JP5060192B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真の現像装置、特に、補給されたトナーを収容するホッパー部と現像を行うバッファ部とを備えた現像装置およびそれを用いた画像形成装置に関する。
従来、1成分現像装置は低コストな現像装置を提供するには有利なシステムであったが、その耐久性においては、現像装置内で生じるトナー粒径選別などの影響による画質低下のため、長寿命の達成が非常に難しかった。このため、現像装置を現像部とトナー収容部の2室に分割し、トナー収容部から現像部にトナーを追加供給しながら、現像部のトナー粒径を一定に保ち、耐久時においても画質低下を防ぐ現像装置が提案された。このような現像装置としては、例えば特許文献1の現像装置が挙げられる。この現像装置は、図5に示すように、トナー収容部72とトナー供給部71を隔てる壁に開口を設け、その開口に逆流防止弁78を設けることで、トナー供給部71からトナー収容部72へのトナーの逆流を防止し、トナー粒径選別による画質低下のない現像装置を達成していた。また、この現像装置においては、トナー供給部71にトナーが充填されて滞留し、規制部材75との間で荷電不良を引き起こしたり、現像装置のトルクが上昇して不具合を起こさないように、逆流防止弁78の自由端のトナー供給部71側に突起78aを設けて、トナーがトナー供給部71に過充填されるのを防止していた。なお、図5で、符号73はトナー担持体、74はトナー供給部材、76はシール部材、77はトナー送り部材である。
しかしながら、前記した従来技術のような構成では、逆流防止弁のためにトナーはトナー供給部71内に滞留し、特に低濃度印字原稿にて長期印刷された場合、非常に狭いトナー供給部71内でトナーが消費されないために規制部材による摩擦等により加速的に劣化が進む。その結果、濃度低下、画像カブリ、トナー飛散などの数々の画像不具合が生じた。また、トナー収容部72とトナー供給部71でのトナー劣化レベル差が大きくなりすぎることから、双方のトナー間で帯電不良を起こし、画像上カブリ(トナー補給カブリ)となって現れることがあった。特に、このような場合にトナー補給がなされると、画像不具合がより顕著になるという問題があった。
特開2003−255687号公報
本発明の課題は、補給されたトナーを収容するトナー収容部と現像を行うトナー供給部を備えた現像装置において、低濃度印字で長期印刷された場合においてもトナー劣化による画質低下のない現像装置を提供することにある。
上記課題を解決するための現像装置および画像形成装置は、以下の構成を有する。
(1)回転体の周方向に沿って配設され、静電潜像担持体に対向する現像位置に前記回転体を選択的に回転移動させて前記静電潜像担持体上の潜像を現像する現像装置であって、トナーが補給され内部にトナー攪拌部材が設けられたトナー収容室と、供給ローラおよび現像ローラが設けられたトナー供給室の2室からなり、該2室は開口部を有する仕切り壁により仕切られ、前記開口部は前記供給ローラの軸心より上側に設けられ、前記仕切り壁のトナー供給室側で前記開口部の下側に庇状部材の一端を固定し、他端を自由端として可動するよう設け、前記庇状部材の自由端に重りを取付け、前記現像装置の回転に伴って自重で可動し、前記開口部を開閉し開状態において前記供給ローラ上面を庇状に覆うように構成したことを特徴とする現像装置
(2)前記仕切り壁の前記トナー収容室側で前記開口部より下側から上方に向けて仕切り部材が立設され、前記仕切り部材と前記仕切り壁との間隙を通路とし、該通路の一端が前記トナー収容室と、他端が前記開口部を介して前記トナー供給室と、それぞれ連通していることを特徴とする(1)記載の現像装置。
)(1)又は(2)に記載の現像装置を各色ごとに複数備え、前記各現像装置を回転体の周方向に沿って配設し、前記現像装置を静電潜像担持体に対向する現像位置に前記回転体を選択的に回転移動させて現像色を切り替え、前記静電潜像担持体上の潜像を現像することを特徴とする画像形成装置。
