JPH06102754A - 画像形成装置及び現像剤規制部材 - Google Patents

画像形成装置及び現像剤規制部材

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JPH06102754A
JPH06102754A JP4274854A JP27485492A JPH06102754A JP H06102754 A JPH06102754 A JP H06102754A JP 4274854 A JP4274854 A JP 4274854A JP 27485492 A JP27485492 A JP 27485492A JP H06102754 A JPH06102754 A JP H06102754A
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Koji Miura
幸次 三浦
Kazuo Shishido
一男 宍戸
Hiroo Kobayashi
尋夫 小林
Minoru Sato
実 佐藤
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明 日下田
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新一 佐々木
Hiroyuki Adachi
裕行 足立
Mutsumi Baba
睦美 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的の一つは、高温高湿の環境下に
おいても現像スリーブとフランジを確実に結合すること
ができ、かつ、低コストで管理及び生産の容易な結合方
法を用い、現像スリーブとフランジの中心のズレによる
濃度ムラを発生することのない画像形成装置を提供する
ことにある。 【構成】 フランジ12bを現像スリーブ12aと圧入
により嵌合するように該フランジ12bに嵌合部を形成
し、フランジ12bの嵌合部の外径を上記現像剤担持体
12aの内径よりも大径に設定する。また、該嵌合部の
先端部には案内部を設け、該案内部の外径を現像スリー
ブ12aの内径よりも小径に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機やレー
ザビームプリンタ等の画像形成装置及び該装置に用いら
れる現像剤規制部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の現像装置には、現像スリーブとマ
グネットローラからなる現像ローラが備えられており、
該現像ローラ周りの構成は図6のようになっている。図
中1は感光ドラム、1bは感光ドラムギヤ、12aは現
像スリーブ、12bは現像ローラフランジ、14はマグ
ネットローラ、15はホルダー、16は現像ローラ軸
受、17は現像ローラギヤ、18はスペーサコロであ
る。
【0003】図6に示すように、上記現像スリーブ12
aは内部にマグネットローラ14を備え、現像ローラ軸
受16により両端で支持されており、該現像ローラ軸受
16は位置決めピンと穴(いずれも図示せず)によりホ
ルダー15に位置決め固定されている。また、上記マグ
ネットローラ14もホルダー15に嵌合保持されてい
る。そして、感光ドラム1は、スリーブ1aとギヤ1b
が接着剤により結合されており、バネ8によりスペーサ
コロ18を介して上記現像ローラと加圧接触している。
該スペーサコロ18は現像ローラと感光ドラム1の距離
を一定に保つものである。このように構成された感光ド
ラム1は、ギヤ1bにより画像形成装置本体より回転駆
動力を受け、さらにその駆動力を現像ローラギヤ17に
伝達することにより現像ローラを矢印方向に回転駆動せ
しめる。
【0004】以上のような現像装置において、上記現像
スリーブ12aの端部には図7に示すようにフランジ1
2bが隙間のある嵌合で挿入されており、接着剤9によ
り結合されている。具体的接着方法としては、現像スリ
ーブ12aの端部のフランジ12bの挿入される部分の
内周全周に接着剤9を厚さ均一に塗布し、フランジ12
bを嵌合させた後、接着剤が完全に硬化するまで温度、
湿度を一定に保った環境に保存し、完全硬化させてい
た。接着剤9としては、瞬間接着剤あるいは、接着プラ
イマーと嫌気性接着剤等が主に用いられており、その用
途、目的、必要強度等により適宜使い分けられている。
【0005】次に、図16及び図17を用いて別の画像
形成装置について説明する。図16及び図17において
画像形成装置102には像担持体たる感光ドラム104
と、その周辺に配設された帯電器105、現像装置10
6及びクリーナ107等の公知のプロセス機器が内蔵さ
れている。また、装置本体102上部にはレーザ光を照
射及び走査するスキャナユニット108及びミラー10
9が配置されており、帯電器105によって一様に帯電
された感光ドラム104上に所定の画像情報に対応した
潜像が形成され、該潜像が現像装置106によって現像
されてトナー像となる。また、装置本体の102の下方
には、多数のシート材Sを収納する給紙カセット110
が配置されており、該給紙カセット110に臨んで給紙
ローラ111が配置されていて、給紙カセット110に
収容されたシート材Sは、給紙ローラ111によって一
枚ごとにレジストローラ112に送られ、該レジストロ
ーラ112によってタイミングを合わされて感光ドラム
104と転写帯電器113との間に送られ、該位置にて
感光ドラム104上のトナー像が転写される。そして、
トナー像を転写されたシート材Sは搬送ベルトユニット
114により定着装置115に送られ、そのトナー像を
定着されて装置本体102の外へ排出される。
【0006】この画像形成装置にはシート材Sを排出す
る二つの方式があって、シート材Sをフェースアップす
なわち画像面を上側にして排出する場合は、フェースア
ップ用排出ローラ116からフェースアップ用排出トレ
イ117に排出し、シート材Sをフェースダウンすなわ
ち画像面を下側にしてページ順に排出する場合は、シー
ト材Sを上記フェースアップ用排出ローラ116から更
にフラッパ等のシート搬送方向切り換え機構及びシート
材案内部材等を介して上方に案内することで表裏反転さ
せ、フェースダウン用排出ローラ118からフェースダ
ウン用排出トレイ119に排出するようになっている。
【0007】図17に示す如く、感光ドラム104と現
像剤担持体たる現像スリーブ121とは一定の間隔nを
有して近接されている。つまり、現像スリーブ121の
軸方向両端部に該現像スリーブ121と同心状に円筒状
スペーサ部材120が取り付けられ、感光ドラム104
の外表面にスペーサ部材120を介して現像スリーブ1
21が押し付けられる。その押圧はバネ部材(図示せ
ず)によって行っている。
【0008】次に、現像剤規制部材を有する別の従来例
について説明する。従来の電子写真装置の現像装置に
は、現像剤担持体上に現像剤を薄層にコーティングする
現像剤規制部材が備えられている。例えば、非当接で磁
力により規制するもので、当接部材に金属を用いたもの
(特開昭54−51848)や、ゴムを用いたもの(特
開昭60−229066)、さらには金属とゴムを結合
して成るもの(特開平2−39175)が知られてい
る。
【0009】次に、図31及び図32を用いて別の従来
