JP3052567B2 - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP3052567B2
JP3052567B2 JP11446392A JP11446392A JP3052567B2 JP 3052567 B2 JP3052567 B2 JP 3052567B2 JP 11446392 A JP11446392 A JP 11446392A JP 11446392 A JP11446392 A JP 11446392A JP 3052567 B2 JP3052567 B2 JP 3052567B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナーを用いて画像を
形成する現像装置に関し、さらに詳しくは、トナー担持
体上に均一なトナー薄層を形成して現像を行う現像装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の現像装置は、特開昭61−289
78に開示されるように、供給部材(前出特許公報で
は、均一化ロール部材と称されている)は、印字頻度の
高い中央部において最大径を有し、両端部で最小外径を
とるように曲面形状に形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では、曲面形状を加工するのに高価な研削装置が必要
で、研削に要する工数が多く、寸法検査が困難であっ
た。また、中央部の外径が大きいクラウン形状のため、
供給部材上のトナーは端部へ向かって逃げ易く、端部に
おいてトナーの凝集塊を発生し、この凝集塊が規制部材
とトナー担持体の間に挟まり、筋状にトナーの付着して
いない部分をトナー担持体上に発生し、印字部に縦筋状
の白ヌケを発生していた。
【0004】本発明はかかる従来の問題点を解決するも
ので、その目的とするところは、簡単な構造の供給部材
を用いて、トナー担持体へのトナー供給を安定して行う
ことができる現像装置を提供することにある。更に他の
目的は、安価な供給部材を用いて、小型、低価格な現像
装置を提供することにある。更に他の目的は、供給部材
の端部におけるトナーのシール性を向上し、現像装置外
へのトナーの漏れの少ない現像装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の現像装置は、弾
性体からなるトナー担持体、トナー担持体にトナーを供
給する供給部材、トナー担持体上に薄層のトナー層を形
成する規制部材、とを少なくとも有する現像装置におい
て、供給部材が、硬度60度(JIS A)以下の円筒
状の弾性体で少なくとも内部を形成され、供給部材の現
像領域に対応する中央部の外径が略同一で、かつ、供給
部材の両端部の外径が中央部より大きいことを特徴とす
る。
【0006】また、本発明の現像装置は、供給部材が、
ゴムまたはエラストマーまたはスポンジで形成されるこ
とを特徴とする。
【0007】さらに、本発明の現像装置は、供給部材
が、導電性であることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明の上記の構成によれば、弾性体のトナー
担持体を用いて圧接現像を行い、高解像の画像を形成す
ることができる。また、硬度60度(JIS A)以下
の柔軟な弾性体で供給部材を形成することにより、印字
領域に対応する現像領域では、トナー担持体と供給部材
との安定な接触状態を維持し、相互の接触抵抗が小さ
く、トルク変動が少なく、振動の発生が少ないトナー供
給状態を維持することができる。従って、トナー担持体
でトナーを搬送する現像領域では、トナーの供給遅れ
や、トナーの供給量変動が少なく、高解像で濃度むらの
ない画像を形成することができる。さらに、供給部材の
端部におけるトナーの流出を防止する端部シール部材と
供給部材とを十分に密着させて、供給部材の端部からの
トナーの流出を防止して、画像形成装置内へのトナー飛
散を防止すると共に、非画像部へのトナー付着を防止す
ることができる。さらにまた、供給部材に導電性を付与
することにより、トナーと供給部材との摩擦帯電により
トナーを帯電させて、トナーの帯電極性を安定化させる
と共に帯電量を向上し、トナー担持体へトナーを静電気
的に吸引させて供給部材から規制部材へ安定にトナー搬
