上する。また、凹部での捕獲によってトナーの搬送性も
向上するので、弾性ブレード4との当接部Tへ確実に適
切な量のトナーを搬送することとなり安定したトリボ付
与が行なえる。
以上のような現像スリーブ表面の抵抗値としては、現像
スリーブ表面における電荷の蓄積を防止し、非接触現像
におけある現像性を良好なものにするために、104Ω
ε■以下に保つことが好ましい。
また、上記現像スリーブに用いる樹脂としては、トナー
のトリボ付与能力を向上させるために、トナーと摩擦帯
電列の相違する物質を用いればよい。例えば、トナーを
正極性に帯電しやすくするには、フッ素樹脂、塩化ビニ
ル樹脂、ポリオレフィン樹脂、クロルスチレン樹脂、エ
ポキシ樹脂等の電子吸引性の強い樹脂を用いるとよい、
逆に負極性に帯電しやすくするには、ポリアミド樹脂、
メラくン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂等の電
子供与性の強い樹脂を用いるとよい。
同様に、結着樹脂にトナーへの荷電制御剤を含浸させて
もよい。また、樹脂層中に潤滑性粉末を分散させて、現
像スリーブ上のトナーの剥ぎ取り及び離脱を容易にして
もよい。
次に、現像スリーブ3の凹凸の表面粗さ(Rz)として
は、凸部の高さhはRzで1〜50u、m、凸部のピッ
チ間平均圧#dは1〜250 gmが好ましく、h<2
dを満足する範囲が好ましい。
ここで表面粗さRzとは表面を基準長さだで抜き取った
部分の平均線に平行な直線のうち凸部の高い方から三番
目の山と凹部の深い方から三番目の谷を通るものを選び
、この間隔を表したものであり、JIS表面粗さBO6
01の規格に依るものである。以下表面粗さRzに関し
て同様である。
上記範囲を越えるような凸部の高さにしてしまうと、特
に小粒径トナーを用いる場合、凹部、に捕えられたトナ
ーを剥ぎ取ることが困難となる。すると、トナーの入れ
替えが行なわれなくなり、トナー層の厚さの均−化及び
トリボの安定化が不十分となる。
なお、樹脂に混在させる導電粉としては、薄片状、繊維
状、粉末状の各種形状の金属物、もしくは、金属酸化物
の粒子、グラファイト、カーボンブラック等を用いるこ
とができる。
次に、本実施例装置の現像スリーブに上述したような凹
凸処理を行なった実験例について説明する。
本実験例には直径16mmのアルミニウム製現像スリー
ブを用い、凸部を形成する導電粒子としてのカーボン粉
と、樹脂C混在させる導電粉としての結晶グラファイト
粒子(短軸約51Lm、長軸約10gm )とをl:9
の割合で混合し、これらとフェノール樹脂とを等量で混
合したものを、上記現像スリーブの表面に塗布し、乾燥
した。
以上のような現像スリーブはグラファイト粒子間平均距
離的15pm 、現像スリーブ上の樹脂層厚約6 pL
m 、 Rz#2,6 p、ta 、層全体の電気抵抗
値は約100C1lであった。
本実験例の場合のグラファイトの含有量は重畳パーセン
トで10〜60%、カーボン粉は0〜40%か好ましく
、これらの粉末の合計が10〜60%の含有量であるこ
とが好ましい。
次に、弾性ブレード4としてはウレタンゴム(ゴム硬度
JIS 65” 、厚さ2mm)を用いた。弾性ブレー
ドの現像スリーブへの押圧(線圧)設定は20〜200
g/mが好ましく、実験例では50g/mに設定した。
また、供給ローラ5としては直径6■のステンレス製芯
金上にエバーライト(ブリデストン株式会社製商品名)
スポンジを巻きつけ、直径14mmのローラ状にしたも
のを用い、現像スリーブ回転を同方向に回転させ(現像
スリーブとの摺接部ではカウンタ方向となる)、現像ス
リーブに対する相対速度を50〜300關/secにし
て行なった。以下に示す結果は、70mm/seeに設
定したときのものである。
なお、トナーとしてはスチレン/アクリル樹脂とスチレ
ンブタジェン樹脂の共重合体100部にペリレン系赤の
顔料5部からなる平均粒径10p厘のトナー粉体にコロ
イダルシリカ1.0%を外添した赤トナーを用いた。
以上のような装置をキャノン株式会社製FC5複写機に
組み速み、バイアス電源として周波数1800Hz、ピ
ーク・ピーク電圧1300Vの交流電圧に、−250V
の直流を重畳させたものを用い、感光トラムl上の潜像
の表面電位を暗部−540v、明部−l5OVにし、現
像スリーブ3と感光ドラム1の間隔を250 gttr
に設定して非接触現像により現像を行なった。
その結果、現像スリーブ上には約25井貫の均一な塗布
層が得られ、この層の帯電量をブローオフ法で測定した
ところ、電荷量は+18 p、 c/gであった。この
