JP4608349B2 - 現像装置およびこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、磁性トナー(以下、「トナー」と言う場合がある。)を用いて電子写真現像法により現像を行う現像装置に係り、特に、現像領域外への磁性トナーの飛散を防止する現像装置、およびこれを備えた画像形成装置に関する。
一般に、電子写真現像法のプリンタやファクシミリ、複写機などの画像形成装置には、原稿の画像データに基づく静電潜像が形成された感光体の表面にトナー像を形成するために、現像剤を収容する現像装置が設けられている。
また、従来、この様な現像装置においては、現像領域外へトナーが流出するのを防止するためのシール部材が設けてあり、当該シール部材としては、例えば、フェルトや発泡ゴムなどの弾性体により構成された弾性シール部材が利用されている。この弾性シール部材は、固定マグネットを内包する現像スリーブから構成される現像ローラの現像領域より外側の長手方向の両端部に取り付けられており、当該弾性シール部材を現像ローラの外周面に圧接させることによりトナーの流出を防止している。
しかし、このような構成の現像装置では、上述のごとく、現像ローラの外周面に弾性シール部材が圧接しているため、現像を行う際に現像ローラを回転させるモータに大きな負荷がかかる。従って、現像ローラに回転ムラが生じ、画像形成に悪影響を及ぼすことがあった。また、現像ローラと接触することにより弾性シール部材が劣化し、シール性が悪化するなどの問題があった。
そこで、これらの問題を解決すべく、現像ローラの長手方向の両端部に、現像スリーブの外周面に対して一定の間隔をもって磁性体シール部材を配設し、トナーの流出を防止することが一般に行われている。より具体的には、固定マグネットの磁力により現像スリーブ上に担持された磁性トナーを、固定マグネットの端部と磁性体シール部材との隙間に形成される磁界によって拘束する。そして、現像スリーブと磁性体シール部材との隙間に磁性トナーの穂立ちによる磁気ブラシを形成させることにより、流出しようとする磁性トナーを阻止してシール作用を行う構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開平2−262171号公報
ここで、近年、複写機などの画像形成装置においては、高速印字化を目指しており、現像スリーブの回転数の高速化が進んできている。そして、この様な高速化に対応した画像形成装置(以下、「高速機」という。)に使用される現像装置においては、磁性体シール部材に隣接して設けられるとともに、現像スリーブ上面に向け垂下する磁性ブレードにより、磁性トナーの厚みが規制される際に、当該磁性トナーを外部へ(即ち、現像スリーブの長手方向の両端部側へ)押し出す力が上昇する。従って、この様な高速機においては、磁性ブレードにより堰き止められたトナーが、この押し出し力により、当該磁性ブレードに沿って現像スリーブの長手方向の両端部に運ばれ易くなる。その結果、この押し出し力が磁性体シール部材の磁気拘束力よりも大きくなると、磁性トナーが、磁性体シール部材をすり抜けて、現像領域外へ漏れ易くなる。
そこで、この様な高速機においても、トナー漏れを効果的に防止する必要があるが、上記従来の現像装置のごとく、磁性体シール部材を設けるだけでは、トナー漏れを効果的に防止できず、安定したシール性能を長期にわたって発揮することができないという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、高速化に対応した画像形成装置においても、トナー漏れを効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することができる現像装置、およびこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の現像装置は、複数の磁極を有する固定マグネットローラを内包するとともに、トナーを感光体の表面上に導くために回転自在に軸支された現像スリーブからなる現像ローラと、現像スリーブの近傍に配設され、トナーの厚みを規制する磁性ブレードと、現像スリーブの長手方向両端部に現像スリーブの外周面に対して間隔を隔てて配設された磁性体シール部材と、を備え、現像スリーブの長手方向両端部において、現像スリーブの外周面と対向する、磁性体シール部材の内周面と磁性ブレードの内面の各々に、磁性体シール部材の内周面から磁性ブレードの内面にかけて連続的にトナーの漏洩を防止するトナー漏洩防止部材が設けられていることを特徴とする。
請求項1に記載の構成によれば、トナー漏洩防止部材の厚みによる段差により、磁性ブレードに沿って、現像スリーブの長手方向の両端部に運ばれてくるトナーを物理的に遮断することが可能になる。また、磁性体シール部材と磁性ブレードの境界部分であって、現像スリーブの外周面と対向する部分が、トナー漏洩防止部材により覆われることになる。従って、高速化に対応した画像形成装置においても、現像領域外へのトナー漏れを効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
