JP2008216459A - 現像装置、それを備えた現像ユニット及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤を補給して使用する小型の現像装置においても筋状ムラやカブリが発生せず良好な画像が得られる現像装置を提供することである。
【解決手段】現像装置16は、現像装置16内を現像ローラ53及び供給部材が配される現像剤収容供給部と、現像剤補給口58が配される第1ホッパ室60aとに仕切る第1仕切り52と、現像剤収容供給部と第1ホッパ室60aとの間を現像剤が移動するように第1仕切り52に形成され、現像剤補給口58から離れるにしたがって開口面積が大きくなっている1以上の第1開口部52aと、第1ホッパ室60a内に設けられ、現像剤を撹拌するとともに、第1開口部52aを通じて現像剤収容供給部へ現像剤を供給する第1撹拌部材56とを備えた構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、詳しくは画像形成装置に備えられる現像装置及び現像ユニットに関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置では、像担持体上に静電潜像が形成され、その像担持体にトナーが供給され、このトナーにより現像されたトナー像を用紙等に転写し定着させて画像形成が行われる。ここで、像担持体に対しトナーを供給する役割を果たすのが、現像装置である。一般に、現像装置は、像担持体に対向するように設けられた現像ローラ上でトナーの薄層を形成するために現像ローラに圧接される規制部材等によりトナーを所定の電位に帯電させ、帯電したトナーを像担持体上の静電潜像に向けて供給し、静電潜像の現像を行う。
そして、一般に現像装置には、1成分現像方式によるものと2成分現像方式によるものとが存在する。1成分現像方式は、主としてトナーからなる現像剤を用いる方式であり、2成分現像方式は、主としてトナーとキャリア(磁性体)からなる現像剤を用いる方式である。1成分現像方式の現像装置は、2成分現像方式のものに比べ、一般に低コストで小型であるため従来使い捨てられていたが、近年の環境意識の高まりや資源の有効利用の観点から現像装置の方式を問わず、長寿命の現像装置が求められるようになっている。
一般に、1成分現像剤を用いる現像装置においては、現像容器内における現像剤(トナー)残量に応じてトナー補給を行っており、例えば、現像容器内のトナー残量をトナー残量検知センサで検知して、トナー残量が予め設定された残留閾値になると、トナーコンテナから現像容器にトナーを補給するようにしている。
しかし、現像装置が小型化され、現像容器に収容されるトナー量も少なくなっている状況下では、上述のような残量検知によってトナー補給を行うと、現像容器内の残留トナー量が著しく少なくなるまでトナー補給が行われないことになり、現像容器内にトナーが補給されると、この補給トナーが直ちに現像ローラに達し、現像ローラ上に筋状のムラが生じることがある。さらに、現像ローラ近傍において補給トナーの比率が高くなると、現像容器内に残留するトナーに帯電不良が生じて、画像形成の際にカブリ等の画像不良が発生する。
そこで、特許文献1には、トナー残量が第1のレベルに達するまで現像容器にトナーを補給して、現像容器中のトナー残量が第1のレベルよりも低い第2のレベルになると現像容器にトナーを補給するようにし、現像の際に消費されるトナー消費量に応じて現像容器中のトナー残量を求めるようにした現像装置が提案されている。
また構造的な改良として、特許文献2には、トナー補給口を境に巻き方向が逆になったスクリューを備え、トナー室内のトナーをスクリューで軸方向に振り分ける回転型多色現像装置が開示されている。
特開2006−243056号公報 特開昭62−182768号公報
上記の特許文献1はトナーの補給制御を最適に行うことによって上記の問題点を解決しようとするものである。したがって、現像装置を構造的な面から改良する余地がまだ残されている。
そして特許文献2では、特殊なスクリューを用いることで効率よくトナーが撹拌されるが、撹拌されたトナーはスクリューの両端付近に寄ってしまい、その両端付近にトナーが滞留して劣化してしまうおそれがある。
本発明は、現像剤を補給して使用する小型の現像装置においても筋状ムラやカブリが発生せず良好な画像が得られる現像装置を提供することを目的とする。また、その現像装置を複数備えた現像ユニット、その現像装置又は現像ユニットを備えた画像形成装置を提供することも目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、外部に設けられた補給部から現像剤の補給を受けるための現像剤補給口と、像担持体上に形成される静電潜像を現像するため前記像担持体に現像剤を供給し前記像担持体に対向して配置される現像ローラと、前記現像ローラに現像剤を供給する供給部材とを備えた現像装置において、前記現像装置内を前記現像ローラ及び前記供給部材が配される現像剤収容供給部と、前記現像剤補給口が配される第1ホッパ室とに仕切る第1仕切りと、前記現像剤収容供給部と前記第1ホッパ室との間を現像剤が移動するように前記第1仕切りに形成され、前記現像剤補給口から離れるにしたがって開口面積が大きくなっている1以上の第1開口部と、前記第1ホッパ室内に設けられ、現像剤を撹拌するとともに、前記第1開口部を通じて前記現像剤収容供給部へ現像剤を供給する第1撹拌部材とを備えたことを特徴とする。
