JP3187551B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3187551B2
JP3187551B2 JP25361892A JP25361892A JP3187551B2 JP 3187551 B2 JP3187551 B2 JP 3187551B2 JP 25361892 A JP25361892 A JP 25361892A JP 25361892 A JP25361892 A JP 25361892A JP 3187551 B2 JP3187551 B2 JP 3187551B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真法で画像形成
を行う複写機、プリンタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プロセスを用いた画像形
成装置は、潜像担持体、帯電装置、現像装置、クリーニ
ング装置、露光装置、転写装置、転写材搬送装置等から
構成される。しかし、転写材に画像を形成するまでの画
像工程にかかる潜像担持体、帯電装置、現像装置、クリ
ーニング装置は上記他の構成装置に対して寿命が比較的
短いためにプロセスカートリッジとして一体にまとめ、
装置本体に対して着脱自在に交換可能な構成とした画像
形成装置が実用化されている。したがって、このような
装置では黒色トナーを用いた現像装置を有するカートリ
ッジや青や赤等の有色トナーを用いた現像装置を有する
カートリッジを用意し、それらを交換するだけで所望の
色の画像を得ることが可能である。
【0003】例えば、図13のプロセスカートリッジ1
00の断面図に示すように、感光体102は帯電器10
5により一様に帯電された後、像露光Lによって潜像が
形成され、現像装置104のトナーホッパー142内の
トナーが現像スリーブ140上で現像ブレード141に
よって量が規制されて供給され、トナー像が形成され
る。この感光体102上のトナー像はプロセスカートリ
ッジ100の開口部106より帯電器(図示せず)によ
りシート上に転写される。その後、感光体102上に残
留したトナーはクリーニング装置103のクリーニング
ブレード130により掻き取られ、トナー貯蔵部132
に貯蔵される。
【0004】図14は現像スリーブ140長手方向両端
部付近の拡大断面図であり、ここでは現像装置筐体10
4と現像スリーブ140及び現像ブレード141との間
隙からトナーが漏れないように、例えば、フェルトや発
泡ゴム等の弾性体であるシール部材101をある程度押
しつぶして設けている。図15は図14を左側面から見
た図である。ただし、図15において現像スリーブ14
0は省略してある。
【0005】また、現像ブレード141は図14に示し
たように現像スリーブ140と一定の間隔tをもってト
ナーの量を規制するものと、図16のように、例えばゴ
ム等の弾性をもった現像ブレード43を現像スリーブ1
40に当接させてトナーの量を規制するものとがある
が、この場合、図17のように現像ブレード143と現
像スリーブ140との当接部にトナーシール部材120
より突出部120cを設けて現像ブレード143の端部
からのトナー漏れを防止しているものもあった。
【0006】また、従来、複写装置や画像形成記録装
置、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置において
は、電子写真感光体や静電記録誘電体等からなる潜像担
持体上に形成した静電潜像を、現像装置により現像して
トナー像として可視化している。
【0007】このような現像装置の一つとして、乾式一
成分現像装置が種々提案され、また、実用化されてい
る。しかし、いずれの現像装置でも、現像剤担持体上に
一成分現像剤であるトナーの薄層を形成することは困難
である。
【0008】しかるに、画像形成装置の解像力、鮮明度
等の向上が求められている現在、トナーの薄層形成方法
及びその装置に関する開発は必須となっており、また、
これに対していくつかの方策が提案されている。
【0009】例えば、特開昭54−43038号に示さ
れているように、現像剤担持体の現像スリーブにゴムま
たは金属製の弾性ブレードを当接させ、この弾性ブレー
ドと現像スリーブとの当接部の間をトナーを通過させて
規制することにより、現像スリーブ上にトナーの薄層を
形成し、かつ当接部での摩擦でトナーに十分なトリボを
付与させるものがある。
【0010】この場合、上記の弾性ブレードにより非磁
性トナーを規制するときには、現像スリーブ上にトナー
を供給するトナー供給部材が別途必要となる。これは、
磁性トナーの場合には現像スリーブ内の磁石の磁力によ
り現像スリーブ上にトナーを供給することができるが、
非磁性トナーの場合には、磁力によるトナーの供給が行
えないためである。
【0011】そこで、図23に示すような現像装置が提
案された。この従来の現像装置では、一成分現像剤とし
て非磁性トナー206を収容した現像剤容器202内
に、弾性ブレード204よりも現像スリーブ203の回
転方向上流側の位置で現像スリーブ203に当接するポ
