JPH11184218A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11184218A
JPH11184218A JP9357270A JP35727097A JPH11184218A JP H11184218 A JPH11184218 A JP H11184218A JP 9357270 A JP9357270 A JP 9357270A JP 35727097 A JP35727097 A JP 35727097A JP H11184218 A JPH11184218 A JP H11184218A
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toner
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篤志 竹田
Yoshiyuki Komiya
義行 小宮
Koichi Hashimoto
浩一 橋本
Fumimitsu Gomi
史光 五味
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジョブ終了後の帯電部材のクリーニング時間
をジョブレングスに応じて変化させ、ジョブレングスが
短い場合は、次のジョブの開始を早く始められることに
より帯電部材の劣化を減少させ、帯電ムラを防止する。 【解決手段】 感光体の前回転、後回転で行なう帯電器
のクリーニングシーケンスにおいて、各ステーションの
画像情報の積算値の最大値と、ジョブレングスと、によ
りクリーニング時間、クリーニングタイミングを変化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
同プリンタなどのように像担持体を帯電するために像担
持体に接触可能な、電圧が印加された帯電部材を有する
画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は画像形成装置の従来例としての
転写式電子写真装置(複写機・プリンター・ファクシミ
リ等)の一例の構成略図である。
【0003】101は像担持体としての回転ドラム型の
電子写真感光体(以下、感光ドラムと記す)であり、矢
印の反時計方向に所定の周速度をもって回転駆動され
る。
【0004】感光ドラム101はその回転過程におい
て、前露光器(イレーサーランプ)102による全面前
露光を受けて前の作像過程で残った電気的メモリの消去
がなされ、次いで帯電手段としてのコロナ帯電器103
による所定の極性・電位の一様な帯電処理を受け、次い
で不図示の像露光手段(原稿画像の投影結像露光手段、
レーザー光走査露光手段等)による像露光Lを受けるこ
とにより露光像パターンに対応して一様帯電面が選択的
に除電(あるいは電位減衰)して静電潜像が形成され
る。そしてその形成静電潜像が現像手段としてのトナー
現像装置104によりトナー像として現像される。
【0005】一方、不図示の給紙機構から記録媒体とし
ての転写材(転写紙)Pが感光ドラム101と転写手段
としての転写コロナ帯電器105との間に所定の制御タ
イミングで給紙され、該転写材Pの裏面がトナーと逆極
性に帯電されることで、感光ドラム101面側のトナー
像が転写材Pの表面側に静電転写されていく。
【0006】次いで転写材Pは分離コロナ帯電器106
によって回転感光ドラム101面から静電分離され、不
図示の定着装置に導入されてトナー像の定着処理を受け
て画像形成物(コピー、プリント)として出力される。
【0007】複数色の出力を行う場合は、上述の電子写
真感光体回りが複数個配設され転写材と同期をとって転
写部で像が重なるように転写される。この際転写材は転
写材担持材に担持されることが多い。その後転写材は転
写材担持体から分離され定着器に導入されトナー像の定
着処理を受けて多色あるいはフルカラー画像形成物とし
て出力される。
【0008】転写材Pに対するトナー像転写後の感光ド
ラム101面はクリーニング装置(クリーナ)107に
よって転写残トナーの除去を受けて清掃され、繰り返し
て画像形成に使用される。
【0009】上記において、像担持体としての感光体、
帯電・露光・現像・転写・定着・クリーニング等の作像
プロセスの各手段・機器としては種々の構成・方式のも
のがある。
【0010】例えば、帯電手段103としては、従来よ
りコロナ帯電器が広く利用されてきた。これは感光ドラ
ムにコロナ帯電器を非接触に対向配設して、コロナ帯電
器から放出されるコロナに感光ドラム面をさらして感光
ドラム面を所定の極性・電位に帯電させるものである。
【0011】近時は、非接触タイプの上記コロナ帯電器
による場合に比べて低オゾン・低電力等の利点を有する
ことから接触タイプの帯電装置が実用化されている。こ
れは、被帯電体としての感光ドラムに電圧を印加した接
触帯電部材を当接させて感光ドラム面を所定の極性・電
位に帯電させるものである。
【0012】接触帯電部材としては、磁性粒子を磁気拘
束させた磁気ブラシ部を有し、該磁気ブラシ部を感光ド
ラムに接触させる磁気ブラシ接触帯電部材が帯電接触の
安定性という点から好ましく用いられている。
【0013】磁気ブラシ接触帯電部材は、導電性の磁性
粒子を直接にマグネットに、あるいはマグネットを内包
するスリーブ上に磁気的に拘束させて磁気ブラシ部を形
成具備させたものであり、停止あるいは回転させて磁気
ブラシ部を感光ドラムに接触させ、これに電圧を印加す
ることによって感光ドラムの帯電を開始させる。
【0014】また、導電性の繊維をブラシ状に形成具備
させたもの(ファーブラシ部材接触帯電部材)、あるい
は導電性ゴムをロール状にした導電ゴムローラ(帯電ロ
ーラ)も接触帯電部材として好ましく用いられている。
【0015】特に、このような接触帯電部材を用い、被
帯電体としての感光ドラムの感光体に、通常の有機感光
体上に導電性微粒子を分散させた表層(電荷注入層)を
有するものや、アモルファスシリコン感光体などを用い
ると、接触帯電部材に印加したバイアスのうちの直流成
分と略同等の帯電電位を感光体表面に得ることが可能で
ある(特開平6−3921号公報)。
【0016】このような帯電方法(電荷の直接注入によ
る被帯電体の帯電)のことを「注入帯電」と称する。こ
の注入帯電を用いれば、被帯電体の帯電が、コロナ帯電
器を用いて行われるような放電現象を利用しないので、
完全なオゾンレスかつ低電力消費型帯電が可能となり、
注目されてきている。
【0017】また近年、このような画像形成装置の小型
化が進んできたが、前記したように帯電・露光・現像・
転写・定着・クリーニング等の作像プロセスの各手段・
機器が夫々小型になるだけでは画像形成装置の全体的な
小型化には限界があった。
【0018】前記したように転写後の感光ドラム101
上の転写残トナーはクリーナー107によって回収され
て廃トナーとなるが、この廃トナーは環境保護の面から
