JPH0830041A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0830041A
JPH0830041A JP7064374A JP6437495A JPH0830041A JP H0830041 A JPH0830041 A JP H0830041A JP 7064374 A JP7064374 A JP 7064374A JP 6437495 A JP6437495 A JP 6437495A JP H0830041 A JPH0830041 A JP H0830041A
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toner
developing
roller
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Eiji Takenaka
英二 竹中
Kazuhiro Yuasa
一弘 湯浅
Shuichi Endo
修一 遠藤
Iwao Matsumae
巌 松前
Yoshiaki Tanaka
善朗 田中
Hiroshi Hosokawa
浩 細川
Mugijirou Uno
麦二郎 宇野
Koji Saito
廣司 齋藤
Toshihiro Sugiyama
敏弘 杉山
Tetsuo Yamanaka
哲夫 山中
Eisaku Murakami
栄作 村上
Satoru Komatsubara
悟 小松原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0806Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer on a donor element, e.g. belt, roller
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
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    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • G03G15/0921Details concerning the magnetic brush roller structure, e.g. magnet configuration

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軟質の第2現像ローラーと摩擦接触する第1
現像ローラー等との接触部での摩擦帯電、または、第2
現像ローラーの表面凹部に没入したトナーによる現像不
良のために、記録画像に濃度ムラ、画像掠れや地肌汚れ
等の画像形成不良が発生するのを防止し、鮮明度の優れ
た記録画像を得ることができる現像装置を提供する。 【構成】 第2現像ローラー33の表面粗さのトナー平
均粒径に対する比を1.5以下とし、第1現像ローラー
32とブレード34との間での摩擦により帯電したトナ
ーTを第1現像ローラー32との間で不均一摩擦帯電さ
せることなく、第1現像ローラー32から静電吸引力に
より第2現像ローラー33に転移させて感光体ドラム1
との間の現像部に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周面上に微小なN−S磁
極が形成された硬質の第1現像ローラーと第1現像ロー
ラーから静電的に転移吸着した一成分系トナーを感光体
ドラム側に搬送する軟質の第2現像ローラーから成る二
段の現像ローラーを具えた複写機等の画像形成装置に用
いられる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置では通常は静電
写真方式による画像形成が行われる。かかる画像形成の
過程で、感光体上に形成された潜像に感光体の周囲に配
置した現像器によりトナーを供給して、潜像電位に応じ
てトナーを吸着させる現像処理が必要になる。かかる現
像処理に用いられる現像器の現像方式には幾つかの方式
があり、それぞれに特徴を有している。図8は柔軟材で
形成された現像ローラーにより現像を行うS−NSP現
像方式の現像器の概略を示す構成図である。現像ローラ
ー32′は感光体ドラム1およびトナー補給ローラー3
1に圧接して弾性変形し、それらとの間に所定面積の接
触部を有している。現像ローラー32′とトナー補給ロ
ーラー31が接触しつつ回転することにより現像ローラ
ー32′が摩擦帯電し、ホッパー35内に収納されてい
るトナーTがトナー補給ローラー31により現像ローラ
ー32′側に搬送される過程で負に帯電し、高圧電源3
7により負の高電圧バイアス電圧が印加された現像ロー
ラー32′に吸着されて搬送される。トナーTは搬送さ
れる過程でブレード34により一定の厚みに規制され、
薄層状になって現像ローラー32′と感光体ドラム1が
接触する現像部に送られる。現像ローラー32′により
