JP2005077761A - 現像装置、カートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

現像装置、カートリッジ及び電子写真画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】特に起動時における現像剤の攪拌に必要な駆動力を小さく抑えることのできる現像装置、カートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供することである。
【解決手段】現像剤を収納する現像剤容器21と、現像剤容器21内の現像剤を攪拌する攪拌手段100、101と、を備える現像装置Aは、攪拌手段100、101が、当該攪拌手段100、101の回転軸に固定された第1の攪拌部材110と、当該攪拌手段の回転軸に回動可能に設けられ第1の攪拌部材110によって駆動される第2の攪拌部材111と、を有し、第1の攪拌部材110は、回転駆動されて第2の攪拌部材111の攪拌領域Rの少なくとも一部を第2の攪拌部材111の攪拌動作に先立って攪拌する構成とする。
【選択図】図6

Description

本発明は電子写真方式の画像形成に用いられる、現像装置、カートリッジ及び電子写真画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真画像形成プロセスを用いた電子写真画像形成装置において、電子写真感光体及び電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上させることができる。そこでプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられている。
プロセスカートリッジは、現像剤容器、現像手段及びクリーニング容器で構成されており、現像剤容器から現像手段への現像剤供給は攪拌手段での攪拌及び搬送によって行なわれている。
又、現像容器及び現像手段を備える現像装置を、電子写真画像形成装置本体に対して単独で着脱可能なカートリッジ(現像カートリッジ)とするものもある。この場合も、現像容器から現像手段へと、攪拌手段で現像剤を攪拌しつつ搬送する。
従来の現像剤容器内の現像剤の攪拌手段として、攪拌回転軸の回りに回転する攪拌棒を用いる方法がある(例えば、特許文献1参照)。
別の方法として、攪拌回転軸回りに回転する弾性シート部材を用いる方法がある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、電子写真画像形成装置に取り外し可能に装着されるカートリッジ(プロセスカートリッジ、現像カートリッジ)においては、物流時の振動などによって現像剤容器内の現像剤が固まり、特に起動時における現像剤の攪拌に必要とする駆動力が大きくなる場合がある。そのため、モータのコストアップや大型化、攪拌部材の強度を上げるために装置が大型化する場合があった。カートリッジの高寿命化を目的として現像剤容器を大容量化した場合には、この問題はより顕著となる。
尚、攪拌抵抗が大きい場合に、攪拌翼を備える攪拌部材を回転軸方向に揺動させて現像剤をほぐすものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
又、現像装置を初めて稼働させる際の回転負荷の軽減を目的として、現像剤攪拌搬送部材を、その長手方向に異なる領域の現像剤を攪拌する複数の羽根部で構成すると共に、各羽根部をネジにより連結し、現像剤攪拌搬送部材の長手方向に分割された攪拌領域毎に順次現像剤を解きほぐすものが提案されている(特許文献4参照)。
しかし、上記特許文献3に記載の従来技術では、起動時に所定の攪拌抵抗を下回るまで攪拌翼は回転せず、安定した攪拌、搬送状態に達するまで時間を要する。又、回転軸方向の揺動によって得られる現像剤のほぐし効果も限定的なものである。
又、上記特許文献4に記載の従来技術では、起動時に分割された攪拌領域の現像剤を順次にほぐすため、全攪拌領域にわたる安定した現像剤攪拌、搬送状態に達するまで時間を要する。又、複数の分割された攪拌領域の1つの攪拌領域においては、凝集した現像剤を1つの羽根部で攪拌することには変わりなく、現像剤のほぐし効果、トルク軽減効果は限定的なものである。
特開2000−035710号公報(第5頁、図2) 特開2001−075343号公報(第6頁、図7) 特開2000−181207号公報(第5−7頁) 特開平6−348126号公報(第3−5頁、図1)
従って、本発明の目的は、特に起動時における現像剤の攪拌に必要な駆動力を小さく抑えることのできる現像装置、カートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供することである。
本発明の他の目的は、上述のように現像剤の攪拌に必要な駆動力を小さく抑えたことにより、現像剤容器を大容量化した場合であっても、モータの小型化やコスト低減、更には装置の小型化を図ることを可能とする現像装置、カートリッジ及び電子写真画像形成装置を提供することである。
更に、本発明の他の目的は、例えば装置の不使用期間中に現像剤が再度凝集するような場合にも、使用再開時における攪拌手段の駆動トルクの増大を防止することのできる現像装置、カートリッジ及び電子写真画像形成装置。
上記目的は本発明に係る現像装置、カートリッジ及び電子写真画像形成装置にて達成される。要約すれば、主要な本発明は、次の通りである。つまり、第1の本発明によれば、現像剤を収納する現像剤容器と、前記現像剤容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段と、を備える現像装置において、前記攪拌手段は、当該攪拌手段の回転軸に固定された第1の攪拌部材と、当該攪拌手段の回転軸に回動可能に設けられ前記第1の攪拌部材によって駆動される第2の攪拌部材と、を有し、前記第1の攪拌部材は、回転駆動されて前記第2の攪拌部材の攪拌領域の少なくとも一部を前記第2の攪拌部材の攪拌動作に先立って攪拌することを特徴とする現像装置が提供される。
第2の本発明によれば、電子写真画像形成装置本体に着脱可能であって、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体を支持し前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤容器と、前記現像剤容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段と、を備えるカートリッジにおいて、前記攪拌手段は、当該攪拌手段の回転軸に固定された第1の攪拌部材と、当該攪拌手段の回転軸に回動可能に設けられ前記第1の攪拌部材によって駆動される第2の攪拌部材と、を有し、前記第1の攪拌部材は、回転駆動されて前記第2の攪拌部材の攪拌領域の少なくとも一部を前記第2の攪拌部材の攪拌動作に先立って攪拌することを特徴とするカートリッジが提供される。前記カートリッジは、更に電子写真感光体が一体的にカートリッジ化されたプロセスカートリッジであってよい。