も出ないことが好ましい。そこで、上記のクリーナー1
07を取りはずし、感光ドラム101上の転写残トナー
は現像装置104によって「現像同時クリーニング」で
感光ドラム101上から除去し現像装置104に回収・
再用する装置構成にした「クリーナーレスシステム」の
画像形成装置も出現している。
【0019】現像同時クリーニングとは、転写後に感光
ドラム101に若干残留したトナーを次工程以後の現像
時にかぶり取りバイアス(現像装置に印加する直流電圧
と感光ドラムの表面電位間の電位差であるかぶり取り電
位差Vback)によって回収する方法である。この方
法によれば、転写残トナーは現像装置104に回収され
て次工程以後用いられているため、廃トナーをなくし、
メンテナンスに手を煩わせることも少なくすることがで
きる。またクリーナーレスであることでスペース面での
利点も大きく、画像形成装置を大幅に小型化できるよう
になる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】接触帯電装置における
問題点の1つとして、被帯電体に接触させている接触帯
電部材が被帯電体面側の汚れや異物を拾ってその蓄積で
汚染状態になり易く(接触帯電部材の劣化)、許容以上
の汚染状態になると、被帯電体を所望の電位まで帯電で
きなくなったり、帯電むらが生じたりして、帯電能が低
下してしまうことが挙げられる。
【0021】感光体等の像担持体の帯電手段として接触
帯電装置を用いた画像形成装置にあっては、転写後の像
担持体上の転写残トナーを除去する専用のクリーナーを
有する画像形成装置であっても、画像形成が繰り返され
るうちには、クリーナーを多少ともすり抜けてしまうト
ナー粒子や現像剤に含まれるシリカ等いわゆる外添剤等
が引き続く像担持体の移動で接触帯電部材の位置に持ち
運ばれて接触帯電部材に付着・混入することで蓄積して
接触帯電部材が汚染状態になり易い。
【0022】通常、トナー粒子やシリカ等の電気抵抗は
帯電部材の抵抗に比べかなり高いから、接触帯電部材に
そのようなトナー粒子やシリカ等が付着・混入して許容
以上の汚染状態になると、接触帯電部材の全体あるいは
一部の抵抗が上昇してしまい、像担持体を所望の電位ま
で帯電できなくなったり、帯電むらが生じたりしてしま
い、画像不良が発生してしまう。
【0023】このような接触帯電部材のトナー汚染と、
それによる画像不良の発生は、感光体の帯電手段として
接触帯電手段を用い、転写後の像担持体上の転写残トナ
ーを除去する専用のクリーナーを具備させていない、前
述のような「クリーナーレスシステム」の画像形成装置
においては特に顕著である。
【0024】即ち、クリーナーレスシステムの画像形成
装置の場合は、転写後の像担持体上の転写残トナーが像
担持体の引き続く移動でそのまま接触帯電部材の位置に
持ち運ばれることで接触帯電部材に付着・混入し、接触
帯電部材が早期にかつ過度にトナー汚染状態になるため
である。
【0025】また、一方近年オフィス等への複写機およ
びプリンターの導入が高まり、効率の高い画像形成装置
すなわちプリント動作以外の動作は極力短い時間で終了
する画像形成装置が望まれている。特に1つのジョブ
(画像形成装置のスタートから所定の連続動作が終了す
るまで)のプリント枚数(ジョブレングス)が少ない場
合は、次のジョブ待ちがあるため要求が高くなってい
る。
【0026】これは、複数色を出力可能な画像形成装置
についても同様である。
【0027】そこで、ジョブレングスが短い場合は極力
プリント動作以外の時間を短くし、かつ接触帯電部材の
劣化、即ち耐久による接触帯電部材の汚染を原因とする
帯電不良や帯電ムラの発生を防止して良好な接触帯電能
を長期にわたって安定に維持させること、画像形成装置
にあっては良好な画質画像の出力を長期にわたって安定
に維持させることを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、トナー像を担
持する像担持体と、この像担持体を帯電するために前記
像担持体に接触可能な、電圧が印加された帯電部材と、
を備える複数のステーションと、前記帯電部材によって
帯電された前記像担持体に画像情報に応じた静電潜像を
書き込む書き込み手段と、を有し、少なくとも前記帯電
部材が前記像担持体の像形成用の帯電を開始する前、も
しくは前記像担持体の像形成用の帯電を終了した後に、
前記帯電部材をクリーニングするクリーニングシーケン
スを備える画像形成装置において、各ステーションのう
ち1つのステーションにおけるトナー消費量に関するパ
ラメータの積算量に応じて前記クリーニングシーケンス
のクリーニング条件を可変とすることを特徴とする画像
形成装置である。
【0029】
【発明の実施の形態】〈実施形態例1〉(図1〜図4) (1)画像形成装置例の概略構成(図1) 図1は本発明に従う画像形成装置例の概略構成図であ
る。本例の画像形成装置は、転写式電子写真プロセス利
用のレーザービームプリンターである。
【0030】Aはレーザービームプリンター、Bはこの
プリンターの上に搭載した画像読み取り装置(イメージ
スキャナー)である。
【0031】a)画像読み取り装置B 画像読み取り装置Bにおいて、31は装置上面に固定配
設した原稿台ガラスであり、この原稿台ガラスの上面に
原稿Gを複写すべき面を下向きにして載置し、その上に
不図示の原稿圧着板を被せてセットする。
【0032】32は原稿照射用ランプ32a・短焦点レ
ンズアレイ32b・CCDセンサー32c等を配設した
画像読み取りユニットである。このユニット32は、不
図示のコピーボタンが押されることで、原稿台ガラス3
1の下側において該ガラスの左辺側の実線示のホームポ
ジションから右辺側にガラス下面に沿って往動駆動さ
れ、所定の往動終点に達すると復動駆動されて初めの実
線示のホームポジションに戻される。
【0033】該ユニット32の往動駆動過程において、
原稿台ガラス31上の載置セット原稿Gの下向き画像面
がユニット32の原稿照射用ランプ32aにより左辺側
から右辺側にかけて順次に照明走査され、その照明走査
光の原稿面反射光が短焦点レンズアレイ32bによって
CCDセンサー32cに結像入射する。
【0034】CCDセンサー32cは受光部、転送部、
出力部より構成されている。CCD受光部において光信
号が電荷信号に変えられ、転送部でクロックパルスに同
期して順次出力部へ転送され、出力部において電荷信号
を電圧信号に変換し、増幅、低インピーダンス化して出
力する。このようにして得られたアナログ信号を周知の
画像処理を行なってデジタル信号に変換してプリンター
Aに送る。カラー読み取りの場合は、フィルターが異な
るCCDを用いることによって色分解することが良い。
【0035】即ち、画像読み取り装置Bにより原稿Gの
画像情報が時系列電気デジタル画素信号(画像信号)と
して光電読み取りされる。
【0036】b)プリンターA 作像プロセス手段を複数個用いて、多色画像形成を行な
