JP3903666B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
(目次)
発明の属する技術分野
従来の技術(図14)
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態(図1〜図13)
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナーを像担持体に供給してこの像担持体上での現像を行なう電子写真方式の印刷装置に用いて好適な現像装置および画像形成装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
電子写真方式の印刷装置においては、先ず、帯電させた感光性像担持体(例えば、感光体ドラム)に印刷パターンを露光して、この感光体ドラムの外周面上に静電潜像を形成する一方で、現像装置において、例えば、トナーと磁性粉(キャリア)とを混合して成る二成分現像剤を現像ローラの外周面に供給し、この現像ローラの外周面上に現像剤の層を適当な厚さで形成し、この現像ローラを感光体ドラムの外周面上に近接して回転させることにより、トナーによって感光体ドラム上に形成された静電潜像を現像する。
【0004】
そして、感光体ドラムの外周面上のトナー像を印刷用紙に転写した後、この印刷用紙上の未定着トナー像を定着器で定着させることにより、印刷用紙への印刷が行なわれる。
また、現像装置においては、トナー濃度センサや印字濃度センサ等の検出結果から、印刷によるトナーの消費量を算出して、この消費量に応じたトナーをトナーホッパから現像装置内に補給するようになっている。
【0005】
現像装置は、トナーホッパのトナー補給口の下方位置に、例えば、複数の攪拌搬送用スクリュウや攪拌パドル等を互いに平行に、隣接するように配置して、これらの攪拌搬送スクリュウ等をそれぞれ回転させることにより、トナーとキャリアとを攪拌混合しながら現像剤として搬送するようになっている。
また、現像装置においては、電源部によってこれらの攪拌搬送用スクリュウや攪拌パドルに、前帯電器によって感光体ドラムに印加される電荷の逆極性のバイアス電圧を印加することにより、これらの攪拌搬送スクリュウや攪拌パドルを介して現像剤(トナー)をその攪拌・搬送中に帯電させるようになっている。
【0006】
そして、現像剤(トナー)を感光体ドラムまで搬送する搬送経路において、攪拌搬送用スクリュウ等によって現像剤を現像ローラに搬送するまでの間に、現像剤(トナー)の帯電量(電荷)が所定の値以上になるようにするのである。
図14は印刷装置における現像剤の帯電量の分布状態の一例を示す図であり、この図14に示す現像剤(00403/J5)においては、1.5fC/μm程度に帯電されたトナーが最も多くなるように帯電されている。
【0007】
現像ローラは、複数の搬送磁極を有する軸状の固定マグネットと、アルミニウム合金等の非磁性材料からなる中空円筒状に形成した回転スリーブとを有し、固定マグネットに対し回転スリーブを回転可能に外嵌して構成されており、この回転スリーブを回転駆動することにより、回転スリーブの外周面上に現像剤を吸着した状態で搬送することができるようになっている。
【0008】
また、現像ローラは、感光体ドラムに近接した位置において、感光体ドラムと平行に配設されており、又、この現像ローラにおける感光体ドラムの現像領域よりも上流側において、隣接する現像剤搬送用のローラや攪拌搬送スクリュウ等から、攪拌混合された現像剤を受け取るようになっている。
このように構成された現像装置において、トナーホッパから補給されたトナーを攪拌搬送スクリュウや攪拌パドルによってキャリアと攪拌混合しながら二成分現像剤として搬送し、この搬送中に現像剤を所定の電荷に達するまで帯電させた後、この現像剤を直接もしくは現像剤搬送用のローラ等を介して現像ローラに受け渡す。
【0009】
現像ローラ上に受け渡された現像剤は、現像ローラのスリーブの回転に伴って搬送され、規制部材において、現像ローラの外周面上における現像剤の量(現像剤による層の厚さ)が一定となるように規制された後、感光体ドラムの静電潜像に現像剤中のトナーのみが付着し、感光体ドラム上の静電潜像が現像される。
一方、現像剤中のキャリアは、感光体ドラムの現像後も引き続き現像ローラのスリーブに吸着された状態で、再度現像装置内に搬送された後、現像ローラから解放され、その後、収集され、再度、攪拌搬送スクリュウ等によりトナーホッパから補給されたトナーとともに攪拌混合される。
【0010】
なお、攪拌搬送スクリュウ等による攪拌混合を容易にするためにトナー形状を丸く成形する手法が一般的に行なわれており、又、トナーの凝集を防止するためにトナーに外添剤を添加したりする手法が一般的に行なわれている。
また、上述においてはトナーとキャリアとからなる2成分現像剤についてのみ説明しているが、トナーのみからなる1成分現像剤を現像剤として用いる場合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
近年では印刷装置をオフィス環境に配置するケースが急増しており、かかる印刷装置の高速化や小型化が求められている。そして、上述した電子写真方式の印刷装置において、トナーを担持体に付着させる現像行程は、印刷品質の向上や印刷の高速化を図るために重要である。
【0012】
現像を高速に行なうためには、トナーの攪拌・帯電を高速に行なう必要があり、印刷速度に対してこのトナーの攪拌・帯電の能力が低下した場合には、現像された後に大きなトナーの粒やカブリ等の印字欠陥が生じ、印刷品質が低下する。
また、印刷を高速化するために、現像剤の攪拌を行なう前に予備の攪拌を行なう現像装置も知られているが、このような現像装置においては、予備攪拌を行なう機構をそなえる必要があるので装置が大型化するという課題がある。
【0013】
さらに、攪拌用の部材に突起等を設けることによりトナーの固まりを粉砕する現像装置も知られているが、このような現像装置においては、印刷(現像)の高速化に伴い、トナーを十分に帯電させることができずカブリが発生するという課題もある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、トナー搬送経路上においてトナーの攪拌と電荷の注入とを十分に行なう工夫を施すことにより、トナーの搬送中にトナーを十分に攪拌するとともにトナーを帯電させることができるようにした、現像装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の現像装置は、トナーを像担持体に供給して像担持体上での現像を行なう現像装置であって、トナー供給部から像担持体へ至るトナー搬送経路に沿ってトナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、トナー搬送経路上においてトナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、このトナー滞留部内において移動自在に保持される、少なくとも1つの導電材製の攪拌帯電補助部材と、トナーの通過を許容しながら攪拌帯電補助部材のトナー滞留部外への移動を規制する規制部材とをそなえて構成され、現像装置本体に印加される現像バイアス電圧により、攪拌搬送部材および攪拌帯電補助部材に電荷が注入されることを特徴としている(請求項1)。
【0015】
なお、攪拌搬送部材が、トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、この軸部の外周から突設された連続螺旋フィンとから構成され、トナー滞留部が、連続螺旋フィンを部分的に切り欠くことにより軸部外周に形成されてもよい(請求項2)。
また、攪拌搬送部材が、トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、この軸部の外周において軸部の軸方向に沿って所定の間隔をあけて突設配置された2以上の連続螺旋フィンとから構成され、これらの連続螺旋フィンの相互間における間隔に対応する軸部外周の空間がトナー滞留部として用いられてもよい(請求項3)。
【0016】
さらに、規制部材が、トナー滞留部における軸部外周に配設されてもよい(請求項4)。
また、トナー滞留部が、攪拌搬送部材の軸部から放射状に突設された複数の板状部材により複数の攪拌帯電室に区画され、これらの複数の攪拌帯電室のうちの少なくとも1つに攪拌帯電補助部材が移動自在に保持されてもよい(請求項5)。
【0017】