又、第3の本発明によれば、カートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、(A)(a1)電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像剤担持体と、(a2)前記現像剤担持体を支持し前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤容器と、(a3)前記現像剤容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段と、(a4)前記攪拌手段に駆動力を伝達する駆動伝達手段と、を備え、前記攪拌手段は、当該攪拌手段の回転軸に固定された第1の攪拌部材と、当該攪拌手段の回転軸に回動可能に設けられ前記第1の攪拌部材によって駆動される第2の攪拌部材と、を有し、前記第1の攪拌部材は、回転駆動されて前記第2の攪拌部材の攪拌領域の少なくとも一部を前記第2の攪拌部材の攪拌動作に先立って攪拌するカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、(B)前記カートリッジの駆動伝達手段に伝達される駆動力を前記カートリッジ側に伝達する駆動伝達部と、を有することを特徴とする電子写真画像形成装置が提供される。
本発明によれば、特に起動時における現像剤の攪拌に必要な駆動力を小さく抑えることができる。そして、このように現像剤の攪拌に必要な駆動力を小さく抑えたことにより、現像剤容器を大容量化した場合であっても、モータの小型化やコスト低減、更には装置の小型化を図ることが可能となる。又、本発明によれば、第1、第2の攪拌部材を異なる位相位置に復帰させる機構を設ける構成とすることによって、例えば装置の不使用期間中に現像剤が再度凝集するような場合にも、使用再開時における攪拌手段の駆動トルクの増大を防止することができる。
以下、本発明に係る現像装置、カートリッジ及び電子写真画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
以下の説明において、カートリッジの短手方向とは、カートリッジを装置本体へ着脱する方向であり、記録媒体の搬送方向と一致している。又、カートリッジの長手方向とは、カートリッジを装置本体に着脱する方向と交差する方向(略直交する方向)であり、記録媒体の表面と略平行であり、且つ、記録媒体の搬送方向と交差する方向である。又、カートリッジに関し上方とはカートリッジを装置本体へ装着した状態での上方、下方とは同状態での下方をいうものとする。
[電子写真画像形成装置の全体構成]
先ず、図19を参照して本実施例の電子写真画像形成装置の全体構成について説明する。図に示すレーザービームプリンタPは、装置本体Paと通信可能に接続されたパーソナルコンピュータなどの外部機器からの画像情報信号に応じて、電子写真画像形成プロセスによって記録媒体4(例えば、記録紙、OHPシート、布など)に現像剤による画像を形成するものである。
ドラム形状の電子写真感光体である感光体ドラム10の表面は、帯電ローラ11によって一様に帯電される。この感光体ドラム10に光学手段(露光手段)1から画像情報に応じたレーザー光Lを照射して感光体ドラム10に画像情報に応じた潜像を形成する。ここで形成された感光体ドラム10上の潜像を、後述の現像手段によって現像剤たるトナーにて現像することでトナー像を形成する。
一方、トナー像の形成と同期して、給送カセット6aにセットした記録媒体4はピックアップローラ6b、搬送ガイド6c、及びレジストローラ対6eで反転搬送される。次いで、記録媒体4は、感光体ドラム10と一定の電圧が印加された転写ローラ3とで形成されたニップ部を通る。このとき感光体ドラム10上に形成されたトナー像が記録媒体4に転写される。トナー像の転写を受けた記録媒体4は搬送ガイド6fで定着手段5へと搬送される。この定着手段5は駆動ローラ5c、及びヒータ5aを内蔵する定着ローラ5bを有しており、これら定着ローラ5bと、駆動ローラ5cとで形成されるニップ部を通過する記録媒体4に熱及び圧力を印加して、転写されたトナー像を定着させる。その後、記録媒体4は排出ローラ対6iで搬送され、排出トレイ7へと排出される。ピックアップローラ6b、搬送ガイド6c、レジストローラ対6e、搬送ガイド6f、排出ローラ対6iなどによって記録媒体搬送手段が構成される。
[カートリッジ]
次に、本実施例ではプロセスカートリッジとされる電子写真画像形成装置本体に着脱可能なカートリッジCについて図1を参照して説明する。
図1において、現像装置ユニットAは、現像剤として本実施例では実質的に磁性樹脂トナー粒子のみから成る(通常通り外添剤を含んでいてよい。)磁性1成分現像剤(トナー)を収容する現像剤容器(以下「トナー容器」という。)21を有しており、このトナー容器21に、感光体ドラム10上に形成された静電潜像にトナーを供給して可視画像を形成させるための現像剤担持体たる現像ローラ20、トナーに摩擦帯電電荷を付与し現像ローラ20の表面上にトナー層を形成する現像剤層厚規制手段(規制手段)29などが配置されている。又、現像ローラ20と現像室13aを画成する現像枠体13との間の下部開口には、これをシールする吹き出し防止シート25が設けられており、現像ローラ20の下部方向のトナー漏洩を防止する。
トナー容器21内のトナーは、攪拌手段(第1、第2の攪拌手段)100、101の回転によって現像ローラ20に送り出す。そして、固定磁石28を内蔵し回転する現像ローラ20と、規制手段29のブレード支持部29bに一体成形若しくは接着されている現像剤層厚規制部材(現像ブレード)29eとによって摩擦帯電電荷を付与されるとともに、層厚が規制されたトナー層を、現像ローラ20の表面に形成する。現像ローラ20はスペーサーコロ26によって感光体ドラム10に対して一定のクリアランスを保ちつつ、付勢バネ(図示せず)により感光体ドラム10に押圧されており、表面に形成されたトナー層を感光体ドラム10の現像領域に供給する。そして、そのトナーを感光体ドラム10上に形成された静電潜像に応じて感光体ドラム10へ転移させることによってトナー像を形成する。又、現像ローラ20の近傍には現像室13a内のトナーを循環させる現像攪拌部材27が回転可能に取付けられている。
現像ローラ20、規制手段29、現像攪拌部材27などを支持しトナーが内部に供給される現像室13aを画成する現像枠体13と;現像剤収納部(第1、第2のトナー収納部21a、21b)を画成し攪拌手段(第1、第2の攪拌手段)100、101を支持し内部に現像剤を収納する現像剤枠体24と;現像剤容器蓋(トナー容器蓋)23と;を超音波溶着などにより固定してトナー容器21が構成される。又、現像枠体13により支持された現像ローラ20、規制手段29などによって感光体ドラム10上にトナーを供給して静電像を現像する現像手段を構成する。
感光体ユニットBには、静電潜像が形成される感光体ドラム10と、感光層表面を一様に帯電させるための帯電手段たる帯電ローラ11と、記録媒体4に転写されずに感光体ドラム10上に付着している残留トナーを感光体ドラム10の表面からかき落とし廃トナー収納部12に貯蔵するためのクリーニング手段14とが、廃トナー収納部12を画成するドラム枠体9に配置されている。更に、クリーニング容器蓋16が固定されてクリーニング容器15が構成される。
図1において、感光体ドラム10は時計回りに回転駆動される。帯電ローラ11には一定の電圧が印加され、感光体ドラム10が接触すると接触した感光体ドラム10の感光層表面は一様に帯電する。次いで、光学手段1からの画像情報に応じたレーザー光Lを露光開口部2を介して感光体ドラム10上に照射することにより、感光体ドラム10上に静電潜像を形成する。その後、現像手段によって感光体ドラム10上にトナー像が形成される。