電荷量は、良好な画像を得るのに十分な電荷量である。
また、得られた画像は、反射濃度1.3の良好な赤色の
画像であった。
さらに、高湿環境下に一週間放置した後、現像を行なっ
てから現像装置内の弾性ブレード近傍を観察したところ
、トナーのブロッキングは防止されていた。さらにまた
、低湿環境下で上述のトナーと同種類で平均粒径8井嘗
の小粒径のトナーを用いて、現像を行なったところ、2
000枚の画像形成に至るまでトナーの摩擦帯電量の異
常な増加はなく、濃度が薄くなったり、かぶりが生じた
るすることのない画像を得ることができた。
なお、現像スリーブ3、供給ローラ5の回転周速度は適
用する複写システムに応して任意に設定5丁能である。
また、現像スリーブ3への供給ローラ5の設定押圧は現
像スリーブ3上のトナーを剥ぎ取る作用を損なわないよ
うに極力小さいことが好ましく、周速はトナー供給の点
で現像スリーブ3の周速よりも若干速いことが好ましい
なお、現像スリーブ表面を凹凸形状に形威するには、ア
ランタム砥粒な現像スリーブ表面に打ち込む、いわゆる
ツラスト処理を施したものでもよい。
次に本発明の第二実施例を第3図を用いて説明する。な
お、第一実施例と共通の箇所には同一の符号を付して説
明を省略する。
本実施例は、供給ローラ5としてファーブラシローラ1
1を用いたところか第一実施例を異なる。
本実施例においては、ファーブラシllaとして抵抗1
06ΩC1以下のカーボン分散レーヨン繊維を用いであ
る。また、9g性ジブレード4自由端6は第一実施例の
ように斜めにカットするのてはなく、真直ぐにカットし
てファーフラジ11の先端との接触面積を大きくしてい
る。
さらに、本実施例はファーブラシ11のトナーの搬送力
か大きいので、新たに規制仕切板12を配設し、ファー
ブラシ11へのトナーの供給量を規制している。
以上のような本実施例装置においても、第一実施例と同
様な効果を奏する。
次に本発明の第三実施例を第4図を用いて説明する。な
お、第一実施例と共通な箇所については同一の符号を付
して説明を省略する。
本実施例は、弾性ブレート4の自由端6に弾性体の薄板
13を取り付けて、#薄板13の先端か供給ローラ5に
当接するように配設したこと、供給ローラ5の表層を表
面が凹凸形状のゴム層i4で形威したことが第一実施例
と異なる。本実施例においては、厚さ100 gtaの
マイラー(デュポン社製)を用いた。本実施例のように
、比較的搬送力の少ない供給ローラを用いる場合には、
上記のような薄板によって規制することか好ましい。
以上のような本実施例装置においても第一実施例と同様
な効果を奏する。
次に本発明の第四実施例を第5図を用いて説明する。な
お、第一実施例と共通の箇所には同一の符号を付して説
明を省略する。
本実施例は、現像剤規制手段として弾性ローラI5を用
いたところが異なるものである。本実施例に用いた弾性
ローラ15は、第三実施例において供給ローラとして使
用したものと同様の構成となっており、芯金上に中間弾
性層を設けて、表層にゴム層を形威したものである。
上記弾性ローラ15は、現像スリーブ3及び供給ローラ
5に摺接するように配設されており、矢印E方向に回転
自在となっている。このように、現像剤規制手段は、板
状部材に限られるものではなく、本実施例のような回転
体であっても第一実施例と同様の効果を奏する。
次に本発明の第五実施例を第6図を用いて説明する。な
お、第一実施例と共通の箇所には同一の符号を付して説
明を省略する。
本実施例は弾性ブレート4を現像スリーブ3の回転方向
に対して順方向に当接したところが第一実施例と異なる
。すなわち、供給ローラ5に当接して規制部を形威し、
該規制部から現像スリーブの回転方向へと延長した自由
端を有し、該自由端周辺において現像スリーブと当接し
、当接部を形成しているのである。
このように、弾性ブレード4は、現像スリーブの回転方
向に対し逆方向に当接させるものに限られず、本実施例
のように順方向に当接させても第一実施例と同様の効果
を奏する。
最後に本発明の第六実施例を第7図を用いて説明する。
なお、第一実施例と共通の箇所には同一の符号を付して
説明を省略する。
本実施例は、現像剤として二成分現像剤を用いる構成と
したところが第一実施例と異なるものである。本実施例
は、二成分現像剤を用いるために、現像スリーブ3内部
に磁界発生手段16を固定配設している。
本実施例においては、現像スリーブ3と供給ローラ5の
摺接部S周辺に予め磁性粒子17を用意しておき、トナ
ー7を供給ローラ5によって搬送するようにする。搬送
されたトナー7は上記摺接部S及びその近傍において磁