さらに、2以上のトナー滞留部がそなえられるとともに、各トナー滞留部が、攪拌搬送部材の軸部から放射状に突設された複数の板状部材により複数の攪拌帯電室に区画され、各トナー滞留部において、複数の攪拌帯電室のうちの少なくとも1つに攪拌帯電補助部材が移動自在に保持され、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室以外の攪拌帯電室を通過したトナーが、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室を通過するように、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室とトナー搬送経路下流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室との位置関係が設定されてもよい(請求項6)。
【0018】
また、トナー搬送経路に沿って2以上の攪拌搬送部材がそなえられ、トナー搬送経路上流側の攪拌搬送部材の軸部外周にトナー滞留部が形成されてもよい(請求項7)。
なお、攪拌帯電補助部材が球形であってもよく(請求項8)、又、攪拌帯電補助部材が円筒形であってもよい(請求項9)
また、本発明の現像装置は、トナーを像担持体に供給して像担持体上での現像を行なう現像装置であって、トナー供給部から像担持体へ至るトナー搬送経路に沿ってトナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、トナー搬送経路上においてトナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、このトナー滞留部を環囲するケーシングと、このケーシングからトナー滞留部内へ突出する少なくとも1つの攪拌帯電部材とをそなえて構成され、現像装置本体に印加される現像バイアス電圧により、攪拌搬送部材および攪拌帯電部材に電荷が注入されることを特徴としている(請求項10)。
【0019】
なお、攪拌帯電部材が、板状部材であり、その表面がトナー滞留部内でのトナーの流れ方向に対して所定の角度を成すようにケーシングに取り付けられてもよい(請求項11)。
また、攪拌搬送部材が、トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、この軸部の外周から突設された連続螺旋フィンとから構成され、トナー滞留部が、連続螺旋フィンを部分的に切り欠くことにより軸部外周に形成されてもよい(請求項12)。
【0020】
さらに、攪拌搬送部材が、トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、この軸部の外周において軸部の軸方向に沿って所定の間隔をあけて突設配置された2以上の連続螺旋フィンとから構成され、この連続螺旋フィンの相互間における間隔に対応する軸部外周の空間がトナー滞留部として用いられてもよい(請求項13)。
【0021】
なお、トナー搬送経路に沿って2以上の攪拌搬送部材がそなえられ、トナー搬送経路上流側の攪拌搬送部材の軸部外周にトナー滞留部が形成されてもよい(請求項14)。
また、本発明の画像形成装置は、画像情報に基づいて潜像を形成される像担持体と、この像担持体上での現像を行なう現像部と、像担持体上で現像された像を媒体に転写する転写部と、現像部に現像バイアス電圧を印加する電源部とをそなえ、現像部が、トナー供給部から像担持体へ至るトナー搬送経路に沿ってトナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、トナー搬送経路上においてトナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、このトナー滞留部内において移動自在に保持される、少なくとも1つの導電材製の攪拌帯電補助部材と、トナーの通過を許容しながら攪拌帯電補助部材のトナー滞留部外への移動を規制する規制部材とをそなえて構成され、現像部に印加される現像バイアス電圧により、攪拌搬送部材および攪拌帯電補助部材に電荷が注入されることを特徴としている(請求項15)。
【0022】
さらに、本発明の画像形成装置は、画像情報に基づいて潜像を形成される像担持体と、この像担持体上での現像を行なう現像部と、像担持体上で現像された像を媒体に転写する転写部と、現像部に現像バイアス電圧を印加する電源部とをそなえ、現像部が、トナー供給部から像担持体へ至るトナー搬送経路に沿ってトナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、トナー搬送経路上においてトナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、このトナー滞留部を環囲するケーシングと、このケーシングからトナー滞留部内へ突出する少なくとも1つの攪拌帯電部材とをそなえて構成され、現像部に印加される現像バイアス電圧により、攪拌搬送部材および攪拌帯電部材に電荷が注入されることを特徴としている(請求項16)。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)第1実施形態の説明
図6は本実施形態の画像形成装置の構成を模式的に示す側面図であり、本第1実施形態の画像形成装置は、ホストコンピュータ等の上位装置から送信される画像情報に基づいて印刷用紙に印刷を施すものであって、図6に示すように、感光体ドラム(像担持体)51,現像部(現像装置)100,前帯電器52,露光部53,転写部54およびクリーニング部55等のほか、図示しないAC除電器やLED除電器などの各部品をそなえて構成されている。
【0024】
感光体ドラム51は、印刷時には、印刷用紙(媒体)50に接した状態で図6中の矢印aで示す方向に回転しながら、外周面上にトナー像が形成され、そのトナー像を印刷用紙50に転写するようになっている。
感光体ドラム51の外周部における転写部54の下流側位置には、クリーニングブラシ等によって感光体ドラム51の表面の排トナー等を収集するクリーニング部55が配設されている。
【0025】
感光体ドラム51の外周部におけるクリーニング部55の下流側位置には、前帯電器52が配設されており、感光体ドラム51は、この前帯電器52により、その表面が一様に帯電されるようになっている。そして、この前帯電器52は、図示しない制御部により、その帯電電圧を制御されるようになっている。
また、感光体ドラム51の外周部における前帯電器52の下流側位置には露光部53が配設されている。この露光部53は、LEDヘッド等からなり、感光体ドラム51の表面上に印刷する画像に応じた光学像を照射して静電潜像を形成するためのもので、露光用の光学ユニットである。
【0026】
感光体ドラム51の外周部における露光部53の下流側位置には、露光部53により形成された静電潜像を現像してトナー像を形成する現像部100が配設されている。現像部100には、現像用のトナーを現像部100に供給するトナー供給部(図示せず)が取り付けられている。
感光体ドラム51の外周部における現像部100の下流側で感光体ドラム51は印刷用紙50に接触し、転写部54によって感光体ドラム51上のトナー像が印刷用紙50へ転写されるようになっている。
【0027】
転写部54は、転写帯電器54aと分離帯電器54bとをそなえて構成され、印刷用紙50を挟んで感光体ドラム51と対向する位置に配設されている。
転写帯電器54aは、感光体ドラム51と印刷用紙50との接触位置において、トナー像の帯電電位と逆極性の電位でコロナ放電を発生し印刷用紙50を帯電させることにより、トナー像を感光体ドラム51から印刷用紙50に吸着/転写させるものである。
【0028】
分離帯電器54bは、印刷用紙50の搬送経路において転写帯電器54aよりも下流側に、この転写帯電器54aに隣接して配設され、感光体ドラム51から印刷用紙50を分離し易くすべく、トナー像転写後の印刷用紙50の電荷を相殺/除去するように印刷用紙50を帯電するものである。
なお、印刷用紙50に対する転写位置を通過した感光体ドラム51の外周面は、矢印a方向への回転に伴ってクリーニング部55を通過し、このクリーニング部55において、前述したごとく、その外周面の残留トナーを除去されるようになっている。
【0029】
また、本画像形成装置は、図示しない定着部をそなえて構成されており、印刷用紙50に転写されたトナー像はこの定着部において加熱溶融され定着されるようになっている。
図1は現像部の構成を説明するための図であって図2のA−A矢視断面図、図2はその平面図、図3は攪拌搬送スクリュウ1の部分斜視図、図4は規制部材8を説明するための部分斜視図、図5は図4の透視図であり、これらの図1〜図5を用いて現像部100について更に詳細に説明する。
【0030】
なお、便宜上、図2においては感光体ドラム51の図示を省略しており、同様に、図1〜図3においては規制部材8の図示を、又、図1および図5においては攪拌帯電補助部材6の図示をそれぞれ省略している。
