JP2010117685A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】漏出防止シート下側への現像剤の流入量を規制することができ、画像不良や現像剤漏出の発生を回避することのできる現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】撹拌部材55Aの回転軸55aは、撹拌部材55Aのシート部60を裏面から回転方向へバックアップするリブ状の第一の部材55bが突設され、更に、第一の部材55bとは別に、回転軸55aの回転中心に対し第一の部材55bのシート部バックアップ面55dの対向側に、第一の部材55bの最外回転半径と同長、又は、それ以下で、且つ、回転軸55aの回転中心から第一の部材55bのシート部バックアップ面55dの垂直距離より遠い距離に、回転軸55aの長手方向ほぼ全域にリブ状の第二の部材55cを突設し、第二の部材55cの最外回転半径位置は、第一の部材55bのシート部バックアップ面55dの回転方向上流側0°〜90°に設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式を用いて記録材上に画像を形成する電子写真画像形成装置に関し、特に電子写真画像形成装置に適用される、現像剤収納容器内に回転可能に配された撹拌部材を有する現像装置及びプロセスカートリッジに関するものである。
ここで、電子写真画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」ともいう。)とは、電子写真画像形成方式を用いて記録材(記録媒体)に画像を形成するものである。画像形成装置の例としては、複写機、プリンタ(レーザービームプリンタ、LEDプリンタ等)、ファクシミリ装置、ワードプロセッサ、及び、これらの複合機(マルチファンクションプリンタ)などが含まれる。
又、現像装置とは、電子写真感光体などの像担持体上の静電像を、現像剤を用いて可視像化するための装置である。
又、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体と、電子写真感光体に作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段又はクリーニング手段とを一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体に対して着脱可能としたものである。或いは、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体と、電子写真感光体に作用するプロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニング手段のうち少なくとも1つとを一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体に対して着脱可能としたものである。或いは、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体と、少なくとも現像手段とを一体的にカートリッジ化し、画像形成装置本体に対して着脱可能としたものである。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いて記録媒体に画像形成する画像形成装置には、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。
プロセスカートリッジとは、上述のように、ドラム状の電子写真感光体(以後、「感光体ドラム」と称す。)及び感光体ドラムに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に着脱可能としたものである。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そのため、このプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置において広く用いられている。
以下に、プロセスカートリッジの一例を説明する。
例えば、図1及び図2を参照すると、プロセスカートリッジBでは、感光体ドラム7の周囲に帯電手段8、現像剤を収納した現像手段である現像装置19、及びクリーニング手段17を配置している。これら部材は、ドラム枠体18、現像枠体13、現像剤収納容器14からなるハウジングで覆って一体的にカートリッジとし、画像形成装置100に対して着脱自在な構成としている。
現像装置19について更に述べる。
現像装置19は、マグネットローラ(固定磁石)11を内蔵して感光体ドラム7に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体10と、現像剤を収納し、前記現像剤担持体10へ現像剤を供給するための開口14aを有した現像剤収納容器14と、を備えている。
