JP2003228235A - 現像ユニット、クリーニングユニット、シール部材、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像ユニット、クリーニングユニット、シール部材、プロセスカートリッジおよび画像形成装置

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JP2003228235A
JP2003228235A JP2002028937A JP2002028937A JP2003228235A JP 2003228235 A JP2003228235 A JP 2003228235A JP 2002028937 A JP2002028937 A JP 2002028937A JP 2002028937 A JP2002028937 A JP 2002028937A JP 2003228235 A JP2003228235 A JP 2003228235A
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cleaning
surface layer
developer
split fiber
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JP2002028937A
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English (en)
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Koji Hashimoto
浩二 橋本
Kinya Harada
欣弥 原田
Tatsuya Suzuki
達也 鈴木
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Canon Inc
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  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラムや現像ローラの端部に設けるシ
ール部材の耐久性等を改善する。 【解決手段】 画像形成装置の感光体ドラムや現像ロー
ラの端部に当接してトナーの漏出を防ぐためのシール部
材は、複合分割繊維40の生地でできた表層30aとこ
れを支持する柔軟層30b、および両者を接合する両面
テープ30c等を有し、表層30aを構成する複合分割
繊維40は、スリット部40aを有する分割繊維母体を
構成する基材41と、各スリット部40aに配設された
副材42を有する。基材41の表面から突出する副材4
2のブレード効果によってトナーの漏れをブロックする
ため、軽い押圧力で必要なシール性能を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の画
像形成装置に搭載されるプロセスカートリッジの現像ユ
ニットやクリーニングユニット等のユニットにおいて、
トナー等の流動体の漏出を効果的に防止する端部シール
を備えた現像ユニット、クリーニングユニット、シール
部材、プロセスカートリッジおよび画像形成装置に関す
るものである。
【0002】ここで、電子写真方式の画像形成装置と
は、電子写真画像形成方式を用いて記録媒体に画像を形
成するものであり、例えば電子写真複写機、電子写真プ
リンター(レーザービームプリンター、LEDプリンタ
ー等)、ファクシミリ装置およびワードプロセッサ等が
含まれる。
【0003】プロセスカートリッジとは、プロセス手段
としての帯電手段、現像手段またはクリーニング手段と
電子写真感光体(感光体ドラム)とを一体的にカートリ
ッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対し
て着脱可能とするものであり、また、プロセス手段とし
ての帯電手段、現像手段、クリーニング手段の少なくと
も1つと電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し
て画像形成装置本体に着脱可能とするもの、さらには、
少なくともプロセス手段としての現像手段と電子写真感
光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置本体
に着脱可能とするものを含む。
【0004】また、ユニットとは、電子写真方式の画像
形成装置本体等に取り外し可能に取り付けられるもので
あり、例えば、記録媒体に転写されたトナー画像を前記
記録媒体に定着するための定着ユニット、電子写真感光
体に形成された静電潜像を現像するための現像ユニッ
ト、電子写真感光体上の残トナーを除去するクリーニン
グユニット、前記記録媒体を収納するための給送ユニッ
トなどがある。
【0005】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真方式の画像形成装置においては、電子写真感
光体や、電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体
的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成
装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が