請求項2に記載の現像装置は、請求項1に記載の現像装置であって、現像スリーブの長手方向において、トナー漏洩防止部材の内側端部が、磁性体シール部材の内側端部よりも外側に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の構成によれば、磁性体シール部材の内側端部において拘束されたトナーであって、現像領域外へ流出しようとするトナーが、トナー漏洩防止部材の厚みによる段差により物理的に遮断されることになる。従って、高速化に対応した画像形成装置においても、現像領域外へのトナー漏れを一層効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
請求項3に記載の現像装置は、請求項1または請求項2に記載の現像装置であって、トナー漏洩防止部材が磁性体により形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の構成によれば、磁性体シール部材のみを設ける場合に比し、磁性体シール部材の内周面と現像スリーブの外周面との間の磁力が大きくなり、磁気拘束力が強くなる。また、現像スリーブの外周面と磁性ブレードの内面との間の磁力も大きくなるため、磁性ブレードの内面においても、トナー漏れを防止するための十分な磁気拘束力を作用させることが可能になる。従って、高速化に対応した画像形成装置においても、現像領域外へのトナー漏れをより一層効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の構成によれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置を備える構成としているため、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置と同じ効果を得ることが可能になる。
本発明によれば、高速化に対応した画像形成装置においても、トナーが現像領域外へ流出するのを効果的に防止することが可能になるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
以下に、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。図1に示す様に、この画像形成装置1は、画像形成装置本体1aの下部に配設された給紙部2と、この給紙部2の側方および上方に配設された用紙搬送部3と、この用紙搬送部3の上方に配設された画像形成部4と、この画像形成部4よりも排出側に配設された定着部5と、これらの画像形成部4、および定着部5の上方に配設された画像読取部6を備えている。
給紙部2は、用紙9が収容された複数個(本実施形態においては4個)の給紙カセット7を備えており、給紙ローラ8の回転動作により、当該複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7から用紙9が用紙搬送部3側に送り出され、用紙9が1枚ずつ確実に用紙搬送部3に給紙されるように構成されている。なお、これら4つの給紙カセット7は、画像形成装置本体1aに対し、着脱自在となるように構成されている。
用紙搬送部3に給紙された用紙9は、用紙供給経路10を経由して画像形成部4に向けて搬送される。この画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙9に所定のトナー像を形成するものであり、所定の方向(図中の矢印方向)に回転可能に軸支された像端持体である感光体11と、この感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写装置15、クリーニング装置16、および除電装置17を備えている。
帯電装置12は、高電圧が印加される帯電ワイヤを備えており、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体11の表面に所定電位を与えることにより、感光体11の表面が一様に帯電させられる。そして、露光装置13により、画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、感光体11に照射されることにより、感光体11の表面電位が選択的に減衰されて、この感光体11の表面に静電潜像が形成される。次いで、現像装置14により、上記静電潜像にトナーが付着し、感光体11の表面にトナー像が形成され、転写装置15により、感光体11の表面のトナー像が、感光体11と転写装置15との間に供給された用紙9に転写される。
