JPH06186887A - クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置

Info

Publication number
JPH06186887A
JPH06186887A JP4354727A JP35472792A JPH06186887A JP H06186887 A JPH06186887 A JP H06186887A JP 4354727 A JP4354727 A JP 4354727A JP 35472792 A JP35472792 A JP 35472792A JP H06186887 A JPH06186887 A JP H06186887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
image
image carrier
supporting
process cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4354727A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Kume
信幸 久米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4354727A priority Critical patent/JPH06186887A/ja
Publication of JPH06186887A publication Critical patent/JPH06186887A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 像担持体に接触するクリーニング部材を支持
部材で支持する場合に、像担持体に対しては低摩擦係数
化を実現出来、且つ支持部材によって充分に保持するこ
とが可能なクリーニング装置及び前記クリーニング装置
を用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供
する。 【構成】 像担持体に接触して前記像担持体上の現像剤
を除去するクリーニング装置において、像担持体に接触
するクリーニング部と支持部とを有するクリーニング部
材と、前記クリーニング部材をの支持部を挟持して支持
する支持部材と、を有し、前記クリーニング部材の支持
部をクリーニング部よりも高摩擦係数の部材で構成した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成に用いる像担持
体上の現像剤を除去するクリーニング装置及び前記クリ
ーニング装置を用いたプロセスカートリッジ及び画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体表面に形成したトナー像を、紙
等の記録媒体に転写させる工程を繰り返す画像形成装置
においては、転写の都度像担持体表面に残る残留トナー
を充分に除去する必要がある。このためのクリーニング
装置として、ウレタンゴム等の弾性材料からなる一方の
端縁のエッジを像担持体表面に圧接して残留トナーを除
去するように構成したものがある。このクリーニング装
置は構成が簡単で、小型低コストであり、トナー除去機
能も優れているために、低速機から高速機まで広く実用
化されている。
【0003】図9は前記クリーニング装置の典型的な一
例を示す概略断面図である。回転円筒状に形成されて、
図示矢印方向に回転する像担持体である感光体ドラム50
に近接してクリーニング装置Cが平行に配置してあり、
該クリーニング装置Cの感光体ドラムに対向する開口部
に取り付けられたクリーニングブレード51のエッジ51a
が感光体ドラムの表面に圧接し、図示しない転写部位に
おいて記録媒体に転移しなかったトナーを除去するもの
である。
【0004】クリーニングブレード51は、その一方の端
縁を支持部材52及び53によって挟持されており、該支持
部材52,53がクリーニング装置Cのケーシング等の不動
部に取り付けられている。
【0005】クリーニングブレード51をクリーニング装
置本体に取り付けるために、該ブレード51を支持部材5
2,53と一体に形成したり、支持部材52,53にブレード
を接着したものが知られている。即ち、図10に示すよう
に、一対の支持部材52,53によってブレード51を挟み込
んで、ビス54等で一体的に構成したものは、ブレード51
の各エッジを逐次交換して使用出来るので、1個のブレ
ード51の寿命を実質的に長くすることになって好都合で
ある。
【0006】尚、近年では省エネルギー化から低融点ト
ナーの開発、また感光体ドラム50の長寿命化、クリーニ
ングブレード51の感光体ドラム表面への当接の安定化、
即ちブレードめくれやクリーニング不良、チャタリング
等の防止のため、ブレード材質の低摩擦係数化が進んで
いる。即ち、低融点トナーに対しては、クリーニングブ
レード51と感光体ドラム50間の摩擦力が大きいと、感光
体ドラム表面にトナーの融着が発生してしまうため、こ
れを低摩擦係数化することで防止するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たように一対の支持部材52,53にクリーニングブレード
51を挟持するように構成にあっては、支持部材52,53に
よるクリーニングブレード51の保持力の大部分は、両者
間の摩擦力に依存する。しかし、クリーニングブレード
51を低摩擦係数化した場合、前記保持力が充分になら
ず、ブレード51が感光体ドラム50の回転中に少し抜けて
しまうことがある。またブレード51が支持部材52,53間
で動いてしまい、不整な応力をブレード中に発生してし
まうことがあり、クリーニング不良、フィルミングの発
生等の不都合を生じ易い。
【0008】本発明は従来の前記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、像担持体に接触するク
リーニング部材を支持部材で支持する場合に、像担持体
に対しては低摩擦係数化を実現出来、且つ支持部材によ
って充分に保持することが可能なクリーニング装置及び
前記クリーニング装置を用いたプロセスカートリッジ及
び画像形成装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、像担持体に接触するク
リーニング部と支持部とを有するクリーニング部材と、
前記クリーニング部材を挟持して支持する支持部材とを
有し、前記クリーニング部材の支持部をクリーニング部
よりも高摩擦係数の部材で構成してクリーニング装置を
構成したことを特徴する。
【0010】
【作用】前記構成にあっては、像担持体と接触する部分
を低摩擦係数の材質で構成し、ブレードめくれ等の発生
を防止しても、このクリーニング部材は支持部材に対し
ては高摩擦係数の支持部で支持されるため、充分な保持
で保持され、クリーニング部材が動いてしまうようなこ
とはない。
【0011】
【実施例】
〔第一実施例〕次に本発明の第一実施例に係るクリーニ
ング装置及びこれを用いたプロセスカートリッジ及び画
像形成装置について、図面を参照して具体的に説明す
る。
【0012】先ずクリーニング装置を有するプロセスカ
ートリッジを装着した画像形成装置の全体概略構成につ
いて説明する。尚、図1は画像形成装置の一態様である
レーザープリンタの断面説明図であり、図2はプロセス
カートリッジの断面構成説明図である。
【0013】この画像形成装置Aは図1に示すように、
光学系1から画像情報に基づいた光像を照射して像担持
体である感光体ドラムに現像剤(以下トナー)像を形成
する。そして前記トナー像の形成と同期して記録媒体2
を搬送手段3によって搬送し、且つプロセスカートリッ
ジBとしてカートリッジ化された画像形成部において前
記感光体ドラムに形成したトナー像を転写手段4によっ
て記録媒体2に転写し、その記録媒体2を定着手段5に
搬送し、転写トナー像を定着して排出部6へ排出する。
【0014】前記画像形成部を構成するプロセスカート
リッジBは、図2に示すように、感光体ドラム7を回転
してその表面を帯電手段8によって一様に帯電し、前記
光学系1からの光像を露光部9を介して感光体ドラム7
に露光して潜像を形成し、現像手段10で前記潜像に応じ
たトナー像を形成することにより可視像化する。そして
前記転写手段4でトナー像を記録媒体2に転写した後
は、クリーニング手段11によって感光体ドラム7に残留
したトナーを除去する。尚、前記感光体ドラム7等の各
部品はハウジングを構成する枠体12内に収納されてカー
トリッジ化されている。
【0015】次に前記画像形成装置A及びプロセスカー
トリッジBの各部の構成について説明する。
【0016】{画像形成装置}まず前記画像形成装置A
の各部の構成について、光学系、搬送手段、転写手段、
定着手段、カートリッジ装着手段の順に説明する。
【0017】(光学系)光学系1は外部装置等から読み
込んだ画像情報に基づいて光照射することによって感光
体ドラム7へ光像を照射するものであり、図1に示すよ
うに、装置本体13にの光学ユニット1a内にレーザーダ
イオード1b、ポリゴンミラー1c、スキャナーモータ
1d、結像レンズ1e、反射ミラー1fが収納してあ
る。
【0018】そして例えばコンピュータやワードプロセ
ッサ等の外部機器から画像信号が与えられると、レーザ
ーダイオード1bが前記画像信号に応じて発光し、ポリ
ゴンミラー1cに画像光として照射する。このポリゴン
ミラー1cはスキャナーモータ1dによって高速回転
し、該ポリゴンミラー1cで反射した画像光が結像レン
ズ1e及び反射ミラー1fを介して回転する感光体ドラ
ム7へ照射し、該ドラム7の表面を選択的に露光して画
像情報に応じた潜像を形成する。
【0019】(記録媒体搬送手段)次に記録媒体2(例
えば記録紙、OHPシート、布或いは薄板等)を搬送す
るための搬送手段3の構成について説明すると、本実施
例にあっては記録媒体2を手差し給送と、カセット給送
の2種類が可能となっている。手出し給送するための構
成は、図1に示すように、給送トレイ3aに一枚又は複
数枚の記録媒体2をセットして画像形成を開始すると、
ピックアップローラ3bによって給送トレイ3a上の記
録媒体2を装置内へ送り込むと共に、複数枚の記録媒体
2をセットした場合には分離ローラ3c1,3c2によって
一枚ずつ分離給送し、記録媒体2の先端がレジストロー
ラ対3d1,3d2に突き当たるように搬送する。そして前
記レジストローラ対3d1,3d2が画像形成動作に応じて
駆動回転して記録媒体2を画像形成部へと搬送する。更
に画像形成後の記録媒体2を定着手段5へと搬送し、且
つ中間排出ローラ3e及び排出ローラ対3f1,3f2によ
って排出部6へ排出する。尚、前記各ローラ間には記録
媒体2の搬送をガイドするためのガイド部材3gが設け
てある。また給送トレイ3aは非使用時には装置本体13
の外装を構成する。
【0020】一方、カセット給送するための構成は、図
1に示すように、装置本体13の内底部にカセット3hの
装着部を有し、記録媒体2が手差しされないときは前記
装着部に装着したカセット3h内の記録媒体2をピック
アップローラ3i及び給送ローラ3jによって上部から
一枚ずつレジストローラ対3d1,3d2へ給送する。そし
てレジストローラ対3d1,3d2以降は前記手差し給送の
場合と同様の部材によって搬送する。尚、3kはセンサ
であってカセット3h内の記録媒体2の有無を検出す
る。
【0021】(転写手段)転写手段4は画像形成部で感
光体ドラム7に形成されたトナー像を記録媒体2に転写
するものであり、本実施例の転写手段4は図1に示すよ
うに、転写ローラ4によって構成している。即ち、装着
したプロセスカートリッジBの感光体ドラム7に転写ロ
ーラ4によって記録媒体2を押圧し、該転写ローラ4に
感光体ドラム7に形成されたトナー像と逆極性の電圧を
印加することにより、感光体ドラム7上のトナーを記録
媒体2に転写する。
【0022】(定着手段)定着手段5前記転写ローラ4
の電圧印加によって記録媒体2に転写したトナー像を定
着させるものである。その構成は図1に示すように、駆
動回転する駆動ローラ5aと、内部にヒータ5bを有
し、前記駆動ローラ5aと圧接して従動回転する定着ロ
ーラ5cとからなる。即ち、画像形成部でトナー像を転
写された記録媒体2が前記駆動ローラ5aと定着ローラ
5c間を通過する際に、両ローラ5a,5cの押圧によ
って圧力が印加され、且つ定着ローラ5cの発熱によっ
て熱を印加され、記録媒体2上のトナーが記録媒体2に
定着する。
【0023】(プロセスカートリッジ装着手段)前記画
像形成装置A内にはプロセスカートリッジBを装着する
ためのカートリッジ装着手段が設けてある。プロセスカ
ートリッジBの装置本体13に対する着脱は、開閉カバー
14を開くことによって行う。即ち、装置本体13の上部に
はヒンジ14aによって開閉可能な開閉カバー14が取り付
けてある。そして前記開閉カバー14を開くと装置本体13
内にはカートリッジ装着スペースが設けてあり、本体内
側左右壁面には図示しない左右ガイド部材が取り付けて
ある。この左右ガイド部材にはプロセスカートリッジB
を挿入するためのガイドが設けてあり、プロセスカート
リッジBを前記ガイドに沿って挿入し、開閉カバー14を
閉じることによってプロセスカートリッジBを画像形成
装置Aに装着するようにしている。
【0024】{プロセスカートリッジ}次に前記画像形
成装置Aに装着されるプロセスカートリッジBの各部の
構成について説明する。
【0025】このプロセスカートリッジBは像担持体
と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものであ
る。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表
面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成す
る現像手段、像担持体表面に残留したトナーをクリーニ
ングするためのクリーニング手段等がある。本実施例の
プロセスカートリッジBは図2に示すように、像担持体
である電子写真感光体ドラム7の周囲に帯電手段8、露
光部9、現像手段10、クリーニング手段11を配置し、こ
れらを第一枠体12a及び第二枠体12bからなる枠体12か
らなるハウジングで覆って一体化し、装置本体13に着脱
可能に構成してる。
【0026】次にプロセスカートリッジBの各部の構成
を、感光体ドラム7、帯電手段8、露光部9、現像手段
10、クリーニング手段11の順に説明する。
【0027】(感光体ドラム)本実施例に係る感光体ド
ラム7は円筒状のアルミニウムからなるドラム基体の外
周面に有機感光層を塗布して構成している。この感光体
ドラム7を枠体12に回動可能に取り付け、該ドラム7の
長手方向一方端に固着したギヤ(不図示)に装置本体側
に設けた駆動モータの駆動力を伝達することにより、感
光体ドラム7を画像形成動作に応じて図1の矢印方向へ
回転させる。
【0028】(帯電手段)帯電手段は前記感光体ドラム
7の表面を一様に帯電させるためのものであり、本実施
例では枠体12に帯電ローラ8を回動自在に取り付けた、
所謂接触帯電方法を用いている。帯電ローラ8は金属製
のローラ軸8aに導電性の弾性層を設け、更にその上に
高抵抗の弾性層を設け、更にその表面に保護膜を設けて
なる。導電性の弾性層はEPDMやNBR等の弾性ゴム
層にカーボンを分散したもので構成し、ローラ軸8aに
供給されるバイアス電圧を導く作用をなす。また高抵抗
の弾性層はウレタンゴム等で構成し、微量の導電性微粉
末を含有するものが一例としてあげられ、感光体ドラム
7のピンホール等導電度の高い部分に帯電ローラが相対
した場合でも、感光体ドラム7へのリーク電流を制限し
てバイアス電圧の急降下を防ぐ作用をなす。また保護層
はN−メチルメトキシ化ナイロンで構成し、導電性弾性
層や高抵抗の弾性層の塑性物質が、感光体ドラム7に触
れて感光体ドラム7の表面を変質させることがないよう
に作用する。
【0029】そして前記帯電ローラ8を感光体ドラム7
に接触させ、画像形成に際しては帯電ローラ8が感光体
ドラム7の回転に従動して回転し、このとき帯電ローラ
8に直流電圧と交流電圧とを重畳して印加することによ
り感光体ドラム7の表面を均一に帯電させる。
【0030】(露光部)露光部9は前記帯電ローラ8に
よって均一に帯電した感光体ドラム7の表面に、光学系
1から照射される光像を露光して該ドラム7表面に静電
潜像を形成するためのものであり、カートリッジ枠体12
の上面に前記光像を導くための開口9を設けることによ
って露光部を構成している。
【0031】(現像手段)現像手段10は図2に示すよう
に、トナーを収納するトナー溜め10aを有し、且つトナ
ー溜め10a内にはトナーを送り出すために矢印方向へ回
転するトナー送り部材10bが設けてある。更に内部に磁
石10cを有し、回転することによって表面に薄いトナー
層を形成する現像スリーブ10dが感光体ドラム7と微小
間隔を隔てて設けてある。
【0032】現像スリーブ10dの表面にトナー層が形成
されるとき、トナーと現像スリーブ10dとの摩擦によっ
て感光体ドラム7上の静電潜像を現像するのに充分な摩
擦帯電電荷を得る。またトナーの層厚を規制するために
現像ブレード10eが設けてある。
【0033】(クリーニング手段)クリーニング手段11
の構成は、図2に示すように、感光体ドラム7の表面に
接触し、該ドラム7に残留したトナーを掻き落とすため
のクリーニング部材であるクリーニングブレード11a
と、前記掻き落としたトナーを掬い取るために前記ブレ
ード11aの下方に位置し、且つ感光体ドラム7の表面に
弱く接触したスクイシート11bと、前記掬い取った廃ト
ナーを溜めるための廃トナー溜め11cとで構成してい
る。
【0034】ここで前記クリーニングブレード11aの支
持構成について説明する。クリーニングブレード11a
は、図3に示すように、廃トナー溜め11cを構成する枠
体の一部である前支持部材15と、後支持部材16間に挟持
され、両支持部材15,16をビス17の締着によって保持さ
れる。
【0035】前記クリーニングブレード11aは感光体ド
ラム7と接触するクリーニング部11a1と、支持部材11a2
とで構成してあり、前記クリーニング部11a1は低摩擦係
数の材質で構成し、支持部材11a2は高摩擦係数の材質で
構成している。そして支持部材15,16に対して保持力
は、高摩擦係数の支持部材11a2と支持部材15との圧接に
よって主に保持される。
【0036】一般にクリーニングブレードとしては、耐
久性、耐磨耗性からポリウレタンゴムが主流であるが、
ウレタンゴム自体は高摩擦係数であるため、回転する感
光体ドラムと接触したときにブレードめくれの発生を防
止するために、フッ素系のコーティングやナイロン系の
コーティングを施し、低摩擦係数化を図っている。
【0037】尚、本実施例にあっては、ウレタンゴムの
表面にフッ素系エラストマー(NTN精密樹脂(株)社
製、商品名ルーロンLE)を貼り合わせ、このエラスト
マーの部分をクリーニング部11a1とし、ウレタンゴムの
部分を支持部11a2としている。前記フッ素系エラストマ
ーの摩擦係数は、相手材をSUS304、表面粗さをR
Z =1μとした場合、 0.3程度の低摩擦係数であった。
一方、ウレタンゴムの摩擦係数は1以上の高摩擦係数で
ある。
【0038】クリーニングブレード全体に前記エラスト
マーを貼り合わせると、使用中、即ち感光体ドラムの回
転に伴い、ブレードが支持部材15,16から抜け出した
り、長手方向に動いたりしてクリーニング不良を生ずる
恐れがある。この点、本実施例のように高摩擦係数の支
持部11a2を設けると、該部分で充分な保持力が得られる
ために、前記不都合を生ずることがない。尚、支持部材
15,16によって挟持保持される支持部と支持部材間の摩
擦係数は、約 0.5〜0.6 以上であれば、充分な保持機能
を発揮した。
【0039】尚、クリーニングブレードを低摩擦係数の
材質のみで構成すると、ブレード全体としての硬度が高
くなり過ぎたり、低くなり過ぎたりすることがあり、感
光体ドラムに対するブレード圧が高過ぎたり、低過ぎた
りすることか生ずる。この点でも、本実施例のように高
摩擦係数の支持部11a2を設けることにより、ブレード全
体の硬度を調節することが出来る。
【0040】また感光体ドラムに常時クリーニングブレ
ードを圧接しているような系では、長期間放置すると低
摩擦係数の材質が永久変形特性の劣化により、ブレード
圧が小さくなり、クリーニング不良を生ずることがあ
る。この場合も、支持部11a2として永久変形の良い材質
を使用することにより、前記不都合を防止し得る。
【0041】ここで、前記高摩擦係数の支持部11a2の材
質としては、ポリウレタンゴム、フッ素ゴム、シリコン
ゴム、クロロプレンゴム、EPDM、NBR等の一般的
にクリーニングブレードとして使用可能なものが適用し
得るのは当然であり、直接感光体ドラム7と接触しない
ために、耐磨耗性を考慮する必要はない。
【0042】前記のようにクリーニングブレード11aを
低摩擦係数のクリーニング部11a1と高摩擦係数の支持部
11a2で構成することにより、ブレートめくれ等を生ずる
ことなく、且つクリーニングブレード11aが支持部材1
5,16間でずれることもなくなるものである。
【0043】〔他の実施例〕前述した第一実施例では、
クリーニングブレード11aにおける支持部11a2の一方面
側全体にフッ素系エラストマーを貼り合わせたが、図4
に示すように、支持部11a2のエッジ部のみにフッ素系エ
ラストマーを貼り合わせ、クリーニング部11a1を構成し
ても良い。このようにすると、フッ素系エラストマーを
貼り合わせ部分を少なくすることが出来る。
【0044】また図5に示すように、高摩擦係数のウレ
タンゴムよりなる支持部11a2の4隅のエッジ部にフッ素
系エラストマーを貼り合わせるようにしてもクリーニン
グ部11a1を構成しても良い。このようにすると、クリー
ニング部11a1を4箇所に構成されることになり、該クリ
ーニング部11a1を逐次入れ換えることによってクリーニ
ングブレード11aの実質的寿命を延ばすことが出来る。
【0045】また図6に示すように、SUSやリン青銅
等の薄板11a3の先端に低摩擦係数の材質よりなるクリー
ニング部11a1を設け、ゴム等の高摩擦係数の弾性部材よ
りなる支持部11a2を薄板11a3と支持部材16との間に介在
させてクリーニングブレード11aを挟持するようにして
も良い。
【0046】尚、図6の変形例として、図7に示すよう
に、薄板11a3の両端に低摩擦係数の材質よりなるクリー
ニング部11a1を設けるようにしても良い。このようにす
ると、両側のクリーニング部11a1を入れ換えて使用する
ことにより、クリーニングブレード11aの寿命を延ばす
ことが出来る。
【0047】更に図7の変形例として、図8に示すよう
に、薄板11a3の両側にゴム等の高摩擦係数の弾性部材よ
りなる支持部11a2を介在させることにより、支持部材1
5,16で強固に保持するようにしても良い。
【0048】更に本発明に係るプロセスカートリッジB
は前述のように単色の画像を形成する場合のみならず、
現像手段を複数設け、複数色の画像(例えば2色画像、
3色画像或いはフルカラー等)を形成するカートリッジ
にも好適に適用することが出来る。
【0049】また現像方法としても、公知の2成分磁気
ブラシ現像法、カスケード現像法、タッチダウン現像
法、クラウド現像法等の種々の現像法を用いることが可
能である。
【0050】また帯電手段の構成も、前述した第一実施
例では所謂接触帯電方法を用いたが、他の構成として従
来から用いられているタングステンワイヤーの三方周囲
にアルミ等の金属シールドを施し、前記タングステンワ
イヤーに高電圧を印加することによって生じた正又は負
のイオンを感光体ドラムの表面に移動させ、該ドラムの
表面を一様に帯電する構成を用いても良いことは当然で
ある。尚、前記帯電手段としては前記ローラ型以外に
も、ブレード型(帯電ブレード)、パッド型、ブロック
型、ロッド型、ワイヤ型等のものでも良い。
【0051】また感光体ドラムに残存するトナーのクリ
ーニング方法としても、ブレード、ファーブラシ、磁気
ブラシ等を用いてクリーニング手段を構成しても良い。
【0052】また前述したプロセスカートリッジとは、
像担持体としての例えば電子写真感光体等と、少なくと
もプロセス手段の1つとしてクリーニング手段を備えた
ものである。従って、そのプロセスカートリッジの態様
としては、前述した実施例のもの以外にも、例えば像担
持体とクリーニング手段と帯電手段とを一体的にカート
リッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。像担持体
とクリーニング手段と現像手段とを一体化的にカートリ
ッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。像担持体と
クリーニング手段と帯電手段と現像手段とを一体的にカ
ートリッジ化し、装置本体に着脱可能にするもの。等が
ある。
【0053】また前述した実施例では画像形成装置とし
てレーザービームプリンタを例示したが、本発明はこれ
に限定する必要はなく、例えば電子写真複写機、ファク
シミリ装置、或いはワードプロセッサ等の他の画像形成
装置に使用することも当然可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明は前述したように、像担持体と接
触する部分を低摩擦係数の材質で構成し、ブレードめく
れ等の発生を防止しても、このクリーニング部材は支持
部材に対しては高摩擦係数の支持部で支持されるために
充分な保持で保持され、クリーニング部材が動いてしま
うようなことはない。従って、クリーニング不良やフィ
ルミング等の発生を防止することが出来る。
【0055】また高摩擦係数の支持部に硬度や永久変形
防止の効果をもたせることにより、低摩擦係数のクリー
ニング部の劣る特性を補うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るクリーニング装置を有
するプロセスカートリッジを装着した画像形成装置の構
成説明図である。
【図2】クリーニング装置を有するプロセスカートリッ
ジの構成説明図である。
【図3】クリーニングブレード及びその保持構成の説明
図である。
【図4】クリーニングブレードの他の実施例の説明図で
ある。
【図5】クリーニングブレードの他の実施例の説明図で
ある。
【図6】クリーニングブレードの他の実施例の説明図で
ある。
【図7】クリーニングブレードの他の実施例の説明図で
ある。
【図8】クリーニングブレードの他の実施例の説明図で
ある。
【図9】従来術のクリーニング装置の構成説明図であ
る。
【図10】従来技術のクリーニングブレードの説明図で
ある。
【符号の説明】
A…画像形成装置、B…プロセスカートリッジ、1…光
学系、1a…光学ユニット、1b…レーザーダイオー
ド、1c…ポリゴンミラー、1d…スキャナーモータ、
1e…結像レンズ、1f…反射ミラー、2…記録媒体、
3…搬送手段、3a…給送トレイ、3b…ピックアップ
ローラ、3c1,3c2…分離ローラ、3d1,3d2…レジス
トローラ、3e…中間ローラ、3f1,3f2…排出ロー
ラ、3g…ガイド部材、3h…カセット、3i…ピック
アップローラ、3k…センサ、4…転写手段、5…定着
手段、5a…駆動ローラ、5b…ヒータ、5c…定着ロ
ーラ、6…排出部、7…感光体ドラム、8…帯電ロー
ラ、8a…ローラ軸、9…露光部、10…現像手段、10a
…トナー溜め、10b…トナー送り部材、10c…磁石、10
d…現像スリーブ、10e…現像ブレード、11…クリーニ
ング手段、11a…クリーニングブレード、11a1…クリー
ニング部、11a2…支持部、11a3…薄板、11b…スクイシ
ート、11c…廃トナー溜め、12…枠体、12a…第一枠
体、12b…第二枠体、13…装置本体、14…開閉カバー、
14a…ヒンジ、15,16…支持部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体に接触して前記像担持体上の現
    像剤を除去するクリーニング装置において、 像担持体に接触するクリーニング部と支持部とを有する
    クリーニング部材と、 前記クリーニング部材を挟持して支持する支持部材と、 を有し、 前記クリーニング部材の支持部をクリーニング部よりも
    高摩擦係数の部材で構成したことを特徴とするクリーニ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部を摩擦係数が 0.5以上の材質
    で構成した請求項1記載のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置本体に装着可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 像担持体と、前記像担持体に作用するプロセス手段とし
    て少なくとも像担持体に接触して前記像担持体上の現像
    剤を除去するクリーニング手段と、を有し、 前記クリーニング手段を、像担持体に接触するクリーニ
    ング部と支持部とを有するクリーニング部材と、前記ク
    リーニング部材を挟持して支持する支持部材とで構成
    し、更に前記クリーニング部材の支持部をクリーニング
    部よりも高摩擦係数の部材で構成したことを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 プロセスカートリッジを装着可能であっ
    て、記録媒体に画像を形成する画像形成装置において、 像担持体と、前記像担持体に作用するプロセス手段とし
    て少なくとも像担持体に接触して前記像担持体上の現像
    剤を除去するクリーニング手段とを有し、前記クリーニ
    ング手段を、像担持体に接触するクリーニング部と支持
    部とを有するクリーニング部材と、前記クリーニング部
    材をの支持部を挟持して支持する支持部材とで構成し、
    更に前記クリーニング部材の支持部をクリーニング部よ
    りも高摩擦係数の部材で構成したプロセスカートリッジ
    を装着するための装着手段と、 記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体と、 前記像担持体に形成した潜像を現像するための現像手段
    と、 前記現像手段で現像した像を記録媒体に転写するための
    転写手段と、 前記像を転写した像担持体上の現像剤を除去するクリー
    ニング手段と、 を有し、 前記クリーニング手段を、像担持体に接触するクリーニ
    ング部と支持部とを有するクリーニング部材と、前記ク
    リーニング部材を挟持して支持する支持部材とで構成
    し、更に前記クリーニング部材の支持部をクリーニング
    部よりも高摩擦係数の部材で構成したことを特徴とする
    画像形成装置。
JP4354727A 1992-12-17 1992-12-17 クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置 Pending JPH06186887A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4354727A JPH06186887A (ja) 1992-12-17 1992-12-17 クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4354727A JPH06186887A (ja) 1992-12-17 1992-12-17 クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06186887A true JPH06186887A (ja) 1994-07-08

Family

ID=18439502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4354727A Pending JPH06186887A (ja) 1992-12-17 1992-12-17 クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06186887A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005208205A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置及び画像形成装置
JP2006195419A (ja) * 2004-12-15 2006-07-27 Canon Inc クリーニング部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
US8831487B2 (en) 2010-04-20 2014-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Regulating device, image bearing member cleaning device, developing device, cleaning device, process cartridge and image forming apparatus

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005208205A (ja) * 2004-01-21 2005-08-04 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置及び画像形成装置
JP4529452B2 (ja) * 2004-01-21 2010-08-25 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP2006195419A (ja) * 2004-12-15 2006-07-27 Canon Inc クリーニング部材、クリーニング装置、プロセスカートリッジ、及び、電子写真画像形成装置
US8831487B2 (en) 2010-04-20 2014-09-09 Canon Kabushiki Kaisha Regulating device, image bearing member cleaning device, developing device, cleaning device, process cartridge and image forming apparatus
US9285756B2 (en) 2010-04-20 2016-03-15 Canon Kabushiki Kaisha Regulating device, image bearing member cleaning device, developing device, cleaning device, process cartridge and image forming apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7515848B2 (en) Image forming apparatus in which an image forming unit is mounted and dismounted by rotating an intermediary transfer member
JP3684195B2 (ja) プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置
US7298989B2 (en) Image forming apparatus and cartridge with holding device
JPH10105026A (ja) プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
US20050036803A1 (en) Process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
JP2007199675A (ja) 画像形成装置
JP3969990B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
US20020064390A1 (en) Electric contact member and developing device, process cartridge, and electrophotographic image-forming apparatus using the electric contact member
JP2000075764A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06186798A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2000263550A (ja) 樹脂製品、樹脂製品の分解方法、プロセスカートリッジ、プロセスカートリッジの分解方法、及び電子写真画像形成装置
JPH06186887A (ja) クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06308819A (ja) シール部材及び前記シール部材を用いたプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP3200208B2 (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP3242557B2 (ja) 現像装置
JPH07152307A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06148969A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4011882B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06180542A (ja) 画像形成装置
JPH0792885A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2003131543A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH096111A (ja) 現像剤カートリッジ、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JPH06130737A (ja) プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP4109915B2 (ja) クリーニング装置,プロセスカートリッジ,および画像形成装置
JPH06180543A (ja) クリーニング装置及びプロセスカートリッジ及び画像形成装置