JP5244376B2 - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、トナーの追加補給が可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
複写機やプリンタなどに設けられている画像形成装置には、現像装置が装着されている。現像装置は、トナー収容室や現像ローラ等が1つの筐体内に収納されており、トナーを消耗したときには、現像装置を廃棄し、新たな現像装置を購入して画像形成装置に装着していた。しかし、近年の環境意識の高まりから、従来は使い捨てであった現像装置にトナーを追加補給可能な長寿命の現像装置の必要性が高まってきている。
現像装置にトナーの追加補給するとき、追加補給したトナーをトナー収容室内に残されているトナーと十分に混ぜながら、印刷する用紙の幅方向(長手方向)に均一に分散させる必要がある。大型の現像装置であれば、トナー収容室内に撹拌スクリューを内蔵して、トナーを均一に分散させることは可能であるが、小型の現像装置内に撹拌スクリューを内蔵させることは困難である。特に、最近では、省スペースなどの要求から現像装置の小型化が進んできており、追加補給したトナーを長手方向に均一に分散させるのが困難になってきている。
そこで、特許文献1では、撹拌スクリューに代えて、複数の開口を形成したトナー撹拌シートを回転軸に取り付け、トナー収容室内で回転させることでトナーを均一に分散させている。
また、特許文献2では、回転方向に対して傾いた縁を有し、軸方向に長孔を有する矩形状の撹拌シートを回転させてトナーを撹拌する撹拌パドルをトナー収容室に設けて、トナーを均一に分散させている。
しかしながら、現像装置のさらなる小型化が進むと、上述した従来技術では、トナー収容室の内壁と撹拌シートによるストレスが増加するので、トナー収容室内の長手方向に撹拌シートの寸法バラツキが僅かでもあると、その長手方向でトナー堆積面の高さが一様にならない。この状態で、トナー収容室のトナーの残量を検知すると、そのトナー残量検知センサが配される位置によって、トナー堆積面の高さが異なることになり、正確なトナー残量を検知することができないという問題があった。
特開2001-100500号公報(段落[0066]〜[0068]、図1) 特開平11−311895号公報(段落[0005]、図2)
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、トナーの追加補給が可能な小型の現像装置であっても、トナーがトナー収容部内に均一に分散される現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、長手方向に延在しトナーが収容されるトナー収容部と、トナーを像担持体に供給するトナー供給部と、前記トナー収容部と前記トナー供給部とを仕切る仕切り部と、回転可能な軸部の半径方向に突出して保持されるとともに長手方向に延在して前記トナー収容部内のトナーを撹拌する撹拌シートとを備える現像装置において、前記仕切り部は前記トナー収容部側に突出する突起部を備え、前記撹拌シートは、弾性力を有し、該弾性力に抗して前記仕切り部と前記突起部に順次接触しながら回転して、前記突起部で離間することを特徴としている。
この構成によれば、撹拌シートは、仕切り部に接触しながら回転すると、弓なりに撓むとともにトナーを撹拌シート上に担持する。撹拌シートは、さらに回転して、突起部に接触する位置に至ると、最も大きく撓み、次に、突起部から離間すると、弓なりに曲がった形状から平坦形状に弾かれて、撹拌シート上に担持されたトナーがトナー収容部の上側に跳ね上げられる。跳ね上げられたトナーは、トナー収容部内に堆積されたトナー上に落下する。
また、請求項2の発明において、前記仕切り部は、前記トナー収容部と前記トナー供給部との間のトナーの行き来を制限する開口と、前記開口を開閉自在とする開閉弁とを備え、前記突起部は、前記開閉弁の近傍に設けられることを特徴としている。この構成によれば、撹拌シートは、仕切り部に接触しながら回転して、突起部に接触する位置からさらに回転すると、仕切り部から離間するので、撹拌シートが開閉弁に接触することがない。