上記の現像装置において、供給部材で現像剤を十分に撹拌するため、第1開口部は、前記現像ローラからなるべく離れた位置に設けることが望ましい。
また上記の現像装置において、効率よく撹拌するため、第1撹拌部材は、可撓性材料からなる撹拌羽根を有することが望ましい。
また上記の現像装置において、現像剤補給口から補給された現像剤を効率よく均一に撹拌するため、現像剤を現像剤補給口から離れる方向又は近づく方向に撹拌するように、第1撹拌部材は、前記現像剤補給口の両側で撹拌方向が逆になっていることが望ましい。
また上記の現像装置において、前記現像剤補給口は、前記第1撹拌部材の長い方の撹拌方向寄りに位置していることが望ましい。この構成によれば、長い方の撹拌方向へより多くの現像剤を搬送することになり、現像剤の撹拌を一層均一にすることができる。
また上記の現像装置をより具体化すると、前記現像剤収容供給部内を前記第1開口部が配される第2ホッパ室と、前記現像ローラが配される現像剤供給部とに仕切る第2仕切りと、前記現像剤供給部と前記第2ホッパ室との間を現像剤が移動するように前記第2仕切りに形成された1以上の第2開口部と、を備え、前記供給部材は、前記現像剤供給部側に設けられ前記現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、前記第2ホッパ室側に設けられ現像剤を撹拌するとともに前記第2開口部を通じて前記現像剤供給部へ現像剤を供給する第2撹拌部材とからなる構成となる。
また本発明は、複数の現像装置を支持し、それらの現像装置を回転駆動するための回転枠を有する現像ユニットにおいて、複数の現像装置のうち、一部又は全てが上記の何れかに記載の現像装置であって、前記回転枠が回転することで前記像担持体に各現像装置の現像ローラが対向するようになっていることを特徴とする。
この構成によれば、現像ユニットは所謂ロータリ式の現像ユニットであるから、現像ユニットが回転することで各開口部を通じて現像剤が逆に戻ることがある。これにより、第2ホッパ室及び現像剤供給部の現像剤量が必要以上に増えることを防止し、現像装置内の現像剤量のバランスを保ちつつ、良好な撹拌性を得ることができる。
また本発明の画像形成装置は、上記の現像装置又は現像ユニットを備えることを特徴とする。
本発明によると、現像剤補給口から離れるにしたがって開口面積が大きくなっている1以上の第1開口部により、現像剤を第1のホッパ室内で効率よく均一に撹拌して、第1の開口部から均等に供給することができるので、現像剤を補給して使用する小型の現像装置においても筋状ムラやカブリが発生せず良好な画像を得ることができる。
本発明は、1成分現像方式と2成分現像方式を問わず適用でき、またタンデム式、ロータリ式の現像装置を問わず適用できるが、以下では1成分現像方式のロータリ式現像ユニットを備えた画像形成装置について説明する。図1は、本発明の画像形成装置の概略構成を説明するための模式断面図である。
画像形成装置1は、画像形成部10、補給部20、中間転写部24、給紙部30、用紙搬送部35、2次転写部45、定着装置47等から構成される。
そして画像形成部10は、ロータリ式現像ユニット2、感光体ドラム11、帯電ローラ12、ドラムクリーニング装置13、レーザユニット14等からなる。
感光体ドラム11は、像担持体として表面に静電潜像が形成されるものであり、画像形成装置1のほぼ中央で回転駆動される(回転方向を矢印で図示)。その回転軸(不図示)は、図1の紙面に対して垂直に延びて設けられる。また、感光体ドラム11は、アモルファスシリコンやOPC感光体等の感光層を有するように形成されている。
帯電ローラ12は、感光体ドラム11の上部に設けられる。また、帯電ローラ12は、感光体ドラム11の表面を一様に帯電させるため感光体ドラム11と接しており、回転可能に支持される。なお、帯電ローラ12の上部に設けられているのは、帯電ローラ12に付着している付着物をクリーニングするためのクリーナー12aである。
ドラムクリーニング装置13は、図1における感光体ドラム11の右側方に設けられていて、感光体ドラム11の表面に残留したトナーや付着物を清掃するためのものである。
ロータリ式現像ユニット2は、感光体ドラム11に形成された静電潜像を各色のトナーによって現像するためのものであり、図1における感光体ドラム11の左側方に隣接して設けられる。また、ロータリ式現像ユニット2は、回転枠15と、回転枠15に支持された4つの現像装置16B(ブラック)、16Y(イエロー)、16C(シアン)、16M(マゼンタ)とを有し、図示しないモータやギアを含む駆動機構によって回転させられる。したがって、ロータリ式現像ユニット2は、回転軸15aを中心として回転自在な円筒形状である。ロータリ式現像ユニット2の回転軸15aは、回転枠15の中心を通り、その軸線方向は、感光体ドラム11の回転軸の軸線方向と平行である。
回転枠15は、回転軸15aの中心から放射状に延びる仕切枠15bによって円周方向に4等分された4つの区画を有している。各区画には、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの4つのトナー色に対応した現像装置16B、16Y、16C、16Mが配置され、各現像装置16B、16Y、16C、16Mは、それぞれ同様の構成である。そして、ロータリ式現像ユニット2が回転すると、各現像装置16B、16Y、16C、16Mの現像ローラ53が、感光体ドラム11に所定の隙間を有しつつ対向する。なお、各現像装置16B、16Y、16C、16Mの詳細な構成については後述する。
