JP2014074863A - 画像形成ユニットおよび画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トナー貯蔵室の密封性の低下を抑制する。
【解決手段】現像剤を貯蔵する現像剤貯蔵室と、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤貯蔵室に配設され、前記現像剤担持体に当接して配置されたシール部材とを有する画像形成ユニットにおいて、前記シール部材は、前記現像剤担持体と接する表面層と、前記現像剤貯蔵室の壁部に接着される基層と、前記表面層と前記基層とに挟まれた中間層とを有し、前記基層と前記中間層とが接着され、前記中間層と前記表面層とが接着され、前記表面層のヤング率が前記中間層のヤング率より大きくなるように形成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成ユニットおよび画像形成装置に関する。
従来の画像形成ユニットは、現像ローラの端部の外周面に当接して押圧されることによりトナー貯蔵室のトナーが外部に漏れることを防止するためのシール部材を備え、そのシール部材は、基体に弾性体を使用し、その現像ローラの端部の外周面に当接する基体の表面に摺動性の高い材質を配置した二層構造として形成され、トナー貯蔵室を密封するようにしているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−95323号公報
しかしながら、従来の技術においては、経時でシール部材にトナーが溜り、シール部材と現像ローラとの間に隙間が形成され、トナー貯蔵室の密封性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、トナー貯蔵室の密封性の低下を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、現像剤を貯蔵する現像剤貯蔵室と、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤貯蔵室に配設され、前記現像剤担持体に当接して配置されたシール部材とを有する画像形成ユニットにおいて、前記シール部材は、前記現像剤担持体と接する表面層と、前記現像剤貯蔵室の壁部に接着される基層と、前記表面層と前記基層とに挟まれた中間層とを有し、前記基層と前記中間層とが接着され、前記中間層と前記表面層とが接着され、前記表面層のヤング率が前記中間層のヤング率より大きいことを特徴とする。
このようにした本発明は、トナー貯蔵室の密封性の低下を抑制することができるという効果が得られる。
第1の実施例における端部シール材の構成を示す側面図 第1の実施例における画像形成装置の構成を示す概略側面図 第1の実施例における画像形成ユニットの構成を示す断面図 第1の実施例における端部シール材の構成を示す斜視図 第1の実施例における端部シール材の断面図 比較例における端部シール材の断面図 第1の実施例における端部シール材の作用を示す説明図 第2の実施例における端部シール材の断面図
以下、図面を参照して本発明による画像形成ユニットおよび画像形成装置の実施例を説明する。
図2は第1の実施例における画像形成装置の構成を示す概略側面図である。
図2において、画像形成装置100は、例えばカラー印刷が可能な電子写真方式の画像形成ユニットを有するプリンタである。
画像形成装置100は、ブラック色(K)、イエロー色(Y)、マゼンタ色(M)、シアン色(C)の4色それぞれの画像形成ユニット1K、1Y、1M、1Cを有している。
それぞれの画像形成ユニット1K、1Y、1M、1Cは、像担持体としての感光ドラム2K、2Y、2M、2Cを備え、その感光ドラム2K、2Y、2M、2Cの上方には、感光ドラム2K、2Y、2M、2Cに対向させて露光装置としての露光ヘッド3K、3Y、3M、3Cがそれぞれ配置され、感光ドラム2K、2Y、2M、2C上に現像剤としてのトナーによりトナー画像を形成する。
媒体トレイ4は、印刷媒体としての媒体5を積載し、その媒体5は給紙ローラ6により1枚ずつ繰出されて搬送される。
媒体5が搬送される搬送路には、媒体5を搬送するためのレジストローラ7と、画像形成ユニット1K、1Y、1M、1Cで形成されたトナー画像を媒体5に転写するための転写ベルト8と、媒体5に転写されたトナー画像を定着させるための定着器9と、トナー画像が定着された媒体5を排出するための排出ローラ10、11と、排出された媒体5を積載するためのスタッカカバー12とが配設されている。