トナー像が転写された用紙9は、画像形成部4から定着部5に向けて搬送される。この定着部5は、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置されており、画像形成部4においてトナー像が転写された用紙9は、定着部5に設けられた加熱ローラ18、および当該加熱ローラ18に押し付けられる加圧ローラ19によって挟まれるとともに加熱され、用紙9上にトナー像が定着される。次いで、画像形成部4から定着部5において画像形成がなされた用紙9は、排出ローラ対20によって排出トレイ21上に排出される。一方、上記転写後、感光体11の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置16により除去され、感光体11の表面の残留電荷は、除電装置17により除去される。そして、感光体11は帯電装置12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われることになる。
次に、図面を参照して現像装置について説明する。図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における現像装置を示す断面図であり、図3は、図2に示す現像装置に設けられた現像ローラを感光体側から見た場合の正面図である。
図2に示す様に、本実施形態に係る現像装置14は、トナーを収納する現像容器22と、当該現像容器22内に配設された一対のミキサ23、24を備えている。また、現像容器22のドラム開口側に配設され、複数の磁極を有する固定マグネットローラ25と、当該固定マグネットローラ25を内包するとともに、収納されたトナーを感光体11の表面上に導くために回転自在に軸支された非磁性の現像スリーブ26からなる現像ローラ(または、トナー担持ローラ)27を備えている。更に、板状の磁性体により構成され、現像スリーブ26の近傍に配設されるとともに、当該現像スリーブ26上面に向け垂下する磁性ブレード28と、現像スリーブ26の長手方向(図3に示した矢印Xの方向)端部に配設された磁性体シール部材29と、現像ローラ27と感光体11間に印加される現像バイアス40を備えている。
ミキサ23上方の現像容器22の上面にはトナー補給孔Hが開口されており、不図示のトナーカートリッジによりのトナーが投入可能となるように構成されている。投入されたトナーは、一対のミキサ23、24により十分攪拌されて現像スリーブ26に導かれる。現像スリーブ26に導かれたトナーは、固定マグネットローラ25の磁力を利用して現像スリーブ26上に担持され、当該トナーは、磁性体シール部材29に隣接して設けられ、トナー層厚規制部材として作用する磁性ブレード28により厚みが規制される。その後、現像スリーブ26上に担持されたトナーは、現像ローラ27により、現像位置、即ち、感光体11の表面上に導かれる。
現像スリーブ26は所定の周速(高速機においては、例えば、430mm/sec)に設定するが、当該現像スリーブ26は、感光体11の回転方向に対して、ドラム−スリーブ間において同方向に回転するように設定されている(図2参照)。また、現像スリーブ26は感光体11と所定の距離を隔てて配置されている。また、現像バイアス40は直流成分DCと交流成分ACが重畳された低電界現像バイアスが印加されている。
また、磁性体シール部材29は、現像スリーブ26の長手方向端部からトナーが漏れるのを防止するためのものであり、図3に示す様に、現像ローラ27の長手方向Xの両端部に現像スリーブ26の外周面26aに対して一定の間隔Bを隔てて配設されている(後述の図7参照)。
また、この磁性体シール部材29は、磁性体(例えば、磁石や、鉄焼結等の強磁性体)により形成されており、現像スリーブ26の端部から外側に流出するように移動するトナーは、固定マグネットローラ25と磁性体シール部材29との隙間に形成される磁界によって拘束される。そして、固定マグネットローラ25の磁極と磁性体シール部材29の磁極により形成される各磁力線に沿って、トナーの穂立ちによる磁気ブラシが形成される。そして、当該磁気ブラシが、現像スリーブ26の外周面26aと磁性体シール部材29との隙間を埋めることにより、トナーが現像領域外に流出するのを防止する構成となっている。なお、当該磁性体シール部材29は、図2、図3に示す様に、現像スリーブ26を介して、感光体11とは反対側に配設されている。
かかる構成において、本実施形態においては、トナー漏洩防止部材を設けた点に特徴がある。以下に図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の実施形態に係る現像装置におけるトナー漏洩防止部材を説明するための部分拡大図であり、図5は、図3に示す正面図の部分拡大図であり、本発明の実施形態に係る現像装置におけるトナー漏洩防止部材を説明するための図である。
本実施形態においては、図2、図4、および図5に示す様に、前記現像スリーブの長手方向両端部において、現像スリーブ26の外周面26aと対向する磁性体シール部材29の内周面29aと、現像スリーブ26の外周面26aと対向する磁性ブレード28の内面28aの各々に、トナーの漏洩を防止するトナー漏洩防止部材30が設けられている。このトナー漏洩防止部材30は、磁性体シール部材29の内周面29aから磁性ブレード28の内面28aにかけて連続的に設けられている。また、このトナー漏洩防止部材30は、樹脂等により形成されたフィルム状のものであり、例えば、PETフィルムが好適に使用できる。また、当該トナー漏洩防止部材30の厚さは、0.1〜0.5mmに設定されている。