う場合においても、各作像手段は、同様の動作を行うた
め動作説明は単色画像形成装置を用いて説明する。
【0037】プリンターAにおいて、1は像担持体とし
ての回転ドラム型の電子写真感光体(感光ドラム)であ
る。本例の感光ドラム1は表面に電荷注入層を有する、
負帯電性のOPC感光体である。この感光体1について
は後記(2)項で詳述する。
【0038】感光ドラム1は中心支軸を中心に矢印の反
時計方向に所定の周速度、本例では回転速度100mm
/secをもって回転駆動され、その回転過程におい
て、帯電手段2により本例の場合は負極性の一様な帯電
処理を受ける。
【0039】本例における帯電手段2は接触帯電方式の
磁気ブラシ帯電装置である。この帯電装置2については
後記(3)項で詳述する。
【0040】そして該回転感光ドラム1の一様帯電面に
対して、レーザー走査部(レーザースキャナー)3から
出力される、画像読み取り装置BからプリンタA側に送
られた画像信号に対応して変調されたレーザー光による
走査露光Lがなされることで、回転感光ドラム1面には
画像読み取り装置Bにより光電読み取りされた原稿Gの
画像情報に対応した静電潜像が順次に形成されていく。
【0041】レーザー走査部3は、発光信号発生器、固
体レーザー素子、コリメーターレンズ系、回転多面鏡
(ポリゴンミラー)等からなる。
【0042】このレーザー走査部3により回転感光ドラ
ム面をレーザー走査露光Lする場合には、まず入力され
た画像信号に基づき発光信号発生器により、固体レーザ
ー素子を所定タイミングで明滅(ON/OFF)させ
る。そして固体レーザー素子から放射されたレーザー光
は、コリメーターレンズ系により略平行な光束に変換さ
れ、更に矢印の反時計方向に高速回転する回転多面鏡に
より矢印方向に走査されると共にfθレンズ群により感
光ドラム面1にスポット状に結像される。この様なレー
ザー光走査により感光ドラム面1には画像一走査分の露
光分布が形成され、更に感光ドラム1の回転により各走
査毎に感光ドラム面が前記走査方向とは垂直に所定量だ
けスクロールされ、回転感光ドラム面上に画像信号に応
じた露光分布が得られる。
【0043】回転感光ドラム1面の形成静電潜像が現像
装置4により順次にトナー像として本例の場合は反転現
像されていく。本例の現像装置4は2成分接触現像方式
の装置である。この現像装置4については後記(4)項
で詳述する。
【0044】一方、給紙カセット5内に収納の記録媒体
としての転写材Pが給紙ローラ5aにより一枚宛繰り出
されてプリンターA内に給送され、レジストローラ5b
により所定の制御タイミングにて感光ドラム1と転写手
段としての転写ベルト型転写装置6との接触ニップ部で
ある転写部Tに給紙される。
【0045】転写部Tに給紙された転写材Pの面に回転
感光ドラム1面側のトナー像が転写ベルト6の内側に配
設した転写帯電ブレード6dにより順次に静電転写され
る。この転写装置6については後記(5)項で詳述す
る。
【0046】転写部Tを通りトナー像の転写を受けた転
写材Pは加工ドラム1の面から順次に分離されて搬送装
置7で定着装置8へ搬送され、トナー像の熱定着を受け
てコピーもしくはプリントとして出力される。
【0047】本実施例では、転写後一次帯電前にクリー
ナをもたないクリーナレスシステムを適用した場合につ
いて示してあるが、転写後一次帯電前に残留トナーをク
リーニングするクリーナーを設けても良い。
【0048】転写材Pへのトナー画像転写後の感光ドラ
ム1上には転写残トナーが残っている。これら転写残ト
ナーは転写時の剥離放電等により、極性が正のものと負
のものが混在している。極性が混在した転写残トナーは
接触帯電器としての磁気ブラシ帯電器20に至り、特に
正極性の転写残トナーは該磁気ブラシ帯電器20の磁気
ブラシ部23内に回収され、ブラシ部23の磁性粒子と
の摩擦帯電等により負極性となり、感光ドラム1上に吐
き出され、現像装置4の現像部mに至り、現像時のかぶ
り取り電界によって回収される。磁気ブラシ帯電器20
でのトナーの回収性向上のためにも磁気ブラシ帯電器2
0に対する印加DCバイアスに交番電界を重畳する。な
お、連続コピーを行なうときは、転写残トナーが帯電器
20に到達して帯電器20は、感光体を帯電し、転写残
トナーが存在する感光体は、レーザ光により像露光さ
れ、静電潜像が形成される。潜像形成領域が現像部に到
達すると、現像スリーブから潜像の明部へトナーを付着
させる現像電界が形成されるのと同時に潜像の暗部から
現像スリーブへかぶりとり電界が形成されることにより
現像同時クリーニングが行なわれる。
【0049】しかしながら転写残トナーのうち、負極性
で電荷量の大きいものは磁気ブラシ帯電器20で回収さ
れず、また現像装置4でも回収されずに再度転写部Tに
搬送され、転写材Pに転写され、画像欠陥となることが
あった。これを防止するため本例では接触帯電器である
磁気ブラシ帯電器20(第1の接触帯電部材)よりも感
光ドラム回転方向上流側で転写部Tよりも感光ドラム回
転方向下流側に(磁気ブラシ帯電器20と転写部Tの
間)、毛足長6mm、侵入量約1mm、感光ドラム1と
の当接ニップ約3mmの導電性繊維ブラシ(植毛密度1
0万本/inch2 、抵抗値5×106 Ω)を補助部材
10(第2の接触帯電部材)として配設した。
【0050】この第2の接触帯電部材としての補助部材
10には、第1の接触帯電部材としての磁気ブラシ帯電
器20のDC帯電極性とは逆のプラス500Vを電源S
4から印加した。
【0051】これにより特に負極性の電荷量の大きい転
写残トナーは一次的にこの補助部材10内に捕獲され、
除電された後もしくは正極に帯電された後再度感光ドラ
ム1上に送り出され、磁気ブラシ帯電器20に回収もし
くは現像装置4に回収される。
【0052】(2)感光ドラム1(図2) 像担持体としての感光ドラム(感光体)1としては、通
常用いられている有機感光体等を用いることができる。
また、CdSやSi、Seなど無機物半導体を用いた感
光体も使用可能である。望ましくは、有機感光体上にそ
の抵抗が109〜1014Ω・cmの材質を有する表面層
を持つものや、アモルファスシリコン感光体どを用いる
と、電荷注入帯電を実現でき、オゾン発生の防止、なら
びに消費電力の低減に効果がある。また、帯電性につい
ても向上させることが可能となる。
【0053】本例において使用の感光ドラム1は、表面
に電荷注入層を設けた、負帯電の有機感光体であり、直
径30mmのアルミニウム製のドラム基体(以下、アル
ミ基体と記す)上に下記の第1〜第5の5つの層を下か
ら順に設けたものである。図2はその層構成模型図であ
る。
【0054】第1層12;下引き層であり、アルミニウ
ム基体11の欠陥等をならすために設けられている厚さ
20μmの導電層である。
【0055】第2層13;正電荷注入防止層であり、ア
ルミニウム基体11から注入された正電荷が感光体表面
に帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割を果た