例装置について説明する。静電複写機等の一般的な画像
形成装置では図31に示す如く、矢印a方向に回転する
像担持体301が帯電装置304により均一に帯電され
た後、露光されることにより潜像を形成し、現像装置3
08中の現像剤担持体である現像スリーブ302から現
像剤が供給されることによって現像が行われ、転写並び
に定着の各工程を経て画像が形成される。像担持体30
1はその後クリーニング装置307中のクリーニングブ
レード305により転写残トナーが掻き落とされ、繰り
返し使用される。
【0010】図32は例えば磁性トナーを用いる場合の
現像スリーブ端部にある現像バイアス給電部材近傍を示
す。導電性の円筒形現像スリーブ302はその内部に固
定されたマグネットローラ311の磁気力によりトナー
を磁力吸着して回転し、図31に示すトナー規制部材3
03により適当な厚さを有するトナー層を形成する。
【0011】マグネットローラ311は角柱形状のシャ
フト312の外周に複数の磁極をもち、マグネット固定
部材317の角柱形状の凹部316にシャフト312が
挿入されることによって、現像スリーブと同心状に非接
触状態で固定されている。
【0012】また、現像スリーブ302の内側には現像
スリーブに現像バイアスを印加するためのスリーブ給電
部材313が接触し、固定されていおり、現像スリーブ
の回転と共に回転している。スリーブ給電部材313は
現像スリーブ端部に向かって板状の突起部(斜線部)を
もち、回転しながら、マグネット固定部材317の端面
に設置された現像バイアス給電板315(斜線部)と摺
擦することで高圧電源(図示せず)から現像バイアスが
現像スリーブ302へ印加される。
【0013】一方、現像スリーブ302と像担持体30
1は現像スリーブ302の外周両端部にキャップ状で一
定の厚みtを持つ絶縁性の円筒突き当て部材314を嵌
め込み、絶縁性円筒突き当て部材314と像担持体30
1の両端部が接触して回転することで画像形成部に一定
の間隙tを保持している。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例によれば、以下のような問題点があった。先ず図
7に示す従来例によれば、下記に示す問題点があった。
【0015】(1)高温高湿下の環境(例えば、温度:
32.5℃、相対湿度:85%)で接着を行い、同環境
において完全硬化させた場合、硬化の途中で空気中に含
有する水分が接着面に対して悪影響を及ぼし、接着力の
低下により現像スリーブとフランジが外れたり、空回り
することがあり、結合の品質が不安定であった。
【0016】(2)接着剤の種類によっては、接着剤が
完全に硬化するまでに非常に長い硬化時間を必要とする
ものもあり、その間の保管スペースを確保したり、保管
環境温度や湿度を一定に保つための設備が必要であり、
コスト、管理、生産性の視点からも不具合な点が多かっ
た。
【0017】(3)上述のように、現像スリーブ12a
と現像ローラフランジ12bは隙間を有して嵌合してお
り、該隙間が図6のように片側に寄せられた場合には、
現像スリーブ12aとフランジ12bの中心のズレ量は
図7に符号Aで示した寸法となる。この状態で、感光ド
ラム1に回転駆動が与えられると、感光ドラムギヤ1b
により、現像ローラギヤ17を介して現像ローラが回転
駆動するため、フランジ12bの外径は、現像スリーブ
12aの外径を基準とした場合、A寸法の二倍の振動で
振れることになる。したがって、感光ドラム1の表面を
基準とすると、一回転当たりマグネットローラ14がA
寸法の二倍移動することになる。この結果、感光ドラム
側から見ると、マグネットローラの磁力は、強くなった
り、弱くなったりするため、画像上では現像ローラの回
転周期で濃度ムラが発生するという問題があった。
【0018】また、図16及び図17に示す従来例によ
れば、画像形成装置からは様々な情報をプリントアウト
するため、ベタ黒やハーフトーンなどの特殊な画像情報
の出力も要求されている。しかし、従来の感光ドラム1
04と現像スリーブの間の距離(SDギャップ)はある
一定値nに固定されているため、その要求に答えられな
い場合があった。
【0019】また、現像剤規制部材を備えた従来例にお
いては、特に金属とゴムとを接合してなる規制部材にお
いて、金属部の厚みが厚いと弾性力が高くコーティング
がより薄層化して現像濃度が得られず、現像剤に圧また
はシェアが強固にかかるため現像剤の劣化や像担持体の
損傷または摩耗が生じる。特にアルミニウムを用いブラ
スト処理等で凹凸を付与せしめるタイプの現像剤担持体
では、この凹凸の摩耗により適正のコート量が得られ
ず、画像濃度が低下したり、現像剤がチャージアップ
し、コートムラが生じたりする。また、表面に樹脂等の
コート層を付与せしめたタイプの現像剤担持体において
も、このコート層の摩耗や損傷により適正のコート厚み
及び粗さが損なわれ、画像濃度の低下や現像剤の劣化を
招く場合があった。
【0020】また、規制部材の現像剤担持体への当接圧
力が現像剤のコート量及び帯電電荷量を支配しており、
当接圧のコントロールが画像濃度及び耐久性のコントロ
ールともなる。この圧力は、通常、金属の固定支持部か
ら非支持部の長さ(自由長)とその自由長の変位(即
ち、固定部先端から現像剤担持体当接部までの距離と撓
み量)で決定される。
【0021】しかし、近年の装置の小型化に伴い、上記
自由長も制限され、金属部の厚みは100μm以下と薄
層化の傾向にあり、これにゴム部を接合するとゴム成型
や接合により金属薄板の平面度が維持しずらくなり、現
像剤担持体との当接部で圧接ムラが生じ、これが現像剤
のコーティングムラとなり画像濃度がムラとなる問題が
あった。
【0022】一方、金属板のみのコーティングでは、当
接部が円と平面であるため圧接が線状当接となり、ゴム
の如くニップを形成しないのでコーティングにムラを生
じたり、当接線を維持するために圧力が増大し上述の現
像剤担持体の摩耗あるいは損傷さらに現像剤の劣化及び
破損を招く場合があった。
【0023】また、図32に示す従来例によれば、次の
ような問題点があった。図33は図32の各部材の位置
関係を示す断面図であるが、スリーブ給電部材313の
突起部318と現像バイアス給電板315の接触点dで
は、スリーブ給電部材313が現像スリーブ302と共
に回転するために接触部の摺擦により導電性粉末が発生
する。発生した導電性粉末はスリーブ内側を伝い、現像
スリーブ外周端部に嵌められた絶縁性円筒突き当て部材
314まで移動する。
【0024】絶縁性円筒突き当て部材314に移動した
導電性粉末の量が増加し、現像スリーブ内側から絶縁性
円筒突き当て部材の表面までを覆うようになると、現像
スリーブにバイアスが印加された瞬間に像担持体301
へリークして絶縁性円筒突き当て部材314を焼き焦が
し、その部分の絶縁性を失わせる。その結果、焼き焦げ
た部分が現像スリーブ〜像担持体間に来るたびに現像バ
イアスがリークして画像上に横黒帯を生じるといった問
題があった。
【0025】本発明の第一の目的は、上記問題点を解決
し、高温高湿の環境下においても現像スリーブとフラン
ジを確実に結合することができ、かつ、低コストで管理
及び生産の容易な結合方法を用い、現像スリーブとフラ
