JP2000056562A - 現像装置及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像装置及びプロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2000056562A
JP2000056562A JP10220205A JP22020598A JP2000056562A JP 2000056562 A JP2000056562 A JP 2000056562A JP 10220205 A JP10220205 A JP 10220205A JP 22020598 A JP22020598 A JP 22020598A JP 2000056562 A JP2000056562 A JP 2000056562A
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Tadashi Horikawa
直史 堀川
Kenji Matsuda
健司 松田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像スリーブの振動等によって生ずる可撓性
シートの波打ちと、これによってできる現像スリーブと
可撓性シートとの間の隙間を防止し、該隙間からのトナ
ー漏れを防止すること。 【解決手段】 電子写真感光体15に現像剤を供給するた
めの現像スリーブ20YSと、トナーを現像スリーブ20Y
Sへ供給する開口38を有する現像容器20bと、前記現像
容器20bの開口38の長手方向両端部に設けられ前記現像
スリーブ20YSの両端部外周面に当接してトナーの漏れ
を防止する端部シール39と、前記端部シール39の一部分
とオーバーラップするように前記現像容器20bの開口下
部の長手方向略全域にわたって設けられ前記現像スリー
ブ20YSの長手方向略全域の表面に当接してトナーの漏
れを防止するシート部材41とを有し、前記シート部材41
が設けられる現像容器20bの開口下部側で且つ前記端部
シール39の現像容器開口側端面に密着するように弾性部
材42を併設すると共に、前記弾性部材42を前記シート部
材41が押し潰しつつオーバーラップするように構成した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体に着脱可
能なプロセスカートリッジ及び記録媒体に画像を形成す
る複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真画像形
成装置の現像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成装置の現像装置
は、図7に示すように、電子写真感光体に供給するトナ
ーを担持する現像スリーブ101 、トナーを現像スリーブ
101 に供給する現像容器102 、現像容器102 の開口の長
手方向両端からのトナーの漏れを防止する端部シール10
3 、現像容器102 の開口の下部からのトナーの吹き出し
を防止する可撓性シート104 等によって構成されてい
る。
【0003】前記可撓性シート104 は、現像容器102 の
開口下部に貼り付けられており、短手方向のうち一端は
自由端となっている。この自由端側の一部が現像スリー
ブ101 の長手方向全域の表面に当接している。更に前記
可撓性シート104 の長手方向両端は、前記端部シール10
3 とオーバーラップして配置されており、開口外側への
トナーの吹き出しを防止している。また前記端部シール
103 は、現像容器102の開口両側に貼り付けられ、現像
スリーブ101 の長手方向両端の外周面に一定のつぶし量
をもって圧接され、開口外側へのトナー漏れを防止して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構成では、可撓性シート104 と端部シール103 のオー
バーラップ部分において、可撓性シート104 は現像スリ
ーブ101 と端部シール103 の間に挟まれ、現像スリーブ
101 が回転することにより可撓性シート104 が徐々に横
方向(長手方向)に引っ張られて波打ってしまい、現像
スリーブ101 と可撓性シート104 の間に隙間が生じ、こ
こからトナーが漏れ易くなってしまうという問題があっ