送を行うことができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の具体的態様における現像装置
を用いた画像形成装置の断面概観図であって、潜像担持
体1は、導電性の支持部2の上に有機または無機の光導
電性材料からなる感光層3を形成したものである。この
感光層3に対してコロナ帯電器や帯電ローラー等の帯電
器4(図1では帯電ローラー)を用いて帯電を行った後
に、レーザーやLED等の光源5から出た光を結像光学
系6を通して感光層3に画像に応じて選択的に光照射し
て電位コントラストを得て所望の静電潜像パターンを形
成する。一方、現像装置11は像形成体であるトナー7
を搬送し現像するものであって、トナー7を搬送するト
ナー担持体12は、金属や樹脂で形成されるシャフト1
3の外周に数十〜数百μm程度の発泡セルを有する発泡
部材14を形成し、さらにその外周に数十〜数百μm程
度の膜厚を有する可撓性層15を形成したものである。
トナー担持体12に対して、非磁性または磁性の金属や
樹脂で形成されるブレード状または円筒状等の形状の規
制部材16をバネやゴム等の弾性体を用いた加圧手段1
7により押圧して、規制部材16の押圧力によるトナー
担持体12の変形部でトナー7を所定の極性に帯電させ
ると共にトナー層を1〜2層程度に薄層化し、トナー担
持体12上にトナー7を直接保持し、トナー担持体12
を回転させて薄層化した状態でトナー7を搬送するもの
である。また、供給部材18は、トナー担持体12上の
トナー層を剥離または均一化し、トナー担持体12へト
ナー7を供給するものであって、金属や樹脂で形成され
るシャフト19の外周に数十〜数百μm程度の発泡セル
を有する発泡部材20を形成したものである。供給部材
18は、トナー担持体12及び供給部材18の変形によ
りトナー担持体12に対して数百μm程度の接触深さを
持つように配置され、トナー担持体12と回転方向が同
一(供給部材18とトナー担持体12の接触部では反対
方向に移動)になるように回転駆動する。このような配
置及び駆動を供給部材18に対して行うことにより、現
像後に生じるトナー7の消費の如何によるトナー担持体
12上のトナー層の凹凸を機械的に除去し、この除去さ
れたトナーやトナー貯蔵容器から送られてくるトナーを
新たにトナー担持体12に供給することができる。現像
後のトナーの落下を防止し、現像装置内部からのトナー
の流出を防止するため、現像装置11には樹脂等のフィ
ルムを用いたシール部材21が配設される。トナー担持
体12は潜像担持体1に所定の圧力で圧接されており、
この圧接部もしくは圧接部近傍において、潜像担持体1
の電位コントラスト及び潜像担持体1とトナー担持体1
2との間(または潜像担持体1と規制部材16との間)
に印加される現像バイアス印加手段8により現像電界が
形成され、現像電界に応じて帯電したトナー7が現像さ
れる。このようにして、潜像担持体1の静電潜像パター
ンを帯電したトナー7により顕像化する。さらに、コロ
ナ転写器や転写ローラー等の転写器9(図1では転写ロ
ーラー)を用いて記録紙10上にトナー7による像を転
写し、熱や圧力を用いてトナー7を記録紙10に定着し
所望の画像を記録紙10上に得ることができる。
【0010】尚、図1において、潜像担持体1の感光層
3は、有機または無機の感光性材料が使用可能である。
また、トナー7は、磁性トナーでも非磁性トナーでも良
く、レジン系、ワックス系の何れのトナーも使用可能で
あり、現像剤の構成は一成分に限定されないが、一成分
系トナーを用いる場合は、体積平均粒子径が3〜15μ
mの範囲が好ましい。さらに、図中の矢印は、各部材の
回転方向を示すが、潜像担持体とトナー担持体との周速
比は、1:1から1:5の範囲が好ましく、トナー担持
体と供給部材との周速比は、1:0.3から1:2の範
囲が好ましいが、本発明はこれらの図及び数値に限定さ
れるものではない。さらにまた、本発明の現像装置は、
圧接現像に用いるのが好ましいが、接触現像や非接触現
像でトナーの薄層形成を必要とする現像装置に用いても
良い。
【0011】図1において、規制部材16は、鉄鋼、ス
テンレス、黄銅、アルミ等の金属、或いは、シリコン、
ウレタン等の樹脂、或いはこれらの樹脂にカーボンブラ
ック等の導電性微粉末を分散した導電性樹脂等を用いる
と、トナーの帯電及び薄層化を行うことができる。ま
