JP4161404B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いた画像記録装置であって、現像器ユニットの現像ローラ部分からのトナー漏れを防止するよう構成した画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、電子写真方式を用いた画像記録装置においては、プロセスユニットを構成する現像器ユニット内にトナーが貯留されており、該トナーは現像器ユニットの供給ローラから現像ローラへ移送され、さらに現像ローラを介して、ドラムユニットの感光体ドラムへ移転されている。
この場合、感光体ドラムへトナーの移転を行う範囲において、現像ローラを通じて現像器ユニット内部から外部へトナーを搬出するように構成している。
前述のように、感光体ドラムへトナーの移転を行う範囲では、現像器ユニットから外部へトナーを搬出する必要があるが、それ以外の箇所から外部へトナーが搬出されると、現像器ユニット内部のトナーがプロセスユニット外部へ漏れ出すことになるため、トナーを搬出する必要がある範囲以外にはシーリングを行ってトナーの漏出を防止することが重要となる。
そこで、例えば、現像ローラ両端部からのトナーの漏れを防止するためのシール部材が配設されている。
また、現像ローラの下方には、感光体ローラへ移転されなかったトナーを現像器ユニット内に回収されるよう案内すべく、フィルム部材が配設されており、その下方にて、該現像ローラ及びシール部材の下方から外部へ漏れ出すことを防止するシール部材を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の画像記録装置においては、現像ローラ両端部のトナー漏れを防止するシール部材と、現像ローラの下方からのトナー漏れを防止するシール部材との境界部分には、これらのシール部材の組み付け精度等により僅かな間隙が生じる場合があり、この間隙からトナーが漏れ出す恐れがあった。
また、トナーを現像ローラへ移送する供給ローラの支持部へトナーが侵入しないようにシーリングして、該供給ローラ等の回転状態を良好に保つことも重要である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、画像記録装置における以上のような課題を解決すべく、次のような手段を用いるものである。
即ち、請求項1においては、
現像器ユニット内に貯留されるトナーを、現像ローラを介して感光体ドラムへ移転する画像記録装置であって、
前記現像器ユニットにおける開口部の軸方向端部と前記現像ローラの軸方向の端部との間隙を塞いで、前記現像ローラの軸方向の端部からのトナー漏れを防止する弾性サイドシール部材と、
前記現像器ユニットの現像器本体底面に設けられ、前記現像ローラ底部にフィルム部材を介して圧接する弾性底部シール部材と、
前記現像器本体底面の端部であって、前記弾性底部シール部材より前記感光体ドラム側に設けられ、前記フィルム部材が取り付けられるブラケットと、
を備え、
前記現像ローラの軸方向長さにおいて、前記弾性底部シール部材よりも前記ブラケットを短く形成し、前記弾性サイドシール部材と前記弾性底部シール部材とを前記現像ローラの軸方向に圧接させるとともに、前記弾性サイドシール部材に前記現像ローラの軸方向内側に突出する凸部を形成し、前記凸部と前記ブラケットとを前記現像ローラの軸方向に圧接させる。
【0005】
また、請求項2においては、
トナーを現像ローラへ移送する供給ローラの両端部に、該供給ローラの供給ローラ軸の外径よりも小さく形成した内径を有するリング状の供給ローラシール部材を嵌装した。
【0006】
また、請求項3においては、
前記弾性サイドシール部材と前記弾性底部シール部材、又は、前記供給ローラシール部材は、単泡スポンジによりなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付の図面より説明する。図1は本発明の画像記録装置の内部を示す側面断面図、図2は現像器ユニット及びドラムユニットを示す側面断面図、図3は現像ローラ及びトナー膜厚規制ブレードの部分の弾性サイドシール部材によるシール部を示す正面図、図4は図3におけるX−X断面図、図5は現像ローラ端部に配置した弾性サイドシール部材を示す平面断面図、図6は同じく弾性サイドシール部材と弾性底部シール部材とブラケットとの境界部を示す平面断面図、図7は供給ローラ端部におけるシール状態を示す平面断面図である。
【0008】
