JPH05297696A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH05297696A
JPH05297696A JP4124306A JP12430692A JPH05297696A JP H05297696 A JPH05297696 A JP H05297696A JP 4124306 A JP4124306 A JP 4124306A JP 12430692 A JP12430692 A JP 12430692A JP H05297696 A JPH05297696 A JP H05297696A
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JP4124306A
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English (en)
Inventor
Katsuaki Kobayashi
克彰 小林
Hidekazu Maruta
秀和 丸田
Osamu Watanabe
督 渡辺
Atsushi Hosoi
細井  敦
Atsushi Asai
淳 浅井
Shigeo Kimura
木村  茂雄
Kensaku Kusaka
健作 草加
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一成分現像剤のトナーが弾性規制部材の現像
剤担持体との当接部の近傍に凝集するのを防止し、且つ
現像装置を高湿環境下で長期間放置したり、低画像比率
の原稿の複写に使用し続けても、弾性規制部材の近傍へ
のトナーの供給量過多が生じるのを防止して、高濃度、
広面積のベタ画像をムラやカブリを生じることなく忠実
に再現できるようにすることである。 【構成】 現像スリーブ3と同方向に回転してスリーブ
3上の未現像トナーを剥ぎ取り且つ新たなトナー8を供
給する弾性ローラ15、又はローラ15と逆方向に回転
して現像容器2内トナー8をローラ15方向に供給する
トナー送り部材6の一方又は両方を、非現像時に現像時
と逆回転させた。 【効果】 非現像時のローラ15又は送り部材6の一方
又は両方の逆回転により、弾性ブレード4のスリーブ3
との当接部の近傍へのトナーの滞留防止等が図られ、目
的を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写装置、画像表示装
置、画像記録装置、プリンタ或いはファクシミリ等にお
いて、電子写真感光体や静電記録誘電体などからなる像
担持体上に形成した潜像を現像して可視化するのに使用
する現像装置に関し、特に一成分現像剤を用いて現像す
る現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写装置や画像表示装置、画像記録装
置、プリンター、ファクシミリ等の画像形成装置におい
ては、電子写真感光体や静電記録誘電体などからなる像
担持体上に形成した潜像を、現像装置により現像してト
ナー像として可視化することを行なっている。
【0003】このような現像装置の一つとして、乾式一
成分現像装置が種々提案され又実用化されている。しか
し、いずれの現像装置でも、現像剤担持体上に一成分現
像剤のトナーの薄層を形成することが極めて難しい。然
るに、画像の鮮明度、解像度等の向上が求められている
現在、トナーの薄層形成法及びその装置に関する開発は
必須となっており、これに応えていくつかの方策が提案
されている。
【0004】例えば特開昭54−43038では、ゴム
若しくは金属の弾性ブレードを現像スリーブに軽圧接触
させ、現像スリーブ上に担持したトナーを上記の接触部
のニップ部を通過させて規制することにより、現像スリ
ーブ上にトナーの薄層を形成し、且つそこでの摩擦によ
りトナーに十分な摩擦帯電電荷量を与えるものである。
【0005】又弾性ブレードで非磁性トナーの規制を行
なう場合、別途トナー供給部材が必要となる。これは、
磁性トナーでは現像スリーブ内の磁石の磁力により現像
スリーブ上にトナーを供給することができるが、非磁性
トナーではそれができないのでメカニックなトナー供給
部材を必要とするのである。
【0006】そこで、本出願人は、図7に示す現像装置
を提案した(特開昭58−116559)。この提案の
現像装置では、非磁性トナー8を収容した現像容器2内
に、弾性ブレード4よりも現像スリーブ3の回転方向上
流側の位置で現像スリーブ3に当接するファーブラシ構
造のローラ5を配設して、ローラ5で現像スリーブ3上
の未現像のトナー8の剥取り及び現像スリーブ3上への
新たなトナー8の供給を行なわせている。
【0007】これによれば、トナー8が非磁性トナーの
場合にも、現像スリーブ3上にトナー8の薄層を良好に
形成して感光ドラム1上の静電潜像を現像することがで
き、現像により高濃度、広面積のベタ黒画像を忠実に再
現して、スリーブゴーストのない画像を常に安定して得
ることが可能となった。又現像装置の簡略化を図ること