た、規制部材16は、ステンレス、リン青銅等の薄肉金
属板バネを用いたものや、ウレタン樹脂、フッ素樹脂等
の板状薄肉樹脂板バネを用いたものでも、トナーの帯電
及び薄層化を行うことができる。
【0012】また、図1において、トナー担持体は、金
属や樹脂で形成されるシャフト13の外周に数十〜数百
μm程度の発泡セルを有する発泡部材14を形成し、さ
らにその外周に数十〜数百μm程度の膜厚を有する可撓
性層15を端部を残して形成したものである。可撓性層
15は、単層でも多層でも良く、導電性の可撓性層を用
いると現像電極効果により高解像な印字が可能であり、
強磁性の可撓性層を用いると磁性トナーの磁気力による
搬送が可能であり、耐摩耗性の可撓性層を用いると表面
を保護して耐久性を向上することが可能であり、帯電性
の可撓性層を用いるとトナーを急速に所定の帯電量に帯
電させてトナーの帯電性を向上させることが可能であ
る。尚、可撓性層15のないトナー担持体12として、
スポンジ単体で構成したものや導電性ソリッドゴムで構
成したものも使用可能である。
【0013】図2は本発明の具体的態様における現像装
置に用いる供給部材の断面概観図であって、供給部材1
8は、金属や樹脂で形成されるシャフト19の外周に数
十〜数百μm程度の発泡セルを有する発泡部材20を形
成したものであり、印字領域に対応する現像領域では、
トナー担持体にトナーを供給する中央部が略同一の外径
で形成され、両端部が中央部の外径より100〜100
0μm程度大きくなるように形成される。従って、供給
部材の軸方向両端部において、端部トナーシール部材
(図示せず)との密着性を十分に確保して、軸端へのト
ナーの漏れを防止することができる。但し、現像領域に
ついて、例えば、A4サイズ(紙送り方向は縦方向とす
る)では、印字領域幅が210mmであるから、トナー
担持体のトナー搬送領域幅(現像領域幅)は約212m
mで、これに対応して供給部材18のトナー供給幅は2
12mm、供給部材18の両端部の外径の大きい部分の
幅がそれぞれ5mm程度で良く、この部分は滑らかな曲
線を描いて端部に向かって外径を増大するように構成す
るのが望ましい。
【0014】尚、図2において、供給部材18はスポン
ジの例を示したが、供給部材18に用いる弾性材料とし
ては、ポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、
ポリエチレンフォーム、エラストマーフォーム、ゴムフ
ォーム等の軟質フォーム材料や、天然ゴム、シリコンゴ
ム、ウレタンゴム、ブタジエンゴム、クロロプレンゴ
ム、ネオプレンゴム、NBR等のゴム材料や、スチロー
ル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエチ
レン樹脂、メタクリル樹脂等を含むエラストマー材料を
用いることができる。但し、発泡部材については、単
泡、連泡の何れも使用することができる。また、両端部
の大きいこのような供給部材を形成するには、シャフト
との一体発泡成形やシャフトへの円筒状弾性部材の接着
やローラーの研削加工等を用いることが望ましいが、発
泡部材の密度分布によっては、外径を直線状に研削加工
するだけでも発泡部材の逃げにより両端部の外径のみを
大きくすることができる。
【0015】本発明の現像装置に用いる供給部材の電気
抵抗について次に述べる。本発明の現像装置では、トナ
ー担持体上の不要な電荷を除去したり、トナーを帯電さ
せたり、供給部材に不要な電荷を蓄積させないため、供
給部材は導電性を有することが望ましい。これらを達成
するためには、109 Ω以下の抵抗を有する供給部材が
望ましい。供給部材の抵抗測定法は、供給部材の両端の
シャフトにそれぞれ500gfの荷重をかけて、供給部
材を導電板に押圧した状態で、供給部材のシャフトと導
電板との間に抵抗計を接続し抵抗を測定するものであ
る。このような測定法によれば、供給部材とトナー担持
体とのニップでの抵抗を推定することができる。従っ
て、トナー担持体が高抵抗で除電を必要とする場合を考
慮すると、109 Ω以下の抵抗を有するトナー担持体が
望ましい。但し、これ以上の抵抗を有する高抵抗または
絶縁性の供給部材においても、初期的にはトナーの供給
は安定して行われるが、印字を重ねる毎に、トナー供給
量の変動が大きくなり、印字画像に濃度むらを生じるの
で好ましくない。