本発明の現像装置によれば、トナー収容室とトナー供給室間を隔てる仕切り壁に開口部を設け、該開口部と供給ローラ間に自由端を有する庇状部材を設けたので、現像装置の回転に伴う庇状部材の可動により、前記開口部を開閉し開状態において前記供給ローラの上面を庇状に覆うので、トナー収容室とトナー供給室間でのトナーの循環を適正に確保するとともに、トナー収容室からトナー供給室に供給されるトナーは直接供給ローラ上には到達しないでトナー供給室のトナーと混合される。その結果、低濃度印字で長期印刷された場合においても、容量の小さいトナー供給室でのトナー劣化を抑制できると共に、トナー劣化レベルの異なるトナーが直接供給ローラ上に供給されるのを抑制でき、トナー劣化に伴う画像低下を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(現像装置)
本発明の現像装置は、図1に示すように、感光体13に対向配置可能な現像ローラ3と供給ローラ4を設けたトナー供給室1(以下で、バッファ部という。)と、外部からトナーの補給が可能で、トナーを攪拌しバッファ部1にトナーを供給するためのトナー攪拌部材7を設けたトナー収容室2(以下で、ホッパー部という。)とが仕切り壁9を介して設けられている。前記仕切り壁9には、供給ローラ4の軸心より高い位置に開口部9aが設けられている。また、庇状部材8が一端を前記仕切り壁9のバッファ部1側で前記開口部9aの下側に固定し、他端を自由端として可動するよう設けられている。前記庇状部材8は自由端に重り8aが取付けられ、前記現像装置31が回転した際自重で可動して、前記開口部9aを開閉し開状態において前記供給ローラ4上面を庇状に覆うように構成されている。ここで「庇状に覆う」とは、前記庇状部材8が前記供給ローラ4と接することなく、供給ローラ4の上面に対向して配設することを意味する。また、上記で下側とは、後述する図2において、前記仕切り壁9が接する回転枠15の放射状に延びた仕切り枠側をいい、その反対方向を上側という。
ホッパー部2では、トナー攪拌部材7が図1に示す矢印方向に回転し、攪拌羽根7aによりホッパー部2内のトナーが攪拌されると共に、開口部9a付近では攪拌羽根7aによってトナーが跳ね上げられることにより、開口部9aを介してバッファ部1にトナーが流入する。前記開口部9aは、供給ローラ4の軸心より高い位置に設けられることでバッファ部1にトナーを適正に流入させることができる。前記開口部9aを、供給ローラ4の軸心より低い位置に設けると、前記庇状部材8を前記仕切り壁9側により傾けて配設することになり、バッファ部1へのトナーの流入が困難となるので好ましくない。
また、バッファ部1へのトナーの流入は、現像装置31の回転に伴い、重力によりトナーが開口部9aに到達し該開口部9aを介して行われる。
バッファ部1には、感光体13上に形成された潜像を現像する現像ローラ3と、該現像ローラ3に当接してトナーを供給する供給ローラ4と、供給された現像ローラ3上のトナーの層厚を圧接して規制すると共に、トナーを帯電させる規制部材5と、現像後の現像ローラ3上のトナー層が現像装置31に戻る部分をシールするシール部材6と、が設けられている。
上記構成とすることにより、図3に示すように、画像を形成するための現像位置に配置された現像装置31(A)では、ホッパー部2内のトナーをトナー攪拌部材7により攪拌すると共に、開口部9aを介してバッファ部1にトナーを送り込むことができる。バッファ部1に送り込まれたトナーはバッファ部内トナーと庇状部材にさまたげられて、直接供給ローラ4上に載ることがなく、バッファ部1内のトナーと混合されるので、ホッパー部2からのフレッシュトナーとバッファ部1内の劣化したトナーといったトナー劣化レベルの異なるトナーが不均一に供給ローラ4に供給されることを防止できる。