が可能となった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、現像
装置自体の小型化、或いは複数個の現像装置をコンパク
トに収納して複数色の画像を形成する複写装置などが要
求され、図8に示すような横形配置の現像装置が要望さ
れている。
【0009】このような現像装置の第1の現像剤供給手
段である弾性ローラ15は、同じ回転数でも現像スリー
ブ3上へのトナー8の供給を十分に行なえ且つ未現像ト
ナーの剥ぎ取りも確実に行なえるように、回転方向を矢
印c方向にして現像スリーブ3との相対速度を大きくし
ている。又第2の現像剤供給手段であるトナー送り部材
6も、同様な理由で矢印d方向に回転させている。
【0010】上記のようにすることにより、横形配置の
現像装置においても高濃度、広面積のベタ画像を忠実に
再現できるようになったが、ある特定の条件下では以下
のような問題点を生じた。 (1)上記の横形配置の現像装置では、複写動作のクイ
ックスタートを目的として低温定着用のトナーを使用し
た場合、従来トナーと比較して凝集度が高いため、弾性
ブレード4の当接部近傍でトナーのブロッキングが生
じ、ムラやカブリの大きい画像が生じる場合があった。 (2)横形配置の現像装置では、高湿環境下に長期間放
置したり、高湿環境下で画像比率の低い原稿を複写し続
けると、現像に要するトナー量に比べて弾性ブレード4
近傍へのトナー供給量が過多となり、上記(1)と同様
な現象が生じた。
【0011】本発明の目的は、一成分現像剤のトナーが
弾性規制部材の現像剤担持体との当接部の近傍に凝集す
るのを防止し、且つ装置を高湿環境下で長期間放置した
り、低画像比率の原稿の複写に使用し続けても、弾性規
制部材の近傍へのトナーの供給量過多を生じるのを防止
して、高濃度、広面積のベタ画像をムラやカブリを生じ
ることなく忠実に再現できるようにした現像装置を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像装置にて達成される。要約すれば本発明は、一成分
現像剤を収容した現像容器内に、現像剤を担持して回転
することにより像担持体と対向した現像部へ搬送する現
像剤担持体と、現像剤担持体上に担持された現像剤の量
を現像剤担持体に当接して規制する弾性規制部材と、現
像剤担持体とその回転方向上流側で当接して同方向に回
転することにより、現像部での現像によって残った未現
像の現像剤を現像剤担持体から剥ぎ取ると共に新たな現
像剤を供給する第1の現像剤供給部材と、現像容器内の
現像剤を回転することにより第1の現像剤供給部材方向
に供給する第2の現像剤供給部材とを備えた現像装置に
おいて、前記第1、第2の現像剤供給部材のうちの一方
又は両方を、画像形成動作を開始したのち現像動作を開
始するまでの間又は現像動作を終了したのち画像形成動
作を終了するまでの間の少なくとも一方の間に逆回転さ
せることを特徴とする現像装置である。
【0013】又本発明は、一成分現像剤を収容した現像
容器内に、現像剤を担持して回転することにより像担持
体と対向した現像部へ搬送する現像剤担持体と、現像剤
担持体上に担持された現像剤の量を現像剤担持体に当接
して規制する弾性規制部材と、現像剤担持体とその回転
方向上流側で当接して同方向に回転することにより、現
像部での現像によって残った未現像の現像剤を現像剤担
持体から剥ぎ取ると共に新たな現像剤を供給する現像剤
供給部材と、現像剤担持体に当接して現像容器内の現像
剤を封止する封止部材とを備えた現像装置において、前
記封止部材に、現像剤担持体上の未現像の現像剤に対し
てその摩擦帯電極性と反対極性の摩擦帯電電荷を付与す
る電荷付与部材を兼ねさせ、その封止部材を前記現像部
と現像剤供給部材の当接部との間に設置したことを特徴
とする現像装置である。
【0014】
【実施例】 実施例1 図1は、本発明の現像装置の実施例1の概略構成を示す
断面図である。図1の現像装置は、現像動作時の状態を
表している。
【0015】本現像装置は、図中矢印a方向に回転する
像担持体としての感光体1上の静電潜像を現像するもの
である。感光体1は、例えばカールソンプロセスにより
静電潜像を形成する所謂ゼログラフ感光体、特公昭42
−23910公報に記載の表面に絶縁層を有したNPプ
ロセスにより静電潜像を形成する感光体、静電記録法に
より潜像を形成する絶縁体、転写法により静電潜像を転
写、形成する絶縁体、その他適宜の方法により静電潜像
(若しくは電位潜像)或いは磁気潜像を形成、保持でき
る部材である。
【0016】本実施例の現像装置は、図1に示すよう
に、一成分現像剤として非磁性トナー8を収容した現像
容器2内に、現像剤担持体としての現像スリーブ3、現
像剤規制部材としての弾性ブレード4、第1の現像剤供
給手段としての弾性ローラ15及び第2の現像剤供給手
段としてのトナー送り部材6を備えている。
【0017】現像容器2は、感光体1と対面した箇所に
現像装置の長手方向(紙面に垂直な方向)に延在する開