装置本体Paに設けられた転写手段たる転写ローラ3に、感光体ドラム10に形成されたトナー像と逆極性の電圧を印加して、トナー像を記録媒体4に転写した後、クリーニング手段14によって感光体ドラム10上の残留トナーを除去する。ここでクリーニング手段14は、ブレード支持部14bに一体成形若しくは接着されているクリーニング部材(クリーニングブレード)14aを感光体ドラム10に当接させて感光体ドラム10に残留したトナーをかき落として廃トナー収納部12に集める。
カートリッジCは、装置本体Paが備える案内部材、位置決め部材などとされる装着手段Pbを介して装置本体Paに取り外し可能に装着される(図19参照)。カートリッジCが適切に装置本体Paに装着されると、装置本体側及びカートリッジ側の接点(図示せず)を介して、装置本体Paが備えた電圧印加手段(図示せず)から帯電ローラ11、現像ローラ20に、それぞれ所定の帯電バイアス、現像バイアスを印加可能な状態となる。又、同様に、カートリッジCが適正に装置本体Paに装着されると、装置本体側及びカートリッジ側の駆動伝達部(図示せず)が連結され、装置本体Paが備えたモータなどの駆動手段(図示せず)からの駆動がカートリッジCに伝達可能な状態となる。本実施例では、装置本体Paが備える駆動手段からの駆動は、感光体ドラム10に伝達され、この駆動力が、ギア列などの駆動伝達手段を介して現像ローラ20、攪拌手段(第1、第2の攪拌手段)100、101などに伝達されるようになっている。尚、装置本体側及びカートリッジ側に設けられた駆動伝達部を介して、例えば攪拌手段(第1、第2の攪拌手段)100、101など、各要素を独立して駆動する駆動手段を装置本体Paに独立して設けることも可能である。
[トナー容器構成]
次に、図2を参照して、トナー容器21の構成について更に説明する。
図2に示すように、トナー容器21は、第1のトナー収納部21a、第2のトナー収納部21bの2つの収納部に分割される。第1のトナー収納部21aと第2のトナー収納部21bの底面が交わる個所に、第2のトナー収納部21bからのトナーの汲み上げ高さを規制するため、底部より上方向に伸びた仕切り部材22が設けられており、第2のトナー収納部21bから第1のトナー収納部21aへのトナーの供給はこの仕切り部材22によって形成された開口部30を通して行われる。又、仕切り部材22の高さhは第2のトナー収納部21bからの過剰なトナー送り込みによる第1のトナー収納部21a内のトナーの凝集を抑えるために、設計条件に合わせて適切な高さに設定されている。
第1、第2のトナー収納部21a、21bの内部にはそれぞれ攪拌手段(第1、第2の攪拌手段)100、101が配設されており、現像ローラ20に近い下流側の第1の攪拌手段100は第2の攪拌手段101より相対的に下方向に配置されている。これによりトナーの自重による落下を利用して開口部30を通り抜けた後のトナーの搬送をスムーズに行える構成になっている。
[攪拌手段]
図3〜図9をも参照して、攪拌手段(第1、第2の攪拌手段)100、101について更に説明する。第2の攪拌手段101を例に説明するが、第1の攪拌手段100も実質的に同じ構成である。
攪拌手段101は、攪拌手段101の回転軸に固定された第1の攪拌部材としての固定攪拌部材110と、固定攪拌部材110に対して回動可能に設けられている第2の攪拌部材としての回動攪拌部材111とを有している。以下詳細に説明するが、本実施例では、固定攪拌部材110は、軸部110aと、この軸部110aに固定されて回転半径方向に突出した攪拌部としての突起部110bとを有する。又、回動攪拌部材111は、固定攪拌部材110との連結部たる円筒部111a、円筒部111aより回転半径方向に突出し、回動攪拌部材111の長手方向に沿って延在する取り付け部111gを有し、取り付け部111gに攪拌部としての弾性シート112が取り付けられている。そして、固定攪拌部材110は、回動攪拌部材111の攪拌動作に先立って攪拌を行い、その後この固定攪拌部材110によって回動攪拌部材111を駆動するようになっている。
以下の説明から明らかとなるように、本発明によれば、前述の特許文献3、特許文献4に記載される従来技術とは異なり、固定攪拌部材110は、回転動作により凝集したトナーを効果的に攪拌し、固定攪拌部材110が回動攪拌部材111を駆動開始するまでの比較的短時間の間にほぐして、攪拌手段101の安定したトナー攪拌、搬送動作に移行することができる。又、固定攪拌部材110は、回動攪拌部材111の攪拌領域の少なくとも一部、即ち、重なった領域の現像剤を攪拌し、好ましくは両攪拌部材110、111は、長手方向において略同じ範囲を攪拌する。これにより、定常的な攪拌、搬送動作を行う前に、好ましくは攪拌手段101の攪拌領域の略全域にわたって、凝集したトナーを効果的にほぐし、良好なトルク低減効果を得ることができる。
図3に示すように、固定攪拌部材110の長手方向一端は、トナー容器21の外側から、トナー容器21の軸穴21dを通して駆動伝達手段としてのカップリング部材122により軸支されている。ここで、固定攪拌部材110とカップリング部材122の結合は、固定攪拌部材110の一端の二方取り穴110dとカップリング部材122の二方取り軸122aが嵌合し、固定攪拌部材110の固定穴110eにカップリング部材122の抜け止めツメ122bがかかることで行われている。又、カップリング部材122と軸穴21dの間にはシール部材123が設けられており、トナーのシールを行っている。
一方、固定攪拌部材110の長手方向他端には、端軸110fが設けられており、トナー容器21の軸溝21cに設置される。トナー容器蓋23には、固定リブ23aが設けられており、トナー容器21にトナー容器蓋23が超音波溶着などの方法で固定されたとき、固定攪拌部材110の端軸110fを押さえ、端軸110fをトナー容器21に軸支する。
又、カップリング部材122の外側には、サイドカバー120に支持された駆動伝達手段としての攪拌駆動ギア121が設けられており、ギア列(図示せず)により伝達された駆動力をカップリング部材122に伝達する。
図4を参照してカップリング部について更に説明すると、攪拌駆動ギア121には駆動伝達突起121a、121bが、カップリング部材122には駆動伝達リブ122cが設けられている。攪拌駆動ギア121とカップリング部材122は、ほぼ同軸に設置され、攪拌駆動ギア121が図中矢印方向に回転すると、駆動伝達突起121a、121bの伝達面121c、121dがカップリング部材122の駆動伝達リブ122cに当接し、駆動が伝達される。
図5(a)、(b)は攪拌手段101をより詳細に示す。本実施例では、固定攪拌部材110の攪拌部たる突起部110bは、固定攪拌部材110の長手方向(回転軸方向)において薄肉(厚さt3)で、回転軸と交差する方向、本実施例では直交する方向に長さL3で延在する。そして、固定撹拌部材110の長手方向と略直交する平面と略平行な平面を有する。又、本実施例では、突起部110bは、攪拌手段101の回転方向において略同位置に、固定攪拌部材110の長手方向において所定の間隔で固定攪拌部材110の軸部110aから突出して複数設けられている。突起部110bは、樹脂により軸部110aと一体的に成形することができ、トナーの攪拌動作では撓まない適度な剛性を有する。