レーザユニット14は、外部のコンピュータ等からの画像情報に基づいて、感光体ドラム11を走査露光するためのものであり、ロータリ式現像ユニット2の上方に設けられる。レーザユニット14にレーザ光14Lを出力させるためのデータは、画像情報を受け付けるデータ処理部17により作成される。そして、レーザユニット14からはレーザ光14Lが発射される。レーザ光14Lの光路上には反射ミラー18が設けられ、レーザ光14Lはこの反射ミラー18により感光体ドラム11の表面に照射される(2点鎖線にてレーザ光14Lを図示)。なお、レーザユニット14は、その内部の構成として、レーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有している(不図示)。
次に、補給部20は、トナー収納容器21及びトナー補給装置22等から構成される。トナー収納容器21は、感光体ドラム11及び中間転写ベルト25の上方に設けられ、各色のトナーに対応して、図1の紙面垂直方向に並べて4つ配置されている。各トナー収納容器21はロータリ式現像ユニット2の各現像装置16B、16Y、16C、16Mに対して補給するトナーを収納する部分である。即ち、各トナー収納容器21は、それぞれ、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのいずれかの色のトナーを収容する。なお、トナー収納容器21は、図1では、1つのトナー収納容器21以外は不可視となっている。
トナー補給装置22は、感光体ドラム11の上方であって、レーザユニット14とトナー収納容器21との間のスペースに配置されていて、上下動可能に構成され、各色に対応して4本設けられる。各トナー補給装置22は、対応するトナー収納容器21とパイプやホース等で接続され、トナー収納容器21に収容された各色のトナーを対応する現像装置16B、16Y、16C、16Mに供給する。
具体的に、トナー補給装置22は、先端が細い形状の差込部22aを有していて、下方に移動した際に、先端が現像装置16B、16Y、16C、16Mに差し込まれトナーを供給する。また、補給が完了すると上方に移動し、ロータリ式現像ユニット2が回転可能な状態となる。なお、図1では、1本のトナー補給装置22以外は不可視となっている。また、トナー補給装置22の移動方向を破線にて図示する。
中間転写部24は、感光体ドラム11に形成された各色のトナー像が順次転写される中間転写ベルト25、中間転写ベルト25を張架し回転駆動させるための駆動ローラ26、テンションローラ27、感光体ドラム11と中間転写ベルト25を介して隣接する1次転写ローラ28、1次転写ローラ28の近傍であって駆動ローラ26と1次転写ローラの間に設けられた従動ローラ28a、中間転写ベルト25を清掃するためのベルトクリーニング装置29等から構成されている。各ローラに張架された中間転写ベルト25は、回転して感光体ドラム11と1次転写ローラ28のニップを通過し、各色のトナー像が重ねて1次転写され、この重ねられたトナー像は後に2次転写部45で、用紙Pに転写される。
給紙部30は、給紙カセット31、手差しトレイ32等から構成される。画像形成装置1の底部には、用紙Pが載置される載置板31aを有する給紙カセット31が設けられる。また、給紙部30は、載置板31a上の用紙Pを1枚ずつ用紙搬送路に送り出すために給紙カセット31の右上部にピックアップローラ33と、ピックアップローラ33の右方に重送防止ローラ対34を有する。さらに、装置右側面には、別途給紙できるように手差しトレイ32が設けられる。そして、手差しトレイ32にも用紙Pを1枚ずつ用紙搬送路に送り出すためのピックアップローラ33が設けられる。
用紙搬送部35は、画像形成装置1内で用紙Pを搬送するためのものである。用紙搬送部35は、給紙部30から後述する2次転写ローラ46に至る第1搬送路36と、2次転写ローラ46から定着装置47を経て画像形成済みの用紙Pを排出するための用紙排出口42に至る第2搬送路37と、定着装置47よりもシート搬送方向下流側における第2搬送路37の途中から第1搬送路36の途中をつなぐように設けられる反転搬送路38等から構成される。なお、用紙搬送方向は矢印で図示している。
また、湾曲部39が、給紙カセット31から送り出された用紙Pの搬送方向を逆にするため第1搬送路36に設けられる。湾曲部39上部では、手差しトレイ32からの搬送路が合流する。2次転写ローラ46の手前には、用紙Pの搬送タイミングを制御するためのレジストローラ対40が配置される。これら要素が設けられる搬送路には、搬送ローラ対41が複数設けられ、用紙Pを案内するガイド板(不図示)も適宜設けられる。
第2搬送路37には、搬送ローラ対41が複数設けられる。また、用紙Pを案内するガイド板(不図示)も適宜設けられる。なお、第2搬送路37の最後端には、用紙排出口42が設けられ、また、排出された用紙Pを受け止めるための排出トレイ43が設けられる。