口部を有し、その開口部に上記の現像スリーブ3が、図
で見て右半周面を容器2内に突入し、左半周面を容器2
外から露出して感光体1に僅少な間隙を開けて臨むよう
にして、回転自在に設置されている。現像スリーブ3
は、アルミニウム等の非磁性材料からなり、矢印b方向
へ回転駆動されようになっている。
【0018】弾性ブレード4は、現像容器2の現像スリ
ーブ3の略頂部の位置に設けられ、現像スリーブ3の回
転方向下流側に傾いてその周面に回転方向と対向するよ
うに当接されている。弾性ローラ15は、現像スリーブ
3の周面に当接し且つ矢印c方向に回転可能なように支
持され、その当接部はブレード4の現像スリーブとの当
接部よりも現像スリーブ3の回転方向上流側に位置され
ている。
【0019】トナー送り部材6は、先端に可撓性シート
の羽根6aを設けた回転部材からなっており、矢印d方
向に回転される。
【0020】現像容器2の開口部の下部には、容器2か
らのトナー8の漏れ出しを防ぐシール部材7が設置され
ている。シール部材7は、その一端を容器2の開口部の
下部に固定することによって弾性的に付勢して、現像ス
リーブ2の下部に当接されている。
【0021】本実施例の現像装置の動作について説明す
る。現像動作中、弾性ローラ15の回転により現像容器
2内のトナー8が現像スリーブ3に供給され、そのトナ
ー8は現像スリーブ3の回転により搬送されて、現像ス
リーブ3とブレード4との当接部に侵入し、当接部を通
過する際に現像スリーブ3とブレード4の両方によって
摺擦され、十分な摩擦帯電電荷を付与され、又ブレード
4による規制によって現像スリーブ3上に薄層状のトナ
ー層に形成される。このようにしてトナー8は、上記の
当接部で帯電及び規制を受けた後そこを抜け出して、現
像スリーブ3の回転に伴い感光体1と対向する現像部へ
運ばれる。
【0022】現像部において、現像スリーブ3上のトナ
ー8は、一部が現像動作により消費され、トナー8の残
りは現像スリーブ3の回転により下部から現像容器2内
に入って戻される。現像容器2開口部の下部のシール部
材7は、現像で消費されなかったトナー8の現像容器2
内への通過を許容すると共に、現像容器2内のトナー8
が容器2の下部から漏出するのを防止する。
【0023】上記の現像容器2内に戻されたトナー8
は、弾性ローラ15によって現像スリーブ3との当接部
で現像スリーブ3から剥取られる。同時に弾性ローラ1
5の回転により現像スリーブ3上に現像容器2内の新た
なトナー8が供給され、新たなトナー8は、再び現像ス
リーブ3の回転に伴ない、現像スリーブ3と弾性ブレー
ド14との当接部へ搬送される。
【0024】一方、上記の剥取られたトナー8の大部分
は、弾性ローラ15の回転に伴ない現像容器2内のトナ
ー8中に搬送されて混ざり合い、剥取られたトナー8の
帯電電荷が分散される。
【0025】以上のようにして、現像スリーブ3上のト
ナー8は弾性ローラ15の回転によって入れ替わりを生
じるが、従来の箇所で述べたように、特定条件下ではブ
レード4の現像スリーブ3との当接部近傍の、ブレード
4と現像スリーブ3と弾性ローラ15に囲まれた空間
(図中Aで示す領域)にトナー8が凝集(ブロッキン
グ)してしまうことがある。
【0026】そこで本実施例では、非現像時、即ち画像
形成動作を開始したのち現像動作を開始するまでの間又
は現像動作を終了したのち画像形成動作を終了するまで
の間の少なくとも一方の間に、図2に示すように、弾性
ローラ15を現像時とは逆方向に矢印e方向に回転させ
るものである。
【0027】このような弾性ローラ15の逆回転によれ
ば、図中A部に溜っていた過剰のトナーが第2供給手段
のトナー送り部材6方向に完全に戻されるので、容器2
内トナー8と十分に混ざり合い、A部にトナーの凝集が
発生しない。又現像装置を高湿環境下で長期間放置した
り、低画像比率の原稿の複写に使用し続けても、弾性ブ
レード4の近傍にトナー8が過剰に供給されることがな
い。従って高濃度、広面積のベタ画像をムラやカブリを
生じることなく忠実に再現できる。
【0028】上記において、弾性ローラ15を現像動作
中においても矢印e方向に回転させれば、常にA部への
トナーの詰まりを生じず、画像比率の低い原稿であれば
十分な濃度を確保できるが、広面積のベタ黒画像などの
追従性が悪化してしまった。本実施例においては、非現
像時のみ逆回転するため、ベタ黒追従性が悪化すること
がなく、良好な画像を得ることができる。
【0029】この弾性ローラ15の逆回転は、複写動作
に対して応答性がよければいかなる方法で行なってもよ
い。例えば現像時は現像スリーブ3の駆動ギヤと弾性ロ
ーラ15の駆動ギヤの間を1つのギヤを介して連結し、
現像動作終了後、装置停止まではそのギヤが外れ、現像
スリーブ3のギヤと弾性ローラ15のギヤが直接連結し
て逆回転するような構成にすればよい。
【0030】第1供給手段である弾性ローラ15として
は、発泡度の比較的低い骨格構造状のスポンジローラが