更に、現像装置19は、現像剤収納容器14に回転可能に設けられ、現像剤を撹拌・搬送する撹拌部材55(55A、55B)と、現像剤担持体10の周面の現像剤量を規定すると共に摩擦帯電電荷を付与する現像ブレード12と、を備えている。更に、現像装置19は、現像剤担持体10に接触して、現像装置19の外部へ現像剤が漏出するのを防止する漏出防止シート35、及び、現像剤担持体10と現像ブレード12を支持する現像枠体13により構成される。
前記現像剤担持体10の軸方向一方端部には現像担持体駆動ギア(不図示)が取り付けてあり、一体的に回転する。現像担持体駆動ギアは、感光体のドラムギア(不図示)と噛合し、感光体ドラム7の回転に応じて現像剤担持体10を回転させる。更に、現像担持体駆動ギアは、撹拌部材55と連結した撹拌ギア(不図示)に駆動を伝達する駆動ギア列(不図示)と噛合し、感光体ドラム7の回転力を撹拌部材55に伝達する。
また、前記開口14aには輸送時の現像剤漏れを確実に防止するために、現像剤シール部材で封止されおり、ユーザーが除去操作をすることによって開封される。
漏出防止シート35の現像剤担持体10に対する当接圧(ニップ圧)は、現像剤担持体10にコートされた現像剤を現像剤収納容器14内に回収可能、かつ、現像剤収納容器14からの現像剤漏出を防止できるように設定されている。よって、ユーザーがプロセスカートリッジBを画像形成装置100に装着する際には、装着によって現像剤収納容器14内の現像剤が、現像剤担持体10と漏出防止シート35の近傍に寄せられる。しかし、漏出防止シート35によって、現像装置19の外部に現像剤が漏出することはない。
ここで、漏出防止シート35の下側に多量の現像剤が勢いよく流入する場合に備え、漏出防止シート下側にスポンジ等の部材を設け、漏出防止シート下側への現像剤の流入量を規制する方法が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、現像装置19は、現像剤収納容器内の現像剤を攪拌及び搬送する攪拌部材55の回転によって現像担持体10に送り出す従来の方法として、攪拌回転軸回りに回転する弾性シート部材60を用いる方法が知られている(例えば特許文献2、3参照)。
そして、現像剤担持体10を回転させると共に、現像ブレード12によって摩擦帯電電荷を付与した現像剤コート層を現像剤担持体10の表面に形成する。そして、その現像剤を潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによって現像剤像を形成して可視像化する。感光体ドラム7へ転移されなかった現像剤は、漏出防止シート35と現像剤担持体10のニップ部を通過し、現像剤収納容器14に回収される。
よって、漏出防止シート35の現像剤担持体に対する当接圧は、現像装置19内からの現像剤漏出を防止すると共に、現像剤担持体表面の現像剤を現像剤収納容器内に回収可能な程度となるように設定されている。
特開2000−275965号公報 特開2000−194193号公報 特開2002−91146号公報
現像担持体の軸線に対し垂直方向に着脱可能な現像装置において、現像装置を画像形成装置へ着脱する際に、ユーザビリティ向上のためには、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着する操作力を低減する必要がある。
しかしながら、上記従来例では、前記操作力を低減した場合、ユーザーがプロセスカートリッジを画像形成装置本体に勢いよく装着する可能性が高くなる。
すると、ユーザーがプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着する際に、漏出防止シートの下側に多量の現像剤が流入し易くなる。
上記現象を、図6と図7を用いて詳細を説明する。
図6に示すように、画像形成装置本体に対し、プロセスカートリッジBを矢印D方向に勢いよく装着すると、現像剤は慣性力により現像剤収納容器14内の底面に沿って矢印T1方向に移動する。
ここで、図7に示すように、現像剤担持体10の軸線方向から見た断面において、現像剤担持体10に近い方の撹拌部材55Aの中心Osと開口14a下端を結ぶ線をS1とし、撹拌部材55Aの回転中心Osと現像剤担持体10の回転中心Odを結ぶ線をS2とする。ここで、線S1とS2との間で、かつ現像剤担持体10の回転中心Odと撹拌部材55Aの回転中心Osとの間の領域Eに、撹拌部材55Aのシート部60が停止しているとする。すると、矢印T1の方向に移動した現像剤が、撹拌部材55Aのシート部60に当たって、矢印T2方向へ移動方向が変わる。これにより漏出防止シート35の下側に多量の現像剤が流入する。
以上のように、漏出防止シート35の下側に多量の現像剤が流入した場合には、漏出防止シート下側の現像剤の密度が上がり易くなる。
その結果、現像剤担持体10に対する漏出防止シート35の当接圧が上がり、現像剤担持体10上にコートされた現像剤が現像剤収納容器14内に回収されない。これにより、現像剤が、漏出防止シート35で掻き取られて現像剤収納容器14の外に溜まってしまい、画像不良や現像剤漏出が発生する懸念がある。
そこで、本発明の目的は、漏出防止シート下側への現像剤の流入量を規制することができ、画像不良や現像剤漏出の発生を回避することのできる現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明の第1の態様によれば、