反転搬送路38は、両面印刷のための搬送路である。反転搬送路38は、第2搬送路37の途中であって定着装置47の用紙搬送方向下流に位置する分岐爪44から、レジストローラ対40の用紙搬送方向上流側に合流するように設けられる。この反転搬送路38は、給紙カセット31の上方を通るように設けられる。この反転搬送路38にも、搬送ローラ対41が複数設けられ、用紙Pを案内するガイド板(不図示)も適宜設けられる。
2次転写部45は、2次転写ローラ46及び駆動ローラ26から構成される。2次転写ローラ46は、中間転写ベルト25に転写されたトナー像を、2次転写ローラ46と中間転写ベルト25の間に挟まれるように搬送される用紙Pに転写するためのものである。そのため、2次転写ローラ46は、駆動ローラ26と中間転写ベルト25を介してニップを形成するように、回転可能かつ中間転写ベルト25と接離自在に支持される。又、この2次転写ローラ46には、電圧印加手段(不図示)によって、所定のタイミングで用紙Pにトナーが転写されるようにするための電圧が印加される。
定着装置47は、用紙Pに転写されたトナーを溶融定着させるためのものであり、第2搬送路37の途中であって、ロータリ式現像ユニット2の下方に設けられる。この定着装置47は、ヒータを内蔵する加熱ローラ48とこれに圧接する加圧ローラ49とを有し、両ローラ間に用紙Pを挟持して搬送する。トナーは加熱・加圧され用紙Pに定着する。
次に、画像形成動作について簡単に説明する。この画像形成装置1は、入力された画像データに基づき、以下のように画像形成動作を実行する。
まず、帯電ローラ12により感光体ドラム11が帯電される。この感光体ドラム11に対して、画像データが入力されたデータ処理部17からのデータに従い、レーザユニット14が感光体ドラム11の表面の走査露光を行い、感光体ドラム11には静電潜像が形成される。次に、ロータリ式現像ユニット2が回転され、対応する色の現像装置16の何れかが感光体ドラム11に対向する。この状態で、感光体ドラム11の静電潜像が対応する色のトナー供給によって現像される。現像されたトナー像は、中間転写ベルト25に転写される。以上の動作を各色順次繰り返し、中間転写ベルト25上にはフルカラーのトナー像が形成される(フルカラーならば中間転写ベルト25は4回転する)。なお、黒色の単色画像を形成する場合は、以上の動作を1度行えばよい。感光体ドラム11上に転写後に残留したトナー等は、ドラムクリーニング装置13により清掃される。
一方で、給紙部30において、給紙カセット31又は手差しトレイ32から1枚の用紙Pがピックアップローラ33により取り出され、レジストローラ対40まで搬送される。その後、用紙Pは、レジストローラ対40から中間転写ベルト25上のトナー像にタイミングを合わせて搬送され、2次転写部45に案内される。2次転写ローラ46は、中間転写ベルト25に当接しつつ所定の電圧が印加され、中間転写ベルト25上のトナー像が用紙Pに転写される。この用紙Pは第2搬送路37により定着装置47に案内され、この定着装置47により用紙Pにトナー像が定着する。そして、片面印刷の場合は、分岐爪44を経て、用紙排出口42から順次排出され、用紙Pを排出トレイ43が受け止める。
一方、両面印刷の場合、定着装置47を通過した用紙Pは、用紙搬送方向において、分岐爪44よりも下流側の第2搬送路37でスイッチバックされ、分岐爪44の案内で反転搬送路38に導入される。その後、表裏反転した用紙Pは、再び第1搬送路36のレジストローラ対40の上流側に戻される。そして、用紙Pの裏面側にタイミングを合わせて2次転写ローラ46からトナー像が転写される。その後は上記と同様である。
次に、ロータリ式現像ユニット2に支持されている本発明の第1の実施形態の現像装置16B、16Y、16C、16Mについて説明する。ここで、各現像装置16B、16Y、16C、16Mの有する構成は同様であるから、以下の説明及び図面の符号については、特に示さない限り、B、Y、C、Mの符号を省略し現像装置16と統一して説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態の現像装置16の概略構成を示す断面図である。なお、図2における現像装置16は、その現像ローラ53が感光体ドラム11と対向している位置で静止している状態を示している。
現像装置16は、枠体50、第1仕切り52、第2仕切り51、現像ローラ53、供給ローラ54、規制部材55、第1撹拌部材56、第2撹拌部材57、トナー補給口58等から構成されている。なお、供給ローラ54と第2撹拌部材57とを合わせて供給部材と呼ぶ。
枠体50は、現像装置16の外殻を構成するものである。そして、この内部にトナーを収容し、他の部材が備え付けられることになる。
第1仕切り52は、例えば金属や樹脂の板状部材により形成され、内壁部分50bを空間を有して覆っている。これにより、現像装置16内が現像ローラ53及び供給部材が配されるトナー収容供給部と、トナー補給口58が配される第1ホッパ室60aとに仕切られる。
第2仕切り51は、例えば金属や樹脂の板状部材により形成され、現像ローラ53及び供給ローラ54に近接する枠体50の内壁部分50aから、対向する内壁部分50bに向けて設けられる。これにより、トナー収容供給部内は、後述する第1開口部52a及び第2撹拌部材57が配される第2ホッパ室60bと、現像ローラ53及び供給ローラ54が配されるトナー供給部59とに仕切られる。