また、本発明は、上記の構成の現像装置が搭載された画像形成装置である。
請求項1に記載の発明によれば、撹拌シートは、仕切り部に接触しながら回転すると、弓なりに撓むとともにトナーを撹拌シート上に担持する。撹拌シートは、さらに回転して、突起部に接触する位置に至ると、最も大きく撓み、次に、突起部から離間すると、弓なりに曲がった形状から平坦形状に弾かれて、撹拌シート上に担持されたトナーがトナー収容部の上側に跳ね上げられる。跳ね上げられたトナーは、トナー収容部内に堆積されたトナー上に万遍なく落下し、長手方向に分散される。このことによって、トナー補給装置から補給されたトナーがトナー収容部内に残存するトナーと撹拌されながら、トナー収容部内のトナー堆積高さを長手方向に均一にすることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、撹拌シートは、仕切り部に接触しながら回転して、突起部に接触する位置からさらに回転すると、仕切り部から離間するので、撹拌シートが開閉弁に接触することがないので、撹拌シートが開閉弁の開閉を妨げるおそれがない。
また、請求項3に記載の発明によると、上記記載の現像装置を備えるようにすれば、トナーの追加補給が可能な小型の現像装置であっても、トナーがトナー収容部内の長手方向に均一に分散される画像形成装置にすることができる。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。本発明の実施形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態である画像形成装置を概略的に示す模式断面図である。図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成部41、トナー補給装置42、中間転写部43、給紙部25、用紙搬送部26、2次転写部44及び定着装置27等から構成される。
画像形成部41は、像担持体としての感光体ドラム11と、帯電ローラ13と、ロータリー式現像ユニット14と、レーザユニット12等を備える。
感光体ドラム11は、像担持体として表面に静電潜像が形成されるものであり、画像形成装置10のほぼ中央で回転駆動される。又、感光体ドラム11は、アモルファスシリコンやOPC感光体等の感光層を有するように形成される。
帯電ローラ13は、感光体ドラム11の上部に設けられる。又、帯電ローラ13は、感光体ドラム11の表面を一様に帯電させるため、感光体ドラム11と接しており、回転可能に支持される。
ロータリー式現像ユニット14は、感光体ドラム11に形成された静電潜像を各色のトナーによって現像するためのものであり、感光体ドラム11の左側方に隣接して設けられる。又、ロータリー式現像ユニット14は、ロータリーラック15と、ロータリーラック39に支持された4つの現像装置14a(ブラック)、14b(イエロー)、14c(シアン)、14d(マゼンタ)とを有し、回転軸Oを中心として回転自在な円筒形状である。
ロータリーラック39は、回転軸Oの中心から放射状に延びる仕切り枠によって円周方向に4等分された4つの区画を有している。各区画には、ブラック、イエロー、シアン及びマゼンタの4つのトナー色に対応した現像装置14a、14b、14c、14dが配置され、各現像装置14a、14b、14c、14dはそれぞれ同様の構成である。そして、ロータリー式現像ユニット14が回転すると、各現像装置14a、14b、14c、14dの現像ローラ17が、感光体ドラム11に所定の隙間を有しつつ対向する。尚、各現像装置14a、14b、14c、14dの詳細な構成については、後述する。
レーザユニット12は、感光体ドラム11を走査露光するためのものであり、ロータリー式現像ユニット14の上方に設けられる。コンピュータ等からの画像情報に基づいて、レーザユニット12からはレーザ光が出力され、レーザ光は反射ミラーを介して感光体ドラム11の表面に照射される。尚、レーザユニット12は、その内部の構成として、レーザ光源、ポリゴンミラー及びポリゴンミラー駆動用モータ等を有している(不図示)。