【0016】以下、更に詳細な実施例を示す。
【0017】〔実施例1〕下記の〜に示すようなト
ナー担持体と供給部材と規制部材とを用いて図1に示さ
れるような現像装置及び画像形成装置を構成し、体積平
均粒子径が9μmの一成分非磁性トナーを用いて画像形
成を行った。
【0018】トナー担持体 発泡セル径が平均で約20μmの単泡の導電化したポリ
ウレタンフォームをステンレス製のシャフトの周りに形
成し、この外周に熱収縮性を有する導電性ウレタンチュ
ーブを用いた肉厚約100μmの可撓性層を熱及び接着
剤により被覆し、ゴム硬度(JIS A)が35度、外
径20mm、フォーム肉厚が6mm、抵抗が106 Ωと
したトナー担持体を用いた。
【0019】供給部材 発泡セル径が平均で約200μmの連泡で導電性ののポ
リウレタンフォームをステンレス製のシャフトの周りに
形成し、ゴム硬度(JIS A)が30度、抵抗が10
6 Ω、中心部外径12.5mm、両端部外径12.8m
m、中心部フォーム肉厚が3.25mmとした供給部材
を用い、トナー担持体と供給部材との間の中心間距離を
16mmにしてトナー担持体に圧接した。
【0020】規制部材 ステンレス製の肉厚3mmの板材の先端に面取りを施
し、先端部をトナー担持体に5gf/mmで圧接した。
【0021】このような構成の現像装置を用いて、30
0DPIのグレースケール画像及びライン画像及びソリ
ッド画像及び文字画像を含む印字パターンを5000枚
にわたり連続形成したところ、300DPIのドット画
像及びライン画像が画像太りすることなく安定して形成
され、面積階調性に優れた高解像な画像を形成すること
ができた。また、地カブリの無い鮮明な文字画像を形成
し、OD値1.4以上で濃度むらが無く高濃度なソリッ
ド画像を安定して形成することができた。さらに、供給
部材等の駆動トルクは幾分増加したが、回転速度変動は
観測されず、画像のジッタ及び地カブリの少ない画像を
連続形成できた。さらにまた、供給部材の端部からのト
ナーの漏れは観測されず、非画像部へのトナーの付着は
観測されなかった。
【0022】〔実施例2〕下記の〜に示すようなト
ナー担持体と供給部材と規制部材とを用いて図1に示さ
れるような現像装置及び画像形成装置を構成し、体積平
均粒子径が9μmの一成分磁性トナーを用いて画像形成
を行った。
【0023】トナー担持体 表面にソリッド表層部を有し、発泡セル径が中心部で約
200μmの連泡の導電化したシリコンゴムフォームを
ステンレス製のシャフトの周りに形成し、ソリッド表層
部の外周に導電性粉末としてのカーボンブラック及び磁
性粉末としてのバリウムフェライトを分散した磁性塗料
を肉厚約40μmで塗布し、40μmの磁化反転ピッチ
で微小ピッチ着磁し、ゴム硬度(JIS A)が35
度、外径20mm、フォーム肉厚が5.5mm、抵抗が
103 Ωとしたトナー担持体を用いた。
【0024】供給部材 発泡セル径が平均で約200μmの連泡のポリウレタン
フォームをステンレス製のシャフトの周りに形成し、ゴ
ム硬度(JIS A)が30度、抵抗が10Ω、中心
部外径12.2mm、両端部外径12.4mm、中心部
フォーム肉厚が3.1mmとした供給部材を用い、トナ
ー担持体と供給部材との間の中心間距離を16mmにし
てトナー担持体に圧接した。
【0025】規制部材 ポリウレタン樹脂を射出成形して、先端に曲面を有する
肉厚4mmの板状に成形した規制部材を用い、先端部を
トナー担持体に5gf/mmで圧接した。
【0026】このような構成の現像装置を用いて、30
0DPIのグレースケール画像及びライン画像及びソリ
ッド画像及び文字画像を含む印字パターンを5000枚
にわたり連続形成したところ、300DPIのドット画
像及びライン画像が画像太りすることなく安定して形成
され、面積階調性に優れた高解像な画像を形成すること
ができた。また、地カブリの無い鮮明な文字画像を形成
し、OD値1.4以上で濃度むらが無く高濃度なソリッ
ド画像を安定して形成することができた。さらに、供給
部材等の駆動トルクは幾分増加したが、回転速度変動は
観測されず、画像のジッタ及び地カブリの少ない画像を
連続形成できた。さらにまた、供給部材の端部からのト
ナーの漏れは観測されず、非画像部へのトナーの付着は
観測されなかった。さらにまた、供給部材をトナー担持
体に対して小さい周速比で回転させても、十分なトナー
供給を継続することができた。