本第1実施形態の画像形成装置における現像部100は、例えば、トナーとキャリア(磁性粉)とからなる二成分現像剤により感光体ドラム51を現像するものであり、図1に示すように、現像ローラ32,攪拌搬送スクリュウ(攪拌搬送部材)1,攪拌搬送スクリュウ21,筐体30,搬送パドル31をそなえて構成されている。
【0031】
現像ローラ32は、複数の搬送磁極を有する軸状の固定マグネットに、アルミニウム合金等の非磁性材料により中空円筒状に形成した回転スリーブを回転可能に外嵌して構成されており、この回転スリーブは、固定マグネットを固定した状態で、感光体ドラム51の回転方向(図1中矢印a方向)と連れ回る方向(図1中矢印b方向)に、図示しない駆動機構によって回転駆動されるようになっている。
【0032】
これにより、現像ローラ32は、搬送磁極の磁力により現像剤を回転スリーブの外周表面上に吸着した後、この現像剤を回転スリーブの外周面上に保持した状態で感光体ドラム51と現像ローラ32との間(現像領域)に搬送し、トナーにより感光体ドラム51を現像するようになっている。
また、現像ローラ32は、感光体ドラム51に近接した位置において、感光体ドラム51と平行に配設され、又、この現像ローラ32における感光体ドラム51の現像領域の位置よりも上流側であって、搬送パドル31に隣接する位置に配設されており、攪拌搬送スクリュウ1,21によって攪拌混合された現像剤を、搬送パドル31から受け取るようになっている。
【0033】
搬送パドル31は、現像ローラ32と平行に配設された回転軸から、この回転軸の全幅にわたって放射状に突設された複数(図1中では4枚)のパドルをそなえて構成されており、図示しない駆動機構により現像ローラ32と同一方向(図1中では矢印c方向)に回転駆動されるようになっており、これにより、現像剤を現像ローラ32に搬送するようになっている。
【0034】
攪拌搬送スクリュウ21は、図1および図2に示すように、搬送パドル31に隣接する位置に配設され、搬送パドル31や現像ローラ32と平行に配設された軸部材の外周に連続螺旋フィンを突設して構成され、図示しない駆動機構により現像ローラ32と同一方向(図1中では矢印d方向)に回転駆動されるようになっており、これにより、現像剤を攪拌しながらその回転軸方向(図2中では左側から右側)へ搬送するようになっている。
【0035】
攪拌搬送スクリュウ1は、図2および図3に示すように、軸部2と、この軸部2の外周から突設された連続螺旋フィン3とをそなえて構成され、攪拌搬送スクリュウ21に隣接する位置に、この攪拌搬送スクリュウ21と平行に配設されており、更に、この連続螺旋フィン3を部分的に切り欠くことにより軸部2の外周にトナー滞留部7が形成されている。
【0036】
なお、本第1実施形態においては、攪拌搬送スクリュウ1においては、連続螺旋フィン3を2箇所において部分的に切り欠くことにより、2箇所のトナー滞留部7が形成されている。
以下、トナー滞留部を示す符号としては、複数のトナー滞留部のうちの1つを特定する必要があるときには、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部を符号7aを用いて、又、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部を符号7bを用いてそれぞれ示すが、任意のトナー滞留部を指すときには符号7を用いる。
【0037】
各トナー滞留部7は、それぞれ攪拌搬送スクリュウ1の軸部2から放射状に 突設された複数(図3中では4枚)のパドル4により複数(図3中では4つ)の攪拌帯電室5−1〜5−4に区画されており、更に、これらの攪拌帯電室5−1〜5−4のうちの少なくとも1つ(本第1実施形態では攪拌帯電室5−1)には、図4および図5に示すような規制部材8が配設されており、更に、この規制部材8とパドル4,4とによって環囲された攪拌帯電室5−1には、少なくとも1つ(図3中では3つ)の球形の攪拌帯電補助部材6が移動自在に格納されるようになっている。
【0038】
また、これらの攪拌帯電補助部材6は、導電材により構成されており、具体的には、筐体30,攪拌搬送スクリュウ1,21と同様に、アルミ材,真鍮材,SUS303材等の非磁性金属材や、導電性樹脂材等により構成されている。
なお、以下、攪拌帯電室を示す符号としては、複数の攪拌帯電室のうちの1つを特定する必要があるときには、トナー滞留部7aにおける攪拌帯電室を符号5a−1〜5a−4を用いて、又、トナー滞留部7bにおける攪拌帯電室を符号5b−1〜5b−4を用いてそれぞれ示すが、任意のトナー滞留部を指すときには符号5−1〜5−4を用いる。
【0039】
規制部材8は、攪拌帯電室5−1を形成するパドル4,4の各端部を円弧状に連結する外周部8aと、攪拌帯電室5−1の入口部分と出口部分とにおいてそれぞれ外周部8aと軸部2とを連結する支柱8bとから構成されており、この規制部材8とパドル4,4とによって環囲された攪拌帯電室5−1に3つの攪拌帯電補助部材6を移動自在に格納するようになっており、現像剤(トナー)の攪拌搬送時に、現像剤(トナー)の通過を許容しながら攪拌帯電補助部材6のトナー滞留部7以外への移動を規制するようになっている。
【0040】
なお、この規制部材8も、攪拌搬送スクリュウ1等と同様に、導電材により構成されている。
また、攪拌搬送スクリュウ1は、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5a−1以外の攪拌帯電室5a−2〜5a−4を通過したトナーが、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5b−1を通過するように、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5a−1とトナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5b−1との位置関係が設定されている。
【0041】
具体的には、本第1実施形態においては、攪拌搬送スクリュウ1は、図2に示すように、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて配設されている4枚のパドル4と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bに配設されている4枚のパドル4とが、同位相となるように配設されており、更に、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて規制部材8と攪拌搬送補助部材6とが配設されている攪拌帯電室5a−1と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて規制部材8と攪拌搬送補助部材6とが配設されている攪拌帯電室5b−1とが、互いに約90°位相をずらして配設されている。
【0042】
なお、これらのトナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおける攪拌帯電室5a−1と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおける攪拌帯電室5b−1との位置関係は、種々の条件下で予め行なった現像剤(トナー)の帯電量の測定結果に基づき、最良の帯電状態を得ることができる位置関係を求める。
また、攪拌搬送スクリュウ1は、現像ローラ32や攪拌搬送スクリュウ21と平行に配設されており、更に、軸部2は図示しない駆動モータ(駆動源)によって回転駆動(図1中の矢印e方向)されるようになっており、これにより、図示しないトナー供給部から感光体ドラム51へ至るトナー搬送経路に沿って、その回転軸方向(図1中では右側から左側)へ現像剤(トナー)を攪拌しながら搬送するようになっている。
【0043】
さらに、上述の現像ローラ32,攪拌搬送スクリュウ1,21および搬送パドル31は、導電材製の筐体30に環囲されている。
また、上述の筐体30,攪拌搬送スクリュウ1,21,規制部材8および攪拌帯電補助部材6は、それぞれ非磁性の材料により構成されており、これにより、磁性粉であるキャリアの付着を防止するようになっている。
【0044】
さらに、上述の攪拌搬送スクリュウ1,21および筐体30には、図示しない電源部により、感光体ドラム51の外周面と逆極性の電位になるように現像バイアス電圧が印加されている。
本発明の第1実施形態としての画像形成装置は上述のごとく構成されているので、図示しないトナーホッパから供給されたトナーは、攪拌搬送スクリュウ1の連続螺旋スクリュウ3によって攪拌されながら搬送され、キャリアとともに攪拌混合されながら現像剤として搬送される。そして、この攪拌搬送により凝集しているトナーが分散させられる。