リウレタンフォーム、スポンジ等からなる発泡体、ある
いは、ファーブラシを用いた弾性ローラ205を設け、
矢印c方向に回転させることにより現像スリーブ203
上にトナー206を供給し、その後トナー206は現像
スリーブ203の回転に伴い弾性ブレード204と現像
スリーブ203の当接部へ送られ薄層化され、感光体2
01上の静電潜像の現像に供される。そして、現像スリ
ーブ203上の現像に消費されずに残存したトナー20
6は弾性ローラ205により剥ぎ取られ、かつ該弾性ロ
ーラ205により新たなトナー206が供給され上述の
動作を繰り返す。
【0012】また、現像剤容器202のトナー回収部分
には現像スリーブ203に対し軽圧当接した可撓性のシ
ール部材207を設け、未定着現像トナー206の通過
を許容すると共に現像剤容器202内のトナー206が
容器202の下部から漏出するのを防止している。さら
に、現像剤容器202の開口部と現像スリーブ203と
の間隙にはテフロンフェルト、羊毛フェルト、あるいは
ポリウレタンフォーム等の発泡体から成る端部シール部
材208が設けられている。
【0013】上記現像装置では、ドラム方向から現像装
置を見た図24に示すように弾性ブレード204の長手
方向両端部及びシール部材207の長手方向両端部を端
部シール部材208とスリーブ203間に挟持させる構
成をとっている。そして、その長手方向の位置関係は容
器開口幅h、弾性ブレード204の長手幅i、下部シー
ル207の長手幅jとしたとき、h<j≦iとなるよう
に構成されていた。
【0014】このような構成をとることで、現像スリー
ブ203上に非磁性トナー206の薄層を良好に形成
し、感光体201上の静電潜像を良好に現像することが
でき、現像により高濃度、広面積のベタ黒画像を忠実に
再現して常に安定した画像を得ることが可能となった。
また、下部シール部材207の働きにより現像剤容器2
02内のトナー206の容器202の下部からの漏出も
抑えることができ、さらに、弾性ブレード204及びシ
ール部材207の長手方向両端部からのトナー206の
漏出も防止することが可能となった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例によれば、以下のような問題点があった。先ず各
プロセスカートリッジに異なる色のトナーを用意し、そ
れらを交換する従来例によれば、黒色トナーは磁性一成
分現像剤であるが、有色トナーは非磁性トナーで磁性キ
ャリアと二成分の現像剤を構成することが多く、カート
リッジとしてはほぼ等しい外観ながらも特に現像装置は
構造が大きく異なっている。
【0016】また、これらの二種類のトナーは現像条件
も異なるため、カートリッジに突起等の識別手段を設
け、このカートリッジが着脱される画像形成装置本体で
黒色カートリッジが有色カートリッジかの認識ができる
構成にし、カートリッジに応じて潜像電位設定、現像バ
イアス設定等を切り替えていた。
【0017】つまり、従来は複数色のカートリッジが着
脱可能な本体では切り替えスイッチやカートリッジ別の
電気回路などを設けなければならず、構成が複雑でコス
トも高いという問題点があった。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】本発明の目的は、上記問題点を解決し、黒
色及び有色のトナーを収容したプロセスカートリッジを
交換して使用する画像形成装置において、装置を複雑化
することなく各色のトナーに応じた現像条件で画像形成
を行うことのできる画像形成装置を提供することを目的
としている。
【0022】
【0023】
【0024】本発明によれば、上記目的は、現像剤容器
及び現像剤担持体並びに潜像担持体を枠体内に一体に有
し、画像形成装置に着脱及び交換自在に配設された複数
のプロセスカートリッジと、該プロセスカートリッジ内
の潜像担持体と現像剤担持体の間に所定の電圧を印加す
る電圧印加手段とを備えた画像形成装置において、上記
複数のプロセスカートリッジは、現像剤容器内に磁性一
成分現像剤を収容する磁性一成分用プロセスカートリッ
ジと、現像剤容器内に非磁性一成分現像剤を収容する非
磁性一成分用プロセスカートリッジを有しており、該非
磁性一成分用プロセスカートリッジは、上記磁性一成分
用プロセスカートリッジのものと同径の潜像担持体と、
上記磁性一成分用プロセスカートリッジのものよりも大
径で潜像担持体との間隔が小さく設定された現像剤担持
体とを備えており、上記電圧印加手段は、プロセスカー
トリッジの種類に依らず所定の電圧を印加するように設
定されていることにより達成される。
【0025】
【0026】
【0027】
【作用】本発明においては、磁性一成分用プロセスカー
トリッジには例えば黒色の磁性一成分現像剤を収容し、
非磁性一成分用プロセスカートリッジには有色の非磁性
一成分現像剤を収容して、随時これらのプロセスカート
リッジを交換することにより、画像形成を行う。このと
き、画像形成装置の電圧印加手段は、プロセスカートリ
ッジの種類に関係なく所定の電圧を該プロセスカートリ