好ましい。本実施例では、肉厚5mmのウレタン発泡体
(密度0.025g/cm3 )を心棒に巻き付けたもの
を用いた。このスポンジローラからなる弾性ローラ15
は、現像スリーブ3にソフトに当接するが、その当接幅
としては1〜10mmが有効で、本実施例では3mmと
した。
【0031】又現像時の弾性ローラ15の周速は、現像
スリーブ3上の未現像のトナーの剥取り力を向上させる
ために、当接部においての現像スリーブ3との相対速度
を5〜600mm/秒にすると有効である。本実施例で
は120mm/秒とした。逆回転時は、現像時のA部に
溜るトナーを送り部材6側へ戻せればよく、弾性ローラ
15の当接部におけるスリーブ周速との相対速度は、絶
対値で0〜100mm/秒が有効で、本実施例では40
mm/秒とした。
【0032】弾性ローラ15の部材としてはレーヨン繊
維などを植毛したファーブラシ構造のものでもよく、同
様の効果が得られる。
【0033】第2供給手段のトナー送り部材6の羽根6
aは、PET、ウレタン、ポリイミド等の可撓性シート
で構成され、厚みとしては15〜75μm、自由長とし
ては図のA部に届く位の長さを有したものが有効であ
る。本実施例においては、羽根6aは厚み38μmのP
ETフィルムを用いた。
【0034】現像スリーブ3としては、SUS、Alな
どの金属及び各種樹脂、ゴムなどの円筒体或いはベルト
体を用い、トナー搬送性を向上させるために、表面のR
zを0.5〜5.0μmに粗面化処理したものが有効で
ある。本実施例では外径16mmのアルミニウムスリー
ブの表面上に#600の定型ビーズでブラスト処理し
て、表面の粗度Rzを1.5〜3.0μmにしたものを
用いた。
【0035】弾性ブレード4としては、例えばJIS硬
度40〜80°のウレタン、シリコン、フッ素、クロロ
プレン又は金属分散ゴムなどの各種ゴムが使用でき、好
ましくは硬度50〜70°のものが現像剤薄層の安定な
形成のためによい。本実施例では弾性ブレードに硬度6
5°のシリコンゴムを用いた。
【0036】この弾性ブレード4は、その端部が現像ス
リーブ3に当接するように付勢される。ブレード4の端
部とは、ブレード4の先端又はその近傍又は先端及びそ
の近傍のいずれでもよい。弾性ブレード4の現像スリー
ブ3との当接圧は、5〜200g/cm(スリーブ母線
方向の線圧)が有効で、本実施例では20g/cmとし
た。
【0037】本実施例では、トナー8として非磁性トナ
ーを用い、具体的には、スチレン/アクリル樹脂とスチ
レン・ブタジエン樹脂の共重合体及び顔料からなる平均
粒径12μmのトナー粉体に、コロイダルシリカ1.5
%を外添したトナーを用いた。これを弾性ローラ15に
より現像スリーブ3に供給し、弾性ブレード4により規
制して、現像スリーブ3上にトナー8の薄層を形成した
ところ、約30μm厚のトナー薄層を均一に形成するこ
とができた。このトナー薄層の帯電量をブローオフ法で
測定したところ、電荷量は+15μC/gであり、十分
な値が得られた。
【0038】ここで使用する現像方法としては、特公昭
58−32375号に記載の方法が好ましい。感光体1
と現像スリーブ3との間には現像バイアスが印加され、
バイアスとしては交流電圧でも直流電圧でもよいが、交
流に直流を重畳した交互電圧が好ましい。現像方法はこ
れに限られるものではなく、現像剤薄層を感光体1に接
触させる方式であってもよい。
【0039】以上の構成の本実施例の現像装置をキヤノ
ン(株)製複写機FC−2に組み込んで、有機光導電体
からなる感光体1上の静電潜像の表面電位を暗部−54
0V、明部−150Vとし、感光体1と現像スリーブ3
との間の間隙を250μmとし、現像スリーブ3に印加
する現像バイアスを周波数1800Hz、ピーク・ピー
ク電圧1200Vの交流電圧に−250Vの直流電圧を
重畳させたものとして、現像を行なって画像形成したと
ころ、反射濃度1.3の良好なベタ画像を得ることがで
きた。
【0040】更に2000枚の画像形成を連続的に行な
ったところ、トナーの電荷量も+15〜+20μC/g
を維持し続け、最終の画像に至るまでスリーブゴースト
及び濃度低下のない良好な画像を得ることができた。
【0041】又高湿環境下で画像比率の低い原稿の画像
形成を1000枚連続して行なっても、カブリのない良
好な画像が得られ、その後に数カ月放置してから行なっ
た連続の画像形成でも、高濃度でカブリのない画像が得
られ続けた。
【0042】実施例2 図3は、本発明の現像装置の実施例2における非現像時
の状態を示す断面図である。本実施例では、非現像時
に、現像装置の第1の現像剤供給手段である弾性ローラ
15は逆回転させず、第2の現像剤供給手段であるトナ
ー送り部材6を矢印f方向に逆回転させ、弾性ブレード
4の現像スリーブ3との当接部近傍の図中のA部に滞留
するトナー8を送り部材6の羽根6aで掻き取り、現像
スリーブ3とは逆側の容器2方向に戻すことが特徴であ
る。これによっても同様な効果が得られる。
【0043】以上のような方法によれば、A部のトナー