図3は第1の実施例における画像形成ユニットの構成を示す断面図である。なお、図2に示す画像形成ユニット1K、1Y、1M、1Cは、同一の構成を有しているので、ブラック色の画像形成ユニット1Kを用いて説明する。
図3において、画像形成ユニット1Kは、筐体13で囲まれており、その内部には、感光ドラム2と、帯電ローラ17と、現像ローラ14と、供給ローラ15と、現像ブレード16と、トナー貯蔵室19と、攪拌部材20、21、トナー搬送部材22と、クリーニングブレード23と、トナーカートリッジ25等とを有している。
帯電ローラ17は、感光ドラム2の外周面に当接するように配設され、感光ドラム2の表面を一様に帯電させる。
現像剤を担持する現像剤担持体としての現像ローラ14は、感光ドラム2の外周面に当接するように配設され、露光ヘッド3の露光により感光ドラム2の表面に形成された静電潜像にトナーを搬送する。
現像剤供給部材としての供給ローラ15は、現像ローラ14の外周面に当接するように配設され、トナー貯蔵室19に貯蔵されたトナー24を現像ローラ14に供給する。
現像ブレード16は、現像ローラ14の外周面に当接するように配設され、供給ローラ15により供給された現像ローラ14表面のトナーを薄層化する。
現像剤貯蔵室としてのトナー貯蔵室19は、トナーカートリッジ25から供給されるトナーを貯蔵する収容部である。
攪拌部材20、21は、供給ローラ15の近傍に回転可能に配設され、回転することによりトナー貯蔵室19に貯蔵されたトナー24を攪拌する。
クリーニングブレード23は、感光ドラム2の外周面に当接するように配設され、トナー画像を転写した後に感光ドラム2の表面に残留したトナーを掻き取る。
トナー搬送部材22は、クリーニングブレード23の近傍に配置され、クリーニングブレード23によって掻き取られたトナーを画像形成ユニット1Kの外へ排出する。
トナーカートリッジ25は、トナーが収容された収容部であり、トナー貯蔵室19にトナーを供給する。攪拌部材28は、回転することによりトナーカートリッジ25内に収容されたトナーを攪拌する。
図1は第1の実施例における端部シール材の構成を示す側面図である。なお、図1は、図2に示す画像形成ユニット1Kを側面から見た図である。
図1において、シールスポンジ41は、現像ローラ14の回転軸14aの軸方向における両端部に配設され、図3に示すトナー貯蔵室19の壁面を形成している。なお、15aは供給ローラ15の回転軸、20aは攪拌部材20の回転軸、21aは攪拌部材21の回転軸を示している。
シール部材としての端部シール材40は、現像ローラ14の回転軸14aの軸方向における両端部の外周面に沿って当接するように、シールスポンジ41に曲率を保持して接着され、配設されている。このように、端部シール材40と現像ローラ14とが、現像ローラ14の回転軸14aの軸方向における両端部の外周面に当接して密封性を保持することにより、図3に示すトナー貯蔵室19に貯蔵されたトナーがトナー貯蔵室19の外へ漏れ出すことを防止している。
ここで、端部シール材40の構成を図4の第1の実施例における端部シール材の構成を示す斜視図を用いて説明する。
図4に示すように、端部シール材40は、表面層40aと、中間層40bと、基層としてのベース層40cとを有する三層構造であり、短冊状の形状に成形されている。また、端部シール材40は、図1に示す現像ローラ14との接触面側から表面層40a、中間層40b、ベース層40cの順で積層されている。すなわち、図1に示すように、表面層40aは現像ローラ14に接し、ベース層40cはトナー貯蔵室の壁部を形成するシールスポンジ41に接着され、中間層40bは表面層40aとベース層40cとに挟まれている。
表面層40aと中間層40bとは、熱ラミネート接着により接合されている。その接着層は、表面層40aの厚さの10分の1以下の厚さであるため、接着による影響は無視することができる。
また、中間層40bとベース層40cとは、厚さ0.1mm、粘着力22N/25mmの基材レスの両面テープにより接着されている。
端部シール材40は、表面層40aを内側にして図中長手方向を湾曲させ、その表面層40aを現像ローラ14の回転軸14aの軸方向における両端部の外周面に沿って当接するように、シールスポンジ41に接着される。
図1の説明に戻り、本実施例では、端部シール材40とシールスポンジ41との接着には、厚さ0.16mm、粘着力12N/25mmの基材入りの両面テープを使用している。