ッジ内の潜像担持体と現像剤担持体の間に印加する。ま
た、各プロセスカートリッジの潜像担持体の直径は同一
に設定されている。しかし、非磁性一成分用のプロセス
カートリッジの現像剤担持体の直径は磁性一成分用のプ
ロセスカートリッジのものよりも大きいので、潜像担持
体に対する現像剤領域が広がり、現像剤の帯電量が大き
くて磁性一成分現像剤よりも現像しにくい非磁性一成分
現像剤でも良好な現像が行われる。また、現像剤担持体
の直径を大きくすると、それだけ電圧印加手段に対する
負荷が増加するが、非磁性一成分用プロセスカートリッ
ジの現像剤担持体は磁性一成分用プロセスカートリッジ
のものよりも潜像担持体に近接するように設定されてい
るので、その増加分を補って良好な現像剤を行わしめ
る。かくして、本発明によれば、特別の識別機構を設け
ることなく、同一の現像条件で異なる種類の現像剤によ
る良好な画像形成動作が行われる。
【0028】
【0029】
【0030】
【実施例】本発明の実施例1ないし実施例参考例と
共に図面に基づいて説明する。
【0031】〈実施例1〉先ず、本発明の実施例1を図
1ないし図3に基づいて説明する。図1及び図2は実施
例1のプロセスカートリッジの概略構成を示す断面図で
あり、図1は、磁性一成分ポジトナーを用いる黒色画像
が得られるカートリッジ、図2は、非磁性一成分ポジト
ナーを用いる有色トナー用のカートリッジである。
【0032】図1及び図2において、1は原稿画像に対
応した潜像を形成する潜像担持体、2は潜像担持体を所
定の電位に帯電させる帯電ローラ、3は現像装置で潜像
担持体1の表面に現像剤を付着して顕像化する。4はク
リーニング装置であり、潜像担持体1上に残った現像剤
を除去する。5は1〜4で一体に支持する枠である。こ
れらのプロセスカートリッジCは図3のように装置本体
に対して装着できる。図3は図1の黒色用カートリッジ
と装着しているが、図2の有色用カートリッジも同じよ
うに装着できる。
【0033】図3の状態でプロカートリッジCは本体7
に設けた位置決め部材(図示せず)にて一定位置に保持
されると共に、潜像担持体1が本体7側の駆動装置と連
結されている。
【0034】原稿台6上に置かれた原稿は、原稿台6が
潜像担持体1例えば感光体ドラムの図示矢印方向への回
転と同期して移動することにより、証明ランプ25によ
り照明されてその反射光は結像レンズ26によって潜像
担持体1上に結像する。潜像担持体1は予め帯電ローラ
2により一様に帯電され、原稿像は潜像となり、ついで
現像装置3により現像され該潜像は顕画像となり、転写
帯電器27との対向部に移動する。一方、給紙カセット
28中の転写材Pは給紙ローラ29と分離爪(図示せ
ず)で最上位の一枚が分離して送り出され、レジストロ
ーラ対31でタイミングをとられて転写帯電器27と潜
像担持体1との間に送り込まれ、上記顕画像は転写材P
に転写され分離されて搬送ローラ32を通じて定着装置
33に送られて定着され、機外へ排出される。他方、転
写部位から回転を続けた潜像担持体1上の残現像剤はク
リーニング装置4によって清掃される。
【0035】本実施例においては、本体7はカートリッ
ジの種類を識別しないため、カートリッジによらず現像
時の潜像担持体1上の暗部電位VD=−570V、明部
の電位VL=−150Vである。また、現像剤担持体4
0,43には現像バイアスとして矩形波AC1200,
Vpp1800Hzと可変のDC(−150V〜−40
0V)が重畳印加される。
【0036】図1及び図2の両カートリッジにおいて
は、潜像担持体1はアルミニウム等の導電性基層の上に
感光層を形成した感光体ドラムで直径30mmである。
帯電ローラ2は、導電性芯金上の導電層と導電層の外側
の抵抗層とから成る。本実施例では、導電層としてエピ
クロルヒドリンゴムにカーボンブラックの導電粉を適当
に分散させて体積抵抗率を1×106Ω・cm程度に
し、抵抗層はPTFE分散塗料にカーボンを適度に分散
して表面抵抗率を1×109Ω/□としたものを使用し
た。硬度はおよそJISAで60°である。芯金は導電
層と抵抗層のローラ部よりも長く、両端で軸受に回転自
在に支持されていて芯金または導電性の軸受に接触して
いる電極(図示せず)を通して本体7側から給電され
る。また、軸受は加圧方向に移動可能に支持されてい
る。帯電ローラ2は直径14mmでバネ10で軸受けを
加圧することで潜像担持体と接していて潜像担持体の回
転に伴い従動回転する。また、クリーニング層4、枠5
も共通である。
【0037】図1の黒色用カートリッジの現像装置3
は、現像剤担持体40、該現像剤担持体40にカウンタ
ーで圧接している層厚規制部材41、固定されたマグネ
ットローラ42から成る。現像剤担持体40はアルミニ
ウムやステンレスの導電性非磁性材を中空にして用い、
その端部にギア等の回転駆動伝達部材を設け、潜像担持
体1が回転するときは現像剤担持体40も回転する。層
圧規制部材41は、ウレタンゴム等の弾性体で、常に所
定の当接圧で現像剤担持体と圧接することにより潜像担
持体との近接部へ搬送される現像剤の層厚や帯電量を規
制する現像剤担持体上の現像剤の層厚は量で示すと0.