た。この問題は、非磁性現像を用いたものの場合、トナ
ーの磁力拘束ができないため、より顕著になる。
【0005】上述した波打ちに至るまでの様子について
詳しく説明すると、図7に示すように、現像スリーブ10
1 は矢印a方向に回転しているため、可撓性シート104
は矢印b方向に引っ張られる。ところが、可撓性シート
104 には、実際は矢印b方向への引っ張りの他に現像ス
リーブ101 の振動やその回転軸のアライメントのズレに
より矢印c方向や矢印d方向の力も加わることになる。
特に可撓性シート104と端部シール103 がオーバーラッ
プしている部分においては、端部シール103 の反発力に
より可撓性シート104 の現像スリーブ101 に対する押圧
力が大きいため、前述の矢印c方向や矢印d方向の引っ
張り力の影響を受けやすい。この時、可撓性シート104
に矢印c方向の引っ張り力が働いていると、可撓性シー
ト104 は長手方向に波打ってしまい、現像スリーブ101
と可撓性シート104 の間に隙間ができ、ここからトナー
が漏れてしまうおそれがある。
【0006】そこで、本発明の目的は、現像スリーブの
振動等によって生ずる可撓性シートの波打ちと、これに
よってできる現像スリーブと可撓性シートとの間の隙間
を防止し、該隙間からのトナー漏れを防止することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の代表的な構成は、電子写真感光体に現像剤を
供給するための現像剤担持体と、現像剤を現像剤担持体
へ供給する開口を有する現像容器と、前記現像容器の開
口の長手方向両端部に設けられ前記現像剤担持体の両端
部外周面に当接して現像剤の漏れを防止する端部シール
部材と、前記端部シール部材の一部分とオーバーラップ
するように前記現像容器の開口下部の長手方向略全域に
わたって設けられ前記現像剤担持体の長手方向略全域の
表面に当接して現像剤の漏れを防止する可撓性シート部
材とを有し、前記可撓性シート部材が設けられる現像容
器開口下部側で且つ前記端部シール部材の現像容器開口
側端面に密着するように弾性部材を併設すると共に、前
記弾性部材を前記可撓性シート部材が押し潰しつつオー
バーラップするように構成したことを特徴とする。
【0008】上記構成によれば、現像容器開口下部内側
で端部シール部材の現像容器開口側端面に密着するよう
に弾性部材を併設すると共に、該弾性部材を前記可撓性
シート部材が押し潰しつつオーバーラップするようにし
ているので、前記可撓性シート部材と端部シール部材の
オーバーラップ部分での可撓性シート部材の現像剤担持
体に対する当接圧を軽減することが可能となり、これに
より可撓性シート部材の波打ちによるトナー漏れを防止
することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係る電子写真画像形成装置の実施の形態について具体的
に説明する。尚、以下の説明では、本発明を適用した現
像装置が着脱可能なカラー電子写真画像形成装置を例示
して説明する。
【0010】〔第1実施形態〕第1実施形態に係る現像
装置が着脱可能なカラー電子写真画像形成装置について
図1〜図4を用いて詳しく説明する。
【0011】[電子写真画像形成装置の全体構成]まず
カラー電子写真画像形成装置の全体構成について、図1
を参照して概略説明する。図1はカラー電子写真画像形
成装置の一形態であるカラーレーザープリンタの全体構
成説明図である。
【0012】カラーレーザープリンタの画像形成部は、
一定速度で回転する電子写真感光体(感光体ドラム)15
と、固定式のブラック現像器21Bと、回転可能な3つの
カラー現像器(イエロー現像器20Y、マゼンタ現像器20
M、シアン現像器20C)から構成されている。
【0013】上記画像形成部の下方には、現像され多重
複写されたカラー画像を保持し給送部から給送された転
写材2に更に転写する中間転写体9が配置されている。
【0014】そして、カラー画像を転写された転写材2
を、次いで定着部25へ搬送してカラー画像を転写材2に
定着し、排出ローラ34,35,36によって装置上面の排出
部37へ排出するものである。
【0015】尚、上記回転可能なカラー現像器及び固定
式のブラック現像器はプリンタ本体に対して個別に着脱
可能に構成されている。
【0016】次に上記電子写真画像形成装置の各部の構
