JP3862472B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置に関し、詳しくは画像形成装置における記録材担持体のクリーニング手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、プリンタ、FAXなどの出力端末を全て兼ね備えた複合機が市場で広く受け入れられるようになってきている。このようなネットワーク対応の出力端末として電子写真プロセスを用いた画像形成装置が広く受け入れられてきているが、メンテナンスなしで本体が正常に稼働し続ける限界枚数、いわゆるDutyCycleが大きな問題の一つとして挙げられてきている。DutyCycleの最大の律速となっている一つには像担持体の寿命があり、またエコロジーの観点から廃棄物をなくす、すなわち消耗品を減らすこと、消耗品の寿命を延ばすこと、信頼性を向上させること等が大きな課題となってきている。
【0003】
また従来のアナログ装置からデジタル化が進んでいるが、本体コストはアナログ装置と等価もしくはそれ以下とすることも課題となっている。更に従来の複写機並びにプリンタは白黒機が主流であったが、オフィスにおいても原稿もしくは出力ファイルのフルカラー化が急増している。従って前記アナログ等価デジタル機というばかりか、本体コスト並びにランニングコストにおいても白黒等価フルカラープリンタが課題となってきている。そのため、TCO(使用者から見た全体的な必要費用)を画期的に下げることが可能な技術が望まれている。
【0004】
このような状況の中で、近年、複数の感光体ドラムと、記録材を担持搬送する転写ベルトを備え、この転写ベルトに担持された記録材にそれぞれの感光体ドラムに形成された異なる色のトナー像を順次重ねて転写することによってカラー画像を得るカラー画像形成装置、いわゆる4連タンデム方式のカラー画像形成装置が主流となってきている。
【0005】
また、上記画像形成装置において、記録材担持体としての転写ベルト上には種々の付着物(感光体ドラムから飛散してきたトナー、ジャム時や紙間時に感光体ドラムから転写されたトナー、記録材の2面目に像形成を行う時に1面目のトナー像定着の際に記録材に付着した離型剤オイル等)が付着しているため、クリーニング手段としてカウンタブレード方式、ファーブラシ方式、離型剤オイルを転写ベルトから除去するためのオイルクリーナローラ、オイルクリーナウェブなどを設けることが提案されている。また、このような離型剤オイルを使用しなくても良いオイル内添をした重合法により製造されたトナーも提案されている。
【0006】
このように、記録材担持体としての転写ベルト(エンドレスベルト)に紙などの記録材を吸着、搬送し、画像形成を行う画像形成装置の一例について図5に基づいて簡単に説明する。
【0007】
画像形成装置は内部に感光体ドラム205を具備し、該感光体ドラム205上にトナー像が形成される。感光体ドラム205に隣接して記録材担持体としての転写ベルト206が設置され、感光体ドラム205上に形成されたトナー像が転写ベルト206上に担持し搬送される記録材P上に転写される。トナー像が転写された記録材Pは、定着装置209で加熱及び加圧により前記トナー像が定着された後、記録画像として装置外に排出される。
【0008】
感光体ドラム205の外周には、露光ランプ201、感光体ドラム帯電器202、露光装置203、現像器204、転写帯電器207、及びクリーナ208が設けられ、更に装置の上方部には図示されていないが光源装置やポリゴンミラーが設置されている。
【0009】
光源装置から発せられたレーザー光をポリゴンミラーが回転して走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって変更し、fθレンズにより感光体ドラム205の母線上に集光して露光することにより、感光体ドラム205上に画像信号に応じた潜像が形成される。
【0010】
現像器204には図示しないトナー供給装置によりトナーが所定量充填されている。現像器204は感光体ドラム205上の潜像を現像してトナー像として可視化する。
【0011】
記録材Pは図示しない記録材カセットに収容され、そこから複数の搬送ローラ及びレジストローラ213を経て転写ベルト206に供給され、転写ベルト206による搬送で感光体ドラム205と対向した転写部に順次送られる。
【0012】
転写ベルト206は、ポリカーボネイト樹脂シート、ポリエチレンテレフタレート樹脂シート(PET樹脂)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シート、ポリアミド樹脂シート、ポリイミド樹脂シートなどの誘電体樹脂のシートにカーボンブラックなどの樹脂フィラーを分散して絶縁性の樹脂の体積抵抗率107〜1015Ωcm程度を低く調整した材料からなっており、その両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、或いは継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられている。
【0013】
駆動ローラ211によりこの転写ベルト206が回転し、一定速度に達すると、記録材Pがレジストローラ213から転写ベルト206に送り出され、記録材Pが転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出し信号がONとなり、それを基準として所定のタイミングで感光体ドラム205に対して画像形成を行う。そして感光体ドラム205の下側の転写部で転写帯電器207が電界又は電荷を付与することにより、感光体ドラム205上に形成されたトナー像が記録材Pに転写される。記録材Pはレジストローラ213から転写ベルト206上に送り出されると、直ちに吸着帯電器214と吸着帯電器対向ローラ215によって転写ベルト206と共に挟持され、吸着帯電器214によって電界或いは電荷が付与されることによって、転写ベルト206に静電的に保持され搬送される。
【0014】
転写帯電器207は、コロナ放電のような非接触帯電器、又は帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電ブレードのような帯電部材を用いた接触帯電器を用いる。非接触帯電器ではオゾンが発生してしまうこと、空気を介して帯電するため大気の温湿度環境変動に弱く画像が安定的に形成されないなどの問題点がある。一方、接触帯電器では、オゾンレス、温湿度環境変動に強いなどのメリットがある。
【0015】
次に、トナー像を転写された記録材Pは、転写ベルト206の搬送方向下流部で分離帯電器216により除電されて静電吸着力を減衰させることによって、転写ベルト206の末端から離脱する。特に低湿度環境では記録材も乾燥して電気抵抗が高くなるため、転写ベルトとの間の静電吸着力が大きくなり、分離帯電器216の効果は大きくなる。通常、分離帯電器216はトナー像が未定着の状態で記録材Pに除帯電するため、非接触帯電器が用いられる。分離帯電器216の出力は、Vp-p=10kV、500Hz程度の交流電圧が使われる。また、トナーの飛散などの画像不良の防止のため、前記交流出力に加えて100μA程度のプラス或いはマイナスの直流成分を重畳する場合がある。