し、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって
1×106 Ω・cm程度に抵抗調整された厚さ1μmの
中抵抗層である。
【0056】第3層14;電荷発生層であり、ジスアゾ
系の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層であ
り、露光を受けることによって正負の電荷対を発生す
る。
【0057】第4層15;電荷輸送層であり、ポリカー
ボネイト樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型
半導体である。従って、感光体表面に帯電された負電荷
はこの層を移動することができず、電荷発生層14で発
生した正電荷のみを感光体表面に輸送することができ
る。
【0058】第5層16;電荷注入層であり、絶縁性樹
脂のバインダーに導電性粒子16aとしてのSnO2
微粒子を分散した材料の塗工層である。具体的には絶縁
性樹脂に光透過性の絶縁フィラーであるアンチモンをド
ーピングして低抵抗化(導電化)した粒径約0.03μ
mのSnO2 粒子を樹脂に対して70重量パーセント分
散した材料の塗工層である。
【0059】このように調合した塗工液をディッピング
塗工法、スプレー塗工法、ロール塗工法、ビーム塗工法
等の適当な塗工法にて厚さ約3μmに塗工して電荷注入
層とした。
【0060】電荷注入層(表面層)の体積抵抗率は10
12Ω・cmである。表面体積抵抗率をこのようにコント
ロールすることにより直接帯電性が向上し高品位な画像
を得ることができる。感光体はOPCに限らずaーSi
ドラムでも実現でき、さらに高耐久化を実現できる。
【0061】ここで、表面層の体積抵抗率は、金属の電
極を200μmの間隔で配し、その間に表面層の調合液
を流入して成膜させ、電極間に電圧を100V印加して
測定した値である。測定は温度23℃、湿度50%RH
の条件下で測定した値である。
【0062】(3)帯電装置2(図3) 本例における帯電装置2は接触帯電方式の磁気ブラシ帯
電装置である。図3はその概略構成図である。20は感
光ドラム1に接触させて配設する接触帯電部材としての
磁気ブラシ帯電器である。
【0063】本例の磁気ブラシ帯電器20は回転スリー
ブタイプのものであり、非回転に固定支持させたマグネ
ットロール21と、このマグネットロールの外回りに同
心に回転自由に外嵌させた、外径16mmの非磁性スリ
ーブ(非磁性・導電性・帯電用電極スリーブ)22と、
この非磁性スリーブ22の外周面にスリーブ内部のマグ
ネットロール21の磁力により吸着保持させて形成させ
た導電磁性粒子(帯電用磁性キャリア)の磁気ブラシ部
23等からなる。
【0064】この磁気ブラシ帯電器20を、磁気ブラシ
部23を感光ドラム1面に接触させて感光ドラム1と略
並行にして配設してある。この場合、磁気ブラシ帯電器
20を、感光ドラム1に対して形成される磁気ブラシ部
23の接触ニップ幅(帯電領域)nが約5mmになるよ
うに調整して配設した。
【0065】磁気ブラシ部23を構成させる帯電用磁性
粒子としては、平均粒径が10〜100μm、飽和磁化
が20〜250emu/cm3 、抵抗が1×102 〜1
×1010Ω・cmのものが好ましい。感光ドラム1にピ
ンホールのような絶縁欠陥が存在することを考慮する
と、抵抗が1×106 Ω・cm以上のものを用いること
が好ましい。帯電性能を良くするにはできるだけ抵抗の
小さいものを用いる方がよいので、本例においては、平
均粒径25μm、飽和磁化200emu/cm3、抵抗
が5×106 Ω・cmの磁性粒子を用いた。
【0066】磁性粒子の抵抗値は、底面積が228mm
2 の金属セルに磁性粒子を2g入れた後、6.6kg/
cm2 で加重し、100Vの電圧を印加して測定してい
る。
【0067】磁性粒子の平均粒径は、水平方向最大弦長
で示し、測定法は顕微鏡法により、粒子300個以上を
ランダムに選び、その径を実測して算術平均をとること
によって算出した。
【0068】磁性粒子の磁気特性測定には理研電子株式
会社の直流磁化B−H特性自動記録装置BHH−50を
用いることができる。この際、直径(内径)6.5m
m、高さ10mmの円柱状の容器に磁性粒子を荷重約2
g重程度で充填し、容器内で粒子が動かないようにして
そのB−Hカーブから飽和磁化を測定する。
【0069】磁性粒子としては、樹脂中に磁性材料とし
てマグネタイトを分散し、導電化、及び抵抗調整のため
にカーボンブラックを分散して形成した樹脂キャリア、
あるいは、フェライト等のマグネタイト単体表面を酸
化、還元処理して抵抗調整を行なったもの、あるいはフ
ェライト等のマグネタイト単体表面を樹脂でコーティン
グし抵抗調整を行なったもの等が用いられ得る。本例に
おいては、フェライト表面を酸化、還元処理して抵抗調
整を行なったものを用いている。
【0070】磁気ブラシ帯電器20の非磁性スリーブ2
2は帯電領域nにおいて感光ドラム1の回転方向とは逆
方向(カウンター方向)となる矢印の反時計方向に感光
ドラム1の回転周速度100mm/secに対して15
0mm/secで回転させた。
【0071】非磁性スリーブ22には帯電バイアス印加
電源S1から所定の帯電バイアスを印加した。
【0072】本例では、帯電条件として、−550Vの
定電圧制御で直流バイアスに略正弦波で周波数1KH
Z、ピークトウピークの電圧を700VとしたACバイ
アスを重畳した電圧を印加した。
【0073】非磁性スリーブ22の回転に伴い、磁気ブ
ラシ部23が同方向に回転して帯電領域nにおいて感光
ドラム1面を摺擦し、磁気ブラシ部23を構成する帯電
用磁性粒子から電荷が感光ドラム1上に与えられ、感光
ドラム1面が所定の極性・電位に一様に接触帯電され
る。
【0074】本例の場合は前述したように感光ドラム1
はその表面に電荷注入層16を具備させたものであるか
ら、電荷注入帯電により感光ドラム1の帯電処理がなさ
れる。即ち、非磁性スリーブ22に所定の帯電バイアス
電圧を印加することにより、磁気ブラシ部23を構成し
ている磁性粒子から電荷が感光ドラム1上に与えられ、
感光ドラム1面が帯電バイアス電圧に対応した電位に帯
電される。非磁性スリーブ22は回転速度が速いほど帯
電均一性が良好になる傾向にある。
【0075】26〜28は、接触帯電部材としての該磁
気ブラシ帯電器20に印加する電圧値を変化させる、バ
イアス制御系である。これについては(6)項で詳述す
る。
【0076】(4)現像装置4(図4) 静電潜像のトナー現像方法としては、一般に次のa〜d
の4種類に大別される。
【0077】a.非磁性トナーについてはブレード等で
スリーブ上にコーティングし、磁性トナーは磁気力によ
ってコーティングして搬送し感光体に対して非接触状態
で現像する方法(1成分非接触現像) b.上記のようにしてコーティングしたトナーを感光体