搬送されたトナーTは現像部で感光体ドラム1上に形成
された潜像の静電電位に応じた量だけ感光体ドラム1側
に転移し、感光体ドラム1に転移したトナーTは感光体
ドラム1に搬送されて転写部に移動し、給送された転写
紙に図示しない転写装置によりトナー像として転写され
る。
【0003】図9は硬質材で形成された現像ローラーに
より現像を行うμ−ISP現像方式の現像器の概略を示
す構成図である。硬質材で形成された現像ローラー3
2″の表層の内部には微小なN−Sの磁極が形成されて
おり、ホッパー35内に収納されるトナーTには磁性ト
ナーが用いられる。この方式では、トナーTは搬送され
る過程でブレード34との摩擦またはトナーT同士の摩
擦により帯電する。また、像担持体として柔軟性のある
感光体ベルト11が用いられ、硬質材で形成された現像
ローラー32″との間に所定面積の接触部(現像部)を
以て接触するように架設される。トナーTは静磁気力に
より現像ローラー32″に吸着されて搬送される。現像
部に搬送されたトナーTは感光体ベルト11上に形成さ
れた潜像の静電気力により感光体ベルト11側に転移す
る。ところで、上述の現像方式はそれぞれ以下に述べる
ような欠点がある。即ち、図8に示すS−NSP現像方
式では、現像ローラー32′が柔軟材で形成されている
ため、ブレード34等に長時間当接することにより圧縮
永久歪(クリープ変形)が生じ易く、圧縮永久歪が生じ
た現像ローラー32′はブレード34や感光体ドラム1
との接触が不均一になり、ブレード34との間に均一な
トナー薄層を生成できないため、現像不良が発生する。
また、トナーTを均一に帯電させることが困難なため、
トナーTの逆極性帯電が生じ、地肌領域画像の微細な斑
点様の汚染等の記録画像不良が発生する。
【0004】一方、図9に示すμ−ISP現像方式では
現像ローラー32″が硬質材で形成されているため、ト
ナー薄層の不均一に起因する現像不良は生じないが、像
担持体としてローラー間に掛け渡される柔軟性の感光体
ベルト11が用いられるため、感光体ベルト11を張設
するための空間や感光体ベルト11を駆動する機構のた
めの空間が必要になり、画像形成装置が大型で複雑化
し、高価になる。さらに、感光体ベルト11の張力不均
衡等により感光体ベルト11のローラー軸方向の偏倚現
象が生じるため、この偏倚現象の防止手段を設けなけれ
ばならない。また、この方式でもトナーTの逆極性帯電
現象が起きる。逆極性帯電トナーが発生すると、記録画
像の地肌部に斑な黒点が形成されるため、画像品質が低
下して見苦しくなる。そこで、本出願人は逆帯電トナー
の発生に伴う問題点を克服するために、磁性を有した硬
質の第1現像ローラーに磁性トナーを磁気吸着させ、そ
のトナーを転移させる方向にバイアスされた軟質の第2
現像ローラーに静電吸着させて現像部に送ることによ
り、逆極性帯電トナーの現像部への搬送を阻止するよう
にした現像装置を既に提案している。
【0005】ところで、一成分系トナーを用いる現像器
では一般的には、(第1)現像ローラーとブレードの間
をトナーが通過する際に生じる摩擦帯電によりトナー帯
電させているが、トナー帯電の均一性を確保するには
(第1)現像ローラーに吸着して搬送されるトナーの円
周面上の単位面積当りの付着量を制限しなければならな
い。制限量以上のトナーを(第1)現像ローラーに吸着
させて搬送すると、未帯電、帯電不足あるいは逆極性帯
電トナーが多く発生する。上述の改良された従来技術に
より未帯電、逆極性帯電トナーの現像部への搬送を阻止
することができるが、帯電不足トナーの現像部への搬送
を阻止することはできない。帯電不足トナーにより現像
された潜像による記録画像は所定の濃度や濃淡比が得ら
れない等の画質劣化を来す。このような記録画像の画質
劣化を防止してトナー帯電の均一性を確保するために、
(第1)現像ローラーの円周面上の単位面積当りのトナ
ー付着量を制限すると、単位時間当りに感光体上の潜像
に転移させ得る単位面積当りのトナー量も制限されるた
め、原稿の高濃度画像に対し十分な記録画像濃度が得ら
れない場合がある。かかる不具合を解消するために、現
像ローラーの回転周速度を感光体の周速度の2〜3倍に
高めて、現像部に供給される現像ローラーの単位面積当
りのトナー量を増大させる等の工夫が成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、改良さ
れたμ−ISP現像方式では第1現像ローラーとブレー
ドの間をトナーが通過する際に生じる摩擦帯電によりト
ナー帯電させているが、実際には感光体ドラムと第2現
像ローラー、または、第2現像ローラーと第1現像ロー
ラーとの間の周面相対速度差により接触部で摩擦が生
じ、トナー帯電が起きる。特に、第2現像ローラーと第
1現像ローラーの回転方向が同方向、即ち、周面の相対
移動方向が逆方向に回転する場合には、この位置でのト
ナーの摩擦帯電の影響が無視できない。この時の摩擦帯
電の極性は摩擦の状態、合対する両ローラーの材質等に