【0016】
転写ベルト206の末端から離脱した記録材Pは定着装置209へ搬送される。定着装置209は、定着ローラと、加圧ローラと、その各々をクリーニングする耐熱性クリーニング部材と、各ローラ内に設置された加熱ヒータと、定着ローラにジメチルシリコンオイルなどの離型剤オイルを塗布する塗布ローラと、そのオイル溜めと、加圧ローラの表面温度を検知して定着温度を制御するサーミスタと、から構成される。トナー像を形成された記録材Pは定着により記録材Pへの固定が行われ、コピー画像が形成され、排紙トレイに排出される。
【0017】
転写が終了した感光体ドラム205はクリーナ208により転写残トナーをクリーニング、除去され、引き続き次の潜像形成に備えられる。
【0018】
そしてまた記録材Pを分離した後の転写ベルト206は、記録材担持側に接地された導電性ファーブラシ210とその対向として接地された駆動ローラ211を当接することによって、転写ベルト206上に残留したトナー及びその他の異物を清掃すると共に蓄積した電化の除去(除電)を行っている。導電性ファーブラシ210は導電性ウェブ(不織布)を用いることもできる。
【0019】
更に、クリーニング手段としては、従来から幾多の提案がなされているが、ウレタンゴムなどの弾性材料からなるクリーニングブレードによって前記残留トナーを掻き落とすようなものが、その構成が簡単でコンパクトで低コストであり、しかもトナー除去機能も優れているので、広く実用化されている。このクリーニングブレードのゴム材料としては、高硬度で、しかも弾性に富み、耐摩耗性、機械的強度、耐油性、耐オゾン性などに卓越しているウレタンゴムが一般的に使用されている。
【0020】
以上述べたような画像形成装置では、記録材Pの静電吸着手段として、吸着帯電器214と吸着帯電器対向ローラ215からなる一対のローラ対を用いているが、もちろん静電吸着手段として転写帯電手段と同様に、コロナ放電のような非接触帯電器、又は帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電ブレードのような帯電部材を用いた接触帯電器を用いても良い。ただし、非接触系を用いた場合には、記録材Pと転写ベルト206の接触状態が保証されていないため、別途に押圧部材を設けて、記録材Pと転写ベルト206の密着性を確保する必要がある。
【0021】
このように記録材Pを静電吸着し搬送することを安定して行うためには、当然のことながら、記録材Pの紙幅に対して全幅の吸着帯電が必要である。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例のように、転写ベルト206のクリーニング手段として、該転写ベルト206の表面に当接して清掃を行うクリーニングブレードを用いる場合、以下に述べるような問題がある。
【0023】
まず第1に、耐久により、前記クリーニングブレードによる転写ベルトと該転写ベルト上の残留物との摩擦力が上がっていることが実験により確認されている。これは耐久により形成されたフィルミング膜により、クリーニングブレードと転写ベルト表面、転写ベルト上の残留物と転写ベルト表面の密着度、親和性が上昇し、摩擦力を上昇させていると考えられる。そして、この摩擦力の上昇は、クリーニングブレードのせん断応力が上昇することと考えられる。
【0024】
その結果、クリーニングブレードのチッピング(局所的なエッジ欠け)、永久ひずみせん断応力の増大による発熱量の増大によるトナー融着の発生、転写ベルトの破断につながるような転写ベルト内部応力増大による疲労摩耗の増大の発生につながっていると考えられる。そして、この摩耗量が大きくなれば、転写ベルト自体の膜厚が減少してしまい、転写ベルトの交換を頻繁に行わなければならない可能性がある。
【0025】
第2に、近年、重合トナーが、転写効率向上、定着の離型剤レスということで、多様化されつつある。しかしながら、重合法で製造されたトナーは一般的に真球度が高い。この真球度が上がれば、従来一般的に使用されているカウンタブレード方式では、トナーのすり抜けが多く、クリーニングブレードに局所的なせん断力がかかりエッジ欠けを生じてしまうおそれもある。
【0026】
第3に、トナーの粒径が小さくなるに連れて、ドット再現性や解像度に優れた現像を行うことができ、トナー画像のシャープネスや画像品位は向上するが、この場合においても、比表面積が大きくなるために、単位重量あたりのトナーの転写ベルトへの付着力が大きくなり、転写ベルトのクリーニング性が悪化するおそれがある。更にトナーの粒径が小さくなるに連れて、トナーの流動性が悪化するため、より多量の添加剤を必要とするが、これにより、上記のようなクリーニングブレードの摩耗や欠け、転写ベルト表面に局所的なスジ傷が発生するといった問題がある。
【0027】
以上、これらの問題点は相反している点があるが、上記転写ベルト表面の付着物を低減させ、その表面の摩擦力を小さくするには、転写ベルト自体の膜強度を小さくして摩耗しやすくさせることが考えられる。その結果、付着物を取り除くクリーニングブレードとの接触面積を、転写ベルト自体の削れ粉により小さくさせることで摩擦力を低減させている。
【0028】
しかしながら、このような構成の場合、転写ベルトの摩耗量が増大して転写ベルト自体の寿命が短くなってしまう。また、転写ベルトの摩耗量が増大するとその表面の粗さも次第に大きくなってしまい、この粗さが大きくなっていくと、クリーニングブレードからのトナーもしくはトナー中の外添剤のすり抜け量が増大する。このすり抜け量が増大することにより、クリーニングブレードの局所的な負荷も増大してエッジ欠けが発生しやすくなるという問題がある。
【0029】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、転写ベルトの寿命と信頼性を向上させることである。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の代表的な構成は、記録材を担持搬送する記録材担持体と、前記記録材担持体に担持された記録材にトナー像を形成する像形成手段と、前記記録材担持体を清掃するクリーニングブレードを有するクリーニング手段を備えた画像形成装置において、前記記録材担持体の 100 万枚通紙後の平均的な表面粗さ Rz 0.41 μ m 以上 1.03 μ m 以下となるように、前記クリーニング手段は、反発弾性率 30 %以上 45 %以下のクリーニングブレードを用い、前記記録材担持体に対する総圧を 1.5kgf 以上 1.7kgf 以下に設定し、前記記録材担持体は、ヤング率 3.2 × 10 4 kg/cm 2 以上、引張強度 1500kg/cm 2 以上 3200kg/cm 2 以下、初期の表面粗さRzが0.32 μ m 以上 0.92 μ m 以下であることを特徴とする。