【0027】〔実施例3〕下記の〜に示すようなト
ナー担持体と供給部材と規制部材とを用いて図1に示さ
れるような現像装置及び画像形成装置を構成し、体積平
均粒子径が9μmの一成分非磁性トナーを用いて画像形
成を行った。
【0028】トナー担持体 導電化したウレタンゴムをステンレス製のシャフトの周
りに一体成形し、両端部のみ残して中央部を約10μm
の深さで研磨加工し、研磨加工した部分の外周にこの外
周に金属微粉末を主成分とする導電性ウレタン塗料を肉
厚約10μmでディップ塗工して、表面粗さがRzで5
μm、ゴム硬度(JIS A)が50度、外径20m
m、ゴム肉厚が6mm、図4の抵抗測定法による抵抗が
10 Ωとしたトナー担持体を用いた。
【0029】供給部材 発泡セル径が平均で約200μmの連泡のポリウレタン
フォームをステンレス製のシャフトの周りに形成し、ゴ
ム硬度(JIS A)が30度、抵抗が106Ω、中心
部外径12.5mm、両端部外径13mm、中心部フォ
ーム肉厚が3.25mmとした供給部材を用い、トナー
担持体と供給部材との間の中心間距離を16mmにして
トナー担持体に圧接した。
【0030】規制部材 ステンレス製の肉厚0.1mmの板バネ材の先端をL字
状に曲げを施し、先端部近傍をトナー担持体に5gf/
mmで圧接した。
【0031】このような構成の現像装置を用いて、30
0DPIのグレースケール画像及びライン画像及びソリ
ッド画像及び文字画像を含む印字パターンを5000枚
にわたり連続形成したところ、300DPIのドット画
像及びライン画像が画像太りすることなく安定して形成
され、面積階調性に優れた高解像な画像を形成すること
ができた。また、地カブリの無い鮮明な文字画像を形成
し、OD値1.4以上で濃度むらが無く高濃度なソリッ
ド画像を安定して形成することができた。さらに、トナ
ー担持体等の駆動トルクは幾分増加したが、回転速度変
動は観測されず、画像のジッタ及び地カブリの少ない画
像を連続形成できた。さらにまた、トナー担持体の端部
からのトナーの漏れは観測されず、非画像部へのトナー
の付着は観測されなかった。
【0032】〔実施例4〕下記の〜に示すようなト
ナー担持体と供給部材と規制部材とを用いて図1に示さ
れるような現像装置及び画像形成装置を構成し、体積平
均粒子径が9μmの一成分非磁性トナーを用いて画像形
成を行った。
【0033】トナー担持体 発泡セル径が平均で約20μmの単泡の導電化したポリ
ウレタンフォームをステンレス製のシャフトの周りに形
成し、ゴム硬度(JIS A)が30度、外径20m
m、フォーム肉厚が6mm、抵抗が106 Ωとしたトナ
ー担持体を用いた。
【0034】供給部材 導電化したウレタンゴムをステンレス製のシャフトの周
りに一体成形し、表面粗さがRzで15μm、ゴム硬度
(JIS A)が50度、中心部外径12.4mm、ゴ
ム肉厚が6mm、図4の抵抗測定法による抵抗が107
Ωとしたト発泡セル径が平均で約200μmの連泡で導
電性ののポリウレタンフォームをステンレス製のシャフ
トの周りに形成し、ゴム硬度(JIS A)が30度、
抵抗が106 Ω、中心部外径12.5mm、両端部外径
12.8mm、中心部肉厚が3.25mmとした供給部
材を用い、トナー担持体と供給部材との間の中心間距離
を16mmにしてトナー担持体に圧接した。
【0035】規制部材 ステンレス製の肉厚3mmの板材の先端に面取りを施
し、先端部をトナー担持体に5gf/mmで圧接した。
【0036】このような構成の現像装置を用いて、30
0DPIのグレースケール画像及びライン画像及びソリ
ッド画像及び文字画像を含む印字パターンを5000枚
にわたり連続形成したところ、300DPIのドット画
像及びライン画像が画像太りすることなく安定して形成
され、面積階調性に優れた高解像な画像を形成すること
ができた。また、地カブリの無い鮮明な文字画像を形成
し、OD値1.4以上で濃度むらが無く高濃度なソリッ
ド画像を安定して形成することができた。さらに、供給
部材等の駆動トルクは幾分増加したが、回転速度変動は
観測されず、画像のジッタ及び地カブリの少ない画像を
連続形成できた。さらにまた、供給部材の端部からのト
ナーの漏れは観測されず、非画像部へのトナーの付着は
観測されなかった。
【0037】〔比較例1〕実施例1に対して、トナー担
持体を下記のに示すような構成に変更して、下記〜
