JP2005208205A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレード鳴き音の放射が抑制されたクリーニング装置を提供する。
【解決手段】トナー像が形成担持される感光体ドラム12に当接し、感光体ドラム12上の残留トナーを除去するクリーニングブレード16aと、クリーニングブレード16aに固着され、所定の間隔(L)をもって対向する一対の面を有する金属薄板部材75と、を備える画像形成装置のクリーニング装置は、金属薄板部材75の一対の面の間隔(L)が、クリーニングブレード16aが感光体ドラム12に当接することにより放射される鳴き音の半波長(λ/2)の長さであり、対向する一対のそれぞれの面から放射される鳴き音の位相が逆になり、互いに打ち消し合って、鳴き音が大幅に低減され、さらに、クリーニングブレード16aの発熱を抑制することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、クリーニング装置等に関し、より詳しくは、複写機やプリンター等の画像形成装置に用いられるトナーのクリーニング装置等に関する。
周知のように、電子写真方式による画像形成装置においては、静電像担時体である感光体の表面をレーザービームで露光することにより感光体表面に静電潜像を形成し、感光体と対向して配設されている現像器等の現像手段により、静電潜像が感光体の現像部位にて反転現像され、トナー像として可視化される。
トナー像を転写手段によって静電的に紙等の転写材に転写した後、感光体表面上には若干のトナーやその添加剤等が残留する。これらの残留物を除去する手段としては、感光体の軸方向に沿って、先端に弾性ゴムブレードを接着した金属薄板部材を配し、弾性ゴムブレードの先端を感光体の回転方向に対して対向する方向に圧接させて掻き取る方式が一般的である。
この種の弾性ゴムブレードを使ったクリーニング方式では、感光体とブレード先端の接触面における摩擦抵抗が大きくなると、特定の周波数で発振する自励振動を生じ、極めて不快な騒音を発する所謂「ブレード鳴き」と呼ばれる現象や、ブレードのめくれを生じる問題が知られている。このような問題を解決する方法としては、例えば、接触面における摩擦抵抗を低減するための潤滑剤を感光体表面上に塗布する方法(特許文献1参照)、また、摩擦抵抗が大きくなっても、鳴きやめくれが生じないように、ゴムブレードの設置角度や感光体への押圧の圧力、損失係数(tanδ)を最適化する方法(特許文献2、特許文献3参照)等が提案されている。
特開2001−235987号公報 特開2002−268491号公報 特開2003−012752号公報
ところで、両面コピー等により、定着器を通過した原稿が、高温のまま再度画像形成装置に送られた場合、感光体の表面温度を著しく上昇させるため、感光体に接触する弾性ゴムブレードの温度は50℃近くにまで上昇する。一般的にゴムのような弾性部材の損失係数は、温度の上昇に伴って小さくなり、より振動しやすい状態になることが知られている。このような場合、特許文献1〜特許文献3に記載されているような方法では、実際に、ブレード温度が50℃に達すると、鳴き音を回避しうる設計のラチチュードは極めて狭くなる。したがって、ブレードの鳴きを回避するには、ブレード温度の低減が必須となる。
しかし、冷却用ファンの追加は、コストばかりでなく、新たな騒音源を追加してしまうという観点から好ましくない。また、自然対流による放熱効果の向上を狙って、弾性ブレードゴムが装着されている薄型板金部材の面積を拡大すると、ブレード鳴きの振動がより広い面積の空気に伝わるようになるため、鳴き音を増大させてしまうという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたものである。
即ち、本発明の目的は、ブレード鳴き音の放射が抑制されたクリーニング装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、このようなブレード鳴き音の放射が抑制されたクリーニング装置を備える画像形成装置を提供することにある。
かかる課題を解決すべく、本発明は、トナー像が形成担持される像担持体に当接し、像担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードと、クリーニングブレードに固着され、所定の間隔(L)をもって対向する一対の面を有する薄板部材と、を備えることを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置を要旨とするものである。
ここで、薄板部材は、金属から構成されていることが好ましく、さらに、熱伝導率が200以上である金属から構成されることが好ましい。薄板部材を金属で構成することにより、クリーニングブレードの発熱を抑制することができる。