このとき、図4に示す表面層40aのヤング率をY40a、中間層40bのヤング率をY40bとすると、ヤング率Y40aとヤング率Y40bとの関係は、
ヤング率Y40a>ヤング率Y40b
となっている。
このように、端部シール部材40は、ベース層40cと中間層40bとが接着され、中間層40bと表面層40aとが接着され、表面層40aのヤング率Y40aが中間層40bのヤング率Y40bより大きくなるように形成されている。
また、表面層40aは、現像ローラ14と接する摺動面であるため、摩擦係数が低く、耐摩耗性に優れていることが望ましい。
さらに、ベース層40cは、端部シール材40が現像ローラと当接した際、その弾性により現像ローラ14表面に圧力を生じさせ、端部シール材40に密着するようにしているため、弾性体としている。
本実施例では、表面層40aは、超高分子ポリエチレンからなるシート部材とし、厚さ0.05mm、動摩擦係数0.11、JISK7204磨耗輪による磨耗試験方法による磨耗量1.0mm3、ヤング率2000MPaとした。
また、中間層40bは、ウレタンからなるシート部材としてのウレタンフィルムとし、厚さ0.1mm、ヤング率45MPaとした。
さらに、ベース層40cは、軟質ウレタンスポンジとし、厚さ2.35mm、見掛けヤング率0.1MPa、押し込み圧力0.02MPaとした。
なお、本実施例では、表面層40aを超高分子ポリエチレンとしたが、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン:動摩擦係数0.11、JIS K7204磨耗輪による磨耗試験方法による磨耗量1.6mm3、ヤング率410MPa)などの摺動性が高く、中間層40bよりもヤング率が高い他の材料を使用することも可能である。
また、ベース層40cは、厚さ2mm以上、押し込み圧力0.01MPa以上、0.05MPa以下のウレタンスポンジであれば、端部シール材40が現像ローラ14表面に密着し、密封性を維持することができる。
上述した構成の作用について説明する。
まず、画像形成装置の動作を図2に基づいて説明する。
画像形成装置100は、図示しない制御部より印刷の命令が出されると、媒体5を給紙ローラ6およびレジストローラ7により転写ベルト8まで搬送する。一方、画像形成ユニット1K、1Y、1M、1Cは、露光ヘッド3により露光された感光ドラム2上に静電潜像が形成され、その静電潜像は後述する現像工程を経てトナー画像として現像される。
感光ドラム2上に現像されたトナーは、感光ドラム2の回転にしたがって転写ベルト8に対向する位置に至り、回転する転写ベルト8で搬送される媒体5に、転写ベルト8により転写される。トナーが転写された媒体5は、定着器9へと搬送され、定着器9によりトナーが定着された後、排出ローラ10、11によりスタッカカバー12上に排出される。
次に、画像形成ユニットが行う現像工程を図3に基づいて説明する。なお、画像形成ユニット1K、1Y、1M、1Cは、同一構成であるため、代表として画像形成ユニット1Kの動作を説明する。
画像形成ユニット1Kは、図示しない制御部から制御信号が送られ、モータ等の駆動源により感光ドラム2が図中矢印Aで示す方向に回転駆動され、ギヤ等の駆動伝達手段により感光ドラム2の回転駆動が伝達されて供給ローラ15が図中矢印Cで示す方向へ回転し、それに伴い供給ローラ15の近傍に配置された攪拌部材20、21がそれぞれ図中矢印Dで示す方向へ回転しながらトナー貯蔵室19に貯蔵されたトナー24を攪拌する。
また、感光ドラム2の回転駆動が伝達されて図中矢印Bで示す方向へ回転する現像ローラ14に回転する供給ローラ15によりトナー24が供給され、現像ローラ14に供給されたトナー24は現像ブレード16により薄層化され、露光ヘッド3により露光されて形成された感光ドラム2の静電潜像に搬送されてトナー画像として現像される。
感光ドラム2上のトナー24は転写ベルト8により媒体5に転写され、転写後に感光ドラム2上に残ったトナー24はクリーニングブレード23により掻き落とされ、トナー搬送部材22により搬送される。
ここで、本実施例における端部シール材の動作を図1に基づいて説明する。
図1に示すように、端部シール材40は、曲率を持たせた状態でシールスポンジ41に密着し、現像ローラ14の外周面に沿うように当接させ、現像ローラ14の押し込みによる圧力を発生させることで現像ローラ14と端部シール材40とを隙間なく密着させ、図3に示すトナー貯蔵室19のトナーを封止するようにしている。