8を少量ずつ取り換えることができるので、トナー8と
して凝集度が差程高くないトナーを用いた場合や、低湿
環境下での画像形成、画像比率の高い原稿の画像形成を
行なうようなときに実施するのに好ましい。
【0044】実施例3 図4は、本発明の現像装置の実施例3における非現像時
の状態を示す断面図である。本実施例では、非現像時
に、現像装置の第1、第2の供給手段の弾性ローラ1
5、トナー送り部材6を共に逆回転させるものである。
これにより弾性ブレード4当接部近傍のA部へのトナー
8の滞留を防止すると共に、現像容器2内でのトナー8
の撹拌及び現像スリーブ3近傍でのトナー8の入れ換わ
りを著しく促進することができる。トナー8として凝集
度の高いトナーを用いた場合や、高湿環境下での画像形
成、画像比率の低い原稿の画像形成を行なうようなとき
により効果的である。
【0045】実施例4 図5は、本発明の現像装置の実施例4の概略構成を示す
断面図である。本実施例では、現像容器2の開口部の下
部に設けられたシール部材7にトナーと反対極性の電荷
付与部材を兼ねさせて、シール部材7により現像スリー
ブ3上の未現像のトナーを摺擦して、その帯電量を低下
させるようにしたことが大きな特徴である。本実施例の
その他の構成は、現像容器2内に現像剤供給部材として
弾性ローラ15のみを設置したことを除き、図1に示し
た実施例1の現像装置と基本的に同じで、図5において
図1に付した符号と同一の符号は同一の部材を示す。
【0046】現像装置は、弾性ローラ15の回転でトナ
ー8を現像スリーブ3に供給し、現像スリーブ3の回転
でトナー8を搬送し、その搬送途上で現像スリーブ3と
ブレード4の当接部で規制して、トナー8を十分に摩擦
帯電し且つ現像スリーブ3上にトナー薄層を形成し、そ
のトナー8を感光体1と対向した現像部Cで現像に供
し、現像で残った未現像のトナーを現像スリーブ3の回
転により現像容器2内に戻し、弾性ローラ15で現像ス
リーブ3上から剥ぎ取ると共に現像スリーブ3に新たな
トナー8を供給することは、前述した通りである。
【0047】シール部材7は、同様に、その一端を現像
容器2の開口部の下部に固定することによって弾性的に
付勢して、現像スリーブ2の下部に当接されており、現
像で消費されなかったトナー8の容器2内への通過を許
容すると共に、容器2内のトナー8が容器2の下部から
漏出するのを防止する。
【0048】本実施例では、上記したように、シール部
材7の現像スリーブ3との当接部Bにおいて、シール部
材7で現像スリーブ3上の未現像のトナーを摺擦して、
未現像のトナーの帯電量を現像部Cでの帯電量よりも低
下させるようにしてある。つまり、例えばトナー8とし
て摩擦帯電極性が正極性のトナーを用いる場合、シール
部材7の材料として、トナーと反対極性の摩擦帯電電
荷、即ち電子供与性のある材質を選択して、当接部Bで
のシール部材7による未現像トナーの摺擦でマイナス電
荷を付与し、未現像トナーのプラス電荷を中和して帯電
量を低減するようにしているのである。
【0049】先の図7で示した従来の現像装置の場合、
トナー8として小粒径のトナーを使用したときに、特別
な条件下では次のような問題が生じることがあった。 (1)低湿環境下で極端に画像比率の低い原稿につき多
数枚の連続画像形成を行なったところ、画像濃度がすぐ
に低下する。 (2)上記の連続画像形成の後ベタ画像を複写すると、
複写方向に沿う画像先端の現像スリーブ1周分がそれよ
りも後の画像部分よりも濃度が薄いスリーブゴースト現
象が生じる。
【0050】これらの原因を調べたところ、現像スリー
ブ3上のトナーの摩擦帯電電荷量が画像形成開始時に比
較してかなり高いことが確認され、そのために現像スリ
ーブ3に対するトナーの鏡映力が上昇して、ファーブラ
シローラ5による現像スリーブ3上の未現像トナーの剥
ぎ取りが十分に行なわれない結果、生じたものと考えら
れる。そしてこの現象は、現像容器2の開口部の下部で
現像スリーブ3に当接するトナー封止部材のシール部材
7の材質にも影響を受けることが分った。つまりシール
部材7の材質によってはそれによるトナーの摺擦によ
り、現像部におけるトナーの帯電量よりも未現像トナー
の帯電量が高くなり、その結果、ファーブラシローラ5
による未現像トナーの剥ぎ取り効果が更に悪化するので
ある。
【0051】本実施例では、上記したように、シール部
材7としてトナーの帯電極性と反対極性の摩擦帯電電荷
を付与することができる材料を選択することにより、シ
ール部材7による現像スリーブ3上の未現像のトナーの
摺擦で、未現像のトナーの帯電量を現像部Cでの帯電量
よりも低下させるようにしている。従って未現像トナー
の現像スリーブ3に対する鏡映力が小さくなり、弾性ロ
ーラ15による現像スリーブ3上からの未現像トナーの
剥ぎ取りが容易になる。このため低湿環境下で極端に画
像比率の低い原稿につき多数枚の連続画像形成を行なっ
ても、画像濃度が低下することがなく、更に連続画像形