成について順次詳細に説明する。
【0017】[電子写真感光体ユニット]電子写真感光
体ユニット13は、電子写真感光体(感光体ドラム)15
と、電子写真感光体15のホルダを兼ねるクリーニング手
段の容器14と一体的に構成されている。そして、この電
子写真感光体ユニット13はプリンタ本体に対して着脱自
在に支持され、電子写真感光体15の寿命に合わせて容易
にユニット交換可能であるように構成されている。
【0018】本実施形態に係る電子写真感光体15は、直
径約62mmのアルミシリンダの外側に有機光導電体層を塗
布して構成し、電子写真感光体15のホルダを兼ねるクリ
ーニング手段の容器14に回転自在に支持されている。
【0019】電子写真感光体15の周上には、クリーニン
グブレード16、一次帯電手段17が配置され、また図示後
方の一方端に図示しない駆動モータの駆動力を伝達する
ことにより、電子写真感光体15を画像形成動作に応じて
図示反時計回りに回転させるようにしている。
【0020】[帯電手段]帯電手段17は接触帯電方法を
用いたものであり、帯電ローラを電子写真感光体15に当
接させ、この帯電ローラに電圧を印加することによって
電子写真感光体15の表面を一様に帯電させるものであ
る。
【0021】[露光手段]上記電子写真感光体15への露
光はスキャナ部30から行われる。即ち、画像信号がレー
ザーダイオードに与えられると、このレーザーダイオー
ドは画像信号に対応する画像光をポリゴンミラー31へ照
射する。
【0022】このポリゴンミラー31はスキャナモータに
よって高速回転し、ポリゴンミラー31で反射した画像光
が、結像レンズ32及び反射ミラー33を介して一定速度で
回転する電子写真感光体15の表面を選択的に露光し、そ
の結果、電子写真感光体15上に静電潜像が形成される。
【0023】[現像手段]現像手段は、上記静電潜像を
可視像化するために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブ
ラックの各色現像を可能とする3個の回転現像器20Y,
20M,20Cと1個のブラック現像器21Bから構成され
る。
【0024】ブラック現像器21Bは固定現像器であり、
電子写真感光体15に対向した位置に現像スリーブ21BS
が,電子写真感光体15に対し微小間隔(約300 μm程
度)をもって配置され、現像スリーブ21BSに現像バイ
アスを印加することにより、電子写真感光体15の静電潜
像に対応して反転現像(ジャンピング現像)を行い、電
子写真感光体15表面にトナー像として顕像化される。
【0025】ブラック現像器21Bのトナー容量は、使用
者の取り扱う書類や画像パターンとトナー消費量を鑑
み、他のカラー現像器20Y,20M,20Cのトナー容量の
2倍以上の15000 ページ(A4、5%印字)相当のトナ
ーを内包している。
【0026】このようにブラック現像器21Bを大容量化
することにより、使用者がブラック現像器21Bを交換す
る頻度を低減すると共に、プリント一枚あたりのランニ
ングコストも低減することが可能となる。
【0027】また、ブラック現像器21Bの配置位置は、
図1に示すように露光手段であるスキャナ部30と回転現
像器であるカラー現像器20Y,20M,20Cの中間に配置
することによって、カラー現像器20Y,20M,20Cが回
転する際に漏れるトナーが、スキャナ部の光学部品等に
まで飛散することを防止している。これにより、トナー
がポリゴンミラーや結像レンズ、反射ミラー等に付着し
潜像形成の妨げになることを防止し、鮮明な出力画像を
得ることができる。
【0028】3個の回転現像器20Y,20M,20Cは各々
6000ページ(A4、5%印字)相当のトナーを内包し、
軸22を中心として回転する現像ロータリ23に夫々着脱可
能に保持されている。
【0029】画像形成に際しては各現像器が現像ロータ
リ23に保持された状態で軸22を中心に回転移動し、所定
の現像器が電子写真感光体15に対向した位置に止まり、
更に現像スリーブが電子写真感光体15に対し微小間隔
(約300 μm程度)をもって対向するように位置決めさ
れた後、電子写真感光体15の静電潜像に対応して可視像
を形成する。
【0030】カラー画像形成時には中間転写体9の一回
転毎に現像ロータリ23が回転し、イエロー現像器20Y、