このとき、図6の比較例における端部シール材の断面図に示すように、ヤング率の小さな弾性体であるベース層140cと、ヤング率は大きいが薄くて機械的に強度が小さいフィルム状の表面層140aからなる二層構造の端部シール材140では、図6(a)に示すストレート形状のシール部材140が、図6(b)に示すように曲率をもってシールスポンジに貼り付けられているため、厚みのあるベース層140cを曲げた際に発生する内径と外径との差による寸法ずれにより表面層140a側は縮もうとするが、表面層140aはヤング率が高く縮まないため皺141が発生し、端部シール材140と現像ローラとの間に隙間が発生するためトナー漏れが発生してしまう。
なお、図6(a)は変形する前の端部シール材140を示し、図6(b)は現像ローラに密着させるために変形させた後の端部シール材140を示している。
本実施例では、図5に示すように、端部シール材40を三層構造とし、ベース層40cで発生しようとする皺を防ぐため、中間層40bと表面層40aとを接着し、さらに中間層40bのヤング率Y40bおよび表面層40aのヤング率Y40aの関係を、ヤング率Y40a>ヤング率Y40bとすることにより、図5(b)に示すように、中間層40bとベース層40cとの接合面に発生した寸法ずれを中間層40bが変形して伸びることで吸収することができるため、現像ローラ14との間に皺による隙間が発生せず、トナー24が漏れ出すことはない。
なお、図5(a)は変形する前の端部シール材40を示し、図5(b)は現像ローラに密着させるために変形させた後の端部シール材40を示している。
また、中間層40bを設け、表面層40aは現像ローラ14との摺動でも磨耗し難い材料で構成しながら、中間層40bには柔軟性を持たせるようにしているため、端部シール材40は現像ローラ14との間の密着性を維持し、トナー貯蔵室の密封性を高めることができる。
さらに、中間層40bとベース層40cとは基材レス両面テープにより接着するようにしたため、基材入りの両面テープよりも柔軟に変形が可能であり、中間層40bは接着面により動きが規制されることなく、柔軟性を維持することができる。
したがって、図7に示すように、ベース層40cから発生する圧力40fを現像ローラ14の周方向に一定に付与することができ、経時において現像ローラ14と端部シール材40との間にトナーが侵入することなく、高い密封性を確保することができる。
以上説明したように、第1の実施例では、端部シール材を、弾性体であるベース層に、中間層を接着し、さらに中間層に表面層を接着して三層構造とし、表面層のヤング率を中間層のヤング率より大きくしたことにより、端部シール材を変形させて現像ローラに密着させたとき、中間層が変形し伸びて寸法ずれを吸収するための皺の発生を防ぐことができ、トナー貯蔵室の密封性が低下することを抑制することができるという効果が得られる。
表面層は現像ローラとの摺動でも磨耗し難い材料で構成しながら、中間層には柔軟性を持たせるようにしているため、端部シール材は現像ローラとの間の密着性を維持することができ、トナー貯蔵室の密封性を高めることができるという効果が得られる。
したがって、端部シール材の特殊な加工を要することなく、容易にトナー貯蔵室の密封性を向上させることができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、端部シール材の中間層の構成が第1の実施例の構成と異なっている。その第2の実施例の構成を図8の第2の実施例における端部シール材の断面図に基づいて説明する。なお、図8(a)は変形する前の端部シール材40を示し、図8(b)は現像ローラに密着させるために変形させた後の端部シール材40を示している。また、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8において、端部シール材40の中間層40bのベース層40c側には、切り込み45が形成されている。この切り込み45は、図4に示す端部シール材40の短手方向、すなわち当接する現像ローラの回転軸と平行方向に延在するように形成され、また図4に示す端部シール材40の長手方向、すなわち現像ローラの回転軸方向と直交する方向に所定の間隔を保持して複数形成されている。
中間層40bと表面層40aとは、熱ラミネート接着を行って一体化し、一体化した中間層40bと表面層40aとをベース層40cに基材レス両面テープで接着した。