固定攪拌部材110の長手方向における複数の突起部110bの間隔d1は、所望の攪拌効果が得られるように適宜設定することができるが、好ましくは回動攪拌部材111の長手方向攪拌領域Rの全域にわたり実質的に同時に攪拌作用を成すように、所定の間隔で、所定数の突起部110bを設ける。
回動攪拌部材111は、攪拌部として、回動攪拌部材111の長手方向攪拌領域Rに相当する長さL1、回転半径方向長さL2、厚さt1の弾性シート112を有する。弾性シート112は、取り付け部111gに押さえ部材113をビス止め、接着、溶着、熱カシメなどの手段で固定することで、両者の間で挟持されて固定される。本実施例では、弾性シート112の材質として、PPS(ポリフェニレンサルファイド)を用いた。
ここで、回動攪拌部材111の円筒部111aは、固定攪拌部材110の軸部110aに回動可能にはめ込まれている。更に、回動攪拌部材111の円筒部111aには、固定攪拌部材110の突起部110bを逃がすようにスリット111bが設けられている。
更に、固定攪拌部材110の突起部110bと、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112とは、図6(a)に示すように異なった位相で組み立てられている。固定攪拌部材110の軸部110aと、回動攪拌部材111の円筒部111aの嵌合は軽圧入にされており、回動部の摩擦力により組み立て時の位相(初期位置,初期状態)を保つことができるようになっている。初期位置、即ち、固定攪拌部材110が回動攪拌部材111を駆動開始するまでに移動する角度α(図6参照)は、回動攪拌部材111の攪拌動作に先立って凝集した現像剤を十分にほぐすことができるように適宜設定することができるが、本発明者の検討によれば、180°〜360°が好ましく、より好ましくは270°〜360°である。即ち、角度αを前記の角度範囲内に設定することによって、弾性シート112が回転し始める領域のトナーを、突起部110bによって、弾性シート112の回転方向である図示時計回転方向に搬送する。よって、弾性シート112が回転する際の抵抗が軽減されて、攪拌手段101の駆動トルクを軽減することができる。
本実施例では、固定攪拌部材110の攪拌部たる突起部110bは、初期位置において、回動攪拌部材111の攪拌部たる弾性シート112と略同一平面上(α≒180°)で、回転軸を挟んで反対方向に延在する。
図6をも参照して、この構成において、トナー容器21にトナーが入った状態で攪拌手段101を回転駆動すると、回動攪拌部材111は攪拌面積、即ち、トナーとの接触面積が広いため、トナーによる大きな攪拌抵抗が加わる。一方、固定攪拌部材110は攪拌面積、即ち、トナーとの接触面積が狭く、又回動部の軽圧入の摩擦力も小さいため、回動攪拌部材111が止まった状態で、先に固定攪拌部材110が比較的小さい駆動トルクで回転する。このとき、固定攪拌部材110の突起部110bがトナーを攪拌し、ほぐす。
その後、固定攪拌部材110の当接部(突起部110bの回転方向下流側側面)110hは、回動攪拌部材111の当接部(取り付け部111gの回転方向上流側表面)111fに当接し(図6(b)参照)、攪拌駆動力が回動攪拌部材111に伝達され、回動攪拌部材111が攪拌を開始する。この時点では、すでに固定攪拌部材110の攪拌でトナーがほぐれており、トナーの攪拌抵抗が小さくなっているため、回動攪拌部材111のみで攪拌した場合に対し、起動時のトルクを低減することができる。以後、固定攪拌部材110と回動攪拌部材111は一体に回転する。
以上のような構成をとることで、凝集したトナーの攪拌に必要なトルクを低減することができる。
上記では固定攪拌部材110と回動攪拌部材111の組み立て時の位相を保つために回動部に軽圧入を用いたが、図7に示すような固定ツメを用いる方法もある。
図7において回動攪拌部材111の円筒部111aに溝111cと固定ツメ111dが、又固定攪拌部材110の軸部110aには固定突起110cが設けられている。
トナーの無い状態では固定ツメ111dと固定突起110cが当接し、位相が保持されている。トナーが入った状態で駆動がかかると回動攪拌部材111の攪拌抵抗が高いため、固定突起110cは固定ツメ111dを乗り越え、固定攪拌部材110は位相を変えつつ攪拌を開始する。その後、固定攪拌部材110の当接部110hは回動攪拌部材111の当接部111fに当接し(図6(b)参照)、回動攪拌部材111が攪拌を開始する。以後、固定攪拌部材110と回動攪拌部材111は一体に回転する。
尚、固定攪拌部材110の攪拌効率を上げるために、突起部110bを連結部110iによって固定攪拌部材110の長手方向に横断的に結合した形状としてもよい(図8参照)。
又、回動攪拌部材111にはシート材以外に、板材、突起形状部、ラダー形状部などを設けた構成でもよい。回動攪拌部材111は、これら各種形状の攪拌部が円筒部111aに固定されるか一体的に形成されたものであってよい。図9には、一例として、縦材111h、横材111iから成る格子状のラダー111jが円筒部111aと一体的に形成された回動攪拌部材111を示す。
ここで、第1、第2の攪拌手段100、101の回転速度について説明する。図2において、第1の攪拌手段100は現像枠体13にトナーを送り込む方向に回転し、第2の攪拌手段101は第1のトナー収納部21aに開口部30を通してトナーを送り込む方向に回転している。それぞれの回転角スピードをωa、ωbとした場合に、ωa>ωbが成り立つように現像枠体13に近い下流側の第1の攪拌手段100の回転角スピードωaを速く設定することにより現像ローラ20へのトナー供給をし易くし、逆に現像枠体13から遠い上流側の第2の攪拌手段101の回転角スピードωbは、第1のトナー収納部21aにトナーが供給可能な範囲で遅く設定している。
これにより、現像ローラ20から遠い位置での過度な攪拌によるトナーの劣化を防止することができる。
又、第1、第2の攪拌手段100、101の初期の位相合せを行わない場合は、それぞれの攪拌手段100、101の位相が常時合わないように、ωaはωbの整数倍を避けるのが好適である。
以上、本実施例によれば、物流時のタッピング、或いはトナーの自重によるフェーディングによって現像剤が凝集した場合であっても、この凝集した現像剤を小さいトルクで攪拌し、ほぐすことができるため、起動時のトルク低減が可能となる。これにより、装置の駆動系ギア幅を小さくしたり、駆動モータの容量を小さくしたりすることができ、装置を小型化することが可能となる。
実施例2
図10を参照して本発明の第2の実施例について説明する。実施例1のものと実質的に同一若しくは相当する構成、作用を有する要素には同一符号を付し、詳しい説明は省略する。以下の各実施例においても同様とする。
実施例1では、固定攪拌部材110の攪拌部たる突起部110bは、初期位置において、回動攪拌部材111の攪拌部たる弾性シート112の表面と略同一平面上(α≒180°)で、回転軸を挟んで反対方向にのみ延在するものであった。
図10(a)に示すように、本実施例では、固定攪拌部材110の攪拌部たる突起部110bは、回動攪拌部材111の回転方向前方の領域まで突出した形状となっている。更に説明すると、固定攪拌部材110の突起部110bは、初期位置において、実施例1のものと同様、回動攪拌部材111の弾性シート112の表面と略同一平面上で、回転軸を挟んで反対方向に突出すると共に、更に攪拌手段101の回転方向下流方向に湾曲して弾性シート112の表面に沿って延在する。即ち、突起部110bを前記の構成にすることによって、弾性シート112が回転し始める領域のトナーを、突起部110bによって、弾性シート112の回転方向である図示時計回転方向に搬送する。よって、弾性シート112が回転する際のトナーによる抵抗が軽減されて、攪拌手段101の駆動トルクを軽減することができる。尚、固定攪拌部材110の長手方向における突出部110bの厚さ、配置などは、実施例1のものと同様である。