採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれ
ば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユー
ザー自身で行なうことができるので、格段に操作性を向
上させることができた。そこでこのプロセスカートリッ
ジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
【0006】このようなプロセスカートリッジにおいて
は、図7に示すように、一端に開口部131aを有し
た、トナーを収容する現像容器を構成したトナー収容容
器131と、そのトナーを担持して感光体ドラムへ搬送
する、開口部131aに回転自在に配設された現像ロー
ラ(現像剤担持体)110と、現像ローラ110上に担
持されたトナーの量を規制する現像ブレード(現像剤規
制部材)132と、開口部131aの両端で、現像ロー
ラ110の長手方向横方向へのトナー漏れを防止するシ
ール部材130と、開口部131aの一端で、現像ロー
ラ110とシール部材130との間の隙間からのトナー
の吹き出しを防止する可撓性シート部材133とを備え
た現像ユニットが用いられている。
【0007】また、図6に示すように、一端に開口部1
41aを有した、廃トナーを収納するクリーニング容器
141と、像担持体である感光体ドラム101上の残ト
ナーをドラム表面から剥ぎ取るクリーニングブレード1
06と、感光体ドラム101と開口部141aの両端で
感光体ドラム101の長手方向横方向へのトナー漏れを
防止するシール部材140と、開口部141aの一端で
感光体ドラム101とシール部材140との間の隙間か
らのトナーの吹き出しを防止する可撓性シート部材14
3とを備えたクリーニングユニットが設けられている。
【0008】上記のシール部材130、140は、例え
ばポリテトラフルオロエチレン繊維のような摺動性の良
い繊維をパイル状にしたもの、あるいはフェルト状およ
び不織布にした表層の下層に、フェルトやポリウレタン
等のクッション性のある材質を設けているものや、例え
ばポリエチレンシートのように摺動性の良いシートの下
層に、フェルトやポリウレタン等のクッション性のある
材質を設けたものであり、表層を現像ローラ110や感
光体ドラム101に所定の押圧力で密着させて、その密
着状態を維持することでシール性能を保持している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、例えば現像剤担持体(現像ローラ)が
ゴム等の材質で作られている場合は、端部のシール部材
を高い押圧力で密着させると、ゴムが摩耗で削れてしま
い、その部分から流動体であるトナーが漏れてしまうこ
とがあった。また、現像剤担持体が金属でできている場
合や、シール部材を押圧する相手が感光体ドラムである
場合は、これもやはり高い押圧力で密着させることで、
逆にシール側の繊維が崩れて現像剤担持体や感光体ドラ
ムに対する端部シールの密着状態が悪くなり、その部分
からトナーが漏れてしまうことがあった。
【0010】加えて、端部のシール部材を高い押圧力で
現像剤担持体や感光体ドラムに密着させると、摺動トル
クが増大する傾向がある。
【0011】さらに、ポリテトラフルオロエチレン繊維
は高価なため、コストダウン目的でポリテトラフルオロ
エチレン繊維の部分を薄くすると、現像剤担持体や感光
体ドラムの周面に沿って曲面状に張った場合にしわを吸
収しきれず、シール表面にしわが寄ってしまい、場合に
よってはそのしわの部分からトナーが漏れるという現象
も考えられる。
【0012】この現象は、現像剤担持体および感光体ド
ラムの径が小さくなるほどより顕著に現れるため、現像
ユニットやクリーニングユニットを小型化するのに弊害
になっていた。また、上記現象を回避する目的で貼り付
け作業を充分に注意して行ない、しわが寄らないように
引っ張りながら貼り付けると、作業効率に影響する。
【0013】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、画像形成装置のプロ
セスカートリッジに搭載される現像ユニット等の現像剤
の漏出を防ぐためのシール部材の損傷や、これを押圧す
る現像剤担持体や像担持体である感光体ドラムの損傷を
回避して、長期に渡って安定した端部シールの性能を維
持することができる現像ユニット、クリーニングユニッ
ト、シール部材、プロセスカートリッジおよび画像形成
装置を提供することを目的とするものである。
【0014】本発明の他の目的は、シール部材を貼り付
ける作業において、しわが寄ったり、折れたりすること
なく、組立作業効率を大幅に向上できる安価でしかも耐
久性にすぐれた現像ユニット、クリーニングユニット、
シール部材、プロセスカートリッジおよび画像形成装置
を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の現像ユニットは、現像剤担持体と、現像剤
を収容する現像容器と、前記現像剤担持体に当接される
現像剤規制部材と、前記現像剤担持体および前記現像剤
規制部材の端部と前記現像容器の間をシールするシール
部材を備えた現像ユニットであって、前記シール部材
が、少なくとも1個のスリット部を有する分割繊維母体
を構成する基材および前記スリット部に配設された副材
からなる複合分割繊維によって形成された表層を有する
ことを特徴とする。