現像装置31が図3中の白抜き矢印方向に回転する際には、現像装置31(B)の位置では、庇上部材8は自重で開口部9aから離れて開口部9aが開き、ホッパー部2からバッファ部1へトナーが移動する。一方、現像装置31(C)、(D)の位置では庇状部材8が自重により開口部9a側に移動し、開口部9aを塞ぎバッファ部1内のトナーがホッパー部2に戻るのを抑制する。このようにしてホッパー部2とバッファ部1間でトナーが適正に移動し、トナーの循環性が確保される。
上記のように、現像装置31の回転動作時には、前記庇状部材8が開口部9aを仕切る弁として機能し、現像時の現像位置では供給ローラ4にホッパー部2からのトナーが直接かからないよう庇の機能をする。これにより、低濃度印字で長期印刷された場合においても、容量の小さいバッファ部1でのトナー劣化を抑制できると共に、トナー劣化レベルの異なるトナーが直接供給ローラ上に供給されるのを抑制でき、トナー劣化に伴う画像低下を防止することができる。
前記庇状部材8は、弾性部材であれば特に限定されるものではなく、弾性部材として、例えばプラスチック、ゴムまたは金属等を挙げることができる。また、前記庇状部材8に付設する重り8aは、図1に示すように、前記庇状部材8の自由端の前記開口部9a側表面に突出して形成するのがよい。これにより前記庇状部材8が開口部9aを閉じたとき、開口部9aを効果的に塞ぐことができる。前記重り8aの材質としては前記庇状部材8と同じものを用いることができる。
(画像形成装置)
本発明の現像装置31を用いた画像形成装置は、複数の前記現像装置31をそれぞれ回転体の周方向に沿って配設し、選択的に前記現像装置31を感光体に対向する現像位置に回転移動させて現像色を切り替え、前記感光体上の潜像を現像する、所謂ロータリー現像方式の画像形成装置である。このような画像形成装置としては、図2に示すように、感光体13と、帯電部材14と、ロータリー現像装置ユニット16と、レーザスキャニングユニット12と、トナーコンテナ41と、中間転写ベルト17等からなる中間転写ユニットと、定着ユニット19とを備えたカラープリンタが挙げられる。
なお、図2は各構成要素の配置を示すための模式図であり、各部の詳細は省略して示している。また、図2において右側がユーザーが操作する側であり、以下では、図2における装置の右側を手前側、左側を奥側とする。
感光体13は、表面に静電潜像が形成されるものであり、装置のほぼ中央に回転自在に設けられ、その回転軸は装置の手前側から見て横方向に延びるように、すなわち図2の紙面に対して垂直に延びるように設けられている。感光体13の上部には、感光体13の表面を一様に帯電するためのレーザスキャニングユニット12が設けられている。また感光体13の側方には、感光体13の表面に残留したトナーや付着物を清掃するための清掃部材11が設けられている。
ロータリー現像装置ユニット16は、感光体13に形成された静電潜像を各色のトナーによって現像するものであり、感光体13に隣接して、中心が感光体13の中心とほぼ同じ高さ位置になるように設けられている。このロータリー現像装置ユニット16は、回転枠15と、4色のトナーに対応して設けられ回転枠15に支持された4つの前記現像装置31とを有している。回転枠15は、感光体13の回転軸と平行な軸の回りに回転自在な円筒形状であり、モータやギアを含む図示しない駆動機構によって回転させられるようになっている。また、回転枠15は、回転軸の中心から放射状に延びる仕切枠によって円周方向に4等分された4つの区画を有しており、各区画にイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4つのトナー色に対応した現像装置31が配置されている。また、各現像装置31のホッパー部2内にはトナー量を検出する図示しないトナー量検出手段が設けられている。前記トナー量検出手段の検出結果に基づいて現像装置31へのトナー補給を行う。トナー量検出手段としては、光センサーや圧電センサー等を用いることができる。