この構成において、攪拌手段101を駆動すると、比較的小さい駆動トルクで、先に固定攪拌部材110が回転し、トナーを攪拌する。その後、固定攪拌部材110の当接部(突起部110bの回転方向下流側側面)110hは、回動攪拌部材111の当接部(取り付け部111gの回転方向上流側表面)111fに当接し(図10(b)参照)、回動攪拌部材111が攪拌を開始する。このとき、固定攪拌部材110の突起部110bが、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112の初期位置の回転方向前方まで突出しているため、固定攪拌部材110のトナーをほぐす領域が、実施例1に比べて広くなり、その結果、トナーの攪拌抵抗が、実施例1に比べて小さくなり、起動時のトルクを更に低減することができる。
以上、本実施例によれば、更にトナーの攪拌抵抗を小さくして、起動時のトルクを更に低減することができる。
実施例3
図11及び図12を参照して本発明の第3の実施例について説明する。
図11に示すように、本実施例では、攪拌手段101は、第1の攪拌部材たる固定攪拌部材150は、軸部150aと、軸部150aから回転半径方向に突出すると共に、固定攪拌部材150の長手方向に沿って延在する取り付け部150eを有し、取り付け部150eに攪拌部として弾性シート114を有する。取り付け部150eは、軸部150aから突出する突起部150bを、固定攪拌部材150の長手方向に横断的に連結するように設けられている。弾性シート114は、取り付け部150eに押さえ部材115をビス止め、接着、溶着、熱カシメなどの手段で固定することで、両者の間で挟持されて固定される。本実施例では、弾性シート114の材質として、PPS(ポリフェニレンサルファイド)を用いた。
一方、攪拌手段101は、第2の攪拌部材として実施例1のものと同一構成の回動攪拌部材111を有する。
図12(a)に示すように、初期位置において、固定攪拌部材150に固定されている弾性シート114は、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112と略同一平面上(α≒180°)で、回転軸を挟んで反対方向に延在する。
本実施例では、固定撹拌部材150の弾性シート114の長手方向長さL5、回転半径方向長さL6は、それぞれ回動撹拌部材111の同方向長さL1、L2と略同一で、固定攪拌部材150と回動攪拌部材111は、ほぼ同じ攪拌面積を持っている。ここで、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112のシート厚みをt1、固定攪拌部材150に固定されている弾性シート114のシート厚みをt2とするとき、t1>t2となるように設定する。こうすることで、固定攪拌部材150に固定されている弾性シート114の方が、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112よりも相対的に撓み易く、攪拌抵抗が小さくなる。
この構成において、攪拌手段101を駆動すると、比較的小さい駆動トルクで、先に固定攪拌部材150が回転し、トナーを攪拌する。その後、固定攪拌部材150の当接部(押さえ部材115の回転方向下流側表面又は該表面に設けられた突起若しくは押さえ部材115を固定しているビス)150hは、回動攪拌部材111の当接部(取り付け部111gの回転方向上流側表面)111fに当接し、回動攪拌部材111が攪拌を開始する(図12(b)参照)。この時点では、すでに固定攪拌部材150の攪拌でトナーがほぐれており、攪拌抵抗が小さくなっているため、回動攪拌部材111のみで攪拌した場合に対し、起動時のトルクを低減することができる。
以上、本実施例の構成によっても、固定攪拌部材150の攪拌抵抗力を、回動攪拌部材111に斯かる攪拌抵抗より小さくして、回動攪拌部材111の攪拌動作に先立って、固定攪拌部材150により、凝集したトナーをほぐすことができ、上記実施例と同様の効果を奏し得る。本実施例の構成においては、固定攪拌部材110は、回動攪拌部材111の長手方向攪拌領域Rの実質的に全領域を、回動攪拌部材111の攪拌動作に先だって攪拌し、凝集したトナーを効果的にほぐすことができる。
実施例4
図13を参照して本発明の第4の実施例について説明する。
実施例1、2において、固定攪拌部材110の長手方向(回転軸方向)における固定攪拌部材110の突起部110bの厚みt3を増したり、突起部110bの数量を増加したりする(即ち、間隔d1を狭くする)ことにより、更にトナーのほぐし効果が高まる。しかし、トナーのほぐし効果が高まる一方で、同時に固定攪拌部材110の攪拌抵抗が大きくなる。
そこで、本実施例では、図13に示すように、固定攪拌部材110の突起部110bの、固定攪拌部材110の長手方向(回転軸方向)の厚みt3を薄くし、更に、突起部110bを固定攪拌部材110の回転軸方向と直交する方向に対して角度βにて傾斜させ、固定攪拌部材110の突起部110bの回転軸方向の幅、即ち、現像剤攪拌領域を広くするように設定する。尚、本実施例では、回動攪拌部材111の円筒部111aに設けるスリット111bは、実施例1、2のものよりも回動攪拌部材111の長手方向に幅を広くし、傾斜した突起部110bを逃がすようになっている。
傾斜角β、突起部110bの長さL4は、回動攪拌部材111の攪拌動作に先立って凝集した現像剤を十分にほぐすことができるように適宜設定することができるが、好ましくは、回動攪拌部材111の長手方向攪拌領域Rの好ましくは略全域を攪拌するように設定する。
こうすることで、固定攪拌部材110の攪拌抵抗は小さくなり、且つ、実施例1、2に比べて、固定攪拌部材110の攪拌効率を上げることができるため、起動時のトルクを更に低減することができる。
以上、本実施例によれば、攪拌抵抗を大幅に増大することなく、攪拌効率を増し、起動時のトルクを更に低減することができる。
実施例5
図14〜図17を参照して本発明の第5の実施例について説明する。
図14に示すように、本実施例では駆動伝達手段としての攪拌駆動ギア131にはワンウェイクラッチ130が設けられており、攪拌駆動ギア131が図中矢印A方向に回転しているとき、ワンウェイクラッチ130はカップリング部材122を介して固定攪拌部材110を駆動する。
一方、固定攪拌部材110の他端には、付勢手段として弾性部材である付勢バネ140が設けられている。本実施例では、付勢バネ140はねじりコイルバネであり、固定攪拌部材110と回動攪拌部材111が開く方向(図中矢印B方向)に付勢している。
図15(a)、(b)を参照して、付勢バネ140は、固定攪拌部材110の一端に挿入されている。付勢バネ140の一端140aは固定攪拌部材110の軸部110aの長手一端部近傍に設けられた回転止め突起110gに、他端140bは回動攪拌部材111の取り付け部111gの長手方向一端部に設けられた抜け止め突起111eに引っ掛けるように固定されている。