【0016】本発明のクリーニングユニットは、像担持
体と、クリーニング容器と、前記像担持体の表面を清浄
化するクリーニング手段と、前記像担持体および前記ク
リーニング手段の端部と前記クリーニング容器の間をシ
ールするシール部材を備えたクリーニングユニットであ
って、前記シール部材が、少なくとも1個のスリット部
を有する分割繊維母体を構成する基材および前記スリッ
ト部に配設された副材からなる複合分割繊維によって形
成された表層を有することを特徴とする。
【0017】本発明のシール部材は、被シール面に押圧
されて流動体の漏出を防ぐシール部材であって、少なく
とも1個のスリット部を有する分割繊維母体を構成する
基材および前記スリット部に配設された副材からなる複
合分割繊維によって形成された表層を有することを特徴
とする。
【0018】本発明のプロセスカートリッジは、画像形
成装置に対して着脱自在なプロセスカートリッジであっ
て、現像剤担持体と、現像剤を収容する現像容器と、前
記現像剤担持体に当接される現像剤規制部材と、前記現
像剤担持体および前記現像剤規制部材の端部と前記現像
容器の間をシールするシール部材を備えた現像ユニッ
ト、および、像担持体と、クリーニング容器と、前記像
担持体の表面を清浄化するクリーニング手段と、前記像
担持体および前記クリーニング手段の端部と前記クリー
ニング容器の間をシールするシール部材を備えたクリー
ニングユニットを有し、前記現像ユニットの前記シール
部材および前記クリーニングユニットの前記シール部材
のうちの少なくとも一方が、少なくとも1個のスリット
部を有する分割繊維母体を構成する基材および前記スリ
ット部に配設された副材からなる複合分割繊維によって
形成された表層を有することを特徴とする。
【0019】本発明の画像形成装置は、記録媒体に画像
を形成する画像形成装置であって、現像剤担持体と、現
像剤を収容する現像容器と、前記現像剤担持体に当接さ
れる現像剤規制部材と、前記現像剤担持体および前記現
像剤規制部材の端部と前記現像容器の間をシールするシ
ール部材を備えた現像ユニット、および、像担持体と、
クリーニング容器と、前記像担持体の表面を清浄化する
クリーニング手段と、前記像担持体および前記クリーニ
ング手段の端部と前記クリーニング容器の間をシールす
るシール部材を備えたクリーニングユニットを有し、前
記現像ユニットおよび前記クリーニングユニットの少な
くとも一方の前記シール部材が、少なくとも1個のスリ
ット部を有する分割繊維母体を構成する基材および前記
スリット部に配設された副材からなる複合分割繊維によ
って形成された表層を有することを特徴とする。
【0020】シール部材の複合分割繊維の副材が、分割
繊維母体の表面から突出または陥没しているとよい。
【0021】シール部材の基材がポリエステル、副材が
ポリアミドであるとよい。
【0022】シール部材の表層を支持する柔軟層を備え
ているとよい。
【0023】シール部材の柔軟層が発泡ポリウレタンま
たはフェルトによって形成されているとよい。
【0024】シール部材の表層と柔軟層が接着材層によ
って接合されているとよい。
【0025】シール部材の接着材層が厚さ50μm以上
の両面テープであるとよい。
【0026】シール部材の表層が、複合分割繊維の不織
布またはフェルトからなる生地によって形成されてお
り、前記生地の伸延方向が前記シール部材の長手方向と
一致するとよい。
【0027】
【作用】シール部材が、スリット部を有する分割繊維母
体を構成する基材と、前記スリット部に配設された副材
からなる複合分割繊維によって形成された表層を備えて
おり、この表層を現像剤担持体や像担持体等の被シール
面に押圧すると、基材および副材の一方が被シール面に
付着した流動体である現像剤を掻き落とすブレードとし
て働き、現像剤の漏出を防ぐ。
【0028】このようなブレードによるブロック作用に
よって、被シール面に対するシール部材の押圧力が低く
ても必要なシール性能を確保することができるため、高
い押圧力を必要とする場合に比べて、被シール面やシー
ル部材の摩耗による損傷を低減し、部品の耐久性を大幅
に向上させることができる。
【0029】シール部材の複合分割繊維の副材が、分割
繊維母体の表面から突出または陥没していれば、突出し
ている方が現像剤を掻き落とすブレードとして主に機能
し、陥没部分に掻き落とした現像剤を捕捉する。すなわ
ち基材と副材のうちで突出している方のブレード効果に
よって現像剤の漏出をブロックする。
【0030】シール部材の表層を支持する柔軟層を備え
ていれば、柔軟層によってシール部材の表層を弾力的に
支持し、シールの安定性が向上する。
【0031】シール部材の表層と柔軟層が接着材層によ
って接合されていれば、曲面にシール部材を貼り付けた
ときの表層の伸縮を接着剤層が吸収し、しわ等の発生を
防ぐことができる。
【0032】シール部材の接着材層が厚さ50μm以上
の両面テープであれば、曲面にシール部材を貼り付けた
ときのしわ等の発生を極めて効果的に回避できる。
【0033】シール部材の表層が、複合分割繊維の不織
布またはフェルトからなる生地によって形成されてお
り、前記生地の伸延方向が前記シール部材の長手方向と
一致するように構成されていれば、シール部材の組み付
け作業において、複合分割繊維からなる生地の伸延方向
すなわちシール部材の長手方向を曲面の湾曲方向に一致
させて貼り付けることで、シール部材の表層にしわが寄