このような構成とすることにより、トナー漏洩防止部材30の厚みによる段差により、磁性ブレード28に堰き止められ、当該磁性ブレード28に沿って、現像スリーブ26の長手方向Xの内側から外側の方向(図中の矢印Yの方向)に移動しながら、現像スリーブ26の長手方向Xの両端部に運ばれてくるトナーを物理的に遮断することが可能になる。また、トナー漏洩防止部材30を、磁性体シール部材29の内周面29aから磁性ブレード28の内面28aにかけて連続的に設ける構成としているため、図2に示す様に、磁性体シール部材29と磁性ブレード28の境界部分であって、現像スリーブ26の外周面と対向する部分31が、トナー漏洩防止部材30により覆われることになる。従って、高速化に対応した画像形成装置においても、現像領域外へのトナー漏れを効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
なお、図6に示す様に、現像スリーブ26の長手方向Xにおいて、トナー漏洩防止部材30の内側端部30aを、磁性体シール部材29の内側端部29bよりも外側に配置する構成とすることもできる。この際、現像スリーブ26の長手方向Xにおける、トナー漏洩防止部材30の内側端部30aと、磁性体シール部材29の内側端部29bの間隔Dは、例えば、0.5〜1mmに設定することができる。
上述のごとく、現像スリーブ26の端部から外側に流出するように移動するトナーは、固定マグネットローラ25と磁性体シール部材29との隙間に形成される磁界によって拘束される。この際、固定マグネットローラ25の磁極と磁性体シール部材29の磁極により形成される各磁力線に沿って、磁性体シール部材29の磁気拘束力が集中する内側端部29bにおいてトナーの穂立ちによる磁気ブラシが形成される。
従って、現像スリーブ26の長手方向Xにおいて、トナー漏洩防止部材30の内側端部30aを、磁性体シール部材29の内側端部29bよりも外側に配置することにより、磁性体シール部材29の内側端部29bにおいて拘束されたトナーであって、現像領域外へ流出しようとするトナーが、トナー漏洩防止部材30の厚みによる段差により物理的に遮断されることになる。従って、高速化に対応した画像形成装置においても、現像領域外へのトナー漏れを一層効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
また、トナー漏洩防止部材30を磁性体により形成する構成とすることもできる。磁性体の材質としては、例えば、磁性体シール部材29よりも透磁率の高いものが使用でき、例えば、高透磁性を有するとともに加工性に優れたパーマロイや、シリコン3%含有の鉄等を使用することができる。
このような構成とすることにより、磁性体シール部材29のみを設ける場合に比し、固定マグネットローラ25の磁力が、トナー漏洩防止部材30を介して、当該トナー漏洩防止部材30が設けられた磁性体シール部材29の内周面29aに集中することになる。従って、磁性体シール部材29のみを設ける場合に比し、磁性体シール部材29の内周面29aと現像スリーブ26の外周面26aとの間の磁力が大きくなり、結果として、磁気拘束力を強くすることができる。また、現像スリーブ26の外周面26aと磁性ブレード28の内面28aとの間の磁力も大きくなるため、磁性ブレード28の内面28aにおいても、トナー漏れを防止するための十分な磁気拘束力を作用させることが可能になる。従って、高速化に対応した画像形成装置においても、現像領域外へのトナー漏れをより一層効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
なお、図7に示す、トナー漏洩防止部材30の内周面30bと、現像スリーブ26の外周面26aとの距離Aは、磁性体シール部材29の内周面29aと、現像スリーブ26の外周面26aの距離Bの1/3〜2/3に設定することが好ましく、例えば、0.1mm〜1mmとするのが好ましい。これは、トナー漏洩防止部材30の内周面30bと現像スリーブ26の外周面26aがあまり近すぎると、トナー漏洩防止部材30の内周面30bと現像スリーブ26の外周面26aが接触してしまうためである。また、トナー漏洩防止部材30の内周面30bと現像スリーブ26の外周面26aがあまり遠すぎると、磁性体シール部材29の内周面29aまたは磁性ブレード28の内面28aと現像スリーブ26の外周面26aとの間の磁力が小さくなり、磁気拘束力が弱くなるためである。
以上に説明したように、本実施形態においては、現像スリーブ26の長手方向Xの両端部において、現像スリーブ26の外周面26aと対向する、磁性体シール部材29の内周面29aと磁性ブレード28の内面28aの各々に、磁性体シール部材29の内周面29aから磁性ブレード28の内面28aにかけて連続的にトナー漏洩防止部材30を設ける構成としている。従って、現像スリーブ26の長手方向Xの両端部に運ばれてくるトナーを物理的に遮断することが可能になるとともに、磁性体シール部材29と磁性ブレード28の境界部分であって、現像スリーブ26の外周面と対向する部分31を、トナー漏洩防止部材30により覆うことが可能になる。その結果、高速化に対応した画像形成装置においても、現像領域外へのトナー漏れを効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