像担持体に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体と、
現像剤を収納し、前記現像剤担持体へ現像剤を供給するための開口を有した現像剤収納容器と、
前記現像剤担持体に接触して、前記現像装置の外部に現像剤が漏出するのを防止する漏出防止シートと、
前記現像剤収納容器に回転可能に支持され、現像剤を撹拌するシート部を有し、前記現像剤収納容器の開口へと現像剤を搬送する撹拌部材と、
を有し、画像形成装置本体に対して前記現像剤担持体の軸線と垂直方向から着脱可能な現像装置において、
前記撹拌部材は、回転軸を有し、前記シート部は、基端部が前記回転軸に固定されると共に先端部が自由端を成しており、
前記回転軸は、前記シート部を裏面から回転方向へバックアップするリブ状の第一の部材が突設され、
更に、前記第一の部材とは別に、前記回転軸の回転中心に対し前記第一の部材のシート部バックアップ面の対向側に、前記第一の部材の最外回転半径と同長、又は、それ以下で、且つ、前記回転軸の回転中心から前記第一の部材のシート部バックアップ面の垂直距離より遠い距離に、前記回転軸の長手方向ほぼ全域にリブ状の第二の部材を突設し、
前記第二の部材の最外回転半径位置は、前記第一の部材のシート部バックアップ面の回転方向上流側0°〜90°に設けた、
ことを特徴とする現像装置が提供される。
本発明の第2の態様によれば、少なくとも、像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像を行う上記構成の現像装置とが一体化され、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成したことを特徴とするプロセスカートリッジが提供される。
本発明の第3の態様によれば、像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像を行う上記構成の現像装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明の第4の態様によれば、上記構成のプロセスカートリッジが着脱可能とされたことを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、勢い良く現像装置又はプロセスカートリッジを画像形成装置に装着した場合でも、漏出防止シート下側に流入する現像剤の量が、撹拌部材の停止位置に関わらず増加することを防止できるため、以下の効果が得られる。
(1)現像剤の漏出防止シート下側への流入を規制する追加部材が不要である。
(2)漏出防止シートと現像剤担持体との当接圧が抑えられるので、現像剤を掻きとることがなくなり、現像剤を現像剤収納容器内へ回収可能である。
(3)漏出防止シート下側への現像剤の流入量を規制することができるので、画像不良や現像剤漏出の発生を回避することができる。
以下、本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1に、本発明に係る現像装置を備えたプロセスカートリッジが装着可能な画像形成装置の一実施例の概略構成を示す。
[画像形成装置全体の説明]
本実施例にて、プロセスカートリッジBを着脱可能に装着する画像形成装置100は、電子写真画像形成装置とされる。
ここで、画像形成装置100としては、電子写真画像形成プロセスを用いて、記録紙、OHPシート、布等の記録媒体に画像を形成する装置である。例えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、LEDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサ等が含まれる。本実施例では、特に、電子写真式のレーザービームプリンタを例にとって説明する。
また、プロセスカートリッジBとは、上述したように、帯電手段、現像装置又はクリーニング手段と、電子写真感光体(以下、「感光体ドラム」と称す。)7とを一体的にカートリッジ化したものである。または、帯電手段、現像装置、クリーニング手段の少なくとも一つと感光体ドラム7とを一体的にカートリッジ化して画像形成装置100の本体100Aに着脱可能とするものである。
図1を用いて画像形成装置100について説明する。
前に「背景技術」において説明したように、感光体ドラム7は、帯電手段である帯電ローラ8によって一様に帯電される。次いで、レーザーダイオード、ポリゴンミラー、レンズ、反射ミラーを有する光学手段1から画像情報に応じたレーザビーム光Lを照射することによって感光体ドラム7に画像情報に応じた潜像が形成される。この潜像は、現像装置19によって現像剤(以下、「トナー」と称す。)を用いて現像され、可視像、即ち、トナー像とされる。
一方、トナー像の形成と同期して、給紙カセット3aにセットした記録媒体2をピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d、3eで転写位置へと搬送する。転写位置には、転写手段としての転写ローラ4が配置されており、電圧を印加することによって、感光体ドラム7上のトナー像を、記録媒体2に転写する。