図14及び図16を参照してカップリング部について更に説明すると、攪拌駆動ギア131の内径部131aにはワンウェイクラッチ130の外周部130fが圧入されている。又、攪拌駆動ギア131の回転止め穴131bには、ワンウェイクラッチ130の回転止めリブ130eが嵌合し回転止めがされている。更に、ワンウェイクラッチ130には駆動伝達突起130a、130bが、カップリング部材122には駆動伝達リブ122cが設けられている。ワンウェイクラッチ130とカップリング部材122は、ほぼ同軸に設置され、攪拌駆動ギア131が図中矢印A方向に回転すると、駆動伝達突起130a、130bの伝達面130c、130dがカップリング部材122の駆動伝達リブ122cに当接し、駆動が伝達される。
図17をも参照して、この構成において、トナー容器21にトナーが入った状態で攪拌手段101を回転駆動すると、回動攪拌部材111は攪拌面積が広いため、トナーによる大きな攪拌抵抗が加わる。一方、固定攪拌部材110は攪拌面積が狭く、攪拌抵抗が小さいため、回動攪拌部材111が止まった状態で付勢バネ140を圧縮しつつ、先に固定攪拌部材110が比較的小さい駆動トルクで回転する。このとき、固定攪拌部材110の突起部110bがトナーを攪拌し、ほぐす。
その後、固定攪拌部材110の当接部(突起部110bの回転方向下流側側面)110hは回動攪拌部材111の当接部(取り付け部111gの回転方向上流側表面)111fに当接する(図17(a)、(b)参照)。このとき、攪拌駆動力が回動攪拌部材111に伝達され、回動攪拌部材111が攪拌を開始する。この時点では、すでに固定攪拌部材110の攪拌でトナーがほぐれており、トナーの攪拌抵抗が小さくなっているため、回動攪拌部材111のみで攪拌した場合に対し、起動時のトルクを低減することができる。
次に、画像形成プロセスが終了し、カートリッジCへの駆動伝達が停止すると、攪拌手段101の攪拌も停止する。このとき、固定攪拌部材110と回動攪拌部材111には、付勢バネ140により図14中矢印B方向に付勢力が働いている。
ここで、回動攪拌部材111は攪拌面積が広く、トナーによる大きな攪拌抵抗が加わっているため、付勢力は、回動攪拌部材111が止まった状態で、固定攪拌部材110が逆転をする方向に付勢する。このとき、ワンウェイクラッチ130は逆転をするため、固定攪拌部材110だけが逆転をし、固定攪拌部材110の突起部110bと、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112は位相が異なった状態(攪拌停止時位置)に復帰する(図17(c)参照)。
以上、本実施例の構成をとることで、毎駆動開始時において、凝集したトナーの攪拌に必要なトルクを低減することができる。これにより、例えば、装置の不使用期間中に現像剤が再度凝集するような場合にも、使用再開時における攪拌手段101の駆動トルクの増大を防止することができる。
実施例6
図18を参照して本発明の第6の実施例について説明する。
実施例5では、攪拌停止時に固定攪拌部材110の突起部110bと、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112の位相を異なった状態にするために、ワンウェイクラッチ130と付勢バネ140を用いた。
これに対して、本実施例では、ワンウェイクラッチ130を用いず、付勢バネ140の強さのみで、固定攪拌部材110の突起部110bと、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112の位相を異なった状態にする。
更に説明すると、付勢バネ140は実施例5と同様にして固定され、又付勢バネ140は固定攪拌部材110と回動攪拌部材111とが開く方向に、これらを付勢する。ここで、付勢バネ140の固定時の強さをf0、トナー凝集時の回動攪拌部材111の攪拌抵抗をfa、トナーが完全にほぐれた時の回動攪拌部材111の攪拌抵抗をfbとしたとき、付勢バネ140の強さf0を、fb≦f0<faとなるように設定する。
図18を参照して、この構成において、攪拌手段101を回転駆動すると、回動攪拌部材111は攪拌面積が広いため、トナーによる大きな攪拌抵抗が加わる。一方、固定攪拌部材610は攪拌面積が狭く、攪拌抵抗が小さいため、回動攪拌部材111が止まった状態で付勢バネ140を圧縮しつつ、先に固定攪拌部材110が比較的小さい駆動トルクで回転する。このとき、固定攪拌部材110の突起部110bがトナーを攪拌し、ほぐす。
次に、付勢バネ640の圧縮されているときの付勢力f1と、固定攪拌部材110によってトナーがほぐれつつある時の回動攪拌部材111の攪拌抵抗fc(fb<fc<fa)が釣り合ったとき、又は、固定攪拌部材110の当接部(突起部110bの回転方向下流側側面)110hが回動攪拌部材111の当接部(取り付け部111gの回転方向上流側表面)111fに当接したとき、回動攪拌部材111が攪拌を開始する(図18(a)、(b)参照)。この時点では、すでに固定攪拌部材110の攪拌でトナーがほぐれており、攪拌抵抗が小さくなっているため、回動攪拌部材111のみで攪拌した場合に対し、起動時のトルクを低減することができる。
その後、ほぐれたトナー内では、圧縮された付勢バネ140の付勢力は、回動攪拌部材111の攪拌抵抗より大きくなっており、又固定攪拌部材110には駆動が伝達されて逆回転できなくなっているため、回動攪拌部材111が圧縮された付勢バネ140の付勢力により、固定攪拌部材110に対して速く回転し、回動攪拌部材111の当接部111fが固定攪拌部材110の当接部110hに対して離れていく。
これにより、本実施例では、攪拌手段101の攪拌が停止する前に、固定攪拌部材110の突起部110bと、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112の位相が異なった状態に復帰する(図18(c)参照)。そして、画像形成プロセスが終了し、カートリッジCへの駆動伝達が停止した時には、固定攪拌部材110の突起部110bと、回動攪拌部材111に固定されている弾性シート112は、位相が異なった状態を維持する(攪拌停止時位置)。
更に、実施例5における固定攪拌部材110の攪拌停止時位置へ移動させる機構に対して、ワンウェイクラッチ130、付勢バネ140を用いずに、次にのように固定攪拌部材110を攪拌停止時位置へ移動させることができる。例えば、固定攪拌部材110を固定攪拌部材110と回動攪拌部材111とを異なる位相位置へと復帰させるための付勢手段としての攪拌駆動ギア121(図3、図4参照)を介して、固定攪拌部材110を逆転させることができる。この場合、望ましくは、攪拌手段101がカートリッジCが備える感光体ドラム10、現像ローラ20とは独立した駆動手段で駆動するなどして、攪拌手段101の逆転により感光ドラム10、現像ローラ20が逆転しないようにする。
以上、本実施例の構成によれば、実施例5と同様に毎駆動開始時において、凝集したトナーの攪拌に必要なトルクを低減することができると共に、更に構成を簡略化することができる。
(実験例)
本発明の効果を立証するための実験を行った。以下、代表的な実験結果について説明する。ここでは、上記実施例2及び4にて説明した攪拌手段101を備えるものについて行った実験結果を示す。