【0033】
更に、前記記録材担持体は、少なくとも表面にポリイミド樹脂層を有していることを特徴とする。
【0036】
また、前記像形成手段は、トナー像を担持する複数の像担持体と、各像担持体が担持するトナー像を前記記録材担持体が担持する記録材に転写する転写帯電部材と、を備え、前記記録材担持体に担持された記録材には複数のトナー像が順次重ねて転写されることを特徴とする。
【0037】
本発明によれば、TCOを考慮して、記録材担持体の寿命と信頼性を向上させるために、例えば高強度、低摩擦部材、並びに所定の表面粗さの部材を用いて、記録材担持体の摩耗量を極力防ぎ、且つクリーニング不良やクリーニングブレードの反転を発生させない、融着を発生させない表面状態を維持可能な記録材担持体を採用することにより、該記録材担持体の寿命を向上させることが可能となる。また、画像形成装置の信頼性を大きく向上させることが可能となり、且つ装置のプロダクティビティが画期的に飛躍しても対応可能なクリーニング手段を有する画像形成装置を提供することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明を適用した画像形成装置の一実施形態について詳しく説明する。
【0039】
〔第1実施形態〕
図1〜図3を用いて、第1実施形態に係る画像形成装置について簡単に説明する。
【0040】
装置内には第1,第2,第3,第4画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdが並設され、各々異なった色のトナー像が潜像、現像、転写のプロセスを経て形成される。
【0041】
画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdは、それぞれ専用の像担持体、本実施形態では電子写真感光体ドラム3a,3b,3c,3dを具備し、各感光体ドラム3a,3b,3c,3d上に各色のトナー像が形成される。各感光体ドラム3a,3b,3c,3dに隣接して記録材担持体としての転写ベルト71が設置され、感光体ドラム3a,3b,3c,3d上に形成された各色のトナー像が、転写ベルト71上に担持して搬送される記録材P上に転写される。更に各色のトナー像を転写した記録材Pは、定着装置9での加熱及び加圧によりトナー像を定着された後、記録画像として装置外に排出される。
【0042】
感光体ドラムへの作像については、まず原稿台10上に原稿Gを複写すべき面を下側にしてセットする。次にコピーボタンを押すことにより複写が開始される。図示していない原稿照明用ランプ、短焦点レンズアレイ、CCDセンサが一体のユニットとなって原稿を照射しながら走査することにより、その照明走査光が、短焦点レンズアレイによって結像されてCCDセンサに入射される。CCDセンサは受光部、転送部、出力部より構成されている。CCD受光部において光信号が電荷信号に変えられ、転送部でクロックパルスに同期して順次出力部へ転送され、出力部において電荷信号を電圧信号に変換し、増幅、低インピーダンス化して出力する。このようにして得られたアナログ信号を周知の画像処理を行ってデジタル信号に変換してプリンタ部に送る。プリンタ部においては、上記画像信号を受けて以下のようにして静電潜像を形成する。感光体ドラム3a,3b,3c,3dは、中心支軸を中心に所定の周速度で矢印方向に回転駆動され、その回転過程に矢印方向に回転駆動される磁気ブラシ帯電器2a,2b,2c,2dにより負極性の一様な帯電処理を受け、その一様帯電面に画像信号に対応してON、OFF発光される固体レーザー素子の光を高速で回転する回転多面鏡によって走査することにより感光体ドラム面には原稿画像に対応した静電潜像が順次形成されていく。
【0043】
感光体ドラム回りの帯電、現像工程については、図3に従って説明する。尚、各画像形成部Pa,Pb,Pc,Pdの構成は同様であるので、ここでは感光体ドラム3a回りを例示して説明する。
【0044】
ここで、本発明に用いられる感光体ドラム3aとしては、通常用いられる有機感光体等を用いることができるが、望ましくは、有機感光体上にその抵抗が109〜1014Ωcmの材質を有する表面層を持つものや、アモルファスシリコン感光体などを用いると、電荷注入帯電も実現でき、オゾン発生の防止、並びに消費電力の低減に効果がある。また、帯電性についても向上させることが可能となる。そこで本実施形態においては、負帯電の有機感光体で、直径30mmのアルミニウム製のドラム基体上に下記の第1〜第5の5つの層を下から順に設けた感光体ドラムを用いた。
【0045】
第1層は下引き層であり、アルミニウム基体(以下アルミ基体と称する)の欠陥等をならすために設けられている厚さ20μmの導電層である。
【0046】
第2層は正電荷注入防止層であり、アルミ基体から注入された正電荷が感光体表面に帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割を果たし、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって1×106Ωcm程度に抵抗調整された厚さ1μmの中抵抗層である。
【0047】
第3層は電荷発生層であり、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層であり、露光を受けることによって正負の電荷対を発生する。
【0048】
第4層は電荷輸送層であり、ポリカートネイト樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型半導体である。従って、感光体表面に帯電された負電荷はこの層を移動することができず、電荷発生層で発生した正電荷のみを感光体表面に輸送することができる。
【0049】
第5層は電荷注入層であり、絶縁性樹脂のバインダにSnO2超微粒子を分散した材料の塗工層である。具体的には絶縁性樹脂に光透過性の絶縁フィラーであるアンチモンをドーピングして低抵抗化(導電化)した粒径約0.03μmのSnO2粒子を樹脂に対して70重量パーセント分散した材料の塗工層である。
【0050】
このように調合した塗工液をディッピング塗工法、スプレー塗工法、ロール塗工法、ビーム塗工法等の適当な塗工法にて厚さ3μmに塗工して電荷注入層とした。
【0051】