また、薄板部材は、一対の面が所定の間隔で対向するように屈曲する部位を有し、例えば、Uの字状、コの字状等の一体化された形状であることが好ましく、ブレード鳴き音の放射を抑制する効果を高めることができる。
次に、本発明は、回転可能な像担持体と、像担持体を所定の電位に帯電する帯電装置と、帯電された像担持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、形成された静電潜像をトナーで現像する現像装置と、形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、転写後の像担持体表面に残留する残留トナーを除去するクリーニング装置と、を備え、クリーニング装置は、像担持体に当接し、像担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードと、クリーニングブレードに固着され、所定の間隔(L)をもって対向する一対の面を有する薄板部材と、を有することを特徴とする画像形成装置として把握することができる。
ここで、薄板部材の間隔(L)は、クリーニングブレードが像担持体に当接することにより放射される鳴き音の半波長(λ/2)の奇数倍の長さであることを特徴とすれば、対向する一対のそれぞれの面から放射される鳴き音の位相が逆になり、互いに打ち消し合って、鳴き音が大幅に低減される。
また、薄板部材の間隔(L)は、下記式に基づき設定されることが好ましい。
Figure 2005208205
(式中、fは、鳴き音の周波数(Hz)であり、cは、音速である。)
かくして本発明によれば、ファン等の新たな冷却装置を導入することなく、クリーニングブレードの温度を低減し、かつブレード鳴き音の放射が抑制されたクリーニング装置が提供される。
以下、添付の図面に基づき本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態と記す)について詳述する。
図1は、実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示した図であり、所謂タンデム型のデジタルカラープリンタを示している。図1に示す画像形成装置は、本体1に、各色の階調データに対応して画像形成を行う画像プロセス系10、記録用紙(シート)を搬送するシート搬送系40、例えばパーソナルコンピュータや画像読み取り装置等に接続され、受信された画像データに対して所定の画像処理を施す画像処理系であるIPS(Image Processing System)50とを備えている。
画像プロセス系10は、水平方向に一定の間隔を置いて並列的に配置される、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4つの画像形成ユニット11Y,11M,11C,11K、この画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト21上に多重転写させる転写ユニット20、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対してレーザ光を照射する光学系ユニットであるROS(Raster Output Scanner)30を備えている。また本体1には、転写ユニット20によって二次転写された記録用紙(シート)上の画像を、熱および圧力を用いて記録用紙に定着させる定着器29を備えている。更に、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kに対して各色のトナーを供給するためのトナーカートリッジ19Y,19M,19C,19Kが設けられている。
転写ユニット20は、中間転写体である中間転写ベルト21を駆動するドライブロール22、中間転写ベルト21に一定のテンションを付与するテンションロール23、重畳された各色のトナー像を記録用紙に二次転写するためのバックアップロール24、中間転写ベルト21上に存在する残留トナー等を除去するクリーニング装置25を備えている。中間転写ベルト21は、このドライブロール22とテンションロール23およびバックアップロール24との間に一定のテンションで掛け回されており、定速性に優れた専用の駆動モータ(図示せず)によって回転駆動されるドライブロール22により、矢印方向に所定の速度で循環駆動される。この中間転写ベルト21は、例えば、チャージアップを起こさないベルト素材(ゴムまたは樹脂)にて抵抗調整されたものが使用されている。クリーニング装置25は、クリーニングブラシ25aおよびクリーニングブレード25bを備えており、トナー像の転写工程が終了した後の中間転写ベルト21の表面から残留トナーや紙粉等を除去して、次の画像形成プロセスに備えるように構成されている。