実施例の供試カートリッジは次の共通構成を有していた。上記実施例のカートリッジCの構成において、攪拌手段を一つ(第2の攪拌手段101のみ)にし、トナー収納部を小さくしたもの(第2のトナー収納部21bのみにトナーが収納されるように、第1のトナー収納部との間に仕切りを設けたもの)を用意した。この供試カートリッジのトナー収納部にトナーを500g充填し、クリーニング容器15を下、トナー容器21を上にした状態で固定する。
そして、これら実施例の供試カートリッジに対して、次の共通の操作を行った。自社制作のタッピング装置を用いて、タッピング振幅15mm、タッピング周期1.5回/secにて1000回タッピングを実施した。次いで、タッピングを終了した供試カートリッジを振動を与えないようにトルク測定機に装着し、回転速度90rpmにて稼動して、攪拌手段の駆動トルク測定を行った。
実施例における攪拌手段の詳細設定は次のようなようなものであった。尚、実施例2と同様の設定である場合、他の例についての重複する記載は避ける。
・実施例2
固定攪拌部材:
突起部110bの厚さt3:6mm
突起部110bの間隔d1:17mm
突起部110bの数:12個
突起部110bの回転半径方向長さL3:10.5mm
回動攪拌部材111との重なり長さL4:14.2mm
回動攪拌部材:
弾性シート112の厚さt1:100μm
弾性シート112の長手方向長さL1:213mm
弾性シート112の回転半径方向長さL2:23.5mm
・実施例4
固定攪拌部材:
突起部110bの厚さt3:4mm
突起部110bの数:12個
突起部110bの長さL7:10.6mm
傾斜角度β:13.5°
・比較例
固定攪拌部材110を設けず、攪拌駆動ギア121の駆動を、カップリング部材122を介して、回動攪拌部材111に直接伝達させた。
比較例の攪拌手段を用いた場合、起動時のトルクが攪拌手段の回転軸上において10.5kgf・cm(103N・cm)であった。
これに対して、実施例2及び4の攪拌手段を用いた場合、起動時のトルクが攪拌手段の回転軸上において、それぞれ8.0kgf・cm(78N・cm)、7.5kgf・cm(74N・cm)であった。
上記の結果から分かるように、本発明に従う実施例2及び4の攪拌手段を用いた場合、比較例1に対して、起動時のトルクが攪拌手段の回転軸上においてそれぞれ、2.5kgf・cm(25N・cm)、3kgf・cm(29N・cm)低減させ得ることが確認できた。本発明者らの更なる実験研究により、本発明に従う上記その他の実施例の攪拌手段によっても、極めて良好なトルク軽減効果が得られることが確認された。
以上、本発明をいくつかの実施例を通して説明したが、本発明はこれら実施例における正確な配置、寸法、材料、形状等に限定されるものではなく、本発明の精神から逸脱することなく、種々の変更を加え得ることを理解されたい。
尚、プロセスカートリッジとは、電子写真感光体と、この電子写真感光体に作用するプロセス手段として現像手段、帯電手段、クリーニング手段のうち少なくとも1つとを一体的にカートリッジ化し、電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能にしたものであり、本発明に係るプロセスカートリッジの態様は、上記各実施例における、電子写真感光体、現像手段、帯電手段及びクリーニング手段を一体的にカートリッジ化した態様に限定されるものではない。現像手段を支持し現像剤を収納するための現像剤容器であって、その中の現像剤を攪拌する攪拌手段を有する現像剤容器を少なくとも有しているものであれば、任意の態様のプロセスカートリッジに本発明を適用することができる。
又、電子写真画像形成装置本体に対し着脱可能なカートリッジは、現像剤容器及び現像手段を備える現像装置を、単独で装置本体Paに対して着脱可能なカートリッジ(現像カートリッジ)としたものであってもよい。この場合、現像カートリッジは、上記各実施例におけるカートリッジCから感光体ユニットBを除いた現像装置ユニット(現像装置)Aに相当する。従って、繰り返しの説明は省略し、上記各実施例における説明を援用する。
本発明に係るプロセスカートリッジの一実施例の断面構成を示す縦断面図である。 トナー容器を示す縦断面図である。 攪拌手段の装着状態を示す分解斜視図である。 攪拌手段の駆動系のカップリング部を示す分解斜視図である。 攪拌手段を示す分解斜視図である。 攪拌手段を示す側面図である。 攪拌部材の位相固定手段を示す斜視図である。 攪拌手段の他の構成例を示す斜視図である。 攪拌手段の他の構成例を示す斜視図である。 実施例2における固定攪拌部材の突起部を示す側面図である。 実施例3における攪拌手段を示す斜視図である。 実施例3における攪拌手段を示す側面図である。 実施例4における固定攪拌部材の突起部を示す正面図である。 実施例5における攪拌手段を示す斜視図である。 実施例5において攪拌停止時位置に攪拌手段を付勢する付勢バネを示す(a)分解斜視図、(b)斜視図である。 実施例5における攪拌手段の駆動系のカップリング部を示す分解斜視図である。 実施例5における攪拌手段の位相を示す側面図である。 実施例6における攪拌手段の位相を示す側面図である。 本発明に係る電子写真画像形成装置の一実施例の全体構成を示す概略断面図である。
符号の説明
A 現像装置ユニット
B 感光体ユニット
C カートリッジ
P レーザービームプリンタ
10 感光体ドラム
11 帯電ローラ
12 廃トナー収容部
14a クリーニングブレード(クリーニング部材)
15 クリーニング容器
21,51 現像剤容器(トナー容器)
21a 第1のトナー収納部
21b 第2のトナー収納部
100,101 攪拌手段
110,150 固定攪拌部材
110b 突起部
110h 固定攪拌部材当接部
111 回動攪拌部材
111f 回動攪拌部材当接部
112,114 弾性シート
113,115 押さえ部材
140 付勢バネ

Claims (35)

  1. 現像剤を収納する現像剤容器と、前記現像剤容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段と、を備える現像装置において、
    前記攪拌手段は、当該攪拌手段の回転軸に固定された第1の攪拌部材と、当該攪拌手段の回転軸に回動可能に設けられ前記第1の攪拌部材によって駆動される第2の攪拌部材と、を有し、前記第1の攪拌部材は、回転駆動されて前記第2の攪拌部材の攪拌領域の少なくとも一部を前記第2の攪拌部材の攪拌動作に先立って攪拌することを特徴とする現像装置。
  2. 前記第1の攪拌部材にかかる攪拌抵抗力は、前記第2の攪拌部材にかかる攪拌抵抗力より小さいことを特徴とする請求項1の現像装置。
  3. 前記第1の攪拌部材の現像剤との接触面積は、前記第2の攪拌部材の現像剤との接触面積より小さいことを特徴とする請求項1又は2の現像装置。
  4. 前記第1の攪拌部材は、前記攪拌手段の回転軸と交差する方向に延在する突起形状の攪拌部を有することを特徴とする請求項1、2又は3の現像装置。
  5. 前記突起形状の攪拌部は更に、前記第2の攪拌部の回転方向前面まで延在することを特徴とする請求項4の現像装置。
  6. 前記突起形状の攪拌部は、前記攪拌手段の回転軸と直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項4又は5の現像装置。
  7. 前記突起形状の攪拌部は、前記第1の攪拌部材の長手方向に沿って複数設けられ、それぞれの攪拌部は同時に現像剤を攪拌することを特徴とする請求項4、5又は6の現像装置。