本実施形態においては帯電器として、磁気ブラシ帯電方式を用いている。本実施形態において用いた磁気ブラシ帯電器2aは、内部に固定マグネットが設けられた回転自在の外径16mmの非磁性スリーブ31上に、磁性粒子が磁界によってブラシ状に形成されて、非磁性スリーブ31の回転に伴い磁性粒子が搬送される。また、上記非磁性スリーブ31は感光体ドラム3aに対しカウンタ方向(図3中矢印方向)に回転しており、本実施形態においては、感光体ドラム3aの回転速度100mm/secに対し磁気ブラシ帯電器は回転速度150mm/secで回転している。上記非磁性スリーブ31に、帯電電圧を印加することにより、磁性粒子から電荷が感光体ドラム3a上に与えられ、帯電電圧に対応した電位に帯電される。尚、回転速度については速いほと帯電均一性が良好になる傾向にある。
【0052】
また帯電部材として用いる磁性キャリアとしては、粒径の平均粒径が10〜100μm、飽和磁化が20〜250emu/cm3、抵抗が1×102〜1×1010Ωcmのもの、好ましくは感光体ドラムにピンホールのような絶縁の欠陥が存在することを考慮すると抵抗が1×106Ωcm以上のものを用いることが好ましい。帯電性能を良くするにはできるだけ抵抗の小さいものを用いる方がよいので、本実施形態においては、平均粒径25μm、飽和磁化200emu/cm3、抵抗5×106Ωcmの磁性粒子を用いている。
【0053】
ここで、キャリアの抵抗値は、底面積が228mm2の金属セルにキャリアを2g入れた後、6.6kgで加重し、100Vの電圧を印加して測定している。
【0054】
磁性粒子としては、樹脂中に磁性材料としてマグネタイトを分散し、導電化、及び抵抗調整のためにカーボンブラックを分散して形成した樹脂キャリア、或いはフェライト等のマグネタイト単体表面を酸化、還元処理して抵抗調整を行ったもの、或いはフェライト等のマグネタイト単体表面樹脂でコーティングし抵抗調整を行ったもの等が用いられ得る。
【0055】
また、感光体ドラムに対して形成されるニップ幅を略6mmになるよう調整している。
【0056】
次に、帯電器に周波数が1000Hzで矩形状の交流電圧を印加したときの印加バイアスの振幅と1周目帯電電位について説明する。前述の振幅を大きくすることにより、印加バイアスのDC成分と1周目帯電電位の差は小さくなる。更に詳しく説明すると、帯電器に印加したバイアスのDC成分をVdcとし、このとき帯電された感光体ドラム3a上の表面電位をVsとすると、これらの差分であるΔV=|Vdc−Vs|が略40V以下になると帯電の均一性も良好になる。そこで、本実施形態においては、直流電圧−700Vに対して矩形状の交流電圧1000Hz、800Vを重畳したバイアスを帯電器に印加することにより良好な帯電性を得ることができた。
【0057】
ここで、現像工程について説明する。図3において、1aは本実施形態において用いた2成分磁気ブラシ現像用の現像装置である。図中41は現像スリーブ、42は現像スリーブ41内に固定配置されたマグネットローラ、43,44は攪拌スクリュー、45は現像剤を現像スリーブ41表面に薄層形成するために配置された規制ブレード、46は現像容器である。現像スリーブ41は、少なくとも現像時においては、感光体ドラム3aに対し最近接領域が約500μmになるように配置され、現像剤が感光体ドラム3aに対して接触する状態で現像できるように設定されている。本実施形態において用いた2成分現像剤はトナー粒子は粉砕法によって製造された平均粒径6μmのネガ帯電トナーとして平均粒径20nmの酸化チタンを重量比1%外添したものを用い、キャリアとしては飽和磁化が205emu/cm3の平均粒径35μmの磁性キャリアを用いた。また、このトナーをキャリアを重量比6:94で混合したものを現像剤として用いた。
【0058】
ここで、前記感光体ドラム3aに形成された静電潜像を、上記の現像装置1aを用いて2成分磁気ブラシ法により顕像化する現像工程と現像剤に循環系について説明する。まず、現像スリーブ41の回転に伴いN2極で汲み上げられた現像剤は、S2極→N1極と搬送される過程において、現像スリーブ41に対して垂直に配置された規制ブレード45によって規制され、現像スリーブ41上に薄層形成される。ここで薄層形成された現像剤が、現像主極S1極によって搬送されてくると磁気力によって穂立ちが形成される。この穂状に形成された現像剤によって前記静電潜像を現像し、その後N3極、N2極の反発磁界によって現像スリーブ41上の現像剤は、現像容器46内に戻される。
【0059】
現像スリーブ41には図示しない電源から直流電圧及び交流電圧が印加され、本実施形態では、直流電圧として−500V、交流電圧としてVpp=1500V、Vf=2000Hzが印加されている。一般に2成分現像法においては交流電圧を印加すると現像効率が増し、画像は高品位になるが、逆にかぶりが発生しやすくなる。このため、通常、現像装置1aに印加する直流電圧と感光体ドラム3aの表面電位間に電位差を設けることによって、かぶりを防止することを実現している。
【0060】
図1に示す現像装置1a,1b,1c,1dには、現像剤としてそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが、図示しない供給装置により所定量充填されている。現像装置1a,1b,1c,1dは、それぞれ感光体ドラム3a,3b,3c,3d上の潜像を現像して、イエロートナー像、マゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像として可視化する。
【0061】
ところで、カラー用トナーの特性としては、先ず2成分系現像剤としては懸濁重合法により作製した重合トナーと、重合法により作製した樹脂磁性キャリアとの混合物を使用した。得られた現像剤のT/D比は8%であった。磁性キャリアとしては、1キロエルステッドの磁界中の磁化量が100emu/cm3であり、且つ個数平均粒径が40μmであって、更に比抵抗が1013Ωcmのものを使用した。また、非磁性重合トナーとしては、重量平均粒径が8μmであって、比重が1.05g/cm3の単位質量当たりの平均電荷量が25μc/gであるトナーを用いた。
【0062】
本発明で用いられる重合トナーとしては、その形状係数SF-1が100〜140及びSF-2が100〜120の範囲内である略球形トナーものが高転写効率を維持するためには好ましい。本発明においては形状係数SF-1及びSF-2を、(株)日立製作所製の走査型電子顕微鏡FE-SEM(S-800)を用い、100個のトナー粒子を無作為にサンプリングし、その画像情報をインターフェイスを介してニレコ(株)製の画像解析装置(Luzex3)に導入して解析を行い、下式より算出し得られた値を形状係数SF-1及びSF-2と定義した。
【0063】
【数1】
Figure 0003862472
【0064】
このような球状トナーを用いることで、転写効率95%以上を常に確保可能となり、クリーニングレスシステムの不可欠な構成要素となっている。
【0065】
このトナー像は、次いで転写装置7により記録材Pに転写される。図1に示すように、転写装置7は記録材担持体としての無端状の転写ベルト71を駆動ローラ72及び従動ローラ73間に懸架し、図1中矢印方向に回動される。更に転写装置7内には転写帯電ブレード6a,6b,6c,6dを備え、該転写帯電ブレード6a,6b,6c,6dは、転写ベルト71の内側から各感光体ドラム3a,3b,3c,3d方向に加圧力を発生しつつ、高圧電源より給電されることで記録材Pの裏側からトナーと逆極性の帯電を行うことにより各感光体ドラム3a,3b,3c,3d上のトナー像を順次記録材Pの上面に転写する。