ンジの中心のズレによる濃度ムラを発生することのない
画像形成装置を提供することにある。
【0026】本発明の第二の目的は、上記問題点を解決
し、ベタ黒画像やハーフトーンなどの特殊な画像情報の
出力を良好に行うことのできる画像形成装置を提供する
ことにある。
【0027】本発明の第三の目的は、上記問題点を解決
し、コーティングムラあるいは現像剤担持体表面の損傷
または劣化を生ずることのない現像剤規制部材を提供す
ることにある。
【0028】本発明の第四の目的は、上記問題点を解決
し、スリーブ給電部材と現像スリーブとの摺擦で発生す
る導電性粉末により現像バイアスのリークを起こすこと
のない画像形成装置を提供することにある。
【0029】
【課題を解決するための手段】本願第一発明によれば、
上記第一の目的は、中空円筒体と、該中空円筒体の端部
に設けられたフランジとを備えた画像形成装置におい
て、上記フランジには上記中空円筒体と圧入により嵌合
する嵌合部が形成されており、該嵌合部は、外径が上記
中空円筒体の内径よりも大径で、先端部に上記中空円筒
体の内径よりも小径の案内部を有していることにより達
成される。
【0030】また、本願第二発明によれば、上記第二の
目的は、静電潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持
体に対向するように配設された現像剤担持体と、上記潜
像担持体と現像剤担持体を所定間隔に保持する間隙保持
部材とを有する画像形成装置において、上記間隙保持部
材は、上記現像剤担持体の軸方向に移動自在に配設され
ており、半径方向の肉厚が上記軸方向で段階的に変化す
るように形成されていることにより達成される。
【0031】さらに、本願第三発明によれば、上記第三
の目的は、一端を現像容器に取り付けられ、他端の自由
端を現像剤担持体表面に当接させるように配設され、薄
板弾性体上に当接層としてゴム弾性体層を有する現像剤
規制部材において、上記ゴム弾性体層の形成領域は、上
記自由端の先端から上記現像容器に取り付けた端部まで
に及ぶことにより達成される。
【0032】また、本願第四発明によれば、上記第四の
目的は、静電潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持
体に対向して回転自在に配設された現像剤担持体と、該
現像剤担持体の端部に取り付けられ該現像剤担持体と上
記潜像担持体の間隙を所定間隔に保つ絶縁性の間隙保持
部材と、上記現像剤担持体に接触して配設され該現像剤
担持体に現像バイアスを印加せしめる導電性の給電部材
とを備えた画像形成装置において、上記給電部材と現像
担持体との接触部と、上記間隙保持部材との間を遮蔽す
る遮蔽部材を配設したことにより達成される。
【0033】
【作用】本願第一発明によれば、フランジの嵌合部の端
部に形成された案内部の外径は中空円筒体の内径よりも
小径なので、該フランジの中空円筒体への挿入が容易に
行われ、かつ、該フランジは正確に嵌合位置へ案内され
る。そして、該フランジにさらに力が加わり中空円筒体
内への圧入が行われると、該フランジの嵌合部の外径が
中空円筒部の内径よりも大径であるため、堅固な嵌合が
行われる。
【0034】また、本願第二発明においては、潜像担持
体と現像剤担持体の間隙が間隙保持部材によって所定間
隔に保持されるが、該間隙保持部材を現像剤担持体の軸
方向に移動させると、該間隙保持部材の半径方向の肉厚
が上記軸方向で段階的に変化するように形成されている
ため、上記潜像担持体と現像剤担持体との間隙も段階的
に変化する。したがって、画像情報に応じて間隙保持部
材を移動せしめることにより、潜像担持体と現像剤担持
体の間隙が適切な間隔に保たれる。
【0035】さらに、本願第三発明によれば、現像剤規
制部材は、薄板弾性体表面の全体に亘ってゴム弾性体層
が形成された構造となっているので、例えば大版の金属
薄板の全面にゴム層を成型して切り出すことが可能で、
ゴム層の硬化収縮による現像剤規制部材の反りが防止さ
れる。したがって、本発明の現像剤規制部材によれば当
接層にて良好な平面度が得られ、適切な圧力で現像剤担
持体に当接する。
【0036】また、本願第四発明によれば、現像剤担持
体に接触するように配設される導電性の給電部材によっ
て該現像剤担持体と潜像担持体の間に所定の現像バイア
スが印加され、現像剤担持体及び潜像担持体は回転しな
がら現像動作を行う。したがって、上記給電部材は上記
現像剤担持体と摺擦し、接触部にて導電性粉末が発生す
る。しかしながら、該接触部と上記現像剤担持体の端部
に設けられた絶縁性の間隙保持部材との間には遮蔽部材
が設けられており、発生した導電性粉末の該間隙保持部
材への付着を抑える。したがって、間隙保持部材の絶縁
性は保たれ、現像剤担持体に印加された現像バイアスが
間隙保持部材を介して潜像担持体にリークすることがな
い。
【0037】
【実施例】本発明の実施例1ないし実施例12を図面に
基づいて説明する。
【0038】〈実施例1〉先ず、本発明の実施例1を図
1ないし図3に基づいて説明する。図1は、本発明に基
づいて構成された円筒部材からなる感光ドラム及び現像
ローラを備えたプロセスカートリッジ6の断面を示す。
図中の符号1は一定方向に回転する像担持体である感光
ドラムであり、この感光ドラム1の周りには帯電器2、
現像装置3、クリーニング器4といったプロセス機器が
配設されている。そして、これらの機器がカートリッジ
容器6a内に一体的に組み込まれ、プロセスカートリッ
ジ6として画像形成装置の装置本体内に着脱自在に配設
されることにより、例えば、感光ドラム1が寿命に達し
たり、現像装置3内のトナー(現像剤)が使い尽くされ
たりした場合に、このプロセスカートリッジ6全体を交
換することにより、メンテナンスの容易化が図られてい
る。
【0039】現像装置3は感光ドラム1側に向き現像剤
担持体たる現像ローラ12を有する現像部10と、内部
にトナーTを保有し、該トナーTを現像部10の方へ供
給する現像剤収納部11とから構成されているが、この
現像部10と現像剤収納部11間には開口部13aを有
する蓋部材13が挟着保持されている。そして、該蓋部
材13の開口部13aには後述のシール装置20が取り
付けられ、未使用時において現像剤収納部11内のトナ
ーTが現像部10へ移動して、このプロセスカートリッ
ジ6外にトナーTが流出するのが防止されていると共
に、このプロセスカートリッジ6を画像形成装置の装置
本体内に装着して使用する場合は、上記シール装置20
を操作して開口部13aを開けることにり現像剤収納部
11内のトナーを現像部10の方へ供給できるようにな
っている。
【0040】クリーニング器4は感光ドラム1に摺擦
し、該感光ドラム1上の残留トナーを除去するクリーニ
ングブレード4aと、該クリーニングブレード4aによ
り除去された廃トナーを収納する廃トナー収納部4b等
とから構成され、感光ドラム1上の残留トナーをクリー
ニングして、感光ドラム1をつぎの画像形成のために備
えさせるものである。
【0041】なお、5は感光ドラム1保護用のシャッタ
ーであり、プロセスカートリッジ6が画像形成装置の装
置本体内に装着されると、このシャッター5は感光ドラ
ム1の一側方に退避するようになっている。
【0042】以上のような本実施例装置においては、帯