成の後ベタ画像を複写してもスリーブゴーストが発生す
ることがなく、複写方向に沿う画像先端の現像スリーブ
1周分にそれよりも後の画像部分よりも濃度が薄くなる
ことがない。
【0052】上記の当接部Bでのシール部材7による摺
擦後の未現像トナーの極性は、現像部Cにおけるトナー
の極性と同極性であることが好ましが、反対極性の電荷
の過剰付与により逆極性になってもよい。しかしその場
合は、当接部Bでの摺擦後の電荷量の絶対値が現像部C
での電荷量の絶対値よりも小さくなるように、シール部
材7の材質を選択しなければならない。摺擦後のトナー
の帯電が逆極性の場合でも、その電荷量の絶対値が大き
くなればトナーの現像スリーブ3への鏡映力が低減しな
いので、弾性ローラ15による剥ぎ取り効率が低下する
からである。
【0053】シール部材7の材質としては、トナーとの
摩擦帯電性を考慮してPET、ポリイミド、ポリアミ
ド、ウレタン、PVDFなど各種の可撓性シートを用い
ることができる。シール部材7の現像スリーブ3との当
接圧は、現像スリーブ3上の未現像トナーの現像容器2
開口部下部からの容器2内への進入を許容し且つ容器2
からのトナーの漏れ出しを防止するバランスを考えて、
5〜50g/cmにすることが好ましい。本実施例では
10g/cmとした。
【0054】現像スリーブ3、弾性ブレード4、弾性ロ
ーラ15及びトナー8の条件は基本的には前述した通り
で、実施例1のときと同様、現像スリーブ3としては外
径16mmのアルミニウムスリーブの表面の粗度Rzを
1.5〜3.0μmにしたものを用い、弾性ブレード4
としては硬度65°のシリコンゴムを用い、その現像ス
リーブ3との当接圧は20g/cmとし、トナー8とし
てスチレン/アクリル樹脂とスチレン・ブタジエン樹脂
の共重合体及び顔料からなる平均粒径12μmのトナー
粉体に、コロイダルシリカ1.5%を外添した非磁性ト
ナーを用いた。
【0055】又弾性ローラ15としては同様に、肉厚5
mmのウレタン発泡体(密度0.025g/cm3 )を
心棒に巻き付けたものを用い、その現像スリーブ3との
当接幅は3mmとした。弾性ローラ15の周速は同様
に、現像スリーブ3上の未現像のトナーの剥取り力を向
上させるために、当接部においての現像スリーブ3との
相対速度を5〜600mm/秒にすると有効で、本実施
例では120mm/秒とした。尚、現像スリーブ3への
トナー供給部材として弾性ローラ15の代わりに、レー
ヨン繊維などを植毛したファーブラシローラも使用する
ことができる。
【0056】本実施例によれば、上記のトナー8を弾性
ローラ15により現像スリーブ3に供給し、弾性ブレー
ド4(シリコーンゴム、硬度65°、当接圧20g/c
m)により規制して、現像スリーブ3上にトナー8の薄
層を形成したところ、約30μm厚のトナー薄層を均一
に形成することができた。このトナー薄層の帯電量をブ
ローオフ法で測定したところ、電荷量は+20μC/g
の十分な値が得られた。
【0057】現像法も実施例1に準じ、特公昭58−3
2375号に記載の方法が好ましく、感光体1と現像ス
リーブ3との間には現像バイアスが印加され、そのバイ
アスは交流電圧でも直流電圧でもよいが、交流に直流を
重畳した交互電圧が好ましい。又現像方法はこれに限ら
れるものではなく、現像剤薄層を感光体1に接触させる
方式であってもよい。
【0058】次に本実施例における実験例について説明
する。
【0059】実験例1 本実施例の現像装置をキヤノン(株)製複写機FC−2
に組み込んで、有機光導電体からなる感光体1上の静電
潜像の表面電位を暗部−540V、明部−150Vと
し、感光体1と現像スリーブ3との間の間隙を250μ
mとし、現像スリーブ3に印加する現像バイアスを周波
数1800Hz、ピーク・ピーク電圧1200Vの交流
電圧に−250Vの直流電圧を重畳させたものとして、
現像を行なって画像形成した。
【0060】トナー8としてはスチレン/アクリル系樹
脂を主成分とした非磁性トナーを使用し、弾性ブレード
4としてシリコーンゴムブレードを使用し、シール部材
7としてナイロンシートを使用した。
【0061】その結果、現像スリーブ3上のトナーの帯
電量は、現像部Cで+20μC/g、シール部材7の当
接部B通過後、弾性ローラ15の当接部の手前で+5μ
C/gとなった。
【0062】実験例2 トナー8としてはポリエステル系樹脂を主成分とした非
磁性トナーを使用し、弾性ブレード4としてウレタンゴ
ムブレードを使用し、シール部材7としてフッ素樹脂系
のシートを用い、上記と同様にして現像を行なったとこ
ろ、現像スリーブ3上のトナーの帯電量は、現像部Cで
−15μC/g、シール部材7の当接部B通過後、弾性
ローラ15の当接部の手前で−5μC/gとなった。
【0063】比較例 トナー8として実験例1のスチレン/アクリル系樹脂を
主成分とした非磁性トナーを使用し、弾性ブレード4及
びシール部材7としてそれぞれ実験例2のウレタンゴム
ブレード及びフッ素樹脂系のシートを用いて現像を行な
