JP6222920B2 - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
現像装置は、現像剤(以下、「トナー」という)を収容する現像剤収容室とトナーで現像する現像室を備える。現像剤収容室と現像室の間には、開口が形成されている。現像剤収容室の内部には、現像剤撹拌部材が回転自在に支持される。現像室の内部には、現像ローラ及び供給ローラが回転自在に支持される。
現像剤を収容するための開口を有する現像剤収容室と、
前記現像剤収容室に設けられ、前記現像剤収容室内の現像剤を撹拌するための現像剤撹拌部材と、
前記現像剤撹拌部材に駆動力を伝達するための駆動力伝達部と、
前記開口を封止する封止部を有するシール部材と、
前記駆動力伝達部から駆動力が伝達されることにより前記シール部材を移動させ前記開口を開封するための開封部材と、を有し、
前記駆動力伝達部から伝達される駆動力により前記現像剤撹拌部材と前記開封部材が駆動され、前記現像剤撹拌部材が現像剤の撹拌を開始する開始時間と前記封止部が剥がされることにより前記開口の開封を開始する開始時間とがずれている現像装置等を提供する。
図3は開封部材31を説明するための図である。図3は現像装置4に備えられたトナー容器21と、シール部材29を示している。シール部材29はトナー容器21の開口部30に取り付けられた封止部34と、現像剤を撹拌するための駆動力の伝達が封止部を開封するための駆動力の伝達よりも遅延させるための遅延部35(図3中、gからh)と、折り返し部(図3中、hからi)と、を有する。シール部材29はシート状であることが好ましい。このシール部材の封止部を用いて、溶着面の壁面に超音波溶着等の手段により貼りつけられることで開口部30を封止している。このシール部材29は長手方向の一端で折り返されて、長手方向逆側の一端で巻き取り軸(開封部材31)に係止されている。ここで、シール部材29の一端の折り返し位置でシール部材29に一定量の遊び(遅延部35)を持たせている。開封部材31はトナー容器21に回転可能に固定されている。図3に示すように現像剤撹拌部材であるトナー送り部材22の軸には回転駆動するギア等の駆動力伝達部33が配置され、開封部材31のギア32と係合し連動する構成となっている。
比較例では、背景技術で説明した図6に示すようなトナー送り部材22にシール部材28が設けられている。実施例とは異なり、トナー送り部材22の駆動とシール部材28の開封が同時に行われる。
図4に本実施例及び比較例の初期起動トルクの発生状況を示す。横軸は時間であり、縦軸はトルクを示している。
2 帯電ローラ
3 レーザ光学装置
4 現像装置
5 1次転写ローラ
6 メディア
7 クリーニングブレード
8 廃トナー容器
9 定着装置
10 画像形成装置
21 トナー容器(現像剤収容室)
22 トナー送り部材(現像剤撹拌部材)
23 現像室
24 供給ローラ
25 現像ローラ
26 漏れ防止シート
27 弾性ブレード
28 シール部材
29 シール部材
30 開口
31 開封部材
32 ギア
33 駆動力伝達部
34 トナー封止部
35 遅延部
100 制御手段(CPU)
Claims (12)
- 開口を有し、現像剤を収容する容器と、
前記容器内に設けられ、前記容器内の現像剤を撹拌するための撹拌部材と、前記容器内に前記開口を封止する封止部を有するシール部材と、
前記シール部材を移動させることで前記開口を開封するための開封部材と、
前記開封部材に駆動力を伝達するための駆動力伝達部と、を有し、
前記開封部材は、前記容器内に設けられ、前記撹拌部材と前記シール部材とが取り付けられた回転可能な回転軸であり、
前記駆動力伝達部から伝達される駆動力で前記回転軸が回転することにより、現像剤の剤面より下方に位置する前記撹拌部材が現像剤の撹拌を開始する第1開始時は、前記封止部が前記容器から前記開口の短手方向に剥がされ前記開口の開封が開始する第2開始時より早く、かつ前記第1開始時に伴う第1トルクピーク値と前記第2開始時に伴う第2トルクピーク値との間に第2トルクピーク値の半分以下のトルク値を挟むように前記第1トルクピーク値と前記第2トルクピーク値とが分離するように前記第2開始時より早く、
前記シール部材は、容器から剥がされた後は前記容器内の現像剤を撹拌することを特徴とする現像剤容器。 - 前記撹拌部材が少なくとも1/3周以上回転した後に、前記第2開始時である開封が開始することを特徴とする請求項1に記載の現像剤容器。
- 前記第1開始時と前記第2開始時との時間差は、1秒以上10秒以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の現像剤容器。
- 前記第1開始時の時点において、前記撹拌部材と前記シール部材とが現像剤の剤面より下方に位置することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の現像剤容器。
- 前記シール部材の端部の固定位置は、前記撹拌部材の端部が固定さている位置から前記回転軸を中心として135°から225°までの回転させた位置の範囲内であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載する現像剤容器。
- 前記シール部材は、前記第1開始時と前記第2開始時との時間をずらすための遅延部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の現像剤容器。
- 前記シール部材の遅延部は、前記シール部材の余剰部分であることを特徴とする請求項6記載の現像剤容器。
- 前記開口の開封は、前記回転軸の長手方向と交差する方向に開封することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の現像剤容器。
- 現像剤を担持する現像剤担持体と、
請求項1から8のいずれか1項に記載の現像剤容器と、を有することを特徴とする現像装置。 - 前記現像剤担持体を有する現像室を有し、
前記開口を介して前記現像室に現像剤が供給されることを特徴とする請求項9記載の現像装置。 - 前記現像剤を用いて現像するための潜像を形成可能である像担持体と、
請求項1から8のいずれか1項に記載の現像剤容器、請求項9又は10に記載の現像装置のうちのいずれか1つを有することを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の現像剤容器、請求項9又は10に記載の現像装置、請求項11に記載のプロセスカートリッジのうちのいずれか1つを装着した状態で、前記現像剤を用いて画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
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