マゼンタ現像器20M、シアン現像器20C、次いでブラッ
ク現像器21Bの順で現像工程がなされる。
【0031】図1では、イエローの回転現像器20Yが、
電子写真感光体ユニット13に対向した位置に位置決め静
止している状態を示している。回転現像器20Yは容器内
のトナー送り機構によって塗布ローラ20YRへ送り込ん
でいる。図示時計回り方向に回転する塗布ローラ20YR
及び現像スリーブ20YSの外周に圧接された現像ブレー
ド20YBは、図示時計回り方向に回転する現像スリーブ
20YSの外周にトナーを薄層塗布し、且つトナーへ電荷
を付与(摩擦帯電)する。
【0032】潜像が形成された電子写真感光体15と対向
した現像スリーブ20YSに、現像バイアスを印加するこ
とにより、潜像に応じて電子写真感光体15上にトナー現
像を行うものである。
【0033】マゼンタ現像器20M、シアン現像器20Cに
ついても上記同様なメカニズムでトナー現像が行われ
る。
【0034】また各回転現像器20Y,20M,20Cの各現
像スリーブは、各現像器が現像位置に回転移動されたと
き、プリンタ本体に設けられた各色現像用高圧電源、及
び駆動と接続されており、各色現像毎に順次選択的に電
圧が印加され駆動が接続される。
【0035】[中間転写体]中間転写体9は、カラー画
像形成時には各現像器により可視化された電子写真感光
体15上のトナー像を4回(Y、M、C、Bの4色の各画
像)にわたり多重転写を受けるため、電子写真感光体15
の外周速度と同期して図示時計回りに回転している。ま
た、多重転写を受けた中間転写体9は、電圧を印加され
た転写ローラ10とによって転写材2を挟み込み搬送する
ことにより、転写材2に中間転写体9上の各色トナー像
を同時多重転写する。
【0036】本実施形態に係る中間転写体9は、直径18
6mm のアルミシリンダ12の外周を中抵抗スポンジや中抵
抗ゴム等の弾性層11で覆った構成をしている。この中間
転写体9は回転自在に支持され一体的に固定されるギア
(図示せず)に駆動を受けて回転する。
【0037】[クリーニング手段]クリーニング手段
は、現像手段によって電子写真感光体15に可視像化され
たトナーが、中間転写体9に転写された後、電子写真感
光体15上に残ったトナーをクリーニングするものであ
る。その後、クリーニングされた廃トナーは、容器14に
蓄えられる。容器14に蓄えられる廃トナーの量は、電子
写真感光体15の寿命より早く容器14を満たすことはな
く、従って容器14は電子写真感光体15の寿命交換時に同
時に一体で交換処理される。
【0038】[給送部]給送部は、画像形成部へ転写材
2を給送するものであり、複数枚の転写材2を収納した
カセット1、ピックアップローラ3、フィードローラ
4、重送防止のリタードローラ5、給送ガイド6、レジ
ストローラ8等から主に構成される。
【0039】画像形成時には、ピックアップローラ3、
フィードローラ4及びリタードローラ5が画像形成動作
に応じて駆動回転し、カセット1内の転写材2を一枚ず
つ分離給送すると共に、ガイド6によってガイドし、搬
送ローラ7を経由してレジストローラ8に至る。
【0040】画像形成動作中にレジストローラ8は、転
写材2を静止待機させる非回転の動作と、転写材2を中
間転写体9に向けて搬送する回転の動作とを所定のシー
ケンスで行い、次工程である転写工程時の画像と転写材
2との位置合わせを行う。
【0041】[転写部]転写部は、揺動可能な転写ロー
ラ10からなっており、転写ローラ10は金属軸を中抵抗発
泡弾性体で巻いてあり、図示上下に移動可能で且つ駆動
を有する。
【0042】上記中間転写体9上に4色のトナー像を形
成している間、即ち中間転写体9が複数回転する間は、
その画像を乱さぬよう、図示実線で示すように転写ロー
ラ10は下方に位置し、中間転写体9とは離れている。
【0043】上記中間転写体9上に4色のトナー像が形
成し終わった後、転写ローラ10は、転写材2にカラー画
像を転写するタイミングに合わせて、図示しないカム部
材により図示細線で示す上方の位置、即ち転写材2を介
して中間転写体9に所定の圧で押し付けられる。この
時、同時に転写ローラ10にはバイアスが印加され、中間
転写体9上のトナー画像は転写材2に転写される。
【0044】ここで、中間転写体9と転写ローラ10と
は、夫々駆動されているため、両者に挟まれた状態の転