本発明の画像記録装置の概略構成について、図1乃至図2により説明する。本画像記録装置は、例えば、ファクシミリ等における電子写真方式の画像記録装置に適用されており、プロセスユニット9が画像記録装置8の上部に配設され、該プロセスユニット9はドラムユニット10と現像器ユニット4等とから成っている。ドラムユニット10内には、感光体ドラム1が配設され、該感光体ドラム1の周囲にその回転方向(矢視A)に沿って帯電器2、光書き込みユニット(LEDヘッドアレイ)3、現像器ユニット4、転写器5、メモリ除去部材51、絶縁性部材52が順に配設されている。
【0009】
感光体ドラム1と帯電器2とメモリ除去部材51と絶縁性部材52とはドラムユニット10としてユニット化され、ドラムユニット10の感光体ドラム1のドラム軸1aを現像器ユニット4へ着脱自在に係合させている。
該プロセスユニット9は本体フレーム21に着脱自在に装着されており、本体フレーム21に装着された状態においては、現像器ユニット4が本体フレーム21に回動可能に支持されるとともに、ドラムユニット10の前記ドラム軸1aが本体フレーム21に形成したU溝に支持されている。
そして、ドラムユニット10と現像器ユニット4とを一体的に、またドラムユニット10のみを本体フレーム21上方に取り外し可能として、プロセスユニット9内で用紙詰まりなどが発生した際に、容易に該用紙を取り出せるようにしている。
【0010】
ドラムユニット10の下流側には、用紙に転写されたトナー像を定着するための定着ユニット6が配設され、該定着ユニット6は互いに圧接された加熱ローラ61と加圧ローラ62とで構成されている。
ドラムユニット10の上流側には、用紙搬送ローラ71・72・72’、ピックアップローラ73・73’、及び給紙カセット74・74’から構成される記録用紙供給・搬送系7が設けられている。
前記帯電器2は、ローラ表面を導電性繊維ブラシで覆ったブラシローラ式帯電器であり、該帯電器2にはバイアス電圧が印加され、回転しながら感光体ドラム1の周面を均一に、略−750Vに帯電する。転写器5は、ウレタン樹脂等から成る導電性発泡体で構成され、該転写器5には定電流のバイアス電圧(例えば500V〜2kV)が印加される。
【0011】
前記現像ユニット4は、トナー40を貯留する現像器本体41と、該現像器本体41の下部に配置した供給ローラ42と、該供給ローラ42感光体ドラム1との間に配設して互いに転接するよう位置させた現像ローラ43と、現像器本体41内に配設して貯留されたトナー40を攪拌する攪拌体44と、前記現像ローラ43のトナー40の搬送方向の下流側周面に弾設されたトナー膜厚規制ブレード45とから成っている。
【0012】
現像ローラ43はゴム部材等で構成され、ステンレスなどの金属で形成された現像ローラ軸43aを中心にして図2における矢視B方向に回転し、該現像ローラ43には、例えば、−300V程度のバイアス電圧が印加されている。
また、前記トナー膜厚規制ブレード45は、現像ローラ43外周面に付着したトナー40の膜厚を規制するブレードであり、弾性を有するステンレス部材等で構成されている。そして、該トナー膜厚規制ブレード45には、例えば、−650V程度のバイアス電圧が印加されている。
供給ローラ42は発泡ウレタン等で構成され、ステンレスなどの金属で形成された供給ローラ軸42aを中心にして図2における矢視C方向に回転し、該供給ローラ42には例えば、−650V程度のバイアス電圧が印加されている。
【0013】
供給ローラ42と現像ローラ43との軸心間距離は、該供給ローラ42と現像ローラ43とが駆動されている際には、それぞれのローラ半径の合計よりも若干小さくなるように設定されており、これにより両ローラの当接部は圧接関係となる。この圧接関係及び前記矢視B・Cの回転方向による、ローラ42と現像ローラ43との摩擦作用と、各ローラ42・43に印加されたバイアス電圧とが相まって、該両ローラ42・43付近に存在するトナー40が帯電する。
そして、供給ローラ42の矢視C方向への回転により、供給ローラ42の気泡内に充填されたトナー40が現像ローラ43側に移送され、供給ローラ42と現像ローラ43との圧接部では両ローラ42・43の電位差により、該トナー40が現像ローラ43の表面に付着する。
現像ローラ43は感光体ドラム1へ圧接しており、現像ローラ43の表面に付着したトナー40は、該現像ローラ43の矢視B方向への回転により、感光体ドラム1側へ搬送される。その途中、例えば、−650V程度に印加されたトナー膜厚規制ブレード45により、現像ローラ43の表面に付着したトナー40の層厚は均一になる。
【0014】
次に、以上のように構成した画像記録装置における画像形成プロセスについて簡単に説明する。前記感光体ドラム1が矢視A方向に回転し、導電性繊維ブラシにて構成した帯電器2により該感光体ドラム1の外周表面が略−750Vに均一に帯電される。
その後、前記光書き込みユニット3により画情報に基づいて感光体ドラム1の表面に光照射が行なわれる。感光体ドラム1はアースされた光導電体より成るので、光が照射された部位、即ち画情報の黒に対応する部分の電位が−30V程度になり、光の照射部位(画情報の黒に対応する部分)と非照射部位(画情報の白に対応する部分)とに電位差が生じ、これにより感光体ドラム1の光書き込みユニット3下流側表面には画情報に対応する静電潜像が形成される。
【0015】
この静電潜像が現像器ユニット4に至り、該静電潜像と,現像ローラ43の外周面に付着して略−650Vに帯電したトナー40とが接すると、該トナー40は光の照射部位との電位差によって感光体ドラム1表面の光照射部位に吸引されて移転し、感光体ドラム1表面にはトナー像が形成される。
このトナー像は感光体ドラム1の回転により該感光体ドラム1と転写器5との転接部に達するが、この転接部には、感光体ドラム1の回転に同期して、前記ピックアップローラ73により給紙カセット74(74’)から一枚ずつ繰り出された記録用紙が、搬送ローラ72(72’)・71を経て導入される。
転写器5には500V〜2kVのバイアス電圧が印加されているから、感光体ドラム1表面のトナー像は転写器5に吸引されて、記録用紙に付着して転写される。トナー像が転写された記録用紙は、感光体ドラム1及び転写器5の回転によりさらに搬送され、定着ユニット6に至る。
【0016】
定着ユニット6に至った記録用紙は、加熱ローラ61と加圧ローラ62との圧接部に導入される。ここで、トナー40に含まれる樹脂成分が、両ローラ61・62の加熱・加圧作用によって溶融し、用紙に融着して永久像が形成されて、装置外に記録用紙が排出される。トナー像が記録用紙に転写された後の感光体ドラム1表面は、転写器5の作用により0V程度になるとともに、若干の未転写トナーが残る。
感光体ドラム1はその後も回転を続けて、帯電器2により前記の如くその表面が均一に帯電され、その後のプロセスが繰り返される。
【0017】
一方、感光体ドラム1表面に残った未転写トナーは、帯電器2とは別に設けたメモリ除去部材51に電圧を印加することで、該メモリ除去部材51の作用によりかき乱されて該感光体ドラム1表面で分散されるとともに、帯電される。
この場合、メモリ除去部材51と帯電器2との間には絶縁性部材52を介装しているので、両者間が接近した場合でも、画像形成に障害を生じさせることはない。そして、感光体ドラム1表面に残存したトナーは分散されるので、光書き込みユニット3による光照射には影響を及ぼさず、画像形成の障害になることはない。この分散された残存トナーは、現像器ユニット4に至り、現像ローラ43との電位差により不用なトナーは吸引されて、現像器本体41内に回収される。
【0018】
次に、現像器ユニット4からのトナー漏れを防止するためのシーリング構造について説明する。現像器ユニット4は感光体ドラム1側の面が開口しており、この開口部に現像ローラ43及びトナー膜厚規制ブレード45等を配設して、一定膜厚で現像ローラ43外周面に付着させたトナー40を感光体ドラム1へ移送するようにしている。
そして、図3、図4において、前述の如く、現像ローラ43におけるトナー40の搬送方向の下流側外周面に、現像器本体41へ取り付けられた前記トナー膜厚規制ブレード45が弾設されている。
【0019】
現像ローラ43の両端部には、単泡スポンジ等の弾性部材から成る弾性サイドシール部材47がそれぞれ設けられており、該弾性サイドシール部材47は一体的に形成される現像ローラシール部47aとブレードシール部47bとで構成されている。
この現像ローラシール部47aにより、現像器ユニット4における開口部の軸方向端部4aと現像ローラ43の端部との間隙を塞ぐとともに、ブレードシール部47bにより、該軸方向端部4aとトナー膜厚規制ブレード45の端部との間隙を塞いで、現像器ユニット4内部からトナー40が漏れ出さないように構成している。
即ち、弾性サイドシール部材47は、現像ローラ43の端部からのトナー40漏れ、及び、トナー膜厚規制ブレード45の端部からのトナー40漏れを防止するシール部材である。
【0020】
該現像ローラシール部47aは、現像器本体41における現像器本体底面41aの感光体ドラム1側端から、現像器ユニット4内側方向の現像ローラ43外周面に沿って上方へ向かって配設され、その上端はトナー膜厚規制ブレード45の先端部45a近傍まで達している。そして、ブレードシール部47bは、現像ローラシール部47aの上端部から上方へ延設されている。
また、弾性サイドシール部材47の現像ローラシール部47aの現像器ユニット4内側方向には、単泡スポンジ等の弾性部材から成る補助シール部材49が配設されている。
該補助シール部材49は、現像ローラシール部47aを現像器ユニット4外側方向へ押圧しており、これにより、現像ローラ43の外周面と現像ローラシール部47aとを密着させて、現像ローラ43端部からのトナー漏れ防止のためのシール性を高めている。
【0021】
また、図2に示すように、現像ローラ43下方の現像器本体底面41aには、単泡スポンジ等の弾性部材から成る弾性底部シール部材58が配設され、該弾性底部シール部材58はフィルム部材59を介して現像ローラ43の底部に圧接している。該フィルム部材59は、現像器本体底面41aの感光体ドラム1側端部に配置されたブラケット63に取り付けられており、該ブラケット63は、例えば、板金部材により形成されている。
そして、該弾性底部シール部材58によって、感光体ローラ1へ移転されずに現像器ユニット4内に回収された現像ローラ43外周面のトナー40が、現像ローラ43の下方から外部へ漏れ出ないようにシーリングしている。
【0022】
図5に示すように、前記弾性サイドシール部材47の現像ローラシール部47aにおける、現像器本体底面41aの感光体ドラム1側端部に位置する部分には、軸方向内側へ突出する凸部47cが形成されている。
そして、図6に示すように、該凸部47cの先端は前記ブラケット63の軸方向端部に圧接しており、ブラケット63よりも供給ローラ42側に位置する弾性底部シール部材58の端部と弾性サイドシール部材47の端部とが圧接している。
【0023】
このように、弾性底部シール部材58と弾性サイドシール部材47とをお互いに圧接させることにより、該弾性底部シール部材58と弾性サイドシール部材47との間のシール性を向上させて、該部分のトナー40漏れを防止しており、さらには、弾性サイドシール部材47に凸部47cを形成してブラケット63へ圧接させることで、該凸部47cとブラケット63との間のシール性を向上させて、該部分のトナー40漏れを防止している。
即ち、現像ローラ43端部における、該現像ローラ43と現像器本体底面41aとの間は、弾性底部シール部材58と弾性サイドシール部材47との圧接によるシーリング、及び、凸部47cとブラケット63との圧接によるシーリングで二重にシーリングしてシール性を向上させ、確実にトナー40の漏れを防止しているのである。
【0024】
また、弾性サイドシール部材47の前記凸部47cはブラケット63の端部へ圧接させているので、該弾性サイドシール部材47の現像器本体41への組み付け位置が多少ずれても、凸部47cとブラケット63との間のシール性を保持することができるので、該弾性サイドシール部材47の組み付け精度をあまり高くする必要がなく、弾性サイドシール部材47の組み付け性を向上することができる。
【0025】
図7に示すように、前記供給ローラ42の供給ローラ軸42aは、その両端を軸受け65・65を介して現像器本体41に回転自在に支持されている。該軸受け65の軸方向内側においては、単泡スポンジ等の弾性部材から成る軸受部シール部材66が供給ローラ軸42aに密着して嵌装されており、前記軸受け65の部分にトナー40が侵入しないようにシールしている。
さらに、供給ローラ42の両端部においては、供給ローラ軸42aに、単泡スポンジ等の弾性部材から成り、リング状に形成した供給ローラシール部材67を嵌装している。該供給ローラシール部材67は、その内径を供給ローラ軸42aの外径よりも小さく形成して、該供給ローラ軸42aに密着して取り付けられているとともに、供給ローラ42の側端面、及び、現像器本体41の壁面に圧接している。
【0026】
そして、供給ローラ42の端部から、供給ローラ軸42aと現像器本体41との間に形成された間隙68の部分にトナー40が侵入しないようにシールして、供給ローラ42が支持されている部分のシール性を向上し、該供給ローラ42の回転状態を良好に保つようにしている。
また、供給ローラシール部材67は、その内径を供給ローラ軸42aの外径よりも小さく形成しているが、該供給ローラシール部材67はリング状に形成されるとともに、単泡スポンジ等の弾性部材で形成されて伸縮性を有しているので、該供給ローラシール部材67を供給ローラ軸42aに組み付ける際の作業性が良い。
尚、前記軸受部シール部材66も同様に伸縮性を有しているので、供給ローラ軸42aへの組み付け時の作業性は良好である。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、画像記録装置において、以上のような構成とすることで、次のような効果を奏する。
まず、請求項1の如く構成するので、現像ローラ端部における、該現像ローラと現像器本体底面との間を、弾性底部シール部材と弾性サイドシール部材との圧接によるシーリング、及び、弾性サイドシール部材の凸部とブラケットとの圧接によるシーリングで二重にシーリングしてシール性を向上させることができ、確実にトナーの漏れを防止することができた。
また、該弾性サイドシール部材端部と弾性底部シール部材端部との圧接、及び該弾性サイドシール部材の凸部と該ブラケット端部との圧接は、該弾性サイドシール部材端部と該弾性底部シール部材とが弾性を有するので、該弾性サイドシール部材の現像器本体への組み付け位置が多少ずれても容易に圧接させることができ、該凸部とブラケットとの間のシール性を保持することができるので、該弾性サイドシール部材の組み付け精度をあまり高くする必要がなく、弾性サイドシール部材の組み付け性を向上することができた。
【0028】
更に、請求項2の如く構成するので、供給ローラの端部から、供給ローラ軸と現像器本体との間に形成された間隙の部分にトナーが侵入しないようにシールすることができ、これにより、供給ローラが支持されている部分のシール性を向上して、該供給ローラの回転状態を良好に保つことができた。
また、供給ローラシール部材はリング状に形成されているので、該供給ローラシール部材を供給ローラ軸に組み付ける際の作業性を向上させることができた。
【0029】
更に、請求項3の如く構成するので、単泡スポンジは、弾性を有することで、組み付け精度を要求せずに容易にシール部材をこれに当接するものに圧接することができ、弾性サイドシール部材と弾性底部シール部材を現像器本体へ組み付ける際、及び、供給ローラシール部材を供給ローラ軸へ組み付ける際の作業性を向上させることができ、そして、容易に高いシール性を得ることができ、確実にトナー漏れを防ぐことができた。
また、素材が低価格であるとともに、該弾性サイドシール部材の凸部も容易に加工可能で、コストを抑えることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像記録装置の内部を示す側面断面図である。
【図2】現像器ユニット及びドラムユニットを示す側面断面図である。
【図3】現像ローラ及びトナー膜厚規制ブレードの部分の弾性サイドシール部材によるシール部を示す正面図である。
【図4】図3におけるX−X断面図である。
【図5】現像ローラ端部に配置した弾性サイドシール部材を示す平面断面図である。
【図6】同じく弾性サイドシール部材と弾性底部シール部材とブラケットとの境界部を示す平面断面図である。
【図7】供給ローラ端部におけるシール状態を示す平面断面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム
4 現像器ユニット
8 画像記録装置
9 プロセスユニット
10 ドラムユニット
40 トナー
42 供給ローラ
42a 供給ローラ軸
43 現像ローラ
47 弾性サイドシール部材
47a 現像ローラシール部
47c 凸部
58 弾性底部シール部材
59 フィルム部材
63 ブラケット
67 供給ローラシール部材
Claims (3)
- 現像器ユニット内に貯留されるトナーを、現像ローラを介して感光体ドラムへ移転する画像記録装置であって、
前記現像器ユニットにおける開口部の軸方向端部と前記現像ローラの軸方向の端部との間隙を塞いで、前記現像ローラの軸方向の端部からのトナー漏れを防止する弾性サイドシール部材と、
前記現像器ユニットの現像器本体底面に設けられ、前記現像ローラ底部にフィルム部材を介して圧接する弾性底部シール部材と、
前記現像器本体底面の端部であって、前記弾性底部シール部材より前記感光体ドラム側に設けられ、前記フィルム部材が取り付けられるブラケットと、
を備え、
前記現像ローラの軸方向長さにおいて、前記弾性底部シール部材よりも前記ブラケットを短く形成し、前記弾性サイドシール部材と前記弾性底部シール部材とを前記現像ローラの軸方向に圧接させるとともに、前記弾性サイドシール部材に前記現像ローラの軸方向内側に突出する凸部を形成し、前記凸部と前記ブラケットとを前記現像ローラの軸方向に圧接させることを特徴とする画像記録装置。 - トナーを現像ローラへ移送する供給ローラの両端部に、該供給ローラの供給ローラ軸の外径よりも小さく形成した内径を有するリング状の供給ローラシール部材を嵌装したことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
- 前記弾性サイドシール部材と前記弾性底部シール部材、又は、前記供給ローラシール部材は、単泡スポンジによりなることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。
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