電器2により一様帯電された感光ドラム1に走査光学系
(図示せず)より画像光Lが露光されると、感光ドラム
1上には静電潜像が形成される。該静電潜像は感光ドラ
ム1の回転に伴い現像装置3の方へ向けられ、該現像装
置3の現像ローラ12によってトナーTが供給されてト
ナー像として顕像化される。そして、このトナー像は転
写手段(図示せず)を介して転写材上に転写され、転写
の終了した感光ドラム1はクリーニング器4により残留
トナーがクリーニングされて、次の画像形成のために備
えられる。
【0043】なお、転写材は給紙カセット(図示せず)
内より感光ドラム1の方に送られ、該感光ドラム1から
のトナー像の転写を受けた後、定着装置(図示せず)の
方へ送られ、該定着装置によりそのトナー像の定着がな
される。
【0044】次に、図2を用いて本発明を実施したプロ
セスカートリッジ6についてさらに詳細に説明する。
【0045】感光ドラム1は、パイプ1aとギヤフラン
ジ部1bからなり、この両者は接着により相互に固定さ
れている。そして芯決め軸7により、クリーニング容器
4cに回転自在に支持されている。
【0046】一方、現像装置3は、マグネットローラ1
4を備え、このマグネットローラ14はマグネットホル
ダー15に保持されている。また、現像スリーブ12a
を備えた現像ローラ12は、そのフランジ部12bでロ
ーラ軸受16に回転自在に保持され、このローラ軸受1
6は、位置決めピンと穴(いずれも図示せず)によりマ
グネットホルダー15に固定されている。そして、該マ
グネットホルダー15は現像容器(図示せず)にビス止
め固定されている。また、現像ローラ12の端部には、
感光ドラム1との距離を一定に保つため、ギャップ状の
スペーサコロ18が回転自在に嵌装されている。
【0047】一方、上記のクリーニング容器4cには、
マグネットホルダー15に対して所定の回転中心(図示
せず)を中心に回転可能に支持され、さらにバネ8によ
り一方向に付勢されている。そのため、スペーサコロ1
8が感光ドラム1のパイプ1aの外周面に圧接されるこ
とにより、現像スリーブ12aと感光ドラム1のパイプ
1aとは、常に一定の距離を保つ構成になっている。そ
して、画像形成装置本体の駆動ギヤ(図示せず)によ
り、感光ドラム1のギヤフランジ1bを介して現像ロー
ラギヤ17に回転駆動が伝えられ、感光ドラム1及び現
像ローラ12はそれぞれ矢印方向に回転する。
【0048】ここで、図3を用いて本発明をさらに詳細
に説明する。現像ローラフランジ12bの内径は現像ス
リーブ12aの外径より100μm位大きく、圧入嵌合
されており、現像スリーブ12aとフランジ12bは互
いに元に戻ろうとする弾性力により空回り抜けを防止し
ている。そして、その先端部にはガイド部12cを設け
ている。このガイド部12cの外径は、現像スリーブ1
2aの内径に対し、10μm〜90μmと小径であり、
圧入時にはこの部分12cは現像スリーブ12aの内径
に対しガイドの役目を十分に発揮することになり、現像
ローラフランジ12bが傾いて圧入されることがなくな
った。このことにより現像ローラ12は軸受16で振れ
ることなく回転でき、画像ムラの発生を防ぐことにな
る。
【0049】ここで、現像スリーブ12aはアルミニウ
ムであり、フランジ12bはアルミニウムよりも軟らか
いプラスチックより成っていて、現像スリーブ12aと
フランジ12bの嵌合部は10μm位膨らむ。しかし、
スペーサコロ18の感光ドラムの突当部18aの位置よ
りも上記パイプ12aとフランジ12bの軸方向の嵌合
長さが短く外側にあり、また、パイプ12aの膨らみ量
はスペーサコロ18の感光ドラム突当部18aの厚さ
と、その他の部分の厚さの差よりも小さいため、現像ロ
ーラ12と感光ドラム1の距離は常に一定である。もし
ここで、圧入嵌合部のスペーサコロの感光ドラム突当部
にかかると感光ドラムと現像ローラの隙間が変わった
り、膨らみ量を見込んでスペーサコロのドラム突当部の
厚さを薄くしても膨らみ量を管理するのが難しくなるた
め、現像ローラ12と感光ドラム1の距離が一定となら
ず問題となる。
【0050】以上のように、現像スリーブ12aとフラ
ンジ12bが隙間なく圧入嵌合され、また、ガイド部が
設けられているため、圧入時にフランジ12bに対して
現像剤スリーブ12aが傾いて圧入されることはなく、
高精度な構成を達成することができる。そして、各々の
軸中心は同一となり、従来例のように振れないため、感
光ドラム1の表面に対するマグネットローラ14の位置
も変動しない。そのため、安価な組立て方法で現像スリ
ーブとフランジの結合の品質が安定し、画像品質の問題
も解決される。このとき、ガイド部12cがないと現像
スリーブ12aがフランジ12bに傾いて圧入された
り、各々の軸芯がずれたりという不具合が生じる。
【0051】〈実施例2〉次に、本発明の実施例2につ
いて説明する。なお、実施例1との共通箇所には同一符
号を付して説明を省略する。
【0052】上記実施例1では、現像ローラ12の現像
スリーブがアルミニウム、フランジがプラスチックの場
合について説明したが、この両者の材質は共に金属であ
っても、弾性力により抜け、空回りを防止し、現像スリ
ーブの膨らみ量がスペーサコロの感光ドラムへの突当部
とその他の部分の厚さの差より小さければ、同様の効果
が得られる。
【0053】しかし、現像スリーブよりもフランジの方
が軟らかい材質にすることが、現像スリーブの膨らみを
抑えられるという点でより好ましい。
【0054】〈実施例3〉次に、本発明の実施例3を図
4に基づいて説明する。なお、実施例1との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0055】上記各実施例では現像ローラに関して記載
したが、感光ドラムにおいても同様な手段が適用でき
る。つまり、本実施例では図4(a)に示すように、感
光ドラムギヤフランジ1bの先端にガイド部1cを設
け、感光ドラムパイプ1aに対して圧入結合する。ま
た、そのとき圧入により感光ドラムパイプに膨らみが発
生するときは、パイプの膨らみ部がスペーサコロ18の
突当部18aよりも外側になるように構成すれば、上記
実施例同様に目的、効果を達成でき、確実にまた安定し
た圧入嵌合が可能となる。
【0056】〈実施例4〉次に、本発明の実施例5を図
5に基づいて説明する。なお、実施例1との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0057】上記実施例1〜3のガイド部が円筒状であ
ったものが、本実施例ではテーパー状のガイド部12d
にしたものである。テーパー状にしたことにより円筒状
同様に圧入し易くなる。
【0058】〈実施例5〉先ず、本発明の実施例5を図
8ないし図11に基づいて説明する。図11は、本発明
のプロセスカートリッジを本体に装着した際の断面図で
あり、図11において104は感光ドラム、106は現
像装置、121は現像剤担持体たる現像スリーブを示し
ている。ここでは本発明の詳細を説明するため、現像ス
リーブ121の両端について説明する。図8及び図9に
おいて、121は現像スリーブ、130はスペーサコ
ロ、131は軸受、132は圧縮バネ、133はスリー
ブフランジ、134はマグネットローラ、135は本体