そして、第1仕切り52には、第1ホッパ室60aと第2ホッパ室60bとの間をトナーが移動するように、1以上の第1開口部52aが形成されている。また、第2仕切り51には、トナー供給部59と第2ホッパ室60bとの間をトナーが移動するように、1以上の第2開口部51aが形成されている。
図3に、第1仕切り52を図2の矢印A方向から見た図を示す。図3では、トナー補給口58にトナー補給装置22の差込部22aが差し込まれた状態を示している。図3に示すように、第1開口部52aは、トナー補給口58から離れるにしたがって開口面積が大きくなっている。これは、トナーの補給によってトナー補給口58の周辺のトナー量が多くなることを考慮し、第2ホッパ室60bへ供給されるトナー量を第1撹拌部材56の軸方向に均等にするためである。それぞれの開口面積の大きさは、設計時に実際にトナーを補給してそれぞれの開口を通過するトナー量が均等になるような大きさに調整すればよい。なお、図3において第1開口部52aは矩形状であるが、円形や楕円形など、様々な形状を採用することができる。また、図4に示すように、トナー補給口58から離れるにしたがって開口面積が大きくなる1つの第1開口部52a’としてもよい。
そして、第1開口部52aは現像ローラ53からなるべく離れた位置に設けることが望ましい。図2では、第1開口部52aは第1仕切り52の現像ローラ53とは反対側部分に設けられているので、第1ホッパ室60aから第1開口部52aを通じて第2ホッパ室60bへ供給されたトナーはトナー供給部59へ供給される前に第2撹拌部材で十分に撹拌される。なお、図2のように第1仕切り52に底頂部分が存在する場合は、その底頂部分を避けて第1開口部52aを設けることが望ましい。底頂部分に第1開口部52aを配設すると、トナーが第1ホッパ室52aで十分に撹拌されないまま第1開口部52aから落下してしまうからである。さらに、第1ホッパ室60a内のトナー量が多くても十分にトナーを撹拌させるためには、第1開口部52aは第1ホッパ室60aのなるべく上の位置であって第1撹拌部材56が届く位置に設けることが望ましい。
トナー補給口58は、補給部20から、トナーの補給を受けるためのものであり、枠体部分50bに設けられている(図2において上方の位置)。トナー補給口58には、トナー補給装置22の先端部22aが差し込まれ、トナーが現像装置16に補給される。そのため、トナー補給口58は、トナー補給装置22と対応する位置に設けられる。
第1撹拌部材56は、第1ホッパ室60a内のトナーを撹拌するためのものであり、供給ローラ54、現像ローラ53と軸線が略平行かつ並列して設けられ、回転可能な軸部56a及び撹拌羽根56b等により構成される。軸部56aは、長手方向の端部がギア、モータ(不図示)と接続され回転される。また、軸部56aはトナー検知センサ(不図示)の表面を清掃する清掃部材(不図示)の軸部と共用すれば、部品点数を減らすことができる。軸部56aに、例えば、PETのような樹脂で構成される可撓性のフィルム状又はシート状の撹拌羽根56bが取り付けられ、撹拌部材56が構成される。この撹拌羽根56bは、第1仕切り52まで延びており第1ホッパ室60a内のトナーを軸部56aの回転方向及び軸方向に十分に撹拌することができる。また、撹拌羽根56bが撓みながら第1開口部52a上を掻き上げることにより、トナーが第1開口部52aを通じて第2ホッパ室60bに供給される。
また、第1撹拌部材は、トナーをトナー補給口58から離れる方向又は近づく方向に撹拌するように、トナー補給口58の両側で撹拌方向が逆になるような以下のような形態としてもよい。図5は他の形態の第1撹拌部材66の側断面図であり、図6は図5の第1撹拌部材66の正面図、図7は図6と同様の第1撹拌部材66の正面図にして、図6とは撹拌羽根の開口パターンが異なるものである。
第1撹拌部材66は、図5に示すように、軸部67と、撹拌羽根68とを備えている。軸部67は、第1ホッパ室60aの長手方向、すなわち図5の紙面奥行き方向に延びる直方体形状をなし、その断面形状が略正方形をなしている。第1撹拌部材66はこの軸部67の長手方向に延びる中心軸線を中心として回転する。
撹拌羽根68は、図5に示すように、軸部67を構成する直方体の一平面に取り付けられている。撹拌羽根68は、例えば厚さ125μmのPETフィルム等の可撓性材料で構成され、軸部67から径方向外側に延びる形で軸部67に固定されている。
また、撹拌羽根68は、2枚の撹拌羽根、68aと68bとを重ねた形にして組み合わせて軸部67に設けられている。2枚の撹拌羽根68a、68bには、図6及び図7に示すように、各々異なるパターンの開口69が形成されている。この撹拌羽根68aの開口69a、69bは、図6に示すように、固定端側(図6下側)から、軸部67の軸線方向中央部に対して両端部側に向かって傾斜している。軸部67の回転に伴って撹拌羽根68が回転すると、トナーは開口69a、69bの傾斜に沿って、軸線方向中央部から両端部側に向かって移動する。
一方、撹拌羽根68bの複数の開口69c、69dは、図7に示すように、固定端側(図7下側)から、軸部67の軸線方向中央部に対して中央部側に向かって傾斜している。軸部67の回転に伴って撹拌羽根68が回転すると、トナーは開口69c、69dの傾斜に沿って、軸線方向両端部から中央部に向かって移動する。