上述した構成の作用について説明する。
図8に示すように、端部シール材40の中間層40bに切り込み45を形成したことにより、中間層40bは、図8(b)に示すように、柔軟に変形することが可能になり、端部シール材40の現像ローラ14への追従性が向上し、端部シール材40と現像ローラ14との密着性が高まる。
そのため、環境や経時変化でベース層40cにクリープ変形が生じ、現像ローラ14への押し付け圧力が低下した場合であっても、端部シール材40と現像ローラ14との密着性を維持することができる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、端部シール材の中間層に切り込みを形成したことにより、中間層は、柔軟に変形することが可能になり、端部シール材の現像ローラへの追従性が向上し、端部シール材と現像ローラとの密着性を高めることができるという効果が得られる。
また、環境や経時変化でベース層にクリープ変形が生じ、現像ローラへの押し付け圧力が低下した場合であっても、端部シール材と現像ローラとの密着性を維持することができるという効果が得られる。
さらに、端部シール材と現像ローラとの間にトナーの侵入が発生しないため、端部シール部材の耐久性を向上させることができ、画像形成ユニットの高寿命化を図ることができるという効果が得られる。
第1の実施例および第2の実施例では、本発明を画像形成装置の画像形成ユニットに適用した例で説明したが、それに限られることなく、複写機、ファクシミリ装置、複合機等の現像剤を使用する装置にも適用することができる。
1 画像形成ユニット
2 感光ドラム
3 露光ヘッド
4 媒体トレイ
6 給紙ローラ
7 レジストローラ
8 転写ベルト
9 定着器
10、11 排出ローラ
12 スタッカカバー
13 筐体
14 現像ローラ
15 供給ローラ
16 現像ブレード
17 帯電ローラ
19 トナー貯蔵室
20、21、28 攪拌部材
22 トナー搬送部材
23 クリーニングブレード
25 トナーカートリッジ
40 端部シール材
40a 表面層
40b 中間層
40c ベース層
45 切り込み

Claims (5)

  1. 現像剤を貯蔵する現像剤貯蔵室と、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤貯蔵室に配設され、前記現像剤担持体に当接して配置されたシール部材とを有する画像形成ユニットにおいて、
    前記シール部材は、
    前記現像剤担持体と接する表面層と、
    前記現像剤貯蔵室の壁部に接着される基層と、
    前記表面層と前記基層とに挟まれた中間層とを有し、
    前記基層と前記中間層とが接着され、前記中間層と前記表面層とが接着され、前記表面層のヤング率が前記中間層のヤング率より大きいことを特徴とする画像形成ユニット。
  2. 請求項1に記載の画像形成ユニットにおいて、
    前記表面層は、高分子ポリエチレンまたはポリテトラフルオロエチレンからなるシート部材であることを特徴とする画像形成ユニット。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成ユニットにおいて、
    前記中間層は、ウレタンからなるシート部材であることを特徴とする画像形成ユニット。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成ユニットにおいて、
    前記中間層は、前記基層側に、前記現像剤担持体の回転軸と平行する方向に延在する切り込みが形成されていることを特徴とする画像形成ユニット。
  5. 現像剤を貯蔵する現像剤貯蔵室と、前記現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤貯蔵室に配設され、前記現像剤担持体に当接して配置されたシール部材とを有する画像形成ユニットを備えた画像形成装置において、
    前記シール部材は、
    前記現像剤担持体と接する表面層と、
    前記現像剤貯蔵室の壁部に接着される基層と、
    前記表面層と前記基層とに挟まれた中間層とを有し、
    前記基層と前記中間層とが接着され、前記中間層と前記表面層とが接着され、前記表面層のヤング率が前記中間層のヤング率より大きいことを特徴とする画像形成装置。
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