ROS30は、レーザダイオード(LD)(図示せず)、変調器の他、レーザダイオード(LD)から出射されたレーザ光(LB−Y,LB−M,LB−C,LB−K)を偏向走査するポリゴンミラー31を備えている。図1に示す例では、ROS30は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの下方に備えられることから、トナー等の落下による汚損の危険性を有している。そこで、ROS30は、各構成部材を密閉するための直方体状のフレーム32を設け、また、レーザ光(LB−Y,LB−M,LB−C,LB−K)が通過するガラス製のウィンドウ33をこのフレーム32の上方に設けて、走査露光と共にシールド効果を高めるように構成されている。
シート搬送系40は、画像が記録される記録用紙(シート)を積載して供給する給紙装置41、給紙装置41から記録用紙を取り上げて供給するナジャーロール42、ナジャーロール42から供給された記録用紙を1枚ずつ分離して搬送するフィードロール43、フィードロール43により1枚ずつに分離された記録用紙を画像転写部に向けて搬送する搬送路44を備えている。また、搬送路44を介して搬送された記録用紙に対し、二次転写位置に向けてタイミングを合わせて搬送するレジストロール45、二次転写位置に設けられバックアップロール24に圧接して記録用紙上に画像を二次転写する二次転写ロール46を備えている。更に、定着器29によってトナー画像が定着された記録用紙を本体1の機外に排出する排出ロール47、排出ロール47によって排出された記録紙を積載する排出トレイ48を有する。また、定着器29によって定着された記録用紙を反転させて両面記録を可能とする両面用搬送ユニット49を備えている。
次に、画像プロセス系10における画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kについて詳述する。
図2は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの構成を説明する図であり、ここでは、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Yとマゼンタ(M)の画像形成ユニット11Mとが示されている。他の画像形成ユニット11C,11Kもほぼ同様に構成されている。
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kは、トナー像を担持させる像担持体としての感光体ドラム12、帯電ロール13aを用いて感光体ドラム12を帯電させる帯電器13、帯電器13によって帯電され、ROS30からのレーザ光(LB−Y,LB−M,LB−C,LB−K)によって感光体ドラム12上に形成された静電潜像を現像ロール14aによって現像する現像器14、中間転写ベルト21を挟んで感光体ドラム12に対向して設けられ、感光体ドラム12上に現像されたトナー像を中間転写ベルト21上に転写する一次転写ロール15、転写後に感光体ドラム12上に残った残留トナーをクリーニングブレード16aで除去するクリーニング装置16を備えている。なお、クリーニング装置16については後述する。
また、本実施の形態では、各画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12、帯電器13、およびクリーニング装置16を一体化し、図3に示すプロセスカートリッジ60とすることで、画像形成装置の本体1からこのプロセスカートリッジ60だけを取り外し、また、プロセスカートリッジ60だけを本体1に対して取り付け可能とし、ユーザによる交換を可能としている。これら各プロセスカートリッジ60には、不揮発性メモリユニット(図示せず)が搭載されている。この不揮発性メモリユニットには、例えば、感光体ドラム12の回転数、高圧電圧印加時間、プリント枚数など、所定の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにて、そのプロセスカートリッジ60が装着された際の、各々のカートリッジ使用履歴情報が格納されている。これらのプロセスカートリッジ60は、画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの間で差し替えて用いることもできる。各々のプロセスカートリッジ60に夫々不揮発性メモリユニットが搭載されていることにより、プロセスカートリッジ60が異なる画像形成ユニットで用いられた場合であっても、トータルとしての自らの使用履歴情報を、プロセスカートリッジ60自らが保存することができる。その結果、プロセスカートリッジ60毎に、例えば、正しい寿命を判断することができる。
次に、図1に示す画像処理装置の動作について説明する。原稿読み取り装置(図示せず)によって読み取られた原稿の色材反射光像や、パーソナルコンピュータ等(図示せず)にて形成された色材画像データは、例えばR(赤)、G(緑)、B(青)の各8ビットの反射率データとしてIPS50に入力される。IPS50では、入力された反射率データに対して、シェーディング補正、位置ズレ補正、明度/色空間変換、ガンマ補正、枠消しや色編集、移動編集等の各種画像編集等の所定の画像処理が施される。画像処理が施された画像データは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の色材階調データに変換され、ROS30に出力される。
