JP2019028322A - 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】搬送中の現像剤を最大限に利用して現像ローラに受け渡し、規制部材を通過後の現像剤量を安定に維持しつつ、充分な画像濃度を維持する。【解決手段】現像装置12は、現像剤を保持する現像ローラ12aと、現像剤を搬送する第1搬送スクリュ12bおよび第2搬送スクリュ12cと、を備え、第2搬送スクリュ12cが現像ローラ12aに対して下方に位置する現像装置12において、現像ケーシング121内の現像ローラ12aに保持される現像剤の現像ローラ保持量をM1、現像ローラ12aの長手方向の現像剤保持幅をL1、現像ケーシング121内の現像ローラ保持量を除いた現像剤の現像ケーシング量をM2としたとき、以下の式(1)および式(2)を満たす。M1/L1>0.56g/cm ・・・(1)M1/M2>0.50 ・・・・・・(2)【選択図】図7

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機やデジタルダイレクト製版機等の画像形成装置と、そこに設置される現像装置及びプロセスカートリッジとに関する。
従来の電子写真方式に用いられる現像装置として、2本の搬送スクリュの間で現像剤を循環させるとともに、1本のスクリュから隣接配置させた現像ローラに対して現像剤を供給するとともに、現像動作後の現像剤を回収して、容器中の現像剤と混合撹拌する方式の現像装置が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載されているような従来の現像装置では、搬送スクリュが現像剤で隠れるレベルまで現像剤を充填しており、搬送スクリュが止まっていても現像ローラの磁力で現像剤が汲み上げられるような状態で使用している。現像ローラ上に保持された現像剤は現像ブレードで規制され、規制部を通過せずに残った余剰現像剤は、現像ブレードに沿うように現像ローラから離れていき、現像ローラの磁力で保持できる範囲から外れたものから順次落下して搬送スクリュ搬送部に戻っていくように構成されている。
しかしながら、このような現像装置において、近年の環境負荷低減の要求を満足させるべく現像剤の量を大幅に(例えば従来の50%程度)低減させた場合、搬送スクリュから現像ローラへの受け渡し効率が悪く、規制部の前に十分な現像剤量を確保できない。さらに、現像ローラ上に汲み上げた現像剤が搬送スクリュの羽根の周期で変動してしまい、画像上に斜め線状の濃度ムラを発生してしまうという問題があった。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、従来よりも大幅に現像剤量を削減させた場合でも、現像ローラの現像剤量を確保しつつ、画像濃度ムラを防止することができる現像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る現像装置は、上記目的を達成するため、現像剤を保持する現像ローラと、現像剤を搬送する搬送部材と、を備え、前記搬送部材が前記現像ローラに対して下方に位置する現像装置において、現像ケーシング内の前記現像ローラに保持される現像剤の現像ローラ保持量をM1、前記現像ローラの長手方向の現像剤保持幅をL1、前記現像ケーシング内の前記現像ローラ保持量を除いた前記現像剤の現像ケーシング量をM2としたとき、以下の式(1)および式(2)を満たすことを特徴とする。
M1/L1>0.56g/cm ・・・(1)
M1/M2>0.50 ・・・・・・(2)
本発明によれば、現像ローラの現像剤量を確保しつつ、画像濃度ムラを防止することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図2(a)は、本発明の実施の形態に係るプロセスカートリッジの斜視図であり、図2(b)はプロセスカートリッジの断面図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置の上下ケーシングを分解した状態の斜視図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置内の循環経路を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置の現像ローラ、搬送スクリュ、現像ドクタの周辺を拡大した部分拡大図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置の現像剤のくみ上げから現像剤離れの挙動と剤面高さを示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置の稼働を停止した状態の現像剤の分布を示す部分拡大図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置の現像されるトナーの単位面積当たりの重量Maと像担持体表面の移動速度V1を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置の現像ローラの現像剤担持幅L1と第2搬送スクリュの現像剤循環経路中における現像ローラの回転軸方向と平行な向きの現像剤移動速度V2を説明する説明図である。 本発明の実施の形態に係る現像装置の第2搬送スクリュが配置されている現像剤循環経路を説明する説明図である。 従来の現像装置のトナー濃度TCと画像IDの現像剤循環方向の上流側と下流側の変化および偏差を示すグラフである。 本発明の実施の形態に係る現像装置のトナー濃度TCと画像IDの現像剤循環方向の上流側と下流側の変化および偏差を示すグラフである。
以下、本発明の形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略を示す図である。画像形成装置たる複写機の装置本体100の上部には、画像読取装置200が取り付けられている。装置本体100の内部には、プロセスカートリッジ1が設けられている。
給紙部材たるローラを備える装置本体100は、複数段のシートカセット22と呼出ローラ27と供給ローラ28と分離ローラ29を有している。シートカセット22は、シートSを収容する。呼出ローラ27はシートカセット22に収容されたシートSをピックアップし、ピックアップされたシートSを供給ローラ28と分離ローラ29で1枚ずつ分離して供給路R1に送る。
供給路R1は、分離給紙されたシートSを排紙スタック部32まで搬送する経路であり、中途にシート搬送ローラ30、レジストローラ23、排紙ローラ31等の各種ローラを有している。
図1に示す転写部材たる転写ローラ16を備える転写装置17の転写ローラ16は、感光体10の周面に押圧されて当接されている。転写装置17は感光体10上のトナー画像を供給路R1上に搬送されたシートSに転写する。また、転写装置17の上方には、定着部材たる定着装置24が設けられている。定着装置24は、加熱ローラ25と加圧ローラ26を有する。定着装置24は、シートS上のトナー像を加熱ローラ25と加圧ローラ26により加熱および加圧し定着させる。また、排紙ローラ31は定着装置24によりトナー画像が定着されたシートSを排紙スタック部32上に排出する。
また、装置本体100には、潜像形成部材たるレーザ光源を備えるレーザ書込装置21が備えられている。レーザ書込装置21には、レーザ光源、走査用の回転多面鏡、ポリゴンモータ、fθレンズなどを備えている。また、装置本体は、転写紙、フィルム、布、ガラス板、金属板などの印刷媒体のシートSを収納するシートカセット22が多段に備えられている。
以上のような構成の画像形成装置を用いてコピーするとき、スタートスイッチがユーザーに押されると画像読取装置200にセットされた原稿内容を読み取る。また、このとき同時に、感光体駆動モータで感光体10を回転し、帯電ローラ11aを用いた帯電装置11(図2(b)参照)で感光体10の表面を一様に帯電する。次いで画像読取装置200によって読み取った原稿内容に応じてレーザ光を照射してレーザ書込装置21を用いて書き込み工程を実行する。そして、感光体10の表面に静電潜像を形成した後、現像装置12(図2(b)参照)を用いてトナーを付着させて静電潜像を可視像化(現像)する。
また、スタートスイッチがユーザーに押されると同時に、多段のシートカセット22から選択されたシートSを呼出ローラ27により送り出す。次いで、供給ローラ28と分離ローラ29で1枚ずつ分離して供給路R1に送る。供給路R1に送られたシートSは、シート搬送ローラ30で搬送されて、レジストローラ23に突き当てて止められる。そして、感光体10の可視像化したトナー画像と回転タイミングを合わせて、転写ローラ16が感光体10と当接して形成された転写ニップへと送り込まれる。
転写ニップへと送り込まれたシートSは、転写装置17により感光体10上のトナー画像を転写される。画像転写後の感光体10上の残留トナーはクリーニング装置14(図2(b)参照)で除去・清掃され、残留トナーを除去された感光体10上の残留電位は、除電装置13で除去される。そして、帯電装置11から始まる次の画像形成に備える。
一方、画像転写された後のシートSは、定着装置24に導かれ、加熱ローラ25と加圧ローラ26の間に通されて、これらローラに搬送されながら、熱と圧力を加えられてトナー画像を定着される。画像定着されたシートSは、その後、排紙ローラ31により排紙スタック部32上に排出されてスタックされる。
図2(a)は、図1のプロセスカートリッジ1の斜視図であり、図2(b)は、プロセスカートリッジの断面図である。
図2(b)に示すように、プロセスカートリッジ1は、潜像担持体たる感光体10と、感光体10の周囲に配置され、感光体10に対向し帯電装置11、現像装置12およびクリーニング装置14を備えている。プロセスカートリッジ1は、装置本体100(図1参照)に着脱可能に装着されている。感光体10、帯電装置11、現像装置12及びクリーニング装置14がプロセスカートリッジ1としてユニット化され、一体に構成されることにより、装置本体100からの交換やメンテナンスの作業が容易になる。また、プロセスカートリッジ1の両端部の面板は各装置を固定しており、各部材間の位置精度を高精度に維持することができ、現像装置12等における現像後の画像品質の向上を図ることができる。
帯電部材たる帯電ローラ11aを備える帯電装置11は、帯電バイアスを印加され、感光体10表面に電荷を与えて感光体10を一様帯電する帯電ローラ11aと、帯電ローラ11aの表面に付着したトナーなどの付着物を除去する除去ローラ11bとを備えている。
現像部材たる現像ローラ12aを備える現像装置12は、現像剤搬送部材としての第1搬送スクリュ12bが配設された第1剤収容室R1を有している。また、現像剤搬送部材としての第2搬送スクリュ12c、現像剤担持体としての現像ローラ12a、現像剤規制部材としての現像ドクタ12dなどが配設された第2剤収容室R2も有している。第2搬送スクリュ12cは、第1搬送スクリュ12bよりも現像ローラ12aに近い位置に配置されており、現像ローラ12aに近い搬送部材である。すなわち、第2搬送スクリュ12cの中心軸と現像ローラ12aの中心軸との間の距離は、第1搬送スクリュ12bの中心軸と現像ローラ12aの中心軸との間の距離よりも小さく、第2搬送スクリュ12cは現像ローラ12aに近い位置に配置されている。
これら2つの剤収容室R1,R2内には、磁性キャリアとマイナス帯電性のトナーとからなる二成分現像剤である現像剤が内包されている。第1搬送スクリュ12bは、駆動モータである駆動部材によって回転駆動することで、第1剤収容室R1内の現像剤を図2(b)中の手前側へ撹拌しながら搬送(図2(a)においては左側から右側に向かって撹拌しながら搬送)する。そして、第1搬送スクリュ12bにより第1剤収容室R1の図中手前側端部まで搬送された現像剤は、第2剤収容室R2の図中手前側端部から第2剤収容室R2に進入する。
第2剤収容室R2内の第2搬送スクリュ12cは、駆動部材によって回転駆動することで、現像剤を図2(b)中の奥側へ搬送する。第2搬送スクリュ12cの上方には、現像ローラ12aが第2搬送スクリュ12cと平行な姿勢で配設されている。この現像ローラ12aは、回転駆動する非磁性スリーブからなる現像スリーブ内に固定配置されたマグネットローラ(図6参照)を内包した構成となっている。
第2搬送スクリュ12cによって長手方向に搬送される現像剤の一部は、現像ローラ12a内のマグネットローラの発する磁力によって現像ローラ12aの表面に汲み上げられ担持される。そして、現像ローラ12aの回転により現像ローラ12aの表面と所定の間隙を維持するように配設された現像ドクタ12dによって担持(保持)した現像剤の層厚が規制された後、現像ローラ12aと感光体10とが対向する現像領域に現像ローラ12aの回転により搬送され、感光体10上の静電潜像に現像剤中のトナーを付着させ現像する。この付着により、感光体10上にトナー像が形成される。現像によってトナーを消費した現像ローラ12aの表面の現像剤は、現像ローラ12aの表面移動である回転に伴って第2搬送スクリュ12c上に戻される。そして、第2搬送スクリュ12cにより第2剤収容室R2の奥側端部まで搬送された現像剤は、第1剤収容室R1の奥側端部から第1剤収容室R1内に戻る。このようにして、現像剤は現像装置内を撹拌され、循環搬送される。
また、現像装置12は、第1剤収容室R1の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ124(図5参照)を第1搬送スクリュ12bの下流側に有している。トナー濃度センサ124は、現像剤の透磁率から現像剤のトナー濃度を測定するもので、トナー濃度が低くなると磁性体のキャリアが密集してくるので透磁率は高くなる。このトナー濃度センサ124によって測定された値が、狙いの値(閾値)を超える場合はトナーボトル20(図1参照)から現像装置12にトナー補給され、トナー濃度を所定濃度に制御する。狙いの値は、事前に感光体10に形成されたトナーパターンのトナー付着量を光学センサで検知し、その検知結果に基づいて決められる。
このように感光体上の基準パターン濃度を所定濃度に保つように制御しているが、トナーボトル20のトナーが空になった場合は、濃度低下を抑制できなくなる。このような場合は、所定期間、トナーボトル20からトナーを補給する動作をしたにも係わらず、その後の光学センサによるトナーパターンの検知結果が改善されないため、トナーがなくなった(トナーエンド)と判断(あるいは推定判断)する。
クリーニング部材たるクリーニングブレード14aを備えるクリーニング装置14は、感光体10表面に当接して感光体10に付着している転写残トナーを掻き取るクリーニングブレード14aを備えている。また、掻き取られたトナーを回収し収容する回収部Wには、クリーニングブレード14aにより回収された回収トナーを搬送するトナー回収コイル14bを備えている。トナー回収コイル14bにより搬送された回収トナーは、トナー搬送装置により、現像装置12または廃トナーボトルへ搬送される。
次に、現像装置12の構成及び動作について、さらに詳しく説明する。
図3は、図2の現像装置12の外観を示す斜視図である。図4は、現像装置12の現像剤収容部内が視認できるように上下ケーシング(ケース)を分解した状態の斜視図である。図5は、現像装置12内の現像剤の循環経路を模式的に示す図である。図5中の破線の矢印が現像剤の流れを示し、図5中の実線の矢印が、図3のトナー補給口12eから補給されるトナーの流れを示している。
図3の現像装置12は、図4に示すように、上ケース1211と下ケース1212を互いに組み付けて構成される。図4において、現像ケーシング121は、上ケース1211と下ケース1212との二分割で構成されており、上ケース1211には現像ローラ12aおよび現像ドクタ12dが組み付けられ、下ケース1212には2本の搬送スクリュである第1搬送スクリュ12b,第2搬送スクリュ12cが組み付けられている。
図5において現像ケーシング121によって、現像装置12の内部には、現像剤収容部が形成される。現像剤収容部には、第1の剤収容室R1と第2の剤収容室R2とに仕切る仕切壁122を有している。第1の剤収容室R1と、第2の剤収容室R2には、それぞれ、第1搬送スクリュ12b,第2搬送スクリュ12cが設けられている。第1の剤収容室R1と第2の剤収容室R2とは、仕切壁122の端部の受け渡し開口部121a,121bにより連通している。
搬送スクリュ12cにより第2の剤収容室R2の下流端まで搬送された現像剤は仕切壁122の端部の受け渡し開口部121aを通過し、第1の剤収容室R1へと移動する。第1の剤収容室R1内の現像剤は、第1搬送スクリュ12bにより攪拌されながら第2の剤収容室R2内の現像剤とは反対方向に搬送される。そして、第1の剤収容室R1の搬送方向下流側端部に達すると、仕切壁122の端部の受け渡し開口部121bを通過して第2の剤収容室R2へと移動する。このように現像剤は、第1の剤収容室R1と第2の剤収容室R2とにそれぞれ設けた各搬送スクリュ12b,12cによって、仕切壁122により仕切られた現像剤収容部内を循環している。
また、第1の剤収容室R1の現像剤搬送上流側端部には、補給トナー搬送路123が連結されている。補給トナー搬送路123には、トナー補給口12eが設けられており、このトナー補給口12eから、後述するように、新品のトナーや、クリーニング装置14で回収された回収トナーが補給される。第1の剤収容室R1に設けられた第1搬送スクリュ12bは、補給トナー搬送路123まで延設されている。トナー補給口12eから補給されたトナーは、第1搬送スクリュ12bにより補給トナー搬送路123内を搬送された後、第1の剤収容室R1と補給トナー搬送路123とを連通する連通穴123aを通って第1の剤収容室R1に受け渡される。また、図5中の符号124は、現像剤のトナー濃度を検知する濃度検知センサであり、現像ケーシング121の第1の剤収容室R1の下に設置されている。
図6は図2中の現像装置12について、現像ローラ12a、第1搬送スクリュ12b、第2搬送スクリュ12c、現像ドクタ12dの周辺を拡大した図であり、図中P1〜P5は現像ローラ12aに内蔵される磁界発生部材であるマグネットロールが有する磁極の法線方向磁力(磁束密度)のピークの角度位置を示したものである。
図6において、ガイド板12gは現像装置12のケースに固定され第2搬送スクリュ12cの上方を覆いながら、現像ドクタ12dの規制部近傍まで略直線状に延在するとともに、一端を現像ドクタ12dに当接させ、現像ローラ12a側に撓ませている。また、現像ドクタ12dには円柱状の棒材を用いている。現像ドクタ12dは、無垢の棒材を切り出して端面処理を施しただけのものであり、上ケース1211に対して嵌合穴1211aに差し込むだけで組み付けられるので、非常に安価であるとともに高度な位置精度を得ることができる。
現像ドクタ12dの中心部Cは現像ローラ12aの回転中心より図6中の矢印で示す鉛直方向に見て上方に位置する。また、現像ドクタ12dと現像ローラ12aの対向する位置も現像ローラ12aの回転中心より鉛直方向に見て上方に位置する。
図7は現像装置12について、本実施の形態における現像剤の汲み上げから剤離れの挙動と剤面高さを模式的に表したものである。ここで図7を用いて、現像剤が第2搬送スクリュ12cに汲み上げられてから、現像領域通過後に剤離れして第2の剤収容室R2に落下して他の剤と混合攪拌されるまでの一連の剤挙動を説明する。図の灰色のハッチング部は現像剤を表している。第2搬送スクリュ12c、現像ローラ12aはともに時計回りに回転駆動される。
感光体10と対向する磁極P1は現像磁極(N極)である。また、剤離れ磁極P2と汲み上げ磁極P3は、現像ローラ12aの回転方向で互いに隣り合う同極性の磁極(S極)であって、現像スリーブから現像剤を離脱させる磁力の磁極である。また、搬送磁極P4は、剤離れ磁極P2と汲み上げ磁極P3とは異なる磁極(N極)であり、第2の剤収容室R2の現像剤を引き寄せる磁力の搬送磁極である。また、現像ドクタ12dと対向する磁極P5は規制磁極(S極)である。
第2搬送スクリュ12cが回転すると第2搬送スクリュ12cの軸の回転が上方に向かう側(図の左側)は現像剤が持ち上げられるため剤面が高くなり、下流側は潜り込むため剤面が低くなる。なお、第2搬送スクリュ12cの回転が静止した直後も、剤面の高低差は若干均されるものの、図の左側が高く右側が低い傾向は変わらない。本発明の請求項に記載した剤面高さは、第2搬送スクリュ12cの回転が静止した直後の高さを指す。
第2搬送スクリュ12cが回転するとスクリュの回転軸の左側では現像剤が上向きに持ち上げられ、現像ローラ12aの搬送磁極P4の磁力に保持されて、現像スリーブ表面の移動にともなって規制部材である現像ドクタ12dに搬送され、現像ドクタ12dで余剰な現像が規制された後、感光体10との対向部でトナーが現像され、剤離れ磁極P2の反発磁力によって現像剤が現像ローラから離れて第2の剤収容室R2に落下する。
本実施の形態では、第2搬送スクリュ12cとして外径φ17mm、軸径φ11mm、羽根の高さ3mmのものを用いた。このとき、スクリュ軸径のスクリュ外径に対する比率は略65%である。
図7に示すように、第2搬送スクリュ12cの軸である軸部12c1のうち矢印で示す鉛直方向で最も高い位置を頂点Xとすると、本実施の形態に係る現像装置12では、現像ローラ12aの剤離れ磁極P2と汲み上げ磁極P3との間の領域から剤離れにより離脱した現像剤は頂点Xより鉛直方向下側かつ右側であって、現像剤をガイドする傾斜面12kの上に落下する構成としている。
落下した現像剤は、傾斜面12kの傾斜に沿って第2搬送スクリュ12c内に移動する。この位置に現像剤を落下させることにより、落下した現像剤が汲み上げ極P3の磁力に保持されて再汲み上げされてしまうことがない。すなわち、第2の剤収容室R2に落下した現像剤は、他の剤と混ざって第2搬送スクリュ12cの回転にともなって下方に潜り込んでいき、撹拌・混合されてトナー濃度が均一化されてから再度、上方に捲き上げられて汲み上げられる。
図8は、現像装置12の稼働を停止した状態、すなわち現像ローラ12aや第1搬送スクリュ12bおよび第2搬送スクリュ12cが停止した状態を示しており、図8(a)は現像ローラ12a付近の部分拡大図であり、図8(b)は第1搬送スクリュ12bおよび第2搬送スクリュ12c付近の部分拡大図である。図8(a)の状態で現像ローラ12aには重量M1の現像剤が付着している。また、図8(b)の状態で第1搬送スクリュ12bおよび第2搬送スクリュ12cの側に重量M2の現像剤が存在している。
次に本実施の形態に係る現像装置12の第1搬送スクリュ12bおよび第2搬送スクリュ12cのピッチと回転数及び現像剤の量とスクリュピッチムラによる濃度ムラとの関係について説明する。
表1は搬送スクリュのピッチP1、P2と回転数及び現像剤の総量を変化させたときの濃度ムラの程度を示す実験結果である。濃度ムラの評価基準は、濃度ムラが出ず画像状態が良好であるものを「○」、濃度ムラが若干出る状態のものを「△」、濃度ムラが出て画像状態が良好でないものを「×」とし、表1中の結果の欄に記した。
Figure 2019028322
現像装置12の稼働を停止した状態で磁力によって現像ローラ12aに保持されている現像剤の量をM1、現像ケーシング121内の現像剤の量から現像ローラ12aに保持された現像剤の量M1を除いた現像剤の量(現像ケーシング量)をM2(図8参照)、現像ローラ12aの現像剤担持幅(現像剤保持幅)をL1(図10参照)とする。L1は現像ローラ12aが担持する現像剤の長手方向の長さ、すなわち、現像ローラ12a内の磁極P1〜P5の長手方向両端部間の距離である。
また、感光体10に現像されるトナーの単位面積当たりの最大重量をMa(図9参照)、現像装置12が印刷できるシートSの長手方向の最大幅をLp、現像ローラ12aに近い搬送部材である第2搬送スクリュ12cが配置されている現像剤循環経路の長手方向の長さをL2(図11参照)、感光体10表面の移動速度をV1、第2搬送スクリュ12cが配置されている現像剤循環経路中における現像ローラ12aの回転軸方向と平行な向きの現像剤移動速度をV2とする。
現像剤の量M1とM2の計量については、現像装置12の稼働を停止した状態で行う。現像剤の量M1は、現像ケーシング121から現像ローラ12aを取り出し、磁力によって現像ローラ12aに保持されている現像剤の量である。現像ローラ12aの磁力によって保持されている現像剤(M1)は磁石を外側から現像ローラ12aに近づけることによって取ることができる。現像剤の量M2は、現像ケーシング121から現像ローラ12aを取り出した状態で、現像ケーシング121側に残った現像剤の量である。
M1/L1について着目すると、比較例7ではM1/L1の値は0.56(g/cm)となっており結果も「○」であるが、比較例8ではM1/L1の値は0.57(g/cm)となっており、結果は「△」である。比較例1〜比較例6では、いずれもM1/L1の値は0.53(g/cm)以下であり、結果は「×」である。また、実施例1〜実施例3ではいずれもM1/L1の値は0.62(g/cm)以上であり、結果は「○」である。
比較例7の結果からM1/L1の値が0.56(g/cm)以上であれば、現像ローラ12aによる担持量が多くなることで結果が良好になると思われる。しかし、比較例8の結果から現像ローラ12aによる担持量が多くても結果が良好にならないことから、M1/L1の他に結果に影響を及ぼす要因を考慮する必要がある。このことについて、発明者は鋭意努力して原因を発見した。即ち、M1とM2の関係も結果に影響を及ぼすことが分かった。
M1/M2について着目すると、比較例7ではM1/M2の値は0.50となっており結果も「○」であるが、比較例8ではM1/M2の値は0.46となっており、結果は「△」である。比較例1〜比較例6では、いずれもM1/M2の値は0.43以下であり、結果は「×」である。また、実施例1〜実施例3ではいずれもM1/M2の値は0.52以上であり、結果は「○」である。
したがって、M1/L1の値が0.56(g/cm)以上、好ましくは0.62(g/cm)以上、かつM1/M2の値が0.50以上、好ましくは0.52以上とすることで画像の濃度ムラの発生を回避できる。
以上より、画像の濃度ムラの発生を回避する条件として、以下の式(1)および式(2)が成立する。
M1/L1>0.56g/cm ・・・(1)
M1/M2>0.50 ・・・・・・(2)
一般に、現像装置内の現像剤の量を少なくしていくと、搬送スクリュのピッチに起因するスクリュピッチの濃度ムラが発生する傾向があるが、式(2)で示すように搬送経路上の現像剤が少なくても式(1)で示す様に現像ドクタ上流に一定以上の現像剤を保持していればスクリュピッチの濃度ムラを抑制できることが表1の実験結果より示された。
以上より、式(1)の条件により現像ドクタ12dの上流側に必要な現像剤量を溜めることで現像ドクタ12dの下流に搬送される現像剤の層厚が安定しムラのない画像形成に資することできる。また式(2)の条件により、ユニット内に必要な現像剤の量を最小限に抑えることができる。すなわち、式(1)および式(2)を満たし両立させることでスクリュピッチの濃度ムラを抑制できる。
更に、現像剤の搬送方向上流から下流までの長手方向のトナー濃度の変化について検討する。
用紙幅に対し最大限に現像したときの単位時間当たりの最大現像量は感光体10に現像されるトナー量を示すMaと感光体10表面の回転速度を示す移動速度V1と印刷されるシートSの最大幅である用紙幅Lpを用いて、Ma×V1×Lpと表現できる。なお、Lpは現像ローラ12aの現像剤担持幅L1より小さくLp<L1とする。また、現像ローラ12aに近い搬送部材である第2搬送スクリュ12cが配置されている現像剤循環経路中を現像剤が通過するのに必要な時間はL2/V2と表現できる。よって、現像剤が上記の現像剤循環経路を通過する間に現像によって失われるトナー量は、Ma×V1×Lp×L2/V2と表現できる。
このトナー量と、この間現像に供される現像剤の量(M1+M2)の比、すなわち(Ma×V1×Lp×L2/V2)/(M1+M2)は、上記の現像剤循環経路中の最上流と最下流のトナー濃度の差を示す。このトナー濃度の差は所定の値よりも小さいことがムラが少ないことを示す。本実施の形態においては以下の式(3)に示す通り所定の任意の値(0.01)よりも小さくすることで、更に濃度ムラを回避できた。
(Ma×V1×Lp×L2/V2)/(M1+M2)<0.01 ・・・(3)
V2、M1、M2は螺旋状の第2搬送スクリュ12cの形状、回転数、現像ローラ12aの磁極配置を変えることで制御できる。すなわち、V2、M1、M2を適切に変えることで濃度ムラを回避できる。
例えば、スクリュ形状の代表的なパラメータは外周径とリード角である。リード角は、搬送スクリュウの羽根の面と、搬送スクリュウの回転軸と直交する仮想平面とのなす角度である。一般に、螺旋状の搬送スクリュはリード角が小さすぎると軸方向に現像剤を移動させる速度が遅く、リード角を大きくするに従って現像剤移動速度が速くなるが、大きすぎると軸方向力に移動させる作用よりも回転方向外側に弾き出す作用が強まり現像剤移動速度が低下していく。外周径を大きくするほどV2は大きくなる。リード角は0°から30°程度までの範囲では大きいほどV2が大きくなり、それを越えると現像剤を軸方向に搬送する作用が低下して軸と直角方向に現像剤を跳ね上げる作用が強くなる。
本実施の形態では、リード角θの範囲としてV2を大きくしつつ、現像剤を跳ね上げにくく羽根の周期で変動が少なくなるよう以下の式(4)を満たすようにした。
35/17π<tanθ<50/17π ・・・(4)
スクリュの回転数は早いほど、現像剤を軸方向に搬送する作用も軸と直角方向に跳ね上げる作用ともに強くなる。
現像ローラ12aの磁極配置では、磁極の磁力は規制部材である現像ドクタ12dの手前の磁力が強くなるほどM1が大きくなる。これらのパラメータを変化させると現像剤がユニットのどの部分にどれだけ存在するかのバランスが変わり、M1,M2も変化する。
本実施の形態においては現像装置12の構成要素の配置の一例として図7に示すような配置をとり、Ma=0.7mg/cm、V1=256mm/sのとき第2搬送スクリュ12cの外径をφ17mm、中心軸部をφ11mm、回転数を500rpm、ピッチP1=45mm、螺旋部条数を3条として、式(1)〜式(3)を満たすようにした。このときの現像ローラ12aの磁極配置および磁極の仕様は図7に示す通りである。
図12、図13を用いて画像濃度偏差の抑制について説明する。図12は従来の式(3)を満たす対策を施す前の状態のトナー濃度TCと画像IDの現像剤循環方向の上流側と下流側の変化および偏差を示すグラフであり、図13は式(3)を満たす対策を施した後の状態のトナー濃度TCと画像IDの現像剤循環方向の上流側と下流側の変化および偏差を示すグラフである。図中上流側をF、中央付近をC、下流側をRとした。ID偏差は画像濃度の最も高い部分と最も低い部分との画像濃度差である。
ここでは、画像濃度偏差の抑制度合いの評価として画像ID偏差が0.1未満と関連するトナー濃度TC偏差が1%未満であれば画像濃度偏差を抑制できていると評価した。トナー濃度TC偏差が1%未満というのは式(3)の条件と同等である。
図12に示すように対策前のトナー濃度TC偏差は1.34%、画像ID偏差は0.125であり、若干の画像濃度偏差が発生している。これに対し、図13に示す対策後のトナー濃度TC偏差は0.88%、画像ID偏差は0.094であり画像濃度偏差を抑制できている。
以上のように、式(1)および式(2)を満たすことでスクリュピッチムラを抑制できるが、式(3)または式(4)を更に満たすようにすることで、画像濃度偏差を抑制できる。
また、第1搬送スクリュ12cは螺旋の条数を多条として3条としている。らせん状搬送スクリュは螺旋の条数を多くすることで軸方向の搬送効率を高くし安定的に搬送することができる。特に本発明の目的としている少ない現像剤で良好な画像を出力する為には現像ローラ12aに保持される現像剤M1の量を確保する為に搬送スクリュのリード角を大きくするのが有利であるが、そうすると搬送スクリュの軸方向の搬送速度が低下してしまい式(3)を満たすのが困難となる。そのため条数の多い搬送スクリュを用いることで現像ローラ12aに保持される現像剤M1の確保でき、更に式(3)の条件を満たすことを両立させるのが容易となる。
以上のように、本実施の形態に係る現像装置12は、内部に磁界発生部材を備える現像ローラ12aと、現像剤を搬送する第1搬送スクリュ12bおよび第2搬送スクリュ12cと、を備え、第2搬送スクリュ12cが前記現像ローラ12aに対して下方に位置する現像装置において、磁界発生部材の磁力によって現像ローラ12aに保持されている現像剤の現像ローラ保持量をM1、現像ケーシング121内の現像ローラ保持量M1を除いた現像剤の現像ケーシング量をM2、現像ローラ12aの長手方向の現像剤担持幅をL1としたとき、以下の式(1)および式(2)を満たす。
M1/L1>0.56g/cm ・・・(1)
M1/M2>0.50 ・・・・・・(2)
この構成により、現像装置12は、式(1)の条件により、現像ドクタ12dの上流側に必要な現像剤量を溜めることで現像ドクタ12dの下流に搬送される現像剤の層厚が安定しムラのない画像を形成することができる。さらに、式(2)の条件によってユニット内に必要な現像剤の量を最小限に抑えることができる。
したがって、現像剤(トナーと磁性キャリアから成る二成分現像剤)量を削減させた場合でも、搬送中の現像剤を最大限に利用して現像ローラ12aに受け渡し、現像ドクタ12dを通過後の現像剤量を安定に維持しつつ、充分な画像濃度を維持することができる。なお、二成分現像剤に代えて磁性トナーを用いた一成分現像剤、さらには現像ローラに担持することができる現像剤であれば、現像剤量を安定に維持しつつ、充分な画像濃度を維持することができる。
また、現像装置12は、感光体10に現像されるトナーの単位面積当たりの重量をMa、装置が印刷できる紙の最大幅をLp、前記現像ローラに近い搬送部材が配置されている現像剤循環経路の長さをL2、感光体10表面の移動速度をV1、現像ローラ12aに近い搬送部材である第2搬送スクリュ12cが配置されている現像剤循環経路中における現像ローラ12aの回転軸方向と平行な向きの現像剤移動速度をV2、としたとき、式(1)、式(2)および以下の式(3)を満たすようにしてもよい。
Ma×V1/V2×Lp×L2/(M1+M2)<0.01 ・・・(3)
この構成により、式(1)、式(2)に加えて式(3)も満たすことで、現像剤が循環経路を通過する間に現像によって失われるトナー量とこの間に現像に供される現像剤の量(M1+M2)の比、すなわち、現像剤循環経路中の最上流と最下流のトナー濃度の差を一定以下に抑制できるので、画像濃度の偏差を小さくすることができる。
また、現像装置12は、現像ローラ12aに近い搬送部材である第2搬送スクリュ12cが螺旋状の回転部材であり、螺旋の最外径のリード角をθとすると、以下の式(4)を満たすようにしてもよい。
35/17π<tanθ<50/17π ・・・(4)
この構成により、現像装置12は、リード角θを一定の範囲内に保つことで、第2搬送スクリュ12cの軸方向に現像剤を移動させる速度を確保しつつ、回転方向外側に弾き出す現像剤の量を抑えることができる。したがって、現像装置12は、より少ない現像剤量で良好な画像を出力することができる。
また、現像装置12は、第2搬送スクリュ12cの形状として螺旋の条数が複数であるようにしてもよい。
この構成により、現像装置12は、第2搬送スクリュ12cの軸方向の搬送効率を高くすることができ、容易に式(3)を満たすことで画像濃度の偏差を小さくすることができる。また、良好な画像を出力するための現像剤量M1を確保するためリード角θを大きくすると第2搬送スクリュ12cの軸方向の搬送速度が低下するが、その場合であっても搬送速度を確保できるので画像濃度の偏差を小さくすることができる。
本実施の形態に係るプロセスカートリッジ1は、現像装置12を備え、少なくとも現像ローラ12aと感光体10とが一体に構成され、装置本体100に対して着脱可能であるよう構成した。
この構成により、プロセスカートリッジ1はユニット化されることにより、交換やメンテナンスの作業が容易になる。また、各部材間の位置精度を高精度の維持することができ、形成される画像品質の向上を図ることができる。
また、本実施の形態に係る画像形成装置の装置本体100はプロセスカートリッジ1を備えた構成であり、充分な画像品質を得ることができる。
本発明によれば、従来よりも大幅に現像剤量を削減させた場合でも、搬送中の現像剤を最大限に利用して現像ローラに受け渡し、規制部材を通過後の現像剤量を安定に維持しつつ、充分な画像濃度を維持することができ現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置全般に有用である。
1 プロセスカートリッジ
10 感光体(像担持体)
12 現像装置
12a 現像ローラ
12b 第1搬送スクリュ
12c 第2搬送スクリュ
12d 現像ドクタ(現像剤規制部材)
100 装置本体
特開2015−215369号公報

Claims (7)

  1. 現像剤を保持する現像ローラと、
    現像剤を搬送する搬送部材と、を備え、
    前記搬送部材が前記現像ローラに対して下方に位置する現像装置において、
    現像ケーシング内の前記現像ローラに保持される現像剤の現像ローラ保持量をM1、前記現像ローラの長手方向の現像剤保持幅をL1、前記現像ケーシング内の前記現像ローラ保持量を除いた前記現像剤の現像ケーシング量をM2としたとき、以下の式(1)および式(2)を満たすことを特徴とする現像装置。
    M1/L1>0.56g/cm ・・・(1)
    M1/M2>0.50 ・・・・・・(2)
  2. 前記現像ローラに対向する像担持体に現像されるトナーの単位面積当たりの重量をMa、印刷できる印刷媒体の長手方向の最大幅をLp、前記搬送部材が配置されている現像剤経路の長手方向の長さをL2、前記像担持体表面の移動速度をV1、前記搬送部材の現像剤移動速度をV2、としたとき、以下の式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
    Ma×V1/V2×Lp×L2/(M1+M2)<0.01
  3. 前記搬送部材が螺旋状の回転部材であり、螺旋の最外径のリード角をθとすると、以下の式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
    35/17π<tanθ<50/17π
  4. 前記搬送部材が螺旋状の回転部材であり、螺旋の条数が複数であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の現像装置を備え、少なくとも前記現像ローラと像担持体とが一体に構成され、画像形成装置本体に対して着脱可能であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 請求項5に記載のプロセスカートリッジを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の現像装置を備えた画像形成装置。
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