ったところ、現像スリーブ3上のトナーの帯電量は、現
像部Cで+20μC/g、シール部材7の当接部B通過
後、弾性ローラ15の当接部の手前で+30μC/gと
なった。
【0064】上記実験例1〜2及び比較例のいずれの場
合も、低湿環境下で低画像比率の原稿を1000枚連続
複写した。その結果、実験例1及び2では、最終画像に
至るまで反射濃度1.3の良好な画像が維持でき、その
後ベタ画像を複写してもゴースト画像は発生しなかっ
た。これに対し比較例の場合は、100枚程度で反射濃
度が1.3から0.9に低下し、ベタ画像でもゴースト
が発生した。
【0065】実施例5 図6は、本発明の現像装置の実施例5の概略構成を示す
断面図である。本実施例では、現像容器2の開口部下部
のシール部材7と容器2の底部との間に任意の帯電装置
18を配置し、シール部材7に現像スリーブ3上の未現
像トナーの電荷を中和する極性のバイアスを印加して、
シール部材7をトナーと反対極性の電荷付与部材にし
た。
【0066】このような方法によっても実施例4と同様
な効果が得られる。更にシール部材7を電荷付与部材と
するために、トナーの極性に応じてシール部材7の材質
を選択するというようなことが必要でなく、帯電装置1
8で印加するバイアスの極性を変化させるだけで、簡単
に正、負の両極性のトナーに適用することができる利点
もある。
【0067】本実施において、トナー8としてスチレン
/アクリル系樹脂の非磁性トナーを使用し、弾性ブレー
ド4としてシリコーンゴムブレードを使用し、シール部
材7としてPETシートを使用して、帯電装置18から
シール部材7にマイナスのバイアスを印加した条件で、
現像し、画像形成を行なった。現像スリーブ3上の未現
像トナーの帯電量を現像部Cで+20μC/g、シール
部材7の当接部Bの通過後、弾性ローラ15の当接部の
手前で+5μC/gにしたところ、低湿環境下でも良好
な画像を連続して複写できた。
【0068】実施例6 本実例では、図5を参照して説明した実施例4におい
て、トナー8に対してシール部材7の材料を選択する代
わりに、シール部材7の現像スリーブ3との当接側にカ
ーボンなどを分散した導電性の弾性層を設けたことが特
徴である。
【0069】これによれば、シール部材7の弾性層の抵
抗による電圧降下分、現像スリーブ3上の未現像トナー
の帯電電荷が弾性層側に逃げるので、シール部材7自体
をトナーと反対極性の電荷付与部材にしたのと同じよう
な効果が得られ、実施例4のときと同様に、未現像のト
ナーの帯電量を現像部Cでの帯電量よりも低下させこと
ができる。
【0070】本実例において、シール部材7として厚さ
200μmのウレタンゴムシート中にカーボンブラック
を約30部分散させたものを用いたところ、現像スリー
ブ3上の未現像トナーの帯電量は、現像部Cで+20μ
C/g、シール部材7の当接部Bの通過後、弾性ローラ
15の当接部の手前で+10μC/gに低下した。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の現像装置
では、現像時に現現像剤担持体と同方向に回転して、現
像剤担持体上の未現像の一成分現像剤としてのトナーを
剥ぎ取ると共に現像容器内のトナーを新たに供給する第
1の現像剤供給部材、又は回転することにより現像容器
内のトナーを第1の現像剤供給部材の方向に供給する第
2の現像剤供給部材の一方又は両方を、非現像時の画像
形成動作を開始したのち現像動作を開始するまでの間又
は現像動作を終了したのち画像形成動作を終了するまで
の間の少なくとも一方の間に、現像時とは逆方向に回転
するようにしたので、トナーが弾性規制部材の現像剤担
持体との当接部の近傍に凝集するのを防止し、且つ装置
を高湿環境下で長期間放置したり、低画像比率の原稿の
複写に使用し続けても、弾性規制部材の近傍へのトナー
の供給量過多が生じるのを防止して、高濃度、広面積の
ベタ画像をムラやカブリを生じることなく忠実に再現で
きる。
【0072】又本発明の他の態様では、現像剤供給部材
として上記の第1の供給部材のみが設置され、現像剤担
持体に当接して現像容器内トナーを封止するシール部材
が設置された現像装置において、トナーに対してシール
部材の材料を選択する等により、現像剤担持体上の未現
像トナーに対してその摩擦帯電極性と反対極性の摩擦帯
電電荷を付与する電荷付与部材としての役目をシール部
材に兼ねさせて、現像部と現像剤供給部材の現像剤担持
体との当接部との間に配置したので、未現像トナーの帯
電量を低減して上記の現像供給部材で容易に剥ぎ取るこ
とができ、低湿環境下で小粒径トナーを使用し、低画像
比率の原稿を連続して画像形成しても、高濃度、広面積
のベタ画像を再現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置の実施例1の概略構成を示す
断面図である。
【図2】図1の現像装置の非現像時の状態を示す断面図
である。
【図3】本発明の現像装置の実施例2における非現像時
の状態を示す断面図である。