写材2は転写工程が行われると同時に、図示左方向に所
定の速度で搬送され、次工程である定着部25に向けて送
られる。
【0045】[定着部]定着部25は、上記現像手段20,
21により形成されたトナー画像を、中間転写体9を介し
て転写材2上に形成したトナー画像を定着させるもので
ある。図1に示すように、定着部25は、転写材2に熱を
加えるための定着ローラ26と、転写材2を定着ローラ26
に圧接させるための加圧ローラ27とからなり、各ローラ
は中空ローラである。その内部には夫々ヒータ28,29が
設けられ、回転駆動され同時に転写材2を搬送するよう
に構成されている。
【0046】即ち、トナー像を保持した転写材2は定着
ローラ26と加圧ローラ27とにより搬送されると共に、熱
及び圧力を加えられることによりトナーが転写材2に定
着される。
【0047】[カラー現像器の構成]次に、図2〜図4
を参照して、カラー現像器である回転現像器の構成につ
いて、イエロー現像器を用いて詳しく説明する。図2は
現像器の概略断面構成図、図3は正面から見た現像器の
概略構成図、図4は現像器の要部構成図である。
【0048】現像器の枠体をなす容器は、トナーを収容
するトナー容器20aと、トナーを現像スリーブ20YSへ
供給する開口38を有する現像容器20bが溶着で結合され
構成されている。現像容器20bには、矢印a方向に回動
する現像剤担持体である現像スリーブ20YSと、該現像
スリーブ20YSに担持されたトナーを均一厚にコートし
且つトナーに電荷を付与する現像剤規制部材である現像
ブレード20YBと、該現像ブレード20YBと現像容器20
bとの隙間をシールしているシール40と、現像容器20b
の開口38の長手方向両端に貼り付けられ現像スリーブ20
YSの両端の周面に当接して現像スリーブ20YSの両端
と現像容器20bの間の横方向からのトナー漏れを防ぐた
めの端部シール39と、現像容器20bの開口下部と現像ス
リーブ20YS及び端部シール39との間に生じる隙間をシ
ールしているシート部材41がそれぞれ配設されている。
【0049】尚、現像容器20bの開口両端に設けられた
端部シール39は、現像スリーブ20YSの両端に一定のつ
ぶし量をもって圧接し、トナーが開口38の両端外側へ漏
れないようにしている。この端部シール39は現像スリー
ブ20YSに接する表層がテフロンフェルトやテフロンパ
イル、下層が羊毛フェルトやポロン等の弾性材の2層構
造からなっている。
【0050】また、現像ブレード20YBは長手方向両端
が斜めカット形状をしており、この斜めカット部の一部
分は端部シール39とオーバーラップする長手配置になっ
ている。
【0051】図2に示すように、シート部材41は、短手
方向のうち、一端を現像容器20bに貼り付て固定してあ
り、他端が自由端となっている。この自由端側が現像ス
リーブ20YSの長手方向略全域の表面に当接している。
【0052】また、シート部材41は可撓性の部材を使用
しているので、現像スリーブ20YS表面が現像容器20b
に対して振動しても、常に現像スリーブ20YS表面に当
接しており、現像容器20bからトナーが漏れ出すことは
ない。
【0053】更に、図3に示すように、シート部材41の
長手方向両端は端部シール39とオーバーラップしている
ため、シート部材41の周辺(現像容器20bの開口下部と
現像スリーブ20YS及び端部シール39との間)からトナ
ーが漏れ出すこともない。
【0054】また、前記現像容器20bの開口38の内側に
あたる端部シール39の端面にゴム等の材質、発泡材、も
しくはフェルト等の繊維でできた弾性部材42を密着する
ように配設している。この弾性部材42は前記シート部材
41をオーバーラップさせることにより上下方向に潰さ
れ、該シート部材41と密着するようになっている。この
弾性部材42により、シート部材41と端部シール39のオー
バーラップ部分でのシート部材41の現像スリーブ20YS
に対する当接圧が軽減されるため、シート部材41の長手
方向の波打ちを防止することができ、この波打ちによっ
て生ずる現像スリーブ20YSとシート部材41との間の隙
間からのトナー漏れを防止することができる。
【0055】この様子について詳しく説明する。前述の
弾性部材42がない状態では、シート部材41は、端部シー
ル39とのオーバーラップ部分において、該端部シール39