5〜2.0mg/cm2、帯電量は5〜15μc/gが
一成分磁性トナーの場合に一般的である。
【0038】マグネットロール42は周方向に2〜8極
の磁極を有し、軸方向には平行に配置されて現像装置3
に固定されている。マグネットロール42は現像剤担持
体40に現像剤を引き寄せる役を担っている。また、潜
像担持体1と現像剤担持体40はおよそ300μm離れ
ている。
【0039】一方、図2の有色用カートリッジは非磁性
一成分トナー用である。現像剤担持体43は黒色用の同
じくアルミニウム等を用いているが、直径は20mmで
ある。現像剤が非磁性なのでマグネットロールはない。
44は層厚規制部材で現像剤担持体43に当接してい
る。45は弾性ローラで現像剤担持体43に圧接し逆方
向に回転し、現像剤担持体43上の現像剤を掻き取ると
共に供給もする。潜像担持体1と現像剤担持体43はお
よそ200μm離れている。潜像担持体1上の非画像部
に現像剤が付着することを「かぶり」と称し、画質低下
の一要因であるが、これは現像剤の帯電量が小さいとき
に生じ易い。磁性一成分トナーの場合は、マグネットロ
ール42の磁力で現像剤担持体40へかぶり現像剤を戻
すことができるが、非磁性一成分トナーでは磁力は使え
ないので、予め帯電量を高く設定しなければいけない。
図2のカートリッジでは現像剤担持体上の現像剤量は
0.3〜0.8mg/cm2、帯電量は10〜20μc
/gである。
【0040】したがって、非磁性一成分トナーを現像剤
として用いると、トナーの帯電量が大きいために潜像担
持体1へ現像しにくい。特に磁性一成分トナーを用いる
黒色用カートリッジと共通の条件の現像バイアス設定の
ため、なおさらである。
【0041】そこで、有色用カートリッジの現像装置3
では現像剤担持体43の外径を黒色用の現像剤担持体4
0の外径より大きくすることで現像領域を増やし、潜像
担持体1上の潜像を現像する機会を増やすことで高帯電
量の非磁性一成分トナーでも十分に現像できるようにな
った。
【0042】また、現像バイアスの本体出力が一定であ
っても、有色用カートリッジでは現像担持体43は黒色
用に比べ径が大きいために負荷が大きくなる。そのた
め、実際の値は黒色用カートリッジで1200Vppに
合わせると、有色用カートリッジでは1150Vppに
しかならない。そこで、現像バイアス低下分は現像剤担
持体43と潜像担持体1との距離を小さくすることで補
う必要がある。
【0043】また、潜像担持体1上の電位設定が黒色用
カートリッジも有色用カートリッジも同じであるため、
有色用カートリッジの現像方式として現像剤が非磁性ト
ナーとキャリアから成る二成分方式は使えない。なぜな
ら、現像バイアスのVDC値と潜像電位の差によっては
キャリアも現像されてしまい、潜像担持体1やクリーニ
ング装置4に損傷を与え、画像上にスジとして現れる。
また、キャリアが消費されることにより、トナーとキャ
リアの比が変化して地かぶりや画像濃度低下という現象
が現れる。従来は、黒色用カートリッジと有色用カート
リッジで潜像担持体の帯電電位を変えることにより二成
分現像剤を使用していたが、装置が複雑化するという問
題点があった。
【0044】しかしながら、本発明のプロセスカートリ
ッジによれば、上述のように簡易な構成で黒色と有色の
いずれの色のトナーにおいても良好な画像を提供でき
る。
【0045】〈実施例2〉次に、本発明の実施例2を図
4に基づいて説明する。なお、実施例1との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0046】図4に示すように、現像装置部の下面が、
画像形成装置本体の転写材搬送の案内部材を兼ねている
場合はカートリッジの種類に関係なく同じ位置に現像装
置部下面がなければならない。
【0047】そこで、本実施例では潜像担持体1に対す
る現像剤担持体40,41の位置をカートリッジによっ
て異ならせた。つまり、潜像担持体上の像露光部と現像
領域との距離を現像剤担持体の径の大きい方を短くする
ように設定することで、現像剤担持体の径の異なるカー
トリッジでも同一底面を有することを可能にしたもので
ある。
【0048】本実施例では、有色用現像装置が20m
m、黒色用現像装置が16mmの直径の現像剤担持体な
ので、半径差が2mmしかなく潜像担持体の電位の暗減
衰差も10V以下と僅かで現像性に影響がなかった。
【0049】〈参考〉 次に、本発明に係る参考を図5ないし図8に基づい
て説明する。図5は、参考のプロセスカートリッジ
の断面図であり、感光体102は帯電器105によって
一様に帯電された後、像露光Lによって潜像が形成さ
れ、現像装置104の現像剤容器たるトナーホッパー1
42内のトナーTが現像剤担持体たる現像スリーブ14
0上で現像スリーブ140と一定の間隔をもつ現像ブレ
ード141によって量が規制されて供給され、トナー像
が形成される。この感光体102上のトナー像はプロセ
スカートリッジ100の開口部106にて帯電器(図示
せず)によりシート上に転写される。その後、感光体1
02上に残留したトナーはクリーニング装置103のク
リーニングブレード130により掻き取られ、トナー貯
蔵部132に貯蔵される。
【0050】図6は現像スリーブ140の長手方向端部
付近の拡大断面図であり、現像装置筐体104と現像ス
リーブ140及び現像ブレード141との間には、例え