に対して接触状態で現像する方法(1成分接触現像) c.トナー粒子に対して磁性のキャリアを混合したもの
を現像剤として用いて磁気力によって搬送し感光体に対
して接触状態で現像する方法(2成分接触現像) d.上記の2成分現像剤を非接触状態にして現像する方
法(2成分非接触現像) このなかで、画像の高画質化や高安定性の面から、cの
2成分接触現像法が多く用いられている。
【0078】図4は本例で用いた現像装置4の概略構成
を示すものである。本例の現像装置4は、非磁性のトナ
ー粒子と磁性のキャリア粒子を混合したものを現像剤と
して用い、該現像剤を現像剤担持体に磁気力によって磁
気ブラシ層として保持させて現像部に搬送し感光ドラム
1面に接触させて静電潜像をトナー像として現像する2
成分磁気ブラシ接触現像方式の装置である。
【0079】41は現像容器、42は現像剤担持体とし
ての現像スリーブ、43はこの現像スリーブ42内に固
定配置された磁界発生手段としてのマグネットローラ、
44は現像スリーブ表面に現像剤の薄層を形成するため
の現像剤層厚規制ブレード、45は現像剤撹拌搬送スク
リュー、46は現像容器41内に収容した2成分現像剤
であり、非磁性のトナー粒子tと磁性のキャリア粒子c
を混合したものである。
【0080】現像スリーブ42は少なくとも現像時にお
いては、感光ドラム1に対し最近接距離(隙間)が約5
00μmになるように配置され、該現像スリーブ42の
外面に担持させた現像剤磁気ブラシ薄層46aが感光ド
ラム1の面に接触するように設定されている。この現像
剤磁気ブラシ層46aと感光ドラム1の接触ニップ部m
が現像領域(現像部)である。
【0081】現像スリーブ42は固定配設のマグネット
ローラ43の外回りを矢示の反時計方向に所定の回転速
度で駆動され、現像容器41内においてスリーブ外面に
マグネットローラ43の磁力により現像剤46の磁気ブ
ラシが形成される。その現像剤磁気ブラシはスリーブ4
2の回転とともに搬送され、ブレード44により層厚規
制を受けて所定層厚の現像剤磁気ブラシ薄層46aとし
て現像容器外に持ち出されて現像部へ搬送されて感光ド
ラム1面に接触し、引き続くスリーブ42の回転で再び
現像容器41内に戻し搬送される。
【0082】即ち、先ず、現像スリーブ42の回転に伴
いマグネットローラ43のN3 極で汲み上げられた現像
剤46はS2 極→N1 極と搬送される過程において、現
像スリーブ42に対して垂直に配置された規制ブレード
44によって規制されて、現像スリーブ42上に現像剤
46の薄層46aが形成される。薄層形成された現像剤
層46aが現像部の現像主極S1 に搬送されてくると磁
気力によって穂立ちが形成される。この穂状に形成され
た現像剤層46aによって感光ドラム1の静電潜像がト
ナー像として現像され、その後N3 極・N2 極の反発磁
界によって現像スリーブ42上の現像剤は現像容器41
内に戻される。
【0083】現像スリーブ42と感光ドラム1の導電性
ドラム基体との間には現像バイアス印加電源S2により
直流電圧(DC)及び交番電圧(AC、交流電圧)の現
像バイアスが印加される。
【0084】本例では、 直流電圧;−400V 交番電圧;振幅Vpp=1500V、周波数Vf=30
00Hz の現像バイアスが印加され、現像部において現像スリー
ブ42側の現像剤磁気ブラシ薄層46a中のトナーtが
感光ドラム1側の静電潜像に選択的に付着して静電潜像
がトナー像として現像されていく。
【0085】一般に2成分現像法において交番電圧を印
加すると現像効率が増し、画像は高品位になるが、逆に
かぶりが発生しやすくなるという危険も生じる。このた
め、通常、現像装置4に印加する直流電圧と感光ドラム
1の表面電位間に電位差を設けることによって、かぶり
を防止することを実現している。
【0086】このかぶり防止のための電位差をかぶり取
り電位(Vback)と呼ぶが、この電位差によって現
像時に感光ドラム1の非画像領域にトナーが付くのを防
止する。
【0087】現像容器41内の現像剤46のトナー濃度
(キャリアとの混合割合)はトナー分が静電潜像の現像
に消費されて逐次減少していく。現像容器41内の現像
剤46のトナー濃度は不図示の検知手段により検知され
て所定の許容下限濃度まで低下するとトナー補給部47
から現像容器内の現像剤46にトナーtの補給がなされ
て現像容器41内の現像剤46のトナー濃度を常に所定
の許容範囲内に保つようにトナー補給制御される。
【0088】本例において用いた2成分現像剤46は、 トナー粒子t;平均粒径6μmのネガ帯電トナーに対し
て平均粒径20nmの酸化チタンを重量比1%外添した
もの キャリアc;飽和磁化が205emu/cm3 の平均粒
径35μmの磁性キャリア を重量比6対94に混合したものである。
【0089】トナーの体積平均粒径は例えば下記測定法
で測定されたものを使用する。
【0090】測定装置としてはコールターカウンターA
T−II型(コールター社製)を用い、個数平均分布、
体積平均分布を出力するインターフェイス(日科機製)
及びCX−iパーソナルコンピュータ(キヤノン製)を
接続し、電解液は一級塩化ナトリウムを用いて1%Na
Cl水溶液を調整する。
【0091】測定法としては、前記電解水溶液100〜
150ml中に分散剤として界面活性剤(好ましくはア
ルキルベンゼンスルホン酸塩)を0.1〜5ml加えさ
らに測定試料0.5〜50mgを加える。
【0092】試料を懸濁した電解液は、超音波分散器で
約1〜3分間分散処理を行ない、前記コールターカウン
ターTA−II型によりアパチャーとして100μmア
パチャーを用いて2〜40μmの粒子の粒度分布を測定
し体積分布を求める。これら求めた体積分布により、サ
ンプルの体積平均粒径が得られる。
【0093】(5)転写装置6 転写装置6(図1)は本例では前述のように転写ベルト
タイプである。6aは無端状の転写ベルトであり、駆動
ローラ6bと従動ローラ6c間に懸回張設してあり、感
光ドラム1の回転方向に順方向に感光ドラム1の回転周
速度とほぼ同じ周速度で回動される。6dは転写ベルト
6aの内側に配設した転写帯電ブレードであり、転写ベ
ルト6aの上行側ベルト部分を感光ドラム1に加圧して
転写ニップ部Tを形成するとともに、転写バイアス印加
電源S3から転写バイアスが印加されることで、転写材
Pの裏面からトナーと逆極性の帯電を行なう。これによ
り転写部Tを通る転写材Pの面に回転ドラム1側のトナ
ー像が順次に静電転写されていく。
【0094】本例においてはベルト6aとして膜厚75
μmのポリイミド樹脂からなるものを用いた。
【0095】ベルト6aの材質としてはポリイミド樹脂
に限定されるものではなく、ポリカーボネイト樹脂や、
ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリフッ化ビニリデ
ン樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリエーテル
エーテルケトン樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポ
リウレタン樹脂などのプラスチックや、フッ素系、シリ
コン系のゴムを好適に用いることができる。厚みについ
ても75μmに限定されるわけではなく、大略25〜2
000μm、好ましくは50〜150μmのものが好適
に用いられ得る。
【0096】さらに転写帯電ブレード6dとしては、抵
抗が1×105 〜1×107 Ωで、板厚が2mm、長さ
306mmのものを用いた。この転写帯電ブレード6d
に+15μAのバイアスを定電流制御により印加して転
写を行った。
【0097】(6)接触帯電部材に対する印加バイアス
制御 前述したように接触帯電装置は被帯電体に接触させてい
る接触帯電部材が被帯電体面側の汚れや異物を拾ってそ
の蓄積で汚染状態になり易く、許容以上の汚染状態にな
ると、被帯電体を所望の電位まで帯電できなくなった
り、帯電むらが生じたりして、帯電能が低下してしま
う。
【0098】接触帯電装置を用いた画像形成装置にあっ
ては、転写後の像担持体上の転写残トナーを除去する専
用のクリーニング装置を有する画像形成装置であって
も、画像形成が繰り返されるうちには、クリーニング装
置で除去しきれなかった、即ちクリーニング装置を多少
ともすり抜けてしまうトナー粒子や現像剤に含まれるシ
リカ等いわゆる外添剤等が引き続く像担持体の移動で接
触帯電部材の位置に持ち運ばれて接触帯電部材に付着・
混入することで蓄積して接触帯電部材が徐々に汚染され
る。そして、接触帯電部材の汚染が許容以上になると、
接触帯電部材の全体あるいは一部の抵抗が上昇してしま
い、像担持体を所望の電位にまで帯電できなくなった
り、帯電むらが生じたりしてしまい、画像不良が発生し
てしまうのである。
【0099】図5に接触帯電器である磁気ブラシ帯電器
20において帯電用磁性粒子に対する混入したトナーの
重量比を横軸にとり、印加DCバイアスを例えば、−5
50Vとした場合の感光体電位について、ACバイアス
のVpp(ピークツウピーク値)を700Vとしたとき
を実線で、400Vとしたときを一点鎖線で、DCバイ
アスのみを波線で示した。これより、例えば、トナー混
入による電位低下許容値を60Vとすると、Vppの値
が大きくなるにつれてトナー混入量の許容値も大きくな
ることがわかる。電位低下許容値は、現像剤特性や現像
条件、画像処理方法等により異なるが、本実施例では、
トナーが混入していないときの感光体電位でプロセス条
件を設定した場合に、画像の白地部に意図しないトナー
が現像されるいわゆるかぶりが発生する感光体電位であ
った。
【0100】図6には、磁気ブラシ帯電器20において
磁性粒子に対する混入したトナーの重量比が1%、およ
び0.5%のときに、磁気ブラシ帯電器に印加するAC
バイアスのVppを400Vとした場合を実線で、70
0Vとした場合を波線で時間に対して磁気ブラシ帯電器
に残留するトナー重量比を示したグラフである。
【0101】図6から帯電器が感光体の像形成用の帯電
を終了した後(例えば感光体の後回転時)、即ち感光体
の画像領域となるべき領域の後端が帯電位置を過ぎた
後、磁気ブラシ帯電器から感光体へトナーを移動させる
ために帯電器に印加するピーク間電圧Vppを400V
とする、即ちVppを小さい値に変えるようにする。言
いかえれば、帯電器が感光体の像形成用の帯電を行なう
とき(感光体の画像領域となるべき領域を帯電すると
き)よりも感光体の像形成用でない帯電を行なうとき
(感光体の非画像領域となるべき領域を帯電するとき)
に帯電器に印加するピーク間電圧Vppを小さくするこ
とで磁気ブラシ帯電器に残留するトナー量を速く小さい
値にできる。
【0102】なお、画像領域とは、任意の画像情報に対
して画像形成が可能な範囲の領域(全面黒画像の領域と
同じ領域)である。
【0103】Vppを小さくして帯電器のトナーをクリ
ーニングできるのは、帯電器内のトナーの極性が現像時
のトナーと同じ極性になるため図5で説明したようにト
ナー混入による感光体電位低下がVppが小さいほど大
きくなり混入したトナーが感光体へ移行する電界が強く
なるためである。同様のことが、混入しているトナー量
が多いと、残留するトナー量の変化量も大きくなること
が言える。本実施例でも、後回転時に磁気ブラシ帯電器
のVppを例えば、0VすなわちDCのみとすることが
可能ではあるが、トナー混入量が多い場合には、電位低
下も大きく現像部でかぶりが発生する感光体電位となる
ため磁気ブラシ帯電器のDC電圧値もしくは現像バイア
スDC電圧値を変更する必要が生じる。このため、本実
施例では後回転時の磁気ブラシ帯電器のACバイアスV
ppは400Vとした。
【0104】また、図7には、トナー消費量の代替数値
として画像情報量積算値を横軸にとった場合の磁気ブラ
シ帯電器において磁性粒子に対する混入したトナーの重
量比を示したものである。ただし、図7は後回転時に磁
気ブラシ帯電器に上述したようなクリーニングシーケン
スを用いなかった場合である。また、画像情報量積算値
としてA4サイズで全面Max濃度である画像情報量を
1とした値で示した。これより、磁気ブラシ帯電器に混
入しているトナー量は画像情報量積算値と相関をもって
いることがわかる。また、磁気ブラシ帯電器に印加する
ACバイアスVppが700Vの場合、図5よりトナー
混入量許容値は1%であり、図7より画像情報積算値が
300までが許容値であることがわかる。図6より、ト
ナー混入量が1%である場合はクリーニング時間が10
秒で十分にトナーの混入量を低減できることがわかる。
図8には、画像積算量に対して十分なトナー混入量の低
減が行えるクリーニング時間の関係を示したものであ
る。
【0105】なお、画像情報積算手段には、画像読み取
り装置Bで述べた色分解されたデジタル信号を例えばプ
リンターに転送する前に積算してA4サイズMax濃度
画像情報量のどれくらいの割合かをカウントし、色毎に
即ち各プロセス作像ステーション毎にプリンターの図示
していないCPUに転送し、プリンターのCPUで積算
等の演算を行う。また、プリンターに画像情報を記憶す
る手段をもち、画像処理された信号を該記憶手段に一旦
格納する場合はプリンター側のCPUで色毎にカウント
および積算等の演算を行うことも可能である。
【0106】またトナーの消費量を積算する手段として
は、上述したデジタル信号を用いる方法の代わりに現像
器内のトナー量を光学的に検出したり、現像器内の磁力
変動により検出したり、感光体上に形成されたトナーパ
ッチを検出したりしてこのような検出信号に応じて積算
しても良く、またこれらの現像器内のトナー量の予測に
応じた現像器へトナーを補給する補給信号に応じて積算
しても良い。
【0107】一方、帯電を終了(電圧印加オフ)可能な
タイミングは現像部で電位低下部を現像させないため現
像部で現像動作を終了する。(例えば、現像剤担持体の