ったり、折れたりするのを容易に回避できる。これによ
って組立作業性やシール性能を大幅に改善できる。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0035】図1は、一実施の形態によるカラー画像形
成装置を示すもので、これは、カラー画像形成装置の一
態様であるフルカラーレーザービームプリンタの全体構
成を示す縦断面図である。
【0036】〔全体構成の説明〕図1に示すカラー画像
形成装置は、垂直方向に並設された4個の感光体ドラム
1(1a、1b、1c、1d)を備えている。各感光体
ドラム1は、後述する駆動機構によって、同図中、反時
計回りに回転駆動される。感光体ドラム1の周囲には、
その回転方向に従って順に、感光体ドラム1表面を均一
に帯電する帯電装置2(2a、2b、2c、2d)、画
像情報に基づいてレーザービームを照射し感光体ドラム
1上に静電潜像を形成するスキャナユニット3(3a、
3b、3c、3d)、静電潜像に現像剤であるトナーを
付着させてトナー像として現像する現像装置4(4a、
4b、4c、4d)、感光体ドラム1上のトナー像を転
写材Sに転写させる静電転写装置5、転写後の各感光体
ドラム1表面に残った転写残トナーを除去するクリーニ
ング装置6(6a、6b、6c、6d)等が配設されて
いる。
【0037】ここで、感光体ドラム1と帯電装置2、現
像装置4、クリーニング装置6は一体的にカートリッジ
化され、画像形成装置本体に対して着脱自在なプロセス
カートリッジ7(7a、7b、7c、7d)を形成して
いる。
【0038】各感光体ドラム1は、例えば直径30mm
のアルミシリンダの外周面に有機光導伝体層(OPC感
光体)を塗布して構成したものである。感光体ドラム1
は、その両端部を支持部材によって回転自在に支持され
ており、図示しない駆動力伝達機構によって、感光体ド
ラム1の一方の端部に後述するモータ駆動力が伝達され
ることにより、反時計周りに回転駆動される。
【0039】帯電装置2としては、接触帯電方式のもの
を使用することができる。帯電部材は、ローラ状に形成
された導電性ローラであり、このローラを感光体ドラム
1表面に当接させるとともに、このローラに帯電バイア
ス電圧を印加することにより、感光体ドラム1表面を一
様に帯電させるものである。
【0040】スキャナユニット3は、感光体ドラム1の
略水平方向に配置され、レーザーダイオード(不図示)
によって画像信号に対応する画像光が、スキャナモータ
ー(不図示)によって高速回転されるポリゴンミラー8
(8a、8b、8c、8d)に照射される。各ポリゴン
ミラー8に反射した画像光は、結像レンズ9(9a、9
b、9c、9d)を介して帯電済みの感光体ドラム1表
面を選択的に露光して静電潜像を形成するように構成さ
れている。
【0041】各現像装置4はそれぞれイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色のトナーを図示時計方向に
回転する現像ローラ10(10a、10b、10c、1
0d)の外周に塗布し、かつトナーに電荷を付与する。
【0042】そして潜像が形成された感光体ドラム1と
対向した現像ローラ10に現像バイアスを印加すること
により、潜像に応じて感光体ドラム1上にトナー現像を
行なうものである。
【0043】すべての感光体ドラム1a、1b、1c、
1dに対向し、接するように循環移動する静電転写ベル
ト11が配設される。静電転写ベルト11は1011〜1
14Ω・cmの体積固有抵抗を持たせた厚さ約150μ
mのフィルム状部材で構成される。この静電転写ベルト
11は、垂直方向に4軸でローラに支持され、図中左側
の外周面に転写材Sを静電吸着して上記感光体ドラム1
に転写材Sを接触させるべく循環移動する。これによ
り、転写材Sは静電転写ベルト11により転写位置まで
搬送され、感光体ドラム1上のトナー像を転写される。
【0044】この静電転写ベルト11の内側に当接し、
4個の感光体ドラム1a、1b、1c、1dに対向した
位置に転写ローラ12(12a、12b、12c、12
d)が並設される。これら転写ローラ12から正極性の
電荷が静電転写ベルト11を介して転写材Sに印加さ
れ、この電荷による電界により、感光体ドラム1に接触
中の用紙に、感光体ドラム1上の負極性のトナー像が転
写される。
【0045】静電転写ベルト11は周長約700mm、
厚み150μmのベルトであり、駆動ローラ13、従動
ローラ14a、14b、テンションローラ15の4本の
ローラにより掛け渡され、図の矢印方向に回転する。こ
れにより、上述した静電転写ベルト11が循環移動して
転写材Sが従動ローラ14a側から駆動ローラ13側へ
搬送される間にトナー像を転写される。
【0046】給紙部16は、画像形成部に転写材Sを給
紙搬送するものであり、複数枚の転写材Sが給紙カセッ
ト17に収納されている。画像形成時には給紙ローラ1
8(半月ローラ)、レジストローラ対19が画像形成動
作に応じて駆動回転し、給紙カセット17内の転写材S
を1枚毎分離給送するとともに、転写材S先端はレジス
トローラ対19に突き当たり一旦停止し、ループを形成
した後静電転写ベルト11の回転と画像書出し位置の同
期をとって、レジストローラ対19によって静電転写ベ
ルト11へと給紙されていく。
【0047】定着部20は、転写材Sに転写された複数
色のトナー画像を定着させるものであり、回転する加熱
ローラ21aと、これに圧接して転写材Sに熱及び圧力