からのコロ支持部材、136はドラムフランジを表す。
【0059】本実施例においては、プロセスカートリッ
ジが画像形成装置本体に装着されると、図10に示すよ
うに本体からコロ支持部材135がモータ(図示せず)
等の駆動により軸受131とスペーサコロ130の間に
挿入される。コロ支持部材135の挿入面側には、入り
易いようなテーパー140が設けてある。スペーサコロ
130は、コロ支持部材135が挿入されていないとき
には圧縮バネ132により、図8の状態を保っている。
しかし、図8の状態でコロ支持部材135が軸受131
とスペーサコロ130の間に挿入してくると、スペーサ
コロ130はコロ支持部材135により矢印で示す軸受
131と反対方向に押し付けられる。
【0060】スペーサコロ130が矢印方向に押し付け
られると、図9に示すようにスペーサコロ130の肉厚
がtからTに変化し、現像スリーブ121と感光ドラム
104の間隔もtからTに変わる。
【0061】スペーサコロの肉厚t部の軸方向長さL
は、図8のようにコロ支持部材135が挿入されていな
い場合でも、現像スリーブ121と感光ドラム104の
距離をtで一定に保つために、図9のようにスペーサコ
ロ130が最も内側(図8矢印方向)に押し付けられた
場合のスペーサコロ端面と軸受端面の距離mとがL>m
の関係を有するように設定されている。
【0062】また、スペーサコロ130の肉厚tとTの
段差部は、コロの動きがスムーズになるようにテーパー
やアール形状に形成されている。
【0063】以上述べたきた現像スリーブ端部は反対側
の現像スリーブ端部にも同様な機構をもっており、現像
スリーブ121の軸方向において均一な現像スリーブ1
21・感光ドラム104間距離を保つことができる。
【0064】一方、画像形成装置本体には、画像形成装
置を高精細化するためのスイッチの切り換えが設けてあ
り、スイッチ(図示せず)を切り換えると、電気的信号
により、コロ支持部材135を挿入した駆動用モータに
伝えられ、コロ支持部材135が上述の説明とは逆に、
すなわち図9から図8の状態に抜き取られる。すると、
圧縮バネ132の力により、スペーサコロ130が矢印
の逆方向へ動き、これによって現像スリーブ121と感
光ドラム104の距離がTからtへ変化することにな
る。
【0065】つまり、上記外部スイッチの切り換えによ
り、現像スリーブ121・感光ドラム104間距離はt
とTを任意に選択することができる。
【0066】また、スペーサコロ130の段差は、三段
以上にしコロ支持部材135の肉厚に段差をつけること
により、現像スリーブ121・感光ドラム104間距離
をスペーサコロ130の肉厚の変化により三段階で任意
に選択できる。
【0067】〈実施例6〉次に、本発明の実施例6を図
12ないし図15に基づいて説明する。なお、実施例5
との共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0068】実施例5はスペーサコロの肉厚段差により
現像スリーブ121・感光ドラム104間距離(以下、
SDギャップ)を任意に選択する実施例であったが、図
12及び図13に示す本実施例では、SDギャップを保
っている部分のスペーサコロ140全周に亘ってテーパ
ー142を形成し、スペーサコロ140の現像スリーブ
軸方向の位置により任意にSDギャップの設定が可能で
ある。その範囲は、最もスペーサコロ140の厚い部分
xと薄い部分yの間で可変である。
【0069】また、スペーサコロ140の現像スリーブ
軸方向の位置は、コロ支持部材135の挿入によって決
定される。
【0070】図14及び図15に本実施例の現像スリー
ブ端部の上視図を示す。コロ支持部材135はスペーサ
コロ140と軸受131の隙間にフランジ133を挟み
込むように挿入される。ある段階では、図14に示す位
置のスペーサコロ140は、コロ支持部材135のテー
パー面により図15に示す位置に移動する。
【0071】〈実施例7〉次に、本発明の実施例7を図
18ないし図25に基づいて説明する。図18は本実施
例装置を示しており、図18において201は現像剤担
持体である。該現像剤担持体201はアルミニウムやス
テンレス鋼等からなり経済効果からアルミニウムが広く
用いられている。アルミニウムの外周面はブラスト等の
処理が施されており、表面粗さがRz表示で10μm未
満、好ましくは4μm以下の凹凸が形成されている。ブ
ラスト処理以外にも樹脂(フェノール、アクリル、ポリ
カーボネート)にカーボンやグラファイト及び金属酸化
物等の粉末を含有させて上記外周面に塗布し、抵抗値及
び滑り性をもたせた凹凸面を有するコート層を形成した
もの、または上記ブラスト後にコート層を形成したもの
を用いても良い。また、202は現像剤で内部に磁性体
を有する一成分磁性トナーである。
【0072】203は現像剤規制部材であり、金属層2
32はステンレス鋼やリン青銅からなり厚みは30〜8
0μmとなっている。ゴム層231はウレタン、シリコ
ーンクロロプレン、NBR、EPDM、ヒドリン等のゴ
ムを主成分とするもので、厚みが0.1〜0.6mm、
ゴム硬度が50〜83度(JISA)となっている。つ
まり、ゴム層厚の方が金属層厚よりも大となっている。
【0073】この現像剤規制部材203の全長をLと
し、支持部をL0、自由長をL1、当接〜浮き部をL2
とし、L0=5mm、L1=10mm、L2=1mmで
当接圧(ステンレス鋼薄板3枚を当接部に挿入し、中央
板を引き抜く圧のことをいう。単位はg/cm)を3〜
60g/cmとなるようL1部の変位を設定する。
【0074】この当接圧(設定)は現像剤により任意に
設定されるが、トナーのガラス転移温度(Tg)をトナ
ーのシェア及び劣化の一つの目安とすることができ、図
19に示したように、領域A(一点鎖線上方)ではアル
ミニウムの現像剤担持体(以下、現像スリーブとする)
201の摩耗及び破損がA4で2000枚の耐久(スピ
ード52mm/sec)で起こり、使用不可能領域であ
る。領域B(点線上方かつ一点鎖線下方)ではトナーへ
のシェアが大きく、現像スリーブ201にトナーが融着
(固着)する現象が現れ、また現像剤規制部材203の
ゴム層の摩耗も大きい。
【0075】斜線部は使用可能な領域である。領域C
(二点鎖線以下)は規制力が不十分で、トナーへの帯電
電荷付与が弱く、かつコートにムラが生ずる領域であ
る。
【0076】このように、特にTg65℃以下のトナー
を用いる場合、現像剤規制部材の圧力は30g/cm以
下より好ましくは20g/cm以下3g/cm以上であ
ることが判明した。
【0077】この場合、現像剤規制部材203の構成と
して、金属部232は60μm以下、ゴム層の厚みは
0.6mm以下が適当であることが判かった。もちろ
ん、当接圧はゴム厚みより金属部の厚みが支配的であ
り、必然的に60μm以下での当接安定が必須となっ
た。
【0078】また、図20(A)の如く、薄肉金属部2
32の従来の固定部L0より下方の自由長領域L1部に
ゴム層231を成型した場合には、ゴム層は該ゴム層の
成型温度で硬化し、冷却するとゴム層の硬化収縮がゴム
層内方向に発生し、図20(B)の如く反りが発生し、
現像スリーブへの当接面であるゴム層231の平面度が
得られないばかりか、反りdが圧変動要因となり好まし
くなかった。