トナー補給装置44は、トナーコンテナ34及びトナー補給部材33等から構成される。トナーコンテナ34は、感光体ドラム11及び中間転写ベルト20の上方に設けられ、各色のトナーに対応して、図1の紙面垂直方向に並べて4つ配置されている。各トナーコンテナ34はロータリー式現像ユニット14の各現像装置14a、14b、14c、14dに対して補給するトナーを収納する部分である。即ち、各トナーコンテナ34は、それぞれ、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタのいずれかの色のトナーを収容する。尚、トナーコンテナ34は、図1では、1つのトナーコンテナ34以外は不可視となっている。
トナー補給部材33は、感光体ドラム11の上方において、レーザユニット12とトナーコンテナ34との間のスペースに配置されていて、上下動可能に構成され、各色に対応して4本設けられる。各トナー補給部材33は、対応するトナーコンテナ34とパイプやホース等で接続され、トナーコンテナ34に収容された各色のトナーを対応する各現像装置14a、14b、14c、14dに補給する。
中間転写部43は、感光体ドラム11に形成された各色のトナー像が転写される中間転写ベルト20と、中間転写ベルト20を張架し回転駆動させるための駆動ローラ22と、テンションローラ23と、感光体ドラム11と中間転写ベルト20を介して対向する1次転写ローラ21と、1次転写ローラ21の近傍に設けられた従動ローラと、中間転写ベルト20を清掃するためのベルトクリーニング装置等から構成されている。各ローラに張架された中間転写ベルト20は、回転して感光体ドラム11と1次転写ローラ21のニップを通過し、各色のトナー像が重ねられ1次転写されて、この重ねられたトナー像は後に2次転写部44で用紙に転写される。
給紙部25は、画像形成装置10の底部に設けられ、載置された用紙を1枚ずつピックアップローラにより用紙搬送部26に送り出す。用紙搬送部26は、給紙部25から2次転写部44、定着装置27を経て、矢印で示す用紙搬送路28に案内し、画像形成済みの用紙を装置外に排出する。
2次転写部44は、2次転写ローラ24及び駆動ローラ22等から構成される。2次転写ローラ24は、中間転写ベルト20に転写されたトナー像を、2次転写ローラ24と中間転写ベルト20の間に挟まれるように搬送される用紙に転写する。
定着装置27は、用紙に転写されたトナーを溶融定着させるためのものであり、用紙搬送路28の途中にあって、ロータリー式現像ユニット14の下方に設けられる。この定着装置27はヒータを内蔵する加熱ローラとこれに圧接する加圧ローラとを有し、両ローラ間でトナーは加熱・加圧され用紙に定着される。
次に、画像形成動作について説明する。この画像形成装置10は、入力された画像情報に基づき、以下のように画像形成動作を実行する。
まず、帯電ローラ13により感光体ドラム11が帯電される。この感光体ドラム11に対して、画像情報に従い、レーザユニット12が感光体ドラム11の表面の走査露光を行い、感光体ドラム11には静電潜像が形成される。次に、ロータリー式現像ユニット14が図1中の反時計方向に回転され、対応する色の現像装置14のいずれかが感光体ドラム11に対向する。この状態で、現像装置14からトナーが感光体ドラム11に供給されて、感光体ドラム11の静電潜像が現像される。現像されたトナー像は、中間転写ベルト20に転写される。感光体ドラム11上に転写後に残留したトナー等は、ドラムクリーニング装置により清掃される。以上の動作を各色順次繰り返し、中間転写ベルト20上にはフルカラーのトナー像が形成される。
一方で、給紙部25において、1枚の用紙がピックアップローラにより取り出され、次に、中間転写ベルト20上のトナー像の形成にタイミングを合わせて、用紙が2次転写部44に搬送される。2次転写ローラ24は、中間転写ベルト20に当接しつつ所定の電圧が印加され、中間転写ベルト20上のトナー像が用紙に転写される。この用紙が定着装置27に搬送されて、定着装置27によりトナー像を定着され、装置外に排出される。