を与える加圧ローラ21bとからなる。
【0048】すなわち、感光体ドラム1上のトナー像を
転写した転写材Sは定着部20を通過する際に定着ロー
ラ対21a、21bで搬送されるとともに、定着ローラ
対21a、21bによって熱と圧力を与えられる。これ
によって複数色のトナー像が転写材S表面に定着され
る。
【0049】画像形成の動作としては、プロセスカート
リッジ7a、7b、7c、7dが、印字タイミングに合
わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム1
a、1b、1c、1dが、反時計回り方向に回転駆動さ
れる。そして、各々のプロセスカートリッジ7に対応す
るスキャナユニット3が順次駆動される。この駆動によ
り、帯電装置2は感光体ドラム1の周面に一様な電荷を
付与し、スキャナユニット3は、その感光体ドラム1周
面に画像信号に応じて露光を行なって感光体ドラム1周
面上に静電潜像を形成する。各現像装置4内の現像ロー
ラ10は、静電潜像の低電位部にトナーを転移させて感
光体ドラム1周面上にトナー像を形成(現像)する。
【0050】最上流の感光体ドラム1周面上に形成され
たトナー像の先端が、静電転写ベルト11との対向点に
回転搬送されてくるタイミングで、その対向点に転写材
Sの印字開始位置が一致するように、レジストローラ対
19が回転を開始して転写材Sを静電転写ベルト11へ
給送する。
【0051】転写材Sは静電吸着ローラ22と静電転写
ベルト11とによって挟み込むようにして静電転写ベル
ト11の外周に圧接し、かつ静電転写ベルト11と静電
吸着ローラ22との間に電圧を印加することにより、誘
電体である転写材Sと静電転写ベルト11の誘電体層に
電荷を誘起し、転写材Sを静電転写ベルト11の外周に
静電吸着するように構成している。これにより、転写材
Sは静電転写ベルト11に安定して吸着され、最下流の
転写部まで搬送される。
【0052】このように搬送されながら転写材Sは、各
感光体ドラム1と各転写ローラ12との間に形成される
電界によって、各感光体ドラム1のトナー像を順次転写
される。
【0053】4色のトナー像を転写された転写材Sは、
駆動ローラ13の曲率により静電転写ベルト11から曲
率分離され、定着部20に搬入される。転写材Sは、定
着部20で上記トナー像を熱定着された後、排紙ローラ
対23によって、排紙部24から画像面を下にした状態
で本体外に排出される。
【0054】〔シール部材〕図2は、現像ユニットであ
る現像装置4の現像剤担持体である現像ローラ10およ
び図示しない現像剤規制部材の端部と、流動体である現
像剤を入れた現像容器であるトナー収容容器31の間を
シールするいわゆる端部シールを構成するシール部材3
0を示すもので、これは、トナー収容容器31の開口部
の両端に形成された曲面31aに貼着される。
【0055】シール部材30は、図3の(a)に示すシ
ート材Mから切り出されたもので、同図の(b)に示す
複合分割繊維40の不織布またはフェルトによって形成
された生地からなる表層30aと、これを支持する柔軟
層30bと、接着材層である50μm以上の厚みを持つ
樹脂基材の両面テープ30c、30dを有する。柔軟層
30bは、発泡ポリウレタンやフェルト等の柔軟性素材
からなり、一方の両面テープ30cによって表層30a
に貼着されている。他方の両面テープ30dは、トナー
収容容器31の曲面31aにシール部材30を貼り付け
るための両面テープである。
【0056】シール部材30の表層30aに用いる複合
分割繊維の繊維構造は、図3の(b)に示すように、周
方向に等間隔で形成された3個のスリット部40aを有
する分割繊維母体を構成するポリエステルの基材41
と、各スリット部40aに配設されたポリアミドの副材
42を有し、基材41と副材42は中心部において一体
になっており、副材42の先端は基材41の表面に対し
て若干突出した状態になっている。
【0057】各スリット部40aから突出する副材42
は基材41に対して自由に動くことができるため、副材
42がブレード効果を有し、現像ローラ10等の端部の
被シール面に当接させたときに、この副材42のブレー
ド効果により、侵入してきた現像剤であるトナーを掻き
落とすようにしてブロックし、シール性能を保持する。
【0058】なお、基材41と副材42を異材質で形成
するのは、両者が同材質であれば、現像ローラ10と摺
擦させた時の熱や圧力で基材41と副材42が融着して
しまい、前述したブレード効果がなくなってしまうこと
を防止するためである。ここで基材41の材質をポリエ
ステル、副材42の材質をポリアミドとしたが、材質の
組み合わせはそれぞれが異なれば上記組み合わせに限る
ものではない。
【0059】なお、現像ローラ10の表面には前述のよ
うに現像剤規制部材が当接されており、その端部もシー
ル部材30によってシールされている。
【0060】このシール部材30を図2に示す曲面31
aに貼り付けると、被シール面側の表層30aはシール
部材本来の長さよりも縮む傾向があり、反対側は逆に伸
びる傾向にある。従って表層30aが薄いと、中間の柔
軟層30bとの間に折れが生じてしまい、シール部材3
0の表面にしわが寄ってしまう。そこで、表層30aと
中間の柔軟層30bとの間を50μm以上の厚みのある
樹脂製の両面テープ30cで接着する。すなわち、前述
した折れを、接着材層である樹脂基材の両面テープ30