よって異なるが、この摩擦帯電によって、既に帯電して
いたトナーの帯電電荷量が大きく変動してしまう。さら
に、第2現像ローラーの表面状態に依っては第1現像ロ
ーラーとの間の摩擦帯電の電荷量が不均一になると共に
変動幅が大きくなることがある。図5(a)は粗い表面
の第2現像ローラーと第1現像ローラーの接触部のトナ
ーの摩擦状態を示す部分拡大断面図である。同図に示す
ように、第1現像ローラー32に磁気吸着されて搬送さ
れたトナーTは第2現像ローラー33との接触部で摩擦
されて摩擦帯電すると共に、第2現像ローラー33の表
面から第1現像ローラー32の表面に向かう電場の力を
受けて第2現像ローラー33側に転移する。なお、図示
の矢印はそれぞれの周回方向を示す。
【0007】この時に、第2現像ローラーの表面粗さが
トナーTの大きさに近いと、第2現像ローラー33の凹
部に没入したトナーTは第1現像ローラー32の表面と
接触する機会が少なく、しかも、接触した時の摩擦力も
小さい。これに対して、第2現像ローラー33の凸部に
近い位置にあるトナーTは第1現像ローラー32の表面
と接触する機会が多く、しかも、接触した時の摩擦力も
大きい。このように、第2現像ローラーの表面粗さがト
ナーTの大きさに近い場合には、第1現像ローラー32
から第2現像ローラー33側に転移して搬送されるトナ
ーTは帯電電荷量が大きく変動したものと、差程変動し
ないものとに2分されることになる。
【0008】図6および図7(a)はそれぞれ第1現像
ローラーに搬送されるトナーの粒子毎の帯電量の分布お
よび上述の表面粗さを有する第2現像ローラーに搬送さ
れるトナーの粒子毎の帯電量の分布を示す帯電分布曲線
図である。図6に示すように、第1現像ローラー32に
搬送されるトナーの粒子毎の帯電量は標準電荷q0 を中
心とするボルツマン分布を示すが、このトナーTが第2
現像ローラー33側に転移すると、図7(a)に示すよ
うに、標準電荷q0 よりも小さな分布中心電荷q1 にも
極大値を有する帯電分布曲線になってしまう(この例で
はトナーTの第1現像ローラー32との摩擦による帯電
極性は正になっている)。この結果、第2現像ローラー
33に搬送されるトナーTの平均帯電電荷量が大きく減
少してしまうばかりでなく、帯電量の少ないトナーTが
多数、感光体ドラムと接する現像部に搬送されて現像材
として供給されるので、未露光のまま負に帯電した感光
体ドラムの表面にまで帯電量の少ないトナーTが転移す
るため、記録画像は地肌汚れの生じた見苦しい画像にな
る。
【0009】一方、上述の例とは逆に、第1現像ローラ
ー32との摩擦によるトナーTの帯電極性が負の場合
は、第2現像ローラー33に搬送されるトナーTの平均
帯電電荷量が大幅に増大すると共に、帯電量の多いトナ
ーTが多数、現像部に搬送されて現像材として供給され
るので、感光体ドラムの露光部に転移できないトナーT
が多数存在するため、記録画像に濃度ムラが生じたり、
線画像端が鮮明度の薄い画像になったりする。また、第
2現像ローラー33の凹部に没入したトナーTは現像部
に搬送された時に、感光体ドラム側から充分な静電吸引
力を受けられず、残留してしまうことがあり、このよう
な場合には、本来、現像されるべき潜像が現像されない
まま転写部に送られることになり、黒の記録画像の中に
白の斑模様が形成されたり、画像掠れが生じたりする。
本発明は従来技術におけるかかる問題点の解決を図るべ
く成されたものであり、軟質の第2現像ローラーと摩擦
接触する第1現像ローラー等との接触部での摩擦帯電、
または、第2現像ローラーの表面凹部に没入したトナー
による現像不良のために、記録画像に濃度ムラ、画像掠
れや地肌汚れ等の画像形成不良が発生するのを防止し、
鮮明度の優れた記録画像を得ることができる現像装置を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、周面上に微小なN−S磁極が形成され、一
成分系トナーをその表面に磁気吸着させて搬送する硬質
の第1現像ローラーに接触して、第1現像ローラーによ
り搬送された適性帯電のトナーを静電的に吸引してその
表面に転移させて感光体ドラム側に搬送する第1現像ロ
ーラーよりも軟質の第2現像ローラーの表面粗さのトナ
ー平均粒径に対する比を1.5以下としたものである。
【0011】
【作用】一成分系トナーは第1現像ローラーとブレード
との間を通過する間に摩擦帯電し、第1現像ローラーの
表面に磁気吸着して搬送され、第2現像ローラーと第1
現像ローラーとの接触部で適性帯電のトナーが、そこで
ほぼ均一に摩擦帯電されると共に、第2現像ローラーに
静電的に吸引され、その表面に吸着して感光体ドラム側
に搬送されるから、記録画像に濃度ムラ、画像掠れや地
肌汚れ等の画像形成不良が発生しない帯電量のトナーが
現像部に供給される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を詳
細に説明する。図2は本発明の実施例に係る複写機の電
子写真画像記録過程の概要を示す構成図である。右回り