レーザスキャニングユニット12は、外部のコンピュータ等から送られてきた画像情報に基づいて、感光体13を走査露光するものであり、感光体13の上方で、かつロータリー現像装置ユニット16の回転軸より装置奥側に配置されている。なお、レーザスキャニングユニット12の内部の構成は、従来の構成と同様であり、レーザ光源、ポリゴンミラー、ポリゴンミラー駆動用モータ等を有している。また、レーザスキャニングユニット12のレーザ光路の前方には、反射ミラー21が設けられている。したがって、図2の一点鎖線で示すように、レーザスキャニングユニット12から発射されたレーザ光は、この反射ミラー21によって屈曲し、ロータリー現像装置ユニット16の装置手前側上方を通過し、感光体13の表面に照射されるようになっている。
トナーコンテナ41は、ロータリー現像装置ユニット16の各現像装置31に対して供給するトナーを収容する部分であり、感光体13の上方で、かつレーザスキャニングユニット12と対向する側(装置手前側)に配置されている。このトナーコンテナ41は、横方向(図2の紙面垂直方向)に並べて配置されたイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックのそれぞれの各色のトナーを収容する4つの収容部を有している。
トナー補給パイプ40は、トナーコンテナ41に収容された各色のトナーを、対応する現像装置31に供給するためのものであり、感光体13の上方において、レーザスキャニングユニット12とトナーコンテナ41との間のスペースに配置されている。このトナー補給パイプ40は、上下方向に移動可能であり、トナーコンテナ41の各色のトナーを収容している部分と対応して連結し、各トナー補給パイプ40を上下動させるための駆動機構により駆動される。
中間転写ユニットは、中間転写ベルト17、1対の1次転写ローラ37a,37b、駆動ローラ35、従動ローラ36、バネ38から構成されている。中間転写ベルト17は、感光体13に形成された各色のトナー画像が順次転写されるものであり、感光体13の下方に配置されている。この中間転写ベルト17は、駆動ローラ35とバネ38によって駆動ローラ35から離れる側に付勢された従動ローラ36との間に掛け渡されている。また、中間転写ベルト17の感光体13と対向する部分は、1対の1次転写ローラ37a,37bによって感光体13に当接するように構成されている。
2次転写ローラ18は、中間転写ベルト17に転写された画像を、搬送されてきた用紙に転写するためのものであり、駆動ローラ35の下方に駆動ローラ35と対向するように配置されている。そして、この2次転写ローラ18には、図示しない電圧印加手段によって、用紙に対して、画像転写のためのバイアス電圧が印加されている。
定着ユニット19は、用紙上に転写されたトナーを溶融定着するためのものであり、ロータリー現像装置ユニット3の下方で、かつ装置奥側に配置されている。この定着ユニット19は、ヒータを内蔵する加熱ローラ19aと加熱ローラ19aに圧接する加圧ローラ19bとを有しており、両ローラ間に用紙を挟持して搬送する。
なお、このカラープリンタでは、装置の上部表面に、画像が形成された用紙を載置するための排出部50が形成されている。また、装置の底部には給紙カセット52が配置され、トナーコンテナ41の下方でかつ給紙カセット52の上方には、装置の手前側の側壁を構成するように給紙トレイ65が配置されている。この給紙トレイ65は、下端を中心に回動自在(開閉自在)であり、上端を装置手前側に倒すことが可能である。このようにして給紙トレイ65を開いた状態では、給紙トレイ65上に用紙を載置し、この用紙を装置内部に給紙することが可能である。
次に画像形成動作について簡単に説明する。まず、カラープリンタに電源が投入されると、各種パラメータが初期化され、定着部の温度設定を行うなどの初期設定が実行される。そして、このプリンタに接続されたコンピュータ等から画像データが入力され、印刷開始の指示がなされると、以下のようにして画像形成動作が実行される。なお、この画像形成動作中においては、トナー補給パイプ40は上方の待避位置に移動させられている。