ばフェルトや発泡ゴム等の弾性体であるシール部材10
1を設けている。図7は図6の左側面から見た図であ
る。但し、図7において現像スリーブ140は省略して
ある。
【0051】トナーシール部材101には現像装置筐体
104の現像スリーブ140に沿った部分104aと現
像ブレード141に沿った部分104bとがつながる屈
曲部104c近傍に、現像スリーブ140長手方向内側
に突出する部分101aが設けられており、該突出部1
01aの根元の一部には図8に示すように切り欠き10
1bが設けられている。
【0052】〈参考〉 次に、本発明に係る参考を図9ないし図11に基づ
いて説明する。なお、参考との共通箇所には同一符
号を付して説明を省略する。
【0053】図9は現像ブレード143が弾性をもって
現像スリーブ140に当接している場合を示した。現像
スリーブ長手方向端部付近の拡大断面図であり、現像装
置筐体104と現像スリーブ140及び現像ブレード1
43、現像ブレード取り付け部材144との間には例え
ばフェルトや発泡ゴム等の弾性体であるシール部材10
2を設けている。図10は図9を左側面から見た図であ
る。ただし、図10において現像スリーブ140は省略
してある。
【0054】トナーシール部材120には、現像ブレー
ド143とトナーシール120との間隙よりトナーが漏
れることを防止するための突出部120cが設けてあ
り、さらには、現像装置筐体104の現像スリーブ14
0に沿った部分104aと現像ブレード取り付け部材1
44に沿った部分104bとがつながる屈曲部104c
近傍に現像スリーブ長手方向内側に突出する部分120
aが設けられている。また、該突出部120aの根元の
一部には図11に示すように切り欠き120bが設けら
れている。
【0055】〈参考〉 次に、本発明に係る参考を図12に基づいて説明す
る。なお、参考との共通箇所には同一符号を付して
説明を省略する。
【0056】参考及び参考ではシール部材10
1,120の切り欠き部101b、120bを現像ブレ
ード141,143側に設けたが、本参考例では図12
(a),(b)に示すように、シール突出部101a,
120aの切り欠き部101b,120bが現像装置筐
体104の屈曲部104c付近に位置させるように現像
スリーブ140側に設けても同様の効果があることは言
うまでもない。
【0057】〈参考〉 次に、本発明に係る参考を図18ないし図19に基
づいて説明する。図18は、本発明に係る参考装置
の概略構成図である。図18において202は一成分現
像剤として非磁性トナー206を収容した現像剤容器で
あり、現像装置の長手方向(紙面に直角方向)に延在す
る開口部を有している。その開口部には、現像剤担持体
として図中矢印b方向に回転する現像スリーブ203が
備えられており、該現像スリーブ203は、上記開口部
にて、図に示す右略半周面を現像剤容器202内に突入
し、左略半周面を現像剤容器202へ露出し横設されて
いる。この現像剤容器202外へ露出した面は、矢印a
方向へ回転する潜像担持体たる感光体201に僅かな微
小間隔を有して対向するように配設されており、感光体
201上の静電潜像を現像してトナー像として可視化す
るようになっている。
【0058】また、上記現像スリーブ203の現像剤容
器202内の上方位置には、弾性規制部材として弾性ブ
レード204が該現像スリーブ203の回転方向上流側
に向けて下がる向きに傾斜して設けられ、現像スリーブ
203の上部外周面に回転方向に対向して当接されてい
る。これにより、現像スリーブ203上に担持されたト
ナー206を弾性ブレード204と現像スリーブ203
との当接部で摺擦し摩擦帯電電荷を付与すると共に、当
接部間に進入したトナー206を現像スリーブ203上
に塗布してトナー206の薄層を形成させる。そして、
容器202の開口部と現像スリーブ203との間隙には
テフロン、羊毛等の繊維から成るフェルトやポリウレタ
ンフォーム、ゴムスポンジ等の発泡体から成る端部シー
ル部材208が設けられており、容器202と現像スリ
ーブ203間からのトナー206の漏出を防止してい
る。
【0059】さらに、上記弾性ブレード204よりも現
像スリーブ203の回転方向上流側の位置には現像剤供
給剥離手段たる弾性ローラ205が設けられている。該
弾性ローラ205は、現像スリーブ203の感光体20
1と反対側の部分に当接され、かつ矢印c方向(すなわ
ち当接部で逆方向)に回転可能に支持されている。弾性
ローラ205は、その回転によりトナー206を担持し
て現像スリーブ203の近傍に供給し、現像スリーブ2
03と弾性ローラ205との当接部において該トナー2
06を現像スリーブ203と摺擦させることにより、現
像スリーブ203上に上記トナー206を付着させる。
【0060】そして、上記現像スリーブ203の下方に
は下部シール部材207が現像スリーブ203に対して
軽圧で腹当たり当接され、現像スリーブ203上の未現
像トナー206の容器202内への通過を許容すると共
に、容器202内からトナー206が漏出するのを防止
するようになっている。
【0061】この下部シール部材207及びそれと弾性
ブレード204及び容器202の開口とそこに設けられ
た端部シール部材208との長手方向の位置関係につい
ては後で詳述する。
【0062】以上のような本参考例装置の各手段の構成