【0066】
ここで記録材Pは給紙搬送装置から感光体ドラム3a,3b,3c,3dの回転と同期をとって適正なタイミングを持って、該感光体ドラム3a,3b,3c,3dと転写ベルト71がつくる各転写部へ順次搬送される。本実施形態においては、転写ベルト71は、誘電体樹脂にカーボンブラックなどの導電性フィラーを分散して抵抗調整を施したシートからなっており、本実施形態では、体積抵抗率1012Ωcm、膜厚75μmのポリイミド樹脂からなるものを用い、その両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、或いは継ぎ目を有さない(シームレス)ベルトを用いている。
【0067】
また、記録材担持体としての転写ベルト71は、その表面の実機動作上での摩耗量が10000回転当たり0.01μm以上1.0μm以下となるような物性値のベルトを用いている。具体的には、本実施形態における転写ベルト71は、引張強度3200kg/cm2、ヤング率6.0×104kg/cm2、表面粗さRz0.92μm(小坂製作所製、length0.8、cutoff0.08)の物性値のものを用いている。この転写ベルト71によれば、実機上も摩耗量は、0.05μm/10000回転であった。
【0068】
更に転写帯電ブレード6a,6b,6c,6dとしては、抵抗が1×105〜1×107Ωで、板厚が2mm、長さ306mmのものを用いている。この転写帯電ブレード6a,6b,6c,6dに+15μAのバイアスを定電流制御により印加して転写を行っている。
【0069】
このようにして、各感光体ドラム3a,3b,3c,3d上に形成されたトナー像は、転写帯電ブレード6a,6b,6c,6dによって記録材上に静電転写される。
【0070】
以上のように同様にして、第1画像形成部Pa〜第4画像形成部Pdでの画像形成、転写が順次行われる。
【0071】
記録材Pは給紙トレイ17から供給され、搬送ローラ及びレジストローラ12を経て転写ベルト71に供給され、転写ベルト71による搬送で各感光体ドラム3a,3b,3c,3dと対向した転写部に順次送られる。
【0072】
駆動ローラ72によりこの転写ベルト71が回転し、一定速度に達すると、記録材Pがレジストローラ12から転写ベルト71に送り出され、記録材が転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出し信号がONとなり、それを基準として所定のタイミングで各感光体ドラムに対して画像形成を行う。そして、各感光体ドラム3a,3b,3c,3dの下側の転写部で転写帯電ブレード6a,6b,6c,6dが電界又は電荷を付与することにより、感光体ドラム3a,3b,3c,3d上に形成されたトナー像が記録材Pに転写される。記録材Pは転写前に吸着帯電器11aと吸着帯電器対向ローラ11bによって、転写ベルト71上に静電吸着力で保持され、定着装置9に搬送される。
【0073】
吸着帯電器11aは帯電と同時に記録材Pと転写ベルト6の密着を安定化する目的から帯電ローラを用いている。
【0074】
次にトナー像を転写された記録材Pは、転写ベルト71の搬送方向下流部で分離帯電器16により除電されて静電吸着力を減衰させることによって、転写ベルト71の末端から離脱する。特に低湿度環境では記録材も乾燥して電気抵抗が高くなるため転写ベルト71との間の静電吸着力が大きくなり、分離帯電器16の効果は大きくなる。分離帯電器16はトナー像が未定着の状態で記録材Pに除帯電するため非接触帯電器が用いられる。分離帯電器16の出力はVp-p=10kV、500Hz程度の交流電圧が使われる。また、トナーの飛散などの画像不良の防止のため、前記交流出力に加えて100μA程度のプラス或いはマイナスの直流成分を重畳する。
【0075】
転写ベルト71の末端から離脱した記録材Pは定着装置9へ搬送される。定着装置9は、定着ローラ51と、加圧ローラ52と、その各々をクリーニングする耐熱性クリーニング部材と、各ローラ内に設置された加熱ヒータの表面温度を検知して定着温度を制御するサーミスタとから構成される。トナー像を形成された記録材Pは定着により記録材Pへの固定が行われ、フルカラーのコピー画像が形成され、排紙トレイ18上に排出される。
【0076】
尚、図において、4a,4b,4c,4dはレイヨン製ファーブラシであり、正負極性ともに共存する転写残トナーを正極性にして、磁気ブラシ帯電器2a,2b,2c,2dに転写残トナーを回収させやすくするためのものであり、印加バイアスは+500Vである。
【0077】
そしてまた記録材Pを分離した後の転写ベルト71は、記録材担持側に接地された導電性ファーブラシ8と、該導電性ファーブラシ8の対向として接地された駆動ローラ72を当接することによって転写ベルト71上に残留したトナー及びその他の異物を清掃するとともに蓄積した電荷の除去(除電)を行っている。更に、転写ベルト71上の残留したトナーは、転写ベルト71の表面にクリーニングブレード5を当接して、拭い取るようにしている。
【0078】
前記転写ベルト71のクリーニング手段を構成するクリーニングブレード5は、ゴム硬度77°(JsiA)、反発弾性率45%(23℃)、板厚2mm、自由長8mmで構成されている。クリーニングユニットとしては、揺動角度0°、当接角度25°、転写ベルト71に対しての総圧1.5kgfで構成されている。
【0079】
図2に示すように、第1実施形態では、以上のような構成において、転写ベルト71は、引張強度3200kg/cm2、ヤング率6.0×104kg/cm2、表面粗さRz0.92μm(小坂製作所製、length0.8、cutoff0.08)、初期動摩擦係数0.3(HEIDON、トライボギアミューズTYPE:94B)の物性値のものを用いている。この転写ベルト71の100万枚通紙後の任意の10点の表面粗さの平均値は、Rz1.03μmであった。このような高強度、低摩擦部材、並びに所定の表面粗さの部材を用いて、転写ベルト71の摩耗量(0.05μm/10000回転)を極力防ぎ、且つクリーニング不良、クリーニングブレードの反転を発生することなく、且つ画像不良を発生することはなかった。画出し耐久試験を行った結果、上述の転写ベルトは100万枚、クリーニングブレードは50万枚の長期に渡り、画像上顕在化する不具合もみられず良質な画像を安定に維持した。
【0080】