回転停止、現像バイアス立ち下がり終了等)までの電位
保証をすることが必要である。図9には、本実施例で用
いたフルカラー画像形成装置の概略断面図を示した。1
0Y、10M、10C、10Kはプロセス作像ステーシ
ョンであり各々のステーションで前述したような像形成
動作を行ない、各ステーションの感光体から転写ベルト
に担持された転写材へ各色のトナー像が重量転写され
る。フルカラー画像形成時は、各ステーション転写間の
距離に相当する時間だけ異なってプロセス作像動作が行
われる。したがって、プリント動作トリガーから各ステ
ーションのプロセス動作のトリガーもしくはプロセス動
作の終了から転写材が排出し終わるまでの時間は各ステ
ーション転写間の距離に相当する時間だけ異なる。本実
施例では、となり合うステーション転写間の距離に相当
する時間は1秒であった。また、第1のステーションで
ある10Yのプロセス動作はプリント動作のトリガーか
ら1秒後にトリガーがかかり、第4ステーションである
10Kのプロセス動作の終了後1秒後に転写材の排出が
終了する。すなわち、プロセス動作に要しない時間は各
ステーションとも5秒あることになる。
【0108】図10には、各ステーションの次のジョブ
の最初のプリント動作に先立ち(像形成用の帯電を開始
する前に)、磁気ブラシ帯電器のクリーニングを許容す
る時間(前回転クリーニング許容時間)を示したもので
ある。上述の理由から後段のステーションほど許容時間
が長い。また、図11には、各ステーションのジョブの
最終プリント動作終了後(像形成用の帯電を終了した
後)の、磁気ブラシ帯電器のクリーニングを許容する時
間(後回転クリーニング許容時間)を示したものであ
る。同様に前段のステーションほど許容時間が長い。図
10、図11のジョブレングスは、画像形成装置が外部
から1回の画像形成開始信号の入力によって連続的にコ
ピーする枚数であり、1ジョブは連続コピー動作中の時
間である。クリーニング許容時間が長くなるほど次のジ
ョブを始めるための待ち時間が長くなるが、本実施例で
は、連続コピー枚数が多くなるにつれてクリーニング許
容時間を増やすようにしたのでコピー1枚当たりに対す
るクリーニング許容時間は、それほど大きくなっていな
い。
【0109】1つのジョブでの画像情報積算値から図8
で決まる必要クリーニング時間が各ステーション毎に算
出され、必要クリーニング時間が最大値のステーション
において図10、図11から前回転クリーニング許容時
間(感光体の像形成の帯電を開始する前に帯電器のクリ
ーニングシーケンスを許容できる時間)、および後回転
クリーニング時間(感光体の像形成用の帯電を終了した
後帯電器のクリーニングシーケンスを許容できる時間)
が決定される。本実施例では、後回転クリーニング時間
を優先的に扱い、不足分を前回転で補足するようにし
た。最大値のステーション以外については、最大値のス
テーションより上流側のステーションについて後回転ク
リーニング時間をステーション間分に相当する時間だけ
加えた時間、前回転クリーニング時間に関してはステー
ション間分に相当する時間だけ減じた時間とした。ま
た、最大値のステーションより下流側のステーションに
ついて後回転クリーニング時間をステーション間分に相
当する時間だけ減じた時間、前回転クリーニング時間に
関してはステーション間分に相当する時間だけ加えた時
間とした。但し、図10、図11のジョブレングス0で
の許容時間以下になる場合はジョブレングス0での許容
時間相当を実行する。
【0110】もし、必要クリーニング時間がクリーニン
グ許容時間以内であれば必要クリーニング時間だけ帯電
器のクリーニング動作が実行される。しかしながら、必
要クリーニング時間がクリーニング許容時間を越えてい
る場合には、クリーニング許容時間の分だけクリーニン
グ動作が実行され、差分は次のジョブへ繰り越される。
即ちこの差分の繰り越しは、次のジョブのときに前回の
クリーニング不足時間を次のクリーニング必要時間に加
える、又は前回のクリーニング不足時間に相当する画像
情報積算量を加えるようにする。ただし、ジョブ中例え
ば、1枚毎に画像情報量積算値が計算され300を越え
る場合は連続コピー枚数にかかわらず次の転写材のプリ
ント動作を行う前に各ステーションともに10秒間のク
リーニング動作を行って、引き続き残りの転写材のプリ
ント動作にはいる。これにより、かぶり許容値を越える
電位低下を防止する。このときジョブ中クリーニング動
作が行なわれれば画像情報量積算値は0にリセットされ
る。
【0111】また、ジョブ中画像情報量積算値が300
を越える場合には、ジョブの終了後に連続コピー枚数に
かかわらずあらかじめ決められたかなり長い時間のクリ
ーニング動作を行ない、帯電器内のトナー量を大きく減
らすようにしても良い。また、本実施例は必要クリーニ
ング時間が最大値の値で、他のステーションのクリーニ
ング時間を決定したが、各ステーションとも許容クリー
ニング時間以内でクリーニングを実行してもよい。ま
た、単色モードや指定色モード等の場合、作像プロセス
を行わないステーションに関しては、クリーニング動作
を行わなくてもよい。これにより、かぶり許容値を越え
る電位低下を防止する。
【0112】上述した実施例においては、感光体の前回
転及び後回転においてクリーニングシーケンスを行なう
ことを可能にしていたが、感光体の後回転のみでクリー
ニングシーケンスを行なうようにしても良い。
【0113】その場合、図11に示すようにクリーニン
グ許容時間は、下流側のステーションほど短くなる。各
ステーションにおいて、図11のクリーニング許容時間
に対する図8の必要クリーニング時間の割合を求め、
(必要クリーニング時間/クリーニング許容時間)が最
大値となるステーションを決定し、前記実施例と同様に
まず最大値のステーションのクリーニング時間が決定さ
れる。
【0114】最大値のステーション以外については前記
実施例と同様に、最大値のステーションよりも上流側の
ステーションについて後回転クリーニング時間をステー
ション間分に相当する時間だけ加えた時間、最大値のス
テーションよりも下流側のステーションについては後回
転クリーニング時間をステーション間分に相当する時間
だけ減じた時間とした。その他の点は、前記実施例と同
様に行なえば良い。
【0115】本例のように感光体の前回転にクリーニン
グシーケンスを行なわないことにより最初のコピー時間
を短縮することができる。
【0116】また図1において感光体の像を紙などにの
転写材へ転写する例を示したが、感光体の像を中間転写
体へ転写した後中間転写体から転写材へ転写するように
しても良い。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
触帯電部材の劣化、すなわち耐久による帯電不良や帯電
むらの発生を防止し、画像形成装置においてはかぶりの