ROS30では、入力された色材階調データに応じて、レーザダイオード(LD)(図示せず)から出射されたレーザ光(LB−Y,LB−M,LB−C,LB−K)を、f−θレンズ(図示せず)を介してポリゴンミラー31に出射している。ポリゴンミラー31では、入射されたレーザ光を各色の階調データに応じて変調し、偏向走査して、図示しない結像レンズおよび複数枚のミラーを介して画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12に照射している。画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12では、帯電された表面が走査露光され、静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、各々の画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kにて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色のトナー像として現像される。
画像形成ユニット11Y,11M,11C,11Kの感光体ドラム12上に形成されたトナー像は、中間転写体である中間転写ベルト21上に多重転写される。このとき、黒色のトナー像を形成する黒の画像形成ユニット11Kは、中間転写ベルト21の移動方向の最下流側に設けられ、黒色のトナー像は、中間転写ベルト21に対して最後に一次転写される。
一方、シート搬送系40では、画像形成のタイミングに合わせてナジャーロール42が回転し、給紙装置41から所定サイズの記録用紙が供給される。フィードロール43により1枚ずつ分離された記録用紙は、搬送路44を経てレジストロール45に搬送され、一旦、停止される。その後、トナー像が形成された中間転写ベルト21の移動タイミングに合わせてレジストロール45が回転し、記録用紙は、バックアップロール24および二次転写ロール46によって形成される二次転写位置に搬送される。二次転写位置にて下方から上方に向けて搬送される記録用紙には、圧接力および所定の電界を用いて、4色が多重されているトナー像が副走査方向に順次、転写される。そして、各色のトナー像が転写された記録用紙は、定着器29によって熱および圧力で定着処理を受けた後、排出ロール47によって本体1の上部に設けられた排出トレイ48に排出される。尚、排出トレイ48にそのまま排出せずに、図示しない切り替えゲートによって搬送方向を切り替え、定着器29によって定着された記録用紙を両面用搬送ユニット49によって反転させることもできる。この反転された記録用紙をレジストロール45に搬送した後、前述と同様な流れによって、印刷されていない他の面について画像を形成することで、記録用紙の両面に画像を形成することが可能となる。
次に、図2に示す画像形成ユニット11Yにおける画像形成動作について詳述する。なお、他の画像形成ユニット11M,11C,11Kについても同様である。
画像形成動作が開始されると、感光体ドラム12が回転を開始し、感光体ドラム12の表面が帯電ロール13aによって所定の電位に帯電される。そして、所定の電位に帯電した感光体ドラム12表面に選択的にレーザ光LB−Yが照射され、作成すべき画像に対応した静電潜像が形成される。次に、回転する現像ロール14aから感光体ドラム12に対し、形成された静電潜像に対応して選択的にトナーTが転移し、作成すべき画像に対応したトナー像が形成される。さらに、一次転写ロール15に印加される一次転写バイアスにより、感光体ドラム12上に形成されたトナー像が中間転写ベルト21上に転写される。そして、中間転写ベルト21に転写されずに感光体ドラム12上に残留した残留トナーは、クリーニングブレード16aによって掻き取られる。
図3は、プロセスカートリッジ60の端部側断面を示す図である。本実施の形態において、プロセスカートリッジ60には、クリーニング装置16(クリーニングブレード16a)を収容するクリーナハウジング61、および帯電器13(帯電ロール13a)を収容する帯電ハウジング62が設けられている。これらクリーナハウジング61および帯電ハウジング62は、プロセスカートリッジ60に対して着脱できるようになっている。