まず、帯電部材である帯電ローラ14によって感光体13が帯電される。その後、この感光体13に対して、レーザスキャニングユニット12により画像データに対応した走査露光が行われ、感光体13には静電潜像が形成される。次に、ロータリー現像装置ユニット16が回転されて、対応する色の現像装置31が感光体13に対向させられる。この状態で、感光体13の静電潜像が対応する色のトナーによって現像される。現像された画像は、中間転写ベルト17に転写される。以上の動作を各色毎に順次繰り返すことによって、中間転写ベルト17上にはフルカラー画像が形成される。感光体13に残留した残留トナー等は、清掃部材11により清掃されて、図示しない廃トナーコンテナに廃棄される。
一方で、給紙カセット52から1枚の用紙が前送りコロ等によって取り出され、この用紙は、中間転写ベルト17上の画像形成にタイミングを合わせて搬送され、2次転写ローラ18に案内される。2次転写ローラ18は中間転写ベルト17に当接し、2次転写ローラ18に印加された転写バイアスにより、中間転写ベルト17上に形成されたフルカラーの画像が用紙に転写される。この用紙は搬送路を介して定着ユニット19に案内され、この定着ユニット19による加熱・加圧によって画像が用紙に定着されて、排出部50に排出される。
現像装置31へのトナー補給は、現像装置31が現像位置に配置された際、ホッパー部2内のトナー量を前記トナー量検出手段で検出し、前記現像装置31を現像位置に配置している間に、トナー量検出手段の検出結果に基づいてトナー補給パイプ40から現像装置31へのトナー補給を行うことができる。
現像装置31に対してトナーを補給する場合は、トナー補給パイプ40を下方に移動させて供給位置に位置させる。すなわち、図示しないモータを駆動すると、ギアを介してトナー補給パイプ40が下方に移動する。一方、トナーコンテナ41からは、トナーが図示しない搬送パイプを介してトナー補給パイプ40側に供給されている。そして、トナー補給パイプ40の先端が現像装置31の図示しない補給口に挿入され、トナー補給パイプ40からトナーが現像装置31のホッパー部2に供給される。トナー補給が終了すると、トナー補給パイプ40は元の位置に戻るために上方に移動する。
本発明によれば、現像装置31にトナー補給パイプ40からトナーを補給する際、ホッパー部2に補給された新トナーとホッパー部2内に存在していた旧トナーとがトナー攪拌部材7により十分に混合され、ホッパー部2からバッファ部1にトナーが供給された際には、上記したように、一旦庇状部材8の上面で跳ね返って分散してバッファ部1内に流入するので、トナーの塊が直接供給ローラ4上に載ることがない。したがって、トナー補給時においても新旧トナーは十分混合され、トナー劣化に伴う画質低下を防止することができる。
(他の実施形態)
本実施形態は、図4に示すように、前記の一実施形態の現像装置31とほぼ同様に構成されているため、前記一実施形態の現像装置と同じ構成の部分については説明を省略し、この実施形態における現像装置31の特徴となる部分について説明する。本実施形態において、前記仕切り壁9のホッパー部2側で開口部9aより下側の位置から上方に向けて仕切り部材10を設けた。すなわち、仕切り部材10は、該仕切り部材10と前記仕切り壁9との間に通路10aが形成され、該通路10aの一端は前記ホッパー部2と、他端は前記開口部9aを介して前記バッファ部1と、それぞれ連通するように設けられた。前記仕切り部材10の高さは、少なくとも開口部9aの上端より高いことが好ましい。これにより、ホッパー部2からのトナーが直接供給ローラ4に到達することをさらに防止することが可能となり、トナー補給カブリをより確実に防止することができる。また、バッファ部1からホッパー部2へのトナーの戻りを抑えることができるので、バッファ部1内の適正なトナー量を確保できる。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
評価機として図2に示すようなロータリー現像方式の画像形成装置を用いて、トナー補給カブリを評価した。
(1)画像形成装置
感光体13の周速:150mm/秒
現像:非磁性一成分現像