次に、ロータリー式現像ユニット14に支持される各現像装置14a、14b、14c、14dについて、図2を参照しつつ説明する。ここで、各現像装置14a、14b、14c、14dの有する構成は同様であるから、以下、現像装置14aについて説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る現像装置14aの概略構成を示す断面図である。現像装置14aは、枠体15、仕切り部15c、開閉弁15f、現像ローラ17、供給ローラ16、規制部材31及び撹拌部材30等により構成される。
枠体15は、現像装置14aの外殻を構成し、仕切り部15cによりトナー収容部15a及びトナー供給部15bに仕切られる。トナー収容部15aには、現像装置14aの長手方向に延びて撹拌部材30が備え付けられ、トナー供給部15bには、長手方向に延びて供給ローラ16、現像ローラ17、規制部材31が備え付けられる。
枠体15の上壁には、トナー補給口35が設けられる。トナー補給口35は、トナー補給装置42(図1参照)からトナーの補給を受けるものであり、ゴム等の伸縮体で十字状のスリットを形成している。トナー補給部材33(図1参照)がトナー補給口35に差し込まれると、スリットが拡張し、トナー補給部材33のトナーがトナー収容部15aに補給される。
仕切り部15cは、例えば厚み0.5mmのステンレス等の金属製板材により、供給ローラ16に近接する枠体15の下壁から、供給ローラ16と空隙を有して断面円弧状に形成され、さらに上壁に向けて断面平坦に形成されて、枠体15に固定保持される。仕切り部15cには、第2開口部15eがトナー収容部15aの下方で供給ローラ16の近傍に設けられ、第1開口部15dが第2開口部15eの上方に設けられる。第2開口部15eは、トナー収容部15aからトナーをトナー供給部15bに送り込むために、長手方向に形成された複数の開口である。第1開口部15dには、開閉弁15fが例えば厚み50μmのPET樹脂フィルムで形成され、トナー収容部15a側において第1開口部15dの上方で接着固定される。開閉弁15fは、第1開口部15dを開閉自在とし、トナー供給部15b内のトナーが過充填になると開かれて、トナーをトナー供給部15bから第1開口部15dを通じてトナー収容部15aに戻す。このことにより、トナー供給部15b内におけるトナーの過充填を防止している。
現像ローラ17は、一部が枠体15から露出し、感光体ドラム11(図1参照)に一定の隙間を有しつつ、対向配置され、回転すると、感光体ドラム11に対しトナーを供給する。また、現像ローラ17は、JIS−A硬度40度、抵抗値1E+6Ω、表面粗さRa1.0μmの弾性ローラを用いている。尚、現像ローラ17と枠体15の間には、トナーの漏れ出し防止のためシール部材32が設けられる。シール部材32は、導電性の高分子量ポリエチレンフイルムを用い、発泡体を介して現像ローラ17に均一に接触している。
供給ローラ16は、現像ローラ17にトナーを供給するため、現像ローラ17と仕切り部15cの間に現像ローラ17に設けられる。供給ローラ16は、回転可能であり、現像ローラ17の回転軸と平行になるように支持される。また、供給ローラ16は、抵抗値1E+5Ωのウレタンスポンジローラを用いて、現像ローラ17との接触ニップが3mmになるようにしている。
規制部材31は、現像ローラ17に当接し、現像ローラ17が回転すると、現像ローラ17上にトナーの薄層を形成するためのものであり、更に、トナーを摩擦により帯電させる機能も有する。また、規制部材31は、厚さ0.08mmのステンレス材等を長手方向にフィルム状に形成され、その一端部が25N/mの規制圧で現像ローラ17に当接して、その他端部が枠体15に固定保持される。
撹拌部材30は、供給ローラ16及び現像ローラ17と回転軸が平行かつ並列して設けられ、トナー収容部15a内のトナーを撹拌して、長手方向に搬送するためのものであり、回転軸としての軸部30a及び撹拌シート30b等により構成される。