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態に係る画像形成装置について簡単に説明する。尚、本実施形態においては、転写ベルト以外は前述した第1実施形態と同様の構成で行ったため、詳しい説明は省略する。本実施形態では、転写ベルト71は、引張強度1500kg/cm2、ヤング率3.2×104kg/cm2、表面粗さRz0.32μm(小坂製作所製、length0.8、cutoff0.08)の物性値のものを用いている。この転写ベルト71の100万枚通紙後の任意の10点の表面粗さの平均値は、Rz0.41μmであった。
【0081】
図2に示すように、第2実施形態では、以上のような構成において、転写ベルト表面の実機上の摩耗量は、0.3μm/10000回転であった。画出し耐久試験を行った結果、転写ベルトは100万枚、クリーニングブレードは50万枚の長期に渡り、画像上顕在化する不具合もみられず良質な画像を安定に維持した。
【0082】
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態に係る画像形成装置について簡単に説明する。尚、本実施形態においては、転写ベルトのクリーニング部材であるクリーニングブレード以外は前述した第1実施形態と同様の構成で行ったため、詳しい説明は省略する。本実施形態では、転写ベルト71のクリーニング手段を構成するクリーニングブレード5は、ゴム硬度70°(JsiA)、反発弾性率30%(23℃)、板厚2mm、自由長8mmで構成されている。クリーニングユニットとしては、揺動角度10°、当接角度20°、転写ベルト71に対しての総圧1.7kgfで構成されている。
【0083】
図2に示すように、第3実施形態では、以上のような構成において、転写ベルト表面の実機上の摩耗量は、0.05μm/10000回転であった。この転写ベルト71の100万枚通紙後の任意の10点の表面粗さの平均値は、Rz0.78μmであった。画出し耐久試験を行った結果、転写ベルトは100万枚、クリーニングブレードは50万枚の長期に渡り、画像上顕在化する不具合もみられず良質な画像を安定に維持した。
【0084】
〔比較例〕
尚、以下に、本発明を適用した上記実施形態との比較例を3つ例示する。
【0085】
先ず、比較例1に係る画像形成装置について簡単に説明する。尚、比較例1においては、転写ベルト以外は前述した第1実施形態と同様の構成で行ったため、詳しい説明は省略する。比較例1では、転写ベルトは、ポリカーボネイトを用い、引張強度660kg/cm2、ヤング率2.0×104kg/cm2、表面粗さRz0.60μm(小坂製作所製、length0.8、cutoff0.08)の物性値のものを用いている。
【0086】
図2に示すように、比較例1では、以上のような構成において、転写ベルトの実機上の摩耗量は、2.0μm/10000回転であった。画出し耐久試験、10万枚通紙後を行った結果、転写ベルトの表面粗さはRz4.50μm(小坂製作所製、length0.8、cutoff0.08)に達し、スジ状のクリーニング画像不良を発生した。
【0087】
次に、比較例2に係る画像形成装置について簡単に説明する。尚、比較例2においては、転写ベルトのクリーニング手段を構成するクリーニングブレード以外は前述した第1実施形態と同様の構成で行ったため、詳しい説明は省略する。比較例2では、転写ベルト71のクリーニング手段を構成するクリーニングブレードは、ゴム硬度70°(JsiA)、反発弾性率10%(23℃)、板厚2mm、自由長8mmで構成されている。クリーニングユニットとしては、揺動角度10°、当接角度20°、転写ベルトに対しての総圧2.0kgfで構成されている。
【0088】
図2に示すように、比較例2では、以上のような構成において、画出し耐久試験を行った結果、低温低湿環境下(15℃/10%)において、クリーニング不良が発生、常温環境下(23℃/55%)においても転写ベルトは約15万枚で表面に摺擦傷が発生し、画像上顕在化する不具合が発生した。
【0089】
次に、比較例3に係る画像形成装置について簡単に説明する。尚、比較例3においては、転写ベルト以外は前述した第1実施形態と同様の構成で行ったため、詳しい説明は省略する。比較例3では、転写ベルトは、引張強度140000kg/cm2、ヤング率2.9×104kg/cm2、表面粗さRz1.80μm(小坂製作所製、length0.8、cutoff0.08)、初期動摩擦係数0.2(HEIDON、トライボギアミューズTYPE:94B)の物性値のものを用いている。
【0090】
図2に示すように、比較例3では、以上のような構成において、画出し耐久試験を行った結果、低温低湿環境下(15℃/10%)において、クリーニング不良が発生、常温環境下(23℃/55%)においても転写ベルトは約15万枚で表面に摺擦傷が発生し、画像上顕在化する不具合が発生した。
【0091】
〔第4実施形態〕
図4は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【0092】
図4に示すように、本画像形成装置は、複数の画像形成ユニットPy,Pm,Pc,Pkを有し、画像形成ユニットPy〜Pkは、中間転写ベルト105の上側の軌道上に中間転写ベルト105の移動方向に沿って、この順で配列されている。
【0093】
画像形成ユニットPy,Pm,Pc,Pkは各々感光体ドラム101y,101m,101c,101kを有し、それぞれフルカラー画像の色分解成分像としての負帯電極性のイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成がなされる。本実施形態では、これら各感光体ドラム101y〜101kを直径30mm、長さ300mmのOPC(有機)感光体とし、100mm/秒の周速度(プロセススピードと同じ)で矢印の反時計回り方向に回転駆動した。
【0094】
感光体ドラム101y,101m,101c,101kの周囲には、一次帯電器102y,102m,102c,102k、画像露光器104y,104m,104c,104k、現像器103y,103m,103c,103k、一次転写ローラ106y,106m,106c,106kが配設されている。
【0095】
一次帯電器102y〜102kは、本実施形態では、コロトロンタイプのコロナ帯電器からなる。画像形成するには、感光体ドラム101y〜101kを回転し、この回転過程で、まず、一次帯電器102y〜102kにより感光体ドラム101y〜101kの表面を一様帯電する。本実施形態では、感光体ドラム101y〜101kの表面をほぼ−700Vに一様帯電した。
【0096】
画像露光器104y〜104kは、光路長を必要とせず、装置の小型化に有利な固体スキャナとしてLEDアレイを用いた。この各LEDアレイ104y〜104kのそれぞれの個々のLEDが、図示しない画像読取装置から入力した原稿画像情報の時系列電気デジタル画素信号に対応して明滅(ON/OFF)制御されることにより、上記の一様帯電した感光体ドラム101y〜101kの表面に画像露光がなされ、感光体ドラム101y〜101kの露光部の表面電位が減衰して静電潜像が形成される。
【0097】