に回転する感光体ドラム1は帯電器2によって一様に帯
電され、露光光Lによって露光されることにより露光光
Lの強弱に応じた静電潜像が形成される。静電潜像は現
像装置3に送られて現像され、トナー像となり、転写装
置4に送られる。一方、給紙カセット内に収納された転
写紙Pは給紙ローラー7によって繰り出され、感光体ド
ラム1に搬送されるトナー像と同期を取って送り出すレ
ジストローラー8によって転写装置4に送られ、感光体
ドラム1に搬送されるトナー像が転写される。トナー像
が転写された転写紙Pは定着装置9によって定着処理さ
れて画像が焼き付けられたコピー紙となって排紙ローラ
ー10によって機外に排出される。転写装置4によって
転写しきれなかったトナーは清掃刃5によって掻き落と
される。清掃刃5によって清掃された感光体ドラム1の
表面の残留電荷は除電器6によって除電される。
【0013】図1は現像装置の構成を示す構成図であ
る。同図に矢印で示すように、感光体ドラム1に2層構
造の第1現像ローラー32よりも軟質材で形成された第
2現像ローラー33が接触して接触部における周回方向
が同じになるように回転し、硬質材で形成され、表面に
微小なN−S磁極が形成された第1現像ローラー32が
第2現像ローラー33と接触しながら接触部における周
回方向が逆向きに回転する。ホッパー35内に収納され
たトナーTは下部に配設されたトナー補給ローラー31
によって第1現像ローラー32側に送られ、第1現像ロ
ーラー32表面の磁極に磁気吸着して搬送され、その搬
送量がブレード34によって規制される。第2現像ロー
ラー33の弾性変形によって感光体ドラム1と第2現像
ローラー33および第1現像ローラー32と第2現像ロ
ーラー33との間にそれぞれ所定面積の接触領域が形成
される。第2現像ローラー33および第1現像ローラー
32にはそれぞれ負の高圧バイアス電圧が印加されてい
て、第2現像ローラー33には現像バイアス電源(H
V)37の負電源端子電圧(バイアス電圧)Vb が、第
1現像ローラー32にはそれに直流電源36による負の
バイアス電圧が重畳されたバイアス電圧Vb'が印加され
ている。
【0014】図3は現像装置におけるトナー搬送の様子
を示す部分拡大図である。一成分系磁性トナーTはトナ
ー補給ローラー31によって第1現像ローラー32側に
搬送され、第1現像ローラー32とブレード34の接触
部に送られ、ブレード34によって摺動摩擦される過程
で負に摩擦帯電する。帯電したトナーTはやがて第2現
像ローラー33側に搬送され、第1現像ローラー32と
第2現像ローラー33との間の電位差によって第2現像
ローラー33側に吸引されて転移し、第2現像ローラー
33の回転によって感光体ドラム1とトナー補給ローラ
ー31が接する現像部に送られる。第1現像ローラー3
2に搬送された逆極性(正極)のトナーT+ は第1現像
ローラー32の大きな負のバイアス電圧によって第2現
像ローラー33側に転移付着することができない。従っ
て、現像部には正規の負帯電したトナーTのみが供給さ
れる。なお、本実施例における現像方式はネガポジ現像
方式に依っているが、現像方式がポジポジ現像方式に依
る場合には、第1現像ローラー32および第2現像ロー
ラー33に印加されるバイアス電圧Vb',Vb は正のバ
イアス電圧となり、Vb'<Vb の関係になる。
【0015】第2現像ローラー33は金属芯金33c、
樹脂やスポンジ状あるいは中実状のゴム材料から成る体
積抵抗率が約104 Ω・cm、厚みが約5mmの半導電性の
弾性体層33bおよびフッ素樹脂やシリコン系樹脂材料
から成る体積抵抗率が約1012Ω・cm、厚みが約20μ
m の絶縁性の表面被覆層33aで構成されている。そし
て、第2現像ローラー33が感光体ドラム1と第1現像
ローラー32に当接した時の食い込み量はそれぞれ約
0.2mmおよび0.4mmであった。また、感光体ドラム
1と第2現像ローラー33と第1現像ローラー32との
間の回転速度比は1:1.1 :3に設定されている。図4
はトナーの平均帯電量 <q> と、第2現像ローラー33
の表面粗さRz のトナー平均粒径Dave に対する比の関
係を測定した特性図である。トナーの平均帯電量 <q>
の適性範囲はqa ≦ <q> ≦qb であるから、Rz /D
ave の適性範囲はRz /Dave ≦1.5であることが判
る。なお、本実施例ではトナー平均粒径Dave は7.5 μ
m のものを使用した。
【0016】図7(b)は上述の適性範囲内にある表面
粗さRz を有する第2現像ローラー33に搬送されるト
ナーTの粒子毎の帯電量の分布を示す帯電分布曲線図で
ある。同図に示すように、トナーTの帯電分布は殆ど変
わらず、第1現像ローラー32との摩擦帯電により、標
準電荷q0 が僅かに小さな分布中心電荷q2 に移動して
いる。図5(b)は本実施例の第2現像ローラー33と
第1現像ローラー32の接触部のトナーTの摩擦状態を
示す部分拡大断面図である。同図に示すように、第1現