【0079】また、図21(A)の如く、この収縮を逃
れるために予めシート成型されたゴムシートを切断し接
着剤240で薄肉金属板232とゴムシート片231を
接着した場合には、ホットメルトではやはり熱プレスに
よるゴムの延びや接着剤の溶融固化が発生し、反りが生
じ平面度を失った。また、非加熱の接着剤では図21
(B)の如く当接状態での金属薄板232の撓み、曲り
が接合部、特にP部のゴム層の剥離方向に力が働き、長
期や高湿での保持安定性が得られず剥離を起こした。
【0080】しかし、本発明は図22に示す如く大版
(現像剤規制部材を多数個取れる)の金属薄板に全面に
ゴム層を成型し、切り出して用いることで、各々一個づ
つの反りは僅かで問題とはならない。
【0081】また、L0部、L1部全面にゴムシートを
接着すれば、図18の如くL0部は支持部205に平行
接合されているため、剥離ポイントPにはなんら剥離が
働かず安定した接着が得られ、さらに押え部材204を
設けると、より一層安定するものである。
【0082】ここで、従来の構成では押さえ部材204
を設けると押え力のムラにより平面度を損なう場合があ
ったが、本発明の如くゴム層231が押え部材に介在す
るため、このゴムが干渉部となり押え力による平面度を
損なう防止層としても効果があった。この支持部205
の当接面及び取り付け基準部は、現像スリーブ201を
支持するものと一体物あるいは精度基準とすることで、
より一層の当接圧精度を維持できる。
【0083】また、図23の如く現像剤規制部材のL1
部中に曲げ部Mを形成した場合には、更なる軽圧接安定
化が図れ、曲げなし時の金属薄板の厚みより厚い薄板が
使用可能で、反り及び成型面からも優位となる。
【0084】さらに、図24の如く、現像剤規制部材の
L0部中に取り付け基準242,243を設けると、当
接の位置精度が確保され、より安定した圧接力が得られ
るものである。また、取り付け基準部243は基準熱カ
シメ(支持部材205に凸部を設け熱溶融固着する)穴
としても良い。
【0085】さらに、図25に示すように現像剤規制部
材のL0部及びL1部外に曲げ部Nを形成し、S1部と
S2部を接合(接着あるいは熱カシメ)することで接合
の強度、特に撓み方向Tに対する接着力がS1部で面と
して働き、上述の楔部Pよりもより増大する。共に平面
状態から曲げ部Nを形成することにより、より一層のL
0部及びL1部の平面性を向上させることが可能であ
る。
【0086】以上内部に磁力206を有する磁性一成分
現像剤で説明したが、本発明はこれに拘らず非磁性トナ
ーにおいても同等である。また、現像剤規制部材203
の特に支持体232を金属薄片で説明したが、PET、
ポリイミド等の曲げに対する弾性力を有し、かつ加水分
解等の環境変動が金属レベルの樹脂フィルムでも同等の
効果を有する。
【0087】〈実施例8〉次に、本発明の実施例8を図
26に基づいて説明する。なお、実施例7との共通箇所
には同一符号を付して説明を省略する。
【0088】本実施例の現像剤規制部材203は装置に
着脱自在のプロセスカートリッジ211内にあり、この
プロセスカートリッジは、感光ドラム212と、これを
一様に帯電する帯電部材たる接着帯電ローラ213と、
感光ドラム212のクリーナ214から構成されてい
る。
【0089】本装置は複写機であり、上記接着帯電ロー
ラ213により感光ドラム212を一様に帯電した後、
露光装置215により反転されていない静電潜像(以
下、ポジ潜像とする)を得るものであるが、露光装置2
15の代替としてレーザビームを用い、反転の光像(以
下、ネガ潜像とする)を得るようにしても良い。
【0090】上記潜像は、本発明の現像剤規制部材20
3によりコートされた現像スリーブ201により現像さ
れる。なお、本実施例ではポジ潜像に対応して正現像が
行われるが、上記したネガ潜像の場合は反転現像が行わ
れる。また、現象は感光ドラム212と現像スリーブ2
01とを非接触に配設する方式、あるいは接触して配設
する方式のいずれでも良い。さらに、バイアスもDCの
み、あるいはAC+DCのいずれでも良い。
【0091】このように現像された像は転写部材たる転
写ローラ216により転写材(図示せず)に転写され、
定着装置217により定着されて最終画像となる。
【0092】本発明の現像剤規制部材203は圧接のた
めの弾性を与える部位が金属やプラスチック等のゴムの
如く、経時や環境(特に湿度)による変化が少ないの
で、着脱自在のプロセスカートリッジを本体から外した
ままで長期放置(各色毎のカートリッジで使用度の低い
ものを放置)しても現像剤のコート層に変化はなく、い
つでも安定した画像が得られ、使用度の低いカートリッ
ジでの長期使用という経済効果もある。また、カートリ
ッジの運搬、不意の落下に対しても安定当接が常に得ら
れるため、トナーのコート部からの飛散が従来のゴム板
より優れている。
【0093】〈実施例9〉次に、本発明の実施例9を図
27に基づいて説明する。本実施例は、スリーブ給電部
材と現像バイアス給電板との接触点と、絶縁性円筒突き
当て部材の間に該接触点を覆う覆い部材を配設すること
で、該接触点で発生した導電性粉末が該絶縁性円筒突き
当て部材まで移動することを防止しようというものであ
る。
【0094】図27は、本発明で用いた現像装置の現像
スリーブ端部にある現像バイアス給電板近傍の断面図を
示す。現像剤担持体である導電性の円筒形現像スリーブ
322は矢印b方向に回転し、現像剤規制部材(図示せ
ず)により適当な厚さを有するトナー層を形成する。現
像スリーブ322の外周端部には厚さt=300μmを
有する絶縁性円筒突き当て部材334を嵌め込み、感光
ドラム表面340が該絶縁性円筒突き当て部材334に
突き当たることで、感光ドラム表面340と現像スリー
ブ322の間を300μmに保持している。
【0095】現像スリーブ322の内側には、マグネッ
トローラ331がマグネット固定部材337により該現
像スリーブ322と同心円状に非接触に固定されてい
る。該マグネットローラの磁力により該現像スリーブ3
22の周囲に磁性トナーが吸着される。マグネットロー
ラ端部のシャフト332の外側には、現像スリーブへ現
像バイアスを印加するためのスリーブ給電部材333が
位置し、現像スリーブ内面に固定され、現像スリーブと
一体で回転している。該スリーブ給電部材333はマグ
ネット固定部材337へ向かって板状の突起部338を
有する。
【0096】マグネット固定部材337の端面には、現
像装置外部にある高圧電源341からの現像バイアスを
スリーブ給電部材333へ給電するための現像バイアス
給電板335が固定されており、固定された該現像バイ
アス給電板335と回転するスリーブ給電部材333の
突起部338が摺擦することで導通がとられている。
【0097】本実施例では上記の摺擦部分を覆うように
してマグネット固定部材端部に覆い部材339を設置す
る。こうすることで、回転するスリーブ給電部材の突起
部338と固定された現像バイアス給電板335との摺
擦により発生する導電性粉末(削り粉)は覆い部材33
9の内側に溜り、絶縁性の突き当て部材334まで移動
することはない。すなわち、絶縁性突き当て部材334
に導電性粉末が付着することによって起こる現像バイア
スリークを防ぎ、画像上の横黒帯発生を防止することが