また、現像スリーブ26の長手方向Xにおいて、トナー漏洩防止部材30の内側端部30aを、磁性体シール部材29の内側端部29bよりも外側に配置する構成としている。従って、磁性体シール部材29の内側端部29bにおいて拘束されたトナーであって、現像領域外へ流出しようとするトナーを、トナー漏洩防止部材30の厚みによる段差により物理的に遮断することが可能になる。その結果、高速化に対応した画像形成装置においても、現像領域外へのトナー漏れを一層効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
また、トナー漏洩防止部材30を磁性体により形成する構成としている。従って、磁性体シール部材29のみを設ける場合に比し、磁気拘束力を強くすることができるため、高速化に対応した画像形成装置においても、現像領域外へのトナー漏れをより一層効果的に防止できるとともに、安定したシール性能を長期にわたって発揮することが可能になる。
尚、上記実施形態は、単なる説明例であり、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各構成物品の形状、寸法、材料等を変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上記実施形態においては、画像形成装置の一例として、デジタル複写機を示したが、ファクシミリやプリンタ等の他の画像形成装置であっても良いことは言うまでもない。
本発明の活用例としては、磁性トナーを用いて電子写真現像法により現像を行う現像装置に係り、特に、現像領域外への磁性トナーの飛散を防止する現像装置、およびこれを備えた画像形成装置が挙げられる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す概略図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置における現像装置を示す断面図である。 図2に示す現像装置に設けられた現像ローラを感光体側から見た場合の正面図である。 本発明の実施形態に係る現像装置におけるトナー漏洩防止部材を説明するための部分拡大図である。 図3に示す正面図の部分拡大図であり、本発明の実施形態に係る現像装置におけるトナー漏洩防止部材を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る現像装置におけるトナー漏洩防止部材の変形例を説明するための図である。 図5を現像領域側から見た場合の側面図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…給紙部、3…用紙搬送部、4…画像形成部、5…定着部、6…画像読取部、11…感光体、14…現像装置、25…固定マグネットローラ、25a…固定マグネットローラの両端部、26…現像スリーブ、26a…現像スリーブの外周面、27…現像ローラ、28…磁性ブレード、28a…磁性ブレードの内面、29…磁性体シール部材、29a…磁性体シール部材の内周面、29b…磁性体シール部材の内側端部、30…トナー漏洩防止部材、30a…トナー漏洩防止部材の内側端部、30b…トナー漏洩防止部材の内周面、X…現像スリーブの長手方向

Claims (4)

  1. 複数の磁極を有する固定マグネットローラを内包するとともに、トナーを感光体の表面上に導くために回転自在に軸支された現像スリーブからなる現像ローラと、前記現像スリーブの近傍に配設され、前記トナーの厚みを規制する磁性ブレードと、前記現像スリーブの長手方向両端部に前記現像スリーブの外周面に対して間隔を隔てて配設された磁性体シール部材と、を備える現像装置において、
    前記現像スリーブの長手方向両端部において、前記現像スリーブの外周面と対向する、前記磁性体シール部材の内周面と前記磁性ブレードの内面の各々に、前記磁性体シール部材の内周面から前記磁性ブレードの内面にかけて連続的に前記トナーの漏洩を防止するトナー漏洩防止部材が設けられていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像スリーブの長手方向において、前記トナー漏洩防止部材の内側端部が、前記磁性体シール部材の内側端部よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記トナー漏洩防止部材が磁性体により形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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