cに吸収させることで、シール部材30の表面に折れに
よるしわが発生するのを防ぐ。両面テープ30cが50
μm以下の厚みの樹脂基材では前述の折れを吸収する程
のコシがないため、表面にしわが寄ってしまうことが実
験により判明している。
【0061】また、上記の複合分割繊維の生地には伸び
る方向と伸びない方向があり、被シール面の長手方向い
わゆる曲面方向に生地の伸びない方向を持ってくると、
シール部材30を曲面31aに貼った際の表層の縮みを
吸収できないため、表面にしわが寄ってしまう。これを
防ぐために、図2の矢印Rで示す端部シール長手方向を
複合分割繊維生地の伸延方向に一致させて、曲面31a
に貼った時の縮みを生地が吸収できるように構成する。
【0062】図4は、別の形態による複合分割繊維50
を示す図である。これは、スリット部50aを有する分
割繊維母体を形成する基材51がポリアミドであり、各
スリット部50aに配設された副材52はポリエステル
であり、基材51と副材52は一体になっており、副材
52が基材51に対して若干引っ込んだ陥没状態になっ
ている。基材51は副材52に対して自由に動くことが
できるため、基材51がブレード効果を有し、現像ロー
ラに当接させたときに、この基材51のブレード効果に
より、侵入してきたトナーを掻き落とすようにしてブロ
ックし、シール性能を保持する。
【0063】なお、基材51の材質をポリエステル、副
材52の材質をポリアミドとしたが、材質の組み合わせ
はそれぞれが異なれば上記組み合わせに限るものではな
い。
【0064】図6は、クリーニング手段であるクリーニ
ング装置6を有するクリーニング容器と、像担持体であ
る感光体ドラム1を含むクリーニングユニットの端部シ
ールを示すもので、シール部材60は、図2の現像ユニ
ットのシール部材30と同様に、複合分割繊維の生地で
作られた表層60aと、柔軟層60bを有し、表層60
aと柔軟層60bは両面テープ60cを介して接合さ
れ、柔軟層60bの裏面の両面テープ60dによってク
リーニング容器に貼り付けられている。
【0065】シール部材60の表層60aは感光体ドラ
ム1の端部の被シール面に軽く押圧され、現像ユニット
のシール部材30と同様に、複合分割繊維の基材と副材
のうちの一方のブレード効果によってトナーを掻き落し
てブロックし、シール性能を保持する。
【0066】このように、現像ローラや感光体ドラムへ
当接されるシール部材の表層を、分割繊維母体を構成す
る基材と、基材とは異なる材質で形成される副材とで単
一の繊維として形成される複合分割繊維の生地で形成す
ることで、従来例のようにシール部材を高い押圧力で現
像ローラや感光体ドラムに密着させてその密着力でトナ
ーをシールするのではなく、複合分割繊維の持つトナー
を掻き落とす効果を利用して所望のシール性能を得る。
【0067】すなわち、端部のシール部材を現像ローラ
や感光体ドラムに対して当接し低い押圧力で密着させる
ことができるため、現像ローラや感光体ドラム等の被シ
ール面やシール部材の摩耗による損傷によってトナーが
漏れることがない。
【0068】また、シール部材の表層を支持する下層
を、発泡ポリウレタンやフェルト等の柔軟性素材で形成
し、複合分割繊維部と柔軟性素材との間は厚さが50μ
m以上の樹脂基材の両面テープで接合することで、シー
ル部材の表層を構成する生地が薄くても、柔軟層部分で
折れが発生して表層にしわが寄ってトナーが漏れるのを
回避できる。
【0069】シール部材の複合分割繊維は不織布もしく
はフェルト状に形成されており、該不織布もしくは該フ
ェルトの生地の延びの方向を端部シールの長手方向に合
わせることで、シール部材を現像ローラや感光体ドラム
の周面に沿って曲面状に貼った時の表層の縮みを生地の
伸びで吸収できる。これによって、表層にしわが寄って
トナーが漏れるのを防ぎ、組立作業性とシール性能を大
幅に向上できる。
【0070】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0071】シール部材を押圧する現像ローラや感光体
ドラムの表面の損傷や、シール部材側の損傷を回避し
て、画像形成装置等の部品の長寿命化を促進できる。
【0072】また、シール部材を組み付ける作業におけ
る作業効率を向上させ、組立コストの低減にも貢献でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態による画像形成装置の構成を示す
説明図である。
【図2】図1の現像ローラの端部シールの構成を示す説
明図である。
【図3】図2のシール部材を作製するためのシート材を
示すもので、(a)はその斜視図、(b)は表層を形成
する複合分割繊維の構成を示す断面図である。
【図4】別の形態による複合分割繊維の構成を示す図で
ある。
【図5】図1の感光体ドラムの端部シールの構成を示す
説明図である。
【図6】従来例による現像ユニットの一部分を示す部分
断面図である。
【図7】従来例によるクリーニングユニットの一部分を