【0045】
また、この攪拌搬送される過程において、現像剤(トナー)は、バイアス電圧を印可された攪拌搬送スクリュウ1および筐体30に接触し、この現像剤(トナー)にもこれらの攪拌搬送スクリュウ1および筐体30を介して電荷が注入される。
さらに、攪拌搬送スクリュウ1によって搬送される現像剤(トナー)は、トナー搬送経路上におけるトナー滞留部7において一時的に滞留し、このトナー滞留部7に滞留している間に、攪拌帯電室5においてパドル4や筐体30によって更に攪拌混合され、トナーの凝集を分散させられるとともに、より多くの電荷が注入される。
【0046】
また、トナー滞留部7における、規制部材8および攪拌帯電補助部材6が配設された攪拌帯電室5−1においては、パドル4や規制部材8と接触することにより攪拌帯電補助部材6にも電荷が注入される。そして、この攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5−1を通過する現像剤(トナー)は、この攪拌帯電室5−1において攪拌帯電補助部材6や規制部材8に接触しながら攪拌されることによっても、その凝集トナーが分散され、又、電荷が注入される。
【0047】
さらに、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5a−1以外の攪拌帯電室5a−2〜5a−4を通過した現像剤(トナー)は、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5b−1を通過し、この攪拌帯電室5−1において攪拌帯電補助部材6等を介して電荷が注入される。
【0048】
そして、この攪拌搬送スクリュウ1によって攪拌搬送されるとともに電荷の注入を行なわれれた現像剤(トナー)は、攪拌搬送スクリュウ21によって更に攪拌搬送された後、搬送パドル31によって現像ローラ32に搬送される。
そして、現像ローラ32上に受け渡された現像剤(トナー)は、現像ローラ32の回転に伴って搬送され、現像ローラ32の外周面上に一定の厚さになるように保持された後、感光体ドラム51の静電潜像に現像剤中のトナーのみが付着し、感光体ドラム51上の静電潜像が現像される。
【0049】
このように、本発明の第1実施形態としての画像形成装置によれば、トナー滞留部7において、現像剤(トナー)がパドル4や筐体30によって攪拌混合されるので、これにより、現像剤の混合が十分に行なわれるとともにトナーの凝集が分散させられ、更に、パドル4によって電荷を注入される。
また、トナー滞留部7における、規制部材8および攪拌帯電補助部材6が配設された攪拌帯電室5−1においては、現像剤(トナー)が攪拌帯電補助部材6,パドル4および規制部材8と接触することにより、現像剤の混合が十分に行なわれるとともにトナーの凝集が分散させられ、更に、十分な電荷を注入される。
【0050】
さらに、規制部材8をトナー滞留部7における軸部2の外周に配設しているので、これにより、攪拌帯電補助部材6をトナー滞留部7内において移動可能に保持することができ、トナー滞留部7においてトナーを攪拌帯電することができるほか、攪拌搬送スクリュウ1を容易に構成することができ製造コストを低減することができる。
【0051】
また、トナー搬送経路に沿って2以上の攪拌搬送スクリュウ1,21をそなえ、トナー搬送経路上流側の攪拌搬送スクリュウ1の軸部2の外周にトナー滞留部7を形成しているので、攪拌搬送スクリュウ1によって現像剤(トナー)を搬送する間にトナーを攪拌・帯電することができ、形成される画像の品質を向上させることができる。
【0052】
さらに、攪拌帯電補助部材6が球形であるので、トナー滞留部7において、現像剤(トナー)の通過を妨げることなく攪拌・帯電することができるとともに、攪拌帯電スクリュウ1が回転する場合においても、攪拌帯電スクリュウ1や規制部材8と攪拌帯電補助部材6との間に生じる摩耗や振動,騒音等を低減することができる。
【0053】
図7は本第1実施形態の画像形成装置に用いられる攪拌搬送スクリュウ1と同様の形状を有する攪拌搬送スクリュウによって現像剤を攪拌搬送した場合における攪拌時間と帯電量との関係を示す図であり、従来の攪拌搬送スクリュウを用いて攪拌搬送した場合と比較して示す図である。
なお、図7に示す比較においては、本願の攪拌搬送スクリュウはトナー滞留部7が3箇所形成されており、又、従来の攪拌搬送スクリュウを使用した場合とスクリュウの回転速度やバイアス電圧等の諸条件を等しくして行なったものである。
【0054】
この図7に示すように、本攪拌搬送スクリュウを用いて現像剤(トナー)を搬送した場合には、トナー滞留部7において現像剤(トナー)が滞留している間に現像剤(トナー)の帯電量が飛躍的に上昇し、これにより、従来の攪拌搬送スクリュウを用いた場合と比較して、現像剤(トナー)を短時間で目標帯電量に帯電することができる。
【0055】
また、攪拌搬送スクリュウ1は、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて配設されている4枚のパドル4と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bに配設されている4枚のパドル4とが、同位相となるように配設されており、更に、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて規制部材8と攪拌搬送補助部材6とが配設されている攪拌帯電室5a−1と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて規制部材8と攪拌搬送補助部材6とが配設されている攪拌帯電室5b−1とが、互いに約90°位相をずらして配設されているので、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5a−1以外の攪拌帯電室5a−2〜5a−4を通過したトナーが、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5b−1を通過し、これにより、トナー滞留部7aにおいて攪拌帯電室5a−1を通過することができず、攪拌帯電補助部材6によって電荷を注入されなかった現像剤(トナー)が、トナー滞留部7bにおいて攪拌帯電室5b−1において攪拌帯電補助部材6によって電荷を注入されるので、現像剤(トナー)が均等に電荷を注入されて帯電ムラがなくなり、形成される画像の品質が向上する。
【0056】
従って、本第1実施形態の画像形成装置によれば、現像剤(トナー)の攪拌能力および帯電能力を向上させることができ、これにより、現像工程を高速化することができ、印刷を高速化することができるほか、現像装置を小型化することができ、更に、形成される画像の品質が向上する。
(B)第1実施形態における現像部の第1変形例の説明
図8は本発明の第1実施形態の画像形成装置における現像部の第1変形例を説明するための斜視図である。なお、この図8中においても規制部材8の図示を省略している。又、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
【0057】
本第1変形例の現像部における攪拌搬送スクリュウ1aも、図8に示すように、軸部2と、この軸部2の外周から突設された連続螺旋フィン3とをそなえて構成されており、又、この連続螺旋フィン3を部分的に切り欠くことにより軸部2の外周に2つのトナー滞留部7が形成されている。
なお、以下、トナー滞留部を示す符号としては、複数のトナー滞留部のうちの1つを特定する必要があるときには、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部を符号7aを用いて、又、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部を符号7bを用いてそれぞれ示すが、任意のトナー滞留部を指すときには符号7を用いる。
【0058】
また、本第1変形例における攪拌搬送スクリュウ1aにおいても、各トナー滞留部7a,7bは、それぞれ4枚のパドル4をそなえて構成されている。
本第1変形例における攪拌搬送スクリュウ1aは、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5a−1以外の攪拌帯電室5a−2〜5a−4を通過したトナーが、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5b−1を通過するように、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5a−1とトナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5b−1との位置関係が設定されている。