できる。
【0098】〈実施例10〉次に、本発明の実施例10
を図28に基づいて説明する。なお、実施例9との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0099】図28は本実施例で用いた現像装置端部の
断面図である。本実施例では実施例9で用いた覆い部材
の代わりに導電性粉末回収部材343を配設したこと以
外は実施例9と同じ構成となっている。導電性粉末回収
部材343はマグネット固定部材337の端面に固定さ
れた現像バイアス給電材335とスリーブ給電部材33
3の突起部338との摺擦部を囲むようにしてマグネッ
ト固定部材の周囲に取り付けられている。
【0100】現像バイアス給電板335及びスリーブ給
電部材333には金属のように磁石に付着する導電性材
料を用い、導電性粉末回収部材343には磁石を用い
る。上記構成をとることにより、摺擦により発生した導
電性粉末は磁石で作られた導電性粉末回収部材により回
収され、絶縁性円筒突き当て部材まで移動することはな
く、現像バイアスのリークを防止する効果がある。
【0101】〈実施例11〉次に、本発明の実施例11
を図29に基づいて説明する。なお、実施例9との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0102】図29は本実施例で使用した現像装置の端
部の断面図である。本実施例では、現像スリーブ322
が内側端部に凸部348を有し、実施例9のスリーブ給
電部材の役割をする。該凸部348の現像スリーブ中央
側の面には凸部347を有し、現像装置の下側(重力g
方向)で現像バイアス給電板346と接触(摺擦)する
ように構成されている。
【0103】また、回転する現像スリーブ322の凸部
348の先端とマグネット固定部材337の間349は
両者が接触しない程度に狭くするか、またはテフロンテ
ープ等の摺動性の良好な物質を貼り付けて接触させても
よい。
【0104】上記構成をとることにより、該凸部348
は導電性物質の摺擦によって発生した粉末が移動するの
を防ぐ防壁の役割を果たすため、粉末は現像スリーブ3
22の凸部348よりも中央側に溜り、該凸部348の
外側には移動しない。したがって、絶縁性円筒突き当て
部材334まで移動することはなく、現像バイアスリー
クを防止できる。
【0105】〈実施例12〉次に、本発明の実施例12
を図30に基づいて説明する。なお、実施例9との共通
箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0106】図30は本実施例で使用した現像装置の端
部の断面図である。本実施例は、スリーブ給電部材を用
いず、直接現像スリーブ内側に現像バイアス給電板を接
触させる場合である。マグネット固定部材337に固定
された現像バイアス給電板350は現像スリーブ内側上
部(重力g方向と逆)に直接接触し、現像スリーブ32
2の回転と共に摺擦する。
【0107】現像バイアス給電板350は現像スリーブ
内面との接触点の下部に粉末回収容器351を備え、接
触点での摺擦により発生した導電性粉末が落下するのを
回収できるようにする。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように、本願第一発明によ
れば、フランジに中空円筒体と圧入により嵌合する嵌合
部を形成し、該嵌合部の外径を上記中空円筒体の内径よ
りも大径に、また、その先端部に上記中空円筒体の内径
よりも小径の案内部を有するように形成することによ
り、中空円筒体に対するフランジの圧入を容易に行うこ
とができ、かつ、フランジが傾いて圧入されることがな
い。したがって、軸心のずれがなく、回転時に中空円筒
体に対するフランジの振れがなくなり、例えば、中空円
筒体としてマグネットローラを有する現像ローラを配設
したときには、潜像担持体に対するマグネットローラの
変動がなく、現像ローラの回転周期の画像濃度ムラを防
止することができる。また、接着剤等を使用しないた
め、フランジと中空円筒体の結合品質が安定・向上し、
かつ、組立て工数を削減してコストの低下を図ることが
できる。
【0109】また、本願第二発明によれば、潜像担持体
と現像剤担持体の間隙を所定間隔に保つ間隙保持部材
を、現像剤担持体の軸方向に移動自在に配設し、半径方
向の肉厚を上記軸方向に段階的に変化するように形成し
たので、上記間隙を一定の範囲内で任意に設定すること
ができ、画像の変化に応じて上記間隙を変化させてハー
フトーン時の濃度ムラを抑えることができる。また、ベ
タ黒画像後に上記間隙を変化させることにより、次の画
像に前の現像剤が残る等の不具合の発生を少なくするこ
とができる。
【0110】さらに、本願第三発明によれば、現像剤規
制部材を薄板弾性体とゴム弾性体層の二層構造とし、該
ゴム弾性体層を自由端先端から取り付け端部までを覆う
領域に形成したので、ゴムの硬化収縮による反りや接着
剥れを防止することができ、当接部での圧接ムラがな
く、現像剤のコーティングムラ及び画像濃度ムラの発生
を防止することができる。
【0111】また、本願第四発明によれば、現像剤担持
体と給電部材との接触部と、該現像剤担持体の端部に設
けられた間隙保持部材との間に、遮蔽部材を設けたの
で、給電部材と現像剤担持体との摺擦により発生する導
電性粉末が間隙保持部材まで移動せず、現像バイアスの
リークによる画像上の横黒帯の発生を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1装置の概略構成を示す断面図
である。
【図2】図1装置の現像剤担持体周辺を示す断面図であ
る。
【図3】図1装置における現像剤担持体とフランジの嵌
合部周辺を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例3装置の概略構成を示す断面図
である。
【図5】本発明の実施例4装置の概略構成を示す断面図
である。
【図6】従来例装置の現像剤担持体周辺を示す断面図で
ある。
【図7】図6装置の現像剤担持体とフランジの結合部を
示す断面図である。
【図8】本発明の実施例5装置の概略構成を示す断面図
である。
【図9】図8装置の間隙保持部材を現像剤担持体の軸方
向に移動せしめた状態を示す断面図である。
【図10】図8装置の間隙保持部材を軸方向に移動せし
める手段の動作を説明するための斜視図である。
【図11】図8装置を組み込んだプロセスカートリッジ
の概略構成を示す断面図である。
【図12】本発明の実施例6装置の概略構成を示す断面
図である。
【図13】図12装置の間隙保持部材を現像剤担持体の
軸方向に移動せしめた状態を示す断面図である。
【図14】間隙保持部材が図12に示す状態にある場合
における、間隙保持部材を移動せしめる手段の位置を示
す図である。
【図15】間隙保持部材が図13に示す状態にある場合
における、間隙保持部材を移動せしめる手段の位置を示
す図である。
【図16】従来の画像形成装置の概略構成を示す断面図
である。
【図17】図16装置における潜像担持体周辺の構成を
示す図である。
【図18】本発明の実施例7装置の概略構成を示す断面
図である。
【図19】図18装置に用いられる現像剤規制部材の当
接圧と現像剤のガラス転移温度との関係を示す図であ
る。
【図20】金属製の薄板弾性体上の一部にゴム弾性体層
を成型した比較例の概略構成を示す図である。
【図21】金属製の薄板弾性体上の一部に予め成型され
たゴム弾性体層を接着剤にて貼り付けた比較例の概略構
成を示す図である。
【図22】本発明の実施例7における現像剤規制部材の
作成方法を示す図である。
【図23】図18装置の現像剤規制部材の途中に曲げ部
を設けた場合の例を示す断面図である。
【図24】図18装置の現像剤規制部材に取り付け基準
を設けた場合の例を示す図である。
【図25】図18装置の現像剤規制部材の取り付け端部
に曲げ部を設けた場合の例を示す図である。
【図26】本発明の実施例8装置の概略構成を示す断面
図である。
【図27】本発明の実施例9装置の概略構成を示す断面
図である。
【図28】本発明の実施例10装置の概略構成を示す断
面図である
【図29】本発明の実施例11装置の概略構成を示す断
面図である。
【図30】本発明の実施例12装置の概略構成を示す断
面図である。
【図31】従来の画像形成装置の概略構成を示す断面図
である。
【図32】図31装置における現像剤担持体と給電部材
と間隙保持部材の概略構成を示す斜視図である。
【図33】図32に示した各部材の位置関係を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(中空円筒体) 1b フランジ 1c ガイド部(案内部) 12a 現像スリーブ(中空円筒体) 12b フランジ 12c,12d ガイド部(案内部) 104 感光ドラム(潜像担持体) 121 現像スリーブ(現像剤担持体) 130,140 スペーサコロ(間隙保持部材) 201 現像スリーブ(現像剤担持体) 203 現像剤規制部材 205 現像容器 231 ゴム層(ゴム弾性体層) 232 金属層(薄板弾性体層) 322 現像スリーブ(現像剤担持体) 333 スリーブ給電部材(給電部材) 334 円筒突き当て部材(間隙保持部材) 339 覆い部材(遮蔽部材) 343 導電性粉末回収部材(遮蔽部材) 348 凸部(遮蔽部材) 351 粉末回収容器(遮蔽部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 尋夫 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 佐藤 実 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 日下田 明 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 佐々木 新一 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 足立 裕行 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 馬場 睦美 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空円筒体と、該中空円筒体の端部に設
    けられたフランジとを備えた画像形成装置において、上
    記フランジには上記中空円筒体と圧入により嵌合する嵌
    合部が形成されており、該嵌合部は、外径が上記中空円
    筒体の内径よりも大径で、先端部に上記中空円筒体の内
    径よりも小径の案内部を有していることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】 中空円筒体は現像剤を担持搬送する現像
    剤担持体であることとする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 中空円筒形状で外周面に潜像担持体と現
    像剤担持体との間隙を保持する鍔部が形成された間隙保
    持部材を備え、該間隙保持部材は、フランジを嵌合せし
    めた中空円筒体の端部にて上記鍔部が該中空円筒体とフ
    ランジの嵌合部より中空円筒体の長手方向中間部側に位
    置するように装着され、上記鍔部の上記外周面を基準と
    した半径方向の厚さが、上記フランジとの嵌合による上
    記中空円筒体の外径の半径方向の変位量よりも大きくな
    るように形成されていることとする請求項2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 中空円筒体は、静電潜像を担持する潜像
    担持体であることとする請求項1に記載された画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】 案内部は、テーパー状に形成されている
    こととする請求項1ないし請求項4の内の一つに記載の
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 静電潜像を担持する潜像担持体と、該潜
    像担持体に対向するように配設された現像剤担持体と、
    上記潜像担持体と現像剤担持体を所定間隔に保持する間
    隙保持部材とを有する画像形成装置において、上記間隙
    保持部材は、上記現像剤担持体の軸方向に移動自在に配
    設されており、半径方向の肉厚が上記軸方向で段階的に
    変化するように形成されていることを特徴とする画像形
    成装置。
  7. 【請求項7】 間隙保持部材は表面がテーパー状に形成
    されていることとする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 一端を現像容器に取り付けられ、他端の
    自由端を現像剤担持体表面に当接させるように配設さ
    れ、薄板弾性体上に当接層としてゴム弾性体層を有する
    現像剤規制部材において、上記ゴム弾性体層の形成領域
    は、上記自由端の先端から上記現像容器に取り付けた端
    部までに及ぶことを特徴とする現像剤規制部材。
  9. 【請求項9】 薄板弾性体は、ステンレス鋼またはリン
    青銅から成り、厚みが100μm以下であることとする
    請求項8に記載の現像剤規制部材。
  10. 【請求項10】 ゴム弾性体層は、ウレタンまたはシリ
    コーンまたはクロロプレンまたはNBRまたはEPDM
    またはヒドリンから構成され、その厚みが0.6mm以
    下でゴム硬度が83度以下であることとする請求項1ま
    たは請求項2に記載の現像剤規制部材。
  11. 【請求項11】 静電潜像を担持する潜像担持体と、該
    潜像担持体に対向して回転自在に配設された現像剤担持
    体と、該現像剤担持体の端部に取り付けられ該現像剤担
    持体と上記潜像担持体の間隙を所定間隔に保つ絶縁性の
    間隙保持部材と、上記現像剤担持体に接触して配設され
    該現像剤担持体に現像バイアスを印加せしめる導電性の
    給電部材とを備えた画像形成装置において、上記給電部
    材と現像担持体との接触部と、上記間隙保持部材との間
    を遮蔽する遮蔽部材を配設したことを特徴とする画像形
    成装置。
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