JP6120129B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
図27は、規制部材45と現像ローラ42との当接部の巨視図である。
図27に示すように、規制部材45の表面は、完全な平面ではなく数μmオーダーの凹凸がある。規制部材45表面の凸の部分が、現像ローラ42凹部42bにくると、規制部材45表面凸部分の現像ローラ表面移動方向上流側の斜面が、凹部42bに存在するトナーTに対して図中矢印Fc方向に押圧する。その結果、凹部42bに存在するトナーTが、凹部42bの現像ローラ表面移動方向上流側の壁面に押圧する。その結果、図中点線42cで示す凹部42bの現像ローラ表面移動方向上流側の壁面付近にトナーが凝集してしまうことがわかったのである。
図1は、実施形態1の複写機500の概略構成図である。複写機500は、複写装置本体(以下、プリンタ部100という)、給紙テーブル(以下、給紙部200という)及びプリンタ部100上に取り付けるスキャナ(以下、スキャナ部300という)から構成される。
四つのプロセスカートリッジ1の、符号の後に付されたY,M,C,Kという添字は、イエロー,マゼンタ,シアン,黒用の仕様であることを示している。4つのプロセスカートリッジ1(Y,M,C,K)は、それぞれ使用するトナーの色が異なる他はほぼ同様の構成になっているので、以下、K,Y,M,Cという添字を省略して説明する。
感光体クリーニング装置5は、中間転写ベルト7と対向する位置を通過した感光体2の表面上に残留する転写残トナーのクリーニングを行う。
一方、二次転写ニップで転写紙Pに転写されず中間転写ベルト7の表面上に残留したトナーは、転写ベルトクリーニング装置11によって回収される。
各色トナーボトル400に収容されたトナーは、各色に対応する不図示のトナー補給装置によって、各色の現像装置4に供給される。
現像ケーシング41内には、現像剤担持体としての現像ローラ42、現像剤回収部材としての供給回収ローラ44、規制部材としてのドクタブレード45、パドル46などが設けられている。
現像装置4の外形を形成する現像ケーシング41は、上ケース411、中ケース412及び下ケース413が組み合わさることで形成される。中ケース412はトナー収容部43を形成し、上ケース411にはトナー収容部43と外部とを連通する現像剤補給部であるトナー補給口55が形成されている。また、中ケース412には、トナー収容部43内のトナーの量を検知するトナー残量センサ49が設けられている。
図5に示すように、上記現像ローラ42、上記ドクタブレード45、パドル46が中ケース412に配置されている。また、中ケース412には、供給スクリュ48が配置されている。また、上ケース411には、入口シール47が設けられている。
トナー収容部43の現像ローラ42側には底面部43bから垂直に立ち上がる側壁面部43sが形成されており、この側壁面部43sはパドル軸461の中心と同等若しくは若干低い程度のところでX−Y平面に平行な平面状の段部50を形成している。
図6に示すように現像ケーシング41には、内部と外部とを連通する開口部56が長手方向(図中Y軸方向)に沿って設けられている。この開口部56から現像ローラ42の一部が露出するように配置されている。
図7は、現像ローラ42の斜視説明図であり、図8は、現像ローラ42の側面図である。
図7、図8に示すように、現像ローラ42は、現像ローラ軸421と、表面にトナーを担持するローラ状の担持部420と、スペーサー422とを備えている。スペーサー422は、担持部420に対して軸方向外側(担持部420軸方向両端部近傍)の現像ローラ軸421に取り付けられている。これら軸方向両端部近傍に設けられたスペーサー422が感光体2の表面に接触することにより、現像領域αにおける担持部420の表面と感光体2の表面との距離(現像ギャップ)を一定に保っている。
現像ローラ軸421の軸方向両端は、(図中Y軸方向)と平行になるように中ケース412の側壁部412sに対して回転可能に取り付けられている。
現像ローラ42の担持部420は、アルミ合金、鉄合金等からなる部材で構成され、図11(a)に示すように、その表面の構造の相違に基づき、主として、2つの部分(溝形成部420a、非溝形成部420b)に分けられる。
図12に示すように、現像ローラ42の凸部42aと凹部42bとが成す角γを、90[°]以上としている。図13に示すように、現像ローラ42の凸部42aと凹部42bとの成す角γが90[°]未満の場合は、凹部42bの全体に供給回収ローラ44が当接する確率が減少してしまう。また、図14のように、一部でも凸部42aと凹部42bとの成す角が90[°]未満の場合も、凹部42bの全体に供給回収ローラ44が当接する確率が減少してしまう。その結果、供給回収ローラ44によるリセット性(回収性)が低下してしまう。
これに対して、現像ローラ42の凸部42aと凹部42bとが成す角γを90[°]以上とすることで、図13、図14に示したような、90[°]未満のものに比べ、供給回収ローラ44が現像ローラ42上のトナーに当たる確率が増加するため、供給回収ローラ44によるリセット性が向上する。
図15は、供給回収ローラ44の斜視説明図であり、図16は、供給回収ローラ44の側面図である。
供給回収ローラ44は、その軸部である供給回収ローラ軸441を中心に発泡材が巻きついた構成であり、この発泡材が表面にトナーを担持するローラ部440となる。ローラ部440に発泡材料を用いることにより、現像ローラ42に当接する表面層は表面に多数の微小孔が分散しているスポンジ層となる。供給回収ローラ44の表面層をスポンジ層にすることで、凹部42bの底まで供給回収ローラ44が届きやすくなるため、現像ローラ42上トナーのリセット性(回収性)が向上する。また、供給回収ローラ44のローラ部440に用いる発泡材料としては、電気抵抗値が、103〜1014[Ω]の材料を用いている。
図17は、ドクタブレード45の斜視説明図であり、図18は、ドクタブレード45の側面図である。
ドクタブレード45は、薄い板状の金属部材であるブレード部材450と、ブレード部材450の一端が固定されている金属製の台座部452とを有する。ドクタブレード45のブレード部材450は、SUS304CSPやSUS301CSP、またはリン青銅等の金属板バネ材料を用い、自由端側を現像ローラ42表面に10〜100[N/m]の押圧力で当接させたもので、その押圧力下を通過したトナーを所定量に規制すると共に摩擦帯電によって電荷を付与する。
図19、図20に示すように、ブレード部材450の台座部452に設けられた主基準穴454aに支持部材としての中ケース412の側面部に設けられた不図示の主基準ピンを挿入して台座部452の現像装置4本体に対する位置を決定し、従基準穴454bに中ケース412の側面部に設けられた不図示の従基準ピンを挿入することで、ドクタブレード45が、支持部材としての中ケース412に位置決め支持される。そして、不図示のネジ穴にドクタ固定ネジ455を挿入して、中ケース412にネジ止めすることによりドクタブレード45が中ケース412の側面部に固定される。
図21は、パドル46の斜視説明図であり、図22は、パドル46の側面図である。
パドル46は、その軸部であるパドル軸461と、マイラー等の弾性シート材からなる薄い羽部材としてのパドル羽460とを備える。パドル軸461は、向かい合う二つの平面部を有し、この二つの平面部にパドル羽460がそれぞれ取り付けられている。二枚のパドル羽460は、パドル軸461を中心に互いに反対方向に突出するように、パドル軸461の平面部に固定されている。
制御手段たる制御部140は、例えばマイクロコンピュータで構成され、演算処理手段としてのCPU(Central Processing Unit)、記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)等を有している。この制御部140には、現像ローラ42を駆動する現像ローラ駆動部143、現像バイアス電源142、供給回収バイアス電源144、ドクタバイアス電源145などが電気的に接続されている。そして、制御部140は、RAM内に記憶している制御プログラムに基づいて、これらの各種の機器を制御するようになっている。
トナー補給口55(図4参照)から現像装置4内に補給されたトナーは、供給スクリュ48(図5参照)によってトナー収容部43に供給され、パドル46によって攪拌される。また、パドル46の跳ね上げによって現像ローラ42及び供給回収ローラ44の方向に跳ね上げ、搬送される。
本実施形態の現像装置4では、現像ローラ42と供給回収ローラ44とが対向する供給・回収ニップβでは、現像ローラ42の表面移動方向と供給回収ローラ44の表面移動方向とが逆方向となっている。これにより、供給・回収ニップβにおける現像ローラ42の表面と供給回収ローラ44の表面との線速差が大きくなり、供給・回収ニップβでの供給回収ローラ44による回収性能の向上を図ることが出来る。また、現像ローラ42にトナーを供給後の供給回収ローラ44によって現像ローラ上のトナーを回収することができ、このことも回収性能の向上を図ることができる。また、現像ローラ42の表面移動方向と供給回収ローラ44の表面移動方向とを逆方向にすることで、供給回収ローラ44により回収されたトナーが、現像ローラ42に再付着することなく、トナー収容部43に回収させることができる。その結果、トナーが現像ローラ42に担持されたままとなることを抑制し、現像ローラ42の表面にトナーが固着することを抑制でき、現像剤担持体の表面に現像剤が固着することに起因する現像時の濃度ムラの発生を抑制することが出来る。
また、本実施形態の現像装置4では、現像ローラ42と供給回収ローラ44との線速比は、現像ローラ42の表面移動速度:供給回収ローラ44の表面移動速度=1:0.85となっているが、線速比としてはこの値に限るものではない。
<測定装置>
・ホソカワミクロン製 パウダテスタ
<測定方法>
・測定対象サンプルを恒温槽に放置(35±2[℃],24±1[h])
・パウダテスタを用いて測定
・目開きの異なる三種の篩を使用(例えば、75[μm],44[μm],22[μm])
・篩ったときのトナー残量から算出、以下の計算により、凝集度を求める。
{(上段の篩に残ったトナー重量)/(試料採取量)}×100
{(中段の篩に残ったトナー重量)/(試料採取量)}×100×3/5
{(下段の篩に残ったトナー重量)/(試料採取量)}×100×1/5
上記三つの計算値の合計をもって加熱凝集度[%]とする。
本実施形態では、下記(1)式より得られた値を円形度aと定義する。この円形度はトナー粒子の凹凸の度合いの指標であり、トナーが完全な球形の場合1.00を示し、表面形状が複雑になるほど円形度は小さな値となる。
(L0:粒子像と同じ投影面積をもつ円の周囲長、L:粒子の投影像の周囲長)
平均円形度が0.90〜1.00の範囲では、トナー粒子に角がないため、現像装置4内での現像剤(トナー)の攪拌トルクが小さく、攪拌の駆動が安定するために異常画像の発生を防止できる。
また、ドットを形成するトナーの中に、角張ったトナー粒子がいないため、転写で転写媒体に圧接する際に、その圧がドットを形成するトナー全体に均一にかかり、転写中抜けが生じにくい。
さらに、トナー粒子が角張っていないことから、トナー粒子そのものの研磨力が小さく、感光体2や、帯電部材3等の表面を傷つけたり、摩耗させたりすることを防止できる。
ポリエステルは、多価アルコール化合物と多価カルボン酸化合物との重縮合反応によって得られる。多価アルコール化合物(PO)としては、2価アルコール(DIO)および3価以上の多価アルコール(TO)が挙げられ、(DIO)単独、または(DIO)と少量の(TO)との混合物が好ましい。2価アルコール(DIO)としては、アルキレングリコール(エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオールなど);アルキレンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコールなど);脂環式ジオール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加ビスフェノールAなど);ビスフェノール類(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールSなど);上記脂環式ジオールのアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;上記ビスフェノール類のアルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられる。これらのうち好ましいものは、炭素数2〜12のアルキレングリコールおよびビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物であり、特に好ましいものはビスフェノール類のアルキレンオキサイド付加物、およびこれと炭素数2〜12のアルキレングリコールとの併用である。3価以上の多価アルコール(TO)としては、3〜8価またはそれ以上の多価脂肪族アルコール(グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトールなど);3価以上のフェノール類(トリスフェノールPA、フェノールノボラック、クレゾールノボラックなど);上記3価以上のポリフェノール類のアルキレンオキサイド付加物などが挙げられる。
また、重量平均分子量1万〜40万、好ましくは2万〜20万である。重量平均分子量が1万未満では、耐オフセット性が悪化するため好ましくない。また、40万を超えると低温定着性が悪化するため好ましくない。
着色剤としては、公知の染料及び顔料が全て使用でき、例えば、カーボンブラック、ニグロシン染料、鉄黒、ナフトールイエローS、ハンザイエロー(10G、5G、G)、カドミュウムイエロー、黄色酸化鉄、黄土、黄鉛、チタン黄、ポリアゾイエロー、オイルイエロー、ハンザイエロー(GR、A、RN、R)、ピグメントイエローL、ベンジジンイエロー(G、GR)、パーマネントイエロー(NCG)、バルカンファストイエロー(5G、R)、タートラジンレーキ、キノリンイエローレーキ、アンスラザンイエローBGL、イソインドリノンイエロー、ベンガラ、鉛丹、鉛朱、カドミュウムレッド、カドミュウムマーキュリレッド、アンチモン朱、パーマネントレッド4R、パラレッド、ファイセーレッド、パラクロルオルトニトロアニリンレッド、リソールファストスカーレットG、ブリリアントファストスカーレット、ブリリアントカーンミンBS、パーマネントレッド(F2R、F4R、FRL、FRLL、F4RH)、ファストスカーレットVD、ベルカンファストルビンB、ブリリアントスカーレットG、リソールルビンGX、パーマネントレッドF5R、ブリリアントカーミン6B、ピグメントスカーレット3B、ボルドー5B、トルイジンマルーン、パーマネントボルドーF2K、ヘリオボルドーBL、ボルドー10B、ボンマルーンライト、ボンマルーンメジアム、エオシンレーキ、ローダミンレーキB、ローダミンレーキY、アリザリンレーキ、チオインジゴレッドB、チオインジゴマルーン、オイルレッド、キナクリドンレッド、ピラゾロンレッド、ポリアゾレッド、クロームバーミリオン、ベンジジンオレンジ、ペリノンオレンジ、オイルオレンジ、コバルトブルー、セルリアンブルー、アルカリブルーレーキ、ピーコックブルーレーキ、ビクトリアブルーレーキ、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー、ファストスカイブルー、インダンスレンブルー(RS、BC)、インジゴ、群青、紺青、アントラキノンブルー、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキ、コバルト紫、マンガン紫、ジオキサンバイオレット、アントラキノンバイオレット、クロムグリーン、ジンクグリーン、酸化クロム、ピリジアン、エメラルドグリーン、ピグメントグリーンB、ナフトールグリーンB、グリーンゴールド、アシッドグリーンレーキ、マラカイトグリーンレーキ、フタロシアニングリーン、アントラキノングリーン、酸化チタン、亜鉛華、リトボン及びそれらの混合物が使用できる。着色剤の含有量はトナーに対して通常1〜15重量[%]、好ましくは3〜10重量[%]である。
荷電制御剤としては公知のものが使用でき、例えばニグロシン系染料、トリフェニルメタン系染料、クロム含有金属錯体染料、モリブデン酸キレート顔料、ローダミン系染料、アルコキシ系アミン、4級アンモニウム塩(フッ素変性4級アンモニウム塩を含む)、アルキルアミド、燐の単体または化合物、タングステンの単体または化合物、フッ素系活性剤、サリチル酸金属塩及び、サリチル酸誘導体の金属塩等である。具体的にはニグロシン系染料のボントロン03、4級アンモニウム塩のボントロンP−51、含金属アゾ染料のボントロンS−34、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(以上、オリエント化学工業社製)、4級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(以上、保土谷化学工業社製)、4級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、4級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(以上、ヘキスト社製)、LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット社製)、銅フタロシアニン、ペリレン、キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、4級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物が挙げられる。このうち、特にトナーを負極性に制御する物質が好ましく使用される。
離型剤としては、融点が50〜120[℃]の低融点のワックスが、バインダー樹脂との分散の中でより離型剤として効果的に定着装置12の定着ローラとトナー界面との間で働き、これにより定着ローラにオイルの如き離型剤を塗布することなく高温オフセットに対し効果を示す。このようなワックス成分としては、以下のものが挙げられる。ロウ類及びワックス類としては、カルナバワックス、綿ロウ、木ロウ、ライスワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン等の動物系ワックス、オゾケライト、セルシン等の鉱物系ワックス、及びおよびパラフィン、マイクロクリスタリン、ペトロラタム等の石油ワックス等が挙げられる。また、これら天然ワックスの外に、フィッシャー・トロプシュワックス、ポリエチレンワックス等の合成炭化水素ワックス、エステル、ケトン、エーテル等の合成ワックス等が挙げられる。さらに、12−ヒドロキシステアリン酸アミド、ステアリン酸アミド、無水フタル酸イミド、塩素化炭化水素等の脂肪酸アミド及び、低分子量の結晶性高分子樹脂である、ポリ−n−ステアリルメタクリレート、ポリ−n−ラウリルメタクリレート等のポリアクリレートのホモ重合体あるいは共重合体(例えば、n−ステアリルアクリレート−エチルメタクリレートの共重合体等)等、側鎖に長いアルキル基を有する結晶性高分子等も用いることができる。
トナー粒子の流動性や現像性、帯電性を補助するための外添剤として、無機微粒子が好ましく用いられる。この無機微粒子の一次粒子径は、5×10−3〜2[μm]であることが好ましく、特に5×10−3〜0.5[μm]であることが好ましい。また、BET法による比表面積は、20〜500[m2/g]であることが好ましい。この無機微粒子の使用割合は、トナーの0.01〜5[wt%]であることが好ましく、特に0.01〜2.0[wt%]であることが好ましい。
(1)着色剤、未変性ポリエステル、イソシアネート基を有するポリエステルプレポリマー、離型剤を有機溶媒中に分散させトナー材料液を作る。有機溶媒は、沸点が100[℃]未満の揮発性であることが、トナー母体粒子形成後の除去が容易である点から好ましい。具体的には、トルエン、キシレン、ベンゼン、四塩化炭素、塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエチレン、クロロホルム、モノクロロベンゼン、ジクロロエチリデン、酢酸メチル、酢酸エチル、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなどを単独あるいは2種以上組合せて用いることができる。特に、トルエン、キシレン等の芳香族系溶媒および塩化メチレン、1,2−ジクロロエタン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素が好ましい。有機溶媒の使用量は、ポリエステルプレポリマー100重量部に対し、通常0〜300重量部、好ましくは0〜100重量部、さらに好ましくは25〜70重量部である。
図24は、現像ローラとドクタブレード45の当接部付近の拡大図ある。
図24に示すように、ドクタブレード45の応力は図中矢印Fb方向に作用する。現像ローラ42が図中矢印Bで示す方向に表面移動するため、凹部42bに担持されたトナーTは、ドクタブレード45の応力によって図24中の矢印Faで示す方向の圧縮力が作用する。
図29に示すように、長期間の使用により、下流側角部42dはドクタブレード45との摺擦により磨耗して丸みを帯びた形状となってしまう。丸みを帯びた形状となると、ドクタブレード45に付着したトナーを掻き取る力(能力)が減少してしまう。また、下流側角部42dで掻き取られなかったドクタブレード45に付着したトナーは、凸部42aの面に押されて、図30に示すように、現像動作時の現像ローラ42表面移動方向下流側に向かって層厚が厚くなる形状となる。この角部42dで掻き取られず、図30に示すような形状となってドクタブレード45に付着したトナーは、現像ローラ42とドクタブレード45との摺擦熱によりドクタブレード45に溶融/固化してしまう。このドクタブレードに固化したトナーは、経時で成長していく。そして、この固化したトナーにより凹部42b内のトナーを掻き出してしまい、部分的にトナー搬送量が減少し、画像の白抜けといった不具合画像の原因となってしまう。
図25は、現像ローラの回転制御フロー図である。
図25に示すように、制御部140(図23参照)は、印刷信号を受信したら(S1のYES)、現像ローラ駆動部143を制御して、現像ローラ42を正回転させる(図2における矢印B方向)。これにより、上述したように、現像ローラ42に担持されたトナーが現像領域へ搬送され、感光体2の潜像を現像する。そして、現像が終了したら(S3のYES)、制御部140は、現像ローラ駆動部143を制御して、現像ローラ42を逆回転させる(S4)。
図26に示すように、現像ローラ42を、現像時と逆方向(図中矢印B1方向)に回転させると、ドクタブレード45表面凸部分の逆回転時における現像ローラ表面移動方向上流側の斜面により、図中点線42cに付近に凝集したトナーに対して、矢印Fc1方向に押圧力がかかる。これにより、図中点線42c付近に溜まったトナーを解すことができ、現像ローラ42の凹部42bにおける現像時の現像ローラ42の表面移動方向上流側の壁面付近(図26中の42cの部分)にトナーが凝集することを抑制できる。従って、フィルミングの発生を抑制することができ、現像ローラ42上でのQ/M値やM/A値の変動を抑制することができる。
下流側角部42dの磨耗は、初期からある一定時間急激に進み、徐々に磨耗速度が遅くなりほぼ変化が無くなるようなプロファイルを描く。今回の実施例においては、回転した距離約60Kmで3〜4μm程度の磨耗量であった。
(1)
非磁性または磁性の一成分のトナーなどの現像剤を表面上に担持して表面が無端移動し、感光体2などの潜像担持体と対向する現像領域αで潜像担持体の表面の潜像に現像剤を供給して現像する現像ローラ42などの現像剤担持体と、現像剤担持体の表面に接触し、現像領域αに向かう現像剤の量を規制するドクタブレード45などの規制部材とを有し、現像剤担持体の表面に規則的な凹凸形状を備え現像装置4において、非現像時に、現像剤担持体の表面が、現像時の表面移動方向と逆方向に移動するように制御する制御部140などの制御手段を備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、現像剤担持体の凹部42bにおける現像時の現像剤担持体表面移動方向上流側の壁面付近42cで現像剤が凝集するのを抑制することができる。
また、実施形態で説明したように、ドクタブレード45などの規制部材に付着した現像剤を除去することができ、規制部材に現像剤が固着するのを抑制することができる。
また、上記(1)に記載の態様の現像装置4において、上記制御手段は、現像動作終了後、上記現像剤担持体を、現像時の表面移動方向と逆方向に移動させる。
かかる構成を備えることで、現像時に、現像剤担持体の凹部42bにおける現像時の現像剤担持体表面移動方向上流側の壁面付近42cに溜まった現像剤を解すことができる。
また、上記(1)に記載の態様の現像装置4において、上記現像剤担持体の回転距離を計測する計測手段(例えば、フィラーと光学センサとで構成)を有し、上記制御手段は、上記計測手段で計測した回転距離が所定距離以上となった場合、かつ、非現像時に上記現像剤担持体を現像時の表面移動方向と逆方向に移動させる。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、現像動作終了毎に逆回転動作を行う場合に比べて、入口シール47などの現像剤担持体に当接する部材や現像剤担持体表面の磨耗を抑制することができ、現像装置の耐久性を高めることができる。また、先の図30に示す状態の規制部材に付着した現像剤を除去することができ、効率的に規制部材に付着した現像剤を除去することができる。
また、上記(1)乃至(3)いずれかに記載の態様の現像装置において、上記制御手段は、現像剤担持体表面移動方向に隣り合う凸部間距離以上、上記現像剤担持体を現像時の表面移動方向と逆方向に移動させるように制御する。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、凸部に対して現像時の表面移動方向下流側の角部42eを規制部材の幅方向(現像剤担持体軸方方向)で少なくとも1回は、規制部材と摺擦させることができる。これにより、規制部材幅方向で制部材に付着した現像剤を除去することができる。
また、上記(1)乃至(4)いずれかに記載の態様の現像装置4において、上記規制部材の自由端側の先端部を上記現像剤担持体に当接させた。
かかる構成を備えることで、規制部材の先端部で現像剤担持体の凸部42a頂面の現像剤を良好にすり切ることができる。これにより、規制部材通過後のM/A値(現像剤担持体表面上の単位面積当りの現像剤の担持量)を安定させることができる。また、先端部を現像剤担持体の凹部42bに入り込ませることができ、現像剤担持体表面を逆方向に移動させたとき、現像剤担持体の凹部42bにおける現像時の現像剤担持体表面移動方向上流側の壁面付近42cに溜まった現像剤を先端部で掻き出すことができる。これにより、現像剤担持体の凹部42bにおける現像時の現像剤担持体表面移動方向上流側の壁面付近42cに溜まった現像剤を良好に解すことができ、現像剤担持体の凹部42bにおける現像時の現像剤担持体表面移動方向上流側の壁面付近42cで現像剤が凝集するのを抑制することができる。
また、上記(5)に記載の態様の現像装置4において、上記規制部材の自由端側先端部のうち、上記現像剤担持体と対向する対向面と、上記自由端側先端面とで形成される角部、または、該角部の近傍を上記現像剤担持体に当接させる。
かかる構成を備えることで、上記(5)に記載の態様の効果を得ることができる。
また、上記(5)または(6)に記載の態様の現像装置4において、上記現像剤担持体の現像時の表面移動方向に対して上記規制部材の先端部をカウンター方向に当接させた。
かかる構成を備えることで、規制部材の先端部で良好に現像剤担持体凸部42a頂面の現像剤をすり切ることができ、規制部材通過後のM/A値を安定させることができる。
また、上記(1)乃至(7)いずれかに記載の態様の現像装置4において、上記規制部材を、上記現像剤担持体の表面層よりも硬い材料で構成した。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、規制部材が現像剤担持体との摺擦によって削られるのを抑制することができる。これにより、経時にわたり良好に現像剤担持体の凸部42a頂面のトナー良好にすり切ることができ、経時に亘り規制部材通過後のM/A値を所望の値に維持することができる。
また、規制部材表面の凸部分または先端部が削られるのを抑制することができ、経時にわたり、ドクタブレード45表面の凸部分または先端部で図中点線42cに付近に溜まったトナーを掻き出すことができる。
また、上記(1)乃至(8)いずれかに記載の態様の現像装置において、上記規制部材を、導電性にした。
かかる構成を備えることで、Q/M値(単位体積当りの帯電量)が大きなトナーTの帯電量を下げることが出来、トナーTのQ/M値の均一化を図ることができる。これにより、トナーTの現像ローラ42に対する張り付きを防ぐことが出来る。
また、上記(1)乃至(9)いずれかに記載の現像装置4において、上記現像剤担持体と上記規制部材との間に上記現像剤担持上の現像剤を、上記規制部材に引き付けるような電界を発生させるドクタバイアス電源145などの電界発生手段を備え、上記制御手段は、上記現像剤担持体を、現像時の表面移動方向と逆方向に移動させるとき、上記電界発生手段を制御して、上記現像剤担持体と上記規制部材との間に上記現像剤担持上の現像剤を、上記規制部材に引き付けるような電界を発生させる。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、現像剤担持体の凹部42bにおける現像時の現像剤担持体表面移動方向上流側の壁面付近42cに溜まった現像剤を、ドクタブレード側へ静電的に引き付けることができる。これにより、現像剤担持体の凹部42bにおける現像時の現像剤担持体表面移動方向上流側の壁面付近42cに溜まった現像剤の解し効果を高めることができる。
また、上記(1)乃至(10)いずれかに記載の態様の現像装置において上記現像剤担持体を、現像時の表面移動方向と逆方向に移動させるときの表面移動速度を、上記現像時の表面移動速度よりも遅くした。
かかる構成を備えることで、規制部材の先端部または表面の凸状部分が、現像剤担持体の凹部42bの現像時における現像剤担持体表面移動方向上流側の壁面付近42cに溜まったトナーに接触する確率を上げることができる。これにより、現像剤担持体の凹部42bにおける現像時の現像剤担持体表面移動方向上流側の壁面付近42cに溜まった現像剤を良好に解すことができる。
また、上記(1)乃至(11)いずれかに記載の態様の現像装置4において、上記現像剤担持体に当接し、表面移動することにより上記現像剤担持体から上記現像領域通過後の現像剤を回収する供給回収ローラ44などの現像剤回収部材を備え、上記現像剤回収部材の表面層は、表面に多数の微細孔が分散しているスポンジ層にした。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、凹部42bの底まで現像剤回収部材が届きやすくなり、凹部42bに溜まったトナーを良好に回収することができる。その結果、現像剤が現像剤担持体に担持されたままとなることを抑制し、現像剤担持体の表面に現像剤が固着することを抑制できる。よって、現像剤担持体の表面に現像剤が固着することに起因する現像時の濃度ムラの発生を抑制することが出来る。
また、上記(1)乃至(12)いずれかに記載の態様の現像装置4において、上記現像剤担持体に当接し、表面移動することにより上記現像剤担持体から上記現像領域通過後の現像剤を回収する供給回収ローラ44など現像剤回収部材を備え、上記現像剤担持体と上記現像剤回収部材との当接領域に、上記現像剤担持体上のトナーが、上記現像剤回収部材へ移動させる電界を発生させる供給回収バイアス電源144などの回収電界発生手段を備えた。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、現像剤回収部材による回収性能の向上を図ることが出来る。その結果、現像剤が現像剤担持体に担持されたままとなることを抑制し、現像剤担持体の表面に現像剤が固着することを抑制できる。よって、現像剤担持体の表面に現像剤が固着することに起因する現像時の濃度ムラの発生を抑制することが出来る。
また、上記(12)または(13)に記載の態様の現像装置4において、上記現像剤担持体と上記現像剤回収部材との当接領域における上記現像剤回収部材の表面移動方向が、上記現像剤担持体の表面移動方向と逆方向となるように構成し、上記現像剤回収部材の表面移動により上記現像剤を収容する現像剤収容部内の現像剤を上記現像剤担持体に対向する領域に搬送し、上記現像剤担持体の表面に現像剤を供給し、上記現像剤担持体へ現像剤補給後の現像剤回収部材で、現像剤担持体上の現像剤を回収する。
かかる構成を備えることで、現像剤回収部材と現像剤供給部材とは、別々に設ける場合に比べて、部品点数を削減でき、装置のコスト削減を図ることができる。
また、上記(1)乃至(14)いずれかに記載の態様の現像装置4において、上記潜像担持体と対向する側に開口部56を有し、開口部56に上記現像剤担持体を配置した現像ケーシング41と、上記現像剤担持体と当接し、上記開口部からトナーが飛散するのを防止する入口シール47などのシール部材とを備え、上記シール部材の先端部を上記現像剤担持体に当接させた。
かかる構成を備えることで、シール部材の先端よりも根元側の面部を接触させた場合に比べて、現像剤担持体とシール部材との接触ニップ幅を狭めることができ、現像剤にかかるストレスを低減することができる。また、シール部材の短手方向長さを、シール部材の先端よりも根元側の面部を接触させた場合に比べて、短くでき、材料費の低減を図ることができる。また、シール部材の先端を現像剤担持体逆回転時の表面移動方向に対してカウンター方向に当接させれば、現像剤担持体逆回転時にシール部材の先端で現像剤担持体表面凸部42a頂面の現像剤をすり切ることができる。これにより、現像剤担持体逆回転時に規制部材により現像装置4外側で規制される現像剤量を低減することができ、現像剤担持体逆回転時における現像装置4外側に漏れる現像剤量を低減することができる。
また、上記(1)乃至(15)いずれかに記載の態様の現像装置4において、上記現像剤の加速凝集度を40[%]以下にした。
かかる構成を備えることで、実施形態で説明したように、現像剤の凝集を抑制でき、現像剤担持体の表面に現像剤が固着することを抑制できる。
また、少なくとも感光体2などの潜像担持体と、潜像担持体表面を帯電させるための帯電部材3などの帯電手段と、潜像担持体上に静電潜像を形成するための露光装置6などの潜像形成手段と、静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画像形成装置において、現像手段として、上記(1)乃至(16)いずれかに記載の態様の現像装置4を用いる。
かかる構成を備えることで、濃度ムラの発生しない均一な画像を作成出来る画像形成装置を提供する事が出来る。
また、上記(17)に記載の態様の画像形成装置において、上記潜像担持体、上記帯電手段及び上記潜像担持体の表面の付着物を除去する感光体クリーニング装置5などの潜像担持体クリーニング手段のうちの少なくとも一つと、上記現像装置とを1つのユニットとして共通の保持体に保持させて装置本体に対して着脱可能にしたプロセスカートリッジを有する。
かかる構成を備えることで、現像装置を、プロセスカートリッジを構成する他の部材ともに装置本体から取り外すことができ、現像装置の交換性の向上を図ることができる。
2:感光体
3:帯電部材
4:現像装置
5:感光体クリーニング装置
6:露光装置
41:現像ケーシング
42:現像ローラ
42a:凸部
42b:凹部
42c:壁面付近
42d:下流側角部
42e:上流側角部
43:トナー収容部
44:供給回収ローラ
45:ドクタブレード
47:入口シール
56:開口部
140:制御部
142:現像バイアス電源
143:現像ローラ駆動部
144:供給回収バイアス電源
145:ドクタバイアス電源
α:現像領域
β:供給・回収ニップ
Claims (17)
- 現像剤を表面上に担持して表面が無端移動し、潜像担持体と対向する現像領域で該潜像担持体の表面の潜像に現像剤を供給して現像する現像剤担持体と、
該現像剤担持体の表面に接触し、該現像領域に向かう現像剤の量を規制する規制部材とを有し、
該現像剤担持体の表面に凹凸形状を備えた現像装置において、
非現像時に、上記現像剤担持体の表面が、現像時の表面移動方向と逆方向に移動するように制御可能な制御手段と、
上記現像剤担持体と上記規制部材との間に上記現像剤担持体上の現像剤を、上記規制部材に引き付けるような電界を発生させる電界発生手段とを備え、
上記制御手段は、上記現像剤担持体を、現像時の表面移動方向と逆方向に移動させるとき、上記電界発生手段を制御して、上記現像剤担持体と上記規制部材との間に上記現像剤担持体上の現像剤を、上記規制部材に引き付けるような電界を発生させることを特徴とする現像装置。 - 現像剤を表面上に担持して表面が無端移動し、潜像担持体と対向する現像領域で該潜像担持体の表面の潜像に現像剤を供給して現像する現像剤担持体と、
該現像剤担持体の表面に接触し、該現像領域に向かう現像剤の量を規制する規制部材とを有し、
該現像剤担持体の表面に凹凸形状を備えた現像装置において、
非現像時に、上記現像剤担持体の表面が、現像時の表面移動方向と逆方向に移動するように制御可能な制御手段を備え、
上記現像剤担持体を、現像時の表面移動方向と逆方向に移動させるときの表面移動速度を、上記現像時の表面移動速度よりも遅くしたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1または2の現像装置において、
上記制御手段は、現像動作終了後、上記現像剤担持体を、現像時の表面移動方向と逆方向に移動させることを特徴とする現像装置。 - 請求項1または2の現像装置において、
上記現像剤担持体の回転距離を計測する計測手段を有し、
上記制御手段は、上記計測手段で計測した回転距離が所定距離以上となった場合、かつ、非現像時に上記現像剤担持体を現像時の表面移動方向と逆方向に移動させることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至4いずれかの現像装置において、
上記制御手段は、現像剤担持体表面移動方向に隣り合う凸部間距離以上、上記現像剤担持体を現像時の表面移動方向と逆方向に移動させるように制御することを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至5いずれかの現像装置において、
上記規制部材の自由端側の先端部を上記現像剤担持体に当接させたことを特徴とする現像装置。 - 請求項6の現像装置において、
上記規制部材の自由端側先端部のうち、上記現像剤担持体と対向する対向面と、上記自由端側先端面とで形成される角部、または、該角部の近傍を上記現像剤担持体に当接させることを特徴とする現像装置。 - 請求項6または7の現像装置において、
上記現像剤担持体の現像時の表面移動方向に対して上記規制部材の先端部をカウンター方向に当接させたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至8いずれかの現像装置において、
上記規制部材を、上記現像剤担持体の表面層よりも硬い材料で構成したことを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至9いずれかの現像装置において、
上記規制部材を、導電性にしたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至10いずれかの現像装置において、
上記現像剤担持体に当接し、表面移動することにより上記現像剤担持体から上記現像領域通過後の現像剤を回収する現像剤回収部材を備え、
上記現像剤回収部材の表面層は、表面に多数の微細孔が分散しているスポンジ層であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至11いずれかの現像装置において、
上記現像剤担持体に当接し、表面移動することにより上記現像剤担持体から上記現像領域通過後の現像剤を回収する現像剤回収部材を備え、
上記現像剤担持体と上記現像剤回収部材との当接領域に、上記現像剤担持体上のトナーが、上記現像剤回収部材へ移動させる電界を発生させる回収電界発生手段を設けたことを特徴とする現像装置。 - 請求項11または12の現像装置において、
上記現像剤担持体と上記現像剤回収部材との当接領域における上記現像剤回収部材の表面移動方向が、上記現像剤担持体の表面移動方向と逆方向となるように構成し、
上記現像剤回収部材の表面移動により上記現像剤を収容する現像剤収容部内の現像剤を上記現像剤担持体に対向する領域に搬送し、上記現像剤担持体の表面に現像剤を供給し、上記現像剤担持体へ現像剤補給後の現像剤回収部材で、現像剤担持体上の現像剤を回収することを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至12いずれかの現像装置において、
上記潜像担持体と対向する側に開口部を有し、該開口部に上記現像剤担持体を配置した現像ケーシングと、
上記現像剤担持体と当接し、上記開口部からトナーが飛散するのを防止するシール部材とを備え、
上記シール部材の先端部を上記現像剤担持体に当接させたことを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至14いずれかの現像装置において、
上記現像剤の加速凝集度が40[%]以下であることを特徴とする現像装置。 - 少なくとも潜像担持体と、
該潜像担持体表面を帯電させるための帯電手段と、
該潜像担持体上に静電潜像を形成するための潜像形成手段と、
該静電潜像を現像してトナー像化するための現像手段とを有する画像形成装置において、
該現像手段として、請求項1乃至15いずれかの現像装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項16の画像形成装置において、
上記潜像担持体、上記帯電手段及び上記潜像担持体の表面の付着物を除去する潜像担持体クリーニング手段のうちの少なくとも一つと、上記現像装置とを1つのユニットとして共通の保持体に保持させて装置本体に対して着脱可能にしたプロセスカートリッジを有することを特徴とする画像形成装置。
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