【0059】
具体的には、攪拌搬送スクリュウ1aは、図8に示すように、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて配設されている4枚のパドル4と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bに配設されている4枚のパドル4とが、互いに約45°位相をずらして配設されており、更に、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて規制部材8と攪拌搬送補助部材6とが配設されている攪拌帯電室5a−1と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて規制部材8と攪拌搬送補助部材6とが配設されている攪拌帯電室5b−1とが、互いに約135°位相をずらして配設されている。
【0060】
なお、上述の攪拌搬送スクリュウ1aの各トナー滞留部7a,7bにおけるパドル4の配置や、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおける攪拌帯電室5a−1と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおける攪拌帯電室5b−1との位置関係は、種々の条件下で予め行なった現像剤(トナー)の帯電量の測定結果に基づき、最良の帯電状態を得ることができる位置関係を求める。
【0061】
上述のごとく構成された攪拌搬送スクリュウ1aを有する画像形成装置(現像部)では、上述した第1実施形態の画像形成装置と同様に、図示しないトナーホッパから供給されたトナーは攪拌搬送スクリュウ1aによって攪拌されながら搬送され、キャリアとともに攪拌混合されながら現像剤として搬送される。
そして、現像剤(トナー)は、その搬送経路上において、攪拌搬送スクリュウ1aにより、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6aを保持する攪拌帯電室5a−1以外の攪拌帯電室5a−2〜5a−4を通過したトナーが、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6aを保持する攪拌帯電室5b−1を通過する。
【0062】
さらに、この攪拌搬送スクリュウ1aによって攪拌搬送されるとともに電荷の注入を行なわれれた現像剤(トナー)は、攪拌搬送スクリュウ21によって更に攪拌搬送された後、搬送パドル31によって現像ローラ32に搬送される。
このように、本発明の第1実施形態の第1変形例としての画像形成装置によっても、上述した第1実施形態と同様に、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5a−1以外の攪拌帯電室5a−2〜5a−4を通過したトナーが、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6を保持する攪拌帯電室5b−1を通過し、これにより、トナー滞留部7aにおいて攪拌帯電室5a−1を通過することができず、攪拌帯電補助部材6によって電荷を注入されなかった現像剤(トナー)が、トナー滞留部7bにおいて攪拌帯電室5b−1において攪拌帯電補助部材6によって電荷を注入されるので、現像剤(トナー)が均等に電荷が注入されて帯電ムラがなくなり、形成される画像の品質を向上させることができる。
【0063】
(C)第1実施形態における現像部の第2変形例の説明
図9は本発明の第1実施形態の画像形成装置における現像部の第2変形例を説明するための斜視図であり、本第2変形例における現像部は、図9に示すように、第1変形例の攪拌帯電補助部材6に代えて、1つの円筒形の攪拌帯電補助部材6′をそなえて構成されている。
【0064】
なお、この図9中においても規制部材8の図示を省略しており、又、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
上述のごとく構成された第2変形例の現像部を有する画像形成装置によれば、第1変形例の画像形成装置と同様の作用効果を得ることができる。
【0065】
(D)第1実施形態における現像部の第3変形例の説明
図10は本発明の第1実施形態の画像形成装置における現像部の第3変形例を説明するための側断面図であり、本第3変形例の現像部100′における攪拌搬送スクリュウ1cでは、図10に示すように、各トナー帯電部7が、それぞれ攪拌搬送スクリュウ1の軸部2から放射状に突設された2枚のパドル4により2つの攪拌帯電室5に区画されている。
【0066】
なお、この図10中においても規制部材8の図示を省略しており、又、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
また、攪拌帯電室のうちの少なくとも1つには、上述の第1実施形態と同様に、規制部材8が配設されており、更に、この規制部材8をそなえた攪拌帯電室には、上述の第1実施形態のような少なくとも1つの攪拌帯電補助部材6や、第2変形例のような攪拌帯電補助部材6′が移動自在に格納されるようになっている(図示省略)。
【0067】
上述のごとく構成された攪拌搬送スクリュウ1cを有する画像形成装置(現像部100′)によれば、第1変形例および第2変形例と同様の作用効果を得ることができるほか、攪拌搬送スクリュウ1cを簡易に構成することができるので、製造コストを低減することができる。
(E)第1実施形態における現像部の第4変形例の説明
図11は本発明の第1実施形態の画像形成装置における現像部の第4変形例を説明するための側断面図であり、本第4変形例における現像部100″は、図11に示すように、第3変形例における現像部100′の攪拌搬送スクリュウ21に代えて攪拌搬送スクリュウ(攪拌搬送部材)1cをそなえて構成されている。
【0068】
なお、この図10中においても規制部材8の図示を省略しており、又、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
上述のごとく構成された現像部100″を有する画像形成装置によれば、第3変形例と同様の作用効果を得ることができるほか、トナー搬送経路に沿って2つの攪拌搬送スクリュウ1cをそなえるとともに、トナー搬送経路下流側の攪拌搬送スクリュウ1cにもトナー滞留部7が形成されているので、現像剤(トナー)を確実に攪拌することができるとともに帯電させることができるので、現像剤(トナー)の攪拌能力および帯電能力を向上させることができ、これにより、現像工程を高速化することができるほか、従来の現像装置と比較して現像装置を小型化することができ、更に、形成される画像の品質を向上させることができる。
【0069】
(F)第2実施形態の説明
本発明の第2実施形態としての画像形成装置は、第1実施形態の画像形成装置の現像部100に代えて、図12や図13に示すような現像部101をそなえて構成されている。
図12は本発明の第2実施形態としての画像形成装置における現像部101の要部構成を示す斜視図、図13は第2実施形態における攪拌搬送スクリュウ10の要部を一部破断して示す側面図である。なお、この図12中においては現像ローラや感光体ドラム等の図示を省略している。
【0070】
現像部101は、トナーを感光体ドラム(像担持体)に供給してこの感光体ドラム上での現像を行なうものであって、図12に示すように、攪拌搬送スクリュウ(攪拌搬送部材)10,トナー滞留部7′,ケーシング33および攪拌帯電部材9をそなえて構成されている。
攪拌搬送スクリュウ10は、図示しないトナー供給部から感光体ドラムへ至るトナー搬送経路に沿って現像剤(トナー)を攪拌しながら搬送するものであって、図1に示す第1実施形態における攪拌搬送スクリュウ1と同様に、感光体ドラムや現像ローラと平行に配設されている。
【0071】
そして、本第2実施形態における現像部101は、2つの攪拌搬送スクリュウ10をそなえて構成されており、これらの2つの攪拌搬送スクリュウ10は、互いに平行に配設されている。
なお、以下、攪拌搬送スクリュウを示す符号としては、複数のトナー滞留部のうちの1つを特定する必要があるときには、トナー搬送経路上流側の攪拌搬送スクリュウを符号10aを用いて、又、トナー搬送経路下流側の攪拌搬送スクリュウを符号10bを用いてそれぞれ示すが、任意の攪拌搬送スクリュウを指すときには符号10を用いる。
【0072】
攪拌搬送スクリュウ10は、図12に示すように、軸部11とこの軸部11の外周から突設された連続螺旋フィン12とをそなえて構成されており、更に、この連続螺旋フィン12を部分的に切り欠くことにより軸部11の外周にトナー滞留部7′が形成されている。