トナー像の転写を受けた記録媒体2は、搬送ガイド3fを介して定着手段5へと搬送される。定着手段5は、駆動ローラ5c及びヒータ5aを内蔵した定着ローラ5bを備え、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写されたトナー像を記録媒体2上に定着する。
記録媒体2は、その後、排出ローラ対3g、3hで搬送し、反転経路3iを経由して排出トレイ6へと排出される。この排出トレイ6は、画像形成装置100の上面に設けられている。なお、揺動可能なフラッパ3jを動作させ、反転経路3iを介することなく記録媒体2を排出することもできる。前記ピックアップローラ3b、搬送ローラ対3c、3d、3e、搬送ガイド3f、及び排出ローラ対3g、3h等が記録媒体2の搬送手段3を構成している。
[プロセスカートリッジの構成]
本実施例における画像形成装置100に着脱可能なプロセスカートリッジBについて、図1及び図2を用いて説明する。
図2は、プロセスカートリッジBの概略構成断面図である。
図1に示すように、画像形成装置100に対し、プロセスカートリッジBは矢印D方向に着脱可能である。また、プロセスカートリッジBは、図2に示すように、感光体ユニット20を備えている。感光体ユニット20は、ドラム枠体18に一体的に取付けられた、感光体ドラム7、及び、感光体ドラム7に接触して従動回転するように設けられた帯電ローラ8を備えている。更に、感光体ユニット20は、弾性クリーニングブレード17a、廃トナー溜め17bを有するクリーニング手段17で構成されている。
一方、現像装置19は、トナー収納容器14と現像枠体13が外周のフランジ部14b及び13bを溶着等の手段により、一体に結合されて構成されている。
現像枠体13に、現像剤担持体(以下、「現像ローラ」と称す。)10と現像ブレード12が取り付けられている。現像ローラ10は、マグネットローラ(固定磁石)11を内蔵し、感光体ドラム7に形成された静電潜像を現像する。現像ブレード12は、現像ローラ10の周面のトナー量を規定すると共に摩擦帯電電荷を付与する。
トナー収納容器14には、トナーが収容され、現像ローラ10へトナーを供給するための開口14aを有している。また、開口14aは、輸送時のトナー漏れを確実に防止するために、現像剤シール部材(不図示)で封止されおり、ユーザーが除去操作をすることによって開封される。
現像剤収納容器14には、弾性シート部材60が固定されたトナーを撹拌・搬送する撹拌部材55(55A、55B)が回転可能に支持されている。
現像枠体13には、現像ローラ10に接触して、現像装置19の外部へとトナーが漏出するのを防止する漏出防止シート35が取り付けられている。
ここで、感光体ユニット20と現像装置19は、図3に示すように平行ピン31によって互いに回動可能に結合されている。
現像枠体13の長手方向(現像ローラ10の軸線方向)両側に形成したアーム部13c、13dの先端には現像ローラ10に平行に丸い形状の回動穴13e、13fが設けてある。ドラム枠体18の長手方向両側2箇所には、アーム部13c、13dを進入させるための凹部18a、18bが設けてある。この凹部18a、18bにアーム部13c、13dを挿入する。更に、結合部材31をドラム枠体18の取付穴18c、18dに挿入し、かつアーム部13c、13dの回動穴13e、13fに嵌入して、更にドラム枠体の内側の穴(不図示)に圧入して取り付ける。これにより、感光体ユニット20と現像装置19は平行ピン31を中心に回動可能に結合される。
このときアーム部13c、13dの根元に取り付けられた圧縮コイルばね21、22が、ドラム枠体18の凹部18a、18bの上壁に当たり現像装置19を下方へ付勢することで、現像ローラ10を感光体ドラム7へ確実に押し付ける。
また、感光体ドラム7の一側端に配置され感光体ドラム7と一体に回転するドラムギア(不図示)、現像ローラ10の一側端に配置され現像ローラ10と一体に回転する現像ローラ駆動ギア(不図示)、撹拌部材55と連結した撹拌ギア(不図示)に駆動を伝達する駆動ギア列(不図示)、が順に噛合しており、感光体ドラム7の回転力を順に伝達する。
[画像形成プロセスの説明]
感光体ドラム7は、画像形成装置100より回転駆動される。帯電ローラ8は、一定の電圧が印加されており、感光体ドラム7に接触して感光体ドラム7の感光層表面を一様に帯電する。
次いで、光学手段1からの画像情報に応じたレーザ光Lを感光体ドラム7上に照射し、感光体ドラム7上に静電潜像を形成する。その後、現像手段である現像装置ユニット19よって感光体ドラム7上にトナー像が形成される。
現像装置19は、トナー収納容器14内のトナーを、撹拌部材55(55A、55B)の回転によって、特に現像ローラ10に近接した撹拌部材55Aの回転によって、開口14aを介して現像ローラ10へと送り出す。現像ローラ10を回転させると共に、現像ブレード12によって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現像ローラ10の表面に形成する。