について詳しく説明する。先ず、上記感光体1として
は、例えばカールソンプロセスにより静電潜像を形成す
る、いわゆるゼログラフ感光体、特開昭42−2391
0号に記載のNPプロセスにより静電潜像を形成する表
面に絶縁層を有した感光体、静電記録法により静電潜像
を形成する絶縁体、転写法により静電潜像を形成する絶
縁体、その他適宜の方法により静電(電位潜像を含む)
を形成する部材が使用される。
【0063】また、現像スリーブ203は、例えばアル
ミニウム、ステンレス鋼等の材料から成るが、導電性の
ゴムローラを用いてもよい。その形態は円筒体(スリー
ブ)に限られず、回転駆動される無端ベルトとしても良
い。本実施例装置における現像スリーブ203は、その
表面に適度な凹凸粗面が形成されており、これにより現
像スリーブ203の表面とトナー206との摩擦確率を
高くし、かつトナー206の搬送性を向上させている。
【0064】この凹凸粗面は、表面粗さ1〜10μmと
なるように現像スリーブ203の表面に不定形のアラン
ダム砥粒によりサンドブラスト処理を施すか、定形のガ
ラスビーズによるサンドブラスト処理を施すかによって
得ている。あるいは、単独で凸部を形成し得る、例えば
金属酸化物の粒子、グラファイト、カーボン等の導電性
粒子を用いて現像スリーブ203の表面に凸部粗面を形
成し、この凸部粗面を形成する粒子をフェノール樹脂、
フッ素樹脂等の結着樹脂で結着して結着樹脂表面が凹部
を形成し、これにより現像スリーブ203の表面に凹凸
粗面を得るようにしてもよい。本参考例では、現像スリ
ーブ203は、基体として直径16mmのアルミニウム
スリーブを用い、これの表面に定形のガラスビーズ(#
600)によるブラスト処理を施して、表面粗さRzが
約3μmとしたものを用いた。
【0065】次に、上記弾性ローラ204に関しては、
例えばシリコーン、ウレタン等のゴム部材(JISAに
規定の硬度が40°〜90°)、ステンレス鋼、リン青
銅等の金属板、あるいは上記金属薄板上にゴムを一体成
形したものから形成されており、弾性ブレード204の
現像スリーブ203との対向面の一部が面接触で当接し
て、現像スリーブ203を圧接している。弾性ブレード
204の現像スリーブ203への当接圧は、現像スリー
ブ203の母線方向の線圧で5〜200g/cmが好ま
しく、本参考例では弾性ブレード204として硬度65
°、厚み1.2mmのウレタンゴム製のブレードを使用
し、これを50g/cmの線圧で現像スリーブ203に
当接した。なお、線圧の測定方法は既知の摩擦係数を有
する薄板(例えばステンレス鋼)を三枚重ねにして弾性
ブレード203当接部に挿入し、中央の一枚をバネ秤で
引き抜いたときの値と摩擦係数から当接圧を算出した。
【0066】また、上記弾性ローラ205は、ポリウレ
タンフォーム、シリコーン等の発体からナイロン、レ
ーヨン等を植毛したブラシから成る。また、弾性ローラ
205の現像スリーブ203との当接幅は約2〜6mm
程度、周速は弾性ローラ205と現像スリーブ203の
相対速度で60〜200mm/sが望ましい。本実施例
においては、弾性ローラ205は直径6mmの芯金上に
ポリウレタンフォーム(商品名モルトフィルタ)をロー
ラ上に被覆した外径14mmのものを用い、現像スリー
ブ203との当接幅を4mm、現像スリーブ203との
相対速度を100mm/sに設定した。
【0067】さらに、非磁性トナー206は、非磁性一
成分現像剤として使用されるもので、スチレン樹脂やア
クリル樹脂、ポリエチレン樹脂等の各種熱可塑性樹脂中
にカーボン等の顔料を分散してなっている。本実施例で
はトナー206として、スチレン・アクリル樹脂とスチ
レン・ブタジエンの共重合体及び顔料からなる平均粒径
8μmのトナー粉体に、コロイダルシリカ1.0%を外
添した正極性のものを用いた。
【0068】次に、下部シール部材207及びそれと弾
性ブレード204と容器202の開口と、そこに設けら
れた端部シール部材208との長手方向の位置関係につ
いて詳述する。
【0069】下部シール部材207はウレタン、PET
等の可撓性のある薄いシールが好ましく、本参考例にお
いては、厚み38μmのPET(商品名マイラー)を用
いており、その一端を現像剤容器202の開口部下端に
固定し、他端側を現像スリーブ203に対して軽圧(上
述弾性ブレード204の線圧測定方法と同じ方法で線圧
0〜5g/cm)で腹当たり当接させた構成をとること
で、上述したように現像スリーブ203上の未現像トナ
ー206の容器202内への通過を許容すると共に容器
202内からトナー206が漏出するのを防止してい
る。
【0070】下部シール部材207と弾性ブレード20
4と容器202の開口と端部シール部材208との長手
方向の位置関係は、現像装置をドラム201方向から見
た図である図19に示したように、容器202の開口幅
h<弾性ブレード204の長手幅i<下部シール部材2
07の長手幅jとなるように構成されている。
【0071】本参考例においては、A4幅の現像装置を
用いており、容器202の開口幅hを218mm、弾性
ブレード204の長手幅iを221mm(すなわち、端
部シール208との重接幅1.5mm)とし下部シール
部材207の長手幅jを223mm(すなわち、端部シ
ール8との重接幅を2.5mm)に設定している。
【0072】このような構成をとることにより、低湿環