なお、本第2実施形態においては、攪拌搬送スクリュウ10においては、連続螺旋フィン12を2箇所において部分的に切り欠くことにより、2箇所のトナー滞留部7′が形成されている。
【0073】
また、各攪拌搬送スクリュウ10およびトナー滞留部7′はケーシング33によって環囲されている。
さらに、各トナー滞留部7′においては、図12および図13に示すように、少なくとも1つ(図12,図13中では2つ)の板状部材からなる攪拌帯電部材9がそれぞれケーシング33からトナー滞留部7′内に突出している。
【0074】
この攪拌帯電部材9は、図13に示すように、その表面がトナー滞留部7′内でのトナーの流れ方向に対して所定の角度を成すように配設されている。なお、各攪拌帯電部材9は、軸部11よりも下側に配設することにより、滞留している現像剤(トナー)に埋設されるようにすることが望ましい。
また、上述の攪拌搬送スクリュウ10,ケーシング33および攪拌帯電部材9は導電材により構成されており、具体的には、アルミ材,真鍮材,SUS303材等の非磁性金属材や導電性樹脂材等により構成されている。
【0075】
さらに、現像部101には図示しない電源部により、感光体ドラムの外周面を逆極性の現像バイアス電圧が印加されており、これにより、攪拌搬送スクリュウ10,ケーシング33および攪拌帯電部材9に電荷が注入されるようになっている。
また、軸部11は図示しない駆動源により回転駆動されるようになっており、これにより、現像剤(トナー)が連続螺旋フィン12によって所定方向(図13中では、攪拌搬送スクリュウ10aにおいては右側から左側、又、攪拌搬送スクリュウ10bにおいては左側から右側)に搬送されるようになっている。そして、このトナー搬送経路上において、トナー滞留部7′はトナーを一時的に滞留させるようになっている。
【0076】
本発明の第2実施形態としての画像形成装置における現像部101は上述のごとく構成されているので、図示しないトナーホッパから供給されたトナーは攪拌搬送スクリュウ10aの連続螺旋スクリュウ12によって攪拌されながら搬送され、キャリアとともに攪拌混合されながら現像剤として搬送される。そして、この攪拌搬送により凝集しているトナーが分散させられる。
【0077】
また、この攪拌搬送される過程において、現像剤(トナー)は、バイアス電圧を印可された攪拌搬送スクリュウ10aおよびケーシング33に接触し、この現像剤(トナー)にもこれらの攪拌搬送スクリュウ10aおよびケーシング33を介して電荷が注入される。
さらに、攪拌搬送スクリュウ10aによって搬送される現像剤(トナー)は、トナー搬送経路上におけるトナー滞留部7′において一時的に滞留し、このトナー滞留部7′において、攪拌帯電部材9やケーシング33と接触することにより、更に、その凝集トナーが分散されるとともに、電荷が注入される。
【0078】
そして、トナー搬送経路上流側の攪拌搬送スクリュウ10aによって搬送された現像剤(トナー)は、今度は、トナー搬送経路下流側の攪拌搬送スクリュウ10bによって同様に攪拌搬送され、この攪拌搬送スクリュウ10bにおいても、その搬送過程において、トナー滞留部7′で、その凝集トナーが分散されるとともに、電荷が注入される。
【0079】
また、攪拌搬送スクリュウ10によって攪拌搬送されるとともに電荷の注入を行なわれれた現像剤(トナー)は、搬送パドルによって現像ローラに搬送され、この現像ローラ上に受け渡された現像剤(トナー)は、現像ローラの回転に伴って搬送され、現像ローラの外周面上に一定の厚さになるように保持された後、感光体ドラムの静電潜像に現像剤中のトナーのみが付着し、感光体ドラム上の静電潜像が現像される。
【0080】
このように、本発明の第2実施形態としての画像形成装置(現像部101)によれば、上述した第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる他、攪拌搬送スクリュウ10を簡易な構成で形成することができるので製造コストを低減することができる。 また、攪拌帯電部材9が、板状部材であり、その表面がトナー滞留部内でのトナーの流れ方向に対して所定の角度を成すようにケーシング33に取り付けられているので、これにより、トナーを効率よく攪拌・帯電することができる。
【0081】
(G)その他
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した各実施形態では、攪拌搬送スクリュウ1,1a,1c,10においては、連続螺旋フィン3,12を2箇所において部分的に切り欠くことにより、トナー滞留部7,7′を形成しているが、それに限定するものではなく、軸部2,11の外周において各軸部2,11の軸方向に沿って所定の間隔をあけて2以上の連続螺旋フィンを突設配置し、これらの連続螺旋フィンの相互間における間隔に対応する軸部2,11の外周の空間をトナー滞留部として用いてもよい。
【0082】
また、上述した各実施形態では、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を用いて現像する場合について説明したが、それに限定するものではなく、トナーのみからなる1成分現像剤を用いて現像してもよい。
さらに、上述した各実施形態では、攪拌搬送スクリュウ1,1a,1c,10において、それぞれ2箇所のトナー滞留部7,7′を形成しているが、それに限定するものではなく、トナー滞留部7,7′を1箇所だけ、若しくは、3箇所以上形成してもよい。
【0083】
またさらに、上述した第1実施形態においては、攪拌帯電室5−1に攪拌帯電補助部材6を3つ保持しているが、それに限定するものではなく、攪拌帯電補助部材6を1つだけ、若しくは、2つ以上保持してもよい。
同様に、上述した第1実施形態の第2変形例においては、攪拌帯電室5−1に攪拌帯電補助部材6′を1つ保持しているが、それに限定するものではなく、攪拌帯電補助部材6′を2つ以上保持してもよい。
【0084】
また、上述した第1実施形態の第1および第2変形例においては、攪拌搬送スクリュウ1aにおいて、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて配設されている4枚のパドル4と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bに配設されている4枚のパドル4とを、互いに約45°位相をずらして配設しているが、それに限定するものではなく、連続螺旋フィン3のピッチや大きさ,軸部2の回転速度,現像剤(トナー)の搬送量等の諸条件に応じて、現像剤(トナー)の帯電分布が最適な状態となるように、任意の角度分、位相をずらして配設してもよい。
【0085】
さらに、上述した第1実施形態の第1および第2変形例においては、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて規制部材8と攪拌搬送補助部材6(6′)とが配設されている攪拌帯電室5a−1と、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて規制部材8と攪拌搬送補助部材6(6′)とが配設されている攪拌帯電室5b−1とが、互いに約135°位相をずらして配設されているが、それに限定するものではなく、連続螺旋フィン3のピッチや大きさ,軸部2の回転速度,現像剤(トナー)の搬送量等の諸条件に応じて、現像剤(トナー)の帯電分布が最適な状態となるように、任意の角度分、位相をずらして配設してもよい。
【0086】
またさらに、上述した第1実施形態およびその第1若しくは第2変形例においては、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6(6′)を保持する攪拌帯電室5a−1以外の攪拌帯電室5a−2〜5a−4を通過した現像剤(トナー)が、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6(6′)を保持する攪拌帯電室5b−1を通過するように、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部7aにおいて攪拌帯電補助部材6(6′)を保持する攪拌帯電室5a−1とトナー搬送経路下流側のトナー滞留部7bにおいて攪拌帯電補助部材6(6′)を保持する攪拌帯電室5b−1との位置関係を設定しているが、それに限定するものではなく、各トナー滞留部7a,7bにおいて、最も多くの現像剤(トナー)が通過する攪拌帯電室に攪拌帯電補助部材6(6′)を保持するように構成してもよい。
【0087】