軸部30aは、トナー収容部15a内の長手方向に回転可能に架け渡され、その端部でギア、モータ(不図示)と接続されて、モータにより回転駆動される。
撹拌シート30bは、例えば厚み125μmのPETのような可撓性を有する樹脂シートで形成され、長手方向に長く延びる矩形形状をしている。撹拌シート30bの一端が軸部30aに接着等により固定支持され、その他端が長手方向に平行な開放端になっている。軸部30aが図2の矢印方向に回転すると、撹拌シート30bは、撹拌したトナーをトナー収容部15aから第2の開口15eを通じてトナー供給部15bに送り込むとともに、トナーをトナー収容部15aの上側に跳ね上げて長手方向に分散させる。
撹拌シート30bによるトナーの跳ね上げと分散について、図3を用いて詳細に説明する。図3は、トナー収容部を示す断面図である。
撹拌シート30bの開放端30cが軸部30aの回転中心から仕切り部15cまでの距離を越える位置にくるように、撹拌シート30bが軸部30aに取り付けられている。従って、撹拌シート30bが仕切り部15cの断面円弧状部側に位置するときには、図3の位置L1に示すように、撹拌シート30bの開放端30cは、仕切り部15cに接触している。仕切り部15cには、トナー収容部15a側に突出する突起部15gが第1開口部15dの下方の断面円弧状部に長手方向に延在して設けられている。撹拌シート30bは、この突起部15gに接触すると、図3の位置L2に示すように、弓なりに大きく撓むことになる。
このため、撹拌部材30が図3の矢印方向に回転して、撹拌シート30bが位置L1にあるときには、開放端30cが仕切り部15cに接触し、撹拌シート30bの有する弾性力により、撹拌シート30bが弓なりに撓むとともに、トナーが撹拌シート30b上に担持される。撹拌部材30がさらに回転して、開放端30cが突起部15gに接触する位置L2に至ると、最も大きく撓むことになり、次に、開放端30cが突起部15gから離間すると、撹拌シート30bは、その弾性力により、弓なりに曲がった形状から平坦形状に弾かれて(図3の位置L3)、撹拌シート30b上に担持されたトナーがトナー収容部15aの上側に跳ね上げられる。跳ね上げられたトナーは、トナー収容部15a内に堆積されたトナー上に落下し、長手方向に分散される。この一連の撹拌部材30の回転を繰り返すことにより、トナー補給口35から補給されたトナーがトナー収容部15a内に残存トナーと撹拌されながら、トナー収容部15a内のトナー堆積高さが長手方向に均一になるので、トナー補給口35から補給されたトナーがトナー補給口35の近傍の下方に偏って高く堆積することがない。尚、突起部15gは、プレス成形により仕切り部15cと一体に形成しているが、これに替えて、突起部15gを合成樹脂等により形成して、仕切り部15cに接着して設けてもよい。
撹拌されたトナーは、トナー収容部15aから第2の開口15eを通じてトナー供給部15bに送り込まれる。ここで、第2開口部15eが供給ローラ16の下方に設けられているから、第2開口部15eを通ってトナー供給部15bに供給されたトナーが直ちに規制部材31に至ることがなく、画像かぶりなどの画質不良が生じることがない。
第2開口部15eからトナー供給部15bにトナーが供給されて、トナー供給部15b内のトナー量が多くなり過ぎると、トナー粉圧によって開閉弁15fがトナー収容部15a側に押され、第1開口部15dが開いて、余分なトナーがトナー供給部15b側からトナー収容部15aに戻される。これによって、トナー供給部15b内におけるトナー過充填が防止され、トナー充填によるトナー循環の不良が解消される。つまり、トナー供給部15b内でトナーが滞留することがなく、その結果、供給ローラ16の回転負荷が大きくなることがなくなって、現像ローラ17にトナーを安定して供給できるばかりでなく、トナーに帯電不良が生じることがなく、画像かぶりなどの画質不良を回避できる。