現像ローラ10は、スペーサーコロ(不図示)によって感光体ドラム7に対して一定のクリアランスを保ちつつ、圧縮コイルばね21、22により感光体ドラム7に押圧されており、表面に形成されたトナー層を感光体ドラム7の現像領域に供給する。そのトナーを静電潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることによってトナー像を形成する。
画像形成装置100に設けられた転写ローラ4に前記トナー像と逆極性の電圧を印加して、感光体ドラム7上に形成されたトナー像を記録媒体2に転写する。その後、弾性クリーニングブレード17aによって感光体ドラム7上の残留トナーをかき落として廃トナー溜め17bに集める。
(攪拌部材)
本発明にて特徴ある構成とされる撹拌部材、即ち、現像ローラ10に近接した方の撹拌部材55Aの構成について、図4(a)、(b)、(c)、及び、図5(a)、(b)、(c)を用いて説明する。現像ローラ10からより離れた位置にある撹拌部材55Bは、従来の構成とすることができる。
図4(a)、(b)、(c)は、攪拌部材55Aの一実施例を説明する図である。図5(a)、(b)、(c)は、攪拌部材55Aの他の実施例を説明する図である。
図4及び図5に示す実施例にて、撹拌部材55Aは、トナー収納容器14内のトナーを撹拌し、開口14aを介して現像ローラ10へ搬送するために、回転軸55aと、弾性シート部材(シート部)60で構成した。弾性シート部材60は、基端部60aを回転軸55aに固定し、先端部60bが自由端とされる。
回転軸55aの長手方向一端は、トナー収納容器14の外側から、トナー収納容器14の軸穴(不図示)を通して攪拌駆動ギア(不図示)により軸支されている。
一方、回転軸55aの長手方向他端は、トナー収納容器14の穴(不図示)に設置されることで、軸支される。
回転軸55aには、弾性シート部材60がビス止め、接着、溶着、熱カシメ、スナップフィットなどの手段で弾性シート部バックアップ面55dに固定されている。弾性シート部材60は、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PC(ポリカーボネート)、PET(ポリエチレンテレフタラート)、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)等で作製することができる。
回転軸55aには、図4(b)、図5(b)に示すように、弾性シート部材60を裏面から回転方向Fへバックアップするリブ状の第一の部材55bが突設され、更に、第一の部材55bとは別にリブ状の第二の部材55cを以下の条件を満足する形で回転軸55aに突設した。
なお、図4と図5の実施例の違いは、回転軸55aに対する第二部材55cの配置が異なる。
第二部材55cは、回転軸55aの回転中心Osに対し、第一部材55bの弾性シート部バックアップ面55dの対向側に設ける。
第二部材55cの最外回転半径rBは、第一部材55bの最外回転半径rAと同長、又は、それ以下(即ち、rA≧rB)とされる。
ここで、第一部材55bの弾性シート部バックアップ面55dから回転軸55aの回転中心Osまでの垂直距離をLA、第二部材55cの最外回転半径位置から回転軸55aの回転中心Osまでの垂直距離をLB、とする。このとき、第二部材55cの最外回転半径位置は、“LA<LB”を満足するものとされる。
図4(b)、図5(b)に示すように、第二部材55cは、回転軸55aの長手方向ほぼ全域に設ける。勿論、第一部材55bについても、回転軸55aの長手方向ほぼ全域に設ける構成としても良い。
第二部材55cは、第一部材55bの弾性シート部バックアップ面55dに対し、第二部材55cの面と、第一部材55bの弾性シート部バックアップ面55dとのなす角度(α)が、回転方向上流側0°〜90°(0°≦α≦90°)となるように設けるのが良い。図4(a)はα=0°であり、図5はα=90°の場合を示している。
以上説明したように、本実施例では、撹拌部材55Aを構成する回転軸55aに弾性シート60を回転方向へバックアップするリブ状の第一の部材55bとは別に、第二の部材55cを設ける。
つまり、本実施例によれば、撹拌部材55Aを構成する回転軸55aに弾性シート部材60のバックアップリブ(第一部材)55bとは別に回転軸長手全域にリブ状の第二部材55cを設ける。図7にて、現像剤担持体軸線方向から見た断面において、撹拌部材55Aの回転中心Osとトナー収納容器14の前記開口14aの下端を結ぶ線S1とし、撹拌部材55Aの回転中心Osと現像担持体10の回転中心Odとを結ぶ線S2とする。ここで、本実施例の構成にて、弾性シート部材60の先端が、線S1とS2との間で、且つ、現像剤担持体10と撹拌部材55Aの回転中心Osとの間の領域E(図7参照)で停止したとする。この場合においても、図4(a)に示すように、第二の部材55cが収納容器14内の底面14cに沿って移動するトナーの移動を規制するリブ状の壁として、撹拌部材55Aを構成する回転軸55cからトナー収納容器14内の底面14cに向けて設けられる。そのため、部材を追加したり、撹拌部材55Aの停止位置を検知するための特別な構成を用いることなく、漏出防止シート35下側への多量のトナーの流入を規制することが容易となった。