また、上述した第1実施形態の第4変形例では、2つの攪拌搬送スクリュウ1cを平行に配設して現像剤(トナー)を攪拌搬送しているが、それに限定するものではなく、例えば、上述した攪拌搬送スクリュウ1,1a,10から任意に2つの攪拌搬送スクリュウを2つ選択して、互いに平行に配設してもよく、更に、トナー搬送経路上流側にのみ攪拌搬送スクリュウ1cを配設し、トナー搬送経路下流側にはトナー滞留部7を有しない攪拌搬送スクリュウ21をそなえてもよい。
【0088】
さらに、上述した第2実施形態では、2つの攪拌搬送スクリュウ10(10a,10b)を平行に配設して現像剤(トナー)を攪拌搬送しているが、それに限定するものではなく、例えば、トナー搬送経路上流側にのみ攪拌搬送スクリュウ10aを配設し、トナー搬送経路下流側にはトナー滞留部7′を有しない攪拌搬送スクリュウ21をそなえてもよく、又、トナー搬送経路下流側に上述した攪拌搬送スクリュウ1,1a,1c等をそなえてもよい。
【0089】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の現像装置および画像形成装置によれば、現像装置(現像部)が、トナー搬送経路に沿ってトナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、トナー搬送経路上においてトナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、このトナー滞留部内において移動自在に保持される、少なくとも1つの導電材製の攪拌帯電補助部材と、トナーの通過を許容しながら攪拌帯電補助部材のトナー滞留部外への移動を規制する規制部材とをそなえて構成され、現像装置本体に印加される現像バイアス電圧により、攪拌搬送部材および攪拌帯電補助部材に電荷が注入されるので、トナー滞留部において、トナーが攪拌帯電補助部材によって攪拌されトナーの凝集が分散させられるので攪拌能力が向上して画像の品質が向上し、又、攪拌搬送部材および攪拌帯電補助部材を介してトナーにも電荷が注入されるので帯電能力が向上し、トナーを短時間で帯電することができることから現像工程ひいては印刷を高速化することができ、更に、装置を小型化することができる利点がある(請求項1,請求項15)。
【0090】
なお、攪拌搬送部材を、トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、この軸部の外周から突設された連続螺旋フィンとから構成し、トナー滞留部を、連続螺旋フィンを部分的に切り欠くことにより軸部外周に形成してもよく、又、攪拌搬送部材を、トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、この軸部の外周において軸部の軸方向に沿って所定の間隔をあけて突設配置された2以上の連続螺旋フィンとから構成し、これらの連続螺旋フィンの相互間における間隔に対応する軸部外周の空間を該トナー滞留部として用いてもよく、これらにより、トナー滞留部を容易に形成することができ製造コストを低減することができるほか、確実にこのトナー滞留部においてトナーを攪拌帯電することができる利点がある(請求項2,請求項3,請求項12,請求項13)。
【0091】
また、規制部材をトナー滞留部における軸部外周に配設してもよく、これにより、攪拌帯電補助部材をトナー滞留部内において移動可能に保持することができ、トナー滞留部においてトナーを攪拌帯電することができるほか、攪拌搬送部材を容易に構成することができ製造コストを低減することができる利点がある(請求項4)。
【0092】
さらに、トナー滞留部を、攪拌搬送部材の軸部から放射状に突設された複数の板状部材により複数の攪拌帯電室に区画し、これらの複数の攪拌帯電室のうちの少なくとも1つに攪拌帯電補助部材を移動自在に保持してもよく、これによっても、攪拌帯電補助部材をトナー滞留部内において移動可能に保持することができ、トナー滞留部においてトナーを攪拌帯電することができるほか、攪拌搬送部材を容易に構成することができ製造コストを低減することができる利点がある(請求項5)。
【0093】
また、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室以外の攪拌帯電室を通過したトナーが、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室を通過するように、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室とトナー搬送経路下流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室との位置関係を設定してもよく、これにより、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室を通過することができず、攪拌帯電補助部材によって電荷を注入されなかったトナーが、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部において攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室において攪拌帯電補助部材によって電荷を注入されるので、トナーが均等に電荷を注入されて帯電ムラがなくなり、形成される画像の品質が向上する利点がある(請求項6)
さらに、トナー搬送経路に沿って2以上の攪拌搬送部材をそなえ、トナー搬送経路上流側の攪拌搬送部材の軸部外周にトナー滞留部を形成してもよく、これにより、上流側の攪拌搬送部材によってトナーを搬送する間にトナーを攪拌・帯電することができ、形成される画像の品質を向上させることができる利点がある(請求項7,請求項14)。
【0094】
なお、攪拌帯電補助部材が球形であってもよく、又、攪拌帯電補助部材が円筒形であってもよく、これらにより、トナー滞留部において、トナーの通過を妨げることなく攪拌・帯電することができるとともに、攪拌帯電部材が回転する場合においても、攪拌帯電部材や規制部材と攪拌帯電補助部材との間に生じる摩耗や振動,騒音等を低減することができる利点がある(請求項8,請求項9)。
【0095】
また、本発明の現像装置および画像形成装置によれば、現像装置(現像部)が、トナー搬送経路に沿ってトナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、トナー搬送経路上においてトナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、このトナー滞留部を環囲するケーシングと、このケーシングからトナー滞留部内へ突出する少なくとも1つの攪拌帯電部材とをそなえて構成され、現像装置本体に印加される現像バイアス電圧により、攪拌搬送部材および攪拌帯電部材に電荷が注入されるので、トナー滞留部において、トナーが攪拌帯電部材によって攪拌されトナーの凝集が分散させられるので攪拌能力が向上して画像の品質が向上し、又、攪拌搬送部材および攪拌帯電部材を介してトナーにも電荷が注入されるので帯電能力が向上し、トナーを短時間で帯電することができることから現像工程ひいては印刷を高速化することができ、更に、装置を小型化することができる利点がある(請求項10,請求項16)。
【0096】
なお、攪拌帯電部材が、板状部材であり、その表面がトナー滞留部内でのトナーの流れ方向に対して所定の角度を成すようにケーシングに取り付けられてもよく、これにより、トナーを効率よく攪拌・帯電することができる利点がある(請求項11)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての画像形成装置における現像部の構成を説明するための図(図2のA−A矢視断面図)である。
【図2】第1実施形態の現像部の平面図である。
【図3】第1実施形態の現像部における攪拌搬送スクリュウの部分斜視図である。
【図4】第1実施形態の現像部における規制部材を説明するための部分斜視図である。
【図5】図4の透視図である。
【図6】本発明の第1実施形態としての画像形成装置の構成を模式的に示す側面図である。
【図7】第1実施形態の画像形成装置に用いられる攪拌搬送スクリュウと同様の形状を有する攪拌搬送スクリュウによって現像剤を攪拌搬送した場合における攪拌時間と帯電量との関係を示す図である。
【図8】第1実施形態の画像形成装置における現像部の第1変形例を説明するための斜視図である。
【図9】第1実施形態の画像形成装置における現像部の第2変形例を説明するための斜視図である。
【図10】第1実施形態の画像形成装置における現像部の第3変形例を説明するための側断面図である。
【図11】第1実施形態の画像形成装置における現像部の第4変形例を説明するための側断面図である。
【図12】本発明の第2実施形態としての画像形成装置における現像部の要部構成を示す斜視図である。