ここで、クリーニング装置16は、自由端側のブレードエッジAが感光体ドラム12の移動方向に対してドクター方向に圧接するように配置されるクリーニングブレード16a、金属板で形成され、クリーニングブレード16aが固着される断面コの字状の金属薄板部材75、金属薄板部材75をクリーナハウジング61に固定するためのネジ72を有している。また、感光体ドラム12とクリーニングブレード16aとの接触部からみて感光体ドラム12の回転方向上流側には、一端がクリーナハウジング61に固定され、自由端側が感光体ドラム12に接触するようにシールフィルム73が取り付けられている。シールフィルム73は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)で構成されると共に、自由端側が感光体ドラム12の移動方向に対してワイパー方向に接触するように配設される。これにより、クリーニングブレード16aで除去されクリーナハウジング61内に収容されたトナーが、外部に漏れ出すのを防止できるようになっている。また、クリーナハウジング61内には、感光体ドラム12の軸方向に沿ってオーガ74が設けられており、クリーナハウジング61内に回収されたトナーを外部に設けられた回収ボトル(図示せず)に向けて搬送するようになっている。
図4は、クリーニング装置の要部を説明する図である。図4(a)は、第1の実施の形態であり、図4(b)は、第2の実施形態である。図4(a)に示されるように、担持体である感光体ドラム12は矢印の方向へ回転し、転写後に感光体ドラム12表面上に残ったトナーやその添加物等の残留物は感光体ドラム12に押圧されているクリーニングブレード16aによって掻き取られる。クリーニングブレード16aは、クリーニングブレード16aが感光体ドラム12に当接する面と反対側の面で、金属薄板部材75と固着されている。
金属薄板部材75は、一対の面が所定の間隔(L)で互いに対向するように、所定の部位が屈曲された断面コの字状の一体形状を有している。金属薄板部材75における互いに対向する一対の面の所定の間隔(L)は、金属薄板部材75の鳴き音の半波長(λ/2)になるように形成され、それぞれの面から放射される鳴き音S1及び鳴き音S2の位相が逆になり、互いに打ち消し合って、鳴き音が大幅に低減されるように設定されている。即ち、金属薄板部材75が有する対向する一対の面の間隔(L)は、金属薄板部材75から放射される鳴き音の半波長(λ/2)の略奇数倍に対応する長さであることが好ましい。
また、鳴き音の周波数をf(Hz)、音速をcであるとすると、面の間隔(L)(単位:m)は、下記式から求められる。
Figure 2005208205
具体的には、例えば、金属薄板部材75の鳴き音の周波数が3000Hzの場合、一対の対向する面の距離は57mmとなる。
金属薄板部材75の厚さは、特に限定されないが、通常、1mm〜2mmの範囲である。また、所定の間隔Lと垂直方向の長さは、通常、20mm〜40mmである。金属薄板部材75は、一対の面が所定の間隔(L)で互いに対向するように断面コの字状の一体形状を有することにより、放熱のための表面積が増大している。また、金属薄板部材75に使用される材料としては、熱伝導率が200以上の金属を使用することが好ましい。このような金属としては、例えば、アルミニウム、銅等が挙げられる。熱伝導率の高い金属材料を用いることにより、金属薄板部材75の放熱性がさらに高められ、クリーニングブレード16aの温度上昇を抑制することができる。また、放熱のために必要な表面積を抑制することが出来る。
図4(b)は、クリーニング装置の第2の実施形態を説明する図である。図4(b)に示されたクリーニング装置中のクリーニングブレード16aは、クリーニングブレード16aが感光体ドラム12に当接する面と反対側の面で、金属薄板部材76と固着されている。一方、金属薄板部材76は、クリーニングブレード16aと固着する面に対して垂直方向に屈曲され、一対の面が所定の間隔(L)で互いに対向するように、所定の部位が屈曲された断面コの字状の一体形状を有し、クリーニングブレード16aと反対側の面が、クリーナハウジング61に取り付けるためのネジ72に固定されている。第1の実施の形態と同様に、所定の間隔(L)は、前述した式を用いて決定される。
尚、金属薄板部材75,76の形状は、これらに限定されるものではない。即ち、金属薄板部材75,76が対向する一対の面を有し、この一対の面の間隔(L)が、それぞれの面から放射される鳴き音S1及び鳴き音S2の位相が逆になり、互いに打ち消し合うように一体に形成された形状であれば、装置のスペース、感光体とのレイアウトに応じて自由に構成することが出来る。また、金属薄板部材75,76は、一枚の薄板を屈曲して一体に形成されたものに限定されず、例えば、一対の部材を溶接または接着等により一体化したもの、ボルト等により固定したもの、適当な構造により嵌合させたもの等も用いることができる。
また、本実施の形態においては、金属薄板部材75,76について説明したが、薄板部材の材料は金属に限定されず、例えば、合成樹脂等も使用することができる。