示す部分断面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d 感光体ドラム 2、2a、2b、2c、2d 帯電装置 3、3a、3b、3c、3d スキャナユニット 4、4a、4b、4c、4d 現像装置 5 静電転写装置 6、6a、6b、6c、6d クリーニング装置 7、7a、7b、7c、7d プロセスカートリッジ 10、10a、10b、10c、10d 現像ローラ 11 静電転写ベルト 12 転写ローラ 13 駆動ローラ 14 従動ローラ 15 テンションローラ 16 給紙部 17 給紙カセット 18 給紙ローラ 19 レジストローラ対 20 定着部 21 定着ローラ 22 吸着ローラ 23 排紙ローラ 24 排紙部 30、60 シール部材 30a、60a 表層 30b、60b 柔軟層 30c、30d、60c、60d 両面テープ 31 トナー収容容器 40、50 複合分割繊維 40a、50a スリット部 41、51 基材 42、52 副材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 達也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H077 AA11 AD06 AD13 CA12 FA22 2H134 GA01 GB02 HD00 KF03 KF04 KF08 KG08 KH03 KH07 4L041 AA07 BA04 BA05 BA11 CA06 CA19 4L047 AA21 AA23 AA27 CA07 CB10 CC14

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤担持体と、現像剤を収容する現像
    容器と、前記現像剤担持体に当接される現像剤規制部材
    と、前記現像剤担持体および前記現像剤規制部材の端部
    と前記現像容器の間をシールするシール部材を備えた現
    像ユニットであって、 前記シール部材が、少なくとも1個のスリット部を有す
    る分割繊維母体を構成する基材および前記スリット部に
    配設された副材からなる複合分割繊維によって形成され
    た表層を有することを特徴とする現像ユニット。
  2. 【請求項2】 シール部材の複合分割繊維の副材が、分
    割繊維母体の表面から突出または陥没していることを特
    徴とする請求項1記載の現像ユニット。
  3. 【請求項3】 シール部材の基材がポリエステル、副材
    がポリアミドであることを特徴とする請求項1または2
    記載の現像ユニット。
  4. 【請求項4】 シール部材が、表層を支持する柔軟層を
    備えていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか
    1項記載の現像ユニット。
  5. 【請求項5】 シール部材の柔軟層が発泡ポリウレタン
    またはフェルトによって形成されていることを特徴とす
    る請求項4記載の現像ユニット。
  6. 【請求項6】 シール部材の表層と柔軟層が接着材層に
    よって接合されていることを特徴とする請求項4または
    5記載の現像ユニット。
  7. 【請求項7】 シール部材の接着材層が厚さ50μm以
    上の両面テープであることを特徴とする請求項6記載の
    現像ユニット。
  8. 【請求項8】 シール部材の表層が、複合分割繊維の不
    織布またはフェルトからなる生地によって形成されてお
    り、前記生地の伸延方向が前記シール部材の長手方向と
    一致することを特徴とする請求項1ないし7いずれか1
    項記載の現像ユニット。
  9. 【請求項9】 像担持体と、クリーニング容器と、前記
    像担持体の表面を清浄化するクリーニング手段と、前記
    像担持体および前記クリーニング手段の端部と前記クリ
    ーニング容器の間をシールするシール部材を備えたクリ
    ーニングユニットであって、 前記シール部材が、少なくとも1個のスリット部を有す
    る分割繊維母体を構成する基材および前記スリット部に
    配設された副材からなる複合分割繊維によって形成され
    た表層を有することを特徴とするクリーニングユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 シール部材の複合分割繊維の副材が、
    分割繊維母体の表面から突出または陥没していることを
    特徴とする請求項9記載のクリーニングユニット。
  11. 【請求項11】 シール部材の基材がポリエステル、副
    材がポリアミドであることを特徴とする請求項9または
    10記載のクリーニングユニット。
  12. 【請求項12】 シール部材が、表層を支持する柔軟層
    を備えていることを特徴とする請求項9ないし11いず
    れか1項記載のクリーニングユニット。
  13. 【請求項13】 シール部材の柔軟層が発泡ポリウレタ
    ンまたはフェルトによって形成されていることを特徴と
    する請求項12記載のクリーニングユニット。
  14. 【請求項14】 シール部材の表層と柔軟層が接着材層
    によって接合されていることを特徴とする請求項12ま
    たは13記載のクリーニングユニット。
  15. 【請求項15】 シール部材の接着材層が厚さ50μm
    以上の両面テープであることを特徴とする請求項14記
    載のクリーニングユニット。
  16. 【請求項16】 シール部材の表層が、複合分割繊維の
    不織布またはフェルトからなる生地によって形成されて
    おり、前記生地の伸延方向が前記シール部材の長手方向
    と一致することを特徴とする請求項9ないし15いずれ
    か1項記載のクリーニングユニット。