また、2枚の撹拌羽根68a、68bは、図5に示すように、各々、径方向長さが異なっている。すなわち、撹拌羽根68aは撹拌羽根68bより径方向長さが長い。
このような2枚の撹拌羽根68a、68bによって、1枚の撹拌羽根68aで両端部側へトナーを移動させ、もう1枚の撹拌羽根68bで中央部へトナーを移動させることができる。したがって、第1ホッパ室60a内の両端部側から中央部へ、中央部から両端部側へと、トナーを行き来させることができ、均一にトナーを撹拌することができる。
さらに、2枚の撹拌羽根68a、68bを重ねているので、2枚の撹拌羽根68a、68bが短い時間間隔で連続して回転移動してトナーを撹拌する。これにより、撹拌羽根を重ねない場合と比較して撹拌する能力が増し、トナーの撹拌効率が向上する。
またここで、2枚の撹拌羽根68a、68bを重ねると、通常はトナーに先に接触する回転方向下流側の撹拌羽根68bの方が撹拌する力が強く、トナーの移動量も多くなる。これに対して本発明では、回転方向上流側の撹拌羽根68aが下流側の撹拌羽根68bよりも径方向長さが長いので、それぞれの撹拌羽根68a、68bに掛かる負荷に違いが生じ、連続して撹拌する2枚の撹拌羽根68a、68bの通過時間の間隔が長くなる。その結果、2枚の撹拌羽根68a、68bが移動させるトナー量が双方略等しくなる。したがって、トナーを撹拌させる能力が一層向上する。
また、上記の2枚の撹拌羽根68a、68bはトナー補給口58の位置に合わせて開口69a〜69dの配置を変えてもよい。図8は、開口位置をずらした第1撹拌部材66’の正面図、図9は図8と同様の第1撹拌部材66’の正面図にして、図8とは撹拌羽根の開口パターンが異なるものである。以下、図5〜図7で説明した第1撹拌部材66と異なる部分について説明する。
第1撹拌部材66’の撹拌羽根68a’においては、開口の傾斜方向が変わる点、つまり開口69a’と開口69b’とが切り替わる位置が図8の紙面右方向に寄っている。そして、トナー補給口58の中心は、開口69a’と開口69b’とが切り替わる位置よりも撹拌羽根68’の長い方の撹拌方向寄り(開口69a’寄り)に位置し、トナー補給口58の中心をずらす割合は撹拌羽根68’の撹拌方向の長い方と短い方の比に比例している。一方、撹拌羽根68b’の開口69c’、69d’の位置も同様に図9の紙面右方向に寄っている。
このように、開口69a’〜69d’の割合をトナー補給口58の位置に応じて変えることにより、トナー補給口58から補給されたトナーを効率よく均一に撹拌することができる。さらに、トナー補給口58の中心を長い方の撹拌方向寄りに位置させることにより、長い方の撹拌方向へより多くのトナーを搬送することになり、トナーの撹拌を一層均一にすることができる。
なお、上記で撹拌羽根68や68’は、2枚重ねる構成としたが、1枚であってもよい。その場合の撹拌羽根は、トナーをトナー補給口58から離れる方向に撹拌するように、撹拌羽根68aや68a’を用いればよい。
図2に戻り、第2撹拌部材57は、第2ホッパ室60b内のトナーを撹拌するためのものであり、供給ローラ54、現像ローラ53と軸線が略平行かつ並列して設けられ、回転可能な軸部57a及び撹拌羽根57b等により構成される。軸部57aは、断面が略T字状であり、その長手方向の端部がギア、モータ(不図示)と接続され回転される。軸部57aに、例えば、PETのような樹脂で構成される可撓性のフィルム状又はシート状の撹拌羽根57bが取り付けられ、撹拌部材57が構成される。この撹拌羽根57bは第2ホッパ室60b内のトナーを十分に撹拌することができる長さになっている。また、撹拌羽根57bが可撓性を生かして第2開口部51aに向かってトナーを掻き上げることにより、トナーが第2開口部51aを通じてトナー供給部59に供給される。したがって、第2開口部51aは第2ホッパ室60bのなるべく上の位置であって、撹拌羽根57bによって撹拌されたトナーが届く位置に設けることが望ましい。
現像ローラ53は、一部が枠体50から露出し、感光体ドラム11(図2において一部を破線で図示)に一定の隙間を有しつつ、対向配置され回転可能に支持される。そして、ロータリ式現像ユニット2が回転し、各色のトナーの薄層が形成された現像ローラ53が、感光体ドラム11に対向させられ、感光体ドラム11に対しトナーを供給する。なお、現像ローラ53と枠体50の間には、トナーの漏れ出し防止のためシール部材53aが設けられる。
供給ローラ54は、現像ローラ53にトナーを供給・搬送するため、現像ローラ53と第2仕切り51との間に現像ローラ53に接するように設けられる。供給ローラ54は回転可能かつ供給ローラ54の軸線と現像ローラ53の軸線が平行になるように支持される。また、供給ローラ54は、ギア、モータ等から構成される駆動機構(不図示)により、現像ローラ53と同方向に回転される(図2の時計方向)。そして、供給ローラ54は、現像ローラ53と供給ローラ54との接触部分において、図2の上方の接触部分では(規制部材55の近傍)、現像ローラ53にトナーを供給し、図2の下方の接触部分では(内壁部分50aの近傍)、現像に使用されなかったトナーを掻き取るという機能を果たす。
規制部材55は、樹脂、金属等でフィルム状又はブレード状に形成される。また、規制部材55は、一平面が現像ローラ53の軸線方向に沿って当接するように支持される。このように、規制部材55は、現像ローラ53上にトナーの薄層を形成するためのものであり、さらに、摩擦や所定の電圧印加手段(不図示)により、トナーを帯電させる機能も有する。