  8. 前記第1の攪拌部材及び第2の攪拌部材は、シート状の攪拌部を有し、前記第1の攪拌部材厚みは、前記第2の攪拌部材厚みより薄いことを特徴とする請求項1又は2の現像装置。
  9. 前記第1の攪拌部材と前記第2の攪拌部材との初期位置は位相が異なることを特徴とする請求項1〜8のいずれかの項に記載の現像装置。
  10. 前記第1の攪拌部材と前記第2の攪拌部材との攪拌停止時位置は位相が異なることを特徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載の現像装置。
  11. 前記攪拌手段は更に、少なくとも攪拌停止時に前記第1の攪拌部材と前記第2の攪拌部材とを異なる位相位置とする付勢手段を有することを特徴とする請求項10の現像装置。
  12. 電子写真画像形成装置本体に着脱可能であって、電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像剤担持体と、前記現像剤担持体を支持し前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤容器と、前記現像剤容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段と、を備えるカートリッジにおいて、
    前記攪拌手段は、当該攪拌手段の回転軸に固定された第1の攪拌部材と、当該攪拌手段の回転軸に回動可能に設けられ前記第1の攪拌部材によって駆動される第2の攪拌部材と、を有し、前記第1の攪拌部材は、回転駆動されて前記第2の攪拌部材の攪拌領域の少なくとも一部を前記第2の攪拌部材の攪拌動作に先立って攪拌することを特徴とするカートリッジ。
  13. 前記カートリッジは、更に電子写真感光体が一体的にカートリッジ化されたプロセスカートリッジであることを特徴とする請求項12のカートリッジ。
  14. 前記第1の攪拌部材にかかる攪拌抵抗力は、前記第2の攪拌部材にかかる攪拌抵抗力より小さいことを特徴とする請求項12又は13のカートリッジ。
  15. 前記第1の攪拌部材の現像剤との接触面積は、前記第2の攪拌部材の現像剤との接触面積より小さいことを特徴とする請求項12、13又は14のカートリッジ。
  16. 前記第1の攪拌部材は、前記攪拌手段の回転軸と交差する方向に延在する突起形状の攪拌部を有することを特徴とする請求項12〜15のいずれかの項に記載のカートリッジ。
  17. 前記突起形状の攪拌部は更に、前記第2の攪拌部の回転方向前面まで延在することを特徴とする請求項16のカートリッジ。
  18. 前記突起形状の攪拌部は、前記攪拌手段の回転軸と直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項16又は17のカートリッジ。
  19. 前記突起形状の攪拌部は、前記第1の攪拌部材の長手方向に沿って複数設けられ、それぞれの攪拌部は同時に現像剤を攪拌することを特徴とする請求項16、17又は18のカートリッジ。
  20. 前記第1の攪拌部材及び第2の攪拌部材は、シート状の攪拌部を有し、前記第1の攪拌部材厚みは、前記第2の攪拌部材厚みより薄いことを特徴とする請求項12、13又は14のカートリッジ。
  21. 前記第1の攪拌部材と前記第2の攪拌部材との初期位置は位相が異なることを特徴とする請求項12〜20のいずれかの項に記載のカートリッジ。
  22. 前記第1の攪拌部材と前記第2の攪拌部材との攪拌停止時位置は位相が異なることを特徴とする請求項12〜21のいずれかの項に記載のカートリッジ。
  23. 前記攪拌手段は更に、少なくとも攪拌停止時に前記第1の攪拌部材と前記第2の攪拌部材とを異なる位相位置とする付勢手段を有することを特徴とする請求項22のカートリッジ。
  24. カートリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置において、
    (A)(a1)電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像剤担持体と、
    (a2)前記現像剤担持体を支持し前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像するための現像剤を収納する現像剤容器と、
    (a3)前記現像剤容器内の現像剤を攪拌する攪拌手段と、
    (a4)前記攪拌手段に駆動力を伝達する駆動伝達手段と、
    を備え、
    前記攪拌手段は、当該攪拌手段の回転軸に固定された第1の攪拌部材と、当該攪拌手段の回転軸に回動可能に設けられ前記第1の攪拌部材によって駆動される第2の攪拌部材と、を有し、前記第1の攪拌部材は、回転駆動されて前記第2の攪拌部材の攪拌領域の少なくとも一部を前記第2の攪拌部材の攪拌動作に先立って攪拌するカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段と、
    (B)前記カートリッジの駆動伝達手段に伝達される駆動力を前記カートリッジ側に伝達する駆動伝達部と、
    を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  25. 前記カートリッジは、更に電子写真感光体が一体的にカートリッジ化されたプロセスカートリッジであることを特徴とする請求項24の電子写真画像形成装置。
  26. 前記第1の攪拌部材にかかる攪拌抵抗力は、前記第2の攪拌部材にかかる攪拌抵抗力より小さいことを特徴とする請求項24又は25の電子写真画像形成装置。
  27. 前記第1の攪拌部材の現像剤との接触面積は、前記第2の攪拌部材の現像剤との接触面積より小さいことを特徴とする請求項24、25又は26の電子写真画像形成装置。
  28. 前記第1の攪拌部材は、前記攪拌手段の回転軸と交差する方向に延在する突起形状の攪拌部を有することを特徴とする請求項24〜27のいずれかの項に記載の電子写真画像形成装置。
  29. 前記突起形状の攪拌部は更に、前記第2の攪拌部の回転方向前面まで延在することを特徴とする請求項28の電子写真画像形成装置。
  30. 前記突起形状の攪拌部は、前記攪拌手段の回転軸と直交する方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項28又は29の電子写真画像形成装置。
  31. 前記突起形状の攪拌部は、前記第1の攪拌部材の長手方向に沿って複数設けられ、それぞれの攪拌部は同時に現像剤を攪拌することを特徴とする請求項28、29又は30の電子写真画像形成装置。
  32. 前記第1の攪拌部材及び第2の攪拌部材は、シート状の攪拌部を有し、前記第1の攪拌部材厚みは、前記第2の攪拌部材厚みより薄いことを特徴とする請求項24、25又は26の電子写真画像形成装置。
  33. 前記第1の攪拌部材と前記第2の攪拌部材との初期位置は位相が異なることを特徴とする請求項24〜32のいずれかの項に記載の電子写真画像形成装置。
  34. 前記第1の攪拌部材と前記第2の攪拌部材との攪拌停止時位置は位相が異なることを特徴とする請求項24〜33のいずれかの項に記載の電子写真画像形成装置。
  35. 前記攪拌手段は更に、少なくとも攪拌停止時に前記第1の攪拌部材と前記第2の攪拌部材とを異なる位相位置とする付勢手段を有することを特徴とする請求項34の電子写真画像形成装置。
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