ない高品位の画像を長期にわたって安定に維持すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を説明するための画像形成装置の概略構
成図
【図2】感光体の層構成模型図
【図3】磁気ブラシ帯電器部分とその制御系の構成模型
【図4】現像装置部分の構成模型図
【図5】磁気ブラシ帯電器に異なるバイアスを印加した
ときの、トナー混入量と電位低下を説明するための図
【図6】磁気ブラシ帯電器に異なるバイアスを印加した
ときの、トナー混入量の変化を説明するための図
【図7】画像情報積算値と磁気ブラシ帯電器に混入した
トナー量を説明するための図
【図8】磁気ブラシ帯電器に混入したトナー量と必要ク
リーニング時間を説明するための図
【図9】本実施例で用いたフルカラー画像形成装置の概
略断面図
【図10】ジョブレングスと前回転クリーニング許容時
間との関係を示す図
【図11】ジョブレングスと後回転クリーニング許容時
間との関係を示す図
【図12】従来例を説明するための図
【符号の説明】
A レーザービームプリンター B 画像読み取り装置 1 被帯電体 2 接触帯電手段 20 磁気ブラシ帯電器(接触帯電部材) 4 現像装置 6 転写装置 8 定着装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 五味 史光 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、この像
    担持体を帯電するために前記像担持体に接触可能な、電
    圧が印加された帯電部材と、を備える複数のステーショ
    ンと、前記帯電部材によって帯電された前記像担持体に
    画像情報に応じた静電潜像を書き込む書き込み手段と、
    を有し、少なくとも前記帯電部材が前記像担持体の像形
    成用の帯電を開始する前、もしくは前記像担持体の像形
    成用の帯電を終了した後に、前記帯電部材をクリーニン
    グするクリーニングシーケンスを備える画像形成装置に
    おいて、 各ステーションのうち1つのステーションにおけるトナ
    ー消費量に関するパラメータの積算量に応じて前記クリ
    ーニングシーケンスのクリーニング条件と可変すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記各ステーションにおける画像情報の
    積算量の最大値に応じて各ステーションの前記帯電部材
    のクリーニング時間及びクリーニングタイミングが決定
    されることを特徴とする請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記各ステーションにおける画像情報の
    積算量から求められるクリーニング許容時間の最大値に
    応じて各ステーションの前記帯電部材のクリーニング時
    間及びクリーニングタイミングが決定されることを特徴
    とする請求項1又は2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1回のジョブの連続画像形成
    数に応じて、前記クリーニングシーケンスのクリーニン
    グ条件を可変とすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記クリーニング条件は、クリーニング
    を行なう時間であることを特徴とする請求項4の画像形
    成装置。
  6. 【請求項6】 前記帯電部材が、前記像担持体の像形成
    用の帯電を行なうときには、前記帯電部材にはAC電圧
    とDC電圧の重畳電圧が印加され、前記クリーニングシ
    ーケンスにおいては、前記帯電部材には前記AC電圧よ
    りもピーク間電圧が小さいAC電圧とDC電圧の重畳電
    圧、又はAC電圧なしのDC電圧が印加されることを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかの画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニングを行なう時間を許可す
    る時間は、1回のジョブの連続画像形成数が多くなるに
    つれて長くなることを特徴とする請求項5の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 1回のジョブの連続画像形成数に応じて
    前記クリーニングを行なう時間を許可するクリーニング
    許可時間が決定されるとともに、前記画像情報の積算量
    に応じて前記クリーニング必要時間が決定され、前記ク
    リーニング必要時間が前記クリーニング許可時間以内で
    あれば前記クリーニング必要時間だけクリーニングを行
    ない、前記クリーニング必要時間が前記クリーニング許
    可時間よりも長ければ前記クリーニング許可時間だけク
    リーニングを行ない、次回のジョブのときにクリーニン
    グ不足時間もしくはこれに相当する画像情報の積算量が
    加えられることを特徴とする請求項4の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記クリーニング必要時間が前記クリー
    ニング許可時間よりも長く、前記クリーニング不足時間
    もしくはこれに相当する画像情報の積算量があらかじめ
    決められた値に達する場合は、ジョブの終了後連続画像
    形成数にかかわらずあらかじめ決められた時間のクリー
    ニングシーケンスを行なわれることを特徴とする請求項
    8の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 1回のジョブの途中で前記画像情報の
    積算量があらかじめ決められた値に達する場合は、前記
    連続画像形成数にかかわらずジョブの途中であらかじめ
    決められた時間のクリーニングシーケンスが行なわれる
    ことを特徴とする請求項4の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記装置は、前記像担持体にトナー像
    を形成する現像手段を備え、前記トナー像が転写材に転
    写された後前記帯電部材が前記像担持体を帯電する前に
    クリーナを備えず、前記現像手段は、前記像担持体から
    残留トナーをクリーニング可能であることを特徴とする
    請求項1乃至10のいずれかの画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記帯電部材は、前記像担持体に接触
    する磁気ブラシを備え、前記クリーニングシーケンスに
    おいて前記帯電部材から前記像担持体へトナーは移動さ
    れることを特徴とする請求項1乃至11のいずれかの画
    像形成装置。
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