つまり、本実施例によれば、上記領域Eで撹拌部材55Aの撹拌部(弾性シート部材)60が停止しても、前記リブ55cがトナー流入経路Gのトナー流入をHに規制する規制部材として機能する。従って、撹拌部材55Aの位相によらず上記課題を解決した。
上記実施例では、現像装置19は感光体ユニット20と一体とされたプロセスカートリッジBとされ、このプロセスカートリッジBが画像形成装置本体100Aに対して、現像ローラ10の軸線と垂直方向から着脱可能とされる構成について説明した。
しかしながら、トナー収納容器14と現像枠体13が外周のフランジ部14b及び13bを溶着等の手段により一体化された現像装置19のみが、画像形成装置本体100Aに対して、現像ローラ10の軸線と垂直方向から着脱可能とされる構成であってもよい。
この構成においても、上述したプロセスカートリッジBが有する本発明の作用効果が達成されることは明らかである。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成断面図である。 画像形成装置に使用されるプロセスカートリッジの一実施例の概略構成断面図である。 一実施例のプロセスカートリッジの構成を説明する外観斜視図である。 図4(a)及び図4(c)は、現像装置における撹拌部材の一実施例を説明する概略構成断面図であり、図4(b)は、撹拌部材の斜視図である。 図5(a)及び図5(c)は、現像装置における撹拌部材の他の実施例を説明する概略構成断面図であり、図5(b)は、撹拌部材の斜視図である。 従来のプロセスカートリッジを説明する概略構成断面図である。 従来のプロセスカートリッジを説明する概略構成断面図である。
符号の説明
A 画像形成装置
B プロセスカートリッジ
L レーザ光
1 光学手段
2 記録媒体
3 搬送手段
4 転写ローラ(転写手段)
5 定着手段
7 感光体ドラム(像担持体)
8 帯電ローラ(帯電手段)
10 現像ローラ(現像剤担持体)
11 マグネットローラ
12 現像ブレード
13 現像枠体
14 トナー収納容器(現像剤収納容器)
14a 開口
14c トナー収納容器底面
17 クリーニング手段
17a 弾性クリーニングブレード
18 ドラム枠体
19 現像手段(現像装置)
20 感光体ユニット
55(55A、55B) 撹拌部材
55a 回転軸
55b リブ状の第一部材
55c リブ状の第二部材
55d シート部バックアップ面
60 弾性シート部材(シート部)

Claims (4)

  1. 像担持体に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体と、
    現像剤を収納し、前記現像剤担持体へ現像剤を供給するための開口を有した現像剤収納容器と、
    前記現像剤担持体に接触して、前記現像装置の外部に現像剤が漏出するのを防止する漏出防止シートと、
    前記現像剤収納容器に回転可能に支持され、現像剤を撹拌するシート部を有し、前記現像剤収納容器の開口へと現像剤を搬送する撹拌部材と、
    を有し、画像形成装置本体に対して前記現像剤担持体の軸線と垂直方向から着脱可能な現像装置において、
    前記撹拌部材は、回転軸を有し、前記シート部は、基端部が前記回転軸に固定されると共に先端部が自由端を成しており、
    前記回転軸は、前記シート部を裏面から回転方向へバックアップするリブ状の第一の部材が突設され、
    更に、前記第一の部材とは別に、前記回転軸の回転中心に対し前記第一の部材のシート部バックアップ面の対向側に、前記第一の部材の最外回転半径と同長、又は、それ以下で、且つ、前記回転軸の回転中心から前記第一の部材のシート部バックアップ面の垂直距離より遠い距離に、前記回転軸の長手方向ほぼ全域にリブ状の第二の部材を突設し、
    前記第二の部材の最外回転半径位置は、前記第一の部材のシート部バックアップ面の回転方向上流側0°〜90°に設けた、
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 少なくとも、像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像を行う請求項1に記載の現像装置とが一体化され、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成したことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 像担持体と、前記像担持体に形成された静電潜像に現像剤を供給して現像を行う請求項1に記載の現像装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2に記載のプロセスカートリッジが着脱可能とされたことを特徴とする画像形成装置。
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