  17. 【請求項17】 被シール面に押圧されて流動体の漏出
    を防ぐシール部材であって、少なくとも1個のスリット
    部を有する分割繊維母体を構成する基材および前記スリ
    ット部に配設された副材からなる複合分割繊維によって
    形成された表層を有することを特徴とするシール部材。
  18. 【請求項18】 複合分割繊維の副材が、分割繊維母体
    の表面から突出または陥没していることを特徴とする請
    求項17記載のシール部材。
  19. 【請求項19】 基材がポリエステル、副材がポリアミ
    ドであることを特徴とする請求項17または18記載の
    シール部材。
  20. 【請求項20】 表層を支持する柔軟層を備えているこ
    とを特徴とする請求項17ないし19いずれか1項記載
    のシール部材。
  21. 【請求項21】 柔軟層が発泡ポリウレタンまたはフェ
    ルトによって形成されていることを特徴とする請求項2
    0記載のシール部材。
  22. 【請求項22】 表層と柔軟層が接着材層によって接合
    されていることを特徴とする請求項20または21記載
    のシール部材。
  23. 【請求項23】 接着材層が厚さ50μm以上の両面テ
    ープであることを特徴とする請求項22記載のシール部
    材。
  24. 【請求項24】 表層が、複合分割繊維の不織布または
    フェルトからなる生地によって形成されており、前記生
    地の伸延方向がシール部材の長手方向と一致することを
    特徴とする請求項17ないし23いずれか1項記載のシ
    ール部材。
  25. 【請求項25】 画像形成装置に対して着脱自在なプロ
    セスカートリッジであって、現像剤担持体と、現像剤を
    収容する現像容器と、前記現像剤担持体に当接される現
    像剤規制部材と、前記現像剤担持体および前記現像剤規
    制部材の端部と前記現像容器の間をシールするシール部
    材を備えた現像ユニット、および、像担持体と、クリー
    ニング容器と、前記像担持体の表面を清浄化するクリー
    ニング手段と、前記像担持体および前記クリーニング手
    段の端部と前記クリーニング容器の間をシールするシー
    ル部材を備えたクリーニングユニットを有し、 前記現像ユニットの前記シール部材および前記クリーニ
    ングユニットの前記シール部材のうちの少なくとも一方
    が、少なくとも1個のスリット部を有する分割繊維母体
    を構成する基材および前記スリット部に配設された副材
    からなる複合分割繊維によって形成された表層を有する
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  26. 【請求項26】 シール部材の複合分割繊維の副材が、
    分割繊維母体の表面から突出または陥没していることを
    特徴とする請求項25項記載のプロセスカートリッジ。
  27. 【請求項27】 シール部材の基材がポリエステル、副
    材がポリアミドであることを特徴とする請求項25また
    は26記載のプロセスカートリッジ。
  28. 【請求項28】 シール部材の表層を支持する柔軟層を
    備えていることを特徴とする請求項25ないし27いず
    れか1項記載のプロセスカートリッジ。
  29. 【請求項29】 シール部材の柔軟層が発泡ポリウレタ
    ンまたはフェルトによって形成されていることを特徴と
    する請求項28記載のプロセスカートリッジ。
  30. 【請求項30】 シール部材の表層と柔軟層が接着材層
    によって接合されていることを特徴とする請求項28ま
    たは29記載のプロセスカートリッジ。
  31. 【請求項31】 シール部材の接着材層が厚さ50μm
    以上の両面テープであることを特徴とする請求項30記
    載のプロセスカートリッジ。
  32. 【請求項32】 シール部材の表層が、複合分割繊維の
    不織布またはフェルトからなる生地によって形成されて
    おり、前記生地の伸延方向が前記シール部材の長手方向
    と一致することを特徴とする請求項25ないし31いず
    れか1項記載のプロセスカートリッジ。
  33. 【請求項33】 記録媒体に画像を形成する画像形成装
    置であって、現像剤担持体と、現像剤を収容する現像容
    器と、前記現像剤担持体に当接される現像剤規制部材
    と、前記現像剤担持体および前記現像剤規制部材の端部
    と前記現像容器の間をシールするシール部材を備えた現
    像ユニット、および、像担持体と、クリーニング容器
    と、前記像担持体の表面を清浄化するクリーニング手段
    と、前記像担持体および前記クリーニング手段の端部と
    前記クリーニング容器の間をシールするシール部材を備
    えたクリーニングユニットを有し、 前記現像ユニットおよび前記クリーニングユニットの少
    なくとも一方の前記シール部材が、少なくとも1個のス
    リット部を有する分割繊維母体を構成する基材および前
    記スリット部に配設された副材からなる複合分割繊維に
    よって形成された表層を有することを特徴とする画像形
    成装置。
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