ここで、図2を参照して、現像装置16の具体的な実施例について述べるとともに、実際のトナーの動きについて述べる。なお、本発明がこの実施例に限定されるものではないことを付言しておく。
現像装置16の一例として、現像ローラ53には、JIS−A硬度45度、表面粗さRa 算術平均高さ(JIS B0601−2001)1.0μmの弾性ローラを用いる。供給ローラ54はウレタンスポンジローラを用いて現像ローラ53とのニップ幅が3mmとなるように調整する。規制部材55には、厚さ0.08mmのSUSを用い、現像ローラ53に当接する規制圧を25N/mに設定する。シール部材53aとしては、導電性の高分子量PEフィルムを用い、現像ローラ53に均一に接触するようにウレタンスポンジでバックアップするようにしている。また、撹拌羽根56b、57bには、厚さ40μmのPETフィルムを用いる。また、第1及び第2仕切り51、52には、厚さ0.5mmのSUSを用いる。
このように形成される現像装置16においては、図2に示すように、第1撹拌部材56が回転すると、第1ホッパ室60a内のトナーが撹拌され、掻き上げられたトナーは第1開口部52aを通じて第2ホッパ室60bに供給される。ここで、第1開口部52aの開口面積がトナー補給口58から離れるにしたがって大きくなっているので、第2ホッパ室60bへ供給されるトナー量を第1開口部52a方向に均一にすることができる。第2ホッパ室60bに供給されたトナーは、第2撹拌部材57によって撹拌され、掻き上げられて第2開口部51aを通じてトナー供給部59に供給される。
なお、現像装置16はロータリ式現像ユニット2に支持されるので、ロータリ式現像ユニット2が回転することで、トナー供給部59のトナーの一部が第2開口部51aを通って第2ホッパ室60bに戻り、第2ホッパ室60bのトナーの一部が第1開口部52aを通って第1ホッパ室60aに戻る。これにより少量ずつではあるが、トナーの入れ替えがなされ、トナーを十分撹拌させることができる。
以上、第1の実施形態によれば、補給されたトナーは現像装置16内で均一に十分撹拌されるので、筋状ムラやカブリが発生せず良好な画像を得ることができる。
次に、第2の実施形態の現像装置について説明する。第2の実施形態の基本的な構成は、第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成については、図面の記載及び説明を省略する。即ち、特に述べる差異以外の点については、第1の実施形態と同様である。
図10は、第2の実施形態の現像装置16の概略構成を示す断面図である。第1ホッパ室60aと第2ホッパ室60bとの間の第1仕切り52部分に、1以上の第3開口部52bを形成し、第3開口部52bには、第2ホッパ室60b側から第1ホッパ室60a側方向にのみトナーが移動するように第1弁62が設けられている。第3開口部52bは、第2撹拌部材57の撹拌羽根57が届く位置に設けることが望ましい。第1弁62は、第3開口部52bより一回り大きな、例えばPETのような樹脂からなるシート状部材からなり、第1ホッパ室60a側から第3開口部52bに覆い被さるようにその一辺が両面テープや接着剤で貼着される。
これにより、第1撹拌部材56の撹拌羽根56bが第1弁62を押さえつけていない場合に、第2撹拌部材57の撹拌羽根57bが回転してトナーを第3開口部52bへ押しつけることによって第1弁62が開き、トナーが第2ホッパ室60bから第1ホッパ室60aに戻される。また、第1撹拌部材56の撹拌羽根56bが第1弁62を押さえつけていない場合に、ロータリ式現像ユニット2が回転することで、第2ホッパ室60bの下に第1ホッパ室60aが位置する状態(図5が上下逆になった状態)になったときに、第1弁63がその自重で開き、トナーが第2ホッパ室60bから第1ホッパ室60aに戻される。一方、第2撹拌部材57の撹拌羽根57bが回転していない場合は、第1ホッパ室60a内のトナーの重量によって第1弁62が開くことはない。
このように、第2ホッパ室60b内のトナーを第1ホッパ室60aに戻すことにより、第2ホッパ室60b及びトナー供給部59のトナー量が必要以上に増えることを防止し、現像装置16内のトナー量のバランスを保ちつつ、良好な撹拌性を得ることができる。
次に、第3の実施形態の現像装置について説明する。第3の実施形態の基本的な構成は、第2の実施形態と同じであるので、第2の実施形態と共通する構成については、図面の記載及び説明を省略する。即ち、特に述べる差異以外の点については、第2の実施形態と同様である。
図11は、第3の実施形態の現像装置16の概略構成を示す断面図である。第1仕切り52は、内壁部分50bから、第2仕切り51に向けて設けられる。そして、トナー供給部59と第1ホッパ室60aとの間の第2仕切り51部分に、1以上の第4開口部51bを形成し、第4開口部51bには、第1ホッパ室60a側からトナー供給部59側方向にのみトナーが移動するように第2弁63が設けられている。第1弁62は、第4開口部51bより一回り大きな、例えばPETのような樹脂からなるシート状部材からなり、第1ホッパ室60a側から第4開口部51bに覆い被さるようにその一辺が両面テープや接着剤で貼着される。