像ローラー32に磁気吸着されて搬送されたトナーTは
第2現像ローラー33との接触部で均一に摩擦されて摩
擦帯電すると共に、第2現像ローラー33の表面から第
1現像ローラー32の表面に向かう電場の力を受けて第
2現像ローラー33側に転移する。従って、第1現像ロ
ーラー32から第2現像ローラー33に転移する際に得
る摩擦帯電電荷は各トナーTの粒子毎にほぼ等しいか
ら、各トナーTの粒子の帯電電荷は僅かに低下するだけ
なので、その帯電量の分布は上述の図7(b)に示す帯
電分布曲線になる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
2現像ローラーの表面粗さのトナー平均粒径に対する比
を1.5以下としたので、軟質の第2現像ローラーと摩
擦接触する第1現像ローラー等との接触部での摩擦帯
電、または、第2現像ローラーの表面凹部に没入したト
ナーによる現像不良のために、記録画像に濃度ムラ、画
像掠れや地肌汚れ等の画像形成不良が発生するのを防止
し、鮮明度の優れた記録画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る現像装置の構成を示す構
成図
【図2】複写機の電子写真画像記録過程の概要を示す構
成図
【図3】現像装置におけるトナー搬送の様子を示す部分
拡大図
【図4】トナーの平均帯電量と第2現像ローラーの表面
粗さのトナー平均粒径に対する比の関係を測定した特性
【図5】第2現像ローラーと第1現像ローラーの接触部
のトナーの摩擦状態を示す部分拡大断面図
【図6】第1現像ローラーに搬送されるトナーの粒子毎
の帯電量の分布を示す帯電分布曲線図
【図7】第2現像ローラーに搬送されるトナーの粒子毎
の帯電量の分布を示す帯電分布曲線図
【図8】従来のS−NSP現像方式の現像器の概略を示
す構成図
【図9】従来のμ−ISP現像方式の現像器の概略を示
す構成図
【符号の説明】
1 感光体ドラム 3 現像装置 4 転写装置 31 トナー補給ローラー 32 第1現像ローラー 33 第2現像ローラー 34 ブレード 36 直流電源 37 現像バイアス電源 T,T+ トナー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松前 巌 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 田中 善朗 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 細川 浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 宇野 麦二郎 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 齋藤 廣司 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 杉山 敏弘 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 山中 哲夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 村上 栄作 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 小松原 悟 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面上に微小なN−S磁極が形成され、
    一成分系トナーをその表面に磁気吸着させて搬送する硬
    質の第1現像ローラーと、該第1現像ローラーに当接し
    て、前記第1現像ローラーにより搬送される前記トナー
    の量を規制すると共に前記第1現像ローラーとの間を通
    過する前記トナーを摩擦帯電させるブレードと、前記第
    1現像ローラーに接触して、前記第1現像ローラーによ
    り搬送された適性帯電の前記トナーを静電的に吸引して
    その表面に転移させて感光体ドラム側に搬送する、前記
    第1現像ローラーよりも軟質の第2現像ローラーと、前
    記第1現像ローラーおよび前記第2現像ローラーに所定
    のバイアス電圧をそれぞれ供給するバイアス電源を具え
    た現像装置において、前記第2現像ローラーの表面粗さ
    のトナー平均粒径に対する比を1.5以下としたことを
    特徴とする現像装置。
JP7064374A 1994-05-13 1995-03-23 現像装置 Pending JPH0830041A (ja)

Priority Applications (2)

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JP7064374A JPH0830041A (ja) 1994-05-13 1995-03-23 現像装置
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