さらに、本実施の形態においては、クリーニングブレード16aが感光体ドラム12に当接する面と反対側の面で、金属薄板部材75,76と固着されている場合について説明したが、金属薄板部材75,76が固着されるクリーニングブレード16aの面はこれに限定されず、例えば、クリーニングブレード16aが感光体ドラム12に当接する面と同じ側の面に固着させることも可能である。
なお、上述した各実施形態では、感光体ドラム12に圧接配置されるクリーニングブレード16aに取り付けられた金属薄板部材75,76を例に説明を行ったが、これに限られるものではなく、例えば、像担持体としての中間転写ベルト21に圧接配置されるクリーニングブレード25bの部位に対しても、同様に適用し、鳴き音の低減及び放熱効果の増大を図ることができる。
また、上述した各実施形態では、常時、感光体ドラム12に圧接するクリーニングブレード16aを取り付けられ金属薄板部材75,76を例に説明を行ったが、これに限られるものではなく、感光体ドラム12や中間転写ベルト21に対して接離自在に配置されるクリーニングブレードを有する部位についても、同様に適用することができる。
実施の形態にかかる画像形成装置の全体構成を示した図である。 画像形成ユニットの構成を説明する図である。 プロセスカートリッジの端部側断面を示す図である。 クリーニング装置の要部を説明する図である。
符号の説明
1…本体、10…画像プロセス系、11Y,11M,11C,11K…画像形成ユニット、12…感光体ドラム、13…帯電器、13a…帯電ロール、14…現像器、14a…現像ロール、15…一次転写ロール、16…クリーニング装置、16a…クリーニングブレード、20…転写ユニット、21…中間転写ベルト、29…定着器、30…ROS、31…ポリゴンミラー、40…シート搬送系、50…IPS、60…プロセスカートリッジ、61…クリーナハウジング、62…帯電ハウジング、72…ネジ、73…シールフィルム、74…オーガ、75,76…金属薄板部材

Claims (8)

  1. トナー像が形成担持される像担持体に当接し、当該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードに固着され、所定の間隔(L)をもって対向する一対の面を有する薄板部材と、を備えることを特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。
  2. 前記薄板部材は、金属から構成されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のクリーニング装置。
  3. 前記薄板部材は、熱伝導率が200以上である金属から構成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のクリーニング装置。
  4. 前記薄板部材は、前記一対の面が所定の間隔で対向するように屈曲する部位を有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置のクリーニング装置。
  5. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体を所定の電位に帯電する帯電装置と、
    帯電された前記像担持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、
    形成された静電潜像をトナーで現像する現像装置と、
    形成されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置と、
    転写後の前記像担持体表面に残留する残留トナーを除去するクリーニング装置と、を備え、
    前記クリーニング装置は、
    前記像担持体に当接し、当該像担持体上の残留トナーを除去するクリーニングブレードと、
    前記クリーニングブレードに固着され、所定の間隔(L)をもって対向する一対の面を有する薄板部材と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記間隔(L)は、前記クリーニングブレードが前記像担持体に当接することにより放射される鳴き音の半波長(λ/2)の略奇数倍の長さであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記間隔(L)は、下記式に基づき設定されることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
    Figure 2005208205
    (式中、fは、鳴き音の周波数(Hz)であり、cは、音速である。)
  8. 前記間隔(L)は、前記対向する一対の面から放射される鳴き音の位相が互いに逆になるように設定されることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
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