の反発力によって現像スリーブ20YSに強く押し付けら
れている。この時、現像スリーブ20YSが正しく回転し
ていれば問題ないのだが、実際には振動その他の要因に
より発生する図4(b) 中矢印e方向への引っ張り力によ
り、シート部材41は現像スリーブ20YSの回転方向に対
して横方向(長手方向)に引っ張られることがある。と
ころが、図4(b) に示すように、弾性部材42を現像容器
20bの開口38の内側にあたる端部シール39の端面に密着
するように配設することにより、シート部材41と端部シ
ール39のオーバーラップ部分でのシート部材41の現像ス
リーブ20YSに対する当接圧を軽減することが可能とな
る。即ち、シート部材41は前述の引っ張り力の影響を受
けにくくなり、該引っ張り力によって発生するシート部
材41の長手方向の波打ちを防止することができ、この波
打ちによって生ずる現像スリーブ20YSとシート部材41
との間の隙間からのトナー漏れを防止することができ
る。
【0056】また前記弾性部材42を端部シール39の内側
端面に密着するように設けているので、端部シール39と
現像容器20bとの密着部にトナーが侵入するのを防ぎ、
端部シール39の先端からのトナー漏れを防止することが
できる。
【0057】更に弾性部材42はシート部材41に上下方向
に押し潰される形で密着しているため、端部シール39と
シート部材41の間にトナーが侵入するのも防止すること
ができる。
【0058】上述したように、現像容器20bの開口38の
内側にあたる端部シール39の端面に弾性部材42を密着す
るように配設すると共に、前記弾性部材42を前記シート
部材41が押し潰しつつオーバーラップするように構成す
ることにより、前記シート部材41と端部シール39のオー
バーラップ部分でのシート部材41の現像スリーブ20YS
に対する当接圧を軽減することができ、シート部材41の
波打ちによるトナー漏れを防止することができる。
【0059】〔第2実施形態〕第2実施形態に係る現像
装置を備えた電子写真画像形成装置について図5を用い
て説明する。尚、電子写真画像形成装置全体の概略構成
は前述した実施形態と略同等であるため、同一の機能を
有する部材には同一符号を付し、詳しい説明は省略す
る。以下、本実施形態に係る現像装置の特徴部分につい
て説明する。
【0060】本実施形態においては、前記現像容器20b
の開口下部の、前記端部シール39の端部が突き当たる部
分と前記弾性部材42の端部が突き当たる部分に、段差43
を設けている。
【0061】これにより、前述した実施形態と同様に、
シート部材41と端部シール39のオーバーラップ部分での
シート部材41の現像スリーブ20YSに対する当接圧を軽
減することができ、シート部材41は図5(b) 矢印f方向
への引っ張り力の影響を受けにくくなり、該引っ張り力
によって発生するシート部材41の長手方向の波打ちを防
止することができ、この波打ちによって生ずる現像スリ
ーブ20YSとシート部材41との間の隙間からのトナー漏
れを防止することができる。更に前記端部シール39及び
前記弾性部材42と前記現像容器20bとの密着面(図5
(b) 矢印fで示す段差43部分)が複雑になるので、前記
端部シール39の端部と現像容器20bとの間にトナーが侵
入するのを防止し、且つ前記端部シール39の端部からの
トナー漏れを防止することができる。
【0062】〔第3実施形態〕第3実施形態に係る現像
装置を備えた電子写真画像形成装置について図6を用い
て説明する。尚、電子写真画像形成装置全体の概略構成
は前述した実施形態と略同等であるため、同一の機能を
有する部材には同一符号を付し、詳しい説明は省略す
る。以下、本実施形態に係る現像装置の特徴部分につい
て説明する。
【0063】本実施形態においては、前記現像容器20b
の開口下部の前記端部シール39の端部が突き当たる部分
に凸状の出っ張りであるリブ44を設け、前記端部シール
39の端部を前記リブ44を噛み合うように形成している。
【0064】これにより、前述した実施形態と同様に、
シート部材41と端部シール39のオーバーラップ部分での
シート部材41の現像スリーブ20YSに対する当接圧を軽
減することができ、シート部材41は図6(b) 矢印g方向
への引っ張り力の影響を受けにくくなり、該引っ張り力