【図13】第2実施形態の現像部における攪拌搬送スクリュウの要部を一部破断して示す側面図である。
【図14】印刷装置における現像剤の帯電量の分布状態の一例を示す図である。
【符号の説明】
1,1a,1c,10 攪拌搬送スクリュウ(攪拌搬送部材)
2,11 軸部
3,12 連続螺旋フィン
4 パドル(板状部材)
5,5−1〜5−4,5a−1〜5a−4,5b−1〜5b−4 攪拌帯電室
6,6′ 攪拌帯電補助部材
7,7′ トナー滞留部
8 規制部材
9 攪拌帯電部材
11 軸部
21 攪拌搬送スクリュウ
30 筐体
31 搬送パドル
32 現像ローラ
33 ケーシング
50 印刷用紙(媒体)
51 感光体ドラム(像担持体)
54 転写部
100,100′,100″,101 現像部(現像装置)
Claims (16)
- トナーを像担持体に供給して該像担持体上での現像を行なう現像装置であって、
トナー供給部から該像担持体へ至るトナー搬送経路に沿って該トナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、
該トナー搬送経路上において該トナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、
該トナー滞留部内において移動自在に保持される、少なくとも1つの導電材製の攪拌帯電補助部材と、
該トナーの通過を許容しながら該攪拌帯電補助部材の該トナー滞留部外への移動を規制する規制部材とをそなえて構成され、
現像装置本体に印加される現像バイアス電圧により、該攪拌搬送部材および該攪拌帯電補助部材に電荷が注入されることを特徴とする、現像装置。 - 該攪拌搬送部材が、該トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、該軸部の外周から突設された連続螺旋フィンとから構成され、
該トナー滞留部が、該連続螺旋フィンを部分的に切り欠くことにより該軸部外周に形成されることを特徴とする、請求項1記載の現像装置。 - 該攪拌搬送部材が、該トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、該軸部の外周において該軸部の軸方向に沿って所定の間隔をあけて突設配置された2以上の連続螺旋フィンとから構成され、
該連続螺旋フィンの相互間における前記間隔に対応する該軸部外周の空間が該トナー滞留部として用いられることを特徴とする、請求項1記載の現像装置。 - 該規制部材が、該トナー滞留部における該軸部外周に配設されていることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の現像装置。
- 該トナー滞留部が、該攪拌搬送部材の該軸部から放射状に突設された複数の板状部材により複数の攪拌帯電室に区画され、
該複数の攪拌帯電室のうちの少なくとも1つに該攪拌帯電補助部材が移動自在に保持されることを特徴とする、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の現像装置。 - 2以上の該トナー滞留部がそなえられるとともに、各トナー滞留部が、該攪拌搬送部材の該軸部から放射状に突設された複数の板状部材により複数の攪拌帯電室に区画され、
各トナー滞留部において、該複数の攪拌帯電室のうちの少なくとも1つに該攪拌帯電補助部材が移動自在に保持され、
トナー搬送経路上流側のトナー滞留部において該攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室以外の攪拌帯電室を通過したトナーが、トナー搬送経路下流側のトナー滞留部において該攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室を通過するように、トナー搬送経路上流側のトナー滞留部において該攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室とトナー搬送経路下流側のトナー滞留部において該攪拌帯電補助部材を保持する攪拌帯電室との位置関係が設定されていることを特徴とする、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の現像装置。 - 該トナー搬送経路に沿って2以上の該攪拌搬送部材がそなえられ、トナー搬送経路上流側の攪拌搬送部材の軸部外周に該トナー滞留部が形成されていることを特徴とする、請求項2〜請求項6のいずれか1項に記載の現像装置。
- 該攪拌帯電補助部材が球形であることを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の現像装置。
- 該攪拌帯電補助部材が円筒形であることを特徴とする、請求項1〜請求項7のいずれか1項に該載の現像装置。
- トナーを像担持体に供給して該像担持体上での現像を行なう現像装置であって、
トナー供給部から該像担持体へ至るトナー搬送経路に沿って該トナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、
該トナー搬送経路上において該トナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、
該トナー滞留部を環囲するケーシングと、
該ケーシングから該トナー滞留部内へ突出する少なくとも1つの攪拌帯電部材とをそなえて構成され、
現像装置本体に印加される現像バイアス電圧により、該攪拌搬送部材および該攪拌帯電部材に電荷が注入されることを特徴とする、現像装置。 - 該攪拌帯電部材が、板状部材であり、その表面が該トナー滞留部内での該トナーの流れ方向に対して所定の角度を成すように該ケーシングに取り付けられていることを特徴とする、請求項10記載の現像装置。
- 該攪拌搬送部材が、該トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、該軸部の外周から突設された連続螺旋フィンとから構成され、
該トナー滞留部が、該連続螺旋フィンを部分的に切り欠くことにより該軸部外周に形成されることを特徴とする、請求項10または請求項11に記載の現像装置。 - 該攪拌搬送部材が、該トナー搬送経路に沿って配置されるとともに駆動源により回転駆動される軸部と、該軸部の外周において該軸部の軸方向に沿って所定の間隔をあけて突設配置された2以上の連続螺旋フィンとから構成され、
該連続螺旋フィンの相互間における前記間隔に対応する該軸部外周の空間が該トナー滞留部として用いられることを特徴とする、請求項10または請求項11に記載の現像装置。 - 該トナー搬送経路に沿って2以上の該攪拌搬送部材がそなえられ、トナー搬送経路上流側の攪拌搬送部材の軸部外周に該トナー滞留部が形成されていることを特徴とする、請求項12または請求項13に記載の現像装置。
- 画像情報に基づいて潜像を形成される像担持体と、
該像担持体上での現像を行なう現像部と、
該像担持体上で現像された像を媒体に転写する転写部と、
該現像部に現像バイアス電圧を印加する電源部とをそなえ、
該現像部が、
トナー供給部から該像担持体へ至るトナー搬送経路に沿って該トナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、
該トナー搬送経路上において該トナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、
該トナー滞留部内において移動自在に保持される、少なくとも1つの導電材製の攪拌帯電補助部材と、
該トナーの通過を許容しながら該攪拌帯電補助部材の該トナー滞留部外への移動を規制する規制部材とをそなえて構成され、
該現像部に印加される前記現像バイアス電圧により、該攪拌搬送部材および該攪拌帯電補助部材に電荷が注入されることを特徴とする、画像形成装置。 - 画像情報に基づいて潜像を形成される像担持体と、
該像担持体上での現像を行なう現像部と、
該像担持体上で現像された像を媒体に転写する転写部と、
該現像部に現像バイアス電圧を印加する電源部とをそなえ、
該現像部が、
トナー供給部から該像担持体へ至るトナー搬送経路に沿って該トナーを攪拌しながら搬送する、少なくとも1つの導電材製の攪拌搬送部材と、
該トナー搬送経路上において該トナーを一時的に滞留させうる、少なくとも1つのトナー滞留部と、
該トナー滞留部を環囲するケーシングと、
該ケーシングから該トナー滞留部内へ突出する少なくとも1つの攪拌帯電部材とをそなえて構成され、
該現像部に印加される前記現像バイアス電圧により、該攪拌搬送部材および該攪拌帯電部材に電荷が注入されることを特徴とする、画像形成装置。
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