性粒子17と攪拌され摩擦帯電が行なわれる。摩擦帯電
によって磁性粒子17に付着したトナー7は、磁性粒子
17と共に。
弾性ブレード4との当接部Tに搬送され、該当接部にお
いてさらに攪拌を助長され、適切なトリボ付与が行なわ
れる。
このように、本発明は一成分現像剤に限られるものでは
なく二成分現像剤を用いた場合にも同様な効果を奏する
[発明の効果コ 以上説明したように、供給ローラで搬送されるトナーの
量を規制することによって現像スリーブに担持されるト
ナー層厚を均一にしてかっトリボの量を適切なものにす
ることかできるので、安定した濃度の画、像か得られる
し、剥ぎ取り効果が向上するのでスリーブゴーストのな
い良好な画像が得られる。したかって、平均粒径4〜l
01L■の小粒径トナーの使用か可能となり、高解像、
高画質の画像か得られる。特に、非磁性−成分トナーを
用いた交互電界下での非接触現像において、鮮明な画像
が得られる。
また、供給ローラ上のトナーの規制を行なう際に現像剤
規制手段か受ける力や微細な振動を現像剤規制手段と現
像スリーブの当接部に伝えることによって、トリボ付与
効果か向上するので小径の現像スリーブの使用が可能と
なり、装置の小型化を遠戚することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例の概略構成を示す断面図、
第2図は第1図装置の現像剤規制手段の自由端周辺の拡
大図、第3図は本発明の第二実施例の概略構成を示す断
面図、第4図は本発明の第三実施例の概略構成を示す断
面図、第5図は本発明の第四実施例の概略構成を示す断
面図、第6図は本発明の第五実施例の概略構成を示す断
面図、第7図は本発明の第六実施例の概略構成を示す断
面図、第8図は従来装置の概略構成を示す断面図である
。 2・・・・・・現像剤供給容器(容器)3・・・・・・
現像剤担持体(現像スリーブ)4・・・・・・現像剤規
制手段(弾性ブレード)5・・・・・・現像剤供給手段
(供給ローラ)7・・・・・・現像剤 (トナー、 補給トナー) K・・・・・・規制部 T・・・・−・当接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)前方に開口部を有する現像剤供給容器と、上記開
    口部に回転自在に配設され現像剤を担持搬送せしめる現
    像剤担持体と、該現像剤担持体の後方で該現像剤担持体
    に摺接回転するように配設され上記現像剤担持体と同方
    向に回転して上記現像剤を上記現像剤担持体へと供給せ
    しめる現像剤供給手段と、上記現像剤担持体に当接した
    当接部で該現像剤担持体上の現像剤の通過を規制する弾
    性体の現像剤規制手段とを備えた現像装置において、 上記現像剤規制手段は、上記現像剤供給手段に近接ある
    いは当接して上記現像剤供給手段上の現像剤の通過をも
    規制せしめる規制部を形成している、 ことを特徴とする現像装置。
  2. (2)現像剤規制手段は、現像剤担持体との当接部から
    現像剤担持体上の現像剤搬送方向と逆方向へ延長した方
    向に自由端を有する板状部材で成り、該自由端で規制部
    が形成されていることとした請求項(1)に記載の現像
    装置。
  3. (3)現像剤供給手段は、弾性体で形成されており、弾
    性接触によって現像剤担持体上の現像剤の剥離を可能と
    したこととする請求項(1)及び請求項(2)に記載の
    現像装置。(4)現像剤担持体の表面は、導電性粒子を
    該表面に樹脂で結着させて形成された導電性粗面を有し
    ており、該導電性粗面の突起が上記導電性粒子によって
    形成されていることとした請求項(1)に記載の現像装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08220886A (ja) * 1995-02-08 1996-08-30 Canon Inc 現像装置
JP2013041040A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Ricoh Co Ltd 現像装置とプロセスカートリッジユニット及び画像形成装置

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JPH08220886A (ja) * 1995-02-08 1996-08-30 Canon Inc 現像装置
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