【図4】本発明の現像装置の実施例3における非現像時
の状態を示す断面図である。
【図5】本発明の現像装置の実施例4の概略構成を示す
断面図である。
【図6】本発明の現像装置の実施例5の概略構成を示す
断面図である。
【図7】従来の現像装置の一例の概略構成を示す断面図
である。
【図8】従来の現像装置の他の一例の概略構成を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 感光体 2 現像容器 3 現像スリーブ 4 弾性ブレード 5 ファーブラシローラ 6 トナー送り部材 7 シール部材 8 トナー 15 弾性ローラ 18 帯電装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細井 敦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 浅井 淳 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木村 茂雄 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 草加 健作 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一成分現像剤を収容した現像容器内に、
    現像剤を担持して回転することにより像担持体と対向し
    た現像部へ搬送する現像剤担持体と、現像剤担持体上に
    担持された現像剤の量を現像剤担持体に当接して規制す
    る弾性規制部材と、現像剤担持体とその回転方向上流側
    で当接して同方向に回転することにより、現像部での現
    像によって残った未現像の現像剤を現像剤担持体から剥
    ぎ取ると共に新たな現像剤を供給する第1の現像剤供給
    部材と、現像容器内の現像剤を回転することにより第1
    の現像剤供給部材方向に供給する第2の現像剤供給部材
    とを備えた現像装置において、前記第1、第2の現像剤
    供給部材のうちの一方又は両方を、画像形成動作を開始
    したのち現像動作を開始するまでの間又は現像動作を終
    了したのち画像形成動作を終了するまでの間の少なくと
    も一方の間に逆回転させることを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 一成分現像剤を収容した現像容器内に、
    現像剤を担持して回転することにより像担持体と対向し
    た現像部へ搬送する現像剤担持体と、現像剤担持体上に
    担持された現像剤の量を現像剤担持体に当接して規制す
    る弾性規制部材と、現像剤担持体とその回転方向上流側
    で当接して同方向に回転することにより、現像部での現
    像によって残った未現像の現像剤を現像剤担持体から剥
    ぎ取ると共に新たな現像剤を供給する現像剤供給部材
    と、現像剤担持体に当接して現像容器内の現像剤を封止
    する封止部材とを備えた現像装置において、前記封止部
    材に、現像剤担持体上の未現像の現像剤に対してその摩
    擦帯電極性と反対極性の摩擦帯電電荷を付与する電荷付
    与部材を兼ねさせ、その封止部材を前記現像部と現像剤
    供給部材の当接部との間に設置したことを特徴とする現
    像装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7221892B2 (en) 2003-01-28 2007-05-22 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Developing device used in image forming device
JP2010191079A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Sharp Corp 画像形成装置
US8126355B2 (en) 2008-01-23 2012-02-28 Seiko Epson Corporation Developing device with seal member that abuts toner carrier roller
JP2014178447A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 現像装置、作像ユニット、プロセスユニット及び画像形成装置

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JP2014178447A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Ricoh Co Ltd 現像装置、作像ユニット、プロセスユニット及び画像形成装置

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