現像手段としての現像器103y〜103kは、本実施形態では、2成分磁気ブラシ現像器からなる。現像器103y〜103kは、非磁性トナーと磁性キャリアを混合した2成分現像剤を収容した現像容器に、現像スリーブ、その現像スリーブ内に固定配置されたマグネットローラ、現像剤を現像スリーブ表面に薄層塗布する規制ブレード等を備えてなっている。
【0098】
イエロー用の画像形成ユニットPyにおける現像器103yには、イエロートナーを含有した2成分現像剤を収容しており、感光体ドラム101yの表面に形成されたイエロー画像に対応した静電潜像を反転現像して、イエロートナー像として可視化する。他の色の画像形成ユニットPm,Pc,Pkにおける現像器103m,103c,103kもこれに準じ、同様の方法でそれぞれの静電潜像を反転現像し、マゼンタ、シアン、ブラックトナー像として可視化する。
【0099】
中間転写ベルト105は、中間転写体としてのエンドレスベルトで、駆動ローラ107、二次転写対向ローラ108及び従動ローラ109の3本のローラに巻回張設されている。この中間転写ベルト105は、感光体ドラム101y〜101kの下側の面に当接した態様で、画像形成ユニットPy〜Pkにわたって配置されており、矢印の反時計回り方向に感光体ドラム101y〜101kと同じ周速度で回転駆動される。
【0100】
一次転写ローラ106y〜106kは、中間転写ベルト105の上側の軌道のベルト部分の内側に、それぞれの感光体ドラム101y〜101kと対向して配置されている。イエロー用の画像形成ユニットPyの一次転写ローラ106yは、中間転写ベルト105を挟んで感光体ドラム101yの下面に当接して、一次転写部121yを形成している。同様に、マゼンタ、シアン、ブラック用の画像形成ユニットPm,Pc,Pkの一次転写ローラ106m,106c,106kは、中間転写ベルト105を挟んでそれぞれ感光体ドラム101m,101c,101kの下面に当接して、一次転写部121m,121c,121kを形成している。
【0101】
各一次転写ローラ106y〜106kには、それぞれ図示しない一次転写電源からトナーとは逆極性の転写バイアスが印加され、この転写バイアスの印加によって感光体ドラム101y〜101k上のトナー像が、それぞれの一次転写部121y〜121kにおいて中間転写ベルト105の表面に重ね合わせて静電的に一次転写される。これにより、中間転写ベルト105上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を重畳して合成したフルカラー画像が形成される。
【0102】
本発明によれば、画像形成装置は現像同時クリーニング方式を採用して、クリーナレスシステムとしてあり、現像器103y〜103kは、それぞれの感光体ドラム101y〜101k上のトナー像を転写した後に残留した転写残トナーを除去するクリーニング手段を兼ねている。従って、各画像形成ユニットPy〜Pkには、いずれも感光体ドラム101y〜101kの専用のクリーニング器を備えていない。ただし、クリーニング時に同時に現像を行わなくても良い。
【0103】
中間転写ベルト105の二次転写対向ローラ108のところには、これに中間転写ベルト105を挟んで当接して二次転写部111を形成する二次転写ローラ110が配置されている。中間転写ベルト105上に形成されたフルカラー画像は、中間転写ベルト105の回動にともなって二次転写部111に至り、二次転写ローラ110に図示しない二次転写電源からトナーとは逆極性の転写バイアスを印加することにより、二次転写部に供給された記録材(記録紙)Pの表面に一括して二次転写される。
【0104】
記録材Pは、画像形成装置の下部に配置された給紙カセット112内に収容されている。カセット112内の記録材Pは、給紙ローラ113により取り出して搬送され、二次転写部111の手前のレジストローラ対114,115で一旦停止された後、中間転写ベルト105上の画像の先端が二次転写部111に到達するのとタイミングを合わせて、記録材Pが二次転写部111に供給される。
【0105】
二次転写部111でフルカラー画像が転写された記録材Pは、中間転写ベルト105の表面から分離されて定着器116に導入され、そこで画像の熱定着を受けてフルカラーの永久像とされた後、装置外のトレイ117に排紙される。
【0106】
二次転写が終了した中間転写ベルト105は、二次転写で表面に残留した転写残トナー及び記録材Pから付着した紙粉が、従動ローラ109のところに設置したベルトクリーニング装置118によって清掃、除去される。このベルトクリーニング装置118は、前述した第1実施形態と同様な構成とした。
【0107】
本発明では、画像形成装置は、複数の感光体ドラムを用いて中間転写ベルト105が1回転する間に、中間転写ベルト105上のフルカラー画像を形成するようにしている。従って、1つの感光体ドラムを用いて中間転写体を複数回回転させてフルカラー画像を形成する画像形成装置の場合には、中間転写体のクリーニング装置は中間転写体に対する接離動作が必要であったが、本発明では、ベルトクリーニング装置118の接離動作が不要であり、常にクリーニングブレード119を中間転写ベルト105に当接しておくことができ、このため中間転写ベルト105表面に対し高いクリーニング性能を有する。
【0108】
本実施形態によれば、前述したように、感光体ドラム101y〜101kとしてのOPC感光体を使用したが、この感光体ドラムは導電性基体としてのアルミニウム基体の周面にOPC感光層を形成してなっており、OPC感光層は下記の4つの層を順次積層して構成されている。
【0109】
第1層は下引き層であり、アルミニウム基体の欠陥等をならすために設けられ、厚さ20μmの導電層とされる。
【0110】
第2層は正電荷注入防止層であり、アルミニウム基体から注入された正電荷が感光体表面に帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割を果たし、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって1×106Ωcm程度に抵抗調整された厚さ1μmの中抵抗層とされる。
【0111】
第3層は電荷発生層であり、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層とされ、露光を受けることによって正負の電荷対を発生する。
【0112】
第4層は電荷輸送層であり、ポリカートネイト樹脂にヒドラゾンを分散したP型半導体からなる。従って、感光体表面に帯電された負電荷は、この層を移動することができず、電荷発生層で発生した正電荷のみを感光体表面に輸送することができる。
【0113】
中間転写ベルト105は、ベルト材料として、例えばポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、フッ素系樹脂等に対して、導電性のカーボン粒子や金属粉等を分散混合した材料が用いられる。
【0114】
本実施形態では、中間転写ベルト105にポリイミド系樹脂にカーボン粒子を用いた材料を用いた。その体積抵抗率は106〜1014Ωcmの範囲が好ましい。中間転写ベルト105の体積抵抗率が106Ωcm以下では、画像ににじみ、太りが生じたり、画像比率の異なる画像の形成時に転写効率が変化してしまうという問題が生じ、一方、体積抵抗率が1014Ωcm以上の中間転写ベルト105の場合には、トナー転写時に中間転写ベルト105の電位が大きくなり過ぎることによる、中間転写ベルト105と感光体ドラム101y〜101kとの間或いは記録材Pとの間の異常放電が発生し、画像不良が生じる。本実施形態では、中間転写ベルト105の厚さ100μm、体積抵抗率1011Ωcmのシームレスベルトを用いた。
【0115】
ベルトクリーニング装置118は、前記したように、板状ゴムブレードのクリーニングブレード119を備えており、更に廃トナーや紙粉を収容する容器122、或いは別の場所に設けられた大容量の廃トナー容器に廃トナーや紙粉を輸送する搬送スクリュー等により構成される。クリーニングブレード119としてはポリウレタンゴムを用い、このゴムの諸物性のうち、5%伸長時の引張応力(JIS K6301)が80〜120kg/cm2となるものを用いた。引張応力は、クリーニングブレードを形成するゴム板をダンベル状に切り出して両端を引っ張ることにより測定した。
【0116】
クリーニングブレード119のゴムの引張応力が80kg/cm2以下では、ブレード119の中間転写ベルト105への押し付け力を大きくしていっても、ピーク値として得られる圧力はなかなか大きくならず、中間転写ベルト105上の転写残トナーや紙粉の十分なクリーニング性能が得られるようにしようとすると、過大な圧力をかける必要が生じ、ブレード119や中間転写ベルト105の寿命が縮まったり、ブレード119の捲れが発生したりする。ブレード119のゴムの引張応力が120kg/cm2以上の場合には、反発弾性も同時に大きくなることにより、ブレード119の中間転写ベルト105との当接部での振動が大きくなり、クリーニング不良やブレード捲れが発生しやすくなる。またブレードの永久歪みも大きくなる傾向にあるので、耐久性の点でも問題を生じる。
【0117】
上記構成の本実施形態の画像形成装置を用いて行ったところ、画出し耐久試験を行った結果、中間転写ベルトは100万枚、クリーニングブレードは50万枚の長期に渡り、画像上顕在化する不具合もみられず良質な画像を安定に維持した。
【0118】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば記録材担持体の摩耗量を極力防ぎ、且つクリーニング不良やクリーニングブレードの反転を発生させない、融着を発生させない表面状態を維持可能な記録材担持体を採用することにより、該記録材担持体の寿命を向上させることができる。また、画像形成装置の信頼性を大きく向上させることができ、且つ装置のプロダクティビティが画期的に飛躍しても対応可能なクリーニング手段を有する画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す模式断面図
【図2】転写ベルト、クリーニングブレード、摩耗量の関係と耐久試験結果を表す表図
【図3】前記画像形成装置における感光体ドラム回りの構成を示す模式断面図
【図4】本発明の画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図
【図5】従来の画像形成装置の断面図
【符号の説明】
G …原稿
P …記録材
Pa,Pb,Pc,Pd …画像形成部
Py,Pm,Pc,Pk …画像形成ユニット
1a,1b,1c,1d …現像装置
2a,2b,2c,2d …磁気ブラシ帯電器
3a,3b,3c,3d …感光体ドラム
4a,4b,4c,4d …ファーブラシ
5 …クリーニングブレード
6a,6b,6c,6d …転写帯電ブレード
7 …転写装置
8 …導電性ファーブラシ
9 …定着装置
10 …原稿台
11a …吸着帯電器
11b …吸着帯電器対向ローラ
12 …レジストローラ
16 …分離帯電器
17 …給紙トレイ
18 …排紙トレイ
31 …非磁性スリーブ
41 …現像スリーブ
42 …マグネットローラ
43,44 …攪拌スクリュー
45 …規制ブレード
46 …現像容器
51 …定着ローラ
52 …加圧ローラ
71 …転写ベルト
72 …駆動ローラ
73 …従動ローラ
101y,101m,101c,101k …感光体ドラム
102y,102m,102c,102k …一次帯電器
103y,103m,103c,103k …現像器
104y,104m,104c,104k …画像露光器
105 …中間転写ベルト
106y,106m,106c,106k …一次転写ローラ
107 …駆動ローラ
108 …二次転写対向ローラ
109 …従動ローラ
110 …二次転写ローラ
111 …二次転写部
112 …給紙カセット
113 …給紙ローラ
114,115 …レジストローラ対
116 …定着器
117 …トレイ
118 …ベルトクリーニング装置
119 …クリーニングブレード
121y,121m,121c,121k …一次転写部
122 …容器

Claims (3)

  1. 記録材を担持搬送する記録材担持体と、前記記録材担持体に担持された記録材にトナー像を形成する像形成手段と、前記記録材担持体を清掃するクリーニングブレードを有するクリーニング手段を備えた画像形成装置において、
    前記記録材担持体の 100 万枚通紙後の平均的な表面粗さ Rz 0.41 μ m 以上 1.03 μ m 以下となるように、
    前記クリーニング手段は、反発弾性率 30 %以上 45 %以下のクリーニングブレードを用い、前記記録材担持体に対する総圧を 1.5kgf 以上 1.7kgf 以下に設定し
    前記記録材担持体は、ヤング率 3.2 × 10 4 kg/cm 2 以上、引張強度 1500kg/cm 2 以上 3200kg/cm 2 以下、初期の表面粗さRzが0.32 μ m 以上 0.92 μ m 以下であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記録材担持体は、少なくとも表面にポリイミド樹脂層を有していることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記像形成手段は、トナー像を担持する複数の像担持体と、各像担持体が担持するトナー像を前記記録材担持体が担持する記録材に転写する転写帯電部材と、を備え、前記記録材担持体に担持された記録材には複数のトナー像が順次重ねて転写されることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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