上記実施形態によれば、現像装置14aは、長手方向に延在しトナーが収容されるトナー収容部15aと、トナーを感光体ドラム11に供給するトナー供給部15bと、トナー収容部15aとトナー供給部15bとを仕切る仕切り部15cと、回転可能な軸部30aの半径方向に突出して保持されるとともに長手方向に延在してトナー収容部15a内のトナーを撹拌する撹拌シート30bとを備える。仕切り部15cはトナー収容部15a側に突出する突起部15gを備え、撹拌シート30bは、弾性力を有し、この弾性力に抗して仕切り部15cと突起部15gに順次接触しながら回転して、突起部15gで離間する。
この構成によれば、撹拌シート30bは仕切り部15cに接触しながら回転すると、弓なりに撓むとともにトナーを撹拌シート30b上に担持する。撹拌シート30bは、さらに回転して、突起部15gに接触する位置に至ると、最も大きく撓み、次に、突起部15gから離間すると、弓なりに曲がった形状から平坦形状に弾かれて、撹拌シート30b上に担持されたトナーがトナー収容部15aの上側に跳ね上げられる。跳ね上げられたトナーは、トナー収容部15a内に堆積されたトナー上に万遍なく落下し、長手方向に分散される。このことによって、トナー補給口35から補給されたトナーがトナー収容部15a内に残存するトナーと撹拌されながら、トナー収容部15a内のトナー堆積高さを長手方向に均一にすることができる。
また、上記実施形態によれば、仕切り部15cは、トナー収容部15aとトナー供給部15bとの間のトナーの行き来を制限する第1開口部15dと、この第1開口部15dを開閉自在とする開閉弁15fとを備え、突起部15gは、開閉弁15fの近傍に設けられる。このことによって、撹拌シート30bは、仕切り部15cに接触しながら回転して、突起部15gに接触する位置からさらに回転すると、仕切り部15cから離間するので、撹拌シート30bが開閉弁15fに接触することがないために、撹拌シート30bが開閉弁15fの開閉を妨げるおそれがない。
本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に、トナーの追加補給が可能な現像装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
は、本発明の実施形態である画像形成装置を概略的に示す断面図である。 は、本発明の実施形態である現像装置を示す断面図である。 は、本発明の実施形態である現像装置のトナー収容部を示す断面図である。
符号の説明
10 画像形成装置
11 感光体ドラム
14 ロータリー式現像ユニット
14a〜14d 現像装置
15 枠体
15a トナー収容部
15b トナー供給部
15c 仕切り部
15d 第1開口部
15e 第2開口部
15f 開閉弁
15g 突起部
16 供給ローラ
17 現像ローラ
30 撹拌部材
30a 軸部
30b 撹拌シート
31 規制部材
32 シール部材
33 トナー補給部材
34 トナーコンテナ
35 トナー補給口

Claims (3)

  1. 長手方向に延在しトナーが収容されるトナー収容部と、トナーを像担持体に供給するトナー供給部と、前記トナー収容部と前記トナー供給部とを仕切る仕切り部と、回転可能な軸部の半径方向に突出して保持されるとともに長手方向に延在して前記トナー収容部内のトナーを撹拌する撹拌シートとを備える現像装置において、
    前記トナー収容部には、トナー補給装置からトナーの補給を受けるトナー補給口が設けられ、
    前記トナー補給口は前記トナー収容部の前記撹拌シートに対して上側に形成され、
    前記仕切り部は前記トナー収容部側に突出する突起部を備え、前記撹拌シートは、弾性力を有し、該弾性力に抗して前記仕切り部から前記突起部に順次接触しながら前記トナー収容部内を下側から上側に回転して、前記突起部で離間することを特徴とする現像装置。
  2. 前記仕切り部は、前記トナー収容部と前記トナー供給部との間のトナーの行き来を制限する開口と、前記開口を開閉自在とする開閉弁とを備え、前記突起部は、前記開閉弁の近傍に設けられることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の現像装置が搭載された画像形成装置。
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