現像ローラ3:JIS−A硬度45度、抵抗値1.0×106Ω、表面粗さRa1.0μmのシリコンゴムとウレタンコートからなる弾性ローラ
供給ローラ4:抵抗値1.0×108Ωのウレタンスポンジローラ、現像ローラ3との接触ニップ3mm
規制部材5:0.08mmSUS(ステンレス鋼)箔、規制圧25N/m
シール部材6:導電性のPE(ポリエチレン)フィルムを用い、均一に現像ローラ3に接触するようにウレタンスポンジでバックアップした。
トナー攪拌部材7:回転軸に攪拌羽根7aとして、自由長12mm、厚さ40μmのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムを取り付けた。
庇状部材8:突出長8mm、厚さ50μmのウレタンからなる平板、自由端の前記開口部9a側には重り8aとして、幅2mm、厚さ2mmの樹脂からなる平板を形成した。
仕切り壁9:厚さ1mmのSUS製
開口部9a:幅6mm
仕切り部材10:高さ7mm、厚さ0.2mmのSUSからなる平板、仕切り壁9との距離(通路10a幅)2〜3mm。
(2)絵出し条件
現像装置31内のトナー収容量:45±5g
トナー補給量:トナー収容量の4.4%
現像バイアス電圧Vdc:100V
Duty比:40%
交流電圧Vpp:1.5kV
(評価)
上記画像形成装置の現像装置31にトナーをセットし、上記絵出し条件にて500枚印刷した。次いで、トナーを現像装置31に補給し、上記絵出し条件にてサンプル画像を出力してトナー補給カブリを目視により確認したところ、トナー補給カブリは発生せず、良好な画像が得られた。
本発明の現像装置における一実施形態の一部拡大断面図である。 本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 図2の一部拡大概略図である。 本発明の現像装置における他の実施形態の一部拡大断面図である。 従来の現像装置の一部拡大断面図である。
符号の説明
1 バッファ部(トナー供給部)
2 ホッパー部(トナー収容部)
3 現像ローラ
4 供給ローラ
5 規制部材
6 シール部材
7 トナー攪拌部材
7a攪拌羽根
8 庇状部材
9 仕切り壁
9a開口部
10 仕切り部材
12 レーザースキャニングユニット
13 感光体
14 帯電部材
16 ロータリー現像装置ユニット
17 中間転写ベルト
19 定着ユニット
31 現像装置
40 トナー補給パイプ
41 トナーコンテナ

Claims (3)

  1. 回転体の周方向に沿って配設され、静電潜像担持体に対向する現像位置に前記回転体を選択的に回転移動させて前記静電潜像担持体上の潜像を現像する現像装置であって、
    トナーが補給され内部にトナー攪拌部材が設けられたトナー収容室と、供給ローラおよび現像ローラが設けられたトナー供給室の2室からなり、該2室は開口部を有する仕切り壁により仕切られ、前記開口部は前記供給ローラの軸心より上側に設けられ、前記仕切り壁のトナー供給室側で前記開口部の下側に庇状部材の一端を固定し、他端を自由端として可動するよう設け
    前記庇状部材の自由端に重りを取付け、前記現像装置の回転に伴って自重で可動し、前記開口部を開閉し開状態において前記供給ローラ上面を庇状に覆うように構成したことを特徴とする現像装置。
  2. 前記仕切り壁の前記トナー収容室側で前記開口部より下側から上方に向けて仕切り部材が立設され、前記仕切り部材と前記仕切り壁との間隙を通路とし、該通路の一端が前記トナー収容室と、他端が前記開口部を介して前記トナー供給室と、それぞれ連通していることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の現像装置を各色ごとに複数備え、前記各現像装置を回転体の周方向に沿って配設し、前記現像装置を静電潜像担持体に対向する現像位置に前記回転体を選択的に回転移動させて現像色を切り替え、前記静電潜像担持体上の潜像を現像することを特徴とする画像形成装置。
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