これにより、第1撹拌部材56の撹拌羽根56bが第2弁63を押さえつけていない場合に、ロータリ式現像ユニット2が回転することで、トナー供給部59の下に第1ホッパ室60aが位置する状態(図11が上下逆になった状態)になったときに、第2弁63がその自重で開き、トナーがトナー供給部59から第1ホッパ室60aに戻される。一方、ロータリ式現像ユニット2が図6の状態の場合は、第1ホッパ室60a内のトナーの重量によって第2弁63が開くことはない。
このように、トナー供給部59内のトナーを第1ホッパ室60aに戻すことにより、第2ホッパ室60b及びトナー供給部59のトナー量が必要以上に増えることを防止し、現像装置16内のトナー量のバランスを保ちつつ、良好な撹拌性を得ることができる。
本発明は、1成分現像方式と2成分現像方式を問わず適用でき、またタンデム式、ロータリ式の現像装置を問わず適用でき、その現像装置は複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置に利用することができる。
本発明の画像形成装置の概略構成を説明するための模式断面図である。 本発明の第1の実施形態の現像装置の概略構成を示す断面図である。 第2仕切りを図2の矢印A方向から見た図である。 他の形状の第1開口部を説明する図である。 他の形態の第1撹拌部材の側断面図である。 図5の第1撹拌部材の正面図である。 図6と同様の第1撹拌部材の正面図にして、図6とは撹拌羽根の開口パターンが異なるものである。 開口位置をずらした第1撹拌部材の正面図である。 図8と同様の第1撹拌部材の正面図にして、図8とは撹拌羽根の開口パターンが異なるものである。 本発明の第2の実施形態の現像装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態の現像装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 現像ユニット
11 感光体ドラム(像担持体)
16 現像装置
20 補給部
51 第2仕切り
51a 第2開口部
51b 第4開口部
52 第1仕切り
52a、52a’ 第1開口部
52b 第3開口部
53 現像ローラ
54 供給ローラ
56 第1撹拌部材
57 第2撹拌部材
58 トナー補給口(現像剤補給口)
59 トナー供給部(現像剤供給部)
60a 第1ホッパ室
60b 第2ホッパ室
62 第1弁
63 第2弁

Claims (8)

  1. 外部に設けられた補給部から現像剤の補給を受けるための現像剤補給口と、像担持体上に形成される静電潜像を現像するため前記像担持体に現像剤を供給し前記像担持体に対向して配置される現像ローラと、前記現像ローラに現像剤を供給する供給部材とを備えた現像装置において、
    前記現像装置内を前記現像ローラ及び前記供給部材が配される現像剤収容供給部と、前記現像剤補給口が配される第1ホッパ室とに仕切る第1仕切りと、
    前記現像剤収容供給部と前記第1ホッパ室との間を現像剤が移動するように前記第1仕切りに形成され、前記現像剤補給口から離れるにしたがって開口面積が大きくなっている1以上の第1開口部と、
    前記第1ホッパ室内に設けられ、現像剤を撹拌するとともに、前記第1開口部を通じて前記現像剤収容供給部へ現像剤を供給する第1撹拌部材とを備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記第1開口部は、前記現像ローラからなるべく離れた位置に設けることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記第1撹拌部材は、可撓性材料からなる撹拌羽根を有することを特徴とする請求項1又は2記載の現像装置。
  4. 前記第1撹拌部材は、前記現像剤補給口の両側で撹拌方向が逆になっていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の現像装置。
  5. 前記現像剤補給口は、前記第1撹拌部材の長い方の撹拌方向寄りに位置していることを特徴とする請求項4記載の現像装置。
  6. 前記現像剤収容供給部内を、前記第1開口部が配される第2ホッパ室と、前記現像ローラが配される現像剤供給部とに仕切る第2仕切りと、
    前記現像剤供給部と前記第2ホッパ室との間を現像剤が移動するように前記第2仕切りに形成された1以上の第2開口部と、を備え、
    前記供給部材は、前記現像剤供給部側に設けられ前記現像ローラに現像剤を供給する供給ローラと、前記第2ホッパ室側に設けられ現像剤を撹拌するとともに前記第2開口部を通じて前記現像剤供給部へ現像剤を供給する第2撹拌部材とからなることを特徴とする請求項2〜5の何れかに記載の現像装置。
  7. 複数の現像装置を支持し、それらの現像装置を回転駆動するための回転枠を有する現像ユニットにおいて、
    複数の現像装置のうち、一部又は全てが請求項1〜6の何れかに記載の現像装置であって、前記回転枠が回転することで前記像担持体に各現像装置の現像ローラが対向するようになっていることを特徴とする現像ユニット。
  8. 請求項1〜6の何れかに記載の現像装置又は請求項7記載の現像ユニットを備えることを特徴とする画像形成装置。
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