によって発生するシート部材41の長手方向の波打ちを防
止することができ、この波打ちによって生ずる現像スリ
ーブ20YSとシート部材41との間の隙間からのトナー漏
れを防止することができる。更に前記端部シール39及び
前記弾性部材42と前記現像容器20bとの密着面(図6
(b) 矢印gで示すリブ44部分)が複雑になるので、前記
端部シール39の端部と現像容器20bとの間にトナーが侵
入するのを防止し、且つ前記端部シール39の端部からの
トナー漏れを防止することができる。
【0065】〔他の実施形態〕尚、前述した実施形態で
は、装置本体に着脱可能なカラー回転現像器を例示して
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えば装置本体に着脱可能なブラック現像器においても
同様の効果が得られる。或いは、装置本体に固定された
タイプの現像器においても同様の効果が得られる。
【0066】また、装置本体に着脱可能であり、電子写
真感光体とこれに作用するプロセス手段として現像手段
を有するプロセスカートリッジにおいても本発明を適用
することにより同様の効果が得られる。
【0067】また、電子写真画像形成装置としてプリン
タを例示したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば複写機、ファクシミリ装置、或いはワードプ
ロセッサ等の他の電子写真画像形成装置であっても良
く、更にカラータイプに限らずモノクロタイプの電子写
真画像形成装置においても同様の効果が得られる。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現像容器の開口下部内側にあたる端部シール部材の端面
に弾性部材を密着するように配設すると共に、該弾性部
材を前記可撓性シート部材が押し潰しつつオーバーラッ
プするように構成しているので、前記可撓性シート部材
と端部シール部材のオーバーラップ部分での可撓性シー
ト部材の現像剤担持体に対する当接圧を軽減することが
でき、前記可撓性シート部材は長手方向への引っ張り力
の影響を受けにくくなり、該引っ張り力によって発生す
る可撓性シート部材の波打ちを防止することができ、こ
の波打ちによって生ずる現像剤担持体と可撓性シート部
材との間の隙間からのトナー漏れを防止することができ
る。
【0069】また、前記現像容器の開口下部の前記端部
シール部材の端部が突き当たる部分と前記弾性部材の端
部が突き当たる部分に段差43を設け、或いは前記現像容
器の開口下部の前記端部シール部材の端部が突き当たる
部分に凸状の出っ張りであるリブを設け、前記端部シー
ル部材の端部を前記リブを噛み合うように形成すること
により、前述の効果に加えて、更に前記端部シール部材
及び前記弾性部材と前記現像容器との密着面(前述の段
差部分或いはリブ部分)が複雑になるので、前記端部シ
ール部材の端部と現像容器との間にトナーが侵入するの
を防止し、且つ前記端部シール部材の端部からのトナー
漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー電子写真画像形成装置の一形態であるカ
ラーレーザープリンタの全体構成説明図
【図2】第1実施形態に係る現像器の概略断面構成図
【図3】第1実施形態に係る回転現像器を上面から見た
概略構成図
【図4】第1実施形態に係る現像器の要部構成図
【図5】第2実施形態に係る現像器の要部構成図
【図6】第3実施形態に係る現像器の要部構成図
【図7】従来の現像器の要部構成図
【符号の説明】
1 …カセット 2 …転写材 3 …ピックアップローラ 4 …フィードローラ 5 …リタードローラ 6 …給送ガイド 7 …搬送ローラ 8 …レジストローラ 9 …中間転写体 10 …転写ローラ 11 …弾性層 12 …アルミシリンダ 13 …電子写真感光体ユニット 14 …容器 15 …電子写真感光体 16 …クリーニングブレード 17 …帯電手段 20,21…現像手段 20C …シアン現像器 20M …マゼンタ現像器 20Y …イエロー現像器 20YB…現像ブレード 20YR…塗布ローラ 20YS…現像スリーブ 20a …トナー容器 20b …現像容器 21B …ブラック現像器 21BS…現像スリーブ 22 …軸 23 …現像ロータリ 25 …定着部 26 …定着ローラ 27 …加圧ローラ 28,29…ヒータ 30 …スキャナ部 31 …ポリゴンミラー 32 …結像レンズ 33 …反射ミラー 34,35,36…排出ローラ 37 …排出部 38 …開口 39 …端部シール 40 …シール 41 …シート部材 42 …弾性部材 43 …段差 44 …リブ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体に現像剤を供給するため