境下で現像動作を多数回繰り返した際に生じる弾性ブレ
ード204端部(E部)からの僅かなトナー206の漏
れ出しが徐々に現像スリーブ203上にスジ状にコーテ
ィングされ(図19中F)現像スリーブ203の回転に
伴い容器202の開口下部に送られてきた場合におい
て、下部シール207の働きによりこのトナー206は
下部シール207と現像スリーブ203間に(図19中
G部)に入り込む。そして、下部シール207と現像ス
リーブ203間に入り込んだトナー206は現像スリー
ブ203の回転に伴い、下部シール207の現像スリー
ブ203との当接部に対し、現像スリーブ203回転方
向下流側の端部シール208内に保持され、さらに、こ
の端部シール208内に保持されたトナー206の現像
スリーブ203回転上流側への吹き出しに対しても下部
シール207が封止ている。したがって、従来のような
端部シール208と現像スリーブ203下部にトナー2
06が固着し、徐々に堆積することから生じるこの部分
での装置外へのトナー206の漏出は防止することがで
きる。
【0073】以上のような装置をキノン株式会社製複
写機FC−5に組み込み、バイアス電源周波数1800
Hz、ピーク・ピーク電圧1200Vの交流電圧に−2
50Vの直流電圧を重畳させたものを用い、感光体20
1上の静電潜像の表面電位を暗部−550V、明部−1
50Vとし、感光体201と現像スリーブ203との間
隔を250μmに設定して1500μmの画像を低温低
湿環境下(15℃、10%RH)で連続して行った。そ
の結果、下部シール部材207の現像スリーブ203へ
の当接部において、未現像トナー206の通過を許容す
ると共に、現像動作中のトナー206の漏れ出しのみな
らず、現像容器202の長手方向端部からのトナー20
6の装置外への漏出をも防止可能となり良好な画像を提
供できた参考〉 次に、本発明に係る参考を図20に基づいて説明す
る。なお、参考との共通箇所の説明は省略する。
【0074】図20は本発明に係る参考の現像装置
を正面から見た図である。本参考例においては現像スリ
ーブ203の粗面化領域の長手幅(図20中k)を容器
202の開口幅h、ブレード204の長手幅i、下部シ
ール部材207の長手幅jに対してh<i<k<jとな
るように構成したものである。現像スリーブ203の粗
面化領域kを上記したように定められたことによる作用
を以下に記す。
【0075】ブレード204の長手幅iに対して粗面化
領域の長手幅kを短くする構成にすると、ブレード20
4の長手方向両端部は現像スリーブ203と端部シール
部材208間の挟持部において現像スリーブ203の滑
面の接触することになる。このため、この滑面との接触
部にはもともとトナー206が微少量しか存在していな
いことから、滑面とブレード204表面の微視的な接触
面積が大きいために、トルクが著しく増大し、当該部分
のブレード204表面が欠損する場合が生じる。そこ
で、ブレード204の長手幅iに対して粗面化領域の長
手幅kを長くとることにより、ブレード204の長手方
向両端部の現像スリーブ203と端部シール部材208
との挟持部において、ブレード204表面の現像スリー
ブ203表面との微視的な接触面積を減らすことができ
るためにトルク増及びブレード204表面の破損を防止
可能となる。
【0076】また、粗面化領域の長手幅Kを下部シール
部材207長手幅jより長くすると図20中L部から僅
かずつ漏れたトナー206がM部にスジ状にコーティン
グされた際にN部に入り込む際に現像スリーブ203長
手方向両端部方向から下部シール部材207長手幅jよ
り外側に広がるため、この部分の端部シール部材208
表面で掻き落とされ、装置外にこぼれ落ちる。そこで、
粗面化領域の長手幅kを下部シール部材207の長手幅
jより短く構成することで、下部シール部材207の長
手幅jより外側のトナー206が広がらないようにで
き、トナー漏れを防止可能となる。
【0077】すなわち、上記したように、現像スリーブ
203の粗面化領域kを参考に加えて新たに規定す
ることにより、トナー漏れの防止効果を高めることが可
能となった。
【0078】〈参考〉 次に、本発明に係る参考を図21に基づいて説明す
る。なお、参考との共通箇所の説明は省略する。
【0079】図21は本発明に係る参考の下部シー
ル部材207の形状を記したものであり、図21におい
て現像スリーブ203方向から下部シール部材207を
見た図であるが、下部シール部材207の先端部の現像
スリーブ203と端部シール208との長手方向両端挟
持部分の自由長を他の自由長より短く構成している。こ
のような構成とすることによる作用を以下に示す。
【0080】図22に従来の下部シール部材207の形
状を示したが、このような構成をとると、下部シール部
材207は現像スリーブ203に対して腹当たり当接し
ており、さらにその両端部は現像スリーブ203と端部
シール208とで挟持されているため、下部シール部材
207の現像スリーブ203に対する当接ニップは図2
2中O部に記したように、その挟持部分においてやや拡
がりをもっている。この状態で現像スリーブ203がP
方向(図18中b方向)に動くと、挟持部分における下
部シール部材207のq方向に受ける力がその長手方向
内側のr方向に受ける力に比べ大きくなるために、下部
シール部材207が長手方向で歪みを生じ安くなり、下
部シール部材207の波打ちによるトナー漏れを招く場
合があった。そこで、上述したq方向に受ける力を弱め
るために、本参考例においては下部シール部材207の
長手方向両端挟持部分における自由長を図21に示した
ように短くしている(図21a〜d)。このようにする
ことで、現像スリーブ203のq方向の回転に伴う下部
シール部材207のs方向に受ける力を下げることが可
能となり、その内側でt方向に受ける力とほぼ等しくで
き、下部シール部材207の波打ちを防止することがで
きる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
種類の異なるトナーを収容したカートリッジを用いる画
像形成装置において、非磁性トナーを用いるプロセスカ
ートリッジは、磁性トナーを用いる他のプロセスカート
リッジより現像剤担持体の直径を大きくし、現像剤担持
体と潜像担持体との間隔を狭くすることによって、カー
トリッジの識別手段、制御切替手段を備える必要がなく
なり、装置の簡略化、コストの低減化を図ることができ
る。
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における磁性一成分用プロセ
スカートリッジの概略構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例1における非磁性一成分用プロ
セスカートリッジの概略構成を示す断面図である。
【図3】図1及び図2のプロセスカートリッジを装着す
る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例2装置の概略構成を示す断面図
である。
【図5】本発明に係る参考1装置の概略構成を示す図
である。
【図6】図5装置における現像剤担持体及び端部シール
部材の概略構成を示す一部拡大図である。
【図7】図6の左側面図である。
【図8】図6に示す端部シール部材の切り込みを示す図
である。
【図9】本発明に係る参考装置の概略構成を示す図
である。
【図10】図9の左側面図である。
【図11】図9に示す端部シール部材の切り込みを示す
図である。
【図12】本発明に係る参考における端部シール部
材の切り込みを示す図である。
【図13】従来例装置の概略構成を示す断面図である。
【図14】図13装置における現像剤担持体及び端部シ
ール部材の概略構成を示す図である。
【図15】図14の左側面図である。
【図16】弾性体の現像ブレードを有する従来例装置の
概略構成を示す図である。
【図17】図16の左側面図である。
【図18】本発明に係る参考装置の概略構成を示す
断面図である。
【図19】図18装置を潜像担持体側から見た正面図で
ある。
【図20】本発明に係る参考装置の概略構成を示す
正面図である。
【図21】本発明に係る参考における下部シール部
材の概略構成を示す正面図である。
【図22】参考装置と比較される従来例装置のシー
ル部材の概略構成を示す正面図である。
【図23】参考ないし参考と比較される従来例
装置の概略構成を示す断面図である。
【図24】図23装置を潜像担持体側から見た正面図で
ある。
【符号の説明】
1 潜像担持体 5 枠(枠体) 40,43 現像剤担持体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−219071(JP,A) 特開 平3−245160(JP,A) 特開 昭63−85657(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/08 - 15/095 G03G 15/01

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤容器及び現像剤担持体並びに潜像
    担持体を枠体内に一体に有し、画像形成装置に着脱及び
    交換自在に配設された複数のプロセスカートリッジと、
    該プロセスカートリッジ内の潜像担持体と現像剤担持体
    の間に所定の電圧を印加する電圧印加手段とを備えた画
    像形成装置において、上記複数のプロセスカートリッジ
    は、現像剤容器内に磁性一成分現像剤を収容する磁性一
    成分用プロセスカートリッジと、現像剤容器内に非磁性
    一成分現像剤を収容する非磁性一成分用プロセスカート
    リッジを有しており、該非磁性一成分用プロセスカート
    リッジは、上記磁性一成分用プロセスカートリッジのも
    のと同径の潜像担持体と、上記磁性一成分用プロセスカ
    ートリッジのものよりも大径で潜像担持体との間隔が
    く設定された現像剤担持体とを備えており、上記電圧
    印加手段は、プロセスカートリッジの種類に依らず所定
    の電圧を印加するように設定されていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 現像剤担持体が潜像担持体に近接する現
    像領域は、上記非磁性一成分用カートリッジの方が上記
    磁性一成分用カートリッジよりも潜像担持体の画像露光
    部に近くなるように設定されていることとする請求項1
    に記載の画像形成装置。
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