のトナー担持体と供給部材と規制部材とを用いて図1
に示されるような現像装置及び画像形成装置を構成し、
体積平均粒子径が9μmの一成分非磁性トナーを用いて
画像形成を行った。
【0038】トナー担持体 発泡セル径が平均で約20μmの単泡の導電化したポリ
ウレタンフォームをステンレス製のシャフトの周りに形
成し、この外周に熱収縮性を有する導電性ウレタンチュ
ーブを用いた肉厚約100μmの可撓性層を熱及び接着
剤により被覆し、ゴム硬度(JIS A)が35度、外
径20mm、フォーム肉厚が6mm、抵抗が106 Ωと
したトナー担持体を用いた。
【0039】供給部材 発泡セル径が平均で約200μmの連泡で導電性ののポ
リウレタンフォームをステンレス製のシャフトの周りに
形成し、ゴム硬度(JIS A)が30度、抵抗が10
6 Ω、中心部外径13mm、両端部外径12mm、中心
部フォーム肉厚が3.5mmとした曲面状の外形を有す
る供給部材を用い、トナー担持体と供給部材との間の中
心間距離を16mmにしてトナー担持体に圧接した。
【0040】規制部材 ステンレス製の肉厚3mmの板材の先端に面取りを施
し、先端部をトナー担持体に5gf/mmで圧接した。
【0041】このような構成の現像装置を用いて、30
0DPIのグレースケール画像及びライン画像及びソリ
ッド画像及び文字画像を含む印字パターンを5000枚
にわたり連続形成したが、1000枚を越えた頃から、
トナー担持体等の駆動トルクが徐々に増加し、印字画像
に時々白筋を生じるようになった。印字枚数が5000
枚になると、トナー担持体の端部からのトナーの漏れに
よる非画像部へのトナーの付着が発生した。更に印字を
重ねたところ、現像装置からトナーがこぼれてきた。
【0042】以上、実施例を述べたが、本発明は以上の
実施例のみならず、広く電子写真等の現像装置に応用す
ることができ、特にプリンターや複写機やファクシミリ
やディスプレーに応用すれば有効である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、柔軟
な弾性体を用いてソフトな圧接現像を安定して行うこと
ができ、高解像で濃度変動の少ない画像を形成できる。
また、供給部材の駆動トルクを増加させることなく、ト
ナー担持体の端部におけるトナーのシール性を向上し、
非画像部へのトナーの付着の少ない現像装置を提供する
ことができるる。さらに、単純形状のローラーと板状部
材で現像装置主要部品が構成され、小型で安価で耐久性
に優れた現像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体的態様における現像装置を用い
た画像形成装置の断面概観図である。
【図2】 本発明の他の具体的態様における現像装置に
用いる供給部材の断面概観図断面概観図である。
【符号の説明】
1 潜像担持体 7 トナー 11 現像装置 12 トナー担持体 16 規制部材 18 供給部材 20 発泡部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体からなるトナー担持体、前記トナ
    ー担持体にトナーを供給する供給部材、前記トナー担持
    体上に薄層のトナー層を形成する規制部材、とを少なく
    とも有する現像装置において、前記供給部材が、硬度6
    0度(JISA)以下の円筒状の弾性体で少なくとも内
    部を形成され、前記供給部材の現像領域に対応する中央
    部の外径が略同一で、かつ、前記供給部材の両端部の外
    径が中央部より大きいことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記供給部材が、ゴムまたはエラストマ
    ーまたはスポンジで形成されることを特徴とする請求項
    1記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記供給部材が、導電性であることを特
    徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記供給部材の両端部の外径が中央部の
    外径より100〜1000μm大きいことを特徴とする
    請求項1記載の現像装置。
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