    の現像剤担持体と、 現像剤を現像剤担持体へ供給する開口を有する現像容器
    と、 前記現像容器の開口の長手方向両端部に設けられ前記現
    像剤担持体の両端部外周面に当接して現像剤の漏れを防
    止する端部シール部材と、 前記端部シール部材の一部分とオーバーラップするよう
    に前記現像容器の開口下部の長手方向略全域にわたって
    設けられ前記現像剤担持体の長手方向略全域の表面に当
    接して現像剤の漏れを防止する可撓性シート部材と、 を有し、 前記可撓性シート部材が設けられる現像容器開口下部側
    で且つ前記端部シール部材の現像容器開口側端面に密着
    するように弾性部材を併設すると共に、前記弾性部材を
    前記可撓性シート部材が押し潰しつつオーバーラップす
    るように構成したことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像容器の開口下部の、前記端部シ
    ール部材の端部が突き当たる部分と前記弾性部材の端部
    が突き当たる部分に、段差を設けたことを特徴とする請
    求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像容器の開口下部の前記端部シー
    ル部材の端部が突き当たる部分に凸状の出っ張りである
    リブを設け、前記端部シール部材の端部を前記リブを噛
    み合うように形成したことを特徴とする請求項1に記載
    の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記弾性部材は、ゴム等の材質、発泡
    材、もしくはフェルト等の繊維であり、現像容器に設け
    られていることを特徴とする請求項1に記載の現像装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記
    載の現像装置は、記録媒体に画像を形成する電子写真画
    像形成装置に対して着脱可能なことを特徴とする現像装
    置。
  6. 【請求項6】 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロ
    セスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 を有し、 前記プロセス手段として、少なくとも請求項1〜請求項
    4のいずれか1項に記載の現像装置を有することを特徴
    とするプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 プロセスカートリッジを着脱可能とし、
    記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 請求項6に記載のプロセスカートリッジを装着するため
    の装着手段と、 前記電子写真感光体に形成した像を記録媒体に転写する
    ための転写手段と、 前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091951A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Brother Ind Ltd 現像装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010091951A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Brother Ind Ltd 現像装置
JP4666047B2 (ja) * 2008-10-10 2011-04